美琴「えっ!!」ガバッ
黒子「お、お姉様?」
佐天「ちょ、ちょっと御坂さん怖いです」
美琴「あ!ご、ごめんなさい…つい……」
黒子「さっきまでボケーッとしてらしたのに急にどうしたんですの?」
美琴「……えっと、どういう話してたんだっけ?」
黒子「はぁ、やっぱり聞いてなかったんですのね……初春!」
初春「はい。佐天さんがついに能力を使えるようになったんですよ」
元スレ
佐天「おっぱいの大きさを自由に変える能力かぁ・・・」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292418296/
美琴「そ、そうだったわね」
黒子「そもそも今日は能力の発表とお祝いで集まったんですのに」
美琴「うんうん、そうそう!おめでとう佐天さん!」
佐天「あはは…………」
黒子「まったくお姉様は……」
美琴「……で、どんな能力だったっけ?」
黒子「本当になにも聞いてらっしゃらなかったんですのね……」
美琴「ごめんなさいね佐天さん」
佐天「いえいえ、そんなたいした能力じゃないですし……」
美琴「で、なに!なに!」
佐天「その……おっぱいの大きさを自由に変える能力です…………」
美琴「」
美琴(や、やっぱりさっきのは聞きまちがえじゃなかったのね!)
佐天「……こんな能力じゃなんの役にも立ちませんよね……はは」
初春「そんなことないですよ佐天さん!」
黒子「ある意味、強力な能力ですわね……自分の能力と交換したいと思う方も大勢いらっしゃるんじゃないかと」
佐天「わたしはもっと人の役に立てる、人を助けられる能力がほしかったんです!」
初春「佐天さん……」
佐天「あーあ、わたしも御坂さんみたいな能力だったらなー……」
美琴(よし!このタイミングでなら!)
美琴「佐天さんにだってその力で人を助けることができるわよ!」
佐天「えっ?」
佐天「ど、どういうことですか!?」
美琴「世の中には胸の大きさにコンプレックスを持ってる女性が少なからずいるわ」
黒子「ま、まあわたくしは自分に自信をもってますので、だ、大丈夫ですわ!」
美琴「その人たちの胸を大きくしてあげればいいのよ」
佐天「でもレベル1ですから……」
美琴(うまくいったわね……この流れなら自然に……)
美琴「ほら!だったらわたしで練習すればいいじゃない」
黒子「お、お姉様!?」
佐天「そんなの悪いですよ……まだ自分にも使ってないからどうなるか分かんないですし」
美琴「遠慮する必要なんかないわよ。ぜ、全然気にしてないけどわたしのちょっとだけ控えめな胸なら変化が分かりやすいだろうしね!」
佐天「でも……」
初春「せっかく御坂さんが実験台になってくれるって言ってるんですから断ったら失礼ですよ」
佐天「……分かりました。わたし、頑張ってレベルを上げます!」
美琴「目指すはレベル5よ!(これでママとは似ても似つかない小さな胸とはオサラバ……うふふふふ)」
黒子「お姉様はそのままでも十分魅力的ですのに……」
果たして美琴の胸は大きくなるのか!?
佐天さんはレベル5になれるのか!?
次回「あれ?小さくなっちゃった……」
おわり
佐天「じゃあいきますよー」
初春「佐天さんの両手が鈍く光って……」
御坂「オーラの一種かしら? 電気的なものは感じないわね」
黒子「胡散臭い気配がプンプンですわね」
佐天「胡散臭い言わないで下さいよー……では失礼して」モミモミ
御坂「ひゃうん!?」
佐天「へ、変な声出さないで下さい!」モミュンモミュン
御坂「んっ……そ、んなこと言われても……」
黒子「ほうほう、これはこれは」
御坂「なんか……胸が熱く……」
初春「保温します?」
佐天「ていうか結構疲れる……」
御坂「ん、あ、あん……」
佐天「これは路上でやって良い行為なんでしょうか」モミンモミン
黒子「良いですわよ、ジャッジメントの権限において許可しますわ」
御坂「やっ……あ、ああん」
佐天「ふう、こんなものですかね……あー、手が疲れた」
初春「お疲れ様です」
黒子「どうですかお姉様?」
御坂「あ、あぁ、うん……ちょっと物陰で見てくるわね」ヨロヨロ
佐天「やりすぎましたかね?」
黒子「いえいえ、もっとやるべきでしたわ」
御坂『なんじゃこりゃーーー!!』
佐天「へ?」
御坂「ちょ、ちょっと佐天さん!! どういう事!?」ドタドタ
佐天「な、何がです?」
御坂「縮んでるじゃない!! もう貧乳とかじゃなくて無乳よ無乳!! 幻想殺された!!」
黒子「そう言えば確かにいつもより謙虚なお姿に……」
御坂「うるさいバカ!!」
初春「でも大きさを自由に変えるわけですから、小さくする事も確かに可能ですね」
御坂「何冷静に分析してるの!!」
初春「ひっ」
佐天「う、初春は悪くありません!」
御坂「そ、そうね……ごめんなさい、気が動転しちゃって」
佐天「いえ……こっちこそ勝手に小さくしてすいません……大きくしろとは言われなかったので」
御坂(普通どう考えてもそっちでしょ)
黒子「まぁまぁお姉様、ここは穏便に。少なくとも佐天さんの能力が有効だとは解ったではありませんか」
御坂「そうね、とりあえず元の大きさ……いや迷惑料としてちょっとおまけして戻してくれれば良いわ」
佐天「それが……」
御坂「どうしたの?」
佐天「縮めるのは揉めば良いんですが、大きくするにはその……」
黒子「はっきりしませんわね」
佐天「えーと……私の唾液を媒介にしないといけなくて」
黒子「ふむなるほど、要するに吸ったり舐めたりというわけですわね」
佐天「はい」
初春「簡単じゃないですか……えっ」
御坂「えっ」
黒子「えっ」
御坂「……」
佐天「そ、それはさすがにまずいですよねぇ?」
初春「スキンシップの範囲は超えてますね……」
黒子「私はお姉様となら是非……ゲフンゲフン」
御坂「も、元に戻すだけなら揉むだけで済んだりしないの?」
佐天「それがダメなんです」
初春「あんまり便利とは言い難いですね」
佐天「レベル低いってのも原因なんだろうけどね」
黒子「でしたらお姉様、佐天さんの成長待ちということで」
御坂「ダメよ!!」
佐天「ふえ?」
御坂「い、今すぐ! 今すぐやるの!」
佐天「えー……」
初春「待って下さい! 私に良い考えがあります!!」
初春「佐天さんの唾液が必要なだけなら、何も吸ったり舐めたりしなくても」
初春「唾液だけ擦りつけて揉めば良いんじゃないでしょうか!!」
御坂「なるほど!!」
黒子「ローションプレイの要領ですわね」
佐天(天下の往来で何言ってるのこの人達)
御坂「そうと決まったらさっそく……どこか人気の無いところへ!!」
佐天「え? いやいや私は帰って宿題やりたいなー……なんて」
御坂「んなのどうでもいいのよ!!」ビリビリ
佐天「ちょ、ちょっと」
御坂「少し、ほんの少ーし協力してくれたら痛い目に逢わないで済むから」
佐天「た、助けてジャッジメント……」
黒子「……」
初春「……」
ラブホ
初春「わー! 初めて来ました!」
佐天「でしょうね」
黒子「あまり良いベッドではないですわね」
佐天「でしょうね」
御坂「うわ! えっちなビデオが流れてる」
佐天「でしょうね」
佐天「ていうか皆おかしいですよ! 何をすんなりラブホに入ってんですか!」
御坂「あ、お金なら心配しないで」
佐天「そういう話じゃないです!」
黒子「何をカリカリしてますの?」
初春「カルシウムサプリ要ります?」
佐天「はぁ……もういいです、やることやって早く帰りましょう」
黒子「まぁいやらしい言い方ですこと」
佐天「そろそろ怒りますよ」
御坂「というわけで、まずは佐天さんに唾液を出してもらいましょう」
佐天「出せって言われても」モゴモゴ
初春「何か口に含むなりしないと難しいですよね」
黒子「梅干し見るとか」
佐天「こんなところに無いですよ」モゴモゴ
御坂「佐天さんが自分の掌を舐めれば良いんじゃないの?」
佐天「人事だと思って好き勝手……」ペロペロ
初春「妙にいやらしいですね」
佐天「うへぇ、べとべと……じゃ、御坂さん脱いでください」
御坂「え?」
佐天「だって直に触らないと」
御坂「ひ、人前で脱げるわけないでしょ!!」
佐天「今さらですか……」
黒子「ダメですわよお姉様! ここは佐天さんの言う事に従うべきですわ!!」
御坂「あんたは黙ってなさい!!」
初春「あの、ブラウスの下から手を通すとかは?」
御坂「それよ!」
黒子「黙ってなさいな初春!!」
初春「ひっ」
佐天「まぁ私はどっちでも……」
御坂「じゃ、じゃあ服の下からで」
佐天「はいはい、お邪魔しますよっと」ヒョイ
御坂「んっ……」
佐天「……」モミモミ
御坂「あ、んん……熱……」
佐天「……」モミンモミン
御坂「さ、佐天さん、激しい……」
佐天「集中してるんです」モミモミモミ
御坂「やん……」
黒子「……」チーン
初春(鼻血出して倒れてる……)
御坂「ん、んっ、くふぅ」
佐天「…………固くしないでくださいよ」モミコリモミコリ
御坂「しょ、しょうがない……でしょ……」
初春「え、固くってどこが?」
佐天「さぁ? この辺かな?」コリコリ
御坂「あんっ!!」
御坂「はぁ、ふぅ……」
佐天「こんなもんですかね」
初春「ど、どうですか御坂さん?」
御坂「どれどれ」
御坂「おお! 前よりちょっと大きい!」
佐天「今回はそんな感じで」
御坂「じゅ、十分よ! ありがとう佐天さん!」
佐天「いえいえどういたしまして」
佐天「でも胸なんて放っておいたら自然と大きくなりますよー」
御坂「……」
初春「ま、まぁ個人差がありますから」
翌日
御坂「おはよー」
生徒「おはようございます御坂さん」
御坂「いやー! 良い事あると朝日も爽やかね!」
生徒2「はぁ……」
御坂「いやー、良い事あった、良い事あったなー」チラチラ
生徒「……」
生徒2「あ、あの、何があったんですか?」
御坂「え、何、聞きたい? どうしよっかなー」チラチラ
生徒「ききたいですねーおねがいしますー」
御坂「実はちょっと胸が成長しちゃってねー、いやー、辛いわー、新しい下着買わないといけないから辛いわー」
生徒2「そうですかーよかったですねー」
御坂「辛いわー、サイズが一つ上がったから辛いわー」
初春「今頃御坂さん大喜びでしょうね」
佐天「私は運ばれてった白井さんのが心配だよ」
初春「何にせよ役に立って良かったじゃないですか」
佐天「あはは、バストアップマッサージ屋でも始めようかな」
初春「あ、それ結構本当に良いかもしれませんね」
佐天「えー……格好良くないじゃんそんなの」
初春「そういう問題ですか……」
絹旗「超ターゲット確認しました」
次回予告
御坂「もっと大きくして! こんなんじゃ全然足りない! 固法さんより大きく!」
佐天「いやーーー!!」
初春「佐天さんは私が守ります!」
絹旗「胸を超大きくしてください。麦野より大きく」
打ち止め「ミサカはミサカはおっぱいで女の価値は決まらないって言ってみる!」
一方「ロリ巨乳ッてのはなァ……神秘なんだよ」
インデックス「胸を大きくする魔術……あるんだよ」
上条「その巨乳を揉みしだく!!」
寝る
絹旗「学校からでてきて一人になったところを超確保します」
フレンダ「もう帰ろうよー勝手なことしたら麦野に怒られるって……」
絹旗「学園都市にこんな能力をもった人間は今まで超いませんでした。超調査の必要があります」
フレンダ「でも麦野はほうっておけばいいって」
絹旗「念のため超調べておくにこしたことはありません」
フレンダ「でも麦野は余計なことはするなって」
絹旗「超うるさいですねフレンダ!わたしの胸を超大きくするために手段は超選びません!」
フレンダ「結局それが目的って訳よね……わたしはもうか
絹旗「超最高級サバ缶!」
フレンダ「えっ!?なになに!?」
絹旗「もしわたしの胸が大きくなったら一ミリにつき超最高級サバ缶十個あげます」
フレンダ「ほんと、ほんと!?結局よろこんで協力するって訳よ!」
絹旗「ターゲットがでてくるまで超時間がありますね」フゥ
フレンダ「結局絹旗はどうして胸を大きくしたい訳よ?」モグモグ
絹旗「ちょっと!ここでサバ缶を超たべないでください!」
フレンダ「別にいーじゃん。絹旗もたべる?」モグモグ
絹旗「超いりません!」
フレンダ「結局理由はなんなの?」モグモグ
絹旗「ちょ、超秘密です」モジモジ
フレンダ「ははーん、浜面でしょ?」モグモグ
絹旗「ブフォ!」ブー
フレンダ「あと滝壺」モグモグ
絹旗「な、なんで!?」アタフタ
フレンダ「だって『くっ!まさかあそこまで超スタイルに差があったとは……滝壺さんを超侮っていました』ってプールのあと言ってたじゃない」モグモグ
絹旗「あれをフレンダに超聞かれていたとは……超不覚です」チッ
フレンダ「結局胸だけで女の価値は決まらないって訳よ」モグモグ
絹旗「じゃあ他になにがあるんですか?」
フレンダ「ほら、足とか……あと、太ももとか、そうそうふくらはぎも」モグモグ
絹旗「ぜんぶ足じゃないですか!」
フレンダ「結局麦野みたいに胸が大きくても太ももがブヨブヨだとダメダメって訳よね」モグモグ
絹旗「調子に乗ってると麦野に超オシオキされますよ」
フレンダ「大丈夫だって、まぁ無理に胸を大きくする必要はないと思うよ」モグモグ
絹旗「バニースーツですよ……」
フレンダ「バニー?」モグモグ
絹旗「この胸じゃさすがに超無理がありますから……あはは……」
フレンダ「ウサギのなにがいいのかわたしにはよくわかんないや」モグモグ
絹旗「フレンダこそ胸を大きくしたいと超思わないんですか?あといいかげんサバ缶食べるの超やめてください」バシッ
フレンダ「ああっ!わたしのサバ缶が!」ガーン
絹旗「わたしは質問に超答えたんですからはやく答えてください」
フレンダ「結局全然気にしてないって訳よ」
絹旗「年下のわたしより胸が超ちいさいってどうかと思いますが」
フレンダ「絹旗って案外結構ひどいこと言うよね……」
絹旗「ていうか超無乳ですよね」
フレンダ「ちんちくりんでもかわいいって言ってくれるひとがいるから」エヘヘ
絹旗「は?なんですか?超のろけですか?」
フレンダ「にひひひひ」
絹旗「超しねばいいのに(超しねばいいのに)」
フレンダ「え」
絹旗「あっ!超でてきましたよ!」タッ
フレンダ「……いま超しねばいいのにって言ったよね?言ったよね?」
絹旗「そんなこと超どうでもいいですから、気づかれないように超つけますよ」テクテク
フレンダ「…………」グスッ
絹旗「うーん、なかなか一人になりません……」テクテク
フレンダ「結局人気のない場所で無理やりさらえばいいって訳よ」
絹旗「それは超軽率ですね」
フレンダ「なんで?どうせもう一人の方もせいぜいレベル2程度でしょ。結局わたしと絹旗なら楽勝って訳よ」
絹旗「はー、これだからフレンダは超役立たずなんです」フー
絹旗「あの花飾り……超あやしいと思いませんか?」
フレンダ「普通の髪飾りじゃないの?」
絹旗「それにしては超大きすぎます、あれはきっと能力で超利用するんです!」
フレンダ「考えすぎだよ……」
絹旗「とにかく相性が悪いと超やっかいなことになりますから一人になるのを超待ちますよ」
フレンダ「結局わたしの意見は無視されるって訳よ」
絹旗「ちょうど超別れるみたいですね。あそこの道に入ったら超確保してくださいフレンダ」
フレンダ「はいはい、やればいいんでしょやれば」
佐天「昨日は宿題やれなかったから今日こそやらないとね」
佐天「御坂さんもっと大きくしろとか言ってこないといいけ、むーーーーっ!!…………」ドサッ
フレンダ「結局この程度サバ缶前って訳よ」
絹旗「変なこと言ってないで見つからないうちに超移動しますよ」ガシッ
フレンダ「あーあ、歩くのめんどくさー」
絹旗「このあたりなら誰も超来ませんね」ドサッ
フレンダ「結局どうするの?」
絹旗「さっそくわたしの胸を超大きくしてもらいます、フレンダ」フンス
フレンダ「おらーおきろー」ザバーン
佐天「……っ!つめたっ!……あれ?ここどこ?」ビショビショ
絹旗「あなたが胸を超大きくできる能力者ですね?」
佐天「は、はい(ホントはちょっと違うけど)えっと……あなた誰ですか?」
絹旗「答える必要は超ありません。しにたくなかったらわたしの胸を超大きくすることです」
フレンダ「…………」ゴソゴソ
佐天「か、帰って宿題やりたいなー、なんて……」
絹旗「…………」ギロッ
佐天「ひいっ!ごめんなさい!ごめんなさい!超冗談です!」
フレンダ「…………」モグモグ
絹旗「超冗談ならまあいいです、超早くおねがいします」
佐天「あの……まだレベル1なのであんまり大きくはできないんですけど……」
絹旗「できるところまでで超構いません」
佐天「じゃあ……失礼します」モミモミ
絹旗「え?」
フレンダ「このサバ缶はハズレね……」モグモグ
絹旗「な、なにやってるんですか?」カァ
佐天「え?胸を大きくしてるんですよ?」モミモミ
絹旗「ちょ、超想像してたのと違いますね、んんっ、もっと一瞬で大きくなるものかと」
佐天「そんな魔法みたいなことはさすがにできません」モミモミ
フレンダ「結局このサバ缶が最高って訳よね」モグモグ
絹旗「ん……あんっ……くぅん、ちょ超まだですか!?」ハァハァ
佐天「す、すいません。限界まで大きくしようとしてるので時間がかかるんです……」モミモミ
絹旗「そ、それなら超しょうがないです……ん……はぁ……はぁ」ポー
佐天「で、できました!」
絹旗「へ!?超確認してきます!」ダッ
佐天「わたしって無事にかえしてもらえるんですか?」
フレンダ「結局モアイの胸が大きくなってれば問題ないって訳よ」モグモグ
佐天「ほっ……よかったぁ……」
絹旗「ぎゃぁーーーーーーーーー!!!」
フレンダ「絹旗!?」ポイッ
佐天「え?」
フレンダ「どうしたの!?だいじょうぶ?」タッ
絹旗「わ……わたしの胸がぁ……」ウワァン
フレンダ「これは……たいらっていうレベルじゃねー……」ゴクッ
佐天「あっ!間違えて小さくしちゃった……」
フレンダ「結局胸を大きくする気なんて端からなかった訳ね」バッ
絹旗「びええぇぇーーーーん!!!」グスッグスッ
佐天「ち、ちがうんです!気が動転してて、今度は大きくしますから!」アタフタ
フレンダ「もうだまされないって訳よ!サバ缶の恨みを思い知れっ!」ヒョイ
佐天(サバ缶ってなんだろう?なにか飛んでくるし……わたししぬのかな……)
バァァン!!!
佐天「あれ?な、なんで……」
美琴「佐天さん!助けに来たわよ!」
佐天「御坂さん!」
美琴「よかった、無事みたいね」
佐天「どうしてここが分かったんですか?」
美琴「そ、それは……別にいいじゃない」
フレンダ(げっ……コイツは……)
美琴「ん?あんたのことどっかで見たことがあるような……」
フレンダ「結局気のせいって訳よ、うん、気のせいだって」タラタラ
美琴「結局?……あーっ!あの時の!!」
フレンダ(バレたーーー!わたしの手の内は知られてるし用意もしてないこうなったらにげるしか)ダッ
美琴「逃がすと思う?」バシューン
フレンダ「にょわっ!?あわわわわ」ズサッ
美琴「ずいぶん心境に変化があったのね、仲間をおいて逃げ出すなんて」ハァ
フレンダ「も、もう悪いことしないからゆるして……」
美琴「えいっ!」ビリビリ
フレンダ「ぎゃんっ」パタリ
美琴「もう一人は……どうしたのあれ」
絹旗「ぇぐっ、ぇぐっ、む、超胸がーーー」ウワァン
佐天「わたしが胸を限界まで小さくしちゃって……」
美琴「ひどいことするわねこの子……わたしにもやったのにまるで反省していない」
佐天「えへへ」
美琴「まぁ自業自得だからほっといて行きましょ」テクテク
佐天「少し罪悪感が……」テクテク
美琴「いいのいいの」テクテク
佐天「わたし御坂さんのこと勘違いしてました」テクテク
美琴「え?どんな風に?」テクテク
佐天「うーんうまく言えないんですけど。あんなこと言うとは思わなかったんですよ」テクテク
――
絹旗「ま、待ってください!せめて元の大きさに超もどしてください!」
美琴「あんた、そんなこと言える立場だと思ってんの?」バチバチ
絹旗「うっ……それは」
佐天「かわいそうですからもどしてあげましょうよ、ね?」
美琴「こういうやつらは一回痛い目にあわないと分かんないのよ、だからダメ」ガシッ
佐天「あーれー」ズルズル
絹旗「お、おねがいします!好きな人が超いるんです!どうしても胸を超大きくしたいんです!」ドゲザ
美琴「フンッ!!」バチバチバチッ
絹旗「っ…………」ドサッ
佐天「あちゃー……」
美琴「佐天さん」
佐天「はい?」
美琴「胸をもとにもどしてあげてほしいの」
佐天「え?でもさっきはい
美琴「おねがいっだから!!」バッ
佐天「わ、分かりました。ちょっとサービスしておきますね」ビクビク
美琴「よかった……」
――
佐天「わたしの中の好感度が20ぐらいあがりましたよ」テクテク
美琴「そう?だったらわたしの胸ももうちょっと大きくしてほしいんだけど」テクテク
佐天「はは……今日はさすがにもう手が痛いので勘弁してください」テクテク
次回 打ち止め編 結局誰かが書いてくれるって訳よ
おわり
翌日
佐天「ついにレベル2になりましたー!」
御坂「おめでとう」
初春「白井さんはまだ入院してますけどね」
御坂「さ、さっそくレベル2の力を試して……」
佐天「あ、無理です」
御坂「へ?」
佐天「レベル2の効果は、形を整えることなんですよ。大きさはレベル1と変わりません」
御坂「なんだ……」
初春「ますますエステティシャンみたいですね」
佐天「こりゃマジで開業を考えるか」
佐天「ほんとはこんなんじゃなくて、もっと格好良い能力が良かったなー」
御坂「例えば?」
佐天「波動拳とかかめはめ波とか」
初春「まぁまぁ、きっと佐天さんの能力も多くの人に必要とされますよ」
~~~
麦野「はぁ?それでおめおめと帰ってきたわけ?」
フレンダ「面目無い……っていうか丸腰でレベル5の相手とか無理無理」
絹旗「超許してください♪」
麦野「なんであんたは嬉しそうなのよ……ちっ!第三位なんかに舐められたまま終われない」
滝壺「仕事?」
麦野「個人的制裁」
フレンダ「結局麦野は性格悪いってわけよ」
麦野「あ?」
フレンダ「あ、あんなとこにサバ缶が……待て待て~」スタコラサッサ
麦野「行くよ、着替えてくる」
絹旗「超ごゆっくり」
~~~
麦野「ったく!どいつもこいつもイライラさせてくれて」ヌギヌギ
麦野「……」
麦野「……」ムニー
麦野「ちょっと太っ……いやいや、まだまだ私も成長期ね」
ビリリ
麦野「嘘……」
麦野「こ、これだから安物は嫌なのよ!!すぐ破けて!!」
フレンダ「どーかした?」
麦野「うるさい!!ぶち殺す!!」
フレンダ「結局麦野は理不尽ってわけよ」
ファミレス
木山「……というわけで、君の能力は脂肪細胞の組み換えと言った方がより正しい」
木山「レベルが上がれば人為的に肥満にしたり、逆に痩身にしたりできるだろう」
木山「女性にとっては夢のような能力だな」
佐天「はー……」
初春「凄いじゃないですか!」
御坂「うんうん!」
佐天「全然かっこよくない……」
佐天「もっとこう、手から炎を出したりさー」
初春「で、私が保温して」
佐天「それは別に要らない」
初春「……」
木山「この能力の面白い点は、媒体である君との密着度が高い程効果が増すところだな」
御坂「密着度?」
木山「まぁざっくりと言えば裸で抱き合うのが一番早い」
佐天「ぶっ!!」
木山「さらに言えば君の体液……唾液とか……大きな声では言えない体液とかを対象に浸透させる事でもより高い効果が得られる」
初春「オイルマッサージみたいなものですか?」
木山「そういう事だね」
佐天「あの、ぶっちゃけただのエロ能力なんじゃ」
木山「かもしれないね」
木山「では私はこの辺で」
佐天「色々とありがとうございました、相談にのってもらって」
木山「気にしないでくれ、君達には返しきれない借りがある。それに新しい能力は興味深い」
御坂「早くレベル上げてもっと大きくしてよ」
佐天「んな無茶な」
木山「ん?身体成長なら能力を使わずとも、ちょっと体をいじれば……」
御坂「結構です」
麦野「あれね?」
絹旗「超間違いありません」
麦野(パフェ食べたい……)
夜
初春「佐天さん、変な能力が付いて落ち込んでないか心配だなぁ」
初春「あれ、件の佐天さんから電話だ」
佐天『もしもし初春?』
初春「私です。どうしたんです? 佐天さん」
佐天『実は…初春にお願いがあって』
初春「お願い……?」
佐天『うん、ちょっと頼みにくいんだけど…』
初春「頼みにくい…? ハッ!も、もしかして…」
佐天『の、能力使用の練習に付き合ってくれないかなー、なんて…』
初春「や、やっぱり…。でもそれってつまり…」
佐天『そ、その、やっぱり、こんなこと頼める知り合い、初春しかいないし…』
初春「と、とにかく一度うちに来てください。 直接会って相談しましょう!」
佐天『え! あ、うん…じゃあ、その…行くね?』
初春「うん…待ってます」
初春家
初春「えっと…うまい棒、食べます?」
佐天「い、いいや、初春たべなよ」
初春「私もいいです…」
佐天「………」
初春(佐天さんが20本も買ってきたのに…)
初春「……とにかく、本題に入りましょう」
佐天「う、うん! あの、えー…と、せっかく発現した能力だしさ!」
佐天「このままじゃ終わりたくないんだよね! なんというか…」
佐天「ちょっとでも、御坂さんみたいなレベル5に近づきたいって言うか」
初春「…佐天さん、ずっと気にしてました。自分の能力のこと」
佐天「そ、そんなでもないけど…」
初春「ううん、すっごく気にしてました(クス」
佐天「そ、そうかな…アハハ」
初春「それで、やっぱり練習…したいんですね?」
佐天「う…うん。やっぱり、迷惑…かな」
初春「迷惑…じゃない、です。その…おっぱいも大きくなるし!」
佐天「え、じゃあ」
初春「うん、いいよ、佐天さん。して…」
佐天「本当に!?」
初春「一回協力してあげるごとにクレープ」
佐天「わ、わかった」
初春「じゃ、じゃあ、脱ぎ、ます」
佐天「…うん」
sageるか
初春(パジャマのボタンをはずしていく)
佐天「………」
初春「な…なんか変な気分です!えへへ、さ、佐天さんには、いっつもパンツとか、見られてるのに…」
佐天「それはっ!その…ごめん……」
初春「えっ、き、気にしないでください、私も別に、いやじゃないです」
佐天「えっ」
初春「あっ、えっと違うの、別にそんな、佐天さんのことは特になんとも思ってなかったし、って言うか、その、ああもう!」
初春(バッ)
初春「ほら!佐天さん、おっぱいだよ! 早く好きにして!」
佐天「わ、分かった、じゃあ、まずは直接舌でするのを試してみるね」
佐天「ペロ……ペロ……」
初春「ん……」
佐天「ペロ……チュ…どうかな、おっきくなってる?」
初春「ん……わかんないけど…熱い」
佐天「あ…ちょっとおっきくなってきたよ…レロレロ」
初春「あっちょ、佐天さんそこダメ!」
佐天(でもここをなめると大きくなりやすいような気がする…)
佐天(これがコツってヤツかな…)
初春「あわわ、だ、ダメです佐天さん、さすがにそんなにしたら、んんっ!」
佐天(うう、ずっとぺろぺろしてたら酸素が……)
佐天(意識が朦朧としてく……もういいや、ずっとぺろぺろしてよう…)
初春「さ、佐天さんダメーー!!」
翌日
初春「うっうっ、結局朝までには完全には元に戻りませんでしたぁ……」
佐天「ほんとゴメンね初春ー…」
黒子「それでサラシまで巻いてそのサイズですのね…何というかまぁ…アンバランスな……」
佐天「なんだかバランスが難しいんだよねー。ボディラインというか」
黒子「それなら良いボディラインについて勉強してみたらいかがですの?」
佐天「良いボディライン?」
黒子「そうたとえば、お姉さまのような!」
初春「えっ」
佐天「えっ」
黒子「失礼、言い過ぎましたわ」
美琴「どういう意味よ」
佐天(御坂さんか…確かに巨乳ではないけれど……やっぱり私たちより一年分大きいのか…)
佐天(最初はこれぐらいから練習したほうがいいのかも…)
佐天(ジロジロ)
夜
佐天「今日も特訓よろしくね、初春」
初春「う、うん!」
初春(どうしよう、昨日佐天さんにペロペロされてちょっとだけイッちゃった)
初春(良くないよね、今日はばれないようにしないと)
佐天「今日はちょっとだけ大きくするよ! 御坂さんぐらいに!」
初春「そ、そうだね! ちょっとだけだよね!!」
初春(ちょっとだけなら大丈夫なはず!)
佐天(御坂さんくらい…御坂さんくらい…)
初春(う、ううう、なんか昨日より上手になってるー!!)
初春(そんな微妙なタッチ…く、癖になっちゃう)
佐天「そうだ、ちょっとだけでは練習にならないし、どうせなら全身を使ってやってみよう!」
初春(う、うそ、下も!?)
初春(ダメです佐天さん! それはーーーーー!!)
翌日
ジャッジメント事務室
黒子「あら、お姉様、いらしてたんですの? それは確か初春の学校の制服…」
初春「あの…」
黒子「!!?? その声は……初春!?まさか…」
初春「はい……佐天さんとの特訓の成果です…」
黒子「そ……そんな…私がお姉様とそれ以外を間違えるなんて…」
初春「アハハ…そうですね、珍しいですよね、アハハ…」
黒子「胸のサイズまでぴったり同じですわ…」
初春(分かるんだ…目視なのに)
黒子「驚異的ですわ…これはもう、肉体改造の域」
初春「そうです、危険ですよね」
黒子「初春!」
初春「はっハイ!」
黒子「ちょっと『黒子、大好きよ』とおっしゃってみてくださいまし」
初春「はい!ってえ? く…『くろk』」
黒子「ダメですの!全然駄目ですの!!」
初春「え?ええ……」
黒子「もっと近くにいらっしゃいな!そして私の腰に手を回して!! 包み込むように!早く!!!」
初春「ハハハハイ! 『黒子、大好きよ』」
黒子「はぐぅぅっぅぅっぅぅあああああ!!つつつつぎは少し上目遣い気味にお願いできますか!」
初春「こ……こうですか」
黒子「んばああああああぁぁぁぁぁっ!!次は次は…」
美琴「(ガラッ)何をやっとるかーーーーーーー!!」
数日後・夜
佐天「今日の検査の結果、出たよ」
初春「どうでしたか?」
佐天「それが…遂にレベル4だって!!」
初春「す……すごい! あっという間に白井さんに追いついちゃいましたね!」
佐天「ありがとう初春ーーーー!それもこれも初春との特訓のおかげだよーーーーー!!」
初春「おめでとうございます!」
初春(でも……上達したのは肉体改造能力だけじゃない…)
初春(毎日毎日特訓したせいで、佐天さん、すごくうまくなって…)
初春(私のカラダ、もう、佐天さんがそばに来るだけで、勝手に……疼いて…)
佐天「初春……?どうしたの、顔が赤いよ?」
初春「佐天…さん、じゃあ、もう、特訓は、やめちゃうんですか?」
佐天「そーだねー、もうさすがにクレープおごり続けるのは辛い……初春、本当に大丈夫?」
初春(もう…我慢できない……!!)
初春「佐天さん!!ガバッ」
佐天「うわぁ!うううういはる!?」
初春「お願い、もうおっぱいが大きくならなくてもいい!クレープもいらない!!だから抱いて!!!」
佐天「そんなっちょ初h…うわあああああ」
翌日
ジャッジメント事務室
佐天「………」
初春「………」
黒子「おはようございますのー……ってギャァァァァァァァなぜジャッジメント事務室に島田伸介がァァァァ!?」
初春「おはよう…」
黒子「う……初春…また佐天さんの仕業ですの」
佐天「いや、昨日の特訓の前にね……」
初春「テレビ見てたんだよね……行列ができるアレ…」
佐天「特訓中になぜかつい思い出しちゃって…」
黒子「二人とも目が死んでいますの…」
ミサカ「(ガラッ)話は聞かせてもらいました!とミサカは唐突に登場します」
佐天初春黒子「!?」
ミサカ「性転換すら可能にする佐天さんの能力はすでにレベル5に達しています、とミサカは佐天さんを指差します」
ミサカ「計算によると、残り一万人のミサカを全員島田伸介に改造すれば、佐天さんはレベル6へと到達する、とミサカは計画の全貌を明らかにします」
ミサカ「さぁ今すぐミサカと濃厚に、濃密に絡み合いましょう!とミサカは自らの責務を果たすために脱衣を始めます」
ミサカ「そして私を島田伸介に改造するのです!とミサカは辛い運命を受け入れる覚悟を見せ付けます」
美琴「(ガラッ)話は聞かせてもらったわ!!」
佐天黒子初春ミサカ「!?」
美琴「その子たちに手を出さないで!私が島田伸介に改造されることで、佐天さんにそんな価値がないことを証明して見せるわ!!」
黒子「そんなことになったら死んでやる!!」
打ち止め「(ガラッ)話は聞かせてもらったんだよ!!とミサカはミサカは鮮やかに登場してみたり!!」
打ち止め「ダメなんだよ検体番号10034号!もう私たちは一人だって島田伸介になってやることはできないって誓ったじゃない!!」
一方通行「(ガラッ)おォ!俺は偽善者は吐き気がするほど嫌ェなンだよォ!!島田伸介は全員ブチ殺してやる!!」
上条「(ガラッ)ぶち壊す幻想があると聞いて!」
絹旗「(ガラッ)やっぱり超おっぱい!」
麦野「(ガラッ)無駄な脂肪を消せると聞いて!」
佐天「うーーーーーーーわーーーーーーーーーもう全員私になっちゃえーーーーーーーーーー!!(ビカーーーーーー!!!)」
上条「白い…翼!?」
全人類「うわーーーーーーー!!」
佐天「はっ」
佐天「夢か…」
佐天「学校行かなきゃ」
登校中
佐天「(タッタッタ)おはよう初春ー」
初春「おはようございますー。佐天さん今日は顔色悪いですねー」
佐天「はあ、はあ、ちょっとひどい夢を見ちゃって…」
初春「へー。どんな夢ですか?」
佐天「……全人類私になる夢」
初春「へー。全人類佐天さんになるって、つまり、私みたいになる、ってことですか…?」
佐天「ーーーーーーーーー!!!」
おわり