2 : ×365[] - 2013/09/30 21:11:03.11 xgECuJx60 1/52

マミ「それじゃ契約書をよく読んでおいてね。納得できたら明日、サインをもらうから」

まどか「わかりました」

さやか「大げさだなー」


魔法少女になり、マミさんに弟子入りすることになった、わたしとさやかちゃん。


まどか「どう思う?契約書のこと」

さやか「アレだよほら、マミさんってぼっちじゃん。だからあたしたちと一緒にいられるように、ってやつじゃない?」

まどか「あははっ、そんなこと言っちゃ悪いよぉ」


ずっと一人で戦ってきたマミさん。


わたしたちがQBと契約したとき、ホントに嬉しそうだったなぁ。


まどか「でも、一度ママに相談してみようかな?」

さやか「やめた方がいいよ。魔法少女になりましたーなんて言ったら、ぶん殴られるか病院行きだって」

まどか「うーん…」


契約書には卒業まではマミさんの指示に必ず従うこと、命の保証はないこと、契約の破棄はできないこと、等が書かれていました。


さやか「当然といえば当然でしょ。TVで見るような甘い話じゃないからね」

まどか「さやかちゃんは怖くないの?」

さやか「怖くないって言えば嘘になるけど、人知れず正義のために戦うって、カッコいいと思わない?」


わたしは、マミさんに助けてもらった時のことを思い出す。


なんにもできないわたしが、あんな風になれたら……


それはとっても嬉しいなって、思ってしまうのでした。

元スレ
【まどマギ】マミさんの魔法少女教室
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380542970/

3 : ×365[] - 2013/09/30 21:12:17.47 xgECuJx60 2/52

翌日、マミさんのマンションに集まったわたしたち。


でもそこには、意外な人物も揃っていたのです。


ほむら「………」

杏子「あーあ、なんであたしまで…」

マミ「来てくれてありがとう」


魔法少女としては、ベテランのはずの杏子ちゃんとほむらちゃん。


今さら弟子入りなんて、必要ないと思うんだけど。


マミ「みんな、サインをお願いね」

さやか「はーい」

杏子「寝床に三食おやつ付きは間違いないだろうな?」

マミ「ええ、約束するわ」


あ、そういうことか。


マミ「契約は成立よ。卒業までの間、よろしくね」

ほむら「わかったわ」

まどか「マミさん、よろしくお願いします」

マミ「………」


マミさんは突然、わたしを睨みつける。何かおかしなこと言っちゃったかな?

4 : ×365[] - 2013/09/30 21:13:30.19 xgECuJx60 3/52

杏子「なあマミ、卒業ってなんだ?」

マミ「…無論、一ヵ月後に来るワルプルギスの夜を倒すことだ」

杏子「へぇ、なるほどねー」


あれ?マミさんの雰囲気が変わってる……杏子ちゃん気付いてないの?


マミ「いいか貴様ら、これからの訓練は遊びではない!話しかけられた時以外は口を開くな!」

さやか「なっ…!」

まどか「マ、マミさん?」

マミ「もう一つ、口からクソを垂れる前と後にマムを付けろ!わかったかウジムシども!」

杏子「何が…どうなってやがる」


マミさんのあまりの豹変ぶりに、わたしたちは唖然とするしかありませんでした。


さやか「その言い方は……ちょっとひどいと思う」

まどか「マミさん、どうしちゃったの?」


だけど、それに答えたのは一発の銃声。


マミさんの放った弾丸が、わたしとさやかちゃんの間をかすめていったのです。


まどか「あわわわ…」

さやか「あ、危ないじゃない!」


マミさんはさやかちゃんの胸ぐらを掴み、マスケット銃の先を頬に押し付ける。


さやか「熱っ!」

マミ「もう一度だけ言ってやる。勝手にクソを垂れるな!マムを付けろ!」

さやか「あ、あい…まむ」


すごい迫力……マミさんはさやかちゃんを放り投げ、さらに言葉を続けます。


マミ「いいか、魔法少女に抱いてた夢や幻想、それらは全てドブに捨てろ。これから貴様らを待つのは、血と泥とクソにまみれた戦いの日々だ」

ほむら「了解よ、マム」

まどか「そ、そんな…」


こんなの絶対おかしいよ。

5 : ×365[] - 2013/09/30 21:14:43.29 xgECuJx60 4/52

杏子「あたしはごめんだぜ。やってられるかってーの」

マミ「貴様らに渡した契約書は、ただの紙切れではない。魔力を込めた強制力を持つものだ」

杏子「なんだと…」

マミ「土壇場で手のひら返すバカどもがいるせいでな。だが、考える時間は十分に与えたはずだ」


やっぱり、ママに相談するべきだった。


杏子「ふざけんじゃねえ!テメェそれでも…!」


全てを言い終わる前に、マミさんの回し蹴りが杏子ちゃんに決まる。


わたしでもよけられそうなのに、まともにくらったあたり、強制力というのは本当みたい。


マミ「理解したか?」

杏子「ぐっ…テメェ、覚えてろよ」

マミ「その意気だ。そうでなくてはこの先、生き残ることはできないからな」


怖いよ……嫌だよ……


マミ「今から少しだけ時間をやる。その間にパパやママにお別れを告げて、自分の愚かさを呪うといい」

まどか「もしもしママ!助けて!」


わたしは速攻で、電話をかけて助けを求めました。


―バカが…なんで事前に相談しなかったんだ!

まどか「だって……まさかこんなことになるなんて…」

―引っかかる奴は大抵そう言うんだよ。契約書がある以上、どうしようもない。

まどか「何言ってるのよママ!助けてよ!」

―あんたはいい子に育ってくれた……覚悟決めな。

まどか「みんな騙されてたの!信じてたのに裏切られたの!」

―まどか、生きて再び会える日を待ってるよ…

まどか「待ってよ!わたし死んじゃうよ!ママ…?ママぁぁっ!」


ママがわたしを見捨てるはずがない。これも契約書の力なの?


6 : ×365[] - 2013/09/30 21:16:57.02 xgECuJx60 5/52

さやか「まどかもダメだったか…」

まどか「ひどいよ……あんまりだよ……」

杏子「やれやれ、こんなのが魔法少女とはねー。確かにこれじゃすぐにでもあの世逝きだな」

マミ「お別れは済んだか?ならばSGを出せ。貴様らに現実を教えてやろう」

さやか「全く、なんだって…ぶっ!」


呟いたさやかちゃんは、マスケット銃で横殴りの制裁を受けてしまいます。


マミ「無駄口叩くな!さっさと小汚い尻子玉を出せ!」

まどか「イエスマム!」


マミさんの前に並べられる、わたしたちのSG。


マミ「佐倉、SGとはなんだ?言ってみろ!」

杏子「アイ、マム!契約の証であり、魔力の源でありますマム!」

マミ「暁美、貴様はどうだ?」

ほむら「魂そのものでありますマム」

マミ「よろしい。正しく認識しているようだな」


魂……なにそれ?わたし初耳だよ。


杏子「ど、どういう意味でありますか?マム!」

マミ「今見せてやる。QB!コイツを持って100mダッシュしろ!」

QB「アイ、マム!」

さやか「ちょ、あたしのSG…」


状況が掴めず、オロオロするわたしたちを置いて、話は進んでいきます。


杏子ちゃんも完全に、マミさんのノリに合わせちゃってるし…


7 : ×365[] - 2013/09/30 21:19:41.38 xgECuJx60 6/52

さやか「……ふぅっ」

まどか「さやかちゃん?」


突然、倒れてしまうさやかちゃん。何が起こったの!?


杏子「どういうことですか!コイツ、くたばってやがりますマム!」

マミ「見ての通りだ、SGは貴様らクズどもの命。それが100m以上離れれば、死ぬしかないじゃない」

まどか「さやかちゃんしっかりして!マミさんお願い、さやかちゃんを死なせないで!」


わたしはマミさんに訴えてみるが、マスケット銃はわたしに向けられます。


まどか「マム、さやかちゃんを助けてくださいマム」

マミ「慌てなくてもいい。QB、さっさと戻って来い」

杏子「あたしたちの魂はSGの中に……それじゃこの身体はゾンビのようなものじゃねーか……」

ほむら「戦いにおいては便利よ。SGのおかげで痛みをほとんど感じることもないわ」


あまりのことに言葉を失うわたしと杏子ちゃん。ほむらちゃんも知っていたの…?


さやか「……はっ!」

まどか「さやかちゃん!」


QBがSGを元に戻すと、息を吹き返すさやかちゃん。


マミ「わかったな?SGはただのクソ溜めではない。死んでも手放すな」

杏子「畜生、マジかよ…」

まどか「こんなのってないよ…」

さやか「恭介……もうあたし、抱きしめてなんて言えない…」

マミ「返事はどうしたクソッタレども!」


「アイ、マム!」

8 : ×365[] - 2013/09/30 21:21:48.48 xgECuJx60 7/52

マミ「よし、では次だ。鹿目、GSとはなんだ?言ってみろ」

まどか「えっと、魔女が落とす卵みたいなもので、SGの穢れを取ってくれる大事なアイテムです……マム」

マミ「………」


マミさんは無言でわたしの前に立つ。答え間違ってないよね?


マミ「ティロ・フィナーレ!」

まどか「ぶはっ!」


マミさんの容赦ないビンタがわたしを襲う。


マミ「ふざけるな!大声を出せ!ケツに突っ込まれたいか!」

まどか「マ、マミさん痛いです…」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

まどか「へぶっ!」


返し刃が反対の頬にヒットする。もう帰りたい…


マミ「暁美!」

ほむら「GSは穢れを溜め、絶望した魔法少女の成れの果て。SGからGSに相転移する際に発生するエネルギーこそがQBの目的ですマム」

杏子「待てよおい、SGがGSになるだと!?それじゃ魔女の正体…ぐぇっ!」

マミ「口を挟むなアホゥ!」


待ってよ……QBは契約の時にそんなこと言ってくれなかったよ?


QB「聞かれなかったからね。メリットばかりの契約なんてあるわけないじゃないか」

ほむら「あなたは黙ってなさい」


もうなにもかもが信じられない……わたしはこれからどうすればいいの?

9 : ×365[] - 2013/09/30 21:23:44.14 xgECuJx60 8/52

マミ「いいかヒヨッ子ども、いずれはみんな魔女になる。しかし、効率よく戦えば魔女化など恐れることはない!そのために魔力を温存する術を私が伝授してやる!」

さやか「あたし、今すぐにでも魔女になりそう…」

ほむら「ならば今すぐ殺してあげるわ、美樹さやか」

さやか「わわっ!冗談よ冗談!」


次々と明るみになる真実。ショックが大きすぎてQBを殴る気力もない。


マミ「わかったな?QBに騙された時点で貴様らはもはや人間ではない!クソの寄せ集めだ!」

さやか「あの優しいマミさんはどこ行っちゃったの…」

杏子「こんな話聞かされたらおかしくもなるって」

マミ「我々に残された道はただ一つ、魔女を狩って狩って狩りまくり、円環の理に導かれることだ!」

さやか「あ、やっぱマミさんだ」

まどか「だよねー」


いきなり夢も希望もなくしたわたしたち。


マミさんだけが、最後に残った道標……


マミ「まずは足腰の鍛錬!全員、荷物を担いで30km行軍!」

杏子「既にくじけそうでありますマム!」


こうして、地獄のマミーズブートキャンプが始まったのでした。


10 : ×365[] - 2013/09/30 21:25:16.94 xgECuJx60 9/52

街の人の冷たい視線を浴びながら、一路、山を目指して歩いて行くわたしたち。


行軍を終え、テントを設営した頃には、あたりはすっかり暗くなっていました。


杏子「腹減ったぁ…」

マミ「待たせたな、エサの時間だ」


マミさんは、袋に入った食事をみんなに配っていきます。


さやか「何これ……ゼリー食に缶詰?」

杏子「ミリメシなんざ、食った気にならないぜマム!」

マミ「栄養バランスを考えた最高の贅沢だ。明日からは現地調達になる。今のうちによく味わっておけ」

杏子「マム、おやつは?今日の分はまだもらってねーぞ」

マミ「ほらよ」

まどか「ビスケット2枚…」

杏子「あたし、もうダメだ…」

さやか「杏子、しっかり!」


マミさんとの約束。間違っちゃいないんだけど、杏子ちゃんには辛いよね…


マミ「食い終わった者から就寝しろ!明日は五時起き、寝坊は懲罰だ!」


くたくたになっていたわたしたちは、早々に寝袋の中へもぐり込みます。


まどか「なんでこんなことになっちゃったんだろ…」


本来ならマミさん、さやかちゃんと一緒に、颯爽と戦っているはずなのに。

11 : ×365[] - 2013/09/30 21:26:24.34 xgECuJx60 10/52

ほむら「あなたの未来のためよ、鹿目まどか」

まどか「ほむらちゃんは……全部知ってたの?」

ほむら「ええ、巴マミをそう仕向けたのは私だもの」

さやか「なんだって!?」


ほむらちゃんが?一体どういうことなの?


ほむら「私の忠告を聞き入れないあなたを救うには……全てを話し、力を借りるしかなかったの」

まどか「説明してよ!こんなのわけわかんないよ!」


わたしは声を荒げ、ほむらちゃんを問い詰めました。


ほむら「過去ループの中で、唯一ワルプルギスの夜を倒せた時間軸。それが巴マミによる軍事教練ループよ」

さやか「ちょ、ちょっと待ってよ!だったらどうしてやり直してるのさ!」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒した鹿目まどかは、その勢いで巴マミにケンカを吹っ掛けたの」

さやか「はしゃいじゃってー」

杏子「で、どうなった?」

ほむら「…私が甘やかして訓練をサボらせていたために、返り討ちにあったわ」

まどか「えー」


過去のわたしは、なんてことを……

12 : ×365[] - 2013/09/30 21:27:26.25 xgECuJx60 11/52

ほむら「だから私は誓ったの。鹿目まどかを救うため、徹底的に鍛え上げようと」

まどか「ち、ちなみにさ、それ以外の時はどうだったの?」

ほむら「ワルプルギス戦で敗北したのが3回、その前に訓練中に死亡したのが12回ね。うち、脱走による射殺が7回」


ママ……もう会えないかも……

13 : ×365[] - 2013/09/30 21:28:25.17 xgECuJx60 12/52

翌朝から、マミさんによるサバイバル講座が始まります。


マミ「メモはとるな!脳ミソに叩き込め!」


わたしたちはナイフ一本で、様々なワナや武器を作っていきます。


こんなこと、魔女退治に必要なのかな?


マミ「できた奴から食料を調達して来い!取れなかったグズはメシ抜きだ!」

杏子「マム、自分には三食付きのはずですが…」

マミ「ああ、セミの唐揚げにトカゲの塩焼き、何かの幼虫のバター炒めを用意してある」

杏子「…調達してきます」

ほむら「杏子、食べ物は粗末にしないんじゃなかったの?」

杏子「ゲテモノは勘弁してくれ」


マミさん……ホントにそんなの食べるの?


さやか「まどか、行くよ」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「あたしはマミさんを信じる。もう失うものなんて、何もないもん!」


そう言って森へ駆けていくさやかちゃん。大丈夫かな…?


わたしはまだ、今の状況が信じられない。悪い夢を見てるんだって思いたい…


マミ「モタモタするな!さっさと行け!」

まどか「アイ、マム!」


マミさんにお尻を蹴られ、わたしも森へと入っていくのでした。


14 : ×365[] - 2013/09/30 21:29:37.26 xgECuJx60 13/52

まどか「キノコ……美味しそうな色……」

杏子「おいまどか!そいつは毒キノコだ!」

まどか「そ、そうなの?」

さやか「ちょっと転校生!それあたしが狙ってた獲物なのに!」

ほむら「でもあなたは命を奪うことを躊躇った。甘さを持っていては、生き残ることはできないわ」

さやか「くぅ~っ、ムカつく!」


迷っちゃダメなんだね…それじゃ百発百中のわたしの弓で…


マミ「バカか貴様は!魔力を節約する訓練で、魔法ぶっ放す奴があるか!」

まどか「そんなぁ…」


結局、素人のわたしとさやかちゃんは、ゴハン抜きになってしまいました。


15 : ×365[] - 2013/09/30 21:30:46.59 xgECuJx60 14/52

午後からは、銃器の扱いについてのお勉強。


マミ「銃は貴様らウジムシの命を守る、大切なパートナーだ。メンテナンスは怠るな!」


まどか「外れないよぉ…」

杏子「ちまちました作業は苦手なんだよなー」

さやか「ま、まどか!あたしのネジ知らない!?」

ほむら「完了しました」


銃には慣れているほむらちゃんは、あっという間に分解、整備を終えたのでした。


マミ「気に入った。鹿目の弟をファックしていいぞ」

まどか「ちょ、タツヤはまだ3才…」

マミ「口より先に手を動かせ!」


今日、何発目のティロ・フィナーレ(ビンタ)だろう……顔の形、変わっちゃうよ。

16 : ×365[] - 2013/09/30 21:31:59.49 xgECuJx60 15/52

夕方からは魔女退治の時間。街まで足並み揃えてのランニングです。


マミ「魔っ法ー少女になーりまっしたーっ!」

まどか「魔っ法ー少女になーりまっしたーっ!」

マミ「そーれはとっても嬉しいなーっ!」

さやか「そーれはとっても嬉しいなーっ!」

マミ「ブチ殺せ!ブチ殺せ!」

杏子「ブチ殺せ!ブチ殺せ!」

マミ「クーラスーのみんなにーは内緒だよーっ!」

ほむら「クーラスーのみんなにーは内緒だよーっ!」



子供「ママ、あのお姉ちゃんたち…」

ママ「…見るんじゃありません」

17 : ×365[] - 2013/09/30 21:32:59.81 xgECuJx60 16/52

夜、空腹で眠れないわたしは、こっそりとキャンプを抜け出しました。


ごめんねさやかちゃん。必ず助けに来るからね。


わたしは人里目指して走り出す。ママに怒られてもいい。パパのあったかいごはんを食べたいの!


ほむら「…鹿目まどか」

まどか「げっ!ほ、ほむらちゃん…」


麓まであと少し、というところで運悪く見つかってしまいました。


いや、何度も繰り返してきたほむらちゃんにとって、わたしがいつ、どうやって逃げ出すかなんてお見通しか…


まどか「あ、あのねほむらちゃん、わたし……」

ほむら「………」


ほむらちゃんは厳しい視線でわたしの前に立ちはだかる。


まどか「うぅっ…無理だよこんなの……あと一ヶ月も耐えられないよ…」

ほむら「………」

まどか「嫌だよもう!助けてよほむらちゃん!」


ほむらちゃんは、ゆっくりとわたしに近づいてきます。

18 : ×365[] - 2013/09/30 21:34:47.01 xgECuJx60 17/52

ほむら「…鹿目まどか。巴マミは二日後の魔女との戦いで命を落とすわ」

まどか「えっ!?」


マミさんが死ぬ?今日の戦いでも、魔女を瞬殺したあのマミさんが?


ほむら「私は手を出さない。彼女を救えるのはあなただけ。しかしそれは地獄の日々が続くことを意味する…」

まどか「そ、そんな…」

ほむら「選ぶ時間をあげるわ。でも、この場で逃げることは許さない」


ほむらちゃんは、わたしの胸元に銃を向ける。


ほむら「このままだと明日、あなたは巴マミの追撃を受けて力を消耗、魔女になるわ。史上最短の絶望ループね」

まどか「わたし、耐えるしかないの?」

ほむら「何度も言ったはずよ?魔法少女になってはいけないと。これはあなた自身が招いた結果」

まどか「………」


あと二日辛抱すれば解放される……でも、それはマミさんが死んじゃうってこと。


―私は巴マミ、この街を守る魔法少女よ。

―危ないことをしてるって認識だけは持っておいて。

―私は…考える余裕なんてなかったから…


マミさん…わたしを助けてくれた、憧れの先輩。


―ボサッとするな!ウジムシども!

―クソを垂れ流すしか能がないのか!

―ティロ・フィナーレ!(ビンタ)


それもいいか。あのデカパイ女め…


わたしはほむらちゃんの説得を受け入れ、キャンプに戻ることにしました。

19 : ×365[] - 2013/09/30 21:36:05.41 xgECuJx60 18/52

ほむら「鹿目まどか、これを」

まどか「え…これって…」


それは小さな一片のチョコレート。


ほむら「私にしてあげられるのはこのくらいだけど」

まどか「ほむらちゃんありがとう!」


口内に広がるチョコの甘さ。こんな幸せな気持ちはじめて!


…そうだよね。いざとなったら、ほむらちゃんが守ってくれるよね。


ひとときの安らぎを得たわたしは、心地よい眠りにつくのでした。


ほむら(まどかを救うためなら、私は鬼になるわ…)


マミ(連れて戻ったか……暁美ほむらはどこまで信用できる…?)

20 : ×365[] - 2013/09/30 21:37:12.13 xgECuJx60 19/52

二日後、運命の日。


マミ「ここか…見つけたぞクソ野郎め」

杏子「どうしたまどか。何だか嬉しそうだな」

まどか「そ、そうかな?」

さやか「マミさんの戦い方、カッコいいもんねー。見てるだけでワクワクするよ」

杏子「遊びじゃねーっての」

マミ「いずれ敵を鉛弾でブチ抜く感触を味あわせてやる。楽しみにしておけ」


…うん、やっぱりこんなのマミさんじゃない。本当のマミさんはもういないんだ。


わたしはこの後に起きる惨劇を、受け入れるつもりでいる。


もちろんリスクは承知の上。


マミさんの死により、魔法力の抑制を学べなかったさやかちゃんが、魔女になってしまうこと。


さやかちゃんを救おうと、杏子ちゃんが相討ちになってしまうこと。


わたしとほむらちゃんは、それを全力で阻止するの。

21 : ×365[] - 2013/09/30 21:38:13.43 xgECuJx60 20/52

結界内部に入り込んだわたしたち。


杏子「なんだこりゃ?お菓子がいっぱい…」

まどか「ちょ、ちょっとくらい食べても…いいかな?」

さやか「お菓子ーっ!ケーキーっ!」

マミ「はしゃぐなガキども!」


マミさんは、お菓子に飛びつこうとしたさやかちゃんをぶん殴る。


マミ「こんなもの食ったら一発でSGが濁るぞ!少しは考えろアホが!」


そう言われても、空腹のわたしたちには拷問に近いよ…


マミ「佐倉、貴様はそのバカを見張れ。目ェ覚ましても黙らせておけ」

杏子「イ、イエス、マム」

ほむら「………」


沈黙を続けるほむらちゃん。


杏子ちゃんとさやかちゃんが、動きを取れなくなるのも過去の通りなんだね?

22 : ×365[] - 2013/09/30 21:40:01.35 xgECuJx60 21/52

ほむら「逃げる奴は使い魔よ。逃げない奴はよく訓練された使い魔よ」

まどか「こんなの地獄絵図だよ…」

マミ「フゥハハハー!」


マミさんは蛮刀で近寄る敵を叩きつぶし、サブマシンガンで銃弾の雨を降らせる。


どう見てもオーバーキルです。本当にあり(ry


マミ「出て来い!腹ァかっさばいてクソを詰めてやる!」


奥の広間にいた、ぬいぐるみのような魔女。


あれが……マミさんを倒すの?


マミ「くたばれぇぇぇ!!!」

シャル「きゅるるーーー」


魔女は座っていた椅子をマシンガンで砕かれ、穴だらけになって落ちてきました。


マミ「フンッ!」


マミさんはさらに蛮刀を投げつけ、魔女を壁に縫い付けます。


マミ「トドメだ!ティロ・フィナーレ!」


背中に背負っていたマスケット銃のうち、一本が巨大な大砲になって魔女を貫く。


まどか「仕止め…ちゃった?」


そう思った瞬間、全てのものが止まりました。モノクロの世界の中、わたしとほむらちゃんだけが動くことを許されていました。

23 : ×365[] - 2013/09/30 21:41:06.72 xgECuJx60 22/52

ほむら「…鹿目まどか。選択の時よ」

まどか「選択?マミさんが勝ったんじゃないの?」

ほむら「いいえ、反撃が来るわ。ぬいぐるみの口から本体が飛び出し……巴マミは頭をマミられ、無惨な最期を遂げる」


でも……わたしはもう、決めたんだもん。


ほむら「本当にそれでいいの?前にも言ったけど、巴マミがいなくては…あなたの親友、美樹さやかを救えた試しはないのよ?」

まどか「わたしも魔法少女だよ!それでも助けられないほどさやかちゃんはウザいの!?」


ほむら(…黒まど化が進んでるわね)



悪魔どか:それでいいんだよ。このまま放置すれば元の生活に戻れるの。

天使まどか:ダメだよ!マミさんを助けようよ!


えっと…


天使まどか:思い出して。マミさんはただなんとなく生きてきたわたしに、何かできる道を示してくれたんだよ?

悪魔どか:だからってこんなのないよ!先輩風吹かせていじめてるだけじゃない!

天使まどか:わたしのためなんだよ?ほむらちゃんが言ってたじゃない。わたしたちが死んじゃうところを何度も見てきたって…

悪魔どか:違うやり方がきっとあるはず。さやかちゃんだって助けられるよ!結果がわかってるなら、それを避ける努力をすればいいの!


ほむら「秒読みに入るわ。もう時間はないわよ」

まどか「ま、待ってよほむらちゃん…」

ほむら「10秒前、9、8…」


ど、どうしよう…

24 : ×365[] - 2013/09/30 21:42:40.06 xgECuJx60 23/52

天使まどか:頑張ろうよ!ここで逃げたら何も変わらないよ!

悪魔どか:家に帰れるんだよ!ほむらちゃんだって手伝ってくれるよ!


わたし…わたしは…


悪魔どか:奇跡を起こすのが魔法少女でしょ!

天使まどか:マミさんを見捨てて、幸せになれるわけないよ!


ほむら「3、2、1…」

まどか「やっぱりダメ!マミさぁぁぁん!」


わたしが弓矢を召喚すると同時に、時が動き出す。


まどか「あ…」

ほむら「ちょ、このタイミング…間に合わない!」

マミ「むっ?」

杏子「なんだ!?」


ほむらちゃんの言葉通り、魔女の口から大きな恵方巻が飛び出してくる。


マミさんは完全に不意を衝かれ、硬直してしまいました。

25 : ×365[] - 2013/09/30 21:43:44.85 xgECuJx60 24/52

まどか「いやぁぁぁ!!!」

マミ「…フン」


わたしは矢を放つが、明らかに手遅れだ。


マミられる。誰もがそう思ったその時、マミさんが背負っていた他のマスケット銃が半回転し、両腰から火を吹いたのです。


まどか「ぁぁぁ…あ?」

ほむら「ヴェスバー!?」

マミ「惜しかったな。いい攻撃だったぞ」


マミさんはすかさず態勢を立て直し、マシンガンの引き金をひく。


魔女は原型をとどめないボロ屑になって、消滅していきました。


まどか「………」

ほむら「………」

マミ「鹿目ェ!なんだあの援護は!ジジイのシコシコ運動の方がよっぽど速いぞ!」

杏子「マ、マム、今のは一体…?」

マミ「ん?大技を使うなら、隙を埋めておくのは当然だろう」


温存した魔力で、万一に備えてフルオートで身を守れるようにしていた、とマミさんは話してくれた。


マミ「あえて名前をつけるなら、レガーロ・ディ・フォルマッジョ(チーズの贈り物)といったところか」

杏子「はぁ…」


なにそれ…ほむらちゃん、話が違うよ?


ほむら「い、今までのループで、巴マミがシャルロッテに勝てたのは……ぼっちの時だけだったの!仲間がいて、なおかつ単独で勝利するなんて…」

まどか「地獄の日々は終わらないんだね」

ほむら「あ、あなたも土壇場でそう願ったのでしょう?」

まどか「納得いかねぇぇぇ!」


ほむら(もしかして、私の長い旅を終わらせてくれる鍵は、巴マミにあったの…?)


27 : ×365[] - 2013/09/30 21:48:59.61 xgECuJx60 25/52

それから数日、心の定まらないわたしは、訓練でも落ちこぼれていきました。


まどか「お腹空いた……早く探さないと、またご飯抜きになっちゃう」

杏子「我慢せずにトカゲ食えトカゲ。慣れたら結構いけるぜ?」

まどか「ご、ごめんね、それはちょっと遠慮したいなぁ」

杏子「ったく、ブッ倒れても知らねーぞ」

まどか「あ、何か焼ける匂い……さやかちゃん?」


少し先で、さやかちゃんが焚き火をしている。頼んだら少しくらい分けてくれるかな?


まどか「ねぇさやかちゃ」

さやか「あっはははは!本当だぁ、その気になればヘビやカエルだって美味しく食べられるんだぁ!」

まどか「うぇ…」

ほむら「やっと吹っ切れたわね、美樹さやか」

まどか「ほむらちゃん…」


訓練で抜群の成績を誇るほむらちゃん。今日は大量の魚を手に入れていました。

28 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:51:05.13 xgECuJx60 26/52

まどか「それ、どうしたの?」

ほむら「この先に川があるわ。頑張ればあなたでも獲れるはずよ」

杏子「まさか時間停止を使ったのか?」

ほむら「その必要はないわ。爆弾を一つ、放り込めばいいだけのこと」


ダイナマイト漁ですかそうですか…


まどか「よ、よかったらわたしにも少しくれないかなー、なんて…」

ほむら「一晩、私とベッドを共にしてくれるなら、一匹くらいあげてもいいわ」

まどか「川、行ってきます」

杏子「もったいねぇ。減るもんじゃあるまいし」

まどか「減るんだよ、いろいろと」


ほむらちゃんは、わたしに容赦なく厳しくなっていました。頼ろうと思っていたのは甘かったの?

29 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:52:21.41 xgECuJx60 27/52

マミ「グズが……戦う前に死にたいのか!ブタのようにエサを与えねばならんのか!」

まどか「も、申し訳ありませんマム!」


結局、食料を得られないまま戻ったわたしに、罵声が浴びせられる。


マミ「やむを得ん、このまま死なれても困るからな……食え」

まどか「これは…ええっ!?」

杏子「ひょーっ、ごちそうじゃん!」

さやか「まどかだけずるいーっ!」


それは幼虫が蠢くハチの巣。みんなは羨ましそうにわたしを見るけど…


まどか「ぅおぇぇぇぇ…」

マミ「チッ…押さえつけろ。口を開かせて突っ込め!」

ほむら「アイ、マム!」

まどか「ひ…っ、ひぎゃあぁぁぁ!!!」


助けて……助けてママ……

30 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:53:14.60 xgECuJx60 28/52

QB「やれやれ、手こずってるみたいだね」

まどか「き、QB!お願い、助けてよ!」

QB「それは不可能だ。僕にどうこうする力は無いよ。こうして君たちを見守ってあげるくらいだ」

まどか「そんなことないよ?QBがいてくれたらわたし…」

QB「まどか……ぐぇっ!」


わたしは捕まえたQBの首を180度捻り、絶命させる。


まどか「うふふふ……久しぶりのお肉……」

杏子「その手があったか!」

マミ「考えたな。まぁ良かろう」


わたしは生きる……生き延びて、ワルプルギスの夜を倒して、そして…!


QB「全く、わけがわからないよ」

さやか「二匹目、いっただきーっ!」

QB「きゅっぷい☆」


ほむら(まどか…お腹壊さなきゃいいけど…)

31 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:54:09.33 xgECuJx60 29/52

飢える心配のなくなったわたしは、ようやく訓練に集中でき、みるみるうちに実力をつけていきました。


まどか「魔女が存在する必要なんて…ないっ!」

杏子「すっこんでな、手本見せてやる!」

さやか「あっはははは!あたし、どうにかなっちゃうよ!」

マミ「カートリッジに弾は必ず残しておけ!慎重な奴ほど生存率は上がる!」


五人の前にはどんな魔女も塵と化し、GSのストックも順調に集まります。


マミ「魔法少女どもは見滝原市を愛しているか?」

「生涯忠誠!命かけて!愛してる!愛してる!愛してる!」

マミ「街を守るものは?」

「圧倒的火力だ!火力だ!火力だ!」

マミ「やるべきことは?魔法少女ども!」

「魔女の滅殺!滅殺!滅殺!」



子供「ママ…」

ママ「そっち見んなっつってんだろ!」

32 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:56:03.88 xgECuJx60 30/52

そして決戦前夜。


キャンプを引き上げ、街に戻ってきたわたしたちは、某ファミレスに来ていました。


マミ「諸君、今日は私の奢りだ。存分に飲み食いして明日に備えてくれ」

さやか「いよいよ明日か……」

杏子「あたし、ハンバーグセットと日替わりディッシュな!」

まどか「いいの…?ホントに好きなもの食べていいの…?」


血生臭くない、清潔であったかい食事。夢じゃないよね?


ほむら「泣かないでまどか。一緒にパフェを食べましょう」

まどか「…うん」


おかしいな……クリームたっぷりなのに、どうしてしょっぱいんだろう?

33 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:56:56.84 xgECuJx60 31/52

食事の後は、マミさんのマンションで最後の泊まり込み。


入念な作戦計画の立案を終え、順番にお風呂の時間です。


さやか「いやー爽快爽快、気分いいわー」

杏子「畜生、すっかり髪が痛んじまってるよ…」

マミ「よし、次は鹿目と暁美、行ってこい」

まどか「了解ですマム!」


この一ヶ月間は、ずっと水浴びかドラム缶風呂。


そのせいか、石鹸の香りに違和感を覚える…


ほむら「まどか、背中を流してあげるわ」

まどか「ありがとうほむらちゃん」


…襲われないのかって?大丈夫。今のわたしなら、ほむらちゃん一人くらい簡単に叩きのめせるから。

34 : ×365[sage] - 2013/09/30 21:58:31.37 xgECuJx60 32/52

まどか「ねぇほむらちゃん。わたし、強くなったよね?」

ほむら「そうね、訓練をやり遂げたあなたは、ワルプルギスの夜にもきっと勝てるわ」


わたしの背中を洗いながら、ほむらちゃんが答える。


まどか「マミさんにも……勝てそう?」

ほむら「…戦闘力、判断力、作戦遂行能力、ほぼ全てにおいて、巴マミを上回っているわ」

まどか「本当?」

ほむら「ただ、武器の性能による攻撃速度、そして何より経験の差だけは、埋めることができないわ」

まどか「わたし一人じゃ無理ってこと?」

ほむら「…お願いまどか、妙な考えは起こさないで。魔法少女になって一ヶ月のあなたと巴マミとでは、くぐった修羅場の数が違うの」

まどか「あははっ、ちょっと聞いてみただけだよ。わたしが今、どれくらいの強さなのかを知りたかっただけ」

ほむら「そう…」


さすがほむらちゃん。私情を交えず、客観的に判断してくれた。おかげで自信に繋がったよ。

35 : ×365[sage] - 2013/09/30 22:00:11.20 xgECuJx60 33/52

ほむら「まどか…」

まどか「えっ?」


ほむらちゃんは手を止め、わたしの背中に寄り添ってくる。


ほむら「私を……恨んでる?」

まどか「………」

ほむら「当然よね。甘えを許さず、巴マミと一緒になって、あなたを戦闘マシンに育ててきたんだもの」


わたしは答えない。いや、答えられない。


ほむら「ワルプルギスの夜さえ倒したら、私はあなたに殺されてもいいわ」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「でもお願い。それが終わったら、どうかあなた自身の幸せを求めて。あなたなら希望に満ち溢れた魔法少女になれるはずよ」

まどか「………」

ほむら「あなたの幸せ。それだけが私の旅の終焉地……」


ほむらちゃんはそう言って一人、お風呂場を後にしました。






マミ「臭ぇ!ちゃんとケツの穴まで洗って来い!」

ほむら「申し訳ありませんマム!」


ほむらちゃんはマミさんに蹴飛ばされ、すごすごと戻ってきました。

36 : ×365[sage] - 2013/09/30 22:03:08.50 xgECuJx60 34/52

翌朝。


マミ「おはようクソッタレども。いい朝だな」

さやか「おはようございますマム!」


昨日のお風呂場でのまどか……あれは以前と同じ状況……


マミ「本日0800時をもって、ミッションの開始を…」

まどか「アイ、マム!」


決戦が終われば、おそらくまどかは巴マミに仕掛ける……


マミ「この一ヶ月間、よく耐えて…」

杏子「光栄でありますマム!」


今までで最も強いまどかと、隙のない巴マミ。私には止めることすらできない。


魔法力を温存……その余裕が私にあるか?毎回、ワルプルギス戦で真っ先に戦闘不能になる私に。


まどか「ほ、ほむらちゃん!」

ほむら「えっ?」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ほむら「ほむっ!」


突然、私の顔に巴マミのグーパンチが炸裂する。


マミ「聞いているのかマギカ2!貴様のするべきことはなんだ!エロ妄想か!」

ほむら「お、囮になり、敵、使い魔を引き付けることですマム」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ほむら「ほぶっ!」


答えた瞬間、2発目が叩き込まれる。私、何か間違った?


まどか「ほむらちゃん、マミさんは紅茶の準備をしろ、て言ったんだよ」

マミ「わかったな?情報を聞き漏らした奴から戦死する。集中力は切らすな!」

さやか「アイ、マム!」



杏子「…どうしたほむら、らしくねーぞ」

ほむら「迂闊だったわ。もう大丈夫よ」


考えるのはあとにしないと。ワルプルを倒さないことには、何も進まない…

38 : ×365[sage] - 2013/09/30 22:05:27.67 xgECuJx60 35/52

マミ「マギカ1よりマギカ2、トラップの設置はどうなっている?」

ほむら「こちらマギカ2、作業は95%まで進行」

マミ「マギカ3、マギカ4、状況を報告しろ」

杏子「マギカ3、右翼クリア」

さやか「マギカ4、左翼クリア」

マミ「了解だ。各員、指示があるまでその場で待機」


まどかは巴マミと一緒に先陣。もう話をする時間はない。


ほむら「マギカ2、トラップの設置完了」

まどか「マギカ5より緊急報告!風向きが変わった。雷雲が発生するよ!」

マミ「よし、オ○ニーやめ!パンツ上げ!総員戦闘準備!」

「了解!」


お願いよ…早まったことはしないで…


発生した雷雲は、ものすごい速度で勢力を増していく。


マミ「説明した通り、奴には魔法武器による攻撃しか通用しない。魔力を惜しむな!全力で叩け!」





杏子「派手にやってやろうじゃん!」





さやか「マギカ3、集中しなって」





まどか「おいで、噛ませ犬!」





ほむら「まどか…」





マミ「It's show time!」


40 : ×365[sage] - 2013/09/30 22:06:40.63 xgECuJx60 36/52

幕が開き、ワルプルギスの夜が顕現する。


その巨大な姿、存在感はいつ見ても圧倒される。


ワル夜「ウェヒッ、ウェヒヒヒッ」


杏子「…あ?」

まどか「これって…」

ほむら「まどか笑い!?」

さやか「マギカ5、アンタは奴に何を吹き込んでるのよ」

まどか「えー」

マミ「マギカ5!構うな!」


出鼻をくじかれる形になったが、すぐさま気を取り直して攻撃を開始する。


マミ「会いたかったぞ!ワルプルギスの夜!」

ワル夜「イヒッ、ティヒヒヒッ」

まどか「わたし、そんな笑い方なんて……しないっ!」


まどかと巴マミの凄まじい攻撃が降り注ぐ。


早い段階で撃ち落とし、接近戦に持ち込まなくては…

41 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:10:29.70 xgECuJx60 37/52

ほむら「マギカ2よりマギカ1、トラップGとBを順次発動します」

マミ「許可する」


私が用意していた兵器群、ロケット弾や榴弾砲を次々と放つ。


杏子「並みの魔女なら一発で片付くよな…」

ほむら「全てはこの時のため!」


でも、私の武器は見た目は派手だが、全然効いていない。


先のまどか達の攻撃に比べれば、何のダメージにもなってないことが見て取れる。


ワル夜「ウェへへへ…」

さやか「ほむらの方を向いた!?」

ほむら「かかったわね、デカブツ!」

マミ「マギカ5!ヤツの土台にお見舞いするぞ!」

まどか「アイ、マム!」

ワル夜「ウヒッ、イヒヒャヒャァー!」

マミ「墜ちろ!墜ちろ!墜ちろぉぉぉ!」


まどか達の猛攻、だけど…


まどか「イヒッ、ヒャーハハハハ!」

さやか「…やっぱ似てるよね」

杏子「…だな」

ほむら「二人とも、来るわ!」


ワルプルギスの夜は、私とまどか、そして巴マミを敵と認識したようだ。

42 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:11:38.54 xgECuJx60 38/52

マミ「マギカ5、下がるぞ!マギカ3、4は攻撃開始!」

ほむら「トラップ発動、ビルの倒壊に気をつけて!」

「了解!」


二人が下がったところに、左右からの渾身の一撃を仕掛け、倒れたビルの下敷きにする作戦。


これで飛行能力を奪うことができたら、優位に戦いを進めることができる。


さやか「たあぁぁっ!」

杏子「終わりだよっ!」


狙いは歯車の軸部分。先の攻撃で脆くなっているはず…!


ワル夜「ウェヒヒッ」

マミ「反応が速い!」

杏子「チィッ」


ワルプルギスの夜は、二人の前に使い魔を盾として召喚、攻撃は命中こそしたものの、威力を大きく削がれてしまった。


ワル夜「イヒッ、ヒャハハハッ」

さやか「上を向いた!?」

まどか「危ないよー」

杏子「おいおい…」


早々に本気になり、上向きになったワルプルギスの夜。その頭上に崩れたビルが落下する。


ワル夜「ウヒャハァァァ!!!」

さやか「怒んないでよ」

杏子「バカが、自業自得だろ」

まどか「やったのはほむらちゃんだよ」

ほむら「えー」

43 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:13:28.60 xgECuJx60 39/52

怒ったワルプルギスの夜は、私を中心に反撃を開始する。


無数の使い魔、エネルギー波が襲い掛かってきた。


マミ「いいぞマギカ2、そのまま引き付けろ!」

ほむら「マギカ2より各員、10秒後に時間停止、使用武器はほむバズーカ、爆風に注意よ!」

「了解!」


今まで本気になった奴に、私が持ちこたえられたのはほんの数分…


今回はかなりの数のGSがあるが、それでも長くは持たないだろう。


私はエネルギー波を盾で弾き、確実に使い魔を撃ち落としていく。


杏子「随分とムキになってやがるな」

さやか「囮作戦、うまくいってるじゃん」


ワルプルギスの夜は、他のみんなからの攻撃を無視し、ひたすら私へと集中してきた。


まどか「後頭部のビル直撃、よっぽど痛かったのかな?」

ほむら「通常攻撃は効かないと言ったはずよ」

杏子「マギカ1、いくらなんでもマズくないか?援護してやったほうが…」

マミ「それが奴の狙いだ。誘いに乗るな、消耗戦に持ち込め!」


巴マミの言う通り、過去の敗北は援護に回ろうとしたり、大技を使おうとした隙を突かれたものだった。


ほむら「5秒後に時間停止よ!武器は変わらず!」

「了解!」


しかし、予想以上に魔力の消費が激しい……こんな攻撃、初めてね。


ほむら「3秒後!以下同文!」

さやか「余裕無くなってきてるじゃない」

マミ「各員奮闘しろ!マギカ2の犠牲を無駄にするな!」


……勝手に殺さないでくれるかしら。

44 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:15:13.00 xgECuJx60 40/52

ほむら「マギカ2よりマギカ1、こちらのGSの予備が底をついたわ」

マミ「了解、よくやった。以降、マギカ1はマギカ2と合流、囮作戦を続ける!」

杏子「大将が囮になってどうすんだよ!」

マミ「もし私がやられたら指揮はマギカ3が引き継げ」

杏子「マジかよ…」

マミ「頼むぞ。奴のケツにブッといのをブチ込んでこい!」

杏子「チッ…くたばるんじゃねーぞ。アンタはあたしがぶん殴るんだ!」

マミ「…覚えておこう」


お願い……早く倒れて……


まどか「ハイパーまどかビーム!」

ほむら「マギカ5、それはダサいからやめてって言ったじゃない!」

まどか「で、でもほら……効いたみたいだよ?」

ほむら「えっ?」

ワル夜「ティヒッ!?」

杏子「やったか?」


まどかの必殺技名に脱力したのか、私の願いが通じたのか、遂にワルプルギスの夜が大きくグラついた。


…と同時に、一瞬気の緩んだ私に向けて、エネルギー波が撃たれる。


ほむら「きゃああっ!」

まどか「ほむらちゃん!」


盾で直撃こそ防いだものの、私は瓦礫の山の中へと吹き飛ばされた。

45 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:16:22.68 xgECuJx60 41/52

さやか「待ってて!すぐ助けるわ!」

マミ「私が行く。貴様らは奴にトドメを刺せ」

さやか「しかし…」

マミ「我々の第一目標は奴の首をマミることだ!履き違えるなウスノロ!」

さやか「くっ…了解っ!」


さっきのお返しとばかりに、私めがけてビルが落ちてくる。


マミ「マギカ2!」

ほむら「大丈夫、かわせるわ!」


代わりに魔力を使い切ってしまうことになるけど…


マミ「ティロ・フィナーレ!」

ほむら「ちょ、待てコラ」


巴マミの放ったティロ・フィナーレが、ビルを粉々に砕く。


当然のことながら、細かくなった破片が私の頭上に降り注ぐことになった。


ほむら「かなりダメージ大きいんだけど…」

マミ「油断した罰よ」


結局、痛い思いをした上に回復で魔力を失った私。大損じゃない。

46 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:17:30.21 xgECuJx60 42/52

マミ「これで敵は一人……いえ、二人かしら?」

ほむら「…マミ?」



まどか「ナァストロ・フィナーレ!」

さやか「スクワルタトーレ!」

杏子「今度こそ終わりだよっ!」


まどかの巨大ボウガン、美樹さやかの大技の後、杏子の槍がワルプルギスの夜を貫く。


ワル夜「キャハッ、キャハハハ…」


ワルプルギスの夜はボロボロと崩れ、断末魔とともに消え去っていった。


ほむら「終わった…の?」

マミ「ええそうよ。これで私も…」


マミの胸元から四枚の紙切れが飛び出し、光の粒子となって消滅する。


あれは……あの時の契約書?


マミ「これを持ってて」

ほむら「え?」


マミから手渡されたのは、小さな可愛いポシェット。何が入っているの?

47 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:18:36.39 xgECuJx60 43/52

まどか「巴マミィィィ!」

ほむら「まどか!?」

マミ「下がって!ティロ・フィナーレ!(蹴)」

ほむら「ほむっ!」


マミは私を蹴飛ばし、再び瓦礫の中へと避難?させた。


そして間一髪、まどかの攻撃をかわし、マスケット銃を取り出す。


マミ「…予想外ね。三人ともなの?」

まどか「契約の効力は無くなったよ。もうわたしたちは自由の身」

ほむら「ま、まどか……お願いやめて……」


まどか、杏子、美樹さやかの三人は、武器を構えてマミを囲んでいた。


まどか「ほむらちゃんを蹴らなかったら、ヴェスバーも用意できたのにね」

マミ「………」


マミの銃は二本、照準はまどかと杏子に向けられている。


ほむら「ダメよまどか!戦えばあなたも無事では…」

まどか「ほむらちゃんは黙ってて!」

さやか「まどか…」

杏子「………」


マミ教信者の美樹さやかは、おそらく攻撃を躊躇うだろう。杏子だって殴るだけで済ませるかもしれない。


でも、まどかは……


まどか「さすがマミさんだね。ほむらちゃんを抑えれば勝機はある。そう考えてのこと?」

マミ「どうかしらね?」


また……繰り返さなければならないの…?

48 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:20:23.39 xgECuJx60 44/52

膠着状態が続く。


まどかも感づいているだろう。マミが自分だけを狙っていることに。


長引くほど不利になるはずだけど、まどかは仕掛けない。いや、マミのプレッシャーで仕掛けられない?


このままじゃダメ……良くても相討ちになるだけ……


ほむら「まどか……私は一体、何のために……」


絶望に囚われ、涙する私の手がマミのポシェットに触れる。


その途端、身体に魔力がみなぎるのを感じた。


ほむら「これは!?」


中に入っていたのは、マミのストック分のGS。


まさか……私に託して自分は!?

49 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:21:31.88 xgECuJx60 45/52

私は涙を拭って立ち上がる。


ほむら「まどか…」

まどか「ほむらちゃん!?魔力残ってたの?」


私は時間停止を使い、背後からまどかを抱きしめた。


まどか「セクハラなんかしてる場合じゃないんだけど」

ほむら「いいえ違うわ。あなたを止めるためよ」


右手に持った銃を、まどかの胸元に突きつける。


マミ「暁美さん!?」

まどか「ほむらちゃん……どうして?わたしを守ってくれるんじゃないの?」

ほむら「これ以上血は見たくないの。全員、武器を収めなさい」

さやか「アンタが鼻血まみれよ。まどかをほむほむするから」

ほむら「…これは本能よ。仕方ないわ」

杏子「煩悩だろ」


私が撃てないと思っているのか、みんなは構えを解こうとはしない。


しかしそんな中、巴マミの殺気だけが消えていく。


マミ「…暁美さん、もういいのよ」

ほむら「マミ、待ちなさい!」


マミはマスケット銃を降ろし、遠くへと投げ捨てた。


マミ「覚悟は……していたの」

ほむら「………」

まどか「だってさ、良かったねほむらちゃん」


私も静かにまどかから離れ、銃を片付ける。


マミ……だから私にGSを渡したの?でも私は……

50 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:22:51.34 xgECuJx60 46/52

さやか「まどか、どうするの?」

まどか「それじゃマミさんにほむらちゃん、変身を解いてSGを渡してくれる?」

ほむら「わかったわ」

マミ「え…」


まどかの指示に、素直に従う私を見て、マミは意外そうな顔をする。


マミ「なぜ暁美さんまで?」

ほむら「あなたと同じよ。私はまどかが生きて元の生活に戻れるなら、それで満足なの」


私とマミは、それぞれのSGをまどかに手渡す。


まどか「ほむらちゃんには悪いけど、わたしにはもう元の生活なんて無理だよ」

ほむら「まどか?」

まどか「だってわたし、覚えちゃったんだもん……血と火薬の匂いを、鉛弾で砕ける骨の音を、ナイフで切り裂く肉の感触を」


何それ?たった一ヶ月で目覚めてしまったというの?


マミ「ま、まさか私たちを…?」

まどか「ウェへへへ…」


怪しい視線で私たちを見つめるまどか。


…ちょっといいかも、と思った私を殴りたい。

51 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:24:02.95 xgECuJx60 47/52

杏子「まどか、あんまりビビらせたら可哀想だろ」

まどか「ティヒッ、冗談だってば。とりあえずマミさん、これ返すね」

マミ「…鹿目さん?」


マミのSGを投げ返すまどか。真意がわからない…


まどか「さやかちゃんが、マミさんは殺すなって言うから、助けてあげる」

マミ「美樹さんが?」

まどか「その代わりマミさんは、これからもぼっちだよ。ずっとずっと、たった一人で魔女と戦い続けるの」

さやか「マミさんごめんねー。それが妥協案になっちゃった」

マミ「ずっとぼっちだなんて……死ぬよりももっとひどい…ひどいっ…!」


これは妥協案なんかじゃない。絶対妥協してない。


ほむら「まどか、あなたはこれからどうするの?」

まどか「わたし?」

ほむら「元の生活にも戻らず、マミとも決別して、一体どこへ行こうというの?」


私の問いかけに、少し考える素振りをするまどか。だが…


まどか「…それをほむらちゃんが知る必要なんて…ないっ!」


まどかは私のSGを、空高く放り投げる。


まどか「さよなら、ほむらちゃん」

ほむら「まどか…」


銃を取り出し、SGに向けて構えるまどか。


私はそれを見て、そっと目を閉じる。


最後に聞こえた銃声。私のレクイエムにはお似合いね…

52 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:26:19.69 xgECuJx60 48/52

数日後、某ファミレス


マミ「鹿目さん、どこへ行ってしまったのかしら…」

さやか「マミさん直伝のサバイバル術があるし、そう簡単に死んだりしないって」

杏子「そうだな、長生きするぜアイツは」


集まった三人の魔法少女。別れの前の最後のひととき。


マミ「美樹さんも行ってしまうのね……寂しくなるわ」

さやか「あたしもまどかほどじゃないけどさ、もう学校には戻れないから」

マミ「勉強くらい見てあげるのに」

さやか「それもあるけど、やっぱ恭介と仁美がいちゃついてるの見たら、絶対殺しちゃうからねー」

杏子「さらりと恐ろしいこと言ってんじゃねえ」


軽いノリで話しているものの、さやかの言葉には真実味が込められていた。

53 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:27:22.29 xgECuJx60 49/52

さやか「ま、あたしは杏子と一緒に、気ままに生きてみるわ」

マミ「見滝原じゃダメなの?」

杏子「この街はアンタが守ればいい。あたしはもう、アンタの面を拝むのはゴメンだ」

さやか「そんな顔しないでよ。たまには遊びに来るからさ」

杏子「アンタがくたばったら、この街をいただきに来てやるよ。せいぜい頑張りな」

マミ「佐倉さん…」


立ち上がる杏子とさやか。その手には伝票が握られていた。


マミ「あ、お金…」

杏子「ここはあたしが出してやるよ。これで貸し借りナシだ」

さやか「マミさん、杏子はあんなこと言ってるけどさ、ホントは…」

杏子「余計なこと言うんじゃねえ!殺すぞ!」

さやか「はいはい、それじゃごめんねマミさん、元気でね」

マミ「ええ、あなたたちも…」


マミはただ一人、その背中を見つめていた。

54 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:28:33.13 xgECuJx60 50/52

ほむら「マミ…」

マミ「暁美さん!?」


二人が立ち去った後、一人で店を出てきたマミに声をかける。


マミ「見てたなら、あなたも来ればよかったのに」

ほむら「その必要はないわ。それに、二人とも私がいたことに気付いてるはずよ」

マミ「もう…」


…あの時、まどかの撃った銃弾はSGをかすめ、私は意識を失った。


目を覚ました時には既にまどかの姿はなく、その行方は誰も知らなかった。


まどか……誰よりも心優しい子。


私の新たな使命は、いつかあの子が戻ってくる日まで、マミと共に見滝原の街を守ること。


それがあの子の優しさへの、私なりの答え。




なんだけど…

55 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:30:00.48 xgECuJx60 51/52

マミ「暁美さん、うちへ寄っていってくれる?限定販売のチーズケーキがやっと買えたのよ!」

ほむら「ま、またなの?」

マミ「だって、美味しいものは一緒に食べた方が、もっと美味しいじゃない」


…どうもマミは共に戦うパートナー、というのを勘違いしてるみたい。


ほぼ毎日のケーキ攻勢、登下校の送り迎え、しまいにはランチタイムやお手洗いまで誘いに来る有様だ。


最初は悪い気はしなかったけど、こう四六時中付きまとわれては……正直ウザい。


マミ「ほらほら暁美さん、行きましょ」

ほむら「仕方ないわね…」


ホント、マミって誰かがそばにいるとダメな子だ。


そのうち鍛え直すことにしよう。

56 : ×365[saga] - 2013/09/30 22:31:17.00 xgECuJx60 52/52

まどか…


あなたは今、どこの街で戦っているのかしら?


遠い未来のことかも知れないけど


いつか、あなたに再び会える日が来たら


今度こそ、本当のお友達になりましょう


その時は、あなたのとびっきりの笑顔を見せてね




ウェヒヒッ




まどか「マドカ戦記、じゃなくてマミさんの魔法少女教室、完結だよー」

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