1 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:22:58 TIkOOJjR0

「まだ年齢が二桁になったばかりだというのにどうしてお前はそうなってしまったんだ」ペラッ

「……」

「昔はこんなに可愛いかったのに…」 ペラッ

「………」

「今じゃ身長も胸も大人顔負けのワガママボディーに育っちまって…」ペラッ

「……っ」

「もうあの頃のお前とはこのアルバムと俺の脳内でしか会うことはかなわない……はぁ…」

「ご、ごめんなさい…」

「!!?」


的な

元スレ
兄「こんな色っぽくなってしまってお兄ちゃんは悲しいよ…」妹「…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329060178/

10 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:25:32 TIkOOJjR0

「………」

「……」

「……」

「……いつからそこに?」

「30分くらい……前……」

「……マジで?」

「………ぅん…」

「……」

「………」

「………」

「……」ウルッ

「!?」

17 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:29:37 TIkOOJjR0


「……ご、ごめ、ごべんなざい…」ポロポロ

「ちがっ!!ちがうよ妹!!さっきのはひとり言というか!ああああ泣かないでぇぇぇぇ!!」

「で、でも……お兄ちゃんあたしの事…嫌いに……あたしが……ヒック…色々おっきく……ヒック……なっちゃったから……うぇぇぇぇぇっ!」ボロボロ

「そんなこと!ないぞ!お兄ちゃんはお前の事嫌いになんかなってブヘラッ!!……い、痛いっ!!」

「てめぇ何妹泣かしてんだ」

「ごべんな…ヒック…ごべんなざ……」ポロポロ

「ね、姉ちゃん……」


25 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:35:08 TIkOOJjR0

「なんで可愛い妹を泣かしちゃってくれてんだよ」

「いや……その……」

「お、お姉ちゃん………どうし…よう……あたし…お兄ちゃんに……嫌われちゃったぁぁぁうぇぇぇぇぇえ!!!」ボロボロ

「よしよし泣かないで妹!!お姉ちゃんがいるからね!!………おい貴様」ギロッ

「…………はい」

「覚悟はできてんだろうな」

「………7割強くらいは」

「十分だ。氏ね」

「ぎゃああああ!!!!」

31 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:43:32 TIkOOJjR0

「うぅぅ……酷い目にあった……」

「妹も何故俺の部屋のベッドに隠れてたんだよ」

「はぁ………」

「いやね、妹は大好きだよ。俺はロリコンでシスコンだけども、例え妹が成人女性にしか見えない容姿だったとしても妹の事は愛してるさ」

「だって可愛いもの……いや、カワイイ…?…………いや、アレは綺麗……と言った方がいいか…どう考えても美人さんですよ……」

「……」

「それに比べて姉ときたら……小学生かって見た目だからな……あれはあれで可愛い。可愛いすぎる。どストライク」

「ランドセルが世界一似合う二十歳だと思ってるよ俺は」

「ほぅ……」

「………まだいらっしゃったんですね」

「たった今ね」

「参ったねこりゃ……」

33 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:50:19 TIkOOJjR0

「………」ピクッピクッ

「お前ごときが妹の心に傷を負わせるとは万死に値する」

「………………スミマセン」

「で、何をした?」

「アレ…?キイテナインデスカ…?」

「聞いてない。落ち着いたら泣き疲れて寝た。あと片言やめろ」

「はい」

「それで?」

「えーっと……ですね……怒らないでくれます…?」

「怒らないよ。ただ作業的に痛めつけるだけ」

「ひぃぃ!」

「はよ言わないと感情も込めちゃう♪」

「言います!!」

35 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 00:56:39 TIkOOJjR0

ーーーー
ーー


「………という独り言を聞かれてしまいまして…」

「なるほど」

「まさか妹がベッドに潜り込んでいたとはつゆ知らず……とんだ失言をビャアア!!!痛いぃぃぃ」

「お前知ってるよな?妹がコンプレックスに感じてることくらい」

「は、はい…」

「それをよりによってお前に………何故妹がお前に懐いてるのか不思議だが………そのお前に言われた妹の気持ち考えてみろよ」

「………」

「兄としての自覚を持て」

「ごめん」

「謝るのは私にじゃない」

「……うん」





40 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:01:00 TIkOOJjR0

「ちょっと謝ってくるよ」

「さっさと行け」

「………」

「………」

「姉ちゃんは超絶可愛いぜ。娘にしたい」

「……」

「……」

「…」ダッ

「…」ダッ



設定的にはランドセルとリコーダーみたいな奴の間に兄が入ったと思ってもらえれば

43 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:06:18 TIkOOJjR0


コンコン

「妹~……」ガチャ

「……まだ寝てるのか…?」

「………」ソォー

「……」

「………ヒック…」

「起きてたか…」

「……っ」プイッ

(そっぽ向かれちゃった……っつか仕草は子どもなのに見た目が完全に成人…)

「………」

「……」グスッグスッ

「妹……怒ってるか…?」

「………」

「まぁ、当然だよな……そのままでいいから聞いてくれ」

「……」

48 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:12:05 TIkOOJjR0

「お兄ちゃんな、さっきあんなこと言っちゃったけどさ……」

「……」

「本当は全然そんな事思ってないぞ?お兄ちゃんは妹が元気良く育ってくれて嬉しいんだ」

「……」

「ただな、昔の写真見てたら小さい時の可愛い可愛いお前の写真が出てきてな。それ見てたら懐かしくなっちゃってついあんなこと言っちゃったんだ…」

「……っ」

「お前は今もちゃんと可愛い俺の妹だ」

「………ホント?」クルッ

「ホントさ」

「お兄ちゃんあたしの事嫌いになってない?」

「なってないよ。大好きさ」

「………」パァ

51 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:17:48 TIkOOJjR0

「じゃあさ!じゃあさ!」

「なんだい?」

「お姉ちゃんとあたし、どっちの方が大好き?」

「そりゃ姉ちゃんだ。小さいし」

「…………」

「………あっ」

「………」ジワァ

「……っ!!!嘘だよ!!?妹が好きさ!!姉ちゃんより可愛い妹の方が好きさ!!当然!!!」

「で……でも……お姉ちゃんの方が……小っちゃくて可愛い……あたしこんなに大きいし…身長も……胸も……うぅ……」

「………」キィ

「ね、姉ちゃん……ドアの隙間から覗くのやめて……マジ怖い…」

58 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:25:07 TIkOOJjR0

「と、とにかく!!お前は世界でたった一人の俺の可愛い妹なんだ!!そんじょそこらの妹どもなんか相手にならないくらい可愛いぜ!!」

「……あたし、小っちゃくないよ?」

「関係ない関係ない!!お前は妹!それだけで百点満点の可愛ささ!」

「うん……ありがとう……」ニコッ

「ハァハァ……可愛い……妹可愛いよぉ……ハァハァ」

「だからドアの隙間でハァハァやめてよ怖いよ……可愛いけど」

「………」

「もう大丈夫か?」

「うん。大丈夫」

「よし、ご飯作るから三人で食べよう」

「うん!」





61 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:31:56 TIkOOJjR0

ーーーーー
ーーー

「ただいま~」

「おかえり」

「おかえりお姉ちゃん」

「ただいま妹ぉ~!!今日も可愛いねぇ!!あ~ヨシヨシヨシヨシヨシ」

「お姉ちゃんくすぐったいよ~!」

「どうしてお前はそんなに可愛いんだい!?いい匂いだよぉ~クンカクンカ」

「あははは」

「しかし抱っこされてるのは姉である」

「なんか言った?」

「いえ」

「……」

「……」

「……」

「俺も…抱っこしていい?………痛いっ!!!」

65 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:40:35 TIkOOJjR0

「姉ちゃん最近仕事忙しいの?」

「まぁね」

「小さいのに偉いねぇ」

「時期的なもんだししゃあないよ」

「スルーされた」

「お姉ちゃん無理しないでね……あたしたちの為に…」

「まぁいい子!!妹ちゃんイイコ!!妹ちゃんの為ならお姉ちゃんなんだって大丈夫よ!!いくらでも無理できちゃううううう!!!」

「親が居ない身としては姉ちゃんに頼るしかないけど……俺も早く高校卒業しなきゃな」

「何言ってんの。あんたには後々たっぷり働いてもらうんだからしっかり大学まで出てもらうわよ。妹に何ひとつ不自由させる事は許さない」

「でも……」

「でもも何も。それまでは私が頑張るから。後でちゃんとバトンタッチするからね」

「でも小学生に面倒見てもらうのは男としてのプライドが……」

「物理的に女にしてやろうか」



66 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:48:07 TIkOOJjR0

「まぁ何にせよ無理は良くないよ。家の事は俺がなんとかするから姉ちゃんはゆっくり休みなよ」

「ん。そうする」

「あたしもいっぱいお手伝いする!」

「妹は偉いな!お兄ちゃんは嬉しいぞ!」ナデナデ

「えへへ~」

「ふふふ……私は先に風呂いってくるよ」

「あっ、一人で入れる?一緒に入ろうか?」

「ドザエモンになりたいなら来なよ」

「ご飯作ります」

「妹ちゃん一緒に入りまちゅかぁ??」

「うーん……あたしはお兄ちゃんのお手伝いするから後で入る!」

「そうでちゅかぁ~……残念だけど……お利口さんだから許しちゃうぅぅ!!」

「お兄ちゃんと後で一緒に入る!!」

兄・姉「それはあかん」

71 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 01:54:59 TIkOOJjR0

食後


「妹。ちょっと聞いていいか?」

「なぁに?」

「この間学校で身体測定あった?」

「………」

「……」

「…………なんで…知ってるの……?」

「ほらコレ」ピラッ

「プリント?」

「うん。妹の机に置きっぱなしになってるの掃除の時に見つけて」

「あらら」

「ちゃんとプリントは渡さなきゃダメだろ?」

「だ…だって……」





74 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:01:29 TIkOOJjR0

「こういう大事な事は家の人にちゃんと見せなきゃ……まぁ、嫌がるのもわかるけど……さ」

「うぅ…」

「私も身体測定嫌だったな……」

「姉ちゃんも姉ちゃんで大変だよね。でも俺も日々成長しない為のメニュー考えるの大変だけど頑張ってる努力が実ってるよ……」シミジミ

「もし本当にお前のせいなら私はスーパーサイヤ人4まで一気になれる自信がある」

「あはは……」

「で、妹。結果も持たせますって書いてあるからもらってきてるんだよね?」

「………」

「私も少し気になる…」

「妹」

「……持ってくる」

78 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:08:32 TIkOOJjR0

「……これ」

「どれどれ…………!?」

「ん?どうなってる?」

「………」ピラッ

「…………オウフッ」

「うぅ…」

「身長がとうとう170の大台を突破したか。夢の170………オウフ…」

「俺が追い抜かれるのも時間の問題か…?」

「その割に体重はそんなないのね……あんなに胸大きいの……に………」

「姉ちゃん?」

「えっえっ……エフッエフエフッ、エフエフエフッ」

「姉ちゃんどこぞの人類最強みたいな笑い方になってる」



80 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:15:43 TIkOOJjR0

「Fカップか………でけぇな…」

「ご、ごめんな……さい……」

「妹!怒ってない!!お兄ちゃん怒っても嫌ってもないよ!!!寧ろ世間一般では羨望の眼差しモノだよ!!妹よくやった!偉い!!」

「あたし偉いの…?」

「偉いぞ!もっと……おおき……大きく……なれ…よぉ……!!!」ギリギリ

「えへへ~」ニコニコ

「歯ぎしりをしたいのは……ワタシダゾ」

「しかし、そろそろスポーツブラじゃキツいんじゃないのかな」

「えっスポーツブラ?」

「うん……いつもお胸痛いよ……」

「あんたスポーツブラなんかさせてたの!?」

「そうだけど?………ビャウ!!蹴らないでっ!!」

83 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:22:04 TIkOOJjR0

「あのサイズでスポーツブラとはなんたるや!!!」

「でも俺じゃ買いに行けないし!!」

「これじゃ妹ちゃん可哀想でしょ!?私ですらブラしてるというのに!!!言ってて悲しくなってきた!!私もお胸がキツいって言ってみたい!!あぁぁぁぁ!!」

「落ち着け姉ちゃん」

「というわけで明日は買い物に行きます」

「おぉう?」

「買い物?」

「妹ちゃんの洋服もついでに揃えに行きます」

「俺も?」

「当然。私は荷物持てない。妹ちゃんには持たせないから必然的にあんた」

「おぉう…」

85 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:29:29 TIkOOJjR0

「でも……私のお洋服まだあるし……お金もったいないよ…あたしもお胸キツいの我慢するから……」

「妹ちゃん食べちゃいたいくらい可愛い……っつか少しでいいから食べさせて……いや、舐めるだけでも…」

「だから落ち着けよ姉上」

「はっ、いけないいけないまたトリップかますとこだった………いい?妹ちゃん。私は妹ちゃんの為に働いてるんだから妹ちゃんの為に使うのは当然よ?」

「でも……」

「でももデモクラシーもありません。買い物するってお姉ちゃんは決めました!明日行きます!!」

「……うん。ありがと…」

「妹の服は確かに必要だな。今あるスカートとTシャツは小さくて普通に着てもレースクイーンみたいになるし」

「そ……そこまでか……」



87 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:34:47 TIkOOJjR0

「ごめんね……あたしの体がおっきくなっちゃったせいで……」

「何言ってるの!おっきくなるのはいい事よ?お姉ちゃんはおっきくなり損なったから……私の分まで……私の分までたんと大きくなりなさい…!!……ひぎぃ」

「ひぎぃ言うな…」

「お姉ちゃんもお洋服買う?」

「まぁ…見てみてよさげのがあれば買おっかなぁ……」

「姉ちゃんは妹のお下がりがあるから大じょ………ひぎぃっ!!!」

88 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:41:06 TIkOOJjR0

翌日


「やって来ましたショッピングモール」

「来る時のバスのくだりはしょってるけども」

「特に何もなかった」

「一人でバス乗るといつもお金沢山払わなきゃだけどお姉ちゃんと乗る時は何も言われないから嬉しい!」

「遠回しに説明ありがとう妹」

「あたしは大人料金。妹は子ども料金。特に何もおかしな事はなかったわ」

「相対的にはね」

「やかましい。さっさと行くよ」

「へいへい」

「はーい」

93 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:51:58 TIkOOJjR0

「まずは当初予定からさっさと終わらせましょう」

「いきなり下着屋さんですか」

「本末転倒する前にね」

「あたしでも行っていいのかな……」

「必要な人は当然行っていいのよ妹ちゃん」

「うん…」


ガァー


店員「イラッシャイマセー」

「ココが下着屋さんかぁ……」

店員「!?」

「お前は外で待ってろ」ゲシッ

「あんっ」

店員「イ、イラッシャイマセー…」

95 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 02:57:58 TIkOOJjR0

店員「本日はどういったものをお求めですかー?」

「え……えっと…」ビクビク

「ブラ欲しいんですけどこの際だから上下セットで幾つか。ブラデビューなんでなんか可愛いやつお願いします」

店員「デビューなんですかー?それなら色々取り揃えてますからこちらにどうぞー!」

「……」ビクビク

「ほら妹ちゃん!可愛いの選ぼうね!」

「う、うん…」

店員「これなんかどうでしょー」

「………」

「……」

店員「……?」

「いや…この展開は読めてたけども」

「……」

店員「……??」

98 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:03:39 TIkOOJjR0

「お姉ちゃん……これはたぶん入らないかも……」

「わかってる……わかってるのよ妹ちゃん………これはね……きっと私に薦めてるモノだからね………サイズもバッチリよ店員さん!さすがプロ!!私これ買っちゃうわ!!!」

「お、お姉ちゃんが泣きながら笑ってる……」

店員「あ、ありがとうございます…。………??」

「一応お伝えすると店員さん。デビューは私ではなくこの子です」

店員「………」

「………」

店員「………」チラッ

「………」

店員「……またまたぁ!」ハハッ

「……っ」ブワッ

100 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:10:44 TIkOOJjR0

ーーーーー

ーーー



店員「本当に申し訳ございません……」

「いえ……慣れてますので」

「……」アワアワ

店員「もう何と申し上げていいのやら……こんな失礼なこと…」ウルウル

「あぅぅ……どっちも泣かないでぇ…」ワタワタ

「本当に大丈夫ですから……そのかわりこの子に可愛いやつ…お願いします」

店員「それはもう!!わたくしの職に賭けまして必ずやお似合いの品をっ……!!」

「よろしくお願いします……」

店員「………それにしても……本当に見事な……」

「Fだそうです……私ですか?Aですが?何か?」

店員「伺っておりませんお客様……わたくしは何も聞こえません……」


102 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:17:33 TIkOOJjR0



ガァー


店員「アリガトーゴザイマシター」

「おかえり。どうだった?」

「いい買い物……できたわ……大分安くしてもらったし………」

「その割に世界の終わりみたいな目してるね」

「なんでもないのよ………なんでも……」

「お兄ちゃんコレ!!」

「………!?」

「可愛いでしょ!お花の模様のやつ!」

「妹!!しまいなさい!こんなとこで出しちゃダメ!!」

「えぇ~可愛いよ?」

「可愛い!!可愛いからしまって!!」

「は~い………あっ!ほらほら見て!!買ってもらったやつ着けて来たの!!」バッ

「ぎゃああああ!!Tシャツ降ろしなさい!!!!」

104 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:24:40 TIkOOJjR0



「え~……可愛いのに……」

「はぁ…はぁ……もう…人前で見せちゃ……ダメだよ?」

「は~い……」

「よしっ!気持ち切り替えて次!!次行くよ!!!」

「次は?」

「服!!」

「服か……最近じゃ子ども服でも洒落たやつ結構あるみたいだしね」

「あんた私の服子ども服って知ってたの?」

「まぁ、洗濯の時とかに見るとタグが某有名子ども服メーカーだったから」

「悲しいけどこれ、現実なのよね」

「姉中尉……」

106 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:32:16 TIkOOJjR0

「と、言いたいとこだけど今日は妹ちゃんの服だからちゃんとした所に行きます」

「おお」

「私がいつもウィンドウショッピングしてる所にいい所があるからまずはそこね」

「姉ちゃんにとってはウィンドウショッピング専門店か……」

「よし、小指出せ。詰めよう」

「ごめんなさいっ!」

「可愛いのあるかなぁ~♪」

「お姉ちゃんがたっぷり吟味してあげるからね!!妹ちゃんをパリコレに出しても恥ずかしくないくらいに!!」

「もはや普段着の概念が吹っ飛んでいる……」

「ぱりこれぱりこれ~」

「妹がパリコレを知ってたら泣いてもいいだろうに」

112 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:38:43 TIkOOJjR0

ーーーーー

ーーー



「さっ!!妹ちゃんこれ着てみましょ!!」

「はーい」

「タンクトップ型のキャミソールにホットパンツか。まぁ小学生なんだからこういうのが妥当か」


ガサゴソガサゴソ


「着たー!」

「着せたー!」

「お兄ちゃんどう??」

「うん。どう見てもアンジェリーナ・ジョリーですありがとうございました」

「あはははははは参ったねこりゃ」

「妹よ……もはや子どもっぽい服をきても大人の魅力を醸し出すように……」

114 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:47:46 TIkOOJjR0

「なんの。次はこれだ」

「おお。逆の発想。タイトなワンピースに近い形のスカートにサスペンダー着けて元々着てたのTシャツか。じゃあこれも。ニーソもよろしく」

「それならヒールも一緒に履かせてみよう」


ガサゴソガサゴソ


「着たー」

「着せたー」

「おおお。読モっぽい。可愛い……」(っつーか胸の強調っぷりが半端ない)

「ホントー??」テレテレ

「うをっ………何コレホントニカワイイ…」

「………イイナァイイナァウラヤマシイナァイイナァイイナァ…」

「ミンナカタコトダァワーイ」

115 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 03:55:41 TIkOOJjR0

「ラストはこれだ」

「これはさすがに……」

「わぁきれー!!」

「まぁまぁ……私じゃ到底着れそうもないから着てみて欲しいのよ」


ガサゴソガサゴソ


「着たー」

「…………」

「……どうした?姉ちゃん」

「………これ…いいから見て…」シャッ

「…………」

「どーぉ?お兄ちゃん」

「見てっ!何あの人すごっ」

「一瞬マネキンかと思った…!」

「ちょー綺麗……」

116 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 04:03:04 TIkOOJjR0

「えっ……と……変かな?」

「いや、………ごめん……なんていうか……」

「おいおい涎出てるって」

「ジュルッ……失礼………こりゃたまげた…」

「えっ?えっ?」

「私もさすがにドレスはやり過ぎかとも思ったけど……破壊力が累乗で増してったわね…」

「これはヤバイな……ちょっと人前には出せない…」

「……そ……そんなに酷い…?」

「酷い…んじゃなくて……逆に、酷い……?のか?」

「……っ」ウルッ

「違うのよ!妹ちゃん!!妹ちゃんがあまりにも可愛い過ぎるからこのバカは変になっちゃったの!!ああん!泣きそうな妹ちゃんヤバス!!!」

「か……可愛い……?」

119 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 04:09:19 TIkOOJjR0

「可愛い……可愛いというより……綺麗だよ。お姫様みたい」

「お姫様っ?キャー」

「うぉー………」

「だから涎」

「ジュルッ……失礼…俺のロリコンが家出した」

「意味わかめ」

「結局服はどうすんの?」

「そうね………全部買うかな……下着の分随分予算浮いたし」

「ホントにいいの……?」

「妹ちゃんのワガママボディーが私をそうさせちゃうのよ!!もう!可愛いんだからん!!!」

「ほぁー………」ボケーッ






182 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 13:38:38 TIkOOJjR0

自宅


「ただいまー」

「……スピー」

「た……だい……ま…」

「なによだらしないわね…これぐらいでへばっちゃって」

「いや、荷物だけならわかるけどもさ……いったんソファーに寝かせるぞ……ヨイショッ…」

「ん~………ムニャル……」スヤスヤ

「ああん……寝顔も可愛い…」

「あー……重かった……」

「あんたその言葉妹の前で言ったら……」

「言いません!!!絶対言いませんからそのタウンページを下に!!置いて!!」

「あんたね、妹ちゃんオンブするのに文句つけるなんて贅沢過ぎるのよ。できるのなら私がオンブしたい」

「グラップラーの筋トレみたいになっちゃう」

185 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 13:50:56 TIkOOJjR0

「荷物くらい持ってくれてもよかったのに……」

「こんな小さい子にたくさん荷物持たせるとかそんなことした周囲の目集めちゃうじゃない」

「俺が妹オンブしてるだけで相当な集めっぷりだったけども」

「バスの中で寝ちゃったから仕方ないでしょ」

「まぁそうだけど……実際大変だったのはそこじゃない」

「じゃあ何に文句つけてんの?」

「文句ではないけど………俺のロリコンが絶賛家出中で困ってる」

「意味わかめだってば」

「オンブしてるとね、背中にこうね…」

「??」

「妹の豊満なそれがね」

「ああ」

「もう気が気じゃなくなるんですよ」

「いいじゃん役得じゃん」

187 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:06:27 TIkOOJjR0

「そうは言っても俺ロリコンって設定だし……」

「あんたのロリコンって設定は全面的に私に被害がくるから嫌」

「でもそれはそもそも姉ちゃんが悪いんだぞ!!」

「は?」

「姉ちゃんが可愛い過ぎるのがいけないんだもん!」

「……うわぁ」

「くそぅ!引いてる姉ちゃんも可愛いぜ!こうしてやる!こうしてやる!!」

「ちょ!!やめろ!!!抱きつくな!!!」

「非力な幼女いいよぉぉぉぉ!!!このこのこの!!」

「あたしもやるー!」トッシーン

「うごぁ!!い、妹!?」

「お姉ちゃんばっかズルい~」

「よっしゃ妹ちゃん!!ナイスアシスト!そのまま兄を好きにせい!」

189 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:14:59 TIkOOJjR0

「やったぁ~好きにする~!」

「あれ!?何これ!!なんか当初の予定とちが…………うわぁ!!!」

「アムアム」

「ダメっ!妹っ!!首噛んじゃいけません!んんっ!!」

「いいねいいね~もっとやれー」

「ちょっ!!姉ちゃ…!助けて!」

「ヘラヘラ」

「耳も~……アムアムアム」

「おあっ!………お…おおぅ…」

「楽しみ始めた……だと…!?」

192 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:34:38 TIkOOJjR0

「おお………おぅ…」

「あ、アウトか!?……いや、まだか!」

「アムアムアムアムアムアム」

「おほほほほ」

「アウト」

「ほほほほほ」

「妹ちゃん。お腹壊すからそんなの口にいれちゃダメよ」

「えーもっとしる~」

「ぜぇ……ぜぇ……」

「変態兄さんは満身創痍ね」

「お兄ちゃん汗いっぱいかいてる!」

193 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:40:12 TIkOOJjR0

「お兄ちゃんお風呂入らなきゃ!!」

「ぜぇ……、……?」

「んしょ!んしょ!」ヌギヌギ

「妹ちゃん!?」

「ん~…脱げた!」ブルンッ

「…………ほぅ…」

「妹ちゃん寝ぼけとる!兄!はよ着せろ!!」

「……!!お、俺は今まで何を!!妹!ここはお風呂じゃないよ!抜いじゃダメよ!」

「うぇ?………あぃ」

「着せた」

「よかった……すんでの所でロリコンが帰ってきた」



196 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:51:29 TIkOOJjR0

「………お腹すいた」

「あぁ……そうだね……今何か作るからね…」ゲッソリ

「私シチューがいい。牛乳たっぷりのやつ」

「大きくなるから牛乳はいけません!」

「カレー食べたい」

「よしカレーにしよう」

「ひどい!」

「カレーカレー♪」

「よーし待ってろー」

「いじけてやる……」

198 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 14:56:03 TIkOOJjR0

食後


「よーし風呂入るぞー。妹ちゃん!」

「お兄ちゃんと入るー」

「だからそれはあかんて」

「たまには一緒に入るかなー……」

「ロリコンかむばっく!!かむばーーっく!!」

「帰ってきた!よし!姉ちゃん入ろう!体洗ったげる!!」

「おろし金でおろすぞ」

「理不尽!」

「どこがだよ」

「じゃあみんなで入ろう!」

「!!!」

「なん………だと……?」

201 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:02:49 TIkOOJjR0

「だってお姉ちゃんはあたしと入りたい。お兄ちゃんはお姉ちゃんと入りたい。あたしはお兄ちゃんと入りたいから……ほら!!みんなで入ればイイね!!」

「いや………それは……」

「妹!!今日のお前は賢いな!!名案だ!」

「えへへ~」

「妹ちゃん!騙されないで!その変態は実は妹ちゃんとも入りたいのよ!!」

「ええっ!?……そ、そうだったの?お兄ちゃん………あたしを……騙して……………あれ?別にいいんじゃないかな?あたしもお姉ちゃんと入りたいし」

「しまった」

「みんなで入る!」

「でもやっぱりそれは……」

「入る!!」ワクワク

「うっ……」


203 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:09:52 TIkOOJjR0

おっふろ~


「みんなでお風呂だ~!」

「目隠しはベタだと思います」

「当然よ。最低条件」

「頭洗う~」

「頭洗う前に体洗っちゃいな。湯船入るの大変だよ」

「わかった~」

「じゃあ俺は頭から……」

「あたしが洗ったげる~!」

「おおありがとう妹」

「えへへ~」

「見えないのでシャンプーとってくれ」

「いいよ~」

プニュル

206 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:13:22 TIkOOJjR0

「!?」

「お兄ちゃん背中大きくて届かない~!もう少し屈んで~」

ムニュムニュ

「…………」

「あっ!届いた!」

「フンフフーン♪」ゴシゴシ

「洗うよ~」

「……」

「お兄ちゃん?」

「………ん?あ、あぁ…お願い」

「は~い」

207 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:19:08 TIkOOJjR0

「♪~」ワシャワシャ

ツンツン

「………」

「気持ちいーい?」ワシャワシャ

ツンツン

「……」

「お兄ちゃん聞いてる~?」ワシャワシャ

ツンツン

「あ!ああ聞いてるぞ!気持ちいいよ!うん!上手だな妹は!!」

「えへへ~」ワシャワシャ

ツンツン

(ああ………これ絶対あれだよね……背中に当たってるの……妹のエリアBだよね………)

「流すよ~」

212 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:43:55 TIkOOJjR0

「よっしゃ~終わったから湯船入ろうかな~」

「えっ!?」

「あによ?」

「体洗っちゃったの……?」

「………そうだけど?」

「もっかい……」

「嫌よ」

「お姉ちゃん!!」

「い、妹ちゃん……!?」

「頭洗う……お姉ちゃんの頭……洗うの!!」

「えっ………でも私は湯船から出てから…」

「お兄ちゃんが上手って!」

「いや、だから……」

「上手って!!」

「………お願いします」

214 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:50:14 TIkOOJjR0

「お姉ちゃん!!」

「………」

「体洗う……お姉ちゃんの体………洗うの!!」

「………」

「あれ?」

「妹ちゃんこのシャンプー使ってくれる?」

「シカトは辛いねこりゃ」

「あれ?お兄ちゃんの頭はこれで………あっ!これボディーソープだった」

「いいのいいの気にしない」

「おうふ」

「洗いまーす」

「お願いしまーす」

216 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 15:55:47 TIkOOJjR0

「あーホントに上手だねこれ……気持ちいい……」

「えへへ~だしょー」ワシャワシャ

「ふぃ~……」

「じゃあお兄ちゃん今度はあたしの背中洗って!!」

「よしきた」

「ボディーソープでね」

「よさこい」

「あっ!じゃああたしお姉ちゃんの背中も一緒に洗ったげる~」

「お姉ちゃんもう体洗っちゃったから……」

「洗ったげる~!!」

「うん!お願い!綺麗にしてね!!あはは」

218 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:02:28 TIkOOJjR0

「お兄ちゃん見えないでしょ?コッチだよ~」ワシャワシャ

「おおありがとう」

「妹に変なことすんなよ」

「しないしない」

「お姉ちゃんも背中洗うよ~」ワシャワシャ

「は~い」

「妹もおっきくなったって言ってもやっぱり体は細いなぁ…」ニュルニュル

「だって女の子だもんね~……妹ちゃん背中洗うのも上手ね……気持ちいいよ~」

「えへへ~」ワシャワシャ

「いやーホントに細いなぁ……目隠ししてるとなんだか昔に戻ったみたいだ…」ニュルニュル

「えへへへ~」ワシャワシャ



220 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:13:11 TIkOOJjR0

「お姉ちゃん頭痒いとこな~い?」ワシャワシャ

「あっ、うん大丈夫だよ」

「このまま全部体洗ってやろうか~?」ニュルンベルク

「皮剥ぐぞ」

「さて、流そうかな」

「お姉ちゃん幸せ~……可愛い妹に頭も背中も同時に綺麗にされちゃって…エステに居るみたい~……」

「いや~……ははは」

「へぇー……妹っていつからゴーリキーからカイリキーに進化したんだ。いや、天津飯先生に教わったのか?」

「は?」

「いや、今のはいつから腕が四本になってるのかという問い掛けをひねってだね……」

「ん?」

「同時に頭と背中って無理だろ」

「えへへ~頑張った~」

222 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:18:58 TIkOOJjR0

「あぁ……そうか……私は今理解した」

「俺は少し前から気付いてた」

「よかったねお兄ちゃん!」

「さて、剥ぐか」

「いや、待って!!!これには訳が!せっかくの妹の好意を無碍にできなかったんだ!仕方なかったんだ!!!」

「まぁそれとこれとは別だよね……大丈夫大丈夫。少ししか剥がないから」

「ちょっと!指先からいくの!?どこまで!?肘くらいで止めてくれる!?」

「まぁまぁ……」

「♪~」ゴシゴシ

225 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:24:07 TIkOOJjR0

「痛い!!地味にいたい!!何これ!?何されたの!?」

「妹が仕組んだ事を考慮して剥ぐのはササクレだけにしてあげたよ。目についたの片っ端からゆっくり引っ張っただけ」

「ああ!!!聞かなきゃよかった!!余計痛くなってきた!」

「さて、いい加減湯船に浸かろうかね」

「みんなで入る~!」

「………」

「……」

「……いも」

「入る~!!」

「入るか」

226 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:29:05 TIkOOJjR0

「さすがに……狭くないか…?」

「大丈夫だよ~」

「見えないのでなんとも」

「まずお兄ちゃんが浸かります」

「はいな」ザバァ

「次にあたしがお兄ちゃんと向かい合うようにして浸かります」ザバァ

「これは…」

「最後にお姉ちゃんが二人の間に入ります」

「MAJISUKA」

「MAJIDESU!」

228 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:34:29 TIkOOJjR0

「入ったけども」

「暖かいね~」

「そだね~」

「あっ!!お兄ちゃん湯船の中にタオル入れたらいけないんだぁ~!えい!」

「きゃあ!」

「あかん!!妹それあかん!!」

「そりゃ!」バッ

「み……見ないでぇ……」ギンッギン

「あぅ……あ……」カァァ

「なにこれ……大きい……」

「もうお嫁に行けない……」

「あばば……」

233 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:42:28 TIkOOJjR0

「で、出る」ジャバ

「あ~お姉ちゃんいけないんだ!!ちゃんと10数えないと出ちゃダメだよ!」ガッ

「うわっ!」

「おうふっ!!」

「いたた……」

「あっごめんなさい!大丈夫お姉ちゃん!」

「大丈夫……よ……ん?何……」

「んあぁっ………握っちゃ……らめぇ……」

「ハハッ……」フッ

「あらら」

「うーん……」フラッ

「きゃあああお姉ちゃん!!」

「おおうっ」

「お姉ちゃんがのぼせちゃった!急にお湯からあがるから!!」

ワァァァドタバタドタバタ
ーー

234 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:46:44 TIkOOJjR0

ーーーー

ーー

「……」グッタリ

「お姉ちゃん急にお湯からあがると危ないよ!」

「………うん……そうね…気をつける」

「シクシク」

「ほらお水」

「ありがと」

「お兄ちゃんお風呂から出てどうして泣いてるの?」

「泣きたいのは私である」

「えっ?なんで?楽しかったからまた明日も入ろうよ!三人で!」

姉・兄「もう…嫌…」

235 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:52:09 TIkOOJjR0

「ふぁあっ……」

「あら。もうお眠?」

「いい時間だしそろそろ寝ようか」

「そうね……今日は疲れた……すごく…」

「俺も……」


寝室


「寝つき早いな二人とも……」

「……スゥスゥ」

「スピルルルル」

「…………」

「いまだに三人川の字で寝る兄妹達である」

238 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 16:57:15 TIkOOJjR0

「にしても……姉ちゃんは何だかんだいいつつ」

「寝てしばらくするとこうして俺に腕枕を求めてくる」

「無意識だがそこが可愛い」

「うーん……」

「一方妹は当然のように最初から腕枕を要求してくる」

「ムニャムニャ……」

「前までならいいが今やこのワガママボディー……精神衛生上よろしくないな」

「おかげで俺は毎日寝不足だ」

「…………」

「……」

「俺も寝るには股間に張った立派なテントをどうにかしなければ…」

244 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:05:06 TIkOOJjR0

「さて……ゆっくり腕を抜いて……と…」

「こっちはサッサと抜いてこなきゃ……トイレトイレ」


深夜・トイレ


「うぉぉぉぉ!!いいよぉ!いいよぉ!!(囁き声)」

「い、イキそうだ!!」

ガチャ

「ほほ」

「うーん……」ポケー

「………」

「…………」ポケケー

「………」

247 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:10:26 TIkOOJjR0

「いや………これは……」

「………」

「違っ……その……」

「………オシッコ」

「へ?」

「…………」ヌギヌギ

「ちょ」

「………ぅんん」ヌギヌギ

「い、妹……ちょ!」

「……」シャガミ

「モロミエヤデー………じゃなくて待って!!そこでしちゃダメぇ!!」

「……あそっか……トイレでしなきゃ……」

249 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:16:32 TIkOOJjR0

「そう!トイレでしようね!!……じゃなくて!ええ!?何この状況!!ええ!?」

「トイレ………でも……お兄ちゃん入ってるし……あっ………足の隙間からオシッコしよう…」

「なんですと」

「よいしょ……」

「な!?」

「お兄ちゃんの………お○ン○ン少し避けて……と…」

「アフィ…!!」

「これで……おっけ…?」

251 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:24:08 TIkOOJjR0

「なるほどこれが世に言う対面座位ですな……………ちょぉぉぉぉぉぉぉおお!!!!!!ふじこふじこ!!!」

「うーん……」

「ちょ………!!お兄ちゃんのいきり立った聖剣が……!ピクピクする度にペチペチとツルマンにあた……る……」

「あっ……なんか…刺激されて………出そう……」

チョロチョロ

「アウアウアー」

「はぁ~………」

「アイアイヤー」

「………っ」ブルブルッ

「……」

「スッキリした……いや、残尿感……」

255 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:30:58 TIkOOJjR0

「まだ出るの!!?」

「うん………出る…」

「お兄ちゃんのマグナムはすでにお前のお聖水でビチャビチャよ!!!」

「ん~……」

チョロチョロ……チョロ

「アヘアヘアー」ビクッ

「あっ……便器からはみ出ちゃうから動かない……でよ……」ギュッ

「にゃん!!」

「ん……」

「オパーイガアタリヨルデー………ノーブラだと!?」

「だって……寝るときキツい…」

「仄かにパジャマにエリアBがせり上がってきてるである」

262 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:47:36 TIkOOJjR0

「ん……」ギュウゥ

チョロチョロ

「あっ……!ダメ!擦ってる…!!お前の車庫とお兄ちゃんのダンプカーが擦りあってる……!!あかん!これあかんて…!!」

「あ……これ学校の登り棒から降りる時と同じ感じ………なんか気持ちいんだよね~………なんなんだろこれ……」ウリウリ

「ら、らめぇ!擦り付けちゃ……!わぁん……!!」

「変っ……な……感じ……んっ………なのに……やめられない……不思議~……んあっ……!!」グニグニ

「………っ!ホント……ヤバいって……!!!」

「んっ……んんぁ…あっ……ぁっ…」グリグリグリグリ

267 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 17:56:45 TIkOOJjR0

「い、妹……ちょ…」

「お兄ちゃん……ハァハァ…どうし…んっ……よう………止まらない……ぁん……よぅ………ハァハァ…」ニュルニュル

「待っ……て!落ちついて……!!お兄ちゃん動けない……!!そんな強く羽交い締めにされたら……動けないよ……!!」

「あぁっ………でも……やめらんない……止まんないのぉ………ハァハァハァ……んぁあっ!……気持ちいいのぉ……!」ニュルニュルニュルリ

「やばいやばいやばいやばい……!」

「さっき……オシッコ出たのに……んんぁ……また…ハァハァ……出ちゃうよぉ………ハァハァ…」ニュリニュルニュラ

「俺も……もうあかん…!ダメ!!やぁぁ……!」

270 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:00:46 TIkOOJjR0

「うぁ……あぁん!!お兄ちゃん…!お兄ちゃぁん……!!!…………っ!!」ビクビクッ


プシャァァァァ


「…………っ!!!!」ビクンビクン


「…………」

「……………やっちまった」

「………」

「これは………まずい……まず過ぎる」

「妹…?」

「………」

「大丈夫……か…?」

272 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:06:14 TIkOOJjR0

「……」

「気を……失っている…のか?」

「…………スピー」

「寝とる……」

「どうしよ……これ」

「妹の潮がトイレに飛び散る……イキ疲れて寝落ちの妹………そしてその下に跨られる兄……お腹には我が子孫予備軍の種達……こんな構図日本初じゃねぇの…?」

「………」

「……」

「………とりあえず風呂か…」

「運べるかな…」

275 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:10:51 TIkOOJjR0

風呂・深夜


「何とか運べた………」

「服……脱がせなきゃ…」

「………パジャマなら脱がせるの楽でいいや」

「…………」ヌガセヌガセ

「………!?」

「美しい……完璧なオパーイ…」

「張りがあってBさんは上向き……綺麗なピンク色で、豊満なわりに小振りな乳輪………パーフェクツ……」

「……………いや、洗わなきゃ」

279 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:16:44 TIkOOJjR0



シャーー


「それにしても………ホントに綺麗な体してるな…」

「…………」

「…………」

「……」

「……………あかん」

「ムスコが呼んでもないのに返事しとる。強力に」

ムスコ「ギンッギンッスヨー」

「黙りなさい」

ムスコ「イヤイヤ、コンナノメノマエニサラサレテムリッスー」

「でもこれ以上はマジで」

ムスコ「ソウイワレマシテモー…」

「………」

284 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:25:09 TIkOOJjR0

「くっ…しかし……」

ムスコ「イヤー、コウナッチャッタモンハシカタナイッスヨ!」

「うぅむ……そうだ…な……」

ムスコ「ヒャッホーイ!!オマツリダオマツリダァ!!」

「す、すまん妹っ!!……今回だけ!今回だけだから!!させてくれ!」

ムスコ「ネテルンダカラダイジョウブダイジョウブ!」

「お兄ちゃんを許してくれっ…!!うぉぉぉぉっ!」シコシコシコ

ムスコ「結局そっちか」

「妹をオカズにするとは……!!だがっ!このワガママボディーにも罪は!!」シコシコシコシコ

「すまないっ!すまない妹ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…!!!!!」

「…………」

「ぉぉぉぉぉおおお!」シコシコシコシコ

「…………」

291 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:32:58 TIkOOJjR0

翌日


「ふぁぁっ……」ムクッ

「あれ?………二人とももう起きたかな?」

「うーん……まだ寒いなぁ……なんか体がダルいや…」ノソノソ

ガチャ

「!?」

「お兄ちゃん!?」

「あっ、おはよう妹ちゃん」

「お、お姉ちゃん!!お兄ちゃんがっ!!!」

「気にしないでいいのよ。彼は植物になりたいらしいから」

「でもこんな……ボコボコになって……カーテンに簀巻きに…」

「観葉植物志望らしいわ」

295 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:39:48 TIkOOJjR0

「お兄ちゃん大丈夫!?」

「……?……妹…か………。お兄ちゃんはね……観葉植物にならなきゃ……見たって癒されないかもしれないけど……マイナスイオンもでないけど……お兄ちゃんは……ガハッ…」

「お兄ちゃん!!」

「妹……よく聞いてくれ……お兄ちゃんはね………いけない事をしてしまった……それがいけない事と……知りながら…」

「お兄ちゃん……わからないよ……なんかいい事言おうとしてるみたいだけどなに一つ訳がわからないよ……!!」

「聞くんだ……妹……お兄ちゃんは罪人だ………しかしね……そこにはあったんだよ…自分の殻を突き破る……そう、モラルを捨ててまで触れたかった神々しい…犯罪的なまでの肢体がグベラッチョッ…!!ぎゃあ!!」

「観葉植物は喋りません」

296 : 以下、名無しにかわりまし... - 2012/02/13 18:45:42 TIkOOJjR0

「お兄ちゃん………あたし、お兄ちゃんの事忘れないよ……ずっと…ずっと!」

「妹ちゃーん!ご飯とパンどっちがいい?」

「あたしパン食べたい!甘いイチゴのジャムも!!」

「おっけー!じゃあ食べる前に着替えてきなー」

「はーい」

「………」ピクッ……ビクンビクッ

「天国のお父さんお母さん……私達は姉妹二人、元気良く生きていきます……見守っててね…!」



終わりんぐ

記事をツイートする 記事をはてブする