【前編】の続き

203 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 14:55:01.02 9ApIV8qF0 110/192

御坂「またなんかゴツイのが!」

黒子「今度はなんですの!?」

キャップ「・・・奴はサノス、我々の世界の強敵だ」

一通「またかよォ」

絹旗「本当にキャプテン達の世界には超面倒な奴が超多いですね・・・」

キャップ「否定できないね」

バッツ「・・・ダークサイドが手を組んだというのは、君達の世界のヴィランとか・・・」



ダークサイド「そうだ。我は異次元世界を探索していたサノスと偶然出会った」

サノス「我が目的は大いなるパワー。ダークサイドの目的は強力なエネルギーを持つ者を手に入れること」

ダークサイド「我らは互いの目的を補えるということで協定を結んだ。ジャスティスリーグをこの世界に送ったのも我だ」

サノス「この世界には大いなるパワーを持つ人間が多くいる。キャプテンアメリカらが入り浸るのも好都合だった」

ダークサイド「サノスの世界の者達は、この世界の者達のパワーの成長を促すとのこと。異世界者との交流は効果がある」

サノス「ダークサイドの宿敵をこの世界に集め、2つの異世界者との交流がこの世界の者をさらに成長させるはずだ」

ダークサイド「まだ日は浅いが、もう十分だ。この世界の強力なパワーを持つ者を我が支配下におく!」

サノス「そして我らは偉大なるパワーを手に入れるのだ!」



スパイディ「ゴリラのローテーショントークでスケールのでかいこと言っちゃって・・・」

ランタン「つまりはこの世界の能力者達を拉致しようってのか!俺達の世界の時と同じように!」

サイボーグ「そうはさせないぞ。また異次元へ送り返してやる」

麦野「成長してるってことは、ぶっとばされる痛みもアップしてるんだろ?歯ァくいしばれよな」

一通「クモ野郎達と俺達は何度もてめェらみてェのをぶっとばしてンだ。覚悟しろォ」

スパイディ「やだアクセはずかしいわん」

御坂「これだけのヒーローを相手に、勝てるはずないじゃない!行くわよ!」

キャップ「ようし、アベンジャーズ・・・」

バッツ「キャプテン、我らジャスティスリーグもいる。アベンジャーズではないが」

キャップ「おっと、そうだったな。それじゃあ・・・」



キャップ「HEROS ASSEMBLE!!!」

205 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 15:17:13.17 9ApIV8qF0 111/192

スパイディ「いっくぞー!」

サノス「邪魔だ」

 BACOOOOOOMMM!

スパイディ「」

御坂「スパイディ!」

ウルヴァリン「気をつけろよ!奴ァ宇宙でも上から数えた方が早いくれえに強いぞ!」

一通「規模でかすぎなンですけどォ」

ランタン「だったら宇宙警備員の俺の出番だぜ!」ビューン!

麦野「緑の巨大な宇宙船みたいなのを作って・・・」

ランタン「くらいやがれ!」

 BAMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM!

サノス「・・・フン」

麦野「ぶつけても全然効いてないじゃないか!」

サノス「失せろ」

 ZZZZZZAAAAAAAAKKKKK!

ランタン「グアッ!」



一通「青いゴリラ退治なンてそうそうねェよなァ!」ドン!

 バオウ!

ダークサイド「ヌ・・・やはり最強の能力を持つ者・・・興味深い」

一通「!?びくともしねェ!」

アイアンマン「じゃあびっくりさせようぜ!」

 FFFSSSHAAAAAAAAZZZZ!

ダークサイド「・・・」

アイアンマン「びっくり。全然効いてないぞ」

一通「てめェなにがしてェンだ!」

御坂「レールガンならどうかしら!?」

 ドオッ!

 GGGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「っ・・・フフ・・・やはり・・・貴様等のパワーは価値があるな」

御坂「・・・っち、ほんと頑丈ね」

アイアンマン「私の時は微動だにしなかった奴を後ずさりさせるなんて、御坂のパワーはどうなってるんだ?」

206 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 15:37:16.03 9ApIV8qF0 112/192

サノス「面白いな超電磁砲。お前は最も異世界者との交流時間が長いらしい。そのパワーは計り知れない」

御坂「それはどーも」

スパイディ「僕ってば御坂の役にたってたのね」

御坂「何よ今更」

サノス「そう、超電磁砲の他にも3人ほど、長時間の交流があった者がいる。そこにいる空間移動者と・・・あの二人だ」



御坂「!!!???」

一通「おィ・・・ありゃなンだ?」

アクアマン「宙に渦のようなものが・・・その奥に別の世界が見える」

ダークサイド「あれこそ我が世界、アポコリプス」

麦野「空が赤い上に今にも壊れそうな世界じゃないか・・・」

ウルヴァリン「・・・それより、あの世界にいるあの二人は・・・光の柱のようなものの中に・・・」




初春【・・・・・・・・・】

佐天【・・・・・・・・・】



スパイディ「初春!?佐天!?」

ウルヴァリン「なんであの二人が異世界に・・・」

サノス「すでにあの二人は捕らえておいた。あの光の柱は自由と意識を奪い、拘束するものだ」

スパイディ「なんであの二人を!」

サノス「今はパワーを持っていないが、かつて強大なパワーを持っていたらしい。その痕跡が見られる」

スパイディ(・・・学園でX-MENと訓練して得た能力のことか・・・・・・)

サノス「奴らには素質がある。一度大きなパワーを得た者の器は大きなものだ。ダークサイドが部下としてほしいらしい」

ダークサイド「そう、大きなパワーを持つ者を我が配下に――」

 GGGRRRAAAAAGGGGGGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!

ダークサイド「!?」



アイアンマン「御坂のレールガン!?それもなんて威力だ!」

フラッシュ「ダークサイドが大きく後退した!」



御坂「あんた達・・・・・・私の友達を返しなさい!!!」

207 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 15:50:55.52 9ApIV8qF0 113/192

ダークサイド「ぬうう・・・」

サノス「ほう、すさまじいパワーだ。だが、あの二人は帰らぬぞ」

 バッ!

サノス「!」

スパイディ「悪いけど、僕だって頭にキテんだ。その顔殴らせてもらうぜ!」

 BACOM!

サノス「っ・・・・・・その程度のパワーで我に挑むというのか?」

スパイディ「たとえ僕のパワーがお前に通じなくても」

 WHAM!

スパイディ「たとえこの腕が折れても」

 DOCOOOM!

スパイディ「初春と佐天を返すまでお前を殴り続ける!」

サノス「っく・・・邪魔な虫がっ」

 THUNK!

サノス「ヌ!?」



ウルヴァリン「俺もトサカにきてるぜ。ダチを奪われたらそりゃそうだよな!」

 SLASH!

サノス「っ!貴様等!」

 THOOOOMMM!

スパイディ「うあっ!」

ウルヴァリン「っぐう!」



キャップ「!二人が吹き飛ばされた!」

サノス「貴様らは邪魔なだけだ!ここで消す!」BOOOOOOO・・・

スパイディ「!」

キャップ「まずい!ピーターを狙っている!ブラストを放つ気だ!」

208 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 16:01:13.78 9ApIV8qF0 114/192

滝壺「っ!・・・何・・・この信号は・・・?」

フレンダ「滝壺?どうしたの?」

滝壺「とても強い反応が・・・『来る』」

絹旗「サノスの超ブラストでは?・・・」

滝壺「違う・・・東北東から・・・・・・すごいスピードで・・・」



 VVVVVVVOOOOOOOOOOOOOO・・・・・・

サノス「消えよ!」

ウルヴァリン「ピーター!」

御坂「スパイディ!」

スパイディ「っ!」



フレンダ「!?何アレ!空から何かが!」

麦野「鳥だ!」

一通「飛行機だァ!」



バッツ「いや、違う」





 KRAKKABATHROOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!



サノス「っ!!?」



バッツ「スーパーマンだ」





スーパーマン「I'M SUPER MAN」

210 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 16:27:47.66 9ApIV8qF0 115/192

>>208

スーパーマン:世界最初のヒーロー。DCコミックを、アメコミを代表する世界一有名なスーパーヒーロー
 『マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)』、『明日の男』、『未来から来た男』などとも言われる。超人の代名詞
 地球人ではなく、惑星クリプトンから来た宇宙人で、滅んでしまったクリプトン最後の一人。本名はカル=エル
 両親の手でクリプトンを脱出ポッドで脱出し、地球に到着。アメリカのカンザスにあるスモールビルという町に落ちる
 そこでケント夫妻に拾われ、大事に育てられる。地球人としての名はクラーク・ケント。
 大人になってからは架空の都市『メトロポリス』にある新聞社で記者として働きながら、スーパーマンとして活躍する
 記者のクラークが電話ボックスに入ってスーパーマンになって飛び出てくる場面は誰もが何かしらの形で知ってるはず
 能力として、とてつもない怪力、飛行能力、かなり高い防御力、めちゃ速いスピードなど軒並み高スペック
 目から熱線のビーム、『ヒートビジョン』を撃て、口から超低温の液体窒素、『スーパーブレス』も出せる
 さらにはあらゆるものを透視する『Xレイ・ビジョン』など、最初のヒーローながらあらゆる能力を備えている

 これらの能力はクリプトン人が地球の太陽(黄色い太陽)の光をあびるとスーパーパワーを得られることで使えるもの
 逆にクリプトンにあった太陽(赤い太陽)の光では、地球での地球人のように何ら普通の人間になるらしい
 弱点もそれなりにあり、特に『クリプトナイト』という物質が最大の弱点。そばにあるだけでほぼ行動不能になるほど
 クリプトナイトはスーパーマンを攻略する際には度々使われる。また、Xレイ・ビジョンは鉛だけは透視できない
 それでもスーパーマン=最強という概念が定着しており、『宇宙最強の男』がキャッチコピーの一つなほど
 正直もっと強い奴はいるらしいが、スーパーマンが最強といっても正しくはないかもしれないが間違いではない

 NEW52に際して、特徴的な赤パンツを撤回され、スーツも微修正された。それだけでもかなりスッキリしてかっこいい
 ジャスティスリーグの創設メンバーでもあり、チームの中心役の一人。バットマンとは親友同士の仲である
 このSSのスーパーマンもNEW52の設定で
 

212 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 16:48:33.91 9ApIV8qF0 116/192

フラッシュ「スーパーマン!遅いぞ!」

アイアンマン「スーパーマンだって?そんなヒーローもいたのか」

バッツ「ジャスティスリーグの最後の一人だ。日付が変わり、朝日が昇ろうとしている。今日、この世界に来たのだろう」



スーパーマン「大丈夫かい?君はヒーローのスパイダーマン、だってね」

スパイディ「あ、ああ。サンキューね。でもどうして僕のことを?」

スーパーマン「僕はついさっきこの世界に来た。最初は何がなんだか理解できなかったけど、バットマンから通信がきた」

スーパーマン「この状況を一通り聞いて、ここへ急行したのさ。バットマンは僕が今日ここに来るのを知っていたらしい」

バッツ「一日ずつ我々がこの世界に転送されていた。そこからスーパーマンが今日来るだろうと推測するのは簡単だ」

サイボーグ「俺がずっとレーダーを張ってたのさ。スーパーマンのエネルギーは強力だからすぐに感知したぜ」

絹旗「滝壺さんがいってた超信号っていうのは・・・」

滝壺「うん、あの人。今もすごい信号を感じる」

フレンダ「AIM力場じゃないけどそういうの感知できる訳ね」

麦野「何か知らないけど援軍ってことよね」

ダイアナ「そうよ。誰よりも強力な助っ人よ」



サノス「ぬう・・・貴様・・・」

スーパーマン「さて、君も悪党らしいな。僕が・・・いや、僕達が相手だ。かかってこい」

213 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 16:56:24.14 9ApIV8qF0 117/192

ダークサイド「クリプトン人。来たか。お前は我が物だ・・・今度こそ貴様のパワーをいただく」

スーパーマン「そうはいくか」

バッツ「行くぞジャスティスリーグ!」

アクアマン「ランタン、掛け声でもいっておけ」

ランタン「ああ!JUST GOT THIS!(一丁行くか!)」

フラッシュ「一丁行くか?もっとマシなのないのかい?」

サイボーグ「そんなことどうでもいいだろ。いくぞ!」

ダイアナ「覚悟しなさいダークサイド!」



アイアンマン「彼らだけに戦わせるわけにはいかんなスティーブ」

キャップ「ああ、アベンジャーズ!・・・と言いたいとこだが、ソーもハルクもいないな」

アイアンマン「さっきから通信を試みてるが、異世界との通信をシャットされているみたいだ」

一通「おィおィ。パワーハウス二人がいなきゃダメですってかァ?俺達もいンだろォが」

麦野「そ、そうよキャップ!私も一緒に戦うから!」

ウルヴァリン「戦闘向きな奴だけで戦うべきだぜ」

スパイディ「ああ、奪われた姫二人を助けだす!」

キャップ「そうだな・・・いくぞ!皆!」

御坂「覚悟しなさいサノス!」

サノス「来るがいい!ヒーロー達!」

214 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 16:58:00.30 9ApIV8qF0 118/192

>>213

JUST GOT THIS~:『ジャスティスリーグ:誕生』でグリーンランタンが掛け声として言ったセリフ
 アベンジャーズのように決まり文句がないのだろうか

215 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 17:08:28.56 9ApIV8qF0 119/192

黒子「わたくしも初春と佐天さんを救うために何かしなければ・・・しかし、あの異次元まで空間移動はできませんわ・・・」

打止「ミサカ達は見ているだけの方が身のためだねってミサカはミサカは妥協する」



ダークサイド「貴様等はここで始末する!」

 CHOOOOOOOOOOOOMMM!

アクアマン「ARGH!」

サイボーグ「なんてパワーだ!」

ダークサイド「クリプトン人以外は邪魔なだけだ!」

バッツ「どうかな」

ランタン「ソリッドライトのパワーをくらえ!」

 BBBBBZZZZZAAAAAAKKK!

ダークサイド「効くものか・・・」

 VVVVZZZZZEEEEEEE!

ダイアナ「!目からビーム!」K-TANG!

フラッシュ「僕を追跡してる。追いつけるもんか!」ビューン!

スーパーマン「僕達は以前、お前と戦った時よりも結束している。負けるものか!」



アイアンマン「ユニビーム!」FFFFSSSHHHAAAAAAAAAZZZ!

麦野「原子崩しビーム!」ドオドオ!

一通「一方通行ビームゥ!」バウオ!

サノス「効かぬわあ!」

 CHOOOOOOOOOOOOOMMM!

一通「任せろォ。奴の攻撃を反射すっぜェ」

 ドアッ!

サノス「!何っ」

キャップ「勉強不足だったなサノス。一方通行くんの能力がある限り、お前は勝てないぞ」

スパイディ「そうだそうだ!アクセの能力にお前はかてないぞー!」

一通「よせやい照れるぜェ」

ウルヴァリン「ッヘ、流石学園都市最強だな」

御坂「さっさと二人を解放しなさい!」

 バリバリバリッ!

サノス「っ・・・・・・やはり・・・強大なパワーを持つ物は邪魔だ・・・」

216 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 17:17:39.39 9ApIV8qF0 120/192

麦野「ヘイ緑虫!鏡を!」

ランタン「ああ!?わかったぜ!」カッ

フラッシュ「ソリッドライトで鏡を無数に作った?・・・何を」

麦野「いくわよォ!」

 ドオドオドオドオ!

 キュインキュインキュインキュイン!

 バオバオバオバオ!

サノス「っ!何!」

ダークサイド「あらゆる角度からのブラスト攻撃!?」

バッツ「ランタンの鏡でビームを反射してるのか」

フラッシュ「縦横無尽に攻撃ってことだね」



ダイアナ「ミサカ!手をかすわ!」

御坂「ええ!いくわよ!」バイバリバリバリバリ・・・

サイボーグ「!御坂美琴が電気エネルギーを凝縮している」

御坂「超電磁ボール!」

 ブオッ!

サノス「!う、動けぬ!」

サイボーグ「電気の塊がサノスの動きを封じた!」

ダイアナ「くらいなさい!」

 SHUNG!

キャップ「ワンダーウーマンが剣でサノスを・・・」

 グググ・・・

キャップ「斬りきらず、途中で剣を上向きに変えて・・・」

 SHUNG!

キャップ「Vの字に切り上げた!」

 SHUNG!

キャップ「!まだ斬りきらず、また剣の向きを変えて・・・下に斬り落とした!」

 SHUNG!

キャップ「また上向きに変えて切り上げて・・・これは『Wの字斬り』だ!」





フレンダ「なんか攻撃役と実況役に分担してるみたいって訳よ」

滝壺「そんな皆を応援してる」

217 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 17:40:50.24 9ApIV8qF0 121/192

サノス「7人のレベル5・・・想像以上のパワーだ・・・だが、こちらにも手はある」

御坂「なに?レベル5対策ってわけ?」

サノス「その通りだ」



 ガクンッ

御坂「っ!?」

麦野「っ!?」

一通「っ!?」



フラッシュ「どうした?3人とも?」

御坂「・・・な・・・何・・・能力が使えない・・・・・・」

フラッシュ「!?」

麦野「原子崩しが出ない・・・何しやがった!」

サノス「我が作った装置で貴様等のパワーを奪った。7人のレベル5全員のな。その分時間はかかったが」

一通「!」

スパイディ「能力を奪った!?そんなこと・・・」

サイボーグ「不可能だ!学園都市の能力者の能力は、パーソナルリアリティの脳内演算によるもの・・・つまり」

アイアンマン「エネルギーの塊などではない。奪うというようなものではないはずだ」

サノス「我の作った装置ならば可能だ」

ウルヴァリン「ふざけてるぜ・・・」

麦野「・・・でも・・・ホントに使えないわよ・・・」

サノス「装置はダークサイドの次元にある。破壊は不可能だ」

一通「くそが・・・」

218 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 17:44:24.52 9ApIV8qF0 122/192

ダークサイド「装置は一つではない。もうひとつとある装置がある」

 BOOOM・・・

打止「!?」

黒子「な、なんですの!?」

滝壺「私たちの目の前に・・・渦が・・・」



御坂「!?黒子!?」

麦野「滝壺の前に渦が・・・まさか!」

ダークサイド「強大なパワーの痕跡がある者、レベル5に近い能力を持つ者、特殊な能力を持つ者、3人を奪う」

一通「!!!」



 BOOOM!

黒子「!」

打止「!」

滝壺「!」

 MMMMM・・・・・・



フレンダ「3人が渦に吸い込まれて・・・消えちゃった!」

220 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 18:41:54.39 9ApIV8qF0 123/192


 ~~~~~

デップー「あーん!黒子と打止と滝壺ちゃんどうなっちゃうの~!?ごめんちゃいなんか状況理解しづらくて。書いてる方もがんばってるのよ・・・大目に見てちょ
 さあそんなとこで第一回チキチキ!デップー主催スーパーマンとバットマンについて知ってること言っちゃおう大会~!ドンドンパフパフ♪」



デップー「もはや知らない人はいないほど有名なキャラ、スーパーマン。ぶっちゃけけっこう最近までスーパーマンって日本でいうもも太郎的なもんだと思ってたわ
 まさか現在進行形でマンガやってるなんて知らなかったぜい。普通気付くけどなアメコミ見てたら。
 ドリフのコントとか日本のマンガとかでもパロディされるほど有名ってすごいよな!Dr,スランプのスッパマンとかがそうだよな!
 実はキン肉マンの第一話にもパロディがあって、ピーピーマンって名前で出てるんだぜ。「あのね、今ね、マントクリーニングに出してるの。だから飛べないの」って言ってたわ確か
 厳密に言うとマントで飛んでるわけじゃないんだけどな!あとスパイディのパロキャラもおったわ。スーパイダーマンだったかな?
 つかキン肉マンって初期はウルトラ兄弟の末っ子って設定だったんだぜ!そのうち消えたけどな。やっべ話脱線しまくりじゃん修正修正カミソリカーブっと
 映画とかでもパロディされてるのが多いぜスーパーマン。『メガマインド』っていうアニメ映画は設定的にもほぼスーパーマンそのまま
 ただ主役が『ヒーローじゃなくて、それを倒そうとする悪人』っていう面白い観点だ。一見の価値ありかもよ?ぶっちゃけ挿入歌が俺好みなのが強いけど
 実はあの有名な日本のマンガ、『パーマン』もスーパーマンのパロディって知ってた?バードマンの名前が元はスーパーマンだったらしいぜ
 スーパー星から来たスーパーマンがスーパーヒーローを育てるって設定で、半人前だから『パーマン』だったっていうらしいべ。でもDCの訴えで変更したみたい
 あ、そーいえば俳優のニコラス・ケイジが子供にカル=エルって名前つけたのが有名だな。キラキラネームっつうのかな?
 本人の俳優としての名前も、MARVELのルーク・ケイジからとってるっていう生粋のアメコミファンなんだゼ。ゴーストライダーの役もらえてヤッタネ!
 っつゥー具合にスーパーマンったらネタの宝庫なの。さすが最初のヒーローだぜ!日本の黄金バットとかの方が先らしいけどどうなのかな?
 ちなみスーパーマンの初版のコミックが1億7千万以上の値がつくらしい。ほ、ほしい!
 取り壊し中の家の壁の中からそのコミックが出てきて一攫千金って実話もあるらしい。す、すげえ!まさにアメリカンドリーム!ちがうか!」


デップー「さ、今度はバットマンの話いこか。めちゃ長いわこれ。バットマンといえばスーパーマンとの合同映画が決まったらしいねまたスーパーマンの話かよ!
 その新バットマン役の俳優がベン・アフレックになったらしいぞ。『ザ・タウン』とか『アルゴ』の人って言ったらピンとくる?
 『デアデビル』で主演したっつった方が早いか。デアデビルもバッツも生身の人間でクライムファイターっていう共通点・・・これは偶然?
 まあ、なんか知らんがもう批判きてるらしいけどな。変えろって俳優を。デアデビルの演技がダメだったとからしいけど、俺ちゃんは別に気にならぬス
 ヒース・レジャーも最初は批判されてたけど、フタあけてみたらご存じの通り、完全にドドドハマリだったもんね。なんとかなるんじゃね?
 ちなみ過去にはジョージ・クルーニーもバットマンやってたんだぜ?マスクしててもクルーニーって一目で気付くけどな」



デップー「ほいじゃここらで話の腰を折るのをやめるか!まだまだSS長いこと続くからね!」

 ~~~~~

221 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 20:00:03.42 9ApIV8qF0 124/192

御坂「サノス!ダークサイド!黒子達を返しなさい!」

サノス「フ・・・能力を失ったレベル5がいくらすごんでも何にもならんぞ」

御坂「っ・・・」

サノス「貴様等のパワーは奴らや他の者を強化するのに利用してやる。お前らをなぜ捕らえないと思う?」

ダークサイド「7人の能力を全て融合させ、さらなる強大なパワーを作り、それを捕らえた者たちに注ぐ」

ダークサイド「お前達は、その様をじっくりと見ているがいい。そのために、あの渦で異次元が見えるようにしてある」

アクアマン「何と悪趣味な奴らだ・・・友人達の苦悶の様子を見せつけると言うのか!」

ダークサイド「より強力な力を得られるのだ。その後、貴様等レベル5も、他の能力者も捕らえ、そのパワーを注ぐ」

ダークサイド「今捕らえている5人は実験だ。うまくいけば、お前達も同じように強化してやる」

ダイアナ「外道め!」



一通「ふざけンなァァァ!」

アイアンマン「!?アクセラレータ!?」

 ガッ!

一通「っぐ!」

ダークサイド「・・・能力を失ったお前の拳が、我の身体にダメージになると思うか?」

一通「うっせェ!」

 ガッ!

一通「っ!」

ダークサイド「やめろ。お前の腕が痛むだけだ。意味がない」

一通「黙りやがれェ!あいつを!打ち止めを返しやがれこらァァァ!!!」

 ガシッ

一通「!?腕をっ・・・」



 KRAKK!

一通「グアアアアアッ!」



サイボーグ「一方通行の腕が折られた!」

キャップ「まずい!全員一方通行くんを助けるんだ!」

222 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 20:32:01.89 9ApIV8qF0 125/192

スーパーマン「その少年を離せ!」BACOOOOOMMM!

ランタン「この青ゴリラめ!」DOCOOOOOOMMM!

ダークサイド「ぬゥ・・・」

キャップ「一方通行くんから離すんだ!サノスも同様だ!」

アイアンマン「アクセラレータに近づけるな!」ZZZZAAAAAKKK!

ウルヴァリン「この野郎!」THUNK!

スパイディ「ウェブで綱引きだ!このやろっ!」



一通「っま・・・待ちやがれ・・・・・・打ち止めを・・・・・・」

バッツ「アクセラレータ、奴らは皆が引き離してくれた。その腕ではもはや戦闘は不能だ。後方へ下がるんだ」

一通「うるせェ・・・てめェも他の奴らも関係ねェ!ガキを助けなきゃなンねンだ!」

バッツ「その状態では死ぬだけだぞ!」

一通「だったらどうだってんだ!」



バッツ「なぜそこまで意地を張る」

一通「意地なンか張ってねェ!」

バッツ「あの子にどうしてそこまでこだわる」

一通「知った風な口をきくな!」

バッツ「私と君は似た者どうしだ」

一通「似てなンかいねェ!」

バッツ「限りなく遠いように見えて、限りなく近しい」

一通「コウモリのカッコしてる奴と俺がか!?」

バッツ「ある種の狂気だ」スッ・・・

一通「!?(マスクを脱いで・・・・・・)」





ブルース「私の名はブルース・ウェイン」

223 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/26 21:21:44.05 9ApIV8qF0 126/192

一通「ブルース・ウェインって誰だよ」

ブルース「私が10歳の頃、両親が強盗に撃たれ、目の前で命を奪われた。それ以来、私は悪と戦う道を歩むことを決めた」

ブルース「君は過去に大きな犯罪を重ねた。私が戦う悪人の道を歩いていた」

ブルース「君は学園都市で最強の能力を持つ。私は何の能力ももたない人間だ。対極にいると言っても過言ではない」



ブルース「だが、グラスの中がバーボンでも泥水でも、私達に大差はない」

ブルース「君があの子を守るために、心を入れ替えて戦うヒーローとなった。私も君も、ヒーローなんだ」

ブルース「そして、能力を失ってもなおあの子のために立ち向かう姿を見て確信した。私も君も、芯は同じだと」

一通「・・・」

ブルース「マスクを脱ぎ、素顔を見せたのは私も君と同じ、人間であることを見せるためだ」

ブルース「同じ人間だ。そして、同じ信念を持っている。だからこそ言える・・・今は落ち着くんだ」

一通「打ち止めをさらわれて黙ってろってのか・・・」

ブルース「やつらもすぐには手を出さない。レベル5の能力を合わせるのに時間がかかるはずだ。それまでに救いだす」

ブルース「あの子を助けても、君がいなければ意味がない。あの子には君が必要なんだ」

一通「・・・っ」

 スッ・・・

バッツ「私はマスクをかぶり、バットマンとなって悪と戦う。ブルース・ウェインとバットマンを切り替えてな」

バッツ「だが君は素顔のまま、悪と戦い、大切なものを守っている。その点を・・・私は称賛する」

バッツ「策は必ずある。必ずラストオーダーを救いだす。そのために、今は落ち着いてくれ」

一通「・・・・・・どうやって救う?」

バッツ「この世界にはヒーローがたくさんいる。大丈夫だ」

232 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 18:26:53.07 oVX1h6Zl0 127/192

一通「・・・ヒーローねェ・・・その通りだな」

バッツ「たまには他人を信じるのも悪くはない」

一通「マスク脱いで本名明かすなンてすっからてっきり誰でも知ってる奴かと思ったが、あンたもただの人間なンだな」

バッツ「そういうことだ。・・・彼女達が捕らえられている異次元世界へはサイボーグのブームチューブで行ける」

サイボーグ「現在ダークサイドとサノスはキャプテン、ウルヴァリン、アイアンマン、リーグの皆が抑えてくれている」

サイボーグ「ブームチューブでゲートを開くが、誰が行く」



御坂「私が助けに行くわ。能力が使えない今の私じゃ・・・ここにいても何もできないもの」

麦野「はあ?あたしの役だろそういうのは。あんたみたいなお子様には危なすぎるわ」

御坂「ちょっと、こんな時にまでそんなこと・・・」

バッツ「君はだめだ」

麦野「は!?」

バッツ「君はケガをおっているだろう。気付かれないと思ったか?」

麦野「う・・・」

御坂「え、そうなの?」

サイボーグ「肋骨が3か所折れている。おそらく、ランタンとの戦闘の時のものだろ」

麦野「・・・ッチ」

バッツ「アクセラレータも腕が折れている。言うまでもなくダメだ」

一通「・・・」

 THWIP! チャクチ

スパイディ「僕が行く。御坂とは戦い慣れているし、正直あのゴリラズ相手じゃできることは少ないし」

御坂「スパイディと私で行くわ。バットマンは指示役としてここに残らないと」

バッツ「・・・ああ。レベル5の能力を解放もせねばならない。君なら何かとできるはずだ」

サイボーグ「能力を奪ったサノスの装置も、その異次元世界にあるはずだ。任せるぞ」



一通「・・・超電磁砲・・・ガキを助けてやってくれ」

御坂「もちろんよ」

233 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 18:48:09.82 oVX1h6Zl0 128/192

 BOOOOOM・・・・・・

サイボーグ「いけ!二人とも!」

スパイディ「行くよ御坂!」

御坂「ええ!」

 シュン シュン



スーパーマン「だあ!」

 SPACOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「っ!」

キャップ「とああ!」

 GAAANNNGGG!

ダークサイド「ぬっ」

アイアンマン「パワー全開だ!」

 BBBLLLACCCOOOOOMMM!

サノス「おのれ・・・」

アクアマン「こっちだ侵略者!」

 ZANNNGGG!

サノス「グオ・・・」

フラッシュ(サイボーグがブームチューブでスパイディと御坂を送った。サノスとダークサイドに気付かせちゃだめだ)

フラッシュ「こっちだゴリラデュオ!」ビュン!

サノス「・・・・・・(何か企んでおるな)」

234 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 19:11:12.35 oVX1h6Zl0 129/192

 ―アポコリプス―

スパイディ「ワーオ・・・荒れてる世界だなこりゃ・・・でも機械の建物みたいなのがいっぱいあるな・・・」

御坂「空が赤い・・・いえ、世界そのものが燃えてるみたい・・・・・・初春さんと佐天さんはどこ?」

スパイディ「あの高台の上だ!つかまって!」

 THWIP!



 チャクチ!

御坂「初春さん!佐天さん!」

初春「・・・・・・・・・」

佐天「・・・・・・・・・」

スパイディ「光の柱の中につかまってる。早く助けだそう!」

 グググ・・・

 バリィン!

御坂「っと!大丈夫!初春さん!佐天さん!」

初春「・・・っ・・・うう・・・」

佐天「ここは?・・・御坂さん?スパイダーマンさん?」

初春「どこですか?・・・ここ・・・」

スパイディ「無事で何よりだよ。ここはヴィランの世界でさ、君達はさらわれちゃったってこと」

初春「ええ~!?」

佐天「いつのまに・・・そういえば急に目の前に渦が現れて・・・」

御坂「とにかく、ここから出ましょう。でも黒子達はどこに?・・・」

スパイディ「御坂は初春と佐天をつれて元の世界に戻ってくれ。僕はあとの3人を探す」

御坂「スパイディ・・・」

スパイディ「きっと3人もここのどこかにいるはずだ。任せてくれ」

御坂「・・・ええ」

235 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 19:19:53.58 oVX1h6Zl0 130/192




御坂「この渦がブームチューブよ。元の世界への道」

初春「すみません・・・ご迷惑をおかけして・・・」

御坂「何言ってるのこんな時に。さ、行って」

佐天「え、御坂さんは?・・・」

御坂「私は残るわ・・・ああは言ったけどスパイディだけには任せてられない。一方通行と約束もしたし」

初春「・・・大丈夫なんですか?いくら御坂さんでも・・・こんなえたいの知れない場所で・・・」

御坂「大丈夫よ。任せて。さあ、二人は行って」

初春「・・・はい」

佐天「絶対戻ってきてくださいね!」

御坂「もちろんよ」




 ―――――

サノス「!貴様等・・・アポコリプスへ向かったな!」

アイアンマン「気付かれた!」

サノス「ブームチューブを使ったか・・・ならば!」VVVOOO・・・・・・

フラッシュ「!エネルギーを腕にためて・・・サイボーグ!危ない!」



 BOOOOOM・・・・・・

初春「っはあ!ホントに元の世界だ!」

佐天「あれ?これどういう状況?・・・」

バッツ「大丈夫か二人とも。話は後だ・・・スパイダーマンと御坂は?」

初春「ふたりはまだ――」

麦野「おい!危ねえ!」

バッツ「!」



 VVVOOOOOOOOOOMMM!

サイボーグ「AAARRRGGGGGGHHHH!」

バッツ「サイボーグ!」

フレンダ「サノスのブラストがサイボーグにあたっちゃった訳よ!」

麦野「!ブームチューブが閉じたわよ!」

サイボーグ「ぐあ・・・・・・ぶ、ブームチューブが・・・開けない・・・」

一通「!?」

236 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 19:53:18.91 oVX1h6Zl0 131/192

一通「おィ!ゲートが使えねェ!ってのか!ふざけンじゃねェぞ!まだガキも超電磁砲もクモ野郎も戻ってねェぞ!」

サイボーグ「ッグ・・・だめだ・・・ブームチューブの座標固定とゲート維持ができない・・・」

一通「くそっ!」

バッツ「システムそのものは無事なのか?」

サイボーグ「ああ・・・サノスの攻撃は直撃していなかったからだが、それでももう操作は・・・」

一通「俺にさせろ!」

サイボーグ「!?」

一通「よくわかンねェが何とかすりゃゲートは開けるンだろ!俺が計算してやっから操作させろ!」

サイボーグ「し、しかし座標固定なんて人間にできるものじゃない・・・アポコリプスの位置を特定して計算しなければ・・・」

一通「ごちゃごちゃうっせェンだよ!ようするにその世界の座標を見つけだしてあとは計算するだけだろ!」

サイボーグ「アポコリプスへのゲートを開くための座標データはさっきの攻撃で使えなくなったんだ・・・わかるか!?」

サイボーグ「無数の次元世界から一つの特定世界を見つけるなんて、宇宙の中で砂粒を見つけるようなものだ!」

一通「だからァ!うっせェンだっての!俺に任せろっつってンだろォ!さっさとしやがれ三下ァ!」

サイボーグ「っ・・・ええい!なら任せる!」

 バシュ! ウィーン

サイボーグ「俺の腕をコンピューターの操作盤にした。これで計算しろ」

一通「あァ!」





ダークサイド「クリプトン人よ・・・貴様等の負けだ。素直に降伏しろ」

スーパーマン「まだそんなことを言うのか。僕達ヒーローが何人いると思ってる。負けるはずがない!」

サノス「いいや、負ける」

スーパーマン「!?」

サノス「このサノスが策を一つや二つしか用意していないと思ったか」



 BOOOOM!

 BOOOOM!

 BOOOOM!

アクアマン「!何だ!?空中に無数の渦が・・・」

アイアンマン「これは・・・異次元ゲートが多数発生している!それも・・・学園都市中に!」

サノス「ダークサイドの配下の者を呼び寄せた」



 『FOR DARKSEID!!!(ダークサイド万歳!!!)』

237 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 20:19:30.89 oVX1h6Zl0 132/192

絹旗「超無数の怪物が現れてます!」

フレンダ「な、何これー!」

 『SKREEEEE!』

麦野「おらあ!」ドゲシ!

 『ッ!・・・』ドサッ

フレンダ「あ、ありがとう麦野・・・」

麦野「能力が使えなくても身体は動くからね。それより、こんなのが学園都市中にいるなんてヤバイんじゃないの」

サイボーグ「!・・・」

一通「おィてめェ、あのザコ連中を退治しなきゃならねェとか今思ったろ」カタカタカタ

サイボーグ「ああそうだ!早く計算を終わらせてくれ!やつらをなんとかしないと・・・」

一通「ほっとけ、大丈夫だ」カタカタカタ

サイボーグ「何だって!?お前っ・・・なんて薄情な――」

一通「この街の奴らはこォいうのに慣れっこなンだよ。なめンじゃねェぞ。だから大丈夫だ」カタカタカタ

サイボーグ「ッ・・・」

初春「そうです。ウルトロンの時もドーマムゥの時もこういうことがありました。でも皆乗り切りました」

佐天「3度目ともなると・・・さすがに慣れるよね」



 ―――――

 『FOR DARKSEID!』

婚后「このっ!」ドオ!

 『SKREEEEEEE!?』

湾内「水を槍のように形作って・・・えい!」ザン!

 『REEEEEE!』

泡浮「重いものでぺしゃんこですわ!」ドゴンッ!

 『GAAAAAHHH!』

ローラ「大丈夫?皆。もし危なかったらすぐに呼んでね。それまでは・・・」

 THUNK!

 『ッ・・・』ドサッ

ローラ「街の人を守るためにも、がんばって戦いましょう」

婚后「ええ!」

238 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 20:35:10.93 oVX1h6Zl0 133/192

キャップ「サノス!今すぐ配下の者達を撤退させろ!」

サノス「それは聞けぬな。学園都市には能力者が多数いる。それらを配下として強化すると、先ほど言ったはずだ」

ダークサイド「我が配下とし、全てを支配するための駒とする」

スーパーマン「っく・・・僕が皆を助けにいく!」

アイアンマン「いや、スーパーマン、それは無用だ」

スーパーマン「え?」

アイアンマン「この街の人達は、君が思ってる以上にタフさ」



フレンダ「あわわ・・・ここは安全な場所を探して隠れるのが正解って訳よ」

絹旗「私は超戦います。麦野達だけに任せられません」ダッ

フレンダ「ええっ!?ちょっと絹旗~!」

ミサカ「ミサカも行きます。と、ミサカは絹旗さんの後を追って雑魚と戦いに行きます」ダッ

フレンダ「ああもうっ!なんで皆そんなことする訳よ!」

佐天「フレンダさんは行かないんですか?」

フレンダ「そりゃ私は勝てそうにない戦いはしないって訳よ・・・」

佐天「・・・何ですかそれ・・・」

フレンダ「何って・・・絹旗みたいに根性もないし、麦野みたいな身体能力もないから、私は傍観決め込むってわけよ」

佐天「でも麦野さん達と一緒に戦ってきたんですよね?だったら戦えるんじゃないですか?」

フレンダ「そりゃアイテムの一員だし・・・でも」

佐天「だったら戦いましょう!私も手伝います!」

フレンダ「はあ!?そんなの危ないだけよ!」

佐天「スパイダーマンさんがいつも言ってました。自分が何かしないことで、誰かが犠牲になるなんてたえられないって」

フレンダ「っ・・・」

佐天「フレンダさんにできることがあるなら、私も手伝います。だから戦いましょう!学園都市のために!」

239 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 20:44:21.43 oVX1h6Zl0 134/192

フレンダ「・・・もうっ!わかったわよ。結局・・・私も流されやすいタイプって訳ね・・・」

バッツ「その言葉を待っていた」

フレンダ「うおあっ!?コウモリマン!いきなり後ろから声かけないでよ!」

バッツ「フレンダ、君はあらゆる道具の扱いに長けているとサイボーグのデータに書いてあった」

フレンダ「え・・・ああ、まあ」

バッツ「君なら、これを扱えるだろう」PI!

佐天「?腕のとこのボタンを押した?・・・」



 バコオン! ドコオン!

フレンダ「な、なんか破壊音がしながら何かこっちに来る感じが・・・」

 BROOOOOOOOOOMMM!

佐天「!お、おっきな戦車みたいな車!?」

バッツ「『バットモービル』だ。この世界に転送された時、私はこれを運転していたためモービルごと転送されたらしい」

バッツ「整備して待機させておいた。君なら説明書なしでも操作できるだろう」

フレンダ「これを使って街中の怪物どもをやっつけろって訳!?」

バッツ「あまり傷つけずに車庫に戻しておいてくれ」

佐天「行きましょうフレンダさん!」フンス!

フレンダ「なんであんたノリ気な訳よ!」

佐天「さあさあ!助手席は私が乗るから!」フンス!

フレンダ「もう・・・わかったわよ!」ノリッ



フレンダ「えっと・・・ここのスイッチを入れて・・・これがモニター操作の・・・」

佐天「うわーうわー!かっこいいー!」

フレンダ「いくわよ」

 BRRROOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!



フレンダ「思ってた以上に速いって訳よォー!」

佐天「ヒャッホーウ!最高だぜェーい!」

240 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 20:55:51.07 oVX1h6Zl0 135/192

>>239

バットモービル:バットマンの乗る特殊車両。バットマンの代名詞ともいえ、かなり古くから登場している
 年代に応じて様々なタイプがありセダンやホットロッドもある。『ダークナイト・リターンズ』にて戦車タイプも登場
 映画のダークナイトシリーズでも戦車のようなモービルが使用された。このSSではこのイメージで
 ちなみに、バイクのバットサイクルや、バットコプター、バットロケットなど色々乗り物がある

242 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 21:44:33.31 oVX1h6Zl0 136/192

フレンダ「ええっと・・・ここでキャノン砲が撃てるみたいね。涙子、だっけ?まかせるって訳よ」

佐天「ええっ!キャノン砲!?」

フレンダ「私は運転と他のシステムとか色々することあるから。ほら、そのボタンを押したら撃てるって訳よ」

佐天「よ、よーし!いきますよー!あの雑魚の怪物めがけて!」

 『SKREE?』

佐天「ファイア!」

 BOOOOOOOOOOOOMMM!



佐天「す・・・すごい威力!」

フレンダ「ひえ~・・・こんなもの乙女が扱うもんじゃないね・・・」

 BRRROOOOOOOOMMM!

フレンダ「とりあえず街中を疾走するから、涙子は撃ってって訳よ!」

佐天「なんかシューティングゲームみたい!」

 BOOOMMM!

                  DOOOOOMMM!

      BOOOOOMMM!

   DOOOOOOMMM!

                BOOOOOOMMM!

佐天「撃墜スコアはいただきよ!」



 「うわああ!」

 『FOR DARKSEID!』

フレンダ「!民間人が怪物に襲われそう!涙子!」

佐天「そうはさせないわよ!」

 BOOOM!

 『GUGYAッ!』



 「あ、ありがとうー!」

フレンダ「何とか助けられたって訳ね・・・でもあの距離で怪物だけを狙撃って、涙子ってスナイパーの才能あるかも」

243 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 21:52:32.43 oVX1h6Zl0 137/192

 BOOOMMM!

「サンキュー!助かったぜー!」

 DOOOOMMM!

「ありがとう!向こうにもたくさんいるからやっつけちゃって!」

 BOOOOMMM!

「かっこいいー!」



フレンダ「・・・」

佐天「へへへ。何だか人助けって感じですね」

フレンダ「・・・私、今までヤバイ敵と戦うのなんて誰かがやってくれると思ってた訳よ。麦野みたいに強い誰かが・・・」

フレンダ「でも、私にもできること、やるべきことってあるのね。こうやって感謝されるなんてあんまりなかった訳よ」

フレンダ「涙子には感謝しなきゃね。あなたが奮いたたせてくれなきゃ、結局、何もせずふるえてただけだったかも」

佐天「フレンダさん・・・」

フレンダ「さあ!行くわよ涙子!私は弱虫じゃないって訳よ!」

佐天「はい!いっくぞー!」





絹旗「超窒素ぱーんち!」ドゴーン!

 『SKREEEEEE!』

絹旗「っく・・・倒しても次々と・・・超キリがないです」

 『GYAAAAAAAAA!』

絹旗「!しまった!超背後――」

 SLASH!

絹旗「っぐ!」

244 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 22:04:46.72 oVX1h6Zl0 138/192

絹旗「このっ!」ドゴン!

 『GUAAAッ・・・』

絹旗「・・・っく・・・私では超力不足なのでしょうか・・・」

初春「絹旗さん!大丈夫ですか!」

絹旗「!・・・飾利・・・でしたね。あなたは能力が超低いはずです。安全な場所へ超避難していてください」

初春「私はジャッジメントです。それに御坂さんの妹さんも一緒です」

ミサカ「ミサカも微力なれど電気使い。役にたたないことはないと思います。と、ミサカは自分を持ち上げます」

絹旗「気持は超ありがたいですが・・・」

初春「それと、策を持ってきました」

絹旗「・・・?」



 BBBBBEEEEEE!

 『GYAAAAAA!』

絹旗「!周囲の怪物達が熱線で超倒されました」

スーパーマン「初春くん、言われた通り来たぞ」

絹旗「超スーパーマンさん!?」

ミサカ「初春さんの策とはスーパーマンのことですか?と、ミサカは策というかなんというか・・・と思います」

初春「スーパーマンさんはヴィランの二人と戦うのに重要な戦力なので少ししか時間がありません。ですが・・・」

スーパーマン「絹旗くん、君の能力は窒素を使うものだと聞いた」

絹旗「あ、はい」

初春「さっきバットマンさんに色々聞いたんです。絹旗さんの能力のこととかスーパーマンさんの能力とか」

初春「スーパーマンさんは液体窒素をものすごく噴き出すスーパーブレスという能力があるそうです」

絹旗「え・・・」

初春「スーパーブレスを全部纏えば、絹旗さんは無敵です!」フンス

245 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 22:15:53.66 oVX1h6Zl0 139/192

ミサカ「スーパーマンさんのパワーを得るといっても過言ではありません。と、ミサカはちょっと過言だった気もする」

スーパーマン「準備はいいかい?絹旗くん」

絹旗「ちょ、ちょっと超待ってください!スーパーマンの強力な窒素なんて、私に超操作できる自信はありません!」

スーパーマン「大丈夫だ。君なら・・・できる」

初春「絹旗さん、がんばってください!」

絹旗「う・・・で、でも」

初春「スーパーブレスを纏えれば・・・絹旗さんは多くの人を救えます!学園都市のために、人々のために・・・がんばって!」

絹旗「・・・わかりました。超がんばってみます」

初春「!」パアア



スーパーマン「では・・・スーパーブレス」

 BBBBBOOOOOOOOO!

絹旗「っ!・・・っく・・・」

ミサカ「スーパーブレスが絹旗さんの周囲で・・・全身を覆っていきます。と、ミサカはあぜんとします」

絹旗「・・・あ・・・頭がクラクラします・・・超・・・負荷が・・・・・・っく」

初春「がんばってください絹旗さん!」

絹旗「っく・・・・・・」



初春「スパイダーマンさんからの受け売りの言葉ですが・・・」

初春「楽な状況で勝つことは誰にでもできます。大事なのは、本当に厳しい状況で勝つことなんです!」

初春「あきらめないで!自分の力を信じるんです!」

絹旗「っ!」

 シュオオオ・・・・・・



初春「!すごい!」

ミサカ「絹旗さんが目に見えるほどの超窒素に包まれています。と、ミサカはまたもやあぜんとします」

246 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 22:33:32.35 oVX1h6Zl0 140/192

絹旗「ありがとうございます。初春さん、御坂さんの妹さん、スーパーマン」

スーパーマン「フ・・・がんばってくれ。僕はダークサイド達と戦いに戻るよ」ビューン

初春「絹旗さん・・・大丈夫ですか?」

絹旗「初春さんのおかげで、超がんばれました。この超すごい窒素パワーで雑魚共を超殲滅してきます!」

 ギューン!

初春「!動きも速い!」

ミサカ「スーパー絹旗さんですね。と、ミサカはボーゼンとします」





 「うああ!やめろ怪物め!」

 『SKREEEEEEEE!』

<ソコマデダー!

 『RE?』

絹旗「超ターボスマッシャー窒素ぱーんち!」

 ドギャルルルオオオオオ!

 『GYAAAAAAAAAAA!』

 「!す、すごい!怪物をパンチでえぐり倒した!あ、ありがとう!君・・・能力者?女の子なのにすごい・・・」

絹旗「いえ、それほどでも。次は超あっちです!」ギューン!



 「キャアー!」

 『FOR DARKSEID!』

絹旗「超窒素マーシャルアーツきーっく!」

 ドギャゴア!

 『GUGYAAAA!?』

 「!・・・あ、ありがとう!」

絹旗「いえいえ、まだまだ超行きますよー!」ギューン!



絹旗「超窒素!」バコーン!

絹旗「スーパー!」バコーン!

絹旗「絹旗スペシャル!バコーーーン!



 「ありがとう!超窒素さん!」

 「助かったぜ!サンキュー!」

 「すごいぞ!スーパー少女だな!」

絹旗「・・・こうやって見ず知らずの人々からの感謝の言葉というのも、超いいものですね・・・」

絹旗「飾利が叱咤してくれたおかげで、超やる気が出てきた・・・スーパーマンと御坂妹さんと飾利のおかげですね・・・」

絹旗「・・・さあ!学園都市中の皆を助けに行きますよ!超絹旗が!」ギューン!

247 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 22:50:11.42 oVX1h6Zl0 141/192

スーパーマン「ヒートビジョン!」BEEEEE!

ダークサイド「オメガエフェクトと勝負するか」ZZZEEEEE!

 VVVOOOOOOOOOMMM!!!

ウルヴァリン「なんてエネルギーのぶつかりあいだ」

アクアマン「野獣!見ているだけならば街の者を助けに行け!」

ウルヴァリン「なんだとこの魚類野郎が!俺はこのゴリラを仕留めてやる!」THUNK!

サノス「っぐ!」

アクアマン「ッフ、なら俺もだ!」SHUNK!

サノス「ぬっ・・・このサノスに刃を立てるとは!」CHOOOOOOMMM!

ウルヴァリン「グアッ!」

アクアマン「っく!」



麦野「この雑魚モンスター共が!ウチに帰りな!」ドガス!

 『SKREEEEE!?』

麦野「肋骨が折れてる程度で私が戦えないと思ったら大間違いよ!おらあ!」ドゴ!

 『GUEEEッ!』



サノス「(・・・レベル5が向こうにいるな・・・)貴様等、我がブラストを受けきれるかな?」

ウルヴァリン「っく・・・やべえぞ魚類。早く立て。サノスの攻撃がくるぞ!」

アクアマン「ああ・・・」

サノス「くらえ」

 VVVVVVEEEEEEEEEEAAAAAAAA!

ウルヴァリン「かわせ!」

アクアマン「あたるか!」

サノス「フハッ!かわしたな!その先に何があるか見てみろ!」

アクアマン「!?あれは!」

ウルヴァリン「しまった!」



麦野「!」

アイアンマン「まずい!麦野ー!」



 VVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!



麦野「っ・・・・・・?・・・!・・・」

ランタン「無事か・・・ムギノ」

248 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/27 23:32:56.15 oVX1h6Zl0 142/192

麦野「み、緑虫・・・」

ランタン「まったく、能力が消えたってのにまだ戦おうなんてな。お前らしいぜ」



キャップ「グリーンランタンが麦野くんを守ってくれたか」

ダイアナ「ランタンのリングのバリアはさすがね」

サノス「・・・フン、ならば!」

 ZZZZZZZZEEEEEEEEEEEEGGGGGGGGGGGG!!!

アクアマン「!さらに強力なブラスト攻撃を!ランタン!」



ランタン「!俺の後ろにいろムギノ!」

麦野「!」



 DDDDOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMM!!!

麦野「うわあっ!」



ウルヴァリン「!・・・あの緑野郎・・・バリアでブラストを防いだが・・・押し返されそうになってるぞ!」

サノス「無駄だ。そのブラストは貴様では防ぎきれぬ」



ランタン「ぐ・・・グググ・・・・・・」グググ

麦野「・・・緑虫・・・あんた・・・」

サノス「無駄なあがきだ」

ランタン「・・・IN BRIGHTEST DAY, IN BLACKEST NIGHT,(明るき陽の下でも、暗き闇の中でも)・・・」グググ

サノス「貴様程度が宇宙を語るなど肩腹痛い」

ランタン「NO EVIL SHALL ESCAPE MY SIGHT(どんな悪もこの眼差しから逃れることはあたわず)・・・」グググ

サノス「・・・ム?」

ランタン「LET THOSE WHO WORSIP EVIL'S MAIGHT,(邪悪な力に見入られし者達よ)・・・」グググ



ランタン「BEWARE MY POWER(恐れよ我が光)・・・
                       ・・・GREEN LANTERN'S LIGHT!!!(グリーンランタンの光を!!!)」



 D O O O O O O G G G O O O O O O O O O O O O O O O O O O O M M M M M !!!

249 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 00:11:07.51 bGfM18590 143/192

サノス「な、なんだと!」

スーパーマン「ランタンのパワーがサノスのブラストを打ち消した!」

フラッシュ「・・・ハル・・・」



ランタン「俺はグリーンランタン。『意志』の力が俺の力だ。・・・てめえらなんぞに負けるはずがねえだろっ!」

サノス「っ・・・」

麦野「・・・グリーン・・・ランタン・・・」

ランタン「ムギノ、無事だな。俺は・・・お前を守ろうとする『意志』が、俺のパワーを大きくしてくれた」

麦野「・・・」

ランタン「・・・すまなかったな。何も知らずにケンカふっかけて・・・そして、ありがとうよ」

麦野「・・・ふん・・・それはお互い様でしょ・・・ごめん。ありがとう」

ランタン「・・・さあて!ちょっくら俺の『意志』のパワーで奴らをぶっとばしてやるぜ!」

 ビューン!

サノス「!」

ランタン「くらいやがれ!」

 THOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!

サノス「グアッ!」

アイアンマン「!すごいパワーだ!」

アクアマン「パワーが上がったな。それでこそジャスティスリーグだ」



 ガラガラ・・・

サノス「ヌウ・・・面白い」

ランタン「さっさとムギノ達の能力を解放しやがれ!」

ダークサイド「サノス・・・能力者は器・・・我が配下にするために消してはならないと言ったはずだぞ」

サノス「・・・我が全能の力を得れば、いくらでも再生させられる。気にすることはない」

ダークサイド「だめだ!能力者は我が配下にする。手をだすな」

サノス「・・・フン」

ランタン「痴話げんかは終わったか?いくぜ!」

251 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 15:05:37.26 pcjo04V60 144/192

ミサカ「初春さん、一方通行やバットマン達の所へ戻りましょう。と、ミサカは提案します」

初春「ですね。絹旗さんも街中の怪物退治に行きましたし・・・」

 『GAAAAAAAA!』

初春「!危ない!」

ミサカ「!」

 ズバア!

 『GA・・・』ドサッ

ミサカ「・・・?」



神裂「無事ですか?お二人とも」

ステイル「この状況下で君達二人だけとは、危ないね。キャプテンさん達は?」

初春「!ドーマムゥの時にいた・・・神裂さんとステイルさん!」

ミサカ「あの後皆で写真をとったりしましたね。と、ミサカは過去作での交流があったことを示します」

初春「キャプテンさん達はこの事件の黒幕のヴィラン達と戦ってます。お二人は?」

神裂「流石にこの大混乱の中、何もしない訳にはいきません」

ステイル「あいつも、な」

初春「?」





一通「・・・ハア・・・ッ・・・」カタカタカタ

サイボーグ(・・・なんという集中力だ。腕が折れて肩腕でボードをすさまじい速度で打ちこんでる・・・)

サイボーグ「大丈夫か?・・・無理をするんじゃ――」

一通「悪ィが黙っててくれ・・・気がちる」カタカタカタ

サイボーグ「・・・ああ」



ダークサイド「アポコリプスの座標を探っているな・・・そうはさせん」

 VVVVVZZZEEEEEE!

ウルヴァリン「!目からビームだ!」

ダイアナ「まずい!サイボーグ達を狙ってる!」



サイボーグ「!おい!一方通行!」

一通「!」



 キュアン!



上条「・・・ふう・・・間一髪ってやつだな」

サイボーグ「!?・・・オメガエフェクトを・・・打ち消した!?何だこの少年は!」

一通「・・・へ、さすがァ・・・ピンチに駆けつけるヒーローさんだなァ」

252 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 15:17:13.99 pcjo04V60 145/192

サノス「ダークサイドのオメガエフェクトを打ち消すだと・・・」

スーパーマン「何者だ彼は・・・」

アイアンマン「彼はイマジンブレイカーさ。どんな能力だろうと彼には効かないぞ」

ダークサイド「・・・我のパワーを・・・フフ・・・フフフ・・・ほしい!ほしいぞそのパワー!」



バッツ「ハ!」ZOK!

 『GUAAAAA!』ドサッ

バッツ「アクセラレータの知り合いか?」

上条「上条当麻だ。スパイディ達が戦ってるって聞いたから駆けつけたぜ!・・・見当たらないが」

サイボーグ「スパイダーマンと御坂美琴は異次元世界に閉じ込められた」

上条「はい!?」

サイボーグ「だから今、こうやって俺のコンピューターを使って一方通行が脱出の糸口を探している」

一通「そゆこった」カタカタカタ

上条「そうか・・・俺の右手なら、あのゴリラみてえな奴の能力を打ち消せる。また奴が攻撃してきても俺が守ってやるぜ」

一通「・・・どォも」カタカタカタ

バッツ「私も周囲の怪物どもを近づけさせないように戦う」WHAM!

 『GUE!』



サイボーグ「・・・学園都市のデータは洗ったつもりだったが・・・君のような能力者がいたなんて知らなかった」

上条「上条さんは無能力者ですからね。右手が異能力を無効化できるってだけで後は何の取り柄もないぜ」

サイボーグ「!?・・・無能力者なのに・・・この危険の渦の中心にやってきたというのか!?」

上条「そゆこった」

サイボーグ「お前は・・・死ぬのが怖くないのか?」



上条「怖いさ。それに誰かが死ぬのも怖い。だけど俺の右手は守ることにかけては一級品だからな」

上条「この右手で誰かを守れるなら、やるしかねえだろ。たとえとんでもねえ敵が相手でもな。だからここに来た」

サイボーグ「・・・」

上条「大いなる力には、大いなる責任がともなう。ってな!」



一通「・・・っへ」カタカタカタ

サイボーグ「・・・この世界にも・・・ヒーローはたくさんいる・・・本当だったな」

253 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 15:38:56.79 pcjo04V60 146/192

 ―アポコリプス―

スパイディ「いた!見つけた!」THWIP!



黒子「・・・」

滝壺「・・・」

打止「・・・」

スパイディ「3人とも初春と佐天の時みたいに光の柱に拘束されてる・・・今出してやるからな」

 グイ グイ グイ



スパイディ「皆、無事かい?」

黒子「・・・う・・・うーん・・・」

滝壺「・・・ここは?」

打止「なんか渦に吸い込まれて・・・気がついたらここにいたってミサカはミサカは昔を振り返る」

スパイディ「昔っていうほど前じゃないけどね」

御坂「スパイディ!」

スパイディ「!御坂!帰ったんじゃ・・・」

御坂「アンタ一人じゃ危なっかしいからね」

スパイディ「うへえ」

黒子「・・・やっと意識がハッキリしてきましたの。えと、あなたは滝壺さんで、そちらが打ち止めさんでしたわね」

滝壺「ドーマムゥの時に皆で写真とった時のこと覚えてるんだね」

黒子「ええ。打ち止めさんは確かお姉さまの妹さんの・・・」

打止「そういうことだよってミサカはミサカは皆までいうな」

御坂「とにかく、ここから脱出しましょう。こんな気味悪い世界とっととオサラバよ」

滝壺「待って・・・あっちの方に強力なAIM力場を感じる」

スパイディ「あ、もしかしてレベル5の皆の能力を奪った装置があるんじゃ・・・」

御坂「そっか、それもあったわ。黒子、滝壺さんと打ち止めを連れて元の世界へ戻って。ゲートは向こうにあるわ」

黒子「お姉さま達は?」

御坂「自分の能力を奪い返しに行くのよ」

254 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 16:12:44.70 pcjo04V60 147/192

滝壺「AIM力場がバラバラなのに、安定しようとしてるみたい。7つの力場が混ぜあっていくよ」

スパイディ「そいやサノスがレベル5の能力を混ぜて、強力なパワーにして君達に注ぐとか言ってたね」

黒子「とにかく、ここから早く出ましょう。お姉さま、スパイダーマンさん、早く戻ってくださいまし」

御坂「ええ」

スパイディ「能力を解放させたらすぐに戻るよ」

黒子「では、滝壺さん、打ち止めさん、つかまってください」

 シュン



 シュン

黒子「この辺りとおっしゃっていましたが・・・」

滝壺「どこにも渦なんてないよ」

黒子「・・・もしやサノスとダークサイドに見抜かれて封じ込められたのでしょうか・・・」





 ―――――

一通「ここを・・・これが・・・こっちにきて・・・あとは・・・この計算を・・・・・・」カタカタカタ

サイボーグ「・・・(すごい。本当にアポコリプスの座標を見つけて、ブームチューブを安定させるぞ・・・)」

一通「はァ・・・っく・・・はァッ・・・」カタカタカタ

 ―――――



打止「大丈夫だよ。ってミサカはミサカは二人を安心させる」

滝壺「え?」

黒子「なぜ言い切れるんですの?何か考えが?」

打止「ミサカ達には、いっぱいヒーローが味方についてくれてるんだよ。絶対になんとかしてくれるはずだよ」

 ―――――

一通(あと・・・あとわずか!)

 ―――――

打止「それに、彼が何とかしてくれるってミサカはミサカは確信してる」

 ―――――

一通「できたァ!後はゲートを――」

サイボーグ「まて一方通行!今の状態でブームチューブを開くと君にも衝撃が――」

一通「ンなこたァ関係ねェ!開けるぞ機械野郎!」

 ―――――

打止「絶対に、なんとかしてくれる」



 BOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!

滝壺「!」

黒子「っ!・・・う、渦が突然開きましたわ!」

255 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 16:29:32.32 pcjo04V60 148/192

一通「グアアアアアアア!」BOOOOOOO!

上条「一方通行!」

サイボーグ「グッ・・・ブームチューブの向こうに3人がいる!早くこっちへ!」



打止「ほらね」

滝壺「すごい」

黒子「早く行きましょう!」

 シュン



 シュン

黒子「っと、戻ってこれましたわ!」

サイボーグ「ブームチューブを閉じる!」バチン!

一通「ッ!・・・ハア・・・ハア・・・・・・打ち止めァ・・・無事かァ・・・」

打止「無事だよ!それよりあなたの方が危ないかもってミサカはミサカは気づかう」

一通「ぐ・・・こンなンどォってことねェよ・・・」

滝壺「そんな一方通行を私は応援してる。ありがとう」

黒子「・・・何やら負担をかけてしまっていたみたいですわね・・・申し訳ありませんの・・・」

一通「気にすンなっての・・・ガキのついでだ」

黒子「なっ」

打止「えへへ、ありがとうってミサカはミサカは感謝の意を述べる」

バッツ「捕らえられた3人は無事戻ってこれたな。後はスパイダーマンと御坂だけだ」

上条「二人はどうしたんだ?」

滝壺「レベル5の能力を解放するために残ったよ」

上条「マジか・・・大丈夫なんだろうな・・・」

黒子「大丈夫ですわ」

上条「え?」

黒子「お姉さまとスパイダーマンさんですのよ。絶対に大丈夫ですわ」

256 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 16:44:43.98 pcjo04V60 149/192

サノス「ぬう!?3人も解放されただと!?」

アクアマン「残念だったなサノス!」SHUNK!

ダイアナ「あなた達の悪だくみなんてうまくいきっこないわ!」ZANG!

サノス「ッグ!おのれ!」THOOOOOOOOOM!

ダイアナ「っく!」

サノス「・・・まだ二人はアポコリプスにいるようだ・・・ダークサイド、ここは任せる。我は残りの二人を始末する」

キャップ「!何だと!」

ダークサイド「貴様がここでこやつらの相手をしろ。アポコリプスは我が領域、貴様の出る幕など・・・」

サノス「レベル5の能力を奪った装置は我が作ったものだ。奴らはそれを解放しようとしている」

サノス「貴様があの装置を扱えるか?下手をすれば装置が壊れて能力が解放される。貴様の配下に注ぐパワーが失われる」

ダークサイド「ぬう・・・」

サノス「そういうことだ。我は行く」BOOOM

アイアンマン「!異空間ゲートを開いた!?」

スーパーマン「そうはさせるか!」BBBEEEEE!

サノス「フ・・・我がいなくてさみしいか?ならとっておきの策を使おう。ダークサイドだけでは不安なのでな」

 シュン

ウルヴァリン「渦に入って消えやがった・・・ッチ」

ダークサイド「・・・(サノスめ・・・くえん奴だ)」

キャップ「とっておきの策と言ったいたが・・・何をする気だ」

 BOOOOM・・・

フラッシュ「!?また渦が・・・異次元への渦から何かが出てくる!」





ドゥームズデイ「PWWWWWRRRRRRRRR!!!」

257 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 16:52:03.00 pcjo04V60 150/192

>>256

ドゥームズデイ:DCコミックを代表する大物ヴィラン。スーパーマンを倒したことでも有名な超強いキャラ
 厳密には相打ちになったのだが、あのスーパーマンを倒したということは当時読者には衝撃だったらしい
 25万年以上前にある惑星で究極の生物を作るための実験により生み出された怪物。スーパーマンと互角以上の性能をもつ
 核爆発にも耐えられる防御力、比類なきパワーと、骨状の突起物を身体から出して攻撃できる。突起物からは毒もでる
 さらに、斬り落とされてもすぐに再生する。DNAごと滅んでも再生し、その度に学習して強くなる。まさに究極生物

 NEW52では今のとこドゥームズデイは出てないので、このSSでは『超強い怪物』といった感じで。リーグの面々も初見
 サノスが別の異次元世界から引っ張り出してきた伏兵といった感じで

258 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 16:57:16.84 pcjo04V60 151/192

アクアマン「なんだこのごつい怪物は!」

フラッシュ「他の雑魚怪物とは何か違う感じがするよ」

ドゥームズデイ「PWWWWWRRRRRRR!」

ウルヴァリン「!」

 BOOOOOOOOOOOOCOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

キャップ「ローガン!」

ダイアナ「なんてパワーなの!?」

ダークサイド「・・・サノスめ・・・こんなものを隠していたか」

スーパーマン「僕が相手だ!」

ドゥームズデイ「PPPPPPPWWWWWRRRRR!」

 FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!!!





 ―アポコリプス―

スパイディ「この装置か?これが能力を奪ってる装置?」

御坂「たぶんね。これを壊せば他の皆の能力も戻るわけね」

スパイディ「よーし、僕がぶっこわしてやっから――」

 ZZZAAAAAAKKK!

スパイディ「ARGH!」

御坂「スパイディ!?」



サノス「そこまでだ。その装置に触れるな」

御坂「!サノス!?」

スパイダーマン「グ・・・身体が・・・動かない・・・・・・」

サノス「さて、少し話をしようか。ミサカ ミコト」

御坂「っ・・・」

259 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 17:09:50.17 pcjo04V60 152/192

サノス「貴様は何のために戦う?我が・・・ダークサイドの配下になれば今まで以上のパワーを得られるのだぞ」

御坂「・・・何を言いだすのかと思えば・・・」

サノス「貴様のパワーは素晴らしいものだ。あのパワーはもっと大きなものを支配するに値する」

サノス「学園都市などと、あんなつまらぬ世界で小競り合いをするようなことに使うのはもったいないものだ」

サノス「我と共に全てを支配すべきだ。貴様等の世界も腐っている。人間同士で泥の塗り合いをしているだけだ」

御坂「・・・」

スパイディ「御坂・・・耳をかすな!」



サノス「よりよき者が全てを支配すれば悪は消え、素晴らしい世界になるとは思わないか?我らがその資格を持っている」

サノス「貴様や他の能力者達は、あらゆる世界を素晴らしい世界に作りかえることができるぞ。こんな所でくすぶるな」

サノス「我は強力なテレパス能力が使える。が、貴様には言葉だけで十分に理解できるはずだ。我の言うことの偉大さが」

サノス「我の手をとれ。貴様が言うのであれば、学園都市の世界も素晴らしき世界に作り変えよう」

サノス「これは悪行ではない。素晴らしい世界を作るための、崇高なる行いだ」



御坂「ばーか」

サノス「」



御坂「あのね、よりよい世界とか何だとか、そんなもの知ったこっちゃないわ。私は自分の友達と世界を守るだけよ」

御坂「もちろん、全ての人間が素晴らしいとは言わないわ。それでも、学園都市はとっても素晴らしいところよ」

御坂「アンタ達に奪わせたりしない。私の友達も、私達の大いなる力もね」

スパイディ「それでこそ御坂だぜ・・・」



サノス「・・・もうよい。ならば・・・しばらく考えなおすといい」

サノス「どことも知れぬ、異世界でな」

 BOOOOOOOOOOOOOOM!

御坂「!?」

スパイディ「御坂の前に渦が・・・御坂ァーーー!」

 シュン

260 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 17:18:28.05 pcjo04V60 153/192

ダークサイド「邪魔だあ!」DOCOOOOM!

アクアマン「グアッ!」

ダイアナ「おのれ!悪人め!」

ダークサイド「黙れアマゾネスめ」VVVZZZZZEEEEE!

ダイアナ「AHHHH!」

フラッシュ「超振動を拳に集めて・・・地震パンチだ!」DDDGGGGGOOOOOOMMM!

ダークサイド「ッグ!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRR!」DOGOMMM!

スーパーマン「GHHH!」

アイアンマン「何だこの怪物は!リパルサーで焼き切ってもすぐに再生するぞ!」ZZZAAAKKK!

ウルヴァリン「親近感わくな!」THUNK!

ランタン「だったら弱点教えろ!」DAMMMMMMMMMM!

ウルヴァリン「そんなもんねえ」

ランタン「だろうと思ったぜ。ま、グリーンランタンの前じゃ弱点なんて関係ないがな!」DOOOOOMMM!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」



バッツ「雑魚がっ」ZOK!

 『GAAAAA!』

麦野「おらあ!」ドガ!

 『GYAAAAA!』

黒子「サイボーグさん、ブームチューブはまた開けられますの?」

サイボーグ「一方通行が座標とチューブの固定計算を済ませてくれた。あとは任意で開けられる」

黒子「では今一度ゲートをあけてくださいまし。お二人が帰るのが遅いですの」

サイボーグ「またあの世界に戻る気か?」

黒子「いえ、滝壺さんの能力ならお姉さま達の位置をつかめるそうですの」

滝壺「みさかの力場は以前に記憶してるから、世界が繋がれば位置は把握できる」

サイボーグ「なら、開けるぞ」

 BOOOOM・・・

滝壺「・・・」

黒子「滝壺さん、どうですか?」

滝壺「・・・みさかがいない。あの異次元世界のどこにもいない」

黒子「!?」

261 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 17:28:39.64 pcjo04V60 154/192

スパイディ「サノス!御坂を・・・どこにやった!・・・」

サノス「吠えるな。貴様の動きは封じている。今我は最後の策の準備で忙しい」

スパイディ「ふざけるなよ・・・どこにやったって聞いてるんだ!」

サノス「さあな。我も知らぬ、いずこかの別次元世界へと飛ばした」

スパイディ「な・・・なんだって!?」





 ―――――



御坂「・・・う・・・う~ん・・・・・・ここは?・・・どこ?」

御坂「・・・なんか・・・世界そのものが暗い感じだわ。夜だからっていうのもあるんだろうけど・・・空気というか、雰囲気が」

御坂「街並みは・・・アメリカみたい。ちょっと昔の・・・でも、何か・・・今にも・・・終わりそうな世界」



 「終末の日は近い」



御坂「!?・・・誰?・・・」





ロールシャッハ「それは俺のセリフだ。お前は誰だ」

265 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 17:54:39.82 pcjo04V60 155/192

>>261

ロールシャッハ:DCコミックの作品、『ウォッチメン』に登場するヒーロー。作品内の狂言回し。主人公の一人である
 本名はウォルター・コバックス。何の能力ももたない普通の人間だが、精神面は誰よりも強靭なものをもっている
 ソフト帽をかぶり、トレンチコートを着たカッコで、顔は白の布地に黒いインクをこぼしたようなマスクをしている
 その黒い模様は常に不規則に変化している。インクが何に見えるか診断する『ロールシャッハテスト』が名前の由来
 『ロールシャッハ記』という日記をこまめに書いており、常に日記を持ち歩いて事件解決の経緯などを書いている
 一切悪人に容赦しない性格で、情報を吐かせるために指を次々と折って尋問する。冷蔵庫の中に潜んで待ち伏せしたり
 身体能力も人間だが、『絶対に妥協しない』精神は他のどのキャラクターよりも強固なものだといえる
 また、ガスでフックを飛ばすワイヤーガンだけを装備しているが、武器などは現地調達、もしくは素手で戦う
 昼間は素顔で『終末の日は近い』と書かれたプラカードを抱えて歩きまわっている
 極右翼主義者だが、下記の件から子供には優しい

 かつて少女誘拐事件を捜査している時に真相に近づき、犯人の家に侵入した際、犯人が少女を犬に食べさせたことを知る
 その瞬間、人間と神と世界に絶望し、全てを善と悪に割り切るようになった。犯人と犬の頭を包丁でかち割って・・・
 ロールシャッハテストの白と黒のように、善と悪の二つのものごとに区別することで精神を保っている
 その精神は狂気とも言え、以降は悪人には一切容赦しない徹底的な性格になった。
 たとえ結果的に世界が滅びることになろうとも、決して自分の正義を曲げず、絶対に妥協しなかった

 この『ウォッチメン』という作品は、『ダークナイト・リターンズ』と並び、アメコミ史上最高傑作とも言われている
 映画化もされており、今もなお根強い人気をもっている。その中でもロールシャッハは特に人気が高い
 スーパーマンやバットマンらの世界とは別の世界の物語であり、現実世界を舞台にしているため、他作品との絡みはない
 もし、実際にヒーローがいたら・・・というコンセプトの物語とのこと。時代は冷戦まっただ中で核戦争まで秒読みの時代
 そんな荒廃した世界での、ヒーロー達の活躍を描いた作品。明るくハデなアメコミとは全く異なる作品である

270 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 18:14:33.29 pcjo04V60 156/192




打止「お姉さまがいないの!?ってミサカはミサカは焦る!」

滝壺「私達がいた異次元世界には見当たらない・・・完全に・・・」

黒子「そんな・・・」

サイボーグ「・・・もしかすると、サノスの手でさらに別の異次元世界へ飛ばされたのかもしれない」

黒子「!?」

一通「・・・」

打止「そんな!どうやって帰ってくるの!?ってミサカはミサカはオロオロする」オロオロ

一通「俺がまた座標を探してやンよ。機械野郎、もっかいやっぞ」

サイボーグ「・・・無理だ。さっきは『アポコリプスという世界』の座標を探していたからこそ見つけられた」

サイボーグ「それもかなりとんでもないことなんだが・・・しかし今度は『どの世界』かわからない」

サイボーグ「何を探せばいいのかもわからないのに探しようがあるわけがない」

一通「っく・・・」

黒子「そんな・・・そんなのって!」



滝壺「私に任せて」

黒子「!?滝壺さん?」

滝壺「みさかの力場は記憶してる。がんばればみつけられるかも」

上条「でもどうやるってんだ。異次元世界ってのは無数にあるんだろ?・・・そんな中からどうやって・・・」

滝壺「むぎの」

麦野「おらあ!邪魔だ雑魚が!・・・なんだい滝壺」

滝壺「体晶ちょうだい」

麦野「・・・ほら」ポイ

滝壺「ありがと。これがあれば私の能力を増強させられる」

黒子「で、でも・・・」

滝壺「さっき、つかまってた時にちょっとだけすごいパワーを感じたの。たぶん、レベル5の能力の塊・・・」

サイボーグ「そういえば奴らはレベル5の能力の塊を君達に注ぐと言っていたな・・・」

黒子「完全ではなかったにしろ、それが少しは滝壺さんに流れていたということですのね?」

滝壺「おかげで私の能力が強くなってる。たぶん短期間だけど」

上条「今なら別次元でさえも御坂の位置を特定できるってんだな!?」

サイボーグ「座標さえわかればブームチューブで道は開ける」

黒子「・・・滝壺さん・・・お任せしますわ」

滝壺「任せて」サムズアップ

272 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 18:37:49.39 pcjo04V60 157/192

御坂「・・・え・・・えと(何この人・・・マスク?なんかうねうねしてて・・・怖い)」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「た、たぶん信じてもらえないと思うけど、私は別の世界から来たの。こことは違う世界から・・・」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「元の世界に戻らないといけないの!私の友達やヒーロー達が戦ってる!悪人から私達の世界を守るために!」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「何か知らない?異次元世界への道とか・・・どうしても・・・戻らなきゃ!皆ががんばってるから!」



ロールシャッハ「別の世界・・・HUH・・・お前は別の世界のヒーローなのか?」

御坂「・・・え」

ロールシャッハ「俺はこの腐った世界で、自分の正義を貫くために活動しているヒーローだ。お前はどうだ?」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「犯罪がはびこり、ゴミ溜めでしかないこの世界と、お前の世界はどう違う?」

ロールシャッハ「世界は曖昧だ。俺のマスクのように、常に変わっていく。見る者によって形は変わる」

ロールシャッハ「俺のマスクの模様が何に見える?お前にはこの世界はどう見える?お前の世界はどう見えた?」

ロールシャッハ「結局は白と黒のインクのように、決して交わらない二つの概念しか存在しない」

ロールシャッハ「お前の世界は、救う価値があるか?」

274 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 18:44:33.67 pcjo04V60 158/192




滝壺「っ・・・」ギギギギギ・・・

黒子「だ、大丈夫ですの?・・・」

打止「無理に能力を増強させてるみたい・・・ってミサカはミサカは不安になる」

一通「・・・」

麦野「・・・」





ランタン「猛獣は檻に入ってな!」ガシャーン!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRR!」

キャップ「ランタンが檻を作って閉じ込めたぞ!今のうちに攻撃だ!」

アイアンマン「最大出力!リパルサーブラスト!」FFFSHHHAAAAAAAZZZ!

ドゥームズデイ「PPPWWWRRRRRR!」BAGOOOOOMMM!

ランタン「!俺の檻を壊しやがった!」

フラッシュ「超高速で回転して、竜巻攻撃だ!」BOOOOOOOOOOO!

アクアマン「俺も手をかすぞ!」SHUNK!

スーパーマン「ダークサイドめ!いい加減あきらめろ!」BACOOOM!

ダークサイド「ヌウ!」

ダイアナ「HA!」SHUNK!

ウルヴァリン「うらあ!」SLASH!





滝壺「・・・・・・見つけたッ・・・別の次元世界で・・・見つけた」

黒子「!ホントですの!?」

サイボーグ「座標は!?すぐにブームチューブを開く!」

276 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 19:02:05.71 pcjo04V60 159/192

御坂「・・・私はヒーローなんかじゃない。ただの人間よ・・・特別な能力を持った、ただの子供・・・」

ロールシャッハ「・・・」



御坂「でも、そんなことどうでもいい」

御坂「私の持つ力は人を助けられる。大いなる力・・・だからこそ、人を救う責任がある」

御坂「確かに私の世界にも悪っていうのはあるわ。それもたくさんね・・・でも、あなたの言うように腐った世界じゃない」

御坂「ロクでもないけど、素晴らしい世界よ。いい人もたくさんいるし、素晴らしいこともたくさんある」

御坂「あなたはこの世界が白と黒にしか見えないみたいだけど、私の世界は、私には虹色に見えるわ」

御坂「いい人や悪人や改心した人や・・・色んなものひっくるめて、私の世界はとても素晴らしい世界・・・」

御坂「・・・ヒーロー達が守ってくれてる・・・少しでも力を貸してあげたいの。ただの子供の私でも、できることはある」



ロールシャッハ「ヒーローとは信念を持つ者だ」

御坂「!」

ロールシャッハ「たとえどんな力を持っていようとも、何もしなければただの生ゴミだ」

ロールシャッハ「自分の信念を持ち、それを貫く者がヒーローだ」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「お前の信念は何だ?友人を救うことか?悪人を裁くことか?」

ロールシャッハ「俺の信念は正義の遂行だ。自分の正義を貫く」



     ロールシャッハ「たとえその結果、世界が滅ぶことになろうとも、俺は絶対に妥協しない」

281 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 19:30:25.37 pcjo04V60 160/192

御坂「・・・私・・・私は・・・・・・」

ロールシャッハ「・・・」



御坂「甘いことだとわかってる・・・でも、私は自分の手が届く人を皆助けることよ。友人も、悪人でも・・・」

ロールシャッハ「・・・甘いな」

御坂「そうね・・・十分理解してるわ・・・でも・・・昔はとんでもない悪人だった奴も、今じゃヒーローみたいになってるわ」

御坂「私は可能性を捨てたくない。悪人が悪のままだと決めつけて、落ちるのをそのまま見過ごしていたくないの」

御坂「私の命を狙った相手でも、高い場所から落ちそうになれば手を伸ばす・・・・・・それが私の信念よ」



ロールシャッハ「・・・HUH・・・お前もヒーローだ。目を見ればわかる。その目は本当の信念を持った者だ」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「俺のような信念を持つ者、お前のような信念を持つ者、それぞれ価値観は違う」

ロールシャッハ「それが世界だ。けして決まった形などない。全てが違い、全てが曖昧だ」

ロールシャッハ「お前は・・・自分の信念を貫け・・・」

 クルッ スタスタ・・・

御坂「えっ、ちょっと!どこ行くの!?何か知らないの!?別の世界への道を!」



ロールシャッハ「Behind you(お前の後ろだ)」

御坂「っえ!?」



 BOOOOOOOOM・・・

御坂「!ホントだ!渦が・・・帰れる!(偶然?この人は一目みてこれが異次元への道って気付いたの?)」

御坂「あ、あの!ありがとう!私も・・・ヒーローなのよね。私・・・がんばる!皆を救うためにがんばってみる!」

 シュゴオオオ・・・・・・





ロールシャッハ「・・・」

 スッ・・・



『ロールシャッハ記 1985年 7月26日
 この腐った世界とは違う、異世界のヒーローと出会った。そのヒーローは少女だ。まだ年端もいかない少女・・・
 俺はなぜ異世界の存在をすぐに受け入れられたのだろうか。自分でもわからないが、感じたのだ。
 世界は見る者が感じる様に姿を変える。黒インクの模様のように、雲のように、影のように・・・
 俺が見たその少女は、異世界からの訪問者だと感じた。だから疑うこともなかった。異世界への道も同様だ
 少女は信念を持っていた。俺とは反対の信念を。ヒーローも世界と同様決まった形を持たない。信念はそれぞれ異なる
 きっとあの少女は・・・自分の信念を貫き通すだろう―――                           』

282 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 19:51:34.88 pcjo04V60 161/192

>>281

Behind you:ロールシャッハが事件の真相を探っている際に情報を知っているであろう人物の家に忍び込んだことだある
 その家の冷蔵庫の中にビールの箱(段ボール)の切れ端に『お前の後ろにいる』と書いておいた。
 その人物が振り返る間もなくロールシャッハがつかみかかり、事情聴取を始めた
 ちなみに、原作では『BeHinD you』と書かれている。
 大文字と小文字がめちゃくちゃになっているのはロールシャッハの狂気を表現しているとか
 また、.¬ г.みたいな文字を残す。これはロールシャッハのマスクの模様を表現している

286 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:09:15.96 pcjo04V60 162/192

 シュゴオオ・・・

御坂「っ・・・戻ってきた!ここは学園都市!」

黒子「おねえさまあああ!無事でしたのおおお!」

滝壺「・・・はあ・・・はあ・・・」

麦野「大丈夫かい?」

滝壺「うん・・・」

黒子「滝壺さんのおかげでお姉さまのいる世界を見つけられたんですのよ!」

御坂「そうなの・・・ありがとう、滝壺さん」

滝壺「私も助けてもらったから、これでおあいこ・・・」

一通「おィ・・・蜘蛛野郎はどうなったんだ?」

御坂「っあ!」





 ―アポコリプス―

サノス「さて、準備は整った」

スパイディ「それは・・・何の装置だ!」

サノス「フフ・・・この我がなぜダークサイドと手を組んだと?頂点とは常に一人なのだ」

スパイディ「・・・?」

サノス「複数の次元世界をつなげ、融合させれば・・・どれほどのエネルギーが発生すると思う?」

スパイディ「!」

サノス「これはいくつもの次元を、このアポコリプスの次元世界に吸収させる装置だ。ダークサイドは知らぬ」

サノス「この装置のエネルギーにはレベル5の7人のパワーを『薪』としてくべる。安心しろ、これはきっかけにすぎない」

サノス「装置を起動してもレベル5のパワーは失われない。鍵のようなものだ。そのパワーはいくらでも利用できる」

スパイディ「ダークサイドを裏切るつもりだったのか・・・」

サノス「我ほどの策略家ともなれば、そういうものさ」

スパイディ(っく!そんなことさせられないが・・・身体が動かない!)

サノス「さあ、始めようか」



 THOOOOOOOOOOOOOMMM!

287 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:13:28.10 pcjo04V60 163/192

サノス「!?何っ!」

スパイディ「サノスが吹っ飛ばされた!?」



フラッシュ「相手の摩擦をゼロにして押しだしただけさ。超高速でね!」

スパイディ「フラッシュ!」

フラッシュ「あんまり遅いもんだからサイボーグのブームチューブを通じてこっちに来たんだ。さあスパイディ!」

スパイディ「あ、動けるぞ。ようし!このレベル5のパワーを吸収してる装置をぶっ壊す!」

 WHAM! ZOK! KRAKK!

 バチバチバチ・・・ BOOOOOOOOOOOOOM!

フラッシュ「やった!エネルギーみたいなのがバラバラになって散っていく!」





 ―――――

 ブン!

御坂「!」

 ブン!

麦野「お」

 ブン!

一通「・・・戻った・・・ぜェェェ」

バッツ「フラッシュとスパイダーマンがやってくれたか!」

 ―――――



サノス「ヌウ・・・貴様らあ・・・」

スパイディ「そんじゃ超スピードでとんずらしようぜフラッシュ!」

フラッシュ「ああ!掴まれ!」

 ビュンッ!

288 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:29:46.68 pcjo04V60 164/192

 ビュン

フラッシュ「終点到着でーす」

スパイディ「ずいぶん久々に戻ってきた気がするよ」

御坂「スパイディ!フラッシュ!」

打止「フラッシュが連れて帰ってくれたんだねってミサカはミサカは賛美する!」

フラッシュ「さあ、受賞式はまだだよ。サノスも戻ってくるだろう。あとは奴らをやっつけるだけだ!」

スパイディ「ああ、レベル5の三人衆、行けるかい?」

一通「誰に聞いてンですかァ?」クビゴキゴキッ

麦野「骨が折れてる程度で私達があきらめる訳ないっしょ」ユビパキポキ

御坂「ぶちかましてやるわよっ!」



 BOOOOM・・・

サノス「貴様らぁぁぁ・・・」

スーパーマン「!サノスが戻ってきた!」

キャップ「何やらご立腹のようだ」

ダークサイド「・・・」



スパイディ「さて、試合再開といこうか!」ザッ

キャップ「ピーター、戻ったか」

アイアンマン「流石、親愛なる隣人だよ」

ウルヴァリン「ヒーロー連合の再結集だな」

ランタン「バリー、お手柄だったな」

フラッシュ「レベル5の3人が戻ったよ」

アクアマン「ほう、ならば100人力だな」

サイボーグ「俺だってヒーローだ。戦ってやる」

バッツ「雑魚の相手はもう十分だ。私も前線で戦う」

スーパーマン「バットマンの眼があれば奴らの弱点などお見通しだな。僕のX-レイビジョンよりもすごいからな」

ダイアナ「これだけのヒーローを一度に相手にするのは、さすがに無茶なんじゃないかしら?ダークサイド」

上条「上条さんも盾役だけどがんばりますよ!」

黒子「私もジャッジメントとして!がんばりますの!」

麦野「ヒーローね・・・私もそれにカウントされるのかしら?」

一通「・・・さァな」

御坂「私はただの人間。それでもあきらめない。この世界と友達を守ることを!私も麦野も一方通行も皆ヒーローよ!」



ダークサイド「・・・面白いぞ・・・イマジンブレイカーとクリプトン人・・・貴様等のパワーは我がものだ」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRRRRR!」

サノス「来い!ヒーロー!!!」

289 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:43:55.95 pcjo04V60 165/192

ウルヴァリン「おい魚類、俺を投げれたよな?」

アクアマン「ああ」

ウルヴァリン「俺を奴らめがけ放りなげろ。あのバケモンめがけてな」

アクアマン「・・・任せろ!」

 ガッ!

ウルヴァリン「いくぜ!ファストボールスペシャル!シーフード風だ!」

アクアマン「黙れ野獣!」

 ブオンッ!

 SHUUUUUUNNNNNKKKKK!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

黒子「怪物の腹部を貫通しましたわ!」

ランタン「ムギノ!いくぞ!」

麦野「あいよ!おらおらおらおら!」ドオドオドオドオ!

ランタン「メルトダウナー!ミラージュだ!」

 キュインキュインキュインキュイン!

 ドアドアドアドア!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」

ダークサイド「っぐお!?」

サノス「っ!なんてパワーだっ・・・」



御坂「どうやら7人の能力を混ぜようとしたことで一時的にパワーがアップしてるみたいね。逆効果だった訳よ!」

 バリバリバリバリ!

ダイアナ「ミサカ!電撃をちょうだい!」

御坂「はいよ!」

ダイアナ「剣に電撃を纏って・・・サンダーブレードよ!」

 GGGRRRAAAGGGAGGGOOOOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「ARRRGGGHHHHH!」

サイボーグ「アイアンマン!エネルギーをかしてくれ!」

アイアンマン「私をエンジン代わりにするっていうのか?まったく、いくぞ!」

 キュオオオオオ!

サイボーグ「ハイパーオメガブラストだ!くらえ!」

 DOOOOVVVVVVVVVAAAAAAAAAAAAAAOOOOOOOOOOO!!!

サノス「GGGAAAAAAAAAA!」

290 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:50:45.85 pcjo04V60 166/192

ダークサイド「消えろっ!」VVVVVZZZEEEEE!

アクアマン「!オメガエフェクト!」

 キュアン!

上条「この上条当麻がいる限り、てめえらの能力なんぞ意味はないぜ!」

ダークサイド「っ・・・」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」

上条「ひえっ!純粋暴力は勘弁してくださいー!」

 ドバオ!

上条「!」

一通「まったくよォ、こォいうのは俺に任せろやヒーローさんよォ」

上条「一方通行!怪物のパンチを反射したのか!」

サノス「アクセラレータ!貴様は邪魔だ!」ZZZZZAAAAAAKKKKK!

 ッ!

 FOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!

サノス「GHHHHAAAA!」

一通「この俺にブラスト攻撃たァ、賢いとはいえねェなァ・・・反射反射ですよォ」

サノス「っぐ」

一通「てめェらまとめてえぐり散らしてやンよォ!」

 ドアオ!

サノス「GHHHH!」

ダークサイド「AAAAAAAA!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」

一通「・・・ッチ、あのバケモンはすぐに再生しやがる」

バッツ「ならば、傷口に爆弾を仕込む」KLINK!KLINK!

 BOOOOOOM! BOOOOOOOM!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWWRRRRRRRRR!」

一通「やるねェコウモリ野郎ォ」

バッツ「君こそな」

291 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 20:58:36.42 pcjo04V60 167/192

ダークサイド「貴様等ァ!」VVVVVZZZEEEEE!

黒子「こっちですわ!あててみなさい!」シュン シュン シュン

上条「すげえ!白井の奴、空間移動でオメガエフェクトを振り切ってる!」

 シュン

 ZZZZZEEEEEE!

サノス「AAAAARRRRRGGGHHHHHH!」

ダークサイド「っ!」

ダイアナ「追跡するオメガエフェクトをサノスにぶつけた!」

御坂「やるじゃない黒子!」

スパイディ「フラッシュ!スーパーぐるぐる巻き大作戦だ!」

フラッシュ「OK!僕の背中に乗って!」

 ビュンッ!

 THWIP! THWIP! THWIP! THWIP! THWIP!

御坂「!フラッシュが超スピードでサノスとダークサイドと怪物の周囲を走りまわって、スパイディは糸を・・・」

サノス「っ!」

ダークサイド「ぬ!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

 THWIP! THWIP! THWIP! THWIP! THWIP!

スパイディ「さあ!普通のウェブなら簡単にちぎれるであろう君達でもこんだけぐるぐるにしたら時間かかるだろ!」

フラッシュ「今だスーパーマン!」

スーパーマン「だああああああああああああ!」

 BBBLAAAAACCCHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

上条「スーパーマンの全力パンチ!」

キャップ「とあああああああああああ!」

 GGGAAAAAAAAAANNNNNNNGGGGG!

黒子「キャプテンさんの全力盾ぶん殴り!」

292 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:04:47.11 pcjo04V60 168/192

ダークサイド「ヌオオオオ!」ブチブチブチ!

スパイディ「あーん!ウェブがちぎられたー!」

ダークサイド「貴様等ァ!」

 BOOOOOOMMM!

ダークサイド「ARGH!」

御坂「!何!?」

黒子「砲撃!?」



フレンダ「フレンダ&涙子タッグの帰還って訳よ!」

佐天「離れた距離だけど撃ちまくるよー!」

ミサカ「車内にはミサカ達も乗ってます。と、ミサカは状況を説明します」

打止「さ、さすがに6人はぎゅうぎゅうかも・・・ってミサカはミサカは思わず本音が・・・」

滝壺「外よりここの方が安全だよ」

初春「御坂さーん!白井さーん!皆さーん!がんばってくださーい!」



麦野「フレンダ・・・ハハッ、やるねェ!」

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」グオ!

麦野「!」

<アブナーイ!

 DOCOOOOOOOOOOOOOMMM!

麦野「バケモンをぶっ飛ばした!?・・・ってアンタは」

絹旗「大丈夫ですか?麦野」

麦野「絹旗!?そのパワーは・・・」

絹旗「絹旗ではありません・・・私は超絹旗です!スーパー窒素スマッシュ!」

 BACOOOOOOOOMMM!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

御坂「すごいパワー!」

293 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:09:10.77 pcjo04V60 169/192

ダークサイド「くっ・・・邪魔な虫が・・・何匹集まろうと・・・」

 ボオオオオオ!

ダークサイド「!?」

 ズバズバズバ!

サノス「AAARRRGGGHHHHH!」

上条「!イノケンティウスと・・・唯閃!?ってことは!」



ステイル「私達も来ましたよ。キャプテン!」

神裂「スパイダーマン、援護に来ました」

上条「神裂!ステイル!」

ウルヴァリン「ッヘ、こりゃ大所帯だぜ!」

バッツ「これが最後の忠告だ。ダークサイド、サノス。降伏しろ」

キャップ「これ以上は無意味だ」



ダークサイド「・・・GHHHHH・・・・・・」

サノス「・・・もはや最後の手だ」

スパイディ「!?」



 ZZZZZZZZZZZZVVVVVVVVVVVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOO!

御坂「な、何!?地震!?」



サノス「この世界と複数の世界をアポコリプスと融合させる!」

295 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:20:47.75 pcjo04V60 170/192

スーパーマン「何だって!?」

ダークサイド「サノス!貴様何をする気だ!」

サノス「ダークサイド、貴様の世界も我がパワーの一部になるのだ。光栄に思え」

ダークサイド「貴様・・・謀ったな!」

スパイディ「ハッタリだ!複数の世界を融合させる装置は起動にレベル5のパワーが必要だって!」

サノス「違う。貴様があのパワーを奪った装置を破壊したことで全ての準備が整ったのだ」

スパイディ「!」

サノス「あの時、あとはパワーを解放してエネルギーを放つことで装置が起動する状態だった。言ったはずだ。鍵だと」

サノス「つまりパワーを注ぐといことではなく、パワーが放つエネルギーが起動に必要だったのだ!」

ウルヴァリン「おい、どういうことだ?」

アクアマン「どうなるというのだ!」

フラッシュ「この世界と、他の複数の世界がアポコリプスと融合して、それが強大なパワーになってサノスのものになる」

アクアマン「なんだと!」

スーパーマン「今すぐその装置を壊さなくては!」

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWWRRRRRRRRRRR!」GGGGAAAAAZZZZZ!

スーパーマン「AAARRRGGGGGHHH!」

アイアンマン「っく!こっちはこっちで手が離せない!」



スパイディ「サイボーグ!ブームチューブで僕をあの世界へ!」

サイボーグ「!本気か」

スパイディ「僕がきっかけになっちゃったんだ!僕が責任をとる!」

フラッシュ「それなら僕が走って・・・」

スパイディ「ダメだ!僕がこのバケモノ達相手にできることは少ない。僕が抜けても問題はないさ。君はここで戦え」

フラッシュ「っ・・・」

スパイディ「それに、さっきも言ったが僕の責任だ!」

サイボーグ「なら開くぞ!」

 BOOOOOOOM!

スパイディ「とうっ!」

 シュゴオー・・・

サノス「させるか!」ZZZZZEEEEE!

サイボーグ「AAAAAARRRRRGGGHHHHHHHHHHHH!」BOOOOM!

フラッシュ「!?おいサイボーグ!ブームチューブの渦が閉じたぞ!」

サイボーグ「ッグ・・・ぐあ・・・・・・だ、ダメだ・・・ブームチューブのシステムが完全に破壊された・・・」

フラッシュ「!?」

296 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:27:45.58 pcjo04V60 171/192

 ―アポコリプス―

スパイディ「うう・・・なんて状況だ!まるで嵐だよ!いくつもの世界がぶつかろうとしてるんだな・・・」

スパイディ「早く装置を見つけて破壊しなければ!御坂達の世界が滅んでしまう!」

 THWIP!



 ―――――

キャップ「それではピーターはまた閉じ込められたのか!?」

サイボーグ「今度は完全にシステムが壊された・・・もう・・・・・・」

御坂「大丈夫よ!」

サイボーグ「!」



御坂「スパイディはどんな困難だって乗り切ってきた。絶対に大丈夫よ。私達は、今目の前にいるヴィランを倒す!」

一通「おうよォ!」

麦野「そゆこったなあ!」

サイボーグ「・・・何度もおどろかされるな。君達には」

ダイアナ「これがこの世界のヒーロー達なのよ」

アクアマン「違いない。俺達と並ぶヒーローだ」

ランタン「そりゃいいすぎじゃねえか?」

フラッシュ「いいや、十分すごいよ。そうだろ?ハル」

ランタン「・・・まあな。本音を言うとそうだな」

バッツ「喋ってる暇があるなら、さっさとやっつけるぞ」

スーパーマン「何か策が?」

バッツ「向こうがとっておきなら、こっちもとっておきだ」



ダークサイド「サノス!貴様は消し去ってくれる!だが、奴らを倒した後でな!」

サノス「フン、吠えるがいいダークサイド。我は貴様など恐れぬわ」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」



バッツ「行くぞ!」

297 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:37:34.07 pcjo04V60 172/192


スパイディ「ううっ!・・・この世界にいるだけで身体がバラバラになりそうだ・・・」

スパイディ「この世界を中心に複数の次元世界が集まってるなら・・・この世界に装置があるはずだ!」

スパイディ「絶対に・・・あきらめるもんか!」



 ―――――



サノス「貴様等に面白いことを教えてやろう!今スパイダーマンはアポコリプスで装置を探しているのだろうが・・・」

サノス「もし奴が装置を壊せたとしても、奴はバラバラに引き裂かれる!」

御坂「!」

一通「なンだと!?」

サノス「アポコリプスに複数の次元が融合しつつある。それを強制シャットすれば、アポコリプスはバラバラになる!」

ダークサイド「何ィ!?」

サノス「複数の次元が元に戻るが、その反動で、中心にあるアポコリプスは次元空間にバラバラに散るだろう!」

麦野「それじゃあ・・・その中心にいるスパイダーマンは・・・」

サノス「次元空間にバラバラにまかれるだろう!」

ダイアナ「・・・そんな・・・・・・」

アクアマン「何とか・・・何とかできないのかサイボーグ!」

サイボーグ「ブームチューブは完全に使えない・・・俺にはどうにもできない!」

ランタン「っくそ!そんな!」

ダークサイド「貴様ァ!もはや今すぐに貴様を始末する!」

 DOGOOOMMM!

サノス「!」



フラッシュ「仲間割れだ!」

バッツ「今だ。今のうちに全力の攻撃を奴らに撃ちこむ」

アクアマン「蜘蛛の男はどうなる!」

バッツ「・・・彼を信じるしかない。我々は我々のできることをする。彼もヒーローだ。信じろ」

298 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 21:48:34.41 pcjo04V60 173/192

サノス「血迷ったかダークサイド!今は奴らを――」

ダークサイド「黙れ!わが世界を貴様の賭けに使いおって!」



バッツ「JUSTICE LEAGUE!FINAL STAGE!!!」

サイボーグ「変形開始!」ガキョンガキョンガキョン!ウィーン!バシュ!バシュ!

バッツ「ランタン!アンカーを!」

ランタン「おっしゃ!」カッ!

ダイアナ「行くわよアクアマン!」

アクアマン「ああ!」



ダークサイド「この外道め!」

サノス「!来るぞダークサイド!」

ダークサイド「!」

ダイアナ「HA!」ZAAAAAGGG!

アクアマン「もうひとつ!」ZZZAAAGGG!

ダークサイド「AAARRRGGGGGHHHHHH!」

サノス「ダークサイドの両目に剣と矛を!?」



バッツ「スーパーマン!ヒートビジョンを!」

スーパーマン「ああ!いくぞサイボーグ!」

 ZZZZZEEEEEEE!

サノス「!?サイボーグが変形して・・・巨大な砲身になっている!?スーパーマンのパワーが注がれて・・・」

サイボーグ「エネルギー充填完了だ!いつでも撃てるぞ!バットマン!トリガーは任せた!」

バッツ「ああ!ランタン!衝撃を抑えるアンカーの強度は大丈夫か!」

ランタン「ああ!サイボーグをがっしり地面につないでるぜ!」

バッツ「フラッシュ!二人を!」

フラッシュ「ああ!」ビュン

 ビュン

サノス「!ダークサイドの目に剣と矛を突き立てていた二人を猛スピードで連れて離れた!?」



バッツ「今だ!吹き飛べダークサイド!」

 KLIK!



D O O O O O V V V V V V V V V V V A A A A A A A A A O O O O O O O O O!!!

299 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:01:17.06 pcjo04V60 174/192

ダークサイド「GGGGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 DOOOVVVVVVAAAAAAAAAAA!

キャップ「我々はあっちの怪物だ!ローガン!行くぞ!」

ウルヴァリン「ああ!」SNIKT!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRR!」

キャップ「ファイナルジャスティス!」

 WHAM!ZOK!KICK!DOCOM!BACOM!

黒子「キャプテンさんが怪物をボコボコに殴りまくってますわ!」

キャップ「ハ!」

 ブオン!

上条「上へ抛りなげて・・・」

 ガシッ!

上条「掴んで・・・」

キャップ「FALLEN!(落ちろ!)」

 DOOOOOOOOOOM!!!

上条「地面に叩きつけたァー!」

黒子(・・・実況ですわね・・・)

ウルヴァリン「次は俺だぜ!YEAAAAA!」

 SLASH!SLASH!SLASH!ZANG!ZANG!ZANG!

黒子「ローガンさんが怪物を斬りまくって・・・」

ウルヴァリン「ウェポンXだぜ!」

 ZANG! ZZZAAAAANNNNNNGGGGGGGG!!!

黒子「Xの字に斬り裂きましたァー!」

上条(・・・実況だな・・・)

アイアンマン「最後は私だ!アーマー!マキシマムレベル!アイアンアベンジャー!」

 BBBLLLAAACCCCCHHHOOOOOOOOOOOMMM!

黒子「トニーさんが猛スピードで怪物に突撃して・・・」

アイアンマン「FFFUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 VVVVVSSSHHHAAAAAAAAAAAAAAAAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

上条「胸部から超極太のビームをぶちかましたァ!」

黒子「ダークサイドの方へぶつけて、ジャスティスリーグの皆さんの攻撃を同時に受けさせたァー!」



上条&黒子(何で実況をしてるんだろ・・・)

300 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:08:08.79 pcjo04V60 175/192

御坂「私達はサノスよ!」

麦野「おうよ!」

一通「てめェらのベクトルをパワーアップさせて、互いの能力を相乗させてやらァ!」

御坂「そんなこともできるの?」

一通「俺ァ学園都市最強の一方通行だぜェ?任せろやァ!」

麦野「ッハ!いいね!超電磁砲と原子崩しを一方通行が混ぜ合わせるってんだね!やってやろうじゃない!」

一通「いくぜェェェ!」



 ヴァリヴァリヴァリヴァリヴァリ!!!

サノス「!?なんだ・・・このエネルギーは!」

御坂「サノス!覚悟なさい!」

サノス「!」

麦野「さんざ迷惑かけてくれやがって!ぶっ飛ばしてやんよお!」

一通「俺達ヒーローの力見せてやんぜェ!」

御坂「アンタだったら、これ喰らっても生きてるでしょうね・・・だから、容赦しないで撃つわ!」



御坂「私達の世界を!友達を守るためにあなたを倒す!それが私の信念よ!」



御坂「超電磁!」

一通「一方!」

麦野「崩し!」

 ドオン!!!

 ドバオ!!!

 ギュオオオオオ!!!



   ド   ワ   オ   !!!

301 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:17:20.69 pcjo04V60 176/192

サノス「AAAAARRRRRGGGGGGGHHHHHHHHH!!!」

 DDDDDOOOOOOOOOOOOOOOOOOGGGGGGGGGOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!



黒子「!サノスとドゥームズデイとサノスが・・・一か所に!」

 VVVVVVAAAAAAAARRRRRRRRRRAAAAAAAAAA!!!

上条「!?何だ・・・なんか・・・・・・あれは!?」





 ―――――

 GGGGGGGGGGLLLLLLLAAAAAAAAAA!!!

スパイディ「この世界が崩壊する前に・・・何とか・・・!あった!」



スパイディ「この装置を壊せば・・・御坂達の世界も他の世界も元に戻る!」

 GGGGGGGGGGLLLLLLLAAAAAAAA!!!

スパイディ「うわっ!・・・あ、足場が崩れて・・・っく!」

 GGGGGGGGLLLLLLLLAAAAAAAAA!!!

スパイディ「っく!」THWIP!

スパイディ「装置にウェブをくっつけて・・・思いっきりぶっ壊してやる!」

 GGGGGGGGGGGLLLLLLLLAAAAAAAA!!!

スパイディ「!が、崖の下に・・・うわああああ!」



 ―――――

ダークサイド「AAAAAARRRRRGGGGGGGGGHHHHHHHHH!」

バッツ「なんだ!すさまじいエネルギーが合わさって・・・何か異変が起こるのか!?」

スーパーマン「まさか!僕はダークサイドのオメガエフェクトを受けた・・・もしかすると!」

ダイアナ「オメガエフェクトには次元移動の効果もあると!」

サイボーグ「俺の中にはアポコリプスの座標が記録されている。もしかして・・・」

アクアマン「スーパーマンのヒートビジョンをエネルギーにしたサイボーグの攻撃で、アポコリプスへの道が開くのか!」

ランタン「バリー!道が開いたらすぐにスパイダーマンを助けに行くんだぞ!」

フラッシュ「言われなくてもそのつもりさ!」

302 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:22:45.37 pcjo04V60 177/192

サノス「AAAAARRRRRRGGGGGHHHHH!何と言う・・・パワーだ!レベル5の合体攻撃・・・こ・・・このままでは!!!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRR!!!」

ダークサイド「GGGGGGAAAAAAAAAA!!!」



 ―――――

 GGGGGLLLLLLLAAAAAAA!

スパイディ「っぐ・・・うう・・・・・・ぜ、全身の骨が・・・折れて・・・っく・・・・・・」

スパイディ「・・・そ・・・装置・・・・・・もう少しで・・・手が届く・・・・・・」

 ズリッ・・・ズリッ・・・

スパイディ「・・・っぐ・・・地面を張って・・・装置に・・・・・・と、届いた・・・」

スパイディ「・・・うう・・・この基盤を・・・操作して・・・」カタカタカタ

スパイディ「世界の融合を・・・・・・強制シャットだ・・・・・・」カタカタカタ

スパイディ「あ、後はこのボタンを・・・」

 GGGGGGGLLLLLLLAAAAAA!

スパイディ「!岩が落ちてきてっ・・・AAARRRRRGGGHHHHH!」

 ―――――

サノス「AAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ダークサイド「GGGAAAAAAAAAAA!!!」

バッツ「ゲートが開くぞ!フラッシュ!準備はいいな!」

フラッシュ「ああ!」



御坂「・・・スパイディ・・・・・・」

303 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:28:31.48 pcjo04V60 178/192

 VVVVVVVVVVVOOOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAAAA!!!

スーパーマン「開いた!」

フラッシュ「いま――」



 ―――――

スパイディ「・・・グ・・・・・・うう・・・このボタン・・・だけ・・・・・・それで・・・世界は救える・・・」

 グググ・・・・・・

スパイディ「僕は・・・負けない・・・・・・負ければ・・・世界は救えない・・・・・・」

 スッ・・・

スパイディ「この手が届けば・・・世界を救えるっ・・・・・・」



スパイディ「御坂達を・・・救えるっ!!!」



 ―――――

サノス「GGGHHHHHHHAAAAAAA!!!あ、アポコリプスへ!押しだされ――」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRR!!!――」

ダークサイド「AAAAAAAAA!!!こ、こんな――」

フラッシュ「いくぞスパイデ――」



 ―――――





          スパイディ「勝ったよ御坂!」




               ッッッッッ

304 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:34:34.45 pcjo04V60 179/192

フラッシュ「うわっ!?」

ランタン「ゲートの奥からすさまじいエネルギーが!?」

スーパーマン「フラッシュが押し返された!」

キャップ「まさか・・・ピーター!」



御坂「スパイディーーーーー!!!」



     カ     ッ     !!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・






一通「・・・・・・どォなった?・・・」

ウルヴァリン「・・・サノスもダークサイドもあのバケモンの匂いも消えた・・・アポコリプスへ消えたんだろう」

黒子「スパイダーマンさんは!?」

ウルヴァリン「・・・・・・」

アイアンマン「・・・おそらく、装置を破壊してくれたんだろう。この世界の揺れも収まったからな・・・」

キャップ「アポコリプスに融合させられようとした世界は救われた。この世界も・・・」

麦野「・・・スパイダーマンはどうなったのさ・・・」

キャップ「・・・」

上条「そんな・・・」

神裂「」

ステイル「神裂が意識を失った・・・」



御坂「・・・・・・スパイディ・・・・・・・・・」

305 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:39:38.58 pcjo04V60 180/192




 ―――――

初春「異世界からジャスティスリーグの皆さんが私達の世界に来て、ダークサイドとサノスとの戦いが終わりました」

初春「あれから2日・・・スパイダーマンさんがどうなったのか、誰にもわかりません」

初春「学園都市は相変わらず、タフなようです。皆さん元気に元の活気を取り戻してきています」

初春「でも、スパイダーマンさんが消えて、胸にポッカリ穴が開いたみたいな感じです・・・」

初春「リーグの皆さんが元の世界へ戻る装置をトニーさんが持ってきてくれたので、もう元の世界へ帰るそうです」

初春「私達、やっと仲良くなれたのに・・・でも、仕方ないことです」

初春「そして今日・・・リーグの皆さんが元の世界へ帰る日です」

 ―――――

306 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 22:50:09.62 pcjo04V60 181/192




キャップ「諸君には感謝している、ジャスティスリーグ。おかげで、多くの命が救われた」

スーパーマン「それはお互い様さ。正義の遂行は僕達の役目でもあるからね」

フラッシュ「君達はこの世界に頻繁に来ているらしいけど・・・僕達はそうはいかないね」

ウルヴァリン「どうしてだ?」

サイボーグ「俺達の世界には次元移動装置なんてない。最新技術の塊の俺ですら不可能だ」

アイアンマン「ブームチューブが直ったらできるんじゃないのか?」

サイボーグ「・・・どうだろうな。俺はブームチューブを自分の世界内での空間跳躍にしか使っていなかった」

サイボーグ「行き先を別次元なんてできるかわからない。アポコリプスへは行けるが・・・」

アイアンマン「この世界の座標を記録しておけば、いつでも来れるだろう」

サイボーグ「・・・できるかどうかわからない。また来れるとは約束できない」

アイアンマン「可能性はゼロじゃないさ。お前ならきっとできる。まあ、無理に来いとは言わないがね」

サイボーグ「・・・アイアンマン」

アクアマン「その通りだサイボーグ。野獣はともかく、アイアンマンが言うならきっと可能さ」

ウルヴァリン「てめえ・・・まだやろうってのか?」SNIKT

アクアマン「・・・フ、冗談さ。お前も立派な戦士・・・ヒーローだったな。ウルヴァリン」

ウルヴァリン「・・・ッヘ」

アクアマン「ありがとう。異世界の戦士よ」

ウルヴァリン「そうだな、魚類」

アクアマン「貴様!」

ウルヴァリン「ハハハ、いつでも来い。ケンカなら買うぜ」

アクアマン「・・・フ」

フラッシュ「そうだね、きっとまた来れるよ。やることは山積みだし、可能性は低いけど」

佐天「皆さんは会いに来るのが難しいんですね・・・」

初春「でも待ってますよ。いつでも、いつまでも」

黒子「学園都市はいつでも大歓迎ですわ」

307 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 23:01:18.31 pcjo04V60 182/192

フレンダ「結局、お別れなんてさみしい訳よ・・・」

バッツ「フレンダ、私だってそうさ。だからお土産にバットモービルを置いていこう」

フレンダ「ほ、ほんとに!?」

バッツ「また新しく作ればいいだけだ。それに君なら有効に使えるだろう」

フレンダ「あ・・・ありがとう!」

絹旗「スーパーマン、あなたのおかげで超人の役に立てました。ありがとうございます」

スーパーマン「あれは君の力だよ。僕はきっかけでしかない。君なら僕の力なんてなくても、もっと立派になれる」

絹旗「・・・それは・・・身長も超立派になるでしょうか?」

スーパーマン「え?・・・ハハハ!もちろんさ!」

絹旗「ありがとうございます!」

滝壺「皆さみしそうだけど、さみしくなさそう」

バッツ「?それはどういう意味だ」

滝壺「お別れはさみしいけど、きっとまた会えるからさみしくないのかもしれない」

バッツ「・・・そうだな。君も立派だったぞ滝壺。君のおかげで御坂を未知の世界から救いだせた」

御坂「そうよ滝壺さん、本当にありがとう」

滝壺「こっちこそありがとう」

ミサカ「互いに感謝の気持ちがいっぱい飛び交ってます。と、ミサカはありがとうのぶつけあいを目の当たりにします」

打止「サイボーグ!ありがとう!あなたと彼のおかげで助かったねってミサカはミサカは何度も感謝の気持ちをいう」

サイボーグ「本当に頑張ったのは一方通行だ。君のために全力でがんばっていた」

打止「えへへー」

一通「・・・」

バッツ「アクセラレータ、すまなかった。そして、ありがとう」

一通「それはもういいってのォ。俺だって・・・感謝してンだからよォ・・・ヒーローだなンてな・・・」

バッツ「君は立派なヒーローだ。過去は君を縛るだろうが、そんなことはもはや関係ない。私も今回そう学んだ」

一通「互いに色々あったってこったなァ」

バッツ「そういうことだ。ダークヒーロー」

一通「・・・やっぱなンかヒーローってのはむずがゆいな」

308 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/28 23:12:26.02 pcjo04V60 183/192

ランタン「ムギノ、ありがとな。お前のおかげで俺の『意志』は強くなったぜ」

麦野「・・・肋骨折られたけどな」

ランタン「それはすまなかったって。お前だってさんざん俺を攻撃しただろ?」

麦野「・・・まあね・・・・・・サノスの攻撃から守ってくれて・・・ありがとな」

ランタン「お?ムギノもやっと素直になったか?」

麦野「勘違いすんな!私はキャップのファンなんだからな!」

ランタン「・・・はあ・・・あの星条旗マンが宇宙警備隊の俺よりかっこいいなんて・・・やっぱムギノは変わってんな」

ダイアナ「ランタン、最後くらいマトモなこと言えないの?」

御坂「まあいいじゃない。最後くらい、笑っていたいわ」

ダイアナ「・・・ミサカ、勘違いして勝負をしかけてごめんなさい」

御坂「私にも非があったのは否めないし、もう過ぎたことよ」

ダイアナ「あなたのような強い戦士と戦えて・・・立派なヒーローと戦えて光栄だわ」

御坂「ありがとう。私も同じよ」

フラッシュ「今回の事件は僕達リーグにも大きな成長になったね」

御坂「?」

フラッシュ「たくさんのヒーローの生きざまを見て、勉強になったよ。スパイディや君達のね」

御坂「フラッシュ・・・」



スーパーマン「さて、そろそろ帰ろうか」

ランタン「そうだな。俺達が留守の間、きっと俺達の世界はてんやわんやだぜ」

アクアマン「アトランティスがまた荒れているかもしれんな・・・やることは山積みだ」

サイボーグ「ブームチューブでの次元移動の改良もな。これが一番重要だ」

ダイアナ「皆・・・ありがとう。迷惑をかけてしまったわね・・・ここにいる皆に謝罪と感謝の気持ちをささげるわ」

フラッシュ「もちろんスパイディにもね。大丈夫、きっと彼なら戻ってくるさ」

バッツ「・・・・・・感謝する学園都市」



 MMMMMMOOOOOO・・・

アイアンマン「さあ、この渦の中へ入るだけだ。お別れだな」

スーパーマン「そうだね。・・・それじゃあ、皆さよなら」

ランタン「あばよっ」

アクアマン「我らの世界に来るのも悪くないぞ」

サイボーグ「危険だけどな」

ダイアナ「また会おう。偉大なるヒーロー達」

フラッシュ「僕達のこと忘れないでね」

バッツ「さらばだ」

 シュゴオー・・・

309 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:03:06.59 dtghhimb0 184/192

御坂「・・・行っちゃったわね・・・」

キャップ「・・・さあ、私達も帰ろう」

ステイル「え!キャプテンさん達も!?」

キャップ「もしかすると・・・ピーターが元の世界に帰ってるかもしれないしな」

ウルヴァリン「次元空間にバラバラにされてなきゃな」

黒子「笑えない冗談ですのよ」

ウルヴァリン「・・・すまねえ」

アイアンマン「では、ローガンはここに残ると言っている。私達は帰ってリードと一緒にピーターを探すよ」

打止「任せたよシェルヘッドってミサカはミサカは想いを託す」

一通「あの蜘蛛野郎にはまだまだやってもらいたいことがあンだよ。絶対に連れ戻せ。絶対だ」

アイアンマン「・・・ああ」

キャップ「では」

 シュゴオー・・・・・・



麦野「・・・さって、私達も帰ろうかね」

絹旗「今回の戦いでのダメージはちょっとやそっとでは超癒せませんからね」

御坂「アンタ達も、ありがとね。おかげで助かったわ」

麦野「・・・はいはい」

滝壺「むぎのはツンデレ」

フレンダ「まったく素直にありがとうって言えばいいだけなのにね~」

麦野「うっさい」

滝壺「それじゃあ皆、ありがとう。またね」

フレンダ「それじゃ、バットモービルで帰るって訳よ」ピ!

 ブロロロロローン!

絹旗「超すごいです!ボタン一つでやってきた!」

滝壺「これに皆で乗るのもけっこうきつい」

初春「私達6人も乗ったから大丈夫ですよ」

佐天「フレンダさん、また乗せてくださいねー」

フレンダ「はいよー」

麦野「じゃあね」

 ブロロロロローン!

310 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:09:09.21 dtghhimb0 185/192

上条「そんじゃ、俺達も帰りますわ。インデックスが腹すかして待ってるだろうし」

ステイル「我々も帰るぞ神裂」

神裂「」

ステイル「あーもう・・・きっとスパイダーマンはすぐに帰ってくるさ」

神裂「・・・無事でしたらね・・・・・・」

御坂「大丈夫よ。そんなに悲観的にならないで。なんてったってスパイディなんだから」

神裂「・・・・・・そう・・・ですね」

御坂「うん!」

上条「んじゃな皆。熱中症には気をつけろな」

ステイル「ほら、行くぞ神裂」

神裂「はい・・・・・・」



一通「・・・俺達も帰っぞォ」

打止「そうだね。負荷もだいぶあったんだから安静にしてないとねってミサカはミサカは優しさで包み込む」

ミサカ「ミサカも一緒に行かせてください。と、ミサカは同行させてほしい気持ちでいっぱいです」

一通「はァ?」

ミサカ「ミサカも病院で検査を受けるからです。と、ミサカは理由を述べます」

一通「そうですかァ」

黒子「しっかりと身体を休めてくださいまし」

佐天「打ち止めちゃんばいば~い」

打止「ばいば~いってミサカはミサカは手をブンブン」

御坂「え、いつの間にそんな仲良くなったの?」

初春「バットモービルに乗ってましたので」

一通「じゃァな。またなンかあったら・・・呼べや」

311 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:16:56.57 dtghhimb0 186/192

御坂「・・・・・・皆解散しちゃったわね」

黒子「これで元通りってことですわね。・・・スパイダーマンさん以外は」

初春「・・・大丈夫ですよ。きっとひょっこり戻ってきますって」

佐天「そうだよね。家に帰ったらソファーでくつろいでいたりするかも」

ローガン「なんだそりゃ。まあ、奴ならありうるかもな」



御坂「・・・私は信念を貫けたのかなあ・・・・・・」

黒子「・・・お姉さま?」

御坂「・・・・・・どっかの世界に送られた時、その世界のヒーローに言われたの。ヒーローとは信念を貫く者だって」

御坂「私は自分の手の届く人を助けるっていう信念を語ったわ。友達も・・・たとえ悪人でも助けるってね・・・」

御坂「今にして思えば・・・矛盾してるわね。悪人をぶっ飛ばして、誰かを助けるなんてね」

佐天「御坂さん・・・」

御坂「・・・ダークサイドとサノス達をぶっ飛ばして、初春さんや佐天さん、黒子達を助けだして、この世界も救えた」

御坂「・・・・・・手の届く限りは助けたと思う。でも・・・・・・スパイディは・・・」

ローガン「お前の手が届く範囲じゃなかった。それは仕方がねえことだ」

御坂「・・・」

ローガン「何でもかんでもできると思わねえこった。お前はできる限りのことをした」

ローガン「それに・・・あいつを信じるのも、悪くはねえんじゃねえか?」

御坂「・・・・・・そうね・・・」

312 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:22:18.94 dtghhimb0 187/192

黒子「・・・さて、それじゃ皆さんでジャッジメント支部に戻ってお茶でもしましょう!」

初春「固法先輩がまた怒鳴りそうですねー」

佐天「まあいいじゃん。皆のたまり場ってことで」

御坂「スパイディが帰ってくるのを気長に待ちますか」

ローガン「奴ならクッキーとホットチョコがありゃ、匂いを嗅いでやってくるだろうぜ」



<キャー!ゴウトウヨー!タスケテー!



黒子「!初春!事件ですわ!」

初春「ジャッジメントの出番ですね!」

佐天「ここはサイクロン佐天さんも行きますか!」

初春「ええっ!」

御坂「ごちゃごちゃ言ってる間に犯人が逃げるわよ!行きましょう!」

ローガン「ったく、この街も大概だな!」

 タタタタタ・・・・・・





強盗「おい!騒ぐんじゃねえ!ぶっぱなすぞ!」

女性「やめて!撃たないで!」

強盗「さっさと財布と金目の物を――」



 THWIP!

313 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:25:26.46 dtghhimb0 188/192

黒子「あそこですわ!」

初春「あれ?何か様子が・・・」

佐天「待って!あれって・・・」

御坂「まさか!」



強盗「っ!?なんだあ!?銃に・・・糸・・・まさか!」

 KRAKK!

強盗「グアッ!」

 ドサッ・・・・・・

女性「あ・・・ありがとう!ありがとう!」





スパイディ「どうってことないさ。僕はあなたの親愛なる隣人、スパイダーマンだからね!」

314 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 00:41:53.22 dtghhimb0 189/192

御坂&黒子&初春&佐天『スパイダーマン!!!』



スパイディ「ん?やあ皆!元気してた?」

御坂「なっ!元気してた?じゃないわよ!アンタ・・・今までどこに・・・・・・」

黒子「というかあの状況で無事だったんですの!?」

スパイディ「うん。なんか融合しようとしてた世界がバラバラに戻っていって、それに引っ張られていっちゃったみたい」

スパイディ「その先が偶然にも僕の世界でさ、そりゃもうびっくりしたよ。ボロボロだったし、しばらくは休んでたんだ」

スパイディ「なんだかんだ言って元の世界に戻るのって久しぶりだったから家でゆっくりしてたんだ。2日ほど」

スパイディ「長い間メイおばさんにも会ってなかったし、ちょーっとくらい休んでてもいいかなーってね」

スパイディ「時間の差異とかはタイムマシンなり魔法なりで何とでもなるし、久々の休暇をのんびりしてたよ」



御坂「・・・ふ、ふざけんなあ!」バリバリ!

スパイディ「パァーカァー!」ビリビリ!

御坂「どんだけ心配したと思ってんのよ!次元空間にバラバラにされたかと・・・」

黒子「しかも家でのんびりしていたなんて・・・呆れてものも言えませんわ」

ローガン「ッヘ、こいつらしいこったぜ」

スパイディ「ええっ!?何その対応!皆ひどくない!?」

初春「そりゃ皆さんすっごい心配してたし・・・こっちの気も考えてください」

佐天「御坂さん!もっと電撃を!」

御坂「スパイディ~~~ッ!」

スパイディ「ひええ!勘弁してくれ~!」

御坂「待ちなさーい!」



 ~おわり~

317 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 01:05:23.32 dtghhimb0 190/192

 ~おまけ~



 ―ジャッジメント支部

初春「そういえば御坂さんが言ってた別の世界のヒーローってどんな人なんですか?」

御坂「うーんそうねえ・・・顔がうねってた」

初春「え」

佐天「なにそれこわい」

御坂「でもね・・・なんかすごいのよ。精神的にっていうのかしら。ある種人間を超越してたわ。考え方が」

黒子「ニーチェが『ツァラトゥストラかく語りき』で提唱した、精神的超人といったところでしょうか」

佐天「なんすかそれ?」

初春「何だか難しいですね」

御坂「まあ、その人もヒーローなのよ」

佐天「そうなんですか?」

御坂「そうよ。自分の信念を持ったヒーローよ。もう会うこともないでしょうけどね・・・」

初春「へえー」

御坂「ジャスティスリーグの皆も、あのヒーローも、それにスパイディの世界のヒーローたちも・・・ずっとずっと」

御坂「永遠のヒーロー達」

御坂「ってことよ」

佐天「なんでそんな区切っていうんですか」

黒子「まあ、その永遠のヒーローとやらは・・・」



スパイディ「」プスプス

黒子「お姉さまの電撃でこんがりですが」

御坂「やりすぎちゃったかな」



 ~おわり~

318 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 01:10:43.19 dtghhimb0 191/192

これにて完結です。DCかじっただけなのに登場させたかったので書きましたが、しっかり内容を考えて書くべきだと勉強になりました。
ごちゃごちゃして理解しづらくなっちゃったのはかなり反省しています・・・もし続編がまだ書けるならシンプルにしようと思います。1作目くらいの
続編は全然考えてないので、しばらく書かない、もしくはもう書かないかもしれません。ご了承ください。一応ヴィランは案はあるけど・・・話が・・・
途中での応援レスにはとても励まされました。本当に感謝してます

それでは、ここまで見てくれた方、レスしてくれた方、サポートしてくれた方、応援してくれた方、本当にありがとうございました!

319 : ◆t8EBwAYVrY[sag... - 2013/08/29 01:17:41.71 dtghhimb0 192/192

あ、それとサイボーグがやたら周りに奮起させられてる感がありますが、サイボーグはまだ新米ってイメージだったんで
本来はそんなキャラじゃないのかもしれないのでご注意を

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