一方「…はァ?」
美琴「告白したことないの。私、中2だし」
一方「いや…俺にそンなこと言われてもよ…」
美琴「胸が苦しいの」
一方「思春期なンだな…」
元スレ
美琴「告白ってどうやってするの?」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1287420573/
美琴「で、どうやって告白すればいいの?」
一方「ていうか相手は誰だよ」
美琴「アイツ」
一方「アイツか」
美琴「うん」
一方「年上好きなンだな」
美琴「アイツが好きなの」
一方「一途だな…」
美琴「私はどうすればいいの?」
一方「いや…俺も告白なンざしたこと無いしな…」
美琴「告白されたことは?」
一方「まァ…ねェことはねェが…」
美琴「なかまね」
一方「お互い見てくれは良いからなァ」
美琴「うん」
一方「謙遜しねェのな」
美琴「だって中2だもん」
一方「なら、しゃァねェか…」
美琴「でも私中2だけどみんなにお姉様って呼ばれてるの」
一方「中2なのにか」
美琴「うん」
一方「つか、そンな慕われてンなら学校の後輩やら先輩やらに相談すりゃ良いじゃねェか」
美琴「中1も中3もレズしかいないの」
一方「そりゃダメだな」
美琴「どうすればいい?」
一方「ン~…ってかなンで俺が中2の恋愛相談なンか乗ってやってンだ!?」
一方「テメェはこのくだらねェ実験を止めに来たンじゃねェのかよ!?」
美琴「怒らないで。中2だから泣きそうになる」
一方「ごめン…」
美琴「うん」
一方「俺が悪かった…って、だから違ェだろうが!?」
美琴「良い告白の仕方を教えて」
一方「あァもう!めンどくせェな!素直に好きだって言えば良いだろうが!恋のベクトルはなァ!いつだって素直な想いで一方通行なンだよ!!」
美琴「わかった」
一方「お?理解したか?じゃあ、そろそろ遊ぼうぜェ…!」
美琴「もう暗いからかえる。中2だし。バイバイ」
一方「テメェのお姉様はどうなってンだ!?」
御坂妹「それより恋のベクトルってなんだよ?とミサカはry」
一方「あァァァァァあ!!!」
美琴「……」テクテク
滝壺「……」
美琴「…アンタは」
滝壺「たきつぼりこう」
美琴「みさかみこと」
滝壺「こんばんわ」
美琴「こんばんわ」
美琴「ねぇ」
滝壺「なぁに?」
美琴「彼氏いるの?」
滝壺「はまづら」
美琴「いいなぁ」
滝壺「えへへ」
美琴「私は中2だからいないの」
滝壺「大丈夫。私はそんな中2を応援してる」
美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」
滝壺「よかった」
滝壺「好きな人、いるの?」
美琴「うん」
滝壺「告白するの?」
美琴「告白の仕方がわからないの。中2だから」
滝壺「その人の特徴は?」
美琴「不幸」
滝壺「じゃあ応援してあげればいいよ」
美琴「わかった」
滝壺「うん」
美琴「ありがと。バイバイ」
滝壺「うん。バイバイ」
浜面「わりぃ滝壺!待たせちまった…って誰に手振ってんだ?」
美琴「遅くなっちゃった」スタスタ
上条「あれ?ビリビリ?こんな時間に会うなんて珍しいな」
美琴「ビリビリって言わないで」
上条「ごめん」
美琴「うん」
上条「帰るのか?もう遅いから上条さんが近くまで送ってあげますよ。中2だし」
美琴「ありがと。中2じゃなくても嬉しい」
上条「じゃあ行こうか」
美琴「うん」
美琴「ねぇ」
上条「なんだ?」
美琴「告白ってされたことある?」
上条「実は高1なのにないんだ…」
美琴「不幸?」
上条「不幸だ…」
美琴「大丈夫。中2はそんなアンタを応援してる」
上条「サンキュ。不幸じゃなくても嬉しい」
美琴「えへへ」
上条「お前は告白されたことあるのか?」
美琴「中2だけどある」
上条「凄いな」
美琴「でも全部女の子から」
上条「男の子は?」
美琴「ない」
上条「お前かわいいのにな」
美琴「ホント?」
上条「うん」
美琴「わぁい」
美琴「アンタもかっこいい」
上条「マジで?」
美琴「うん」
上条「冗談でも嬉しいよ」
美琴「中2だけど冗談言わないもん」
上条「ごめん」
美琴「うん」
美琴「ねぇ」
上条「ん?」
美琴「好き」
上条「え?」
美琴「私、アンタが好きなの」
上条「…マジで?」
美琴「私、まだ中2で子どもだけど本気なの」
上条「……」
上条「…高1でも良いのか?」
美琴「学年なんて関係ない。アンタが良いの」
上条「俺の不幸でお前を危ない目にあわせてしまうかもしれない」
美琴「その時は守って。私、まだ中2なんだから」
上条「…中2じゃなくても守ってやるよ…」
美琴「…じゃあ」
上条「上条さんもお前が好きだよ」
美琴「…うれしい」
上条「なぁ」
美琴「なぁに?」
上条「手…繋いで良いか?」
美琴「うん」キュッ…
上条「あったかい?」
美琴「あったかい。えへへ」
上条「もうすぐ着いちゃうな」
美琴「着いちゃう」
上条「……」
美琴「……」キュッ…
上条「…ちょっと遠回りしないか?」
美琴「うんっ」
美琴「ねぇ」
上条「どした?」
美琴「ちょっと冷えてきたね」
上条「もう秋だもんな」
美琴「……」スッ…
上条「あっ、わりぃ。俺の手ホントは冷たかったか?」
美琴「……」はぁ~…
上条「ははっ。寒いと手を息で暖めたりするよな」
美琴「……」
美琴「ねぇ」
上条「ん?」
美琴「ほっぺ」
上条「ほっぺ?」
美琴「はい」ぴとっ
上条「えっ?」
美琴「あったかい?」
上条「俺の為かよ…」
美琴「えへへ」
上条「じゃあ…」はぁ~…
美琴「まだ寒い?」
上条「ほっぺ」
美琴「ほっぺ?」
上条「はい」ぴとっ
美琴「わぁ、あったかい」
上条「そっか。良かった」
美琴「えへへ。ありがと」
上条「うん」
美琴「また手つないで」
上条「はい」キュッ…
美琴「ありがと。好きっ」
上条「あぁ、俺もだよ」
美琴「好きって言って」
上条「大好き」
美琴「…えへへ」
美琴「大好きっ」
美琴「ついた」
上条「そだな」
美琴「明日も会ってくれる?」
上条「うん。会いに行く」
美琴「ありがと。うれしい」
上条「うん」
美琴「……」
美琴「…ん~」
上条「ん?」
美琴「…ん~っ」
上条「目閉じてなにしてんだ?」
美琴「…!」
美琴「……」ぷくー…
上条「えっ?なんで不機嫌に!?」
美琴「…ちゅう」
上条「えっ?」
美琴「バイバイのちゅう…」シュン…
上条「ああ…」
上条「…キスはまだ早いんじゃないか?」
美琴「…中2だから?」
上条「うん。中2だから」
美琴「…中3なら出来る?」
上条「そうだな。中3だな」
美琴「じゃあ中3になる」
上条「秋が終わって冬が終わったらな」
美琴「わかった」
上条「うん」
美琴「でも」
上条「ん?」
美琴「中2なのになにもないのはさみしい」
上条「ん~…じゃあちょっとこっちおいで」
美琴「うん」ヒョコ…
上条「んっ…」ちゅっ…
美琴「わぁ、でこちゅー」
上条「今日はこれで良いか?」
美琴「うんっ。うれしい」
美琴「こっち来て」
上条「ん?」
美琴「かがんでっ」
上条「はい」スッ…
美琴「んっ」ちゅー
上条「ははっ。サンキュ」
美琴「うれしい?」
上条「ああ。嬉しいよ」
美琴「私もうれしいっ」
上条「…それじゃあ今日はこれでバイバイかな?」
美琴「うん。送ってくれてありがと。バイバイ」
美琴「ただいま」
黒子「お姉様!こんな遅くまで一体何処へ行ってたんですの!?」
黒子「ま…まさかまたあの殿方と…」ワナワナ
美琴「でこちゅー」
黒子「なんだでこちゅーでしたの…って ええっ!?」
美琴「?」
黒子「で、でこ…?」
美琴「ちゅー」
黒子「誰が?」
美琴「私も」
黒子「お姉様も」
美琴「アイツも」
黒子「そして?」
美琴「ちゅー」
黒子「うわあああああ!?」
美琴「落ち着いて黒子」
黒子「いや!これが落ち着いてなんていられますか!?」
美琴「アイツは高1」
黒子「はい」
美琴「私は中2」
黒子「ですわね」
美琴「なにもおかしくないわ」
黒子「…!!」
黒子「…くぅっ!」グスッ…
美琴「…ごめんね。私も中1なら良かったのにね…」
黒子「…いいえ。これで良かったのです…」
美琴「黒子…」
黒子「それに中1のお姉様なんてお姉様ではありません…」
美琴「同級生だね」
黒子「はい」
美琴「みことって呼んでいいよ?」
黒子「中2のお姉様にそんな無礼は…」
美琴「…ごめんね」
黒子「…いいえ」
黒子「どうか幸せになってくださいまし。中1ですが心から願っております」
美琴「うん…ありがと」
黒子「……」グスッ
美琴「……」
美琴「黒子」
黒子「な、なんでしょう…?」
美琴「こっちおいで」
黒子「は、はい…」ヒョコ
美琴「んっ」ちゅー
黒子「!?」
美琴「でこちゅ。中1だけどしてあげる」
黒子「お…お姉様…」
美琴「今日は一緒に寝よ」
黒子「えっ…」
美琴「いや?」
黒子「い、いえっ!?そんなっ…!」
美琴「じゃあ一緒に」
黒子「は、はいっ!ありがとうございます!」パァッ…
美琴「元気出してくれて良かった」
ごじつ
滝壺「良かったね。みさか」
美琴「うんっ」
麦野「なんでクソ忌々しい第三位と滝壺が仲良くやってんだ?」
フレンダ「結局、似たもの同士ってことじゃん?」
絹旗「彼氏も超似たもの同士ですしね」
浜面「中2の彼女も良いな」
上条「中2じゃなくても良いぞ」
打止「恋のベクトル(笑)ってなぁに?ってミサカはミサカはry」
御坂妹「いつだって素直な想いで一方通行(笑)と力説していました。とミサカはry」
一方「…テメェちょっとこい!?」
打止&御坂妹「きゃー///」
美琴「素敵なお友達も増えて大好きな彼氏も出来ました。学園都市は今日も平和です」
上条「おわり?」
美琴「おわり。バイバイ」
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