【前編】の続き

353 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 07:06:44.18 0dU0gahb0 132/404

~~~

ワルプルギスの夜「アハハハハ・・・ウフフフ・・」ボロボロ・・・


まどか「ほむらちゃんも・・・死んじゃったの・・・?」


QB「ワルプルギスの夜と相打ち・・・一個人の魔法少女としては前例の無い戦果だよ
暁美ほむら」


QB「マミが死んで、さやかが魔女になり杏子が運命を共にした」


QB「そして今、暁美ほむらもまた、破滅の運命に身をゆだねた」


QB「正確には力を使い果たし、絶望し魔女化する直前、自分の手でジェムを砕いた。」


QB「そうそう、死の直前君宛にことづけがあってね。」


QB「「あなただけでも逃げて。絶対生きて、私の戦いを無駄にしないで」だそうだ。」


まどか「~~ッ!!」ポロポロ

まどか「キュゥべえ、わたし・・・契約するよ・・・
ほむらちゃんは怒るかもしれないけど・・・ほむらちゃんたちが犠牲になったのに・・・
わたしだけが生きてるなんて・・・嫌だよ・・・」


まどか「希望も絶望も一緒に背負ってあげられる・・・それが、本当の友達だと思うから・・」



まどか「だから私の願いは・・・」



まどか「今まで犠牲になったこの町の魔法少女を・・・生き返らせて欲しい」


QB「残念だけど今の君の素質では無理だ。一人生き返らせるのに精一杯だ」


まどか「!?」

354 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 07:22:52.34 0dU0gahb0 133/404

まどか「ねぇ・・・どういう事?キュゥべえ言ったよね・・・?
わたしなら・・・どんな願い事も叶えられるって・・・
宇宙の法則を捻じ曲げる事だって出来るって・・」


キュゥべえ「君にも説明したとおり、君のかつての膨大な因果は暁美ほむらが
何度も時間を繰り返してきたことによる副作用だった。」


キュゥべえ「だが、暁美ほむらが時間を戻せるのは最初の時間軸の世界で僕と契約した
時刻までに限定されている。」


キュゥべえ「その特異点を過ぎた今・・・つまり暁美ほむらが時間遡行の能力をなくした今、
この時間軸は他の平行世界の干渉を受けない独立した未来へと向かい始めた。」


キュゥべえ「加えてワルプルギスの夜を倒し、君も契約していない。
暁美ほむらの本懐は成し遂げられたといっても過言ではない。」


キュゥべえ「簡単に言えば、「鹿目まどかの安否」という目的で暁美ほむらが
平行世界から束ねた因果が全て消失したのさ。」

キュゥべえ「君は因果の特異点では無くなった。」


キュゥべえ「もう、並の素質しかないんだよ。君には・・・」

キュゥべえ「だから、僕ももう無理強いしてでも君と契約したいとは思わない。」


キュゥべえ「それでも僕と契約したいというのなら、誰を蘇生させるか慎重に選んだほうがいい。」

キュゥべえ「もう一度言おう。今の君の素質ではたった一人しか蘇生できない。」


まどか「そ・・んな・・・」ポロポロ・・・

355 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 07:52:16.40 0dU0gahb0 134/404

キュゥべえ「決まったかい?」

まどか「わたしが・・・生き返らせて欲しいのは・・・」


???「ここは・・・私・・・生きているの・・?」

まどか「???ちゃん!」


???「ま・・・ど・・か・・・」

???「!?」


???「まどか!!どうして?どうして魔法少女に!!」


まどか「???ちゃんを、ひとりぼっちにしたくなかったの。
ごめんね・・・でも・・これからはずっと一緒だから・・・」

~~~


まどか「やっぱり・・・???ちゃんみたいにうまくはいかないね・・・」ピシピシ

???「まどかッ!」


まどか「わたし・・・絶望なんかしてないよ・・・だって契約してから・・・
???ちゃんがずっとそばに居てくれたんだもん・・・すっごく、すっごく
楽しかった・・・」


まどか「でも・・・もう終わりだね・・・今の魔女・・・強かったね・・・」

まどか「今ならあの時の???ちゃんの気持ち・・わかるよ・・・
自分の命を犠牲にして、わたしを助けようとした訳が・・・」


まどか「生き返らせたりしちゃって・・・ごめんね・・・
また・・・???ちゃんを独りぼっちにさせちゃうんだね・・・」

???「まどかッ!?いや・・・いやよ・・・二度と・・二度とあなたを失いたくない!」

???「私もいく!死ぬときも一緒よ!まどか!」


まどか「だめ。」

まどか「わたしだけわがまま言って・・ズルイよね・・・でも言ったでしょ?
あの時の???ちゃんの気持ちがわかったって・・・」


まどか「あなたに生きていて欲しいの・・・???ちゃんと過ごした日々で・・伝わったの・・
覚えていなくても・・・何度も泣いて、傷だらけになりながらそれでもわたしを救おうとしてくれた・・・
???ちゃんの意志が・・・」

まどか「???ちゃんは・・わたしの最高のともだち・・」


???「まどかッ!!!」


まどか「だから・・・???ちゃんには、
わたしが守りたかった物・・・代わりに守ってあげてくれないかなって・・・」

???「約束するわ!だから・・・だから・・・お願い・・・いかないで・・
わたしを・・・置いていかないで・・・」


まどか「わたし・・・魔女にはなりたくない・・・だから、頼まれてくれるよね?」

???「・・・」ウン


まどか「なんだか・・・前にもこんな事頼んだ気がするね・・・」


まどか「ありがとう・・・大好きだよ・・・ほむらちゃん・・・」

357 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 09:38:39.56 0dU0gahb0 135/404

~現実世界まど家~



まどか「ほむらちゃんは私のために・・・時間を繰り返して・・・」


まどか「私はほむらちゃんのために・・・魔法少女になって・・・
そして魔女になる・・・そんな夢を見たの・・」

ほむら「!?」


まどか「ほむらちゃん、答えて!」

まどか「ほむらちゃんが助けたい友達ってわたし?」

まどか「・・・魔法少女はいずれ・・・」



まどか「魔女になるの?」


:OPスタート

358 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 10:09:50.83 0dU0gahb0 136/404

OPエンド

テロップ:第5話

まどか「・・・」モグモグ

ほむら「・・・」モグモグ


詢子「・・・あんた達・・・喧嘩でもしたの?」

まどか「うぇっ!?」ビクッ


ほむら「そ、そういう訳では無いです。わ、私がちょっと
まどかを困らせてしまって・・・」


まどか「わたしはもう平気だよ!ほむらちゃんも気にしないで!」


詢子「ならいいんだけどね・・・」

~通学路~

まどか「・・・」

ほむら「・・・」


~夜回想~

ほむら「何も知らなくていい。あなたは私が守るもの」

まどか「それ・・・答えになってないよ・・・」


ほむら「・・・」

ほむら「落ち着いて聞いて、まどか。確かに私は
この時間を何度も繰り返してきている・・・」

ほむら「その過程で別の世界の記憶がまどかに紛れ込むことは
全く無かったわけじゃない。」


ほむら「あなたが見た夢と似たようなパターンの結末はあったけど・・・
いずれも私が能力を失う前に巻き戻してきた。」

ほむら「だから・・・まどかが見た夢のパターンは今までの
私が経験してきたループには存在しなかったものなの。」


ほむら「本当にただの夢なのか・・・それとも
別の世界の記憶か、ちゃんと確かめてからじゃないと私からは何もいえない。」

ほむら「だからお願い・・・今は何も聞かないで・・・」


~回想終了~

ほむら(・・・まどかの夢の中のインキュベーターは・・・
繰り返すほどに・・・まどかの因果が高くなる・・・と言った。)

ほむら(確かに繰り返すほどに・・・まどかの素質は高くなっていった・・・)

ほむら(私のループが・・・原因で・・・)


まどか「・・・」

ほむら「今日は・・・さやか達は上条君のところに寄ってから学校に来るのよね?」


まどか「えっ!?」

359 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 10:31:09.88 0dU0gahb0 137/404

ほむら「なら、今日は2人きりで登校ね。もっと他愛の無い話をしましょう。」

まどか「そ、そうだね。わたしが見たのはただの夢だった!ただの夢だったんだよ・・・」


ほむら(マミが死に・・・さやかが契約、魔女化そして杏子と心中・・・)

ほむら(まるで・・・あの時バイオリン仮面が現れてなかったら起こりえる最悪のシナリオね。)

ほむら(バイオリン仮面が現れなかった未来もある・・・そういう事なの?)


~病室:恭介発電所~

恭介「・・・」ソワソワ


さやか「やっほー恭介。要望どおり来てやったぞー」

恭介「さやか!!」


さやか「昨日は戻れなくてごめんね。あのあと仁美達を家に泊めて---」

ギュッ

さやか「・・・きょきょきょきょ・・・きょうすけえええ!?///」


恭介「本物だ・・・本物のさやかだよ・・・本物のさやかのぬくもりだ~。ふふふっ・・・」


恭介「声だけ聞いてたら少しは落ち着くと思ったんだけどね・・・
やっぱり本物はそれ以上だよ!愛おしいよ、さやか!」


さやか「///あのね・・・恭介・・・話は最後まで・・・聞いてね・・」

さやか「仁美達を泊めたから・・・今日は一緒に来てもらったの・・・」



仁美「///・・・見せ付けてくれますわね・・・」

マミ「///・・初めまして・・上条君。3年の巴マミよ・・・」



恭介「!?」

恭介「あ・・・あ・・・///」カ~ッ↑



恭介「いやあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」



360 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 11:10:31.16 0dU0gahb0 138/404

~~~

さやか「恭介・・・落ち着いた?」

恭介「うん・・・取り乱してごめんね・・。」


仁美「本当は、二人きりにしてあげたかったのですが・・・私たち
2人それぞれ恭介君に用があって来ましたの。」

マミ「私もよ。初対面だけど・・・どうしても上条君に聞いてみたいことがあって。」


恭介「こ、光栄だなあ・・・さやかの友達までもが、僕のこと気にかけてくれるなんて」


さやか「ひ、仁美?あんた本当に大丈夫なの?逃げ出したって誰も文句言わないよ!?」

仁美「さやかさんとは違うといったでしょ?
ちゃんと自分の気持ちに決着をつけるためにも、伝えますわ。」


仁美「上条恭介君・・・実はわたくし・・・以前よりあなたの事をお慕いしておりました。」


恭介「・・・・」


恭介「はい?」


仁美「好きです。という意味ですわ。異性として・・・」


恭介「いや・・あの・・その・・・」


恭介「さやか!これは一体・・・!?」


さやか「目をそらさないで!男ならちゃんと返事なさい!」


仁美「もうよろしいですわ・・・
どうしても諦め切れなくて・・・あなたの口からちゃんと
さやかさんが好きと聞きたかったけれど・・・先ほどのやり取りで・・
わたしには入る余地が無いと悟りましたから・・・」


仁美「では・・ごきげんよう。
さやかさんを・・・大切にしてあげてくださいね・・・」


恭介「ちょ、ちょっと待った志筑さん!ぼ、僕の返事はまだ終わってない!」


仁美マミ「え!?」


さやか(え、なにこれ?付き合って一日であたしがフラれるフラグ!?)

361 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 11:43:53.02 0dU0gahb0 139/404

恭介「いや・・・返事というより・・・危なかったというべきかな・・・」

恭介「もう少し・・・僕が自分の気持ちに気付くのが遅かったら・・・
多分志筑さんにOKを出してたと思う・・・」

恭介「そして・・・さやかの気持ちに気付かずに、
「志筑さんと付き合います」という事をノロケて報告していたってね。」


恭介「ほんの・・2日前までは僕の中でのさやかは・・・
本当に家族のような存在だったんだ・・・母親だったり、姉だったり妹だったり・・・」


恭介「だから・・・「こんな僕でも彼女が出来ました」と報告すれば・・・
さやかは安心してくれるんじゃないかって勝手に思ってて・・・」

恭介「実際はそんな事すれば、さやかがただ傷つくだけなのも知らずに・・・
そう行動していたと思う。」


さやか「恭介・・・」


恭介「自分で言うのもなんだけど、僕は無神経な人間だという自覚もあるし・・・」

恭介「志筑さんへのプレゼント何がいい?って相談をさやかにしていたと思う。」

恭介「だから・・・僕が言える返事は・・・ありがとう。かな・・・」


恭介「志筑さんは・・・さやかが僕に告白できるまで待っててくれたんだね?」


仁美「えっ・・?いや・・それは・・誤解ですわ・・むしろ私は・・・抜け駆けしようと・・」


恭介「結果的にその行動に触発されてさやかが勇気を出してくれたとすれば、
さやかを助けたことになるよね?だから志筑さんの真意は聞かないよ。」


恭介「だから、ありがとうなんだ。さやかを傷つけずにいてくれてありがとう。
さやかの親友でいてくれてありがとう。」


恭介「そして、僕も・・・さやかを傷つけずに済んだ。
だから・・・ありがとう・・・」


恭介「志筑さんに告白してもらって・・・よりさやかを大切だと実感できた。
だから・・・ありがとう・・しか言えないんだ。」


仁美「・・・」


仁美「うっ・・・ううっ・・」ポロポロ・・・


さやか「仁美!?」

マミ「志筑さん!?」

362 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 11:56:46.76 0dU0gahb0 140/404

仁美「ひどいですわ・・・恭介君・・・私を傷つけないように、
優しい言葉をかけてるようで・・・その内容はさやかさんの事ばかりじゃないですか!」


恭介「あ」

さやか「あ・・・ってアンタ、自覚なかったの・・?」


恭介「僕ってホント、無神経」


仁美「自分の事を絶対好きにならない人に恋している・・・
これが・・・本当の失恋というものですのね・・・今、ハッキリと実感しました。」

仁美「でも・・・告白して良かったですわ。」


仁美「恭介君の胸中も伺わずに・・・
私にもチャンスがあると思い込むほど辛いものは無いですもの・・・」

仁美「ですから・・・私から言える言葉も・・・ありがとうなのかもしれませんね・・・」


恭介「志筑さん・・・」

363 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 12:25:39.09 0dU0gahb0 141/404

仁美「さやかさんを、傷つけないでいてくれてありがとう。
抜け駆けしようとした私なんかに・・・気をかけてくれてありがとう。」

仁美「そして・・・きっぱり諦めさせてくれて・・・ありがとう・・・ですわ」


恭介「志筑さん・・・あなたは強い。
だから・・・さやかがいないと折れてしまう僕なんかのそばにいてはいけないよ・・・」

仁美「それも結局はさやかさんが好きだというノロケですわ。」


恭介「あ」

さやか「恭介・・・あんたマジで無神経すぎ・・・
よっしゃ、ビンタや!仁美を泣かせやがってこの、この!」


恭介「なんでビンタやねん!ちょっと・・さやかやめてよ・・・」


マミ「本当に仲がいいのね・・・羨ましいわ。」

マミ(志筑さんと美樹さんの・・・美樹さんと上条君の絆が・・・それぞれね。)


仁美「では私はこれで・・・さやかさんは一時間目を休まれるらしいので・・・
おふたりでごゆっくり・・・(意味深)」


さやか「またねー。恭介は無神経なこと言わないようにきっちり調教(意味深)しとくからさ!」


恭介「ところで・・・3年の巴先輩って・・・さやか部活でも始めるのかい?」


さやか「先輩つーか、まぁ友達だね。」サラッ


マミ「み・・・美樹さん」キュン

367 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 16:39:15.70 0dU0gahb0 142/404

さやか「ちょっとだけ試してみたいことがあってね、来てもらったんだ。」

恭介「試す?ナニを?」


マミ「左手、握らせてもらうわね」ギュッ


恭介(ボクをかあああああああああ!!
他の女の子に惚れないように試すってかあああああ!?)

368 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 16:47:48.53 0dU0gahb0 143/404

マミ「どう?感じる?」グッグッ

恭介「いえ・・・感覚は・・ありません」ドキドキ


マミ「もしも・・・左手が治るのなら・・・どう思う?」ぷるん

恭介「すごく・・・大きいです・・・」


さやか「え」

マミ「え?」


恭介「あ、いえ感慨深いというか。感動が。という意味で」



370 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 17:06:02.17 0dU0gahb0 144/404

マミ「私はちょっとした魔法が使えるのだけれど・・・
といってもおまじない程度に捉えてくれて欲しいんだけれど・・・」

恭介「・・はぁ・・」

恭介(魅惑の魔法とかじゃなくて良かった・・・)


マミ「過度な期待はしないでね・・・
あなたの左手・・・治せるかどうか・・試させてね・・」

(回復魔法の光)


さやか(・・・恭介には・・・見えてないよね・・?)


恭介「・・・すごい!皮膚の外傷がみるみる治っていく!」

恭介(本当に魔法が使えるのかこの人は!?)

恭介(良かった・・・僕が巴さんに惚れないか試そうとしてるわけじゃなかったんだね。)


マミ「さぁ、上条君・・・私の手を握り返してみて。」

恭介「うっ・・・ぐっ・・・」

恭介「ふぅ・・・」


恭介「はぁはぁ・・・」



恭介「残念ですけど・・・動きません。感覚も・・・無いままです。」


マミ「そう・・・」


さやか「・・・ごめん恭介・・・期待させるだけさせて・・・でも、
試してみたかったんだ。」

恭介「・・・」


恭介「いいよ。さやかが僕を思ってやってくれたことだ。それに・・・」


恭介「僕の演奏が聞きたいのなら・・・聞かせてあげられるんだよ。」

さやか「え?」


恭介「そろそろかな・・・?」


371 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 17:23:08.99 0dU0gahb0 145/404

恭介「巴さんもさぁ・・・屋上・・・で演るんですけど、聞いてかない?僕のバイオリン。」

さやか「え?」

マミ「ど、どういう事・・!?だってあなたの左手は・・・」


恭介「さやかはもちろん来てくれるよね?」

さやか「もちろん!って・・・まだ状況が掴めてないけど・・・」


マミ「私も・・・一限目サボって付き合おうかしら・・・実はまだちょっと上条君に用事があるし・・」

さやか(・・・マミさんの恭介への用事って何だろう・・・?)


恭介「よし!決定だね。じゃあさやか、車椅子押して屋上までお願い」

さやか「う・・うん!」


~屋上~


氷室「やぁ、さやか、恭介・・・それと・・・巴さんも一緒か・・・」


さやか「ひ、氷室さん!?」

マミ「え?誰?」

さやか「バイオリン仮面!これが変身前の素顔なんすよ!(小声)」


マミ「ええええええええ!?バ、バイオリン仮面!?///」


マミ(ど・・・どうしましょう・・・こんな所で会うなんて思って無かったわ・・)ドキドキ



372 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 17:46:02.54 0dU0gahb0 146/404


恭介の父「やあ。さやかちゃん、久しぶり。」

さやか「おじ様・・・ご無沙汰してます。」


恭介の父「私の事はお義父さんって呼んで欲しいなぁ。
小さい頃じゃれあう二人を見た時からの私の夢だったんだよ。さやかちゃんを娘にするのは。」

恭介の母「ほんとよね・・・結婚はいつになるのかしら・・・
やっと元のさやに納まったって感じよね。」


さやか「さやかちゃんだけに?ってやかましいわ!///
気が早すぎますよ!あたしたち・・まだそんな・・・結婚なんて・・・」

恭介「父さん・・・母さん・・・///さやかが困ってるからやめてあげてよ、それより・・・」


「ああ・・・挨拶の次は、バイオリンだ・・・」スッ


さやか「(ズキッ)そ・・それは・・・恭介の・・バイオリン!?」

「お前からは処分してくれと頼まれたが・・・本当に持ってきて良かったんだね?」

恭介「うん・・・僕はもう・・・自分の事故・・そしてバイオリン・・・
なによりさやかの気持ちから・・・逃げたりはしないって、決めたから・・・」

さやか「きょ・・・きょうすけぇ・・///」

「それじゃ氷室さん・・・お願いします。」


氷室「父さん・・・そして、恭介、バイオリン・・お借りします・・・」


さやか「え?」

マミ「ひ・・・氷室さんが弾くの?」


恭介「さやかに聞いて欲しい。さやかに初めて聞かせたあの曲を・・・
昨日徹夜して書き直した。」


恭介「氷室さんのじゃない・・・上条恭介の・・・「人魚姫の祈り」だ。」


氷室「・・・」♪~♪~♪

373 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 18:31:36.43 0dU0gahb0 147/404

♪~♪~♪

マミ「・・・あの時・・結界で聞いた物と似てる・・・けど全然違うわ・・」

♪~♪~♪

さやか「・・・優しさと力強さのイメージ・・・そうだ・・これはあの時・・・」

~幼稚園回想~

さやか「うう・・うぇぇぇええ・・」グスグス・・

きょうすけ「どうしたの?さやかちゃん?」


さやか「にんぎょひめさん・・・かわいそうだよぉ・・」

きょうすけ「そっか・・・さやかちゃんは、にんぎょひめさんに、しあわせになってほしいんだね。」


きょうすけ「よし!おれにまかせろ!」


きょうすけ「○○○○○かめん、さんじょう!」


園児A「はぁ?なんだそのヒーロー?きいたことねーよ。」

きょうすけ「それはそうだよ、だっておれがかんがえた、ヒーローだもん!」

園児B「なんだそれ、だっせー。ちょうよわそー」


きょうすけ「うるさい!さやかちゃんをいじめるやつはこうだ!」

きょうすけ「ひっさつ!ええと・・・ええと・・・」


園児A「なんだよ?なにかするんじゃなかったのか?」

きょうすけ「バ、バイオリンだ!バイオリンがないと、ひっさつわざはでないんだ!」

きょうすけ「でも、ようちえんにもってくるのは きんしだから、ちからがだせないんだ!」


きょうすけ「バイオリンがあれば・・・おまえらなんかバイオリンビームで・・・」

園児B「だいたいおまえばっかり、さやかちゃんとはなしてて、なまいきなんだよ!」ポカッ

きょうすけ「や、やったなー!くそー!キックだ!バイオリンキーック!」

園児A「ふたりにかつつもりか?おもしれーじゃん。この!この!」ポカポカッ



さやか「やめてえええええ!!きょうすけくんをいじめないでええええ!!」


きょうすけ「さ、さやかちゃん!」

園児A園児B「!!」


さやか「ぼうりょくふるうひとは・・・きらいだよ!」


園児AB「さ・・さやかちゃん」ガーン


さやか「きょうすけくん・・・ごめんね・・でもあたし・・わかったよ・・・」

さやか「あたし・・・つよくなるから・・・いつまでもきょうすけくんにまもられてばっかりじゃ、ないから・・・」


きょうすけ「はははは・・かっこわるいとこみられちゃったな・・・」


きょうすけ「そうだ!さやかちゃん、こんどコンクールにきてくれないかな?」

374 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 19:00:25.65 0dU0gahb0 148/404

さやか「こんくーる?」

きょうすけ「おれがえんそうきかせてあげるよ!きっとげんきがでるよ!」

さやか「ありがとう・・・おかあさんにたのんで・・ぜったいいくね!」


きょうすけ「いいよ、チケットあげるよただで!ぜったいみにきてね!」

~コンクール当日~


きょうすけ「25ばん、かみじょうきょうすけ・・・きょくは・・・」

きょうすけ「にんぎょひめのいのり」


♪~♪~♪


審査員「!?」ザワッ・・

審査員A「お、おいどういう事だ!?課題曲と違うぞ!?」

審査員B「人魚姫の祈りという曲・・知ってるか?」

審査員C「い、いや・・・知らない・・・」


審査員A「こ・・・この歳でこの曲を自分で作曲!?素晴らしい才能だ・・・
し・・しかし・・審査は審査だ・・・規約にそって行わねば・・・」


♪~♪・・・ピタッ


さやか「・・・・」

さやか「す・・すごい・・」パチパチパチパチ


観客「わあああああああああ」パチパチパチパチパチ

観客「すげええええ!?な、なんだこれ!?本当に子供か!?」パチパチパチパチ

観客「いいぞおおおおおお!!」パチパチパチパチパチ


審査員B「そういうコンクールじゃねーから!騒ぐようなノリじゃねーから!
あくまで幼稚園生バイオリニストの育成のため課題曲を弾かせるコンクールだから!!」



審査員A「25番・・・上条恭介君だね?」

きょうすけ「はい!」

審査員B「残念だけど・・・採点できないよ・・・課題曲じゃなかったからね・・・」

審査員C「君の才能は素晴らしいが・・・ルールを守れないのならどうしようもないよ・・・
今度課題曲の場で自作曲を弾くようなことがあればウチが主催するコンクールはすべて
参加を断らせてもらうからね」


きょうすけ「は・・・はい」しょぼん


~~~

さやか「きょうすけくーん!」

きょうすけ「さやかちゃん・・・」


さやか「しんさいんのひとたちに、よばれてたみたいだけど、どうしたの?」

きょうすけ「ええと・・・それはね・・・」

375 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 19:07:45.24 0dU0gahb0 149/404

きょうすけ「そ、そう!いっぱいほめられた!かな・・・」

さやか「そうだよね!あんなすごいきょく、つくれるんだもん!
おとなたちもほめないわけないよね!」


きょうすけ「でも、おれすごすぎるからなー。おとなたち、
100てんじゃたりないって、おれにてんすうつけずにかえっちゃった。」

さやか「そうなんだ・・・きょうすけくん・・・かわいそう・・・」


きょうすけ「それよりさやかちゃんだよ!どうだった?おれのえんそう?」

さやか「すごかった!」


きょうすけ「なんてんかな?なんてんかな?」ワクワク


さやか「うーんとね・・・」

376 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 19:16:30.18 0dU0gahb0 150/404

さやか「38点!」

きょうすけ「さ・・・さんじゅうはってん~!?」ガーン

きょうすけ「そ・・それはてきびしすぎるよ・・・さやかちゃん・・・」


さやか「ちがうのー!100てんよりうえなんだよこのすうじは!
ママがおしえてくれたの!ちゃんといみがあるんだよ!!」


きょうすけ「ははは・・・みちはけわしいね・・・おれ・・・
いや・・・ぼく・・もっとがんばらなきゃだね・・・」

きょうすけ「さやかちゃんは・・・もっとよろこんでくれるとおもってたのに・・・」

さやか「ちがうよーきょうすけくん!すっごいよかったんだよ!おちこまないでよ!」

きょうすけ「それは・・ほんとう?」

さやか「ほんとうだよ!どうやってあのきょくつくったか、きかせてよ!」


きょうすけ「じゃあ、またちがうひに、ぼくのいえにきてよ!
このきょくがどうやってできたか、きかせたりないくらい、いっぱいりゆうがあるんだ!」


さやか「うん!」

378 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/15 20:08:34.74 0dU0gahb0 151/404

~上条邸~

さやか「○○○○○かめん?・・・いったいなにものなの?」

きょうすけ「ぼくがかんがえたヒーローだよ!
そのしゅだいうたが、「にんぎょひめのいのり」なんだ!」


さやか「そうなんだ。しょうたいはだれなの?」

きょうすけ「おうじさまだよ!いちどにんぎょひめと、はなればなれになったおうじさまが
おなじじかんを、もういちどだけやりなおすのさ!」


きょうすけ「そして、さいごは、にんぎょひめとおうじさまがけっこんするんだ!」


さやか「すごーい。にんぎょひめさん・・・ゆめがかなったんだね!」


きょうすけ「へへっ。またわらってくれたね!やっぱりさやかちゃんはそっちのほうが・・・」

きょうすけ「か・・かわ・・・」

さやか「きょうすけくん?」


きょうすけ「な・・・なんでもない!!よーし、またひいちゃうぞー。」

♪~♪~♪

~回想終了~


さやか「きょうすけくん・・・嘘ばっかり・・・幼稚園児にオリジナル曲弾かせるなんて・・・
そんなコンクールあるわけないじゃん・・・」ポロポロ・・


恭介「そうだよ・・・ただ君の笑顔を取り戻したくて・・・見栄を張っていたんだ・・・
オリジナルのコンクールだったと・・後から嘘をついていたっけ・・」


恭介「こんどはどうかな?何点くらいかな・・・?さやかちゃん?」


さやか「点数なんか・・・つけられないよ・・・
こんどはあたしが・・・100点じゃ足りないくらい満たされてるもん・・・」


さやか「でもごめんね・・・恭介・・・腕を治してあげられなくて・・・ごめんね・・・
あたしがあの頃と変わらない・・・怖がりで弱虫なばっかりに・・・」ポロポロ・・・


マミ「美樹さん・・・」


さやか「本当は自分の腕で・・・あたしに聞かせたかったんだよね・・・」


さやか「あたしが・・・聞きたいって言ったから・・本当は弾けないことが辛くても・・・無理して・・・」


恭介「何を言ってるんだい?さやか?」




恭介「僕は紛れも無く、「自分の腕」で演奏したじゃないか。」


さやか「!!」


氷室「そうだ。まぎれもなくこれは「恭介の腕」だ」

381 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 07:06:19.18 d1HIq+zd0 152/404

恭介「これからは氷室さんが、僕の腕になってくれる・・・だからもう、
さやかが気を使う必要なんか無いよ。」


恭介「入院中は色々持ってきてくれてありがとう。僕はこんなお礼しか出来ないけど・・・」

さやか「うん・・うん・・・これは・・・恭介の曲だよ・・・
あの時聞いた・・・恭介の曲だよ・・・」


さやか「あたし今・・・最高に幸せだよ・・・」


さやか「マミさん・・・あたしの願い事・・・叶ったよ・・」

マミ「私はここにいるわよ!?なぜ空を見上げて言うの!?」


さやか「契約なんか・・・する訳ない。」


マミ「人を故人みたいに扱わないで!こっち見て話して!」



~巴部屋~

杏子「もう学校が始まってる時間だっつーのに、マミのやつ帰ってこねー。」


杏子「ちょっといたずらしてやるか。」

杏子「マミの予備の制服。借りるぜ。」


杏子「バイオリン仮面のいう事も一理あるからな。
幻惑の魔法を取り戻すためのステップその1だ」


杏子「よし、学校へ行くか。」


~学校~

杏子「ここが、マミの通ってる中学か・・・」


教師A「そこの君、待ちなさい、ウチの生徒かね?」

382 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 07:33:03.55 d1HIq+zd0 153/404

杏子「は?見りゃわかんだろ?」

教師A「なぜ私服を着ているんだ?」

杏子「!!」


杏子「わ、わるい先生、あたし、トイレだ!!」

教師A「あっ!こら!待て!」


~女子トイレ~


杏子「ふぅ・・・服装をごまかす程度の幻惑もできねーのか・・・」

杏子「小物から幻惑してみるか・・・というわけでマミの制服が役に立つぜ」


~着替え中~


杏子「さすがにマミの制服は胸が余るね・・・ってやかましいわ!!」


杏子「さて、徘徊スタートだ。」


杏子「♪~♪~♪」


島袋先生「ちょっと待つさーそこの女子。授業中に何してる?」

杏子「ああ、ちょっとトイレに寄ってたんだ」


島袋「それより、君、うちの生徒じゃないよな?」

杏子「・・・なんでだ?制服着てるだろ?」


島袋「オレの頭には女子生徒全員の顔がインプットされてるのさー
証明したいのなら生徒手帳をみせなさい」


杏子「チッ、ほらよ!」スッ


島袋「って、これ板チョコじゃねーか!!」


杏子「くそっ!これも駄目か!」ダッ


島袋「ちょっと待って!個人的に気に入ったんだ。
お小遣いあげるからちょっと放課後付きあうのさー。」


島袋「リーダー的テクニックでひーひー言わせたい!」

杏子「うるせーバカ!世紀末に帰れ!」


島袋「捕獲レベル高そうなのさー諦めるのさー」パキッ

島袋「あ、チョコうまい。」

384 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 07:48:01.07 d1HIq+zd0 154/404

~3年の教室~

杏子「マミのヤツいるかい?」

3年女子「今日は来てないみたい。昨日も休みだったから、ちょっと心配かな。」


杏子「心配?」

3年女子「巴さん・・・一人暮らしが大変で私たちとはあまりしゃべってくれないけど、
本当はみんな仲良くしたいのよ。」

3年女子B「勉強も出来るし家事もできるし、巴さん。色々教えてもらいたいよね。」


3年男子「加えてあのスタイルの良さだよ!お近づきになりたくない訳ないじゃん!」

3年女子C「エロ思考の男子は消えろ!巴さんの後輩が怯えてるでしょ!」


杏子「・・・あたしが何年生かも設定してないのに後輩扱いかよ・・・
やっぱ胸か。」

杏子(怯えてるのはマミのやつだよ、自分からもっと関わっていきゃいいのに・・・)


杏子(・・・マミに友達がたくさん出来たら・・やっぱり寂しいのかな・・・あたしは・・・)


杏子「じゃあ、先に暁美ほむらってヤツを一目見とくか。」




385 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 08:27:38.55 d1HIq+zd0 155/404

~病室:恭介発電所~

恭介「巴さん・・・」

氷室「僕たちに質問ってなんの事だい?」


さやか(マミさんが恭介に用があると言ったときは
もしかしてマミさんも恭介を・・・って思ったけど・・・)

さやか(氷室さんも呼び出してる時点で違うよね。ちょっとホッとした。)


マミ「あの・・ですね・・・客観的に・・・一般男子目線から聞かせて欲しいんですけれど・・」モジモジ


マミ「私の身体・・・どう思います?」


氷室恭介「「え?」」


さやか(えええええええ!?ちょ、ちょっとマミさん、それは・・・
3人、いや・・・あたしをいれて4人でのお誘い!?大胆すぎるでしょあんた!)



恭介「「いや・・あの・・その・・すごくおおき・・」」


マミ「太って・・・無いですよね・・」ウルウル


氷室恭介「「はい?」」


さやか「あ・・・マミさん・・・まだ気にしてたんすね。」

386 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 08:49:30.10 d1HIq+zd0 156/404

マミ「ごめんなさい・・・変なことを聞いて・・・」

マミ「でも、なんだかそういうイメージを持たれてるようで・・・気になって聞いてみたの。」


マミ「そうね・・・美樹さんと比べて太ってるか太ってないかだけでも教えてくれないかしら?」


恭介「あのですね・・・それは・・・」


恭介(どどどど、どうしよう!?そんなことないです!すっごいスタイルもいいし可愛いよ!
って言いたいけど、それはさやかがいる前で他の女の子を褒めるって事だよ!!
ぼ、僕には出来ないよ!どうするんだ・・・どう発言すればいいんだ!?)チラッ


さやか(ええい、恭介!こっちを見るな!アンタ、男でしょ!女の子を泣かせないために
気の利いた一言でもいってあげなさいよ!!)


氷室「ふむ、それは・・・内面的なキャラクターのイメージの違いだね。」


恭介さやか「「え?」」


マミ「内面的な・・・キャラクター?」



387 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 09:30:36.48 d1HIq+zd0 157/404

氷室「逆にさやかが巴さんほどセクシーキャラのイメージが無いのはそういう事だ。」

氷室「二人の間に誤差はあれど、スタイルの差は無いといっても過言ではない。」

さやか「誤差!?主に胸か!?胸って言いたいのかこのやろー!!」ぷるん

恭介「落ち着いてさやか、誤差って言ってるじゃないか。」


恭介(やっぱり、さやかのも・・大きい・・)ドキドキ


氷室「さやかはやんちゃ娘。巴さんはお母さんお姉さんのイメージ。これは・・双方自覚してるかな?」

マミ「お・・お母さん・・」

さやか「はいはい、どうせおてんば人魚ですよ。」


氷室「活発なイメージがある子とお母さんのイメージがある子。
抱きしめる前にどちらがやわらかそうかといえば、後者だ。」


氷室「さやかはさやかで、実は「こんなに女の子らしかったのか」っていう萌えポイントもあるけどね。」

さやか「あの・・その・ありがと。」ドキドキ


さやか(やっぱり・・・なんか、氷室さんの言う事・・心にくる物があるんだよな・・・
恭介のこと好きなはずなのに・・おかしいな・・)


氷室「やがて、この「お母さん」のイメージが勝手に暴走して巴さん本人とは別のベクトルに
向かっていく。」

氷室「つまり、一般的なお母さんのイメージ。ふくよかな女性だ。」


氷室「これが先ほどの「やわらかそう」なイメージと同一してしまい・・・
いつのまにか・・・「巴さん」=「ふくよかな女性」のイメージになってしまうんだ。」


マミ「そ・・・そうだったんですか・・・」


氷室「もっと言えば・・・そこまで胸が大きいのなら・・身体ももっと太っていなければ
おかしいはずっていう先入観も含まれるからね。」


マミ「胸・・・が原因の一つでもあるのね・・複雑だわ・・・」

さやか(あれ?マミさん・・・?セクハラスルーしてますよー)


氷室「結論から言えば、太っていない。
胸が大きいのにちゃんとくびれてるのはおかしいとさえ言えるレベルでセクシー、エロいっ!」


マミ「ええええ///いや・・あの・・その・・・」

マミ「あ・・ありがとうございます・・・」

さやか(ありがとうじゃないよ!セクハラだよ!あんた氷室さんに落ちかけてるじゃんかよ!)


氷室「そして、実は巴さん並にセクシーなさやかはもっと評価されるべき。」

さやか「ななななな・・・///・・・あ、あたしがマミさんと同じくらい!?
バ、バカ言ってんじゃないの!!褒めたってナニもしてあげられないわよ!」


さやか(あたしもかよ・・・あたしもセクハラが褒め言葉に感じるほど氷室さんに
落ちかけてる・・・きょ・・恭介、このときめきを止めて・・・)

さやか(恭介が一言、「さやかの身体は僕のものだ!」って言ってくれるだけでいいのよ!
それだけで、あたしはもう何も怖くないのに・・・)


恭介「うっ・・」ポタッポタッ(鼻血) 
さやか「恭介!?」

390 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 10:33:36.02 d1HIq+zd0 158/404

さやか「ほら、恭介・・・じっとしてて」フキフキ

恭介「・・・ごめんさやか・・・改めてさやかを意識したら・・・
興奮しちゃって・・」


恭介「作曲するのに大変で・・・ちゃんと処理して無かったから・・・」

さやか「鼻血を?」

恭介「あ・・・もういいです。詮索しないで。」


マミ「それじゃあ・・・最後に一つだけ聞かせてください。」

氷室「ナニかな?」

マミ「私と美樹さん・・・氷室さんの好みに近いのはどちらですか?」ドキドキ


さやか「え」

さやか(マ、マミさん!?それ、完全に氷室さんのこと遠まわしに好きだって言ってるじゃん!)


さやか(あああああ!氷室さんを見つめる目が完全に乙女だよ!ちょっと前のあたしだよ!)

さやか(頼んだよ、氷室さん!さっきみたいに気の利いた答えをいってあげてよ!
ここは嘘でもマミさんと答える場面だよ!!)



氷室「どちらかと言えばさやかだね」キッパリ


マミ「」



さやか(おおおおおおおおおおい!?空気よんでくれえええええええええ!!)


さやか(な、なんだよコイツ!?無神経かつ鈍感だよ!!なんて事してくれたんだ!
迷い無くあたしだって答えやがった!!)


さやか(この感覚・・・覚えがある!恭介!!まさしく氷室さんの無神経さと鈍感さは
恭介の物なんだよ!!)


さやか(・・・あたしも・・・氷室さんを好きかもって想ったのは・・・
恭介に似てたから・・・なんだね・・・ちょっと安心したよ・・・)



マミ「うっ・・うっ・・」ポロポロ・・・


さやか(・・・こっちは、深刻だけど・・・)

391 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 11:37:54.12 d1HIq+zd0 159/404

マミ「・・・」しょぼん

さやか「お、落ち着いてねマミさん・・・あくまで好みの問題だから・・」

さやか「それに・・・あたしが氷室さんを好きになるって事はありえないから・・・
(揺れかけた原因もわかったし・・・)」

さやか「マミさんの努力次第で・・どうにでもなるんだよ!」


さやか「そもそも、氷室さんが早乙女先生みたいに見た目若いだけで30超えてたらどうするのさ!
大学生くらいならギリギリだけど、20歳の差は大きいって!」


マミ「それでも・・・氷室さんのこと、バイオリン仮面のこと、ちょっと素敵な人だなという想いは、変わらないわ。」


さやか「そ、そうだ!きょ、恭介!こっちがあたしの弁当。
こっちがマミさんの弁当。食べてみたいのはどっち?」


恭介「え?」

さやか「ちなみに、マミさんは昨日あたしの家に泊まった!
同じ食材で純粋に料理の腕の差が出るお弁当です!!」


恭介「正直に言うと・・・巴さんのお弁当のほうがおいしそうだな。」


マミ「!?」


さやか「マミさん!わかった?こういう事!男が答える回答なんて、
いつでも気まぐれで付き合ってる女の子でも裏切るときがあるの!」


さやか「本当に氷室さんが好きなら、その場その場の受け答えに惑わされてちゃ駄目!
相手の心を芯で捉える覚悟がなきゃ。」


マミ「み・・美樹さん、あ・・・ありがとう・・・少し勇気が出たわ。」


さやか「そして、恭介には悪いけど、マミさんのお弁当じゃなくてあたしが作ったやつ、
食べてってね。」コトッ


恭介「え・・・?」



392 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 11:59:43.44 d1HIq+zd0 160/404

さやか「なによ、やっぱり嫌だった?」


恭介「そ、そんなはず無いだろ!わざわざ僕の分まで作ってくれてたなんて、嬉しいに決まってるじゃないか!」


恭介「早速いただくよ。徹夜してたから病院食はたべそこねてて・・・」カパッ


さやか「そ・・そうなんだ・・・」

マミ「・・・そろそろお邪魔かもね・・私も・・学校へ行くわ。」


さやか「マミさん・・・またね。あたしはもう少し恭介の面倒みてくよ。」

マミ「ええ。学校で会いましょう・・それとももっと遅くなるかしら?」


さやか「マ、マミさん!!///からかうなら、はやく出てってよ!」

バタン


恭介「ごちそうさま」

さやか「はやっ!!もうちょっと味わって食べてよー。感想とか聞きたかったのにー」

さやか(もっといえば・・・「あーん」とか・・・)


恭介「ごめんごめん。言っただろ?ずっと曲を書いていたって。本当言うと早くなにか
食べたくてしょうがなかったんだ。」

さやか「うん。食いっぷりとか見てると・・・そこはさすがに男の子だねって思うよ。」


さやか「それで、どうだった?感想聞かせてよ!」

恭介「うーん・・・正直いうと・・38点なんだよね。」


さやか「うぉおい!手厳しいなオイ!」

さやか「・・・まぁでも・・・料理に関して言えば・・・正直に言ってくれたほうがいいのかな・・」


恭介「もっと正直に言えばさやかが作ってくれるだけで嬉しいんだよ。味なんてどっちでもいい。」

さやか「きょ・・・きょうすけ・・・///」


恭介「それでも・・・さやかが上手くなりたいのならいつでも味見させてもらうよ。」

恭介「とはいっても・・・将来的に僕が料理することになるかもしれないんだけどね・・・」


さやか「なんで?」

恭介「バイオリンで食っていく道は諦めたからね。
もしかしたらさやかに働いてもらって専業主夫になるかもしれない。」

恭介「さやかの分の食事も僕が作る事になるかもしれないんだよ」


さやか「あのね・・・///恭介・・それ・・・」

さやか「結婚する前提での話になってるよね・・・///」


恭介「あ」


恭介「ごめん・・・また、無神経だったかな・・・」


さやか「ううん・・すっごい嬉しい。」

さやか「でも言わせて・・・恭介の・・・バカ・・・///」

393 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 16:09:02.02 d1HIq+zd0 161/404

~学校の屋上~

ほむら「・・・まどか・・・他言しないと誓えるのなら・・・昨夜の質問に答えてあげるわ・・」

まどか「ほむらちゃん・・・」

ほむら「私が時間を巻き戻してたのは・・・まどかを救うため・・それで間違いないわ・・・」


まどか「救うっていうのは・・具体的にどういう事?」

ほむら「約束した世界のまどかは・・・魔法少女の真実を知らずに契約してしまった。」


ほむら「まどかがキュゥべえに騙される事。それを防ぐことが私の目標。」

まどか「キュゥべえが・・・何か隠しているの?」


ほむら「ええ。聞かれない限りアイツは答えない。」


ほむら「魔法少女の魂はソウルジェムに固定されてしまうこと。
そのソウルジェムはグリーフシードとなっていずれ魔女を産むこと。」


まどか「!!・・・そんな・・・ひどすぎるよ・・・・
ほむらちゃんも・・・マミさんも・・・いずれ魔女になるの・・・?」


ほむら「その時に生じる感情の爆発をエネルギーにしてるのがキュゥべえ。
宇宙のためにという名目でね。正式名称は・・・インキュベーター。」




杏子「おい・・・今の話・・・どういう事だ!?」


ほむら「!?」

まどか「だ、誰!?」

394 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 16:34:56.55 d1HIq+zd0 162/404

ほむら(佐倉杏子!?な・・・何故校内に!?)

ほむら(そして・・・なぜ気づけなかった!?)


杏子「マミが来るまでやることがねーから屋上にいたんだ。人の気配がしたから、
幻惑で壁のフリができるか試してみた。」


杏子「アンタ達が気付かなかったとこを見ると、どうやら成功のようだね。」

杏子(軽いヤツなら・・・使える。そして、実戦にはそれで十分だ)

(変身の光)

まどか「ま・・・魔法少女・・!?」


杏子「さぁ、暁美ほむらっていうのはどっちだ?それとさっきの話・・・
知ってること全部を話してもらうよ!」


ほむら「くっ・・!」

(変身の光)

杏子「そっちか。今すぐしゃべるか、ぼこられてからしゃべるか、好きなほうを選びな。」ブンブンブン!!


まどか「やめて!二人とも!!ま、まずは話し合ってよ!」


杏子「話し合い?さっきの事が本当なら、こいつは事実を知ったうえで何故こう平然としてられるんだよ。
何かたくらんでる証拠さ。」


杏子「動けなくしてから吐かせるのが得策なのさ!」バッ


まどか「やめて!!」




さやか「きょーこっ♪」乳ムニュッ


杏子「にゃああああああああ!?」




ほむら「!?」

まどか「さ・・・さやかちゃん?」




395 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 18:30:09.89 d1HIq+zd0 163/404

ほむら「・・・」

(変身解除)

杏子「・・・」

(変身解除)


さやか「なんだー杏子も来てたんだ。おっ、制服似合うね・・・
でも胸がちょっとぶかぶかだね・・・」

さやか「わかった、マミさんのだ!」


杏子「ああああ、うるせー!何しにきやがった、さやか!!」

さやか「あたし、ここの生徒だよ。学校に来るのは当たり前じゃん。」

さやか「とはいっても、もう昼休みになっちゃったけどね・・・
だから、お昼ご飯!まどか達探してここに来た。」


マミ「あら、みんなここに居たのね。佐倉さん・・?
そう・・・忍び込んできたのね・・・もう!」


まどか「マミさん!」

杏子「マミ・・・」


杏子「・・・」キッ(睨み)


ほむら『巴さんやさやかに知られたくない。
後で必ず説明してあげるから、今は聞かなかったことにして。』

杏子『チッ』



396 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 18:34:41.78 d1HIq+zd0 164/404

マミ「みんなで食べましょう。佐倉さんは・・・お弁当持ってきた?」

杏子「ふん。」ドサドサ

さやか「あんたコレ、全部お菓子じゃん!」

杏子「悪いかよ。」


マミ「しょうがないわね・・・私のお弁当食べなさい。」

杏子「お、思惑通り。マミならそういうと思ってたぜ。
何か食えないかと思って学校に来たんだよなー実は。」

マミ「なら私はこっちのお菓子をいただくわ。パンが無ければというやつね。」

杏子「これもあたしのだ!」

さやか「両方食う気かよ!」


マミ「しょうがないわね・・・ダイエットも兼ねて・・・」

さやか「だから太ってませんって!!」


まどか「あの・・・マミさん?」

マミ「あっ・・・ごめんなさい・・・そういえば鹿目さんと暁美さんは
はじめましてだったよね?」


マミ「暁美さんは・・・ある意味はじめましてじゃないかもしれないけど・・・」

杏子(いや、会ったことねーぞ。こんなヤツ・・・)


マミ「こちらは隣町で魔法少女をやってる佐倉杏子さん。
元々私の一番弟子で・・・」

杏子「その話はするな!今は関係ねーだろ。今は!」


マミ「こちらは暁美ほむらさんと鹿目まどかさん。
暁美さんは魔法少女。鹿目さんは素質持ちだけど契約はしてないわ。」

まどか「えっと・・あの・・・よろしく・・・でいいのかな・・・?」


さやか「そういや、あんたらなんで変身してたの?」


ほむら「・・・」

杏子「・・・」

397 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 23:08:20.70 d1HIq+zd0 165/404

まどか「つ・・使い魔がいたの!」

杏子ほむら「!?」

さやか「え」


まどか「たまたま、ほむらちゃんと佐倉さんがいるこの場所で・・・使い魔が現れて・・・」

まどか「たまたま退治しようと一緒に変身して・・・鉢合わせて・・」


まどか「ほむらちゃんと佐倉さんがお互いに驚いてる間に使い魔は逃げちゃったけど・・・」


マミ「そうなの?おかしいわね・・・校内に使い魔が現れたらまず私は解るはずだけど・・・」

まどか「き、きっと・・・弱い使い魔だったんですよ!」


マミ「それに・・・佐倉さん・・・あなた使い魔は狩らない主義だったんじゃないの?」

まどか「えっ・・・そうなの・・?」

さやか「な・・・!?」


杏子「・・・」


ほむら『まどかが言ったことにつじつまを合わせて!佐倉杏子』


ほむら『・・・お願い。あなたは割り切れるかもしれないけど・・・
魔法少女の事実を巴さんが知れば、おそらく彼女は壊れてしまうわ。』


ほむら『必ず後で説明する。だから-』


杏子「ん。あぁ、まぁ・・その・・実はだな・・・」


杏子「マミに返事をしにきたんだ。例のワルプルギスの件について・・・」

398 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/16 23:54:15.06 d1HIq+zd0 166/404

マミ「返事?」

杏子「力をかせっつっただろ、ワルプルギスの夜を倒すために」

マミ「協力してくれるの?」

杏子「使い魔を狩ろうとしたその行動が返事だと思ってくれ。
とりあえずここ一ヶ月はそっちのやり方に従ってやる。」


マミ「あ・・・ありがとう・・・本当にありがとう・・佐倉さん!」

杏子「・・・」

杏子(さっきのこいつらの話が事実なら・・・マミのこの笑顔は・・・)


さやか「ちょ、ちょっとねえ!今のどういう事さ!
あ、あんた使い魔見逃したりしてたの!?」


杏子「だああああ!うるせー!お前が出てくると全部ややこしくなるんだよ!
もうしてねー!これからワルプルギスまで、
マミの方針に従ってやるっていってんだからもういいだろ!」


杏子「ただし、条件はアイツのグリーフシードをあたしに無条件で譲ること、
ワルプルギスを倒した後、縄張りを譲ること」


マミ「私は・・構わないわ。暁美さんは?」

ほむら「問題ないわ。私はワルプルギスさえ倒せれば後はどうでもいいもの。」


まどか「・・・」


杏子「そして、全部終わった後はマミのマンションはあたしが住む」


マミ「!!」

さやか「な・・・なんだと~!?」


さやか「あ、あんた!マミさんにこの町からでていけって言いたいの!?」

マミ「か・・・構わないわ!!」

さやか「マミさん!?」


杏子「よし、交渉成立だ。これからワルプルギスまで、あんた達の正義の味方ごっこに協力してやんよ」

マミ「言ったでしょ?正義の味方なんかじゃないわ。」


さやか「え?マミさん・・・ナニいってんのさ?」


マミ「いい機会だから言わせてもらうわね・・私は正義の味方なんかじゃないわ。
ただ・・・『ごっこ』は間違えてないわね・・・孤独が嫌だっただけよ。」


マミ「誰かの前でかっこつけてただけなのよ。
仲間を集める手段が・・・たまたま正義の味方の行動に似ていただけ。」


マミ「だから・・・今は何よりも佐倉さんが帰ってきてくれて嬉しい。
そばにいてくれるだけで・・・楽しい。」

杏子「フン」

さやか「マミさん・・・」


マミ「美樹さんも契約しようと考えるのなら、私に対するイメージを
洗いなおすことからオススメするわ。でなければ勝手な理想像に押しつぶされるだけだから。」


399 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/17 06:24:54.31 0dL7Ebo80 167/404

マミ「あとは・・・この町の魔法少女という言い方は可笑しいのかもしれないけど、バイオリン仮面だけね。」

マミ「4人もいればきっとワルプルギスの夜を倒せるわ!
・・・佐倉さんにバイオリン仮面を会わせたいのだけれど、どうすればいいのかしら?」


杏子「もう会ったよ」

さやか「え?」


杏子「あたしに住むところと食うものをくれるみたいなんだ。その代わりワルプルギスの事、
手を貸せって言う取引でな。」

杏子「今日もホテルで待ち合わせだ」


さやか「ホテル!?ちょ・・・ちょっと!それアンタいかがわしい事したりされたりって無いでしょうね!?」


杏子「いかがわしい事!?具体的になんのことだよ?」

まどか「あわわ・・・・///」


マミ「さ・・佐倉さん・・・バイオリン仮面に・・・その・・身体を触られたりしてないかって事よ。
な・・・なにか変な要求はされてない!?」


杏子「あるかよ。ただあたしに修行をつけたいとか言ってたから、不可抗力で触れることはあるかもな。」


さやか「ほっ・・・なんだ・・・純粋に杏子の寝床を心配してるだけか・・」


杏子「後は・・・あたしのパンツを毎日回収するとは言ってたな」


一同「!!」


杏子「自分の事を『パパ』と呼ばせようとしてたり。」



さやか「・・・」








さやか「援交だあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」




409 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:21:04.01 xH1tAiWT0 168/404

~ホテル見滝原~

杏子「おーい、バイオリン野郎ーどこだー、来てやったぞー!」


まどか「・・・」


~回想~

さやか「あんたそれ、絶対騙されてる!行っちゃ駄目!」

マミ「そうよ!寝床も食事も用意する!
下着も私のをバイオリン仮面に渡すわ!!」

杏子「ふざけんな!あたしがせっかくアイツが盗っていこうとするのを止めさせたのに!」


杏子「なにより、マミ!あんたと二人きりになるのは・・まだ、辛いんだよ・・」

さやか「だったらあたしも行くよ!言ったでしょ!あんたがマミさんと
仲直りするための友達になるって!」

さやか「あんたがちゃんとマミさんと向き合えるまで、あたしが心配してあげる。
だから、バイオリン仮面がアンタに変なことしないか監視する!」


杏子「駄目だ。あたしとマミの事情に一般人を巻きこまねー。」

杏子「あたしとバイオリン仮面との事情はもっと関係ねー」



マミ「じゃあせめて誰か一人あなたのそばにつけさせて!
心配でたまらないわ!そんな取引!」


杏子「いいっつってるのに・・・まぁ・・・どうしてもって言うのなら・・」

~回想終了~


まどか「佐倉さん・・・なんでわたしなの?」


杏子「杏子。そっちの方で呼んでくれ。あんたやさやかと同い歳だから。」

410 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:23:06.70 xH1tAiWT0 169/404

杏子「マミは問題外だし・・・さやかもウザイ。
暁美ほむらは・・・信用ならねーし、消去法だ。」


まどか「・・・またこういう事になるかもしれないから、
帰るのが遅くなったり泊りがけでも心配しないでって家には言ってるけど・・・」

杏子「あんた、さやかのお友達なんだろ?
アイツの友達続けられるってお人好しじゃん?」

杏子「アイツ、初対面のあたしにずーずーしいし、おせっかいだし。」

杏子「だから、内緒話するにはあんたみたいなのが気楽なんだよ。」


まどか「内緒話?」


杏子「さっき屋上で暁美ほむらとしてた話だよ」


411 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:25:25.46 xH1tAiWT0 170/404

杏子「魔法少女が魔女になる。あんた信じるかい?」


まどか「・・・信じちゃうかな・・・ほむらちゃん・・・嘘はつかないし」

まどか「何より・・夢を見たの。わたしがほむらちゃんのために契約して・・
魔女になる夢を・・・」


まどか「ううん。もっとはっきりとした・・
夢を使って別の未来を経験したって言っても良かった・・・」

まどか「その夢の中で魔女になったさやかちゃんのために杏子ちゃんが
いっしょに結界の中で最期までいるんだよ。」


まどか「杏子ちゃん、さやかちゃんとすぐ仲良くなっちゃったから、
さやかちゃんのためにそうするだろうなって思ったら、
あの話も嘘じゃないと思えて。」


杏子「ハァ!?あたしとさやかが仲いいだって!?バカいってんじゃねーよ!」

まどか「ふふっ・・・ごまかしきれないよ。さやかちゃんと話してるときの杏子ちゃん、
年齢以上に幼く見えるの。とっても可愛いよ!」

まどか「マミさんと話すときはもっとかな。」




杏子「このやろ・・///」


412 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:30:17.21 xH1tAiWT0 171/404

まどか「ほむらちゃんからも漠然と『この町を縄張りにしようと企む子』としか聞いてなかったから、
どんな人だろうと思ったけど、全然そんなこと無かった。」

まどか「強がってみせても、わかるんだ。杏子ちゃん、マミさんやさやかちゃんのこと
ちゃんと心配してるんだなって。」

まどか「・・・だから・・・」


まどか「さやかちゃんが杏子ちゃんがマミさんに素直になるための友達なら、
わたしは杏子ちゃんがさやかちゃんに素直になるための秘密の友達だね!」


杏子「はぁ!?」



まどか「意地張ってれば友達が逃げてくと思ったら大間違いだよ。
これなら、どんどん友達増えていっちゃうよ。」


杏子「ほんと、変なヤツだな。あんたもさやかも。」


杏子「話、戻そうぜ。暁美ほむらがいってた話、アンタは信じるんだよな?」


413 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:31:51.77 xH1tAiWT0 172/404

まどか「うん」

杏子「だとしたら、安心だ。
これで魔法少女になろうとするヤツが一人減ったって事だからな。」


まどか「・・・」


杏子「え、なにその表情。あの話が本当だと信じて、なおかつ
魔法少女になろうとしてるの、あんた?」

まどか「ちょっと、考えちゃう。」


杏子「おい・・・どういう事だよ・・」


414 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:33:39.33 xH1tAiWT0 173/404

まどか「さっき夢を見たって言ったでしょ?
もしあれが本当なら・・・わたしにはすごい才能があるらしいの」

まどか「でも、その才能は・・・
ワルプルギスの夜を越えると無くなってしまう物らしいの」


杏子「なんだそりゃ?どういう意味だ?」


まどか「それはまだ秘密。ほむらちゃんの事情にも関わってくるし」

まどか「だから・・・魔法少女が魔女になる悲劇を食い止めるために・・・
ワルプルギスを倒す前に・・・とんでもない願いが叶っちゃううちに
契約するのも・・・アリかなって。」



まどか「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたいとか・・・」



杏子「ふーん・・・おっとりしてるようで、覚悟決めるときは決めるんだね。アンタ。」

杏子「どっちにしろ、魔法少女になんてならないほうがいいさ。
その話は暁美ほむらの話が正確なものだと確認してから考えな。」


氷室「やぁ、ここにいたんだね。佐倉さん。・・・鹿目さんも一緒か。」


杏子「・・・誰だあんた?」

415 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:35:33.87 xH1tAiWT0 174/404

氷室「バイオリン仮面だよ。これが素顔だ。サングラスだけどね。」

氷室「偽名は氷室。よろしく」

~~~

氷室「二人が驚くリアクションは省略させてもらうよ。
それより佐倉さん、僕も滞在するここのホテルが
君がワルプルギスの夜と戦うまでの根城だ。構わないね?」


杏子「おお。何度か忍び込んだことあったけど、ここはいいホテルだ。」

氷室「僕と一緒の部屋に入るかい?それとも、あらためて個室を取るかい?」


杏子「どっちでもいい-」
まどか「個室とろう!杏子ちゃん!!駄目だよ!男の人と一緒なんて危ないよ!」


416 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:40:07.45 xH1tAiWT0 175/404

まどか「そ、それと・・・バイオリン仮面さん・・・いえ氷室さん!
杏子ちゃんの下着取るのやめて!!純な杏子ちゃんを騙して、
ナニを企んでるの!?」

氷室「申し訳ないけど、それだけは聞けないよ。」


氷室「一度見せてあげたほうがいいだろうね。僕のソウルジェムが
浄化されるところを。」


氷室「二つ部屋を取ろう。僕も別の偽名をまた使う。」

シュイン!

杏子「わっ!髪が赤くなった!?」

氷室「君と髪の色を合わせたほうが疑いをもたれにくい。」



フロント「こちらに、保護者様とお子様の名前をお書きください。」

杏子「親子って設定で部屋を取るのか。」

氷室「な?パパって呼んだほうが都合がいいだろ?」


フロント「新しく部屋を借りられるのは佐倉あんすけ様と娘さんの
佐倉杏子さんでまちがいないですね?」


杏子「あんすけ?変な偽名だな。」

氷室「フロントが読み方を間違えただけさ。」


~氷室の個室~

氷室「さて・・・君たちには僕の浄化行為を見てもらおうか。」


417 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:43:12.08 xH1tAiWT0 176/404

氷室「これが僕たち「魔法使い」のソウルジェムだ」スッ

まどか「わっ・・・魔法少女の物より大きい!」

杏子「いなりずしみたいな形だな」


氷室「そして、これの浄化に使用するのは、セクシーすぎない
ごく普通の使用済み下着だ」

杏子「ピンクのブラ?どこから持ってきたそんなもの?」


まどか「///・・・わ、わたしの・・・だよそれ・・・
やっぱり、バイオリン仮面が持ってたんだねー↓」


氷室「下着をソウルジェムに擦り付ける。すると・・・」

シュゥウウウ・・・

杏子「ソウルジェムの黒い穢れが・・・まどブラに移った!?」


まどか「わ・・わたしのブラジャーが・・・真っ黒になっちゃった・・・!!
まるで大人の下着だよ!」


氷室「そう・・・穢れを吸い取った少女(の下着)は大人(の下着)になる。
これが・・・魔法使いのソウルジェムの真相だ。」

杏子「へー」


まどか「なにかの比喩なの?それ」


氷室「・・・本当に純だね。君たちは」


氷室「これでわかっただろ?君たちの下着が必要な訳が。
やましい気持ちはこれっぽっちも無く、ただ浄化のために欲しいんだよ。」


杏子「そういう事ならしゃーねーな。文字通り一肌脱いでやるか。」

まどか「納得しちゃ駄目!まだまだツッコミどころはたくさんあるよ!!」


418 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/18 18:45:21.79 xH1tAiWT0 177/404

~病室:恭介発電所~


恭介「中途半端な時間に眠たくなってきたな。やっぱり、徹夜したせいか。」

恭介「寝る前にナニかしようかな?」

恭介「放課後もさやかが来るって行ってたから・・・うかつな事は出来ないね。」


恭介「あれを聞きながら眠りに落ちよう。それが・・・今の僕が
うかつな事以外で至福を得られる最高の時間だ。」

ピッ


恭介「心が安らぐ・・・」

恭介「すぅ・・・」


ガチャッ

さやか「恭介♪」


さやか「寝てる・・・しょうがないなー。コイツは。」

さやか「徹夜で作曲してたからしょうがないか・・・」

さやか「あたしのために・・・ね・・・きゃー♪もう!恭介ったらー!」


さやか「ナニか聞きながら寝てるね・・・イヤホン借りるよ。あたしにも聞かせて」


さやか(ボイスレコーダー)「大好きだよ・・・」


さやか「きょきょきょきょ・・・きょうすけぇ!?///」


さやか「あ、あの時のあたしの告白!!なんてもの繰り返し聞いてるのよ!!」

さやか「あ~もう!///バカ!バカ!バカバカ!!バカバカバカバカバカバカ!!」



さやか「・・・恭介のバカ・・・」



さやか「何度でも・・あたしが直接言ってあげるのに・・」


恭介「すぅ、すぅ・・・」

さやか「・・・本当に・・寝てるのかな~?」


さやか「関係ないよね。じゃあ改めて・・」



さやか「大好きだよ・・・恭介」






恭介「!」ピクンッ


さやか「え!?ナニ今の?」


424 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 08:50:10.73 TEaMw+l20 178/404

バイオリン仮面/氷室 のCVはうかつな判断だと批判が来そうなので
①阿部敦 

②中村悠一

③緑川光

から、お選びください。
この3人がここ5年で演じたとあるキャラの名前がバイオリン仮面の正体を見破るヒントになるかも?

個人的には緑川光が一番しっくり来た。

後は寒い演出になると思うけど、OPとED決めました。
アバン後に歌詞を挟みます。

OP「仮面ライダー龍騎」より「Revolution」の二番目。
バイオリン仮面の心情としても、本編で消えたさやかの心情としても成立する

http://www.nicovideo.jp/watch/sm15118278

ED「ルミナス」のカップリングの「blossom」
OPが完全な趣味なので少しでもまどマギ要素を入れるならここ。

明るい曲だけど、本編のさやかの心情としてとらえた場合は切なさがあるかも?

425 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 09:21:59.20 TEaMw+l20 179/404

さやか「このボイスレコーダー・・・2031年製って書かれてる・・」

さやか「やっぱり・・・バイオリン仮面が・・・未来人!?」


~病院受付前~

マミ「あら、早かったのね」

さやか「恭介のヤツ、疲れて寝ちゃっててさ。」

ほむら「私たちを放置してずっと一緒にいてもよかったのに。」ニヤリ


さやか「ほむら!」


マミ「ねぇ!今日は誰の家でお泊り会する?」ソワソワ

さやか「マミさんノリノリだな、オイ!使命は!?魔法少女の使命は!?」

ほむら「もちろんパトロールはするわ。工場で逃がしてしまった魔女は間違いなく生きているし・・」


ほむら「その上で今日は私の家に招待するわ。」

さやか「ほむらもノってきた!?」

ほむら「もちろん、ワクワクはしてるわ。」


ほむら「でも、情報交換も大事よ。今日は私の核心に迫る話を二人にしてあげる。」

ほむら(ワルプルギスの夜までにお泊り会を繰り返す・・・こんな単純なことで
結束と情報交換が出来るなんてね・・・今まで気付かなかったのは盲点だわ。)


マミ「そうね、私も美樹さんに一つ忠告があるから、暁美さんの家でじっくりと話合いましょう。」



~街中~

マミ「あれは・・・」

ほむら「使い魔ね。」

427 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 09:49:53.97 TEaMw+l20 180/404

マミ「暁美さんが工場でしとめそこなった魔女の使い魔かしら?」

ほむら「おそらく違うわ。私が対峙したのは精神に訴える能力を持っていた。」

ほむら「単純に人間を捕食する能力しかもってなさそうね。さっさと撃ち落しましょう。」


使い魔「ぶーん!ぶー・・」ドサッ


マミ「・・・まったく音がしなかったわ」

ほむら「サイレンサーよ」

さやか「本物の銃火器!?魔法はどこいった!?」



~ほむほーむ~

さやか「なんだこの部屋・・・?」

マミ「すごい数の・・ホログラム・・・」


ほむら「さて・・・どこから話しましょうか・・・」

ほむら「私が時間を繰り返してきてるというのは・・・二人とも漠然とは聞いてるみたいね。」


さやか「お、おう」

マミ「美樹さんには私から話したわ。」


ほむら「実は違う時間軸で・・・私はあなた達とすでに出会っている。」

さやマミ「!!」



ほむら「時間を繰り返すとはそういう事よ。ワルプルギスの夜までに・・・
何度もあなた達は何らかの形で死亡している。」

ほむら「その際、さやかは契約するケースが多かった。
死亡する原因は上条恭介との不仲」


さやか「そんな・・・」


ほむら「その呪われた連鎖を断ち切るのが私の目的。
本当に私が救いたい人物は・・・」




428 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 10:16:04.82 TEaMw+l20 181/404

~氷室の個室~

杏子「そうだ、あんたは知ってるか?」

氷室「何をだい?」

杏子「魔法少女が魔女になる。暁美ほむらがそういっていた。
ソウルジェムが魔法少女の本体とも言ってたけど、こっちの問題のほうが重大だ。」


氷室「!!」


杏子「アンタはそれが本当かどうか知っているかい?」


氷室「・・・」

氷室「後ほどちゃんと説明する。君は今幻術の魔法を取り戻すことに集中してくれ」


杏子「あんたもか・・・チッ、しょうがねーな。」


杏子「まどか、あたしの部屋行こうぜ。」

まどか「えっ・・・わたし帰ろうとしてたのに・・」

杏子「なんだよー泊まっていけよ。家には事情通してあるんだろ?」

まどか「それはそうだけど・・・」


杏子「それに・・あんた、あたしがさやかと仲良くなるための友達になってくれるんだろ?」

まどか「あ・・うん。」

杏子「だったらちょっと付き合え。」


杏子「さやかと仲良くなること・・・それがマミとちゃんと向き合うために必要な一歩だと思うから。」

杏子「マミと向き合うことはあたしにとっては思い出したくない事故と向き合う意味でもある。」


杏子(そうしたら・・いつかあたしはあの時のあたしを許せるのかな・・・)


まどか「そっか。そういう事か・・・だったらわたし、力になるよ!」



氷室「明日は朝から特訓を開始する。今日はよく休むように。」

杏子「女子のおしゃべりはとまらねーぜ?まぁ、睡眠不足は魔力で補うから安心しな。」




429 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 16:56:22.17 TEaMw+l20 182/404

~ほむほーむ~

マミ「そ・・そんな事が・・・」

さやか「まどかを助けるために・・・ほむら・・アンタ・・」


ほむら(魔女化だけ伏せて何とか説明できたわね。でも、いつかは
話さなければならない事・・・)

ほむら(だったら先に・・・)


ほむら「巴さん・・・私たち魔法少女のソウルジェム・・・
これの重大性は解る?」

マミ「な、何を今更・・・ソウルジェムがなければ変身も魔法も使えないわ・・・」


ほむら「それだけじゃない。文字通り「魂」なのよ。」

ほむら「さやか、私のソウルジェムを持って100メートル以上外へ出て、
そこからまた私の家に戻ってきて。私の手にソウルジェムを戻して」


さやか「う、うん・・・」


~~~

さやか「そんな・・・」

マミ「この身体が・・・ただの抜け殻・・・」


マミ「いいえ・・死体・・ゾンビ・・・」


ほむら(上条恭介と恋仲になり、この事実を知った今、さやかの契約はほぼ100%ありえない。)

ほむら(そして・・・)

ほむら「これよりも衝撃的な事実がソウルジェムには隠されている。」


マミ「え!?」

ほむら「今から受け入れる覚悟をしておいて、巴さん。今は魔法少女の身体が抜け殻という事実に向き合うのに
精一杯でしょうから。」


ほむら「佐倉杏子も含めた場で、いずれちゃんと話をする。今はまだその時ではないわ。」


マミ「ええ・・・解ったわ・・・」フラッ

さやか「マミさん!顔が・・・真っ青ですよ!」




430 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 17:08:58.35 TEaMw+l20 183/404

マミ「だ・・・大丈夫・・落ち着いたわ・・・」

マミ「・・・も・・・元よりあの時尽きてた命だもの・・・」

マミ「今の私には守りたい人達がいる。そばにいてほしい人達がいる。」


マミ「佐倉さん、暁美さん、美樹さん、鹿目さん。」

マミ「会話は無かったけど・・・学校のクラスメイトたち・・・そして・・・
親の帰り・・・子の帰りを待つ人達・・・」

マミ「私が魔法少女になりたてのとき・・・見捨ててしまった命のためにも・・・」


マミ「私は・・・魔法少女を続けるわ。」

ほむら「巴さん・・・ありがとう・・・」


マミ「だから・・・今の話を踏まえた上で・・・
美樹さんにきちんと言っておかないといけないことがあります。」

さやか「そういえばそんな事言ってたね。何ですか?」




マミ「美樹さん、あなた・・・やっぱり、契約のこと・・・今でも少し迷ってるでしょ?」

さやか「!!」


ほむら「!?」

431 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 18:04:01.06 TEaMw+l20 184/404

さやか「いやぁ・・まぁ・・・ほむらの今の話を聞くまでは・・・でしたけど・・・」

マミ「今でも。よ」

さやか「・・・」


さやか「はい・・・」


ほむら「さやか!何を考えているの!?正気!?」

ほむら「あなたの幸せは上条恭介と添い遂げることでは無いの!?彼の腕を治したところで、
あなたが自分の身体のことを割り切れなければ、きっと・・・それは崩れてしまうわ。」


ほむら「魔法少女になってはだめよ・・・あなたのために・・・彼のために・・・」

ほむら「何より・・・そんなことをすれば・・・まどかだって悲しむわ・・・」


さやか「ほむら言ったよね・・・別の世界で契約したあたしは・・・
恭介と仁美がくっついた所を見て自滅するって・・・」


さやか「今・・・恭介がちゃんとあたしを見てくれてるこの状況なら・・・
きっとくじけない気がするんだ。恭介さえいればいい。悔しいけど正義なんかじゃなく、
それがあたしの本当の願い。」


さやか「それに・・・魔法少女が人間じゃないって認めるってことは・・・
あたしがマミさんやほむらを否定することにも繋がるから・・・」


さやか「ほむらもマミさんも・・・人間だよ。杏子だって・・・
だって笑い合えたじゃん。フザけあったり・・・今知ったソウルジェムの事実に・・・
悲しんだりすることも出来る。」


さやか「ほむら達をゾンビだなんて言うやつがいたら、あたしがぶっ飛ばしてやる!」

さやか「魂の在り方が変わっただけの人間だよ。暖かいぬくもりが・・・たしかにそこにある。」


マミ「美樹さん・・・」

ほむら「さやか・・・」


さやか「恭介が一番大事。でも、ほむら達との友情も・・・今は同じくらい大事に思えてきて・・・」

さやか「少しでも戦力になるのなら・・・あたしはそれに応えたい。」


さやか「恭介があたしにしてくれたように・・・あたしも恭介の気持ちに応えたい。」

さやか「杏子も強がっているようで・・・マミさんの優しさに応えようとしている・・・」

さやか「ほむらは・・・まどかとの約束を果たそうとしている・・・」

さやか「あたしだって・・・誰かの愛情や友情に応えたい・・・」


さやか「そう思ったら・・・たとえどんな困難が待っていても・・・
魔法少女になるのが・・・みんなの気持ちに応える道だと思って・・・」


マミ「・・・自分で自分の願いをハッキリさせたのね。正義の味方じゃなくて、
自分の望み・・・自分が守りたいもの・・・それをハッキリさせてるのなら・・・良いわ。」


マミ「私が再び戦う理由も正義なんかじゃない。美樹さんにそれが理解できるのなら・・・
もう誰にもそれを非難できる資格なんて無いのかもしれないわね・・・」


ほむら「私は絶対反対よ、さやか。まだソウルジェムには秘密があるといったでしょう?」

432 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 18:18:24.14 TEaMw+l20 185/404

ほむら「約束してさやか!!私に少しでも友情を感じているのなら・・・
ソウルジェムのもう一つの秘密を話すまで・・・絶対契約しないで!!」


ほむら「それを知らずに契約すれば・・・あなたはきっと後悔するから・・・」

さやか「ほむら・・・」


ほむら「お願い・・・まどかだけじゃない・・・今は私も・・・あなたが何も知らずに
契約してしまう事が・・・魔法少女に引き込んでしまう事が・・・悲しい・・・そう思ってしまう」

ほむら「少なくともこの時間軸では・・・あなたも私の大切な友人の一人よ・・・
頼むから・・・自分を粗末にしないで・・・」


さやか「・・・」


さやか「わかったよほむら・・・あんたの話を聞くまで、あんたが話してくれるまで、
とりあえず契約のことは考えないようにする。」


ほむら「さやか・・・約束よ。」

さやか「うん。絶対破らないよ。」


さやか「ところで・・・恭介の病室でバイオリン仮面・・・氷室さんが残していったと
思う私物に書かれていた年が・・・」


ほむら「2031年!?」

マミ「やっぱり・・・未来人だったのね・・・今から20年後までに・・・
一体どんなことが起こるというの・・・!?」

433 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/19 20:33:49.89 TEaMw+l20 186/404

~杏子の部屋~

杏子「まどか!さやかを呼び出せねーか?」

まどか「さやかちゃんに素直に相談するんだね?」


杏子「いちいちうっせー。///お前はもう寝ろよ。」

 
~ほむほーむ~

さやか「あ、まどかからだ」

さやか「もしもし?」


杏子「・・・よぉ・・・」

さやか「・・・もしかして、杏子?何の用?」


杏子「本当にあたしの友達になってくれるのか?」

さやか「あたしはもう友達のつもりだったけど?」


杏子「・・・じゃあホテル見滝原に来てくれ。
マミやまどかに聞かれちゃ恥ずかしい話がある。」

さやか「いいよ。今から行ってあげるね。夜はほむらの家に戻らなきゃだし。」


~~~

さやか「おまたせ」

杏子「まどかは部屋に置いたままだ。お前にしか言わねーから、良く聞けよ。」



杏子「マミの前で素直になる必要なんか無いって言ってくれるやつがいた。
だから・・・マミ以外には素直に話す。」

杏子「絶対マミには言うなよ!めちゃくちゃはずかしいんだからな!!」

さやか「任せなさい!秘密は守るよ!」




杏子「あたしは・・・マミの事が好きだ。本当は・・・心配でたまらない・・・」



さやか「ほぅほぅ・・・だいぶ素直になったじゃん」



杏子「アイツにお前らみたいな友達が出来て・・・嫉妬してたことを認める。」



杏子「でも、あたしの気持ちは・・・友達以上の気持ちなんだ。」

杏子「わかるだろ?それをなんて言うかを・・・」



さやか「・・・」






さやか「えええええええええええええええええ!?」




445 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 09:51:11.22 ZA65g3ph0 187/404

杏子(家族・・・だなんて言えやしないよな。)


杏子「家に帰ったらただいまって言ってくれるような・・
そんな絆を・・マミに求めていた。」


さやか「ああ・・そうなんだ・・(同棲愛!?)」


杏子「あんただってわかるだろ?まどかから聞いた恭介とか言う彼氏・・・
気が早いって否定するかもしれないけど・・・
あたしにとってのマミが・・・あんたにとっての恭介なんだ。」


杏子(いずれ夫婦になる仲なら・・・家族と言えなくは無いしな・・・)


さやか「お・・・おお・・・おおおおお・・・・」


さやか「わかるよー・・・友達よりも大事な人・・・あたしにとっての恭介ぇー(棒読み)」


杏子「あたしにとってのマミ」



さやか「あたしらはまだ同棲してないし、同性じゃないけどね・・・
でもいつか・・・同姓になりたいなー・・・」


杏子「そんな絆さえあれば、安心なんだ。あいつの周りに友達が出来ても、いつでも繋がってると感じられる」

さやか(繋ぐ!?女の子同士で・・・どうやって?)


杏子「そりゃ、あいつに彼氏とか出来たら、やっぱりちょっと悔しいかもしれないけど。」

さやか(それは当たり前だよ!むしろマミさんの事愛しちゃったのなら、他に恋人作らせんなよ!!)



杏子「多分マミのやつもそうなんだ。
あたしから素直になりさえすれば、いつでも(家族のように)受け入れてくれる。」



さやか「お・・・おお・・・おおおお・・・」






さやか「おおッ!?」

447 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 10:16:13.62 ZA65g3ph0 188/404

杏子「でも・・・やっぱり眩しすぎて駄目だな。
暗闇を歩いてきたあたしには・・・マミの笑顔が・・・眩しすぎる。」


杏子「あたしは・・・昔・・・勝手な願いで大切な人を亡くしたんだ。
そのせいで・・・マミとも喧嘩別れした。」

さやか(その大切な人は異性!?同性!?)


杏子「その後(腹の)隙間をうめるためいろんな悪い遊びもしてきたし。」

さやか(ダメ!同性間でも異性間でも愛が無きゃそんなことしちゃダメ!!)



杏子「今更あたしの大切な人になってくれなんて・・・言えるわけねーよ。」


さやか(・・・)


さやか(これは・・・本物ですね・・たまげたなぁ・・・)



さやか(そして・・・マ・・・マミさんが・・・女の子OKな人だったなんて・・・)


さやか(他人に胸を揉まれると大きくなるという都市伝説があるけど・・・
ま、まさか・・・マミさんの胸は・・・いままでマミさんを通り過ぎて行った人達が・・・)


さやか(そういえば・・・杏子と出会うまで・・・色々な魔法少女を同じ志に誘おうとしたって
言ってたけど・・・)


さやか(そっちの意味なのか!?そっちの意味なのかあああああああ!?)


さやか(杏子がやっとであえた初めての仲間ってそういう意味なのかあああああ!?)


さやか(ああああああ、、、もおおおおおおおおおお!!!)







さやか「どうせいっちゅうねんッ!!」ちゅどおおおん


杏子「うぉおッ!?」ビクッ

449 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 10:56:43.60 ZA65g3ph0 189/404

さやか(落ち着け・・・FOOLになれさやかちゃん・・・って誰がバカだ!)


さやか(愛は無限に有限・・・とかどっかのだれかが言っていた気がする・・・)


さやか(つまり・・・愛は有限に無限でも有り得るんだ・・・)

さやか(何がいいたいかというと・・・結局愛の形なんて人それぞれだよね!って事!)


さやか(女の子同士!結構じゃないか!マミさんは魅力的だ!惚れないほうがおかしい!!)

さやか(杏子は間違っちゃいない!うん。女の子同士は正義!異性交遊も正義!)


さやか(男の子同士は・・・申し訳ないけど中沢に恭介を取られちゃうよぉ・・・な展開になるからNG)


さやか(あたしだって、もし恭介が女の子だとしても、好きになってたもん。
恭介だから、好きになったってハッキリ言える!!)

さやか(そしたら恭介じゃないよね・・・きょ・・・恭子ちゃん!?恭子ちゃん可愛いよ!恭子ちゃん!!)


さやか(恭子ちゃん・・・キョウコちゃん・・・杏子ちゃん!?)


さやか(美樹さやかは・・・恭介が好き・・・恭子が好き・・・杏子が好き!?)



さやか「あ、ああああ、あたしも・・・杏子が好きだあああああああッ!!」ガバッ



杏子「うおおおおおおおお!?な、なんなんだ一体!?」



453 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 17:38:30.87 ZA65g3ph0 190/404

~杏子、一家心中まで説明~

さやか(ああ・・願いで失った大切な人は家族って意味ね。)

さやか(でもマミさんに向ける大切な人の思いは・・・恋心で間違いなさそうだね・・・)

さやか(マミさんと家族になりたい・・・つまり、結婚願望がある・・・と。)




さやか「ふぅ・・・とりあえず同性って事を無しにして相談に乗ってあげる。」

杏子(同棲しちゃ駄目なのか)


さやか「結局・・・杏子が自分を許すしか無いんじゃないかな。」

杏子「やっぱりか・・・バイオリン仮面にも言われたぜ・・・」


杏子「あたしさえ願い方を間違えなければ・・・って思うと・・こればっかりはな・・・」

さやか「難しいよね・・・」

杏子「自業自得って言い方も・・・結局は自分に罪を感じて生きているだけしな。」


さやか「いっそ、新しい信仰を持ってみるのもいいかもしれないよね。」

杏子「どういう事だ?」


さやか「その心中があった日・・・お父さんはきっと立ち直ろうとしていたんだよ。
でも・・・魔女か使い魔につけこまれて衝動的に自殺した・・・もしそうだとしたら、
杏子のせいじゃないよね。」

杏子「そんな都合のいい話があるか。大体それが事実だとしてももう証明しようがねーだろ」


さやか「お父さんが自分の意思で心中しようとしたかどうか、ってのももう証明しようが無いよね?」

杏子「・・・そういえば、そうなのかな・・・」


さやか「そうだよ。どうせ意地を張るのならさ、もっと自分に都合のいいように何でも信じてみようよ!」

さやか「杏子が信じてるのは家族と過ごした暖かい日々?それとも・・・悲観した後の絶望?」


さやか「杏子の信じるとおりに生きていけばいい。杏子が信じる正義を・・・貫けばいい。
誰も・・それを非難できる権利なんて無い。」

さやか「そんな奴がいたらあたしが、許さない。」


杏子「さやか・・・」

杏子「あんたの方が・・・よっぽど新しい信仰を広めていくのに・・・向いてるのかもな。」


さやか「なーんちゃって。こういう考え方ができるようになったのは・・・つい最近なんだけどね。」

454 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 18:19:33.03 ZA65g3ph0 191/404

さやか「ここ3日ほどで、あたしは自分の欲望、自分の願いについて見つめなおす機会があったんだ。」


さやか「それまでは・・・ただ漠然と魔法少女もマミさんの事も正義の味方だと思ってた。」

さやか「自分の欲望を押し殺して・・・ただ見返りをくれない人、気付いてくれない人のために戦う。
それがカッコイイと思ってた。正しいことだと信じてた。正しくなかったとしても・・・
魔法少女はそうあるべきだと思い込んでた。」


さやか「でも・・・わかったんだ・・・たとえ魔法少女になってもならなくても・・・
結局人は・・・自分一人の願いを叶える事しか出来ないって・・・
それさえ出来ない人もいるって。」


さやか「だから・・・あたしは自分の願いに素直になる道を選んだ・・・
正義よりも・・・世界よりも・・・恭介が大事。契約する前にそれに気付けた。」


さやか「たった一つ信じることを貫き通せばいい。そう思えたのなら、
あたしが杏子の生き方を否定することなんて出来やしないんだよ。」


さやか「それに気付かずに契約してたら多分・・・杏子と戦ってたと思う。」


さやか「他人に意地張っても構わないよ。他人に嘘をついたって構わない。」


さやか「でも・・・自分には素直に生きてみてもいいんじゃないかな?
悲しい過去も・・・いくらでも都合のいいように信じることもできるんだし。」


杏子「さやか・・・」


さやか「きっとマミさんだってそうだよ。」



455 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 18:34:21.02 ZA65g3ph0 192/404

さやか「正義よりも守りたいものが・・・たまたまあたし達やこの町の人達だっただけ。
正義の味方に近い位置に・・・マミさんの願いがあっただけ。」


さやか「きっとマミさんも・・・杏子を助けるためだったら、正義も世界も裏切ってみせる・・・そう思うよ。」


杏子「・・・」


杏子「マミにも・・・そう言われた・・・」

杏子「なによりも・・・自分のために・・・私の傍にいてくれってマミに言われた。」


杏子「その気持ちが・・・すごく嬉しかった・・・」

杏子「本当はもう一度・・・マミさんを・・・信じたい・・・」ポロポロ


さやか「杏子!?」


杏子「マミさんの傍で・・一緒に戦いたい・・・支え合いたい・・・」

杏子「マミさんにゴメンねって謝りたい・・・」


杏子「マミさんの手料理を食べたり・・・ダッセー必殺技叫ばされたり・・時には喧嘩したり・・・」

杏子「マミさんだけじゃない・・・さやか達にも囲まれながら・・・暖かい日々を過ごしていきたい。」


杏子「あの日失った光・・・それが・・・あたしの本当の願い・・・本当の祈り・・・」


杏子「あたしが最初に願ったときもそうだったっけ。ただ・・・家族の幸せを願ってたんだ。」



さやか「杏子・・・」



さやか「あ、あたしは・・・もう杏子の友達だからね!絶対杏子の傍を離れたりしないから!!」




杏子「・・・あんがとよ・・・」



杏子「じゃあ友達として、約束してくれ。今日のことは絶対マミに言わないって。」


杏子「約束を破ったらその・・アレだ・・・・絶交だ。」


杏子「もう友達なんだからな、あたしと口聞きたかったらちゃんと守れよ。
あたしは絶交になっても構わないんだけどな!」



さやか「今更とってつけたようにツンデレキャラかよ・・・萌えか。杏子のそんなところが萌えなのか。」


さやか「杏子の友情は、さやかちゃんがキッチリ徴収しましたからね!!」

456 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 19:12:14.00 ZA65g3ph0 193/404

~朝~

~ホテル地下駐車場~

バイオリン仮面「・・・素直に特訓を受けるとはね・・・もう少し駄々をこねると思っていたけど・・・」

杏子「うるせー。あたしの気が変わらないうちにさっさと始めな。」


杏子(順序が逆かもしれない・・・でも幻惑の魔法を取り戻すことは・・・あの日のあたしを許す事・・・
受け入れることに繋がる・・・)

杏子(そして・・・マミと向き合うことに繋がる。)


杏子(ちゃんとマミと向き合うんだ・・・さやかがそう背中を押してくれたから・・・
そのさやかと向き合えるようになったのは・・・まどかのおかげ・・・


杏子(だから・・・まどかとさやかの友情に応えるためにも・・・あたしは・・・)



バイオリン仮面「では・・・佐倉さんの能力を取り戻すための特訓を・・・開始する・・・」


バイオリン仮面「まずは5曲!!「伝えられなかった世界(おもい)」!」♪~♪~♪


杏子「!!景色がゆがんでいく・・・!?こ・・・これって・・・魔女結界・・・だよな!?」


バイオリン仮面「どんどん行くぞ!!6曲!!「クラリッサ」!!」♪~♪~♪


使い魔(バックダンサー)達「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」




杏子「な・・・!?つ・・・使い魔を召喚した!?」


杏子「なんなんだ!アンタ本当にナニもんなんだ!?」




バイオリン仮面「さぁ佐倉杏子・・・使い魔を全て倒して見せろ!!」

杏子「そんなことかい。わかりやすい特訓方法でいいねぇ・・・」


バイオリン仮面「ただし、条件は使い魔に自分の身体を触れさせない事だ!
ダメージはもちろん、ガードも失格!!」

杏子「な・・・!?」




使い魔(バックダンサー)達「あひゃはyはやはやはやひゃあああ」うじゃうじゃ・・・


杏子(この数の使い魔相手に・・・無傷で・・!?)


~杏子の部屋~


まどか「う・・ん・・・朝か・・・」

まどか「杏子ちゃん・・・先に部屋を出たんだ。氷室さんと・・・特訓に出かけたんだね。」


まどか「わたしは学校にいく用意しなくちゃ。えっと・・・」

まどか「あれ?なんだろう。ドアのところに・・・手紙が。」

まどか「氷室さんからだ・・・」

457 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 19:33:04.38 ZA65g3ph0 194/404

氷室(手紙)「鹿目さん、僕と佐倉さんは特訓に出かける。
君は朝食をすませて学校へ行ってくれ」


氷室(手紙)「それと・・・君は夢を見ただろ?あれは僕の4曲目の能力なんだ。
僕が生きてきた別の未来の映像を対象者に見せることができる。」


氷室(手紙)「僕の正体は・・・20年後からやってきた未来人だ。
未来を変えるためにこの時代へやってきた。」


氷室(手紙)「つまり・・・君の見た夢は・・紛れも無い事実なんだ。
その未来で君は・・・魔法少女に関する重要な秘密を知ったかもしれない。」


氷室(手紙)「できることなら・・・まだ誰にも言わないで欲しい。
とくに巴さんには・・・いずれ・・・ほむらさんも踏まえた場でちゃんと説明するから・・」


氷室(手紙)「君にだけ映像を見せたのにはちゃんと意図がある。
どうか・・・僕を信用して秘密を話すのは待ってて欲しい。」


まどか「・・・」


まどか「あの夢が・・・本当にあった別の未来・・・すべて・・事実・・・」


まどか「ほむらちゃん・・・やっぱりほむらちゃんは・・・」


~通学路~

マミ「ねぇ美樹さん・・・なんだか妙に距離を感じるのだけれど・・・」


さやか「えっ!?き・・気のせいですって!!
恋人ならまだしも、友達ならこれくらいが普通ですって!」ビクビク


ほむら「その割りにまるで守ってもらいたいかのように私にベッタリね、さやか。
もしかしてそっちの趣味かしら?」


さやか「今はそういう冗談はやめて!!マジでやめてよ!」

さやか(マミさんがガチなんだよおおお)


ほむら「あら、残念ね。あなたとなら構わないとちょっと思っていたのよ」


さやか「ほむらもかよ!!ノンケはあたしだけか!!」

ほむら「冗談よ。」


マミ「えっ?私だってそっちの気は無いわよ?おかしな美樹さん。」


さやか(恭介より先にあたしの純潔奪われちゃうよおおお)



幼女「あ、女王様だ!!」

さやか「え?」




458 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 19:53:34.16 ZA65g3ph0 195/404

幼女「ねぇ!女王様でしょ!あの時街であった女王さまだよね!」

さやか「も・・・もしかしてあの時のアレ・・・見てた子・・?」


マミ「美樹さん?その子は?」

ほむら「(私も・・・どこかで会った事がある?)・・・女王とはどういう意味かしら?」


幼女「お馬さんに乗ってる人!!でも、ちょうきょうしでも、きしでも無いそれは、女王さまだって、
おじいちゃんとおばあちゃんが教えてくれたの!」


マミほむら「!!」



マミ「み・・・美樹さん・・///」


ほむら「あ・・・あなた・・・上条君と・・・もうそんなプレイを・・・」


さやか「してねーよ!!あたしが乗ったのはバイオリン仮面だ!!」


ほむら「!!・・・お・・・大人を服従させてしまう素質があるのなら・・間違いなくあなたは女王よ。」


さやか「成り行きで乗っただけ!そうしないと病院まで間に合わなかったから!!」


マミ「え・・ええ。美樹さん・・・病院にいったほうがいいわ。むしろ何故その時診てもらわなかったの?」


さやか「だあああああああ!!ややこしい!移動手段としてだよ!わかりやすく言えば
あたしがバイオリン仮面に担がれてたの!誤解を生むような絵図に見えたって意味を含めて!!」



幼女「お姉ちゃんは・・・女王さまじゃ無いの?」


さやか「悪いけど違うよ。」


さやか「でも・・・将来を誓い合った王子様はいるけどね~。キャッ!もう!言わせないでよ~」


さやか「このおませちゃん!さやか姫が打ち首にしてくれるぞ~」つんつん

幼女「きゃっ・・ははは・・このおねえちゃん面白~い。」


さやか「今日は一人?お爺ちゃんとお婆ちゃんは?」


???「ゆまちゃん・・・ここにいたのね。」

459 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/20 20:07:56.01 ZA65g3ph0 196/404

幼女「ママ!」


さやか「え?ママ?そっか。今日はお母さんと一緒なんだ。」


幼女「お爺ちゃんとお婆ちゃんとはぐれた後ママに会ったの。」

幼女「叱られると思ったけど、とっても優しくしてくれるんだよ!」


さやか「ちょっと待て、叱られる要素があったか?今の会話」

ほむら(・・・)


ほむら(なに?この違和感は・・・)


♪不吉なBGM


母親「もう行きましょうゆまちゃん。お姉ちゃん達に
さよならとお礼を言いなさい。」


幼女「じゃあねーおねえちゃんたち!遊んでくれてありがとう!」


さやか「あたしの名はさやかだ。また会おうな!ゆまちゃん!」



幼女「ねぇママ。どこに連れて行くの?おじいちゃん達のとこ、
戻らなくて大丈夫かな?」


母親「お義父さんたちには私から言っておくわ。ゆまちゃんと
一緒に・・・是非行ってみたい場所があるのよ。」







母親「ここよりも・・・もっともっと素敵な世界よ。」


~続く~

462 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/21 05:47:38.55 /z1ttUmU0 197/404

♪EDテーマ ClariS  「blossom」

463 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/21 06:04:22.19 /z1ttUmU0 198/404

♪;オクタヴィアのテーマ 「Symposium magarum」

銀河万丈「究曲!!バイオリン仮面!」


さやか「ゆまちゃんが・・・行方不明!?」

まどか「ほむらちゃんは・・・その後どうなってもいいって思ってるよね・・・」

マミ「佐倉さん、お願いだからそこに行くまで待っていて!」

ほむら「まどかまでもが・・・契約を考えていたなんて・・・」


恭介「ああ、今日から復帰だ。一緒に学校へ行こう」

バイオリン仮面「君はもう・・・気付いているはずだ」

銀河万丈「第6曲!!」


杏子「あたしは今信仰(うそ)が欲しい」



464 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/21 06:19:23.72 /z1ttUmU0 199/404

>>463

銀河万丈「勃ちあがらなければ男じゃない!」


杏子(お父さんナニ言ってんの)


~現在公開可能な情報~

4曲!!名称不明

自分が生きてきた未来の世界を夢をみる対象者の視点になって映像として見せることができる。
完全な後付設定だが、まどかが夢をみた夜の日、野外で演奏していた事になる。

5曲!!「伝えられなかった世界(おもい)」

かつてバイオリン仮面を想っていながらもそれを伝えることが叶わなかったとある少女の
精神世界。魔女結界と同等の閉鎖空間を作り出す。他の曲がただの演奏であるのに対して、
魔力を伴うこちらは「魔法演奏」である。


6曲!!「クラリッサ」

自分が作り出した魔女結界内限定の「魔法演奏」。
使い魔(バックダンサー)を召喚する。その容姿はかつて彼を慕ったもう一人の少女に酷似している。

元々は彼と深い関係のとある魔女が引き連れていた使い魔。

使い魔が実体化されているのは、演奏中だけである。



465 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/21 06:30:26.50 /z1ttUmU0 200/404

~第5曲終了時点での各キャラクターの思春期パロメータ~

(★3つが中学生として平均的な数値)


まどか★★☆☆☆

さやか★★★★☆

マミ★★★☆☆

ほむら(覚醒前)★★★☆☆

杏子★☆☆☆☆

仁美★★★☆☆



恭介★★★☆☆
(下着トラップ発動前:★一つ)

中沢★★★★☆



473 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 02:06:06.00 vcGmedpY0 201/404


さやか「杏子が氷室さんのお世話になってから、四日ほどが過ぎようとしていました。」

さやか「その間に色々な組み合わせでお泊まり会を繰り返し、あたしたちは結束を高めていきました。」


さやか「まだ照れくさいという理由から、マミさんと杏子、そして「信用できない」という理由から
杏子とほむらの組み合わせは二人きりで泊まる事はありませんでしたけど。」


さやか「それでも、あたしやまどかの仲介でマミさんと杏子、杏子とほむらの溝は
少しずつですが確実に狭くなっていったと思います。」


さやか「さて、今日は嬉しい知らせです。」

~朝~


~病室:さやかがしょっちゅうお見舞いに来るから言うほど稼動してなかった恭介発電所~


さやか「退院・・・?」


恭介「ああ、松葉杖がいるけど・・・今日から復帰だ。一緒に学校へ行こう。」


恭介父「リハビリを頑張った恭介もそうだが、奇跡的な回復力だと言っていた。まるで
魔法でもかけられたみたいに。」


さやか(マミさんの・・・魔法かな・・・まったくの無駄骨じゃなかったんだ・・・)


恭介母「おそらく、愛の力ね」

さやか「お・・・お母さん!?やめてください!そんなんじゃ無いですって!」

さやか(マミさんと恭介の!?それともあたしと恭介の!?)


さやか母「おやおや~?さやかちゃんのお母さんはこっちですよ~。
なんで上条君のおかあさんをそう呼ぶのかな~?」


さやか父「上条さんとは家族のような付き合いでしたが・・・これで本当の家族になるわけですな!」


恭介父「くぅ~wありがとうございます!さやかちゃんがいなかったらウチの愚息は・・・」


さやか「って、なんであたしの両親が!?」

474 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 02:13:21.06 vcGmedpY0 202/404

さやか母「え?家族の退院に親が祝うのは当然じゃんか。」

さやか父「恭介君はもう、私達の息子でもあるわけだしな。」


さやか「だから、気が早いって!あ、あたしたちはそんな・・・
恭介だって・・・迷惑だよ・・そんな事言われちゃ・・・」


恭介「迷惑なんかじゃ・・・無い!」


さやか「きょ・・・恭介?」

475 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 02:47:42.18 vcGmedpY0 203/404

恭介「近い将来・・・さやかと家族になれたら・・・それはきっと素敵な事だって・・・
僕は・・・僕は本気で思っている。」

さやか「恭介・・・」


恭介「もちろん、バイオリニストの道は諦めたから・・・
平凡な仕事に就くかもしれない。家がいくら裕福でもいつかは自立しなきゃいけないし・・・」


恭介「でも・・・いつかきっと治る時が来る・・・僕にはそれを信じることが出来る。」


恭介「その時は平凡な家庭で・・・さやかと・・・子供達の間に聞かせてあげるんだ・・・
僕のバイオリンを・・・そんな平凡な幸せが・・・今の僕の望みさ。」


恭介「もちろん、音楽の道だって諦めたわけじゃない。
大人になるまでまだ時間はある。何者にだってなれる。必死に喰らいついてやるさ。」


恭介「だから・・・その・・・さやかさえ・・僕といつまでも一緒にいてくれるなら・・・」





恭介「大人になったら・・・その・・・け・・・結婚してください・・・///
絶対に・・・さやかだけは・・・世界を裏切ってでも幸せにしてみせるから・・・」





さやか「きょ・・・恭介・・・」ポロポロ・・・


さやか「う・・うわあああああん!!」



さやか母「・・・なんだか、からかいに来たあたしたちの方がよっぽど子供だったね・・・」

さやか父「上条さん、今日はお互い仕事有給とって一杯やりませんか?」

恭介母「賛成です。あなた、ほら、二人の邪魔になるから行きましょう。」


恭介父「恭介・・・お前はいつのまにか・・・大人になってたんだな・・・」


恭介父「氷室さん・・・か。良い先輩を持ったな恭介。」

恭介父「私も・・・あの人は他人に思えない。まるで、もう一人息子が出来たみたいだよ。」



病室のTV:

「警察は已然として行方がつかめない千歳ゆまちゃんを---」




476 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 02:48:14.33 vcGmedpY0 204/404

ホテルのロビー


グラサン黒髪美人「・・・」


杏子「ぜぇぜぇ・・・キッツイぜ・・・幻惑が使えない事がこんなにも苦戦するとは思わなかった・・・」

杏子「マミと別れて・・・むしろあの時より強くなった気でいたのに・・・」


氷室「君が強いのはあくまで一対一の時だろう?もしくは大した数の使い魔を持たない魔女だ。」

氷室「ワルプルギスは無尽蔵に使い魔を召喚できる魔女だ。それに対抗するため、
仲間を守るためにも幻術は必要だ。」


氷室「再開は4時間後だ。昼食はちゃんと済ますように。」


杏子「・・・はぁ・・はぁ・・」


グラサン黒髪美人「・・・見つけたわ・・・」


:OP「Revolution」http://www.nicovideo.jp/watch/sm15118278
(歌詞は二番)

477 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 11:10:25.11 vcGmedpY0 205/404

:OP終了

テロップ「第6話:あたしは今、信仰(うそ)が欲しい」


通学路

恭介「あっ」フラッ(左側に転びそうになる)

さやか「恭介!」


恭介「ごめん、さやか・・・やっぱり・・左手は力が入らないや・・」

さやか「・・・」ギュッ


恭介「さ・・さやか・・///」

さやか「あたしが・・・恭介の左手になってあげる・・・ずっと・・・ずっとこうして・・・支えていく・・」


~待ち合わせ場所~

まどか「さやかちゃん遅いね。」

ほむら「まどか、メールは確認した?」


仁美「・・・恭介君の退院が・・急に決まったようですわ。」

仁美「行きましょう。お二方。きっとさやかさんと恭介君は・・・」


まどか「仁美ちゃん・・・」

仁美「わたくしにはもう・・・関係ありませんもの・・・」


~~~

恭介「ねぇさやか・・・氷室さんの正体ってなんだと思う?」

さやか「・・・未来人かな・・・」


恭介「僕もそれは思ったんだ。でも・・・20年後の未来にしてはあのレコーダーは
小型化しただけでさほど進化してなかった。」


恭介「だから20年後の未来にタイムマシンがあるとは思えない。」

さやか(そっか・・・魔法じゃなくて未来の技術でこの時代に来たって考え方もあるんだ・・・)


恭介「もしくは・・・タイムマシンは存在してるけど・・・極一部の限られた人間にしか
乗ることが許されないとかね。氷室さんくらいバイオリンが上手ければ・・・
未来の世界政府に認められた人間の一人になれるかもしれないし・・・」


さやか「・・・結構SF思考なんだね・・・恭介」


恭介「もちろんさ。仮面のヒーローも魔法少女も大好きだよ!」


さやか「えっ!?」

さやか「・・・」


さやか「恭介・・・もしもだよ?もし、あたしが・・・魔法少女だったら・・どうする?」


恭介「僕の彼女が魔法少女!?な・・・なんて素晴らしい響きなんだ・・・」

さやか「そっか・・・嬉んでくれるんだ・・・(意外な趣味・・・じゃあ・・・恭介のために・・・)」

恭介「でもね・・・」

478 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 11:53:37.62 vcGmedpY0 206/404


恭介「僕の大切な人が・・・何かと命がけで戦うのは好ましくない。」

さやか「恭介・・・」


恭介「生きた心地がしないよ・・・さやかがいつ居なくなるかわからないなんて・・・」

恭介「だから戦うのなら僕も一緒だ。仮面をつけてサポートに駆けつけるさ。」


さやか「現実でそれやってもバレバレだよ!って突っ込まれそうだけどね。
昔の美少女戦士アニメで主人公の彼氏がバレバレの変装してたのには笑ったわ。」


恭介「さやかの家には昔からの魔法少女アニメがいっぱいあるんだね。」


さやか「サリーちゃんからそろえてるよ。お母さんがハマってたんだ。」


恭介「僕も観てみたいな」

さやか「え~?彼女の家に行く理由がアニメ観たいからって、それ、色気無さ過ぎない?」


恭介「・・・建前かも知れないよ。僕だって男の子なんだ。」

さやか「きょ・・恭介・・あの・・・その・・・それは・・・///」



恭介「なんだっけ・・・幼稚園の頃僕が考えたヒーロー。
何仮面っていったっけな・・・」

さやか(自分からふっておいて話題を変えた!?)

さやか「あたしも覚えてないよ!」イラッ

恭介「家に戻ったら整理してみようかな。きっと、さやかに読んであげた
手作りの拙い絵本があったはず。」


~ホームルーム~

早乙女(以下和子)「今日は上条君が復学します。皆さん、
彼も大変だと思いますが助けてあげてくださいね。」


中沢「俺たちがするまでも無いよな~」ニヤニヤ

男子生徒「美樹も遅れてるしな~」ニヤニヤ

男子生徒「二人の邪魔しちゃうのもな~」ニヤニヤ


ガラッ

さやか「先生ごめんなさい。遅れました」

恭介「途中バランスを崩しちゃって・・・」



一同「うおおおおおおおお!?」


中沢「美樹・・・上条・・・そ・・・それはくっつき過ぎじゃね?」

479 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 12:54:09.27 vcGmedpY0 207/404

さやか「しょ、しょうがないでしょ!」

中沢「いや・・・そのだな・・・美樹の大きさでそんなにくっつくと・・・」


恭介「た・・たしかに左腕の感覚がある部分に・・・やわらかい物が・・・」

さやか「恭スケベ!!」



恭介「・・・」

さやか「・・・」




中沢「って!くっついたままかよ!」


さやか「だって・・・しょうがないじゃん・・・急に離すと恭介倒れるかもしれないし・・・」


中沢「・・・はいはい。よ~くわかりました。茶化そうとしてた俺らが子供でしたよ。」

仁美「ここまで見せ付けられると・・・いっそ微笑ましいですわ」


~~~


和子「ひどいわ上条君・・・先生の気持ちをほっといて美樹さんとそんな関係にまで・・・」


恭介「うぉい!?あくまで教師としての気持ちですよね!?
やめてください。中沢が悲しみますよ!」


恭介「まぁ・・・僕が今30代で・・・さやかにフラれて後が無い状態でしたら、
先生とってのは・・・アリかもしれませんね。」

和子「そこに愛はあるの?」


恭介「どちらでもいいんじゃないかと。お互いそうなら相手なんて選んでられませんよ。」

恭介「惰性で一緒になっても愛が芽生える事だってあるんじゃないかな?」


~ホテル見滝原杏子の部屋~


杏子「昼の特訓・・・だりーな。」



~あっという間に昼休み~


~屋上~

さやか「マミさん!」

マミ「あら、来たのね。」

仁美「巴さん、ご無沙汰してます。」

恭介「巴さんのおまじない、効きました。ありがとうございます。」


杏子「ホテルの飯飽きた。マミ、弁当よこせ」


さやか「杏子!?」

481 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 14:52:15.71 vcGmedpY0 208/404

杏子「おっすさやか、そいつが恭介か。」

恭介「さやか?この娘は?」


杏子「佐倉杏子。まどかとさやかの、まぁ、友達だ・・・」

マミ「あら、佐倉さん・・・私は?」


さやか「かぞー」
杏子「言うな!絶交だぞ!」


恭介「へぇー。同学年にこんな子いたっけな?」

さやか「それ、マミさんの制服だよ。忍び込んできたんだ。」

恭介「僕は上条恭介。よろしくね、佐倉さん。」


杏子「何度もノロケ話は聞いてるぜ?さやかの彼氏だってな。どこまで仲良くなったんだい?」

さやか「杏子!」

杏子「さっきのお返しさ」


仁美「志筑仁美ですわ。覚えてますか?」

杏子「クラリッサ!?」ビクンビクン

仁美「・・・?どうされたのです?」


杏子「い、いや・・・すまねー。人違いだ。」

~~~


杏子「\うめぇ/」


さやか「マミさんにお弁当もらうくらいならもうデレちゃえばいいのに。」

マミ「そういえば、氷室さんと一緒にいなくていいの?お昼も特訓じゃ・・・」


杏子「・・・サボった。」


さやか「え!?」


~地下駐車場~

氷室「放置プレイか・・・たまにはいいかもね。」

氷室「よ~し、放課後の特訓はパパ、変身しちゃうぞ~」



~屋上~


マミ「美樹さん・・・今朝のニュース見た?」

483 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 16:59:08.91 vcGmedpY0 209/404

さやか「ニュース?」

恭介「この近くで幼女誘拐事件があったらしいんだ。」

仁美「千歳ゆまちゃん・・・私とおなじ緑色の髪をした子ですわ。
最近失踪者が多い気がしますし・・・悲しい結末にならなければ良いんですけど・・・」


さやか「ゆま・・・緑の髪ってまさか!?」


マミ「そう、あの時出会ったあの子よ。4日前から行方がわからないらしいわ」


さやか「ゆまちゃんが・・・行方不明!?」


さやか「でも・・・4日前っていえば・・・お母さんと一緒にいたじゃないですか!」


さやか『まさか、あの後すぐに・・・二人とも魔女の口付けを・・・』

マミ『それについては少しおかしなところがあるの。ゆまちゃんの家庭は・・・』


さやか『なん・・だって・・・』



杏子「おい、まどかと・・・暁美ほむらはどうした?」

さやか「二人なら、中庭で食べてるよ。なんか意味深に二人だけで話がしたいって言ってたし」

484 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 17:37:14.66 vcGmedpY0 210/404

~中庭~

まどか「・・・」

ほむら「・・・」


まどか「こうやって・・・二人で話をするのはあの日泊まってから以来だよね・・・」

ほむら「二人だけの話って・・・何かしら?」


まどか「氷室さんが言ったの。わたしが見た夢は・・・別の未来でありえた事実だって。」

ほむら「・・・そう。」

まどか「最初はほむらちゃんに説明されても・・・いまいち理解できなかったけど・・・
ほむらちゃんは・・・わたしを助けるために・・・同じ時間を繰り返した来たのよね?」


ほむら「そうよ・・・あなたとの約束を守る。それが・・・私の道標だから。」

まどか「ほむらちゃんにとって・・・
今のわたしと約束を交わした世界のわたしは・・・別の人・・・になっちゃうのかな?」


ほむら「・・・別の人よ。」

ほむら「でも・・・その人と同じくらい・・・今のあなたも大事。」


ほむら「少し弱音を吐いたことがあったわよね?もう繰り返したくないって。あれは私の本当の気持ちよ。」

ほむら「この世界で・・・全てを終わらせる。何に代えてもあなたを守ってみせる。」


ほむら「ワルプルギスの夜を・・・倒すわ。」


まどか「その後で・・・ほむらちゃんはどうなってもいいって思ってるよね?」


ほむら「!!」


ほむら「それは・・・」

485 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 18:13:42.76 vcGmedpY0 211/404

まどか「わたしとの約束を守るために・・・ほむらちゃんがどうなっても良いなんて嫌だよ・・・」

まどか「そんなことして守られた約束なんて・・・嬉しくない。」

まどか「今のわたしにとっても・・・ほむらちゃんは大事な友達なんだよ・・・」


ほむら「まどか・・・」


まどか「だから・・・わたし考えたんだ・・・「キュゥべえに騙される前の馬鹿なわたしを助けて」
って約束が・・・本当にどういう意味かを・・・」


まどか「もしも・・・契約のリスクを全て知った上で契約するのなら・・・
それは「騙されている」事には・・・ならないんじゃないかって・・・」

ほむら「・・・!!駄目よまどか!契約なんて考えちゃ駄目!
言ったでしょ?人間じゃなくなるんだよ?いずれ・・・魔女になるんだよ・・?」


ほむら「約束も大事だけど・・・あなたには・・・平凡なままでいて欲しいの・・・
普通の人間のまま・・・大好きな人達に囲まれて・・・」


まどか「今のわたしは・・・ほむらちゃんも大好きな人だよ。」

ほむら「・・・!!」


まどか「だから・・・ほむらちゃんだけが犠牲になるなんて・・・間違ってるから・・・
わたしだけじゃない・・・ワルプルギスの夜を倒せた後で・・・ほむらちゃんがいなくなったりしたら、
さやかちゃん達だって・・・きっと悲しむから。」


まどか「だから・・・どうしようも無くなったときは・・・わたし、契約するよ。」



486 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 18:14:44.05 vcGmedpY0 212/404

ほむら「まどか!?やめて!!」


まどか「解らないの・・・ワルプルギスを倒した後・・・本当にほむらちゃん、マミさん、杏子ちゃんが
幸せになれるかどうか・・・」

まどか「魔女になる現実を・・・先送りにしてるだけじゃ・・・いずれ不幸しか生み出さないから・・・」


まどか「もちろん、わたしの事を大事にしてくれてるほむらちゃんの気持ちも無駄にしたくない。」

まどか「だから・・・ギリギリまで悩むよ・・・本当にこれでいいのかどうか・・・」


まどか「どうしようも無くなったときは・・・わたし・・・こう願うんだ。」

まどか「わたしの素質はワルプルギスを越えると平凡な物に戻ってしまう。
そうなる前に・・・」


まどか「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」


ほむら「・・・」




ほむら(さやかだけでなく・・・ま・・・まさか・・・まどかまで契約を考えていたなんて)


ほむら(結束を強めるのは・・・諸刃の剣だった・・・まどかやさやかは
自分の願いを叶えると同時に「他人のために」願いを叶えようとする・・・)


ほむら(ワルプルギスを越える戦力があっても・・・魔女化問題を先送りにしていたら・・・
まどかは契約してしまう・・・一体どうすれば・・・)


杏子「よぉまどか、元気かい?」


ほむら「!?」

まどか「杏子・・・ちゃん・・・?」



487 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 18:46:47.36 vcGmedpY0 213/404

ほむら「佐倉杏子・・・なぜあなたがここに・・・」


杏子「あたしは友達に会いに来ただけだ。」

杏子「まどかはあたしの友達でもあるんだ。なんだかしらねーが、悲しませんなよ。」

ほむら「余計なお世話よ。あなたはただワルプルギス当日だけ力を貸してくれればいい。」


杏子「相変わらずだな・・・未だに魔法少女が魔女になるって話は詳しく教えられないってか?」

ほむら「できることなら・・・ワルプルギスを越えるまで。」


杏子「それじゃ遅すぎる。決戦当日前にマミにでも漏れてみろ。アイツ、きっと戦意を無くすぞ。」

杏子「そうなる前に事情通のお前から話してやるのが義理なんじゃねーのか?」


ほむら「戦意を無くすくらいなら可愛いものだわ。きっと巴さんは・・・」

杏子「なんだよ?マミがどうなるってんだ?」

ほむら「いいえ・・・あなたには関係ないわ。」



杏子「・・・」グイッ

まどか「杏子ちゃん!やめて!」

ほむら「離しなさい。」


杏子「そうやって一人で背負い込んで何様のつもりだ!?
お前は信用ならねーけどな・・・お前はさやかやマミやまどかの友達でもあるんだよ・・・」


杏子「いいよ・・・いずれ話すのなら構わねー。だけどな・・・
アンタが執拗に事実を隠す理由が大したことじゃなったらぶっ飛ばす。」


杏子「話すのが遅れてマミが壊れちまってもぶっ飛ばす。」


杏子「アンタを待ってやるのはさやか達の友達だからだ。
アタシを裏切るのは同時にさやか達を裏切ることだと思え。」


ほむら「・・・」


ほむら「わかったわ・・・肝に銘じておくわ。」


杏子「・・・」バッ

まどか「ほっ・・・」


杏子「ふぅ・・・そうだまどか、放課後空いてるかい?」

488 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 19:36:09.33 vcGmedpY0 214/404

放課後

~ホテルへと向かう道~

杏子「・・・」

恭介「・・・」

まどか「・・・」


杏子「なんだこの組み合わせ?」

恭介「さやかが、どうしても今日は一緒にいられないっていうから氷室さんにあずけるんだって。」

まどか「わたしは・・・万が一恭介君が杏子ちゃんに手を出した時止める役だって。わけわかんないよね・・・」


杏子「お前の彼女おかしい。」

恭介「それだけ二人を信用してるんじゃないかな?」


杏子「さやかの奴でしゃばりやがって・・・恭介まで預けるなんてナニ考えてるんだか・・・
まどかに、昼の氷室との特訓サボって気まずいから一緒に来て欲しいって言っただけなのに・・・」

恭介「氷室さんと特訓!?君もバイオリンを弾くのかい?」キラキラ


杏子「うぉい!?しれっと手を握るな!天然の女たらしかお前!?
あたしのとこの教えじゃ浮気は重罪だぞ!」


まどか「恭介君!今の撮ったよ!さやかちゃんに送信しちゃおっかな~」


恭介「ごめん、それだけは勘弁してください。」


杏子「まったく・・・あんた、本気でさやかを好きなのか?」

489 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 20:10:50.51 vcGmedpY0 215/404

恭介「誰より好きだよ」


杏子「お・・おおう。迷い無く言ったな・・・それでいいんだ」

杏子(こっちが恥ずかしくなるな・・・///こういうバカ正直な奴は・・・)


恭介「さやかがいなければ僕はとっくに果てていたさ・・・まだまだ何でも出来ることに気付かずにね。」

恭介「今では・・・この動かない左手が・・・さやかとの絆だ。」

恭介「あれだけ治ることを望んでいたはずなのに・・・愛おしいんだ・・・
この左手が・・・この動かない左手の先で・・・
いつでもさやかが手を握り返してくれるような気がして・・・」


恭介「離れた今でも・・・さやかの温もりだけは左手で感じることが出来る・・・かな」


恭介「あれ?二人とも顔が真っ赤だけど・・・」


まどか「きゅぅ・・///」

杏子「どや・・・って顔すんな・・///」



恭介「そんなに恥ずかしいこと言ったかな?」



杏子「無自覚な奴だな・・・いい意味でも悪い意味でも。」

490 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 20:22:01.00 vcGmedpY0 216/404

~市内~

さやか「ゆまちゃんの事・・・使い魔か魔女の仕業と見て間違いないよね」

ほむら「十中八九そうでしょう・・・4日もたってるんじゃもう絶望的だけど・・・」

マミ「でも・・・放っておけないわ・・・あんなに・・・あんなに優しそうなお母さんがまさか・・」


さやか「結果を見るまで・・・あたしは諦めたくない!」

さやか「あたしにとっては・・・ちょっと遊んだだけでも・・・大事な友達なんだ」


ほむら「そうね・・・あなたのそんな所・・・嫌いじゃないわよ」

マミ「警察が見つけられなかったから、ゆまちゃんをというよりは、
魔女探索に力をいれたほうが良いわね。ゆまちゃんも、魔女に囚われたものと仮定すれば・・・
あるいは居場所を・・・」


ほむら「さやか、くれぐれも結果内に飛び込まないで。あなたは一般人なのだから。
私かマミに・・・連絡なさい」

さやか「ありがとう、ほむら・・・マミさん・・・」


マミ「成果が無ければ2時間後ここで落ち合いましょう。それまでは・・・結界を探してみましょう。」


さやか「捜索・・・開始・・・ひとまず解散!」バッ



491 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 20:45:31.89 vcGmedpY0 217/404

~ホテル~

~氷室の一室~


恭介「氷室さんが戻ってくる前に一曲書いてみようかな。」


恭介「でも、特訓てなんだろうね?音楽の事なら僕も見学したかったのに・・・」

恭介「まぁ今はいいよね。さぁ、曲を書いて氷室さんに褒めてもらうぞ~」


~ホテル地下~


バイオリン仮面「・・・佐倉杏子・・・昼の特訓をサボった理由を教えてもらおうか」

杏子「・・・最近さやか達に会ってなかったから・・・その・・・昼食だって・・・
ホテルのレストランより・・・マミの手料理のほうが・・・あったかいっつーか・・・なんというか・・・」


まどか「氷室さん!わたしが杏子ちゃんを誘ったんです!ご、ごめんなさい!
わたしも・・・杏子ちゃんに会いたかったから!」

杏子「まどか!あたしを庇う必要なんて・・・」


バイオリン仮面「・・・いいだろう・・・もう教えることは教えたつもりだ。
後はきっかけさえあれば・・・いつでも幻術は取り戻せる。特訓を再開するぞ」


杏子「おう・・・よろしく・・・」


杏子「なんてな!!」ザシュッ(槍で顔を攻撃)


まどか「!?きょ・・・杏子ちゃん!?」


杏子「心配すんな!マスクを裂いただけさ!前から氷室に一矢報いたくてたまらなかったんだ!
悪いけどまどか、アンタを囮にさせてもらったよ!」


杏子「教えを請うにしても相手の態度ってモンが有るからな!素顔くらいは見せてもらうよ!」


まどか「これが・・・バイオリン仮面・・・氷室さんの・・素顔・・・!?」


バイオリン仮面「・・・お・・お二人さんよ・・・」ゆらっ

492 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/22 20:58:00.65 vcGmedpY0 218/404


バイオリン仮面「諸君らは、マスクマンが通常のマスクの上につける オーバーマスクというものをご存知かな?」


まどか「!?切り裂かれたマスクの下に・・またマスクが!?」

杏子「しまった!!二重に着けてやがったのか!!」


バイオリン仮面「私は、オーバーブルマの下に・・・ 」



杏子「え?」


まどか「お・・・オーバーブルマ?」




バイオリン仮面「オーバーブルマの下に・・・ メインパンティを着けているのだーッ!!」
ダバァアアアアアン!!







まどか「」

杏子「」






パンティに刺繍された文字:SAYAKA







まどか「」

杏子「」















杏子「変態だああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(CV:ビュティ)」

501 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 07:30:30.05 P9J24avX0 219/404

バイオリン仮面「落ち着いたかい?」

杏子「落ち着けるか!とうかもうオチてるんだから、話しかけるな!この場面終われ!」


まどか「何故・・・さやかちゃんのパンティを顔にかぶってるんですか!」


バイオリン仮面「それが・・・私たち「魔法使い」の変身条件だからだよ。」

バイオリン仮面「私たち30代以上男性のうち・・・とある条件のを満たした者が
女性のパンティーを身に着ける事によって「魔法使い」として発現するんだ。」

バイオリン仮面「だから、やましい気持ちなどこれっぽっちもない。
変身と浄化のために・・・君たちの下着が必要なんだ。」


バイオリン仮面「私には正体を隠す必要があった。だから顔にパンティを被らせてもらった。
それだけの話さ。」


まどか「お・・・オーバーマスクは・・・見滝原中学のブルマの改造ですか?」


バイオリン仮面「そうさ。こちらは新品でも構わない。」

バイオリン仮面「バイオリンのシンボルが欲しかった。
だからバイオリンのイラストをブルマに印刷した物を着用している。」


スッ



杏子「股間から予備のオーバーマスクが!?」


バイオリン仮面「特訓再開だ。朝の特訓は人形を使ったが、今は変身しているので、
本物の使い魔を召喚する!」♪~♪~♪


使い魔(バックダンサー)達「アヒャヒャhyハyヒャヒャ!」ウジャウジャ


まどか「ひ・・・仁美ちゃん!?」

杏子「やっぱり、まどかも似てるって思うよな?」


バイオリン仮面「おさらいだ。まずは幻覚は使わなくて構わない。
そいつらの精神攻撃に耐えて見せろ!」

502 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 07:52:24.27 P9J24avX0 220/404

使い魔「うおおおおおおおん!」(精神攻撃:泣く)


まどか「きゃっ・・なに?この泣き声・・・すごく・・・気持ち悪い!」

バイオリン仮面「その声に負けたとき、佐倉杏子、君は一時的に攻撃不能になる!」


杏子「もう・・・聞きなれた・・・ぜっ!!」ブン!


使い魔「あぎゃああああ」シュウ・・・



バイオリン仮面「見事だ。これで君は・・・狂化、攻撃不能、幻覚、睡眠の効果を持つ精神攻撃に耐性が出来た。」


バイオリン仮面「さぁ、次は一対多の模擬戦だ。こればかりは幻覚が使えなくては攻撃をかわしきれないぞ!」


使い魔たち「あひゃはやああひゃはやは・・」ゾロゾロ・・・

杏子「さあ・・・そいつはどうかな?」


杏子「断罪の磔柱!!」


┣¨┣¨┣¨┣¨ドドド・・・

まどか「じ・・・地面から無数の槍が!?」


ザシュッザシュッザシュッザシュッ


使い魔達「おぎゃあああああ!」しゅうう・・・



まどか「す・・すごい・・・あれだけの数の敵を・・・一回で全部倒しちゃった・・・」


バイオリン仮面「・・・」

シャアア・・・(結界解除)


杏子「お、特訓を中断したって事は免許皆伝かい?」


杏子「見たか?幻術なんて無くても、敵を倒せるんだ。
それが複数でもな。」


バイオリン仮面「・・・」


バイオリン仮面「ソウルジェムを・・・見せてみろ。」

503 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 08:19:39.17 P9J24avX0 221/404

杏子「ちっ・・・」


バイオリン仮面「やっぱり・・・今のワザで穢れを溜め込んだじゃないか。」


バイオリン仮面「幻惑の魔法なら・・・幻術に気を取らしてる隙に一体ずつ
潰していける。極小の魔力消費で戦えるんだ。物理的なダメージも・・・軽減できる。」


杏子「やっぱり・・・いらねーよ・・・幻惑は・・・」

バイオリン仮面「たまたま今のは勝てただけだ!現実のワルプルギスの使い魔の数は・・・」


杏子「いらない。」

バイオリン仮面「自分だけじゃない。味方の魔法少女の分身を作り出せれば、
仲間だって守れるんだ。」


バイオリン仮面「君には本当に・・・守りたい仲間が・・・いないのか?」


杏子「いるよ。家族のように・・・大切にしたい奴たちが居る。」

杏子「でも・・・やっぱり家族を殺しちまった幻術の力なんかで・・・そいつ等を守るのは・・・何か違う。」


杏子「あれに頼らなくても・・・あたしの大事な人達くらいはなんとか守って見せるさ。」

バイオリン仮面「守れなかったとき・・・後悔する・・・力を取り戻しておけば良かったと。」


杏子「足りない分は命で補うさ。家族を守れるのならな。」

バイオリン仮面「君もその家族の一員なら、命を投げ出すようなマネはやめろと言ってるんだ!!」


杏子「・・・」

バイオリン仮面「すまない・・・説教じみてしまった・・」


バイオリン仮面「今日はもう・・・終了しよう。あしたの早朝また・・・特訓を再開する。」


杏子「ふん。」



まどか「氷室さん・・・」


バイオリン仮面「鹿目さん、きみならわかるだろう?未来の映像を見てきた君なら・・・
佐倉杏子が本当は・・・心優しい子だという事に。」


バイオリン仮面「さやかと・・・彼女は最期を共にした未来。」

バイオリン仮面「自分の信じるもののためなら・・・彼女は命さえ投げ出そうとする。」


バイオリン仮面「家族を失った罪を・・・命をすり減らす事で贖罪になると思っているんだ。」


バイオリン仮面「おそらく今日は・・・佐倉さんは部屋に戻らないだろう。」


バイオリン仮面「恭介と君を家まで送ろう。今日は解散したほうがいい。」


504 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 08:32:04.33 P9J24avX0 222/404

バイオリン仮面「あれ?わたしの電話が見当たらないぞ」


~市内~

さやか「どうだった?」


ほむら「駄目ね・・・魔女どころか使い魔さえ見当たらない。」


マミ「見落としてるとしたら・・・一度魔女が現れた場所かしら・・・」

ほむら「ハコの魔女を逃がした・・・あの工場かしら・・・確かに盲点かもね」


マミ「!電話だわ!氷室さんから?」


マミ「もしもし?」



杏子「・・・よぉ・・マミ先輩。」


マミ「佐倉さん!?」



506 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 09:05:00.76 P9J24avX0 223/404

杏子「魔女を見つけた。廃工場に口付けをうけた連中を集めてる」

ほむら「!や・・・やはり元の場所に・・・」

さやか「杏子!その中に・・・ゆまちゃんは!?緑色の髪をした小さな女の子はいる?」


杏子「ああ、いるぜ。まだ生きてる。母親とベッタリだが、おそらく母親が口付けを受けている。」


マミさやほむら「!!」

杏子「のんきなもんだよな。これから集団自殺に付き合わされるとも知らずに・・・
いつもの優しい母親と変わらないつもりでいるらしい。」


マミ「ち・・違うわ佐倉さん・・・その子の母親は・・・」

ほむら「杏子!その魔女の性質がわかる?精神に訴えるような能力を持ってないかしら?」


杏子「そんなもん、結界にまだ突入してねーからわかるはずないだろ?」

杏子「ただし、これだけは言える。あの魔女はあたしが見逃しちまった使い魔が成長したヤツだ。
ぶーんぶーんとかうるさく唸ってたやつがな。」


マミさやほむら「え・・・?」


杏子「魔力の波動が同じだ。間違いない。自分でやっちまった事の落とし前をつける意味でも、
あたし一人でやらせてもらうぜ?」


マミ「ま・・待って佐倉さん!お願い!!私がそこに行くまで・・・」


杏子「なんだよマミ。一緒に戦ってきたあたしの実力を疑う気かい?」

杏子「今更あたしが魔女一匹に負けるはずがねーだろ?違うか?」


ほむら「そういう意味じゃない!」


杏子「本当は・・・また憧れてるんだ。目に留まる人達くらい助けられる・・・
正義の魔法少女ってヤツにな・・・」

杏子「あんたに電話したのは、
もしあたしがしくじるような事があれば後始末を頼むぜって意味さ。」


マミ「佐倉さん・・・お願い・・・冗談でもそんな事言わないで・・・」

杏子「大丈夫。こんな普通の魔女相手に死にはしねーよ。」


杏子「ま、それでこいつら・・・母親と娘だけは絶対に助けて見せるからさ。」

杏子「もちろん魔女もぶっつぶした上でな。そしたらさ・・・」


杏子「あんたに・・・あたしの・・・本当の気持ちを伝えるよ・・・マミ・・・さん・・・」ピッ


マミ「佐倉さん!?佐倉さん!?」


さやか「まずい・・・何も知らずにあの親子を助けちゃったら・・・きっと・・・」


ほむら「佐倉杏子は・・・後悔・・・いえ・・絶望するわ」

ほむら(そうなれば・・・杏子は・・・)




507 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 09:27:00.53 P9J24avX0 224/404

マミ「行きましょう、ここからなら全速力で行けば結界が展開する前に間に合うかもしれない!」

マミ「佐倉さんを・・・一人ぼっちにさせちゃいけないわ!」

さやか「うん!」

ほむら「ええ。」



ダキューン!


さやほむマミ「!?」

一般人「ざわざわ・・・」


ほむら「銃声・・・!?こ、こんな街中で一体誰が!?」

マミ「私たちを狙った!?だ・・・誰なの!?」


グラサン黒髪美人「そこから先は・・・行かせないわ。」


さやか「・・・!?だ・・・誰だお前は!?」


グラサン黒髪美人「時空管理局・・・「鹿目ほむら」・・・」


ほむら「!?・・・「鹿目」・・・!?」

マミ「ほ・・・ほむらって・・・」


さやか「時空管理局?」


グラサン黒髪美人「あなたには・・・タイムパトロールと言ったほうが解りやすいでしょうね。
美樹さやか。」

さやか「あ・・・あたしの名前を!?」


鹿目「そちらのほむらと紛らわしいのなら、私の事は「鹿目」と呼べばいい。
「鹿目ほむら」という名前だけの情報で私の正体を連想するのも自由よ。」


鹿目「どうせすぐに・・・お別れになるのだから・・・!」


シュイン!(変身の光)


マミさやほむら「ま・・・魔法少女!?」

508 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 09:47:13.63 P9J24avX0 225/404


鹿目「ホム・・・リリー!」

ヴォン・・・


マミ「こ・・これは・・魔女結界!?」

ほむら「・・・!?ど・・・どういう事なの!?魔法少女のまま・・・
魔女結界を繰り出せるなんて話は・・・聞いたことは・・・」


鹿目「20年後の未来では・・・上位の魔法少女と魔法使いは・・・
魔女結界を作る術を身につけている。」


さやか「20年後!?」


鹿目「人目につかずに・・戦闘するのなら便利でしょう?」ダッ


ほむマミ「!!」

シュイン!シュイン!(変身の光)

~外~

一般人「・・・街中で・・・発砲したヤツが・・消えた!?」

一般人「まわりにいた女子中学生も巻き込んだみたいだ」


一般人「一体どうなってやがるんだ!?」

509 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 10:10:37.30 P9J24avX0 226/404

鹿目「・・・」

パラパラッ

さやか「なに!?豆を巻いているの!?」


マミ「豆じゃないわ・・・なんだかどんどん大きくなってるみたい。」

ほむら「距離をとって!二人とも!手榴弾よ!」


さやマミ「!!」


ドッグオォォン!!!


さやか「げほっ・・・げほっ・・げほっ・・・」


マミ「だ・・・大丈夫!?美樹さん!」

さやか「うん・・・マミさん・・・ありがとう」



鹿目「その様子・・・美樹さやかはどうやら未契約のようね・・・」

鹿目「3対1を想定していたから・・・これは思いのほか有利に立てそうね・・」


さやか「な・・・何者だお前は・・・!?なんで・・あたし達を攻撃するんだ・・・」


鹿目「言ったでしょう?時空管理局・・・タイムパトロールだとね・・・」

鹿目「あなた達も感づいてるはずよ・・・あなた達がバイオリン仮面と呼んでる人物が・・・
20年後からやってきた未来人だと。」


鹿目「彼がタイムマシンでこの時代にやってきたことによって生じる歴史のズレを
修正することが私たちの仕事。」


ほむら「タイム・・・マシン・・・?氷室がこの時代に来た方法は魔術の類では・・・無かったのね・・・」


鹿目「20年後の未来では・・・ここにいる3人は暁美ほむらを除いてすでに死亡している。」

さやマミ「!!」


鹿目「正確には・・・もっと前。ワルプルギスの夜が来るより前に・・・あなた達二人は事切れている」


鹿目「だから・・・さよならよ。」スッ


さやか「今度は・・・プラモデル!?」

マミ「また・・・形状が大きく変化していくわ!」


ほむら「対艦ミサイルよ!よけきれないから魔力壁でさやかを守って!!」


ドドドド・・・ドドドド・・・





510 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 10:42:20.89 P9J24avX0 227/404

鹿目「・・・佐倉杏子は・・・このまま魔女結界に突入させればいい。」

鹿目「ふいうちを喰らって・・・力尽きるか・・・それとも絶望を生み出すかして・・・
抜け殻になる可能性が高い。それが管理局の見地。」


マミ「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・」

ほむら「ひゅぅ・・・ひゅう・・」

さやか「ほむら・・・マミさん・・・」


鹿目「あなた達の後は・・・鹿目まどかを殺せば修正は完了する。
「ズレ」が少ない今なら・・・
この時間軸を別世界として・・・切り離さずに済む。」


さやかマミほむら「!!」


鹿目「もちろん・・・20年後の未来にワルプルギスはいないわ。
だから・・・ワルプルギスの討伐という面だけでは・・管理局は全面協力するわ。」


ほむら「ふざけないで・・・!!そんな理由で・・・まどかを・・・殺されるわけにはいかない・・・」


ほむら「まどかだけじゃない・・・さやかもマミも・・・杏子も・・・誰一人・・・
死なせない・・!!」


マミ「暁美さん・・・」

さやか「ほむら・・・」



鹿目「今度こそ・・・5人でワルプルギスの夜を越えるというのなら・・・覚悟を見せなさい。
ワルプルギスより前に・・・「私」を殺す覚悟を決めなさい、暁美・・・ほむら・・・!!」


ゴゴゴゴゴゴ・・・

さやか「今度は魔法だよ!鹿目の背中から・・・黒い光が・・・!!」


マミ「これは・・・侵食する・・・黒き翼と名づけるべきかしら?
な・・・なんていう途方もない魔力!!」


ほむら「くっ・・・!!」


ほむら(まどかを・・・さやか達を守るために・・・)


ほむら(今一度・・・鬼になるしかない!正体がわからないままだけど・・・
鹿目を・・・このイレギュラーを始末する!!)





ほむら(時間停止!!)カチッ


シ・・・-・・ン・・・



さやか「」

マミ「」

鹿目「・・・」

511 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 11:07:24.62 P9J24avX0 228/404


ほむら「ミニミ(機関銃)!!」ドドドド・・・


(時が止まった世界で銃弾が鹿目に当たる寸前で止まる)


ほむら「時間停止・・・解除・・・5秒前・・・」

ほむら「4・・3・・」


鹿目「・・・」グググ・・・


ほむら「!?」


パァアアアアアアアア!!


ほむら「黒き翼が・・光を・・・!?」


しゅうう・・・・・

ほむら「銃弾を全部・・・溶かした!?ありえないわ・・・!!止まった世界の中を・・動けるなんて・・・」


ほむら「鹿目は・・!?鹿目はどこに・・・!?」



パッ(ほむらの目の前に現れる鹿目。サングラスを外している)





ほむら「あ・・・あなたは・・・!!」


鹿目「かつて私も時間操作の魔法を持っていた。だから・・・止まった時の中に入門できた。」


鹿目「私は・・・20年後の未来のあなたよ・・・時間操作の魔法は・・・私には通用しない。」


鹿目「ミニミの正しい使い方を教えてあげる。0距離で撃ち込めば・・・たとえ相手が魔法少女でも・・・
手足を使い物にならなくすることができるのよ」


ドドド ドドド ドドド ドドド

(止まったときの中、両手両足それぞれに機関銃を乱射する鹿目)


鹿目「時間停止解除1秒前・・・」



鹿目「ゼロ」



パキィーン


ほむら「あ・・きゃあああああっ・・・あああああああああああ!!!!!!」

どぴゅうっ(噴水のように手足それぞれから流れる血)


さやか「ほ・・ほむら!!」


マミ「なにが・・・どうなっているの・・・?いつのまにか・・・暁美さんが・・やられている!?」


512 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 11:29:45.32 P9J24avX0 229/404

鹿目「20年後にあなたが生きているという事は・・・裏を返せば今はあなたを殺せないという事。」

鹿目「ダルマになって転がってなさい。他の4人全員を始末した後、管理局で治療させてあげる。」


さやか「鹿目・・・お前は・・・」

さやか「!?」


マミ「そ・・・その顔は・・」


さやか「ほ・・・ほむら・・・!?」


マミ「・・・暁美さん・・・」


鹿目「・・・その通りよ。20年後の・・・暁美ほむらよ。」


さやか「なんで・・・なんで・・・未来のほむらが・・・邪魔するんだよ!!
まどかを・・・まどかを助けたいんじゃないのか!!」


鹿目「それが私の仕事だからよ。」

鹿目「私にも・・・立場という物がある。守りたいものもある。だから・・・
改変された後が・・・幸せな未来でも・・・修正するしかないの。」カチャッ



鹿目「さよなら。巴マミ。次はあなたよ」


さやか「キュゥべえ!?キュゥべえ!?どこ・・?どこにいるの!?出てきてよ」

さやか「今すぐ契約するよ!!あたしは・・・あたしは・・・」


さやか「ほむらとマミさんを助ける力が欲しいんだ!だから!!」



ほむら「駄目よ・・さやか・・・契約しては・・・そんな事しなくても・・・」



さやか「あたしを・・・魔法少女にしてーッ!!」


~~廃工場~


杏子「・・・」


幼女「ねぇママ・・・ここ・・・ガソリン臭くてやだよ・・・
おじいちゃん達のところ・・戻りたいな・・・」


モブ「・・・」トプトプ・・・


杏子「・・・火を放つつもりか・・・
嫌なこと思い出させやがる・・・あの時と同じだ・・・」

513 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 12:29:46.37 P9J24avX0 230/404

~回想~

杏子「あたしの教会を・・・汚させやしないよ!」

魔女「ギャアア・・・」


杏子「ふぅ・・・」

杏子の父「杏子?」

~~
杏子の父「私を惑わす魔女め!お前が魔法で作った信仰など・・・洗脳ではないか!」


~~

杏子「ただい・・ま・・」

ぶらん・・


杏子「お・・・お父さん・・・!?」


杏子「母さん!!モモ!!」


火事だーッ!!佐倉さんの教会が・・・燃えてるぞー!!

~~
杏子「なんで・・・幻惑の魔法が使えなくなっちまったんだ・・・」


~~

マミ「今の貴方を放っておくことなんて・・・私にはできない・・・」


杏子「力づくでも・・・出て行くぜ?」

~回想終了~


杏子「・・・マミ・・・」


モブ「・・・」ライター着火


杏子「させるか!!」バキッ


モブ「ぎゃあああ!!!」


杏子「わりーな!幻惑が使えねーから少々手荒になるぜ!
折れた腕はマミにでも治してもらえ!」


ズズズズズ・・・


杏子「やっと・・・結界の登場かい。」


母親「・・・」

幼女「何?ここ?変な落書きがいっぱーい・・・」



杏子「しまった!あの親子が巻き込まれた!!」

514 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 12:49:54.19 P9J24avX0 231/404

~落書きの魔女結界~


杏子「見失った・・・くそ・・!」


杏子「でも・・・あまり広い結界じゃないみたいだね・・・
とっとと本体の魔女を潰してマミのところへ帰るよ。」

使い魔「ぶっぶー!」

使い魔「ぶーん!ぶーん!」


杏子「使い魔のうちに・・・あたしが倒しておけばあの親子も巻き込まれずに済んだんだ・・・」


杏子「だから・・・けじめをつけるよ・・・あの親子だけは・・絶対助ける。」

杏子「魔女に関わらなければ・・・幸せなままでいられる家族を・・・壊させやしない・・・!」


杏子「打突!」ザシュッ


使い魔「ぶぎゃああ・・」しゅうう・・



杏子「・・・ここが・・・最深部か・・」


ガチャッ



落書きの魔女「ウフフフ・・・ウフフ・・アハハハ・・・」



ALBERTINE デェン!(魔女文字)



杏子「ふん、雑魚だね。」


杏子「マミのヤツは・・・なんの心配をしてたんだか・・・あたしがこんなヤツに
遅れをとるわけ無いじゃん。」ブンブンブン!


落書きの魔女「ウフフフ・・アハッハ・・」

落書きの魔女「・・・」ピタッ


杏子「・・・?なんだ?」


落書きの魔女「う・・・」

515 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 13:08:22.85 P9J24avX0 232/404

落書きの魔女「うおおおおおおおおおん!!うおおおおおおおん!!」


キィィイイイイン・・・・


杏子「ち・・・これは・・・氷室の使い魔と同じ「泣く」攻撃!?」

落書きの魔女「うおおおん!!うおおおおおおおん!!」


杏子「でも・・・対策済みだよ!今のアタシには状態異常は効かないんだよ!」

杏子(氷室との特訓、無駄じゃなかったんだな・・・)


杏子「魔女に与える鉄槌をくらいな!!」


ドンッ!!


グシャッ


落書きの魔女「うおお・・・ん・・アハ・・アハハ・・・」


シュウウウ・・・・


(結界解除)


杏子「ほら見ろ、楽勝じゃねーか。」


母親「う・・ん・・」

幼女「ママ・・?」


杏子「親子も無事だったみたいだな。」


パシッ
杏子「さてと、グリーフシードも手に入れたし・・・一服
(ロッキー)すっか!」



ぬっ


杏子「・・・!?」ぞわっ


ハコの魔女「・・・」




ドスッ




杏子「が・・・・!?」




杏子「も・・・もう一体・・・隠れてやがったのか・・・」



ドサッ



516 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 13:38:58.34 P9J24avX0 233/404



杏子「ははは・・・腹に穴が開いちまった・・・
これが本当のお腹がすいたってやつかな・・・」


杏子「最期の最期で・・・しくじっちまったな・・でも・・・
マミたちが来てくれれば安心だ・・・」

杏子「あたしの・・・命が尽きるその前に・・・あの親子だけは・・・」


幼女「お姉ちゃん!!大丈夫!?お姉ちゃん!?」


ズズズ・・・

杏子「おい!アンタ!!結界が広がりきる前にガキ連れて逃げろ!!」


母親「あれ・・?あたしは・・・何をしてたんだ・・・?」

幼女「ママ!!」

母親「ゆ・・・ま・・・」


杏子「さっさと逃げろ!また結界に囚われたいのか!!」


ズズズズ・・・・ズン!!


母親「なんだ・・・ここは・・・?」

幼女「さっきの落書きと同じ・・・いやな感じがするよ・・・」


使い魔「ヒャヒャヒャヒャ・・・」フワフワ・・・


幼女「ひっ・・・!!」

母親「そういう事か・・・ゆま・・・そういう事なんだね?」


杏子(結界に・・・また囚われた・・・!マミ達を待ってる時間は無いな・・・)


杏子(命を燃やして・・・こいつらを倒すしかないな・・・
へへ・・・実はまだそういうワザが一つ・・あんだよね・・・)


杏子(頼むよ神様・・・一度くらい・・・幸せな夢ってヤツを・・
見させてもらうよ・・・)







母親「全部お前のせいなんだね!?ゆまあああああああああああ!!!」


バキッ!


幼女「きゃあっ!」






杏子「!?」

517 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 14:01:33.17 P9J24avX0 234/404

母親「この疫病神が!!お義父さんとこに逃げたと思ったら!
またあたしの前にノコノコ現れて!厄を振りまくんだね!!このクソガキがああっ」

バキッバキッバキッ


幼女「痛い!痛い!やめて!やめてよママ!!」

幼女「なんで・・・?なんでなの?
お爺ちゃん達とはぐれたわたしと出会ったとき、優しいママだったのに!?」


幼女「やりなおそうって言ってくれたのに!!ママと一緒に色々なところに
お泊りしたこの3日間・・・すごい楽しかったんだよ!?」


幼女「お爺ちゃんたちも優しいけど・・・本当はやり直せるなら・・・
わたしママの傍にいたいんだよ!!だからやめてよママ!!優しいママに戻ってよ!!」


母親「うるさい!!うるさい!!こんなわけの解らない場所に放り出されたのも、
妙な化け物が周りに居るのも・・・全部お前のせいだ!!お前さえお前さえいなければ!!」


ドカッドカッ


使い魔「ヒャヒャヒャ・・?」


母親「役立たずのバカガキだと思ったけど・・・
初めてあたしを喜ばせることが出来るかもよ?ゆまぁ・・・」ゆらり・・・


幼女「マ・・ママ・・?」


母親「さぁ、化け物ども!食うならバカガキの方にしな!その代わり、あたしは逃げさせてもらうよ!!」

(片手で頭を掴んで持ち上げる図)


杏子「!?」


幼女「いや!やめて!ママ!!離して!!」


幼女「もう・・・ママの事・・・お電話で悪く言ったりしないから・・・
お爺ちゃん達じゃなくて・・・ママの傍にいるから・・・ママの言う事聞くから!
役立たずになんかならないから・・・!!」


幼女「優しいママに戻ってよ!!また・・・手を繋いでよ・・・」



母親「ほうら・・こっちだ化け物・・こいつを食ったら・・・あたしを解放する・・いいな?」

使い魔「ッヒャ?」


杏子「よ・・・よしやがれ!!」ダッ



ドンッ








・・・バクンッ・・・

518 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 14:10:23.55 P9J24avX0 235/404


杏子「・・・!」

幼女「ママ・・・?」



母親「あ・・あふん・・・」


使い魔「ヒャヒャヒャ・・・」ゴリッボリッ


使い魔「ペッ」


コロコロ・・・


(骨)



519 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 14:25:04.50 P9J24avX0 236/404


幼女「ママ!ママーッ!!」


杏子「や・・・やっちまった・・・!!いや・・・それよりも・・」



ハコの魔女「アハハハ・・・」フワフワ・・


幼女「おっきなテレビ・・・ママの姿が映ってるよ・・・」


幼女「いや・・・そんなの・・・見せないで・・・
ママが優しくしてくれたから・・忘れてたのに・・・やめてよ!!」





幼女「わたしがママにぶたれるところをみせないでーッ!!」



ハコの魔女TVの母親「この役立たず!!」バキッバキッ

「お灸をすえないとね・・・ゆまぁ・・」ジュゥ・・


「なにも出来ないんだよお前は・・・」



杏子(そっか・・・そういう事だったんだ・・)ドサッ

520 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 14:41:41.92 P9J24avX0 237/404

杏子(魔女に口付けを受けたほうが・・・優しい母親で・・・
本物の母親が・・・虐待していたなんて・・・こんな事もあるんだね・・・)


杏子(結局・・・また・・・不幸にさせちゃった・・・
あたしの・・・勝手な願いが・・・この子を不幸にしたんだ。)


杏子(あのまま・・・ウソでもいいから・・・優しい母親のまま・・・
一緒に死なせてやれれば・・・幸せな気持ちのままこの子は逝けたのかな・・・)


杏子(もう・・いいや・・・)

ドクンッ・・・


杏子(・・・あたしの中で・・・何かが生まれそうだよ・・・)

トクン・・トクン・・

杏子(ああ・・・そうか・・・とっくに聞いてたっけ・・・)


杏子(今なら・・・ほむらの話を理解できるよ・・・)



杏子(絶望した魔法少女は・・・魔女を産む・・・そうだったよな・・・)


杏子(心地良いんだ・・・怖いくらいに・・・これが・・・魔法少女にとっての死・・・)


杏子(魔女への・・・生まれ変わり・・・)


杏子(マミさん・・・最後に一言だけ・・・謝りたかったよ・・・)


杏子(さやか・・・まどか・・・友達になってくれてありがとうって・・・まだ言ってないよな)


杏子(ほむら・・・あんたとは分かり合えないままだったね・・・)


杏子(目を閉じてしまおう・・・魔女になった自分の姿が・・・なんとなく見えるよ・・)


Ophelia デン!(魔女文字)

521 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 14:53:47.70 P9J24avX0 238/404

マミ「私のために・・・傍に居てくれないかしら」

まどか「杏子ちゃん!さやかちゃんと一緒だと楽しいでしょ?」

恭介「佐倉さんには、さやかに近いものを感じるよ。」




さやか「ねぇ・・・杏子・・・」




さやか「自分の都合のいいようになんでも信じてみようよ!」




バイオリン仮面「優しい嘘が必要なときがきっと来る。」


バイオリン仮面「なぜなら君が願った奇跡もまた・・・優しい嘘から始まったからだ」


バイオリン仮面「君はとっくに・・・気付いているはずさ・・・」


バイオリン仮面「君のお父さんが・・・成し遂げようとした事が・・・」



杏子「!!」(目を開く杏子)

522 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 15:11:20.84 P9J24avX0 239/404


幼女「ママ・・・ママ・・・」


ハコの魔女「ヒャヒャハーッ」ふわふわ・・・


杏子「ふ・・ふざけるな・・・」グググ・・・


杏子「こんなのが・・・真実で・・・現実であってたまるか・・・!!」

杏子「あたしは・・・絶対認めない!人を不幸にする真実なら・・・目を背けたっていい!!」


杏子「こんなくだらねーのが真実だっていうのなら・・・壊してやる!変えてやる!!」


杏子「あたしは・・・あたしは今、信仰(うそ)が欲しい・・・!!」


杏子「こいつを・・・この子を幸せにするための・・・信仰(うそ)が欲しい!!」


杏子「だから・・・父さん、母さん、モモ!!あんた達を失わせた・・・あの力(うそ)が欲しい!!」



杏子「後でウソつきだといわれても構わない!!嫌われたり、罵られたりしても構わない!
だから・・・だからあたしは・・・」


杏子「あたしが願った幻惑(うそ)を・・・もう一度祈る!!」




・・・





ピカッ

523 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 15:29:06.97 P9J24avX0 240/404


幼女「ママ・・・」

ハコの魔女「ヒャヒャヒャ・・ヒャッ!?」


ゴキイッ


ハコの魔女「ぷきゃああああああ!!」ジタバタジタバタ



幼女「ママ!!」


槍を持った母親「ゆまから離れろ!!あたしの姿を騙った魔女め!!」ブンブンブンッ


幼女「ママ!ママ!やっぱり・・・優しいママだ!助けに来てくれたんだね!!」


母親「・・・離れてなゆま。あんただけは・・・絶対助ける!!」


ハコの魔女「ぶぎゃああああ!!」ダッ

ザシュッ

幼女「ママーッ!!」



母親「残念、そっちは偽者さ!!」


ハコの魔女「!?」



母親「お前の元が・・・魔法少女でも同情しない・・・言い訳する暇も与えない・・・」


母親「だから・・・食・ら・え・・・・!!」





母親「最後の審判!!」





ザシュシュシュシュッ



ハコの魔女「ぷみゃあああああああああ!!!!」しゅうう・・・・




母親「判決はすでに降りた。お前に・・・発言権は無い。」



~(結界解除)~


幼女「ママ!」たったったっ

525 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 16:00:50.39 P9J24avX0 241/404

母親「ゆま!」ギュッ


幼女「ママぁ・・・怖かった・・・怖かったよぉ・・・」ポロポロ・・・

母親「久しぶりだねゆま・・・大きくなったな・・・」

幼女「久しぶり・・・?」


母親「ああ・・・魔女に姿を奪われて・・・何年もずっと閉じ込められてたんだ。でも、
もう大丈夫だ。」

母親「怖かっただろ?あたしの姿をした魔女が・・・毎日お前にいじわるしてたはずさ・・・」


母親「でも、安心しな!ママのニセモノは、全部倒した!ニセモノのビデオを流す
テレビの魔女も、あたしが全部やっつけた!!」


母親「だから・・・ゆまはもう・・・ママがいなくても平気さ。」


幼女「ママ・・・?」


母親「今のあたしは・・・魔法少女なんだ・・・ママの姿を奪ったやつみたいに・・・
悪い魔女をやっつける・・・正義の味方なんだ。」


母親「今もどこかで・・・ゆまみたいに泣いてる子供がいる。
だから・・・助けに行くんだ。魔女からこの町を守るんだ。」

母親「だから・・・ゆまは・・・おじいちゃん達と仲良くやりな。」


幼女「や・・・やだよ・・せっかく・・ママと一緒になれたと思ったのに・・・
優しいママが・・・戻ってきてくれたと思ったのに・・・」


幼女「また離れ離れになるなんて絶対ヤダ!!」




母親「・・・ゆま・・・大好きだよ。」ギュッ

幼女「ママ・・・」

母親「あたしだって・・・ゆまを離したくない・・・
だから・・・駄目なんだ・・・行かなきゃ・・・それが・・・魔法少女だから・・・」


母親「約束する・・・おっきな魔女を倒したら・・・
いつか・・・帰ってきてこうしてまた・・・抱きしめてやる。」


母親「そしたらまた・・・一緒に住もう。だから・・・それまでは・・・
さよならなんだ・・・」


幼女「ママ・・・」

幼女「・・・!!」


幼女「うんわかった!わたし・・・いつまでも待ってるよ!
いい子にして待ってる!大人になっても、ずっとずっとママのこと・・・待ち続けるよ・・」ポロポロ


母親「ゆま・・・工場を出たら・・・警察に連絡して、保護してもらえ。」

母親「それできっと・・・おじいちゃんたちも・・・迎えに来るからさ・・・」


幼女「うん!・・・それじゃあね・・・ママ・・・」

母親「・・・」



526 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 16:17:51.87 P9J24avX0 242/404

フッ(幻惑解除)

杏子「ごめんな・・・守れない約束・・・しちゃったよ・・・でも・・・悪いことじゃないはずさ・・・」

杏子「これで・・・これでよかったんだよな・・・父さん・・・」


杏子「父さんは・・・何も大量の信者が欲しかったわけじゃない・・・」

杏子「自分の信仰に・・・耳を傾けてくれる人達に・・・かすかな幸せを届けたかったんだね・・」


杏子「やっと・・・父さんの気持ちが・・・解ったよ・・・あたしに怒ったわけもわかった・・・」


杏子「でも・・・あたしは・・・この力を手放さないよ。誰かを幸せに・・・できたんだ。」


杏子「気付くのがすこし・・・遅すぎたかな・・・」ドサッ


(薄れゆく意識の中車から降りてくる3人の影を見る杏子)


???「・・・さん!」

???「・・ウコ・・ちゃん!」

???「・・クラ・・・ウコ!!」







バタン!







527 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 16:33:01.81 P9J24avX0 243/404

チュンチュン・・・


~佐倉杏会~


♪~♪~♪


杏子「・・・」ムクッ


氷室「気付いたようだね・・・」


杏子「氷室・・・ずっと・・・バイオリンを弾いてくれてたのか・・・?」


氷室「7曲!!「時さえあれば解け合えた心」(通常演奏)」

氷室「8時間じっくり演奏を聞かせれば、
対象者の体力はもちろんソウルジェムも回復できる作用を持っている!」


氷室「もちろん、君を心配していたのは僕だけじゃない。」


氷室「あれを見てごらん。」


(毛布にくるまって眠るまどか)

(毛布をまどかにゆずって雑魚寝する恭介)


杏子「まどか・・・恭介・・・」


杏子「そして・・・あんたは・・・8時間も演奏してくれたわけか・・・」

氷室「迷惑だったかい?」


杏子「いや・・・心地よかったよ・・・」




杏子「だから・・・かな・・・」

528 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/23 17:14:57.50 P9J24avX0 244/404

杏子「演奏したこの場所も関係あるかもしれない・・・けど・・・夢を見たんだ・・・」

氷室「夢・・か。この曲にそんな効果は無いはずだけど・・・」


杏子「幸せだった頃の・・・家族が・・・父さんと母さんと妹・・・モモがいた。」

杏子「あたしだけは・・・今と同じ年齢だった。でも・・・父さんたちは・・・
あの時と同じように・・・あたしに笑ってくれた。暖かく迎えてくれた。」


杏子「相手からの言葉は・・・まったく聞こえない無音の夢だった。
あたしが・・・申し訳なさそうにしてても・・・ただ・・・暖かく微笑むんだ。」


杏子「あの時の事・・・許されてるのかどうか聞いても、何も返してこない。
ただ・・・微笑んであたしを・・・抱きしめてくれた。」


杏子「その時ふと思ったんだ・・とっくの昔にあたしは許されてたか・・・
父さんたちは初めからあたしをうらんじゃいなかったんじゃないかって・・・」


杏子「なぁ、氷室・・・あたしは・・あたしは・・・」ポロ…


氷室「君が逃がした使い魔だが・・・二件、同じ姿の使い魔を退治したことを確認した。」


氷室「一つ目は使い魔が逃げた夜、君たちとは面識のない白い魔法少女がこれを撃破」


氷室「二つ目は巴さんとほむらさんが発見した使い魔が同じ特徴を持っていた。
これももちろん、撃破されている」


氷室「君が逃がした使い魔が、魔女になって人を襲ったと思って悩むのも、
君が魔女の本体を倒しただけと思うのも自由だ。」


杏子「あたし・・・もう一度・・・信じていいのかな・・・家族の絆を・・・
家族に許されたって・・・信じていいのかな・・・」ポロポロ・・・




氷室「・・・」







氷室「・・・君が信じたい物を・・・信じればいい。」








第6曲終了  ~続く~

535 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/25 04:59:55.31 8661ipat0 245/404

~現在公開可能な情報~

「通常演奏」:魔力を伴わない演奏。
変身してなくても効果はある。

「魔法演奏」:魔力を伴った演奏。魔力を消費する。
変身時にしか効果は無い。



7曲!「時があれば解け合えた心」

8時間にもわたる長編曲。眠ってる対象者に聞かせることにより、
体力はもちろん、魔力も完全回復させることが出来る。

もちろん、8時間演奏以外の行動不能というところから燃費はものすごく悪い。
魔力浄化目的なら根気良く魔女を探してグリーフシードを使おう。


無理に睡眠時間を減らそうとしてる者を熟睡に導く作用もある。


鹿目ほむら(34歳)

20年後の未来からやってきた暁美ほむら。
時空管理局に勤めている。

「鹿目」姓を名乗ってる理由は全くもって謎である。
管理局の上司の意向により、20歳を超えた今でも魔法少女を自称する。

戸籍年齢は34だが、とある理由により魔力で肉体を24歳のまま留めている。

バイオリン仮面/氷室がこの時代にやってきた事により生じた「ズレ」を
修正するため、暁美ほむら以外の魔法少女を殺害しようとしているが・・・

魔法少女としての能力:マジカルアロー 侵食する黒き翼


かつての固有魔法だった時間操作とそれに伴う四次元空間アイテムは
彼女の時代のワルプルギスの夜を倒した時消失した。


未来の技術:前世代の銃火器の徹底的な携帯収納化
及びクロックアップ


古い世代の物ならば完全に圧縮→原寸化を自在に出来るのが未来の技術。
ゆえに服装のあらゆる隙間(谷間以外)に武器を隠せるようになる。

これにより、無限の収納スペースとまではいかないが
少女時代と同じような戦い方が出来るようになった。

クロックアップ:これも未来の技術により、少女時代の特性を再現できるようになった。
倍速状態になれば敵が1の動作をするまでに2手3手先を打てる。



537 : ◆Q9mKomrfWbxO[s... - 2013/07/25 07:06:07.76 8661ipat0 246/404

第6曲終了時の思春期度

マミ★★★☆☆(変動なし)

ほむら★★★☆☆(変動なし)

さやか★★★★☆(恭介からのふいうちにより揺れ動く。限りなく5つ星に近い4つ星)


まどか★★☆☆☆(バイオリン仮面のセクハラによって、揺れ動く。3つ星に近い2つ星)

杏子★★☆☆☆(前回:★一つ
恭介に手を握られたこと、一晩看病されたこと、バイオリン仮面のセクハラによって変動。
使用済み下着を身につける事の変態性を学ぶ。)




【後編】に続く。

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