男「うおおおおおおおおおおおお!!!女にチョコ貰えるぞうっひょおおおおおおおおおおおお!」
女「ちょっと大声出さないでよ!ギリって言ってんでしょ!義理!」
元スレ
女「ギリで良いなら上げてもいいけど」男「マジで!!!!???」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329132514/
男「ギリなんでもいいですとも!生まれてこの方男を17年続けましたが母と妹以外からチョコがもらえるなど…」ウルウル
女「わかったから、いいから落ち着いて…別に良いよ皆に配る予定だし」
男「うっひょおおおおおおおおおおおおおおお!!俺はリア充になるぞ、JYOSHIIIIIII!!!」
女「いい加減にしないとあげないよ」
男「すみません。ごめんなさい」
女「よろしい」
女友「へー男君にチョコ上げるんだー」
女「まーねー最近なか良いしさー、あれだけ騒がれたら上げなかった日には一日五月蝿そうだし」
女友「でもあんたが男子にチョコあげるなんて初めてじゃないの?」
女「いやいやいや、部活の先輩とかあるし、先生やおとうさんとか!」
女友「先生とおとうさんは別でしょうが。先輩には世話になってるギリという意味はあるけど純粋に上げるだけなのは男が初じゃない?」
女「う、いやでもギリだし」
女友「妙に最近仲良かったし、さっきのやりとりは照れ隠しに私はみえたけど?」ニヤニヤ
女「ま、まっさかー、そこまでの感情ないからね、ホントに!」
妹「兄さんお帰りなさい」
男「たっだいまー!妹よ!今日も可愛いなあ!」
妹「兄さんやけに機嫌が良いですね。バレンタインが近いからって浮かれすぎですよ?」
男「そりゃあ浮かれますとも!男の夢バレンタインデイ!」
妹「そうやって毎年14日の帰りはしょぼくれて帰ってくるじゃないですか。どうせわたしとお母さんくらいしか貰えないんでしょ」
男「ふっふっふっ、今年は違うのだよ妹よ。今日、最近よく話す女さんからチョコを貰う約束をしたのだよフハハハ!」
妹(……なん…だと…)
男「?」
男「妹、どうした?顔が怖いぞ?」
妹「ッハ」
妹「いえ、兄さんにチョコをあげるような物好きがわたし以外にいたのかと驚いて」
男「妹よ、サラリと人の痛いところを突くのはやめたまえ。しかし今日の俺はある意味才能だとそれを褒めたたえよう」
妹(しかし…兄さんにそんなオンナの影があったとは…今年はついにチョコフォンデュで私の指をナメナメしてもらう計画が…!)
男「おーい妹ー、スルーされるのはボクみたいなキャラにとっていちばんつらいんだぞー」
女「しかし…」
女(女友めよけいな事言わないでよね、別にギリなんだし、でもそういや上げるの確かにはじめてだなあ、ちょっとだけ手間かけてやろうかなあアイツよろこびそうだし…)
女「いやいやいや!本命みたいじゃん!なんでアイツ特別扱いしてんのワタシ!しっかりしろワタシ!」
女「そういや、アイツはビターのほうが好きかなあ……いや、これはセーフセーフ」
女(いやセーフとかそもそも考えるのがおかしくネ?別に野球してるわけじゃないし、いやそんな言い訳かんがえてるじてんで…)
女友2「なんか女ちゃんブツブツ言ってて怖い…」
女友「いろいろあるのさイロイロね」ニヤニヤ
女(しかしどうするか、いっそミルクチョコとビターとホワイト三種でいくか…皆用を考えると予算が…じゃあアイツだけ?
いやいや、それはさっきやっただろ!しっかりしろワタシ!手作りを諦めるか?それは味気ないしなあ…」
女「本人に聞くか…『ビターとミルクとどっちがいい?』…絵文字とかいれたほうがいいのかなあ…ムムム」
女友2「まだ女ちゃん悩んでるしブツブツ言ってる」
女友「まあまあ、あっちでコーヒーでも飲んでまってようよ」
女「結局、そのまま送ってしまった…まあいいやうん。問題ない。なにも問題はない」
ピロン
女「返信早いなあ…」
男『女の作ってくれたのならなんでも嬉しいよ』
女「…」ドキッ
女(ナシ!今のドキッってのナシ!ノーカン!ノーカン!)
女「ふう…買出しだけでなんか疲れた…」
女友2「女ちゃん迷いすぎだよ、今年は誰か本命でも居るの?」
女「いねーし!そんなんいねーし!!」
女友2「ご、ごめん、そこまで否定されると思わなかった」
女「いや、ワタシもごめん。大声だして…」
女友「なんかあんた今日のキャラ崩れてるよwww」
女「もとはと言えば女友、あんたが…」
女友「わたしがどうしたって」ニヤニヤ
女「グッ・・・なんでもない」
女友2「?」
女「想像以上に買出しに時間が掛かってしまった。さすがに沢山は作れないぞ…」
女(とは言え、男だけに作るのは本命みたいだし、いやギリだからそんな事気にしなくて良いんだけど、気になるというか…)
女「ええい!いいから作らねば!」
材料(16×22cmバット1台分)
ミルクチョコレート:230g
ピュアココア:適量
生クリーム:120cc
はちみつ:大さじ1
下準備
チョコレートは細かく刻んでおく。
バットにオーブンシートを敷いておく。
石畳チョコを作る
1.生クリーム、はちみつを鍋に入れ、中火にかけて木べらで混ぜる。沸騰したらすぐに火を止め、
火からはずして細かく刻んだチョコレートを入れて静かに混ぜ、なめらかになるまで溶かす。
ガナッシュ
2.オーブンシートを敷いたバットに「1」を流し入れ、表面を平らにして冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。
3.バットからはずし、オーブンシートをはがして、温めた包丁で好みの大きさに切り分ける。
※包丁は、お湯につけ温め、乾いたふきんで水けをしっかりとふきとる。
4.ココアを広げたバットの中で「3」を転がし、全面にココアをまぶしつける。
妹「これでチョコレートケーキは焼けるのを待つだけ…っと」
男「今年も張り切るなあ、手間かかってるだろそれ」
妹「そんなことないですよ?お菓子は分量そろえて混ぜて焼くだけなので」
男「そんなもんなの?しかし妹のチョコが貰えるヤツは幸せだなあ、ギリでもあんなに美味しいもんなあ」
妹「友達同士で交換するだけですよ?みんなのも美味しいし」
妹(男性にあげるのは毎年兄さんだけなんですから…それをポッと出の女とかいうのに盗られてたまるもんですか…)
男「いやーしかし楽しみだなあバレンタイン」
妹「ええ…そうですね…」
男「どうした…顔が怖いぞ妹よ…」
女「ちきしょう…結局男と女友'sの分しか作れなかった…すまない父よ今年は我慢してくれ…」
女「とにかくラッピングして寝よう。渡してしまえば何もかも終わる…」
女「ハートのステッカーしかない…だと…?!」
女(さすがにコレは変な誤解というか期待させてもいかんし、いやワタシとしてギリだし別に問題はないわけだけども、
でもね、ハートはね流石にあかんでしょう別に気にしてるわけではないけども!!)
女「……セロテープで貼ってしまった…」
妹「じゃあ兄さんいってらっしゃい。チョコ貰ってもあんまり食べすぎちゃダメですよ?」
男「おう、まあ女くらいだから食べすぎはないからな大丈夫」
妹「帰ってきたら違うもの沢山食べて貰いますからね」ボソッ
男「へ?なんか言った?」
妹「いいえ?ワタシももう出かけるので早く行って下さい」ニコニコ
男「うん!いってくる!」
妹(無邪気な兄さん可愛い…)
学校
男「ソワソワ」
女「ソワソワ」
女友「ワクワク」
男「…なあ女…チ…」
女「あとで」
男「…なんか怒ってる?」
女「文句言うとあげないよ?」
男「ごめんなさい。まってます」
女(なんか渡しそびれて結局放課後になってしまった…)
男「女ーそろそろいいだろー」
女「し、しょうがないわね…そんなに欲しいなら上げてもいいんだから…」
男「ははー、ありがたやー」
女「改めて言っておくけど、ギリだからね、女友とかにも同じのあげてるし」
男「うんうん、十分だよお、めっちゃ嬉しい!ありがとな女!」
女「…ッ」ドキッ
女(今のもナシ!ベツにそんなんじゃないし!」
女友「クスクス」
女友「いやー青春ですなあ」
女「うっさい!女友!」
男「俺の青春の今最高点にいるからな!」
女友「まーまームキにならずにwww、そして男君にはワタシからもチョコをあげよう」
女「なっ!」
男「マジ!?」
女友「つってもたけのこの里だけどねえ」
男「流石女友、あなたもたけのこ派か」
女友「きのこのビスケットは口腔内の水分事情に悪影響を及ぼすからね」
男「スバらしい」
女「なんかワタシの手作りより嬉しそうなのが気に入らないんだけど」
男「いやいやコッチのほうが嬉しいよホント!」
男「フハハハ、なんということでしょう。女ばかりか女友にまで貰えるとは…」
男「たけのこは食べるとしても女のはちょっともったいないからとっておくかなあ…
しかし途中からいやに不機嫌になって行っちゃったな女」
男「まあホワイトデーになんか良いお返しやらんとなあ」
男「…そしてついに本日の最終イベント…下駄箱に到着した。大佐指示をくれ…」
男「いやいや、高望みしちゃいかんな、既にもらってるんだし…」ガチャ
男「…アレ?」
妹「兄さんお帰り」
男「ただいま、妹よ」ニコニコ
妹「うれしそうですね」
男「うむ、女は約束どおり、女友はたけのこの里をくれた!」
妹「二つもですか!ワタシのを入れれば新記録ですね!」
男「そうとも!そうとも!」
妹「部屋は暖かいですから溶けないようにワタシが冷蔵庫にいれておきますよ」ニコリ
男「ああそうだな、お願いするよ」
妹(…兄さんは確かに二つ貰ったと言った…)
妹(たしかにこの袋の中にたけのこの里がある。それは問題ない…)
妹(そしてこっちの簡素な包装の手作りらしきチョコ、これは義理臭いが中がやけに丁寧に包んである…少々気になるが今はそれより…)
妹(赤い箱にテープのラッピング!さらにハートのステッカー!開けてあるのを見ると既に確認済み…)
妹(そして中身!明らかに手作り!溶かして型に入れただけながら!この一際大きなハート!小さな星型のミルクやビターチョコなど!)
妹(こいつあくせええ!!牝狐の本命チョコ臭がプンプンするぜええ!!!)
男「おーい妹ー飯くっちゃうぞー」
妹「はーいすぐいきまーす!」
妹(どうする…精力増強鍋にしたのはいい、チョコフォンデュでアーンってしあう準備も出来ている…)
妹(だがしかし…!あの本命チョコ…不穏だ…不穏すぎる…ここで焦って勝負に行くべきではないのだろうか…)
男「なんか最近お前顔怖い時おおいぞー、せっかくの美人が台無しだぞ?」
妹「ごめんね、ちょっと考え事してたの…」
男「悩んでる妹も可愛いけどな」
妹「機嫌が良いからってそんなこと言ってー」
妹(たまにそういう事言うから好きになっちゃうんですよもうっ)
妹(いやいや、ダメだ、兄さんの突然のデレは昔からだ。それよりもチョコだ、なぜ兄さんはわざと二つだと…?)
妹(悩んでも仕方ないよね…)
妹「兄さん」
男「なんだ?」
妹「なんでチョコ三つはいってたの?」
男「…」
男「なんとなく?」
妹「なぜ?」
男「突っ込んできますね妹よ」
妹「わたしはチョコを貰った事を責めているのではありません。なぜ嘘を付いたか聞いているのです」
男「グヌヌ、上から目線…」
妹「さあ、」
男「だってよう、アレ明らかに違うじゃん?」
妹「違いますね、本命ですね」
男「恥ずかしいじゃん?」
妹「…まあいいでしょう。理由はわかりました。して、誰からもらったのです?」
男「…わかんない・・・下駄箱に入ってた」
男(さすがに電話番号が中に入ってたのは妹にでも言いたくないなあ…ベツにやましい事じゃないんだけど)
妹「そうですか…しかし兄さんに本命チョコとはなんと挑戦的な…」
男「朝鮮?」
妹「いえ、物好きだなと…」
妹(たけのこは完全にお菓子あげるおばちゃん感覚、話の流れからするに、女さんは手作りながらあくまで義理の形式
つまり第三の敵ということですか…フフフッ)
男「どうした?妹?難しい顔で笑って…」
妹「いえ、ワタシ負けませんから」
男「?いや?え?」
妹「いいんですよ兄さん。あんまりお鍋食べ過ぎないで下さいね、チョコフォンデュにして沢山あるので」
女「まったく、男め、たけのこの里程度であれだけ喜ぶなら悩んだ私がバカみたいじゃないか」
女「…いやいや、私がなんでそんな気にする必要が!」
女「もうチョットしっかり作ればよかったかなあ…」
女友2「電話、こないなあ…」
〇
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
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|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~~ヽ::::::::::::|/ = 完 =
流石にコレ以上面白い展開が思いつかない
友2の複線が弱すぎだったのと妹をもちょっとピュアな兄溺愛タイプにしたら良かった
正直書き溜めナシで書くと話の流れとバランスにムラが出てくる
そしてねむい秋田
∧_∧
∧_∧ (´<_` )流石兄者、初SSスレを投げるとは
( ´_ゝ`) / ⌒i
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__(__ニつ/ FMV / .| .|____
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