赤沢「仕方ないわね。恒一君の上に座りましょう」ノシッ
恒一「えっ…ちょっ…///」
鳴「ぐぬぬ」
元スレ
赤沢「私の机がない…」鳴「…」ニヤニヤ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1379828539/
赤沢「あれ?上履きがない」
鳴「隠したからね」カゲカラコソコソ
赤沢「しょうがない」
赤沢「恒一君におんぶしてもらうわ」ギュッ
恒一「わわ//赤沢さん///(せ、背中に胸が)」
鳴「」
鳴「今度は休み時間の間に赤沢さんの宿題を隠してみた」
赤沢「あれ?今日提出するはずの宿題が……」
鳴「ふふふ」
赤沢「しょうがない」
赤沢「恒一君」
恒一「何?」
赤沢「悪いけど宿題見せてくれないかしら?」
恒一「いいけど……」
赤沢「ありがとう。それじゃ写させてもらうわ」ピタッ
恒一「あ、赤沢さん。そんな詰め寄らなくても……(すごいいい匂い)」
鳴「ぐぬぬ」
赤沢「あれ?傘持ってきたはずなのに……」
鳴「傘は隠した。そのままずぶ濡れになりなさい」コソコソ
ザーッ
恒一「あれ?赤沢さんどうしたの?傘忘れたとか?」
赤沢「忘れたわけじゃないけどなくなった」
恒一「……僕のを貸してあげるよ」
赤沢「それじゃ恒一君のが……」
恒一「いいんだ。ちょっと走れば家まですぐだし。じゃっ」グイッ
赤沢「待って」
赤沢「これで一緒に帰れる」ピタッ
恒一「あっ、相合傘なんて……///」
赤沢「私は気にしない」
恒一「そ、そう。ならいいんだ」
鳴「」
鳴「黒板消しをしかけた。あとは待つ」
ガラガラ
赤沢「」ボフッ
赤沢「けほけほ」
鳴「くくく。引っかかったwww」コソコソ
恒一「あ、赤沢さん!大丈夫?」
赤沢「恒一君……」
恒一「ごめん。払うために頭触るよ」サスサス
赤沢「……」
赤沢「もっと……」
恒一「はい。とりあえず払えたかな。ん?何?」
赤沢「あっ……後ろがまだかも」
恒一「ああ、ごめん」サスサス
鳴「なんか……気に食わない」
鳴「今度はドアの下に紐を仕掛けてこけさせてみる」
鳴「くくく。今度こそ上手くいくはず」
ガラガラ
赤沢「っ!!」
ドテッ
鳴「くくく。うまくいっ」
恒一「赤沢さん!」
赤沢「だ、大丈夫。膝を打っただけだから。それじゃ……」
グイッ
赤沢「ひゃっ」
恒一「ごめん。少しだけ我慢して」
赤沢「あっ、うん(お姫様だっこ……)」
鳴「」
鳴「何回やっても逆効果」
鳴「それなら逆に何もしなければいいのでは?」
先生「であるからしてー」
赤沢「」カキカキ
~
杉浦「でさーこの前さー」
赤沢「ほんとー?」クスクス
~
鳴「よしよし何も起こらない。やっぱり何もしないのが正解だっ」
赤沢「恒一君」
恒一「な、何?」
赤沢「今度家に来て欲しいの」
恒一「な、なんで?」
赤沢「そ、それは……秘密かな」
鳴「」プチッ
鳴「もうキレた。最終手段をとる。これだけはやるまいと思ったけど……」
~
赤沢「あれ?手紙が入ってる。なんだろう」ピラッ
最近赤沢さん、榊原君と凄くいい雰囲気になってると勘違いしてない?赤沢さんが勝手に余韻に浸るのは構わないけど榊原君は迷惑してるから榊原君を不快にさせないで下さい
赤沢「……」
恒一「あ、おはよう赤沢さん」
赤沢「……」スタスタ
恒一「あっ……」
~
恒一「はいプリント。お願いね」
赤沢「うん」スタスタ
~
恒一「あっ、シャーペン落としたよ」
赤沢「ありがと」フイッ
恒一「……」
~
恒一(これは……赤沢さんに避けられているのか?この前家にお誘いまでしてくれたのに。何か怒らせるような事したかな)
赤沢「……」
鳴「よしよし」ククク
~体育の時間~
男先生「榊原、ちょっと体育倉庫にボール片付けといてくれ。あと倉庫の整理も」
恒一「わかりました」
~
女先生「赤沢さん。ちょっと体育倉庫にボール片付けといてもらえませんか?倉庫の整理も」
赤沢「わかりました」
~
赤沢「」トテトテ
恒一「」トテトテ
赤沢・恒一「「あっ」」
恒一「……赤沢さん」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「……」カタズケカタズケ
恒一「赤沢さん」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「片付けながらでいいからちょっと聞いて」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「僕さ。赤沢さんが好きなんだ」
恒一「そりゃ初めはツンツンしててなんか仲良く慣れそうにもないなって思ってた」
恒一「キツく当たられたときは凹んだりもしたし、多少の妬みさえ感じたよ」
恒一「でも赤沢さんは理由なくキツくあたったりしないって分かった。本質の赤沢さんは凄く優しくて友達思いの普通に可愛い女の子なんだって」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「そういう赤沢さんの本質が分かってみるとさ」
恒一「急に赤沢さんと話す事にドキドキして」
恒一「あぁ、赤沢さんの事好きなのかなって意識するようになったんだ」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「まぁ何が言いたかったって言われたら、僕と話したりすることが嫌なら初めから言ってくれれば……って赤沢さん?」
赤沢「……」カタズケカタズケ
恒一「おーい、赤沢さーん。さっきからずっと同じ場所整理してるけど……って首と耳が真っ赤だ」
恒一「赤沢さーん?聞こえ」スタスタ
赤沢「来ないで!!」
恒一「ッ」
赤沢「いいい今こっちきき来たらおおお大声出すわよ。いいいいわね」
恒一「は、はい。っていやでも首と耳が真っ赤だし保健室とかい」
赤沢「うううるさい!早く帰って!それと絶対こっち見るな!」
恒一「えぇ、で、でも」
赤沢「早く!」
恒一「はいぃぃぃ!(あぁ、こっち向いてさえもらえないなんて。とうとう嫌われてしまった。さよなら僕の青春)」タタタタ
赤沢「……」カタズケカタズケ
~
女先生「あっ、赤沢さん。片付けありがとね。いつもいつもごめんね……って顔真っ赤!?大丈夫赤沢さん!?熱とかあるんじゃない!?」
赤沢「はい。体が少し熱くて。少し病にかかったかもしれませんので早退させてもらいます」
女先生「わかりました。担任に伝えておくので早く帰りなさい。いつもいつもごめんね赤沢さん」
赤沢「いえ、先生せいじゃないので。それでは」スタスタ
~家に帰宅~
赤沢「はぁ」ボスン
赤沢「病……か」
赤沢「病は病でもだだの病じゃない」
赤沢「恋の病……なのかな」
赤沢「そ、そもそも恒一君があ、あんなこと……」
赤沢「」カァ~
赤沢「」ジタバタジタバタ
赤沢「はぁ。まだ体が熱い」バタン
赤沢「恒一君は大変なものを盗んでいきました」
赤沢「それは……私の心です」ジタバタジタバタ
その後二人は仲直りし、鳴はなんで仲直りしたのか分からずとうとう諦め、二人は末長く幸せに過ごすのでした