キャラの設定はミンサガに準拠しています。(一部キャラ崩壊注意
ゲラハ「そう言わずに、早く5人目の仲間を入れましょう。」
クローディア「亜人や動物の仲間がいたら加えるわ。」
ゲラハ「私の長じゃあるまいし、何故そこまで人間を嫌うのです?」
クローディア「人間は汚いし、残酷でうるさいからよ。あなたの仲間を閉じ込めたりしてたじゃない。」
ゲラハ「あなたの育ての親も人間ではないのですか?」
クローディア「オウルは魔女だから、人間じゃないわ。」
ゲラハ「いや、その理屈はおかしい。」
元スレ
ゲラハ「クローディアさん、人間の仲間も入れてください。」クローディア「嫌。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367230658/
ゲラハ「それにいつまでも彼らと一緒にいてはイベントが進みませんよ?」
シルベン「わんわんお」
ブラウ「クマー」
クローディア「大切な友達を見放せというの?」
ゲラハ「宿屋で休むとあなたの大切な方の声がいつも聞こえるのですが・・・」
クローディア「多分幻聴よ。」
ゲラハ「(なんとむごい・・・)」
声「クローディア・・・クローディア・・・」
ゲラハ「しかし、街中を歩くと皆奇異な目で我々を見るのですよ。」
クローディア「あなたがトカゲだからでしょ?」
ゲラハ「そうじゃありません。人間の女性にゲッコ族に熊と狼、なんて街中に歩いたら明らかに目立つでしょう。」
クローディア「迷いの森ではよくあることよ。」
ゲラハ「ここは外の世界ですって。」
クローディア「そういえば・・・」
クローディア「前に酒場で角を生やした大きい人がいたわね。」
ゲラハ「バルハル族の方ですね、たしか。」
クローディア「きっと彼も亜人ね。」
ゲラハ「いや、あの人れっきとした人間の女性ですから。」
クローディア「だって角を生やしてるのよ?デーモンかミノタウロスの仲間だと思うわ。でも私、オーガみたいな獣人は好みじゃないのよね・・・」
ゲラハ「(本人が聞いたら怒り狂うな・・・)」
クローディア「そういえば、騎士団領に伝説の竜騎士が仲間になるって話を聞いたわ。彼を仲間にしましょ。」
ゲラハ「それは無理です。」
クローディア「えっ」
クローディア「どうしてダメなの?」
ゲラハ「だってあなたナイトハルト殿下と一度お会いしましたね?(アクアマリンを奪うため」
クローディア「あの棒読みがどうしたの?」
ゲラハ「殿下と一度でも知り合うと、殿下が竜騎士を倒してしまうのです。」
クローディア「だから何でその棒読みがしゃしゃり出るの?」
ゲラハ「さあ・・・しかし彼を殺そうとしても、ゲームオーバーになるだけですよ。」
クローディア「ちょっとあの棒読み、冥府へ連れてって死の剣に換えてくる。」
ゲラハ「そんなことしても無駄ですって。」
クローディア「じゃあ、ルドン高原・・・」
ゲラハ「しつこい。」
ゲラハ「ならば、我々海賊の大先輩のキャプテンシルバーはどうですか?彼女も一応は元ドラゴンですよ?」
クローディア「嫌よ。あんなキモヲタに媚びた設定のキャラクターなんて。」
クローディア「だいたい、伝説の大海賊の正体があんな小娘っておかしいでしょ。JK。」
ゲラハ「(人の事言えるのか・・・)」
クローディア「何か言った?」
ゲラハ「いいえ。」
ゲラハ「だからあきらめて人間の仲間を入れましょう。」
クローディア「人間は絶対嫌。」
ゲラハ「(どっかのビーストテイマーみたいな人だ・・・)」
クローディア「そもそも何で1って亜人や動物のキャラが少ないのかしら?2や3やサガフロとかはあんなに沢山いるのに・・・」ブツブツ
ゲラハ「私に聞かんでください。それに何ですか2とか3って。」
クローディア「2にあなたそっくりなのがいたわね。」
ゲラハ「話逸らさないでください。」
ピロン!(電球の音)
クローディア「いいこと思いついた。今から別世界に行きましょう。」
ゲラハ「ついにおかしくなりましたか。」
クローディア「私は正気よ。私の知り合いに古代人がいてね。あるものを貰ったの。」
ゲラハ「クローディアさんに人間の友達がいたとは知らなかったです。」
クローディア「これよ。」
ゲラハ「これは・・・何かの機械ですか・・・?」
クローディア「『次元転移装置』。これを使えば、別の次元へ移ることが出来るわ。」
クローディア「これを使って、異世界で人外&動物の仲間を加えましょう。」
ゲラハ「いや、しかし、これってそういう装置でしたっけ?」
クローディア「細かいことはゴチャゴチャ言わない。さ、行くわよ。」カチッ
ゲラハ「ちょ、ま――」シュオン
サバンナ
クローディア「ついたわ。ここが2の世界よ。」
クローディア「場所がたしかならここはサバンナのようね。」
ゲラハ「クローディアさん、シルベンとブラウがいません。」
クローディア「あ。」
メルビル
ブラウ「クマー」
シルベン「わんわんお。」
住人「クマだー!」
声「クローディア・・・クローディア・・・」
クローディア「あの子達なら大丈夫よ。きっとたくましく生きるわ。」
ゲラハ「絶対に保健所へ連れられますよ。あの二匹。」
クローディア「それにしても・・・やけにここのモンスターは凶暴なのが多いわね。」
ゲラハ「私なんて触手で2回もやられました。」
クローディア「吹雪や火の鳥を使わないだけまだ良心的だわ。」
ゲラハ「1000以上のダメージを喰らわすのが良心的なんですか?」
クローディア「見て、村よ。」
ゲラハ「(話はぐらかした・・・)」
南の集落
村人「おや、お客さんですか、疲れたでしょう。休んでいくかね?」
クローディア「ええ。」
ゲラハ「クローディアさん、これからどうするのですか?」
クローディア「この近くにはモールっていうモグラの亜人が住んでいるの。」
クローディア「哺乳類タイプの亜人なんて珍しいからね、ぜひなかまにせねば。」
ゲラハ「彼らを仲間にする方法、知っているのですか?」
クローディア「ソレガワカラナイ。」
ゲラハ「でしょうね。」
・・・・・・
声「アリだー!」
クローディア「な、何!?」ガバッ
ゲラハ「外の方からです!」
ターム「ギシヤー」
クローディア「ぎゃー、アリだー」
ゲラハ「ゲッコ族は虫が生理的に好きです。」
クローディア「そう。」
クローディア「アローレイン!」
ゲラハ「ブレードロール!」
ターム「ギェー!」1
クローディア「粗方、片付いたわね。」
ゲラハ「この穴から出てきたようですね。」
クローディア「さっさと埋めちゃいましょう。」
ゲラハ「また出てきちゃうでしょう、それじゃあ。」
クローディア「えー、じゃあどうするの?」
ゲラハ「おそらく、この穴はヤツらの本拠地につながっているはずです。」
ゲラハ「ヤツらはアリですから、女王がいます。そいつを倒しましょう。」
クローディア「ハァ・・・面倒なことになったわね。」
ゲラハ「あなたがまいた種でしょうに。」
アリの巣
ゲラハ「だいぶ、奥へ進みましたね。」
モールA「ひー!」
モールB「た、助けてー!」
クローディア「見て、モールよ。かわいいー」
ゲラハ「・・・なんて言ってる場合ですか!?はやく助けましょう!」
クローディア「影矢」グサッ
タームソルジャー「ギャー!」1
クローディア「もう、お逝きなさい。」
モールA「ありがとう、おかげで助かりました。しかし、あのアリ達に仲間がたくさん殺されました・・・」
クローディア「そんなの関係ない、一緒に行きましょう。」ボカ!
クローディア「いきなり何をするの?」
ゲラハ「そんな事言ってる場合ですか!早くアリの親玉を倒さないと、彼らが全滅してしまいますよ!」
クローディア「えー」
モールB「ヤツらの親玉はこの奥にいます。お願いです。我々の仲間の敵をとってください。」
アリの巣 最奥部
クローディア「あれがアリの親玉ね。」
クイーン「ギチギチギチ・・・」
クローディア「こんな顔した化け物、映画にいたわね。」
ゲラハ「気をつけて、コイツはさっきの兵隊アリ達とはワケが違います。」
クローディア「ゲラハ、行くわよ。」
ゲラハ「はい。」
クイーン「」1
クローディア「思ったほど大した相手じゃなかったわね。」
ゲラハ「まあ、普段から冥府とかを行き来してましたからね。」
モールA「ありがとうございます!何とお礼を言っていいのやら・・・」
クローディア「じゃあ私と契約して、仲間に・・・」
ゲラハ「クローディアさん。」
クローディア「なーに?」
ゲラハ「この状況で、こんな事言ってられますか?彼らには復興とか、やることが山ほどあるじゃないですか。」
クローディア「あと数十年ぐらい待てば平気よ。」
ゲラハ「一生ここにいる気つもりですか。」
モールA,B「さよーならー」
クローディア「ハァ・・・」
ゲラハ「気を落とさないで。また別の仲間を探せばいいでしょう。」
クローディア「じゃあ、次へ行きましょう。」
ゲラハ「も、もう行くのですか?」
クローディア「当然よ。何のために次元転移装置を使ったと思うの?早く行きましょう。」
ゲラハ「キャプテン、私はしばらく元の世界へ帰れそうにありません・・・」
コムルーン島 ツキジマ
ゲラハ「ここはジェルトンによく似ていますね。」
クローディア「火山の近くなんてよく住む気になれるわね。」
ゲラハ「何やら町の人たちの様子が変ですね。」
ゲラハ「すいません、ここで何かあったのですか?」
町人「ギャー トカゲだー さよなら。」
ゲラハ「・・・・・・」
クローディア「ドンマイ。」
クローディア「この町の長に聞きましょう。何か知ってるはずだわ。」
町長の家
町長「私が町長です。」
クローディア「何かあったのですか?」
町長「いえね、ここ最近の火山活動のせいでこの町は荒れているんですよ。」
クローディア「何か止める方法はないの?」
町長「この町の近くに、火山の活動を止める研究をしている魔道士が住んでいます。」
町長「彼の砦はこの町の西側にあります。研究がうまくいってると良いのですが・・・」
魔道士の砦
魔道士「ようこそいらっしゃいました。私はこの島の人々が火山の被害にあわぬよう、研究をしています。」
クローディア「(胡散臭さを滲みだしたような外見ね。)」
魔道士「しかし、何とか火山の噴火を止めることが出来そうなのですが・・・」
クローディア「何をすればいいの?」
魔道士「これを使えば、火山の噴火を止めることができます。是非、協力していただけないでしょうか?」
クローディア「わかったわ。」
魔道士「時間がありません、早く火山の噴火を止めてください。」
アイスシードを手に入れた!
魔道士「火山にはモンスターがたくさんいます。ヤツらには何度も邪魔をされていますので、気をつけて。」
ゲラハ「クローディアさん。」
クローディア「何?」
ゲラハ「良いのですか?あっさりと請け負って、私はあの魔道士、どうも信用なりません。」
クローディア「わかるわ。でも彼が何者かは知らない以上、今は従うしかないの。」
クローディア「それに一時的とはいえ、噴火を止めなきゃ町が被害をうけるわ。」
ゲラハ「今回はいつになくまともですね。」
クローディア「だって、サラマンダーが仲間に出来ないもの。」
ゲラハ「やっぱし・・・」
コムルーン火山
クローディア「ここね。」
ゲラハ「すごい熱さだ!早く固めて帰りましょう。」
クローディア「えいっ」ポイッ
溶岩が固まった!
クローディア「これで噴火に悩まされることはないわね。」
クローディア「さ、帰りましょう。」
ツキジマ 町長の家
町長「いやあ、助かりました。皆様のおかげで噴火が食い止められました。」
魔道士「ご協力感謝します。では私はこれで。」
町長「さあ、お祝いだ。お祝いだ。」
ゲラハ「クローディアさん・・・」
クローディア「とりあえず、様子を見ましょう。」
町長「魔術の力って、スゲー」
数週間後
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
ゲラハ「地震!?」
クローディア「どうやら、効力が切れたみたいね。」
ゲラハ「やはりあの魔道士・・・!」
クローディア「待って、その前に行くところがあるわ。」
ゲラハ「どこへ?」
クローディア「ゼミオよ。」
ゼミオ
クローディア「溶岩が、すっかりなくなってるわね。」
サラマンダー「おお、人間が来るとは久しぶりだ。おや、私と似ている者がいらっしゃいますね?」
ゲラハ「(ゲッコ族によく似てる・・・)」
クローディア「族長はどこかしら?」
サラマンダー「この奥です。」
クローディア「ありがとう。」
ゼミオ 族長の家
ケルート「あなた方は・・・?」
クローディア「あなたを仲間に――」ムグッ
ゲラハ「族長、我々は火山の爆発を止めるためにあなたの元へ来ました。」
ゲラハ「しかし、火山が爆発するのは時間の問題です。何か止める方法はないでしょうか?」
ケルート「火口を塞いでいる溶岩の塊を砕けば、まだ間に合うはず、我々も何度か挑戦したがモンスターに阻まれました。」
ゲラハ「では、我々がやります。」
ケルート「しかし若者よ、危険だぞ。仮にモンスターを倒して、固まった溶岩を砕いても溶岩があふれ出して死ぬかもしれんぞ?」
ゲラハ「だからこそ、我々がやるのです。魔道士に騙されたとはいえ、あの溶岩を固めたのは我々の責任です。だからこそ、我々がやらねばなりません。」
クローディア「・・・・・・」モゴモゴ
ケルート「そうか・・・ならばこれを使いなさい。固まった溶岩を砕くためのハンマーだ。」
コムルーンハンマーを手に入れた!
ゲラハ「ありがとうございます。あなた達も早く・・・」
ケルート「我々は逃げない。この火山と共に生きていくのが、我々のさだめ。急ぐのだ時間がないぞ。」
ゲラハ「わかりました。お気をつけて。」
クローディア「プハッ」
クローディア「ひどい、ひどいわ。私に何も言わせないで・・・」
ゲラハ「すみません、話がややこしくなると思って・・・」
ゲラハ「しかし、溢れ出した溶岩に耐えられるか・・・それが問題ですね。」
クローディア「平気よ。火山を行き来してた私達なんだから、方法はいくらでもあるわ。」
ゲラハ「それもそうですね。では、行きましょう。」
クローディア「その前に一旦、宿屋に泊まって態勢を整えなきゃ。」
ツキジマ
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
クローディア「あ。」
ゲラハ「あ。」
ドガガガガガガガガ
クローディア「・・・・・・」
ゲラハ「・・・・・・」
クローディア「あの魔道士、絶対に許さない。」
ゲラハ「私もです。」
魔道士の砦
魔道士「ZZZZZZ」
声「タダイマ ネムッテ オリマス」
クローディア「いつまで寝てるの?さっさと起きなさい。」ゲシゲシ
魔道士「ム、ムムー・・・」
魔道士「おや、あなた方は・・・」
クローディア「あなたが渡したアイテムのおかげで島は滅茶苦茶だわ。どう責任をとるのかしら?」
魔道士「ほほお!成功したのですか!それは結構!これで魔術書が手に入るわけですな!」
魔道士「西の方に島が浮上したはずです。早く行かねば・・・」
クローディア「待ちなさい、魔術書一つのために島を滅茶苦茶にして許されると思ってるの?」
魔道士「何も深刻に考えなさらなくとも、私もあなた方も良かれと思ってやったわけなんですから。」
魔道士「私はあくまであなた方に命じただけで、直接止めに行ったわけではありませんからね。」
ゲラハ「貴様・・・」
魔道士「おっと、あなた方も共犯だという事をお忘れ」ビシュン
魔道士「え?」ストン(額に矢が刺さった音)
クローディア「もう、お逝きなさい。」
クローディア「・・・・・・」
ゲラハ「クローディアさん・・・」
クローディア「さ、次へ行きましょう。」
ゲラハ「え、次って・・・」
クローディア「ここは用済みよ。早く次の世界へ行くわよ。」
ゲラハ「エロールよ。我々をお許しください・・・」
声「クローディア・・・クローディア・・・」
数日後・・・
皇帝ベア「ここがコムルーン島か・・・」
皇帝ベア「さびしい町だな。」
3へつづく
バンガード 民家
女「お手洗い?」
男「ああ。」
ガタン グシャ
ガタン ギシッ ギシッ
ズルッ、ズルッ、ゴトッ
女「何よ、また?ん、なに・・・コレ・・・・・・血!?」
女「キャー!!」
バンガード
クローディア「地図によれば・・・ここのようね。」
ザワザワ
ゲラハ「向こうに人が集まっていますね。」
クローディア「行ってみましょう。」
クローディア「ここで何かあったの?」
老人「民家で殺人事件があったんだ!」
クローディア「殺人事件?」
老人「うむ、若いカップルが切り刻まれて殺されていてな。殺人鬼が誰なのかもまだわからんのだ・・・」
クローディア「そう、ありがとう。」
キャプテン「全くひどい事件だよ。わしはここバンガードのキャプテンをしている。もし何か情報があったら教えてくれ。」
ゲラハ「(キャプテンか・・・キャプテン・ホークは元気にしているだろうか・・・)」
クローディア「中を見てましょう。」
クローディア「うわっ、グロ・・・」
ゲラハ「食い荒らされたのでしょうかね・・・辺り一面血だらけです。」
クローディア「うっぷ、早くここから出ましょう。吐きそうだわ・・・」
ゲラハ「賛成です。」
バンガード 宿屋
クローディア「今夜も出るかしら?」
ゲラハ「何故です?」
クローディア「若いカップルだから。」
ゲラハ「こんなカップルがいますか・・・」
・・・・・・
ギシッ ギシッ
ゲラハ「!」ガバッ
クローディア「・・・・・・」
ゲラハ「トイレですか?寝る前に済ましてくださいよ。」
・・・・・・
ゲラハ「かかったな!」
ドガ!
フォルネウス兵A「ギィッ!?」1
クローディア「数はこれだけ?さっさとかかってきなさい。」
フォルネウス兵B,C,D「ギシャー!」
フォルネウス兵D「グェ・・・」1 バタッ
クローディア「宿屋で襲われるのはこれで2度目ね。」
ゲラハ「しかし、こいつら何のために人を襲ったのでしょう?」
クローディア「リア充が憎いんでしょう。」
ゲラハ「わけのわからん言葉使わんでください・・・」
キャプテン「フォルネウス兵に襲われた!?何ということだ、どうやって町を守ればいいのだ!」
クローディア「動かしましょう。バンガードを。」
クローディア「聖王はフォルネウスと戦うためにバンガードを作ったのよ。」
キャプテン「うむ・・・出来るだろうか・・・君たちも協力してくれるよね?」
クローディア「・・・・・・」スッ
キャプテン「そ、その手は?」
クローディア「無理にと言わないわ。でもタダで人を使わそうなんて虫が良すぎないかしら?」
キャプテン「では、3000オーラムを出そう。」
クローディア「もう一声。」
キャプテン「足下を見おって・・・仕方ない5000出そう。」
クローディア「もう一声。」
キャプテン「もう勘弁してください。」
クローディア「ちぇ。」
キャプテン「まずはバンガードの内部に入らねばならん。」
クローディア「どこにあるの?」
キャプテン「わからん。どこかにあるはずなのだが・・・」
ゲラハ「まずはそこからですね。」
クローディア「面倒ね。」
数時間後・・・
キャプテン「どうだね。入口は見つかったかね?」
クローディア「駄目ね、どこも・・・キャプテン、足の下・・・」
・・
キャプテン「おお!これは、ワシの足下にあったとは気づかんかったわ!また足下を見られたな、足下だけに!ワハハハハ!」
クローディア「・・・・・・行きましょう。」
更に数時間後
キャプテン「戻ってきたか。古い本を調べてたのだが、コントロールルームはこんな様子だったかね?」
クローディア「本の通りなら、真ん中の所にイルカの像がなかったわ。」
キャプテン「それはオリハルコーン製の玄武術増幅器だ!あれがないとバンガードは動かすことができん。」
キャプテン「何者かに盗まれたのだろう。オリハルコーンは高く売れるからな。」
クローディア「入口はあの階段1ヶ所のはずだわ。船長の足下の入口も誰が知っていたということ?」
キャプテン「うむ・・・おそらくは町の者。信じたくはないが・・・」
バンガード 酒場
店主「いらっしゃいま――」
クローディア「イルカ・・・」
店主「ひ」ビクッ
店主「ご、ご注文は・・・」
クローディア「イルカ・・・」
店主「あひっ」ビクン
店主「な、何に・・・」
クローディア「イルカ・・・」
店主「あれが大事な物とはわかっていました。でも金が欲しかったんです。」
店主「おかげで店も持てて、今じゃ女房も子どももいます。見逃してくださいお願いします。」
ゲラハ「イルカの像は誰に売った?」
店主「ヤーマスのドフォーレ商会です。あそこは盗品でも高く買ってくれるルートがあるんです。」
ゲラハ「ヤーマスか・・・先を急ぎましょう。」
クローディア「イルカ。イルカ。イルカ。」
店主「」ビクンビクンッ!
ゲラハ「やめなさい。」
ヤーマス ドフォーレ商会
クローディア「イルカのこと知らないかしら?」
店員「イルカ?まずは何か買って・・・」
クローディア「これが見えない?」キリキリ・・・
店員「あれは海賊ブラックに奪われました。はい。」
クローディア「嘘をつくならもう少しマシな嘘をつくのね。」キリキリ・・・
店員「本当ですってば!イルカを積んだ商船がそいつらに襲われたんです!お願いですから、矢を向けないで!」
クローディア「全く、海賊ってロクなのがいないわね。」
ゲラハ「聞こえてますよ。」←元海賊
その後、元海賊の老人の案内で像を手に入れ、
操縦に必要な玄武術士を集めるために術士がいる町で内乱を鎮めた後、術士達を集めた。
バンガード
キャプテン「早いな!イルカ像も一緒に玄武術士も連れてきたのか!」
クローディア「ええ。みんな話のわかる人達で助かったわ。」ニコニコ
ゲラハ「(案内した老人をイルカ像が手に入ったら用済みと言わんばかりに装備ごと奪って無理やり追い払い・・・)」
ゲラハ「(おまけに術士のリーダー達を殺して、その部下たちを脅して連れ回すなんて・・・)」
ゲラハ「(ブッチャーよりもひどい・・・)」
玄武術士A「(ウンディーネ様・・・)」
玄武術士B「(帰りたい・・・)」
玄武術士C「(恐ろしい女だ・・・)」
玄武術士D「(いい女だ・・・)」
バンガード地下 コントロールルーム
クローディア「発進準備!」
クローディア「シンクロ開始!」
玄武術士「出力、50%・・・・・・・・・100%!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
クローディア「もっとよ!もっと激しく入れて!」
玄武術士「出力増大中!・・・20・・・40・・・150%・・・最大出力です!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
キャプテン「おお!大地が割れたぞ!!」
クローディア「 バンガード発進!! 」
キャプテン「どこへ行くのかね?バンガードで。」
クローディア「最果ての島よ。」
クローディア「エビ達がいっぱいいる最果ての島へ。」
キャプテン「え?」
最果ての島
クローディア「見て、エビがいっぱいいるわ。」
ゲラハ「はじめて見ますね。」
ロブスターA「見ろ!船から人間が降りてきたぞ!」
ロブスターB「トカゲもいる!」
ロブスターC「変な格好だな!」
ゲラハ「みんな同じような外見をしてますね。」
クローディア「人のこと言えないでしょ。」
ボストン「君たちは冒険者かね?」
クローディア「ええ。あなたは?」
ボストン「私はボストン。今、最果ての島はフォルネウスに狙われている。」
クローディア「だったらそのフォルネウスをたたきころしにいけばイイわ。」
ボストン「だが、ヤツはこの近くの滝の洞窟に水龍を送り込んできたのだ。」
ボストン「ヤツらはこの島を破壊するつもりだ!フォルネウスを倒す前に水龍を倒すのを手伝ってくれ、たのむ!」
クローディア「OK。」
ゲラハ「即答ですね。」
ボストン「ありがたい!滝の洞窟はこの先だ。案内しよう。」
ボストンがパーティメンバーになった!
滝の洞窟
水龍「ギャース!」
ボストン「コイツがフォルネウスが送り込んだ水龍だ。」
クローディア「あの青蛇、人をパシリにしといてこんな所で何をしてるのかしら。」
ゲラハ「多分、別人(龍)だと思いますよ。字違うし。」
水龍「」1
クローディア「見た目の割には大したヤツじゃなかったわね。」
ゲラハ「(てめえがつよすぎるんだよ!○女め!っとは言いたくても言えない。)」
ボストン「つ、強い・・・この人ならフォルネウスを倒せるかもしれん・・・」
ボストン「フォルネウスは海底宮という宮殿に住んでいる。位置はポイントHプラスマイナス0、Lマイナス100だ。」
ゲラハ「そんな深い場所に・・・」
クローディア「だったらすぐに潰すまでよ。行きましょ。」
バンガード コントロールルーム
玄武術士「現在位置、Hマイナス20Lマイナス180!」
クローディア「海底宮へ」
玄武術士「バンガードサブマリンモード!」
玄武術士「海底宮は発見できません。」
クローディア「もっと深くよ。」
・・・・・・・・・・・・
玄武術士「海底宮発見!」
クローディア「乗り込むわよ。」
海底宮
フォルネウス兵「く、くせものだー」
フォルネウス将「ものども出会え、出会え!グボッ」1
ボストン「ザコどもめ。」
ゲラハ「(ハサミで殴り殺した・・・)」
クローディア「先を急がないと、あんなブサイクな面々は二度も拝みたくないわ。」
海底宮 最奥部
フォルネウス将「グヘッ」1
クローディア「次から次へとキリがないわね。」
ゲラハ「アビスゲートはまだ着かないのですか?」
ボストン「この先だ!」
海底宮 アビスゲート
ゲラハ「これがアビスゲート・・・」
ボストン「うむ、そこの中心部を破壊すれば止められるのだが・・・」
クローディア「なら今すぐ叩き壊しましょう。」
ボストン「あっ、待て!」
フォルネウス「アビスの力を知れ!」グオオオオオオオオオ
クローディア「何かスゴい顔がこっちにキタ。」
フォルネウス「ぶるああああああああ!!!」
クローディア「鼻息の荒いやつね。すぐに始末してあげるわ。」
ボストン「気をつけろ!突っ込んで来るぞ!」
【ぶちかまし】
フォルネウス「ぶるあああああああああああ!!!!」
クローディア「キャー」
クローディア「いたた・・・みんな大丈夫・・・?」
ゲラハ「」1
ボストン「」1
クローディア「ハァ・・・」
クローディア「私1人でやるしかないようね。」
フォルネウス「ぶるああああああああああああああああああ!!!!!」
【メイルシュトローム】
クローディア「!?」
フォルネウス「津波に飲み込まれるがいい!」
フォルネウス「ドゥハハハハ!アビスの力を思い知ったか!」
クローディア「それで終わり?ならこちらから行かせてもらうわ。」
フォルネウス「え?」
【稲妻キック】
フォルネウス「グホッ」
【三龍施】
フォルネウス「ガボッ」
【羅刹掌】
一撃必殺
フォルネウス「ウゴッ」
クローディア「あ、閃いた。」ピロン!
【ナイアガラバスター】
クローディア「もう、お逝きなさい。」ドゴン
フォルネウス「あわびゅ」1
ボストン「一人でフォルネウスを・・・彼女は聖王の再来か?」
ゲラハ「(どちらかというと魔王だな・・・あの人の場合。)」
ゲラハ「しかしクローディアさん、あんな大津波に飲まれたのによく無事でしたね。」
クローディア「これのおかげよ。」キラ☆
ゲラハ「火のルビー・・・騎士団は滅んだのに、ちゃっかりと・・・」
クローディア「彼らの犠牲は無駄にはしないわ。さっさとこんな所帰りましょう。」
ボストン「これで島の危機は去った。さあ、戻ろう。」
最果ての島
ロブスター「アリだー!」
クローディア「え?」
ゲラハ「こ、これは・・・島がアリに襲われている!」
ロブスター「わー!」
タームバトラー「ギシャー!!」
【瞬足の矢】
タームバトラー「ギィギィ・・・」1 ピクピクッ
クローディア「こいつは・・・!」
ロブスター「た、助かった・・・!」
ボストン「大丈夫か!このアリどもは一体!?」
ロブスター「わかりません。空から大群が押し寄せてきて・・・突然、我々を襲ってきたのです。」
クローディア「(こいつら・・・サバンナで私が滅ぼしたはずなのに・・・)」
ゲラハ「(何故、こいつらがこの世界にまで・・・?)」
タームバトラー「ギシャー!」
ボストン「危ない!サンダークラップ!!」
バリバリッシュ!
タームバトラー「ギェー!!」1
クローディア「ありがとう、助かったわ。」
ボストン「とにかくコイツらの親玉を早く倒さねば!」
クローディア「お前達の親玉はどこにいったの?」
タームバトラー指揮官「我々はただの尖兵。貴様らを殺すために送り込まれただけに過ぎん。」
タームバトラー指揮官「だが、これで探す手間が省けたというものだ。エビどもと一緒にこの場で始末してやる!」
クローディア「答えなさい。何でお前達がこの世界にいるの?」
タームバトラー指揮官「我々は貴様らに復讐するためにこの世界へ潜り込んだのさ。」
クローディア「復讐・・・?」
タームバトラー「クックックッ、今頃は別の地で他の仲間が活動してるだろうよ。」
クローディア「そう、それだけ聞けば用済みね。」
タームバトラー指揮官「い、一体何を・・・」
【クリムゾンフレア】
タームバトラー指揮官「うぎゃいい」1 ジュウウウウ・・・
クローディア「これでここのアリどもは片付いたわね。」
ボストン「すまない。君らとはもっと冒険をしたかったが・・・この状況では冒険どころでは無くなった。」
ボストン「フォルネウスを倒してくれたことは感謝する。だが君らとは一緒に行くことは出来ない。またさっきのアリどもが来ないとは限らないからな。」
クローディア「そんな・・・」
ボストン「遅かれ早かれ、この島は滝に削られてなくなる運命なのだ。気にしないでくれ。」
ボストンがパーティメンバーから外れた。
クローディア「せっかく仲間が増えたのに・・・」シュン
ゲラハ「(エロールに嫌われてるとしか思えない・・・)」
ゲラハ「しかし、ヤツらはどうやって我々のようにこの世界へ来ることが出来たのか・・・」
ゲラハ「また彼らのような被害が出ないよう、ヤツらの巣を探して潰すしかないでしょう。」
クローディア「私はただ亜人や動物の仲間を探しているだけなのに・・・」
クローディア「ハァ、どうしてこうなったのかしら・・・」
ゲラハ「(この人が最終試練に行けることは永遠にないな・・・)」
ピドナ
クローディア「追っ手はもう来ないわね。」
ゲラハ「あなたが町長を殺すようなことをしなければ、指名手配になるようなことはなかったのですよ。」
クローディア「あのジ・・・町長のせいで、私達はヒドイ目にあわされたのよ?当然の報いよ。」
~回想~
クローディア「あなた・・・二度も人を生贄にしようとしてくれたわね・・・」
キドラントの町長「わ、わしが悪かった!許してくれ!」
クローディア「(→黙って親指を下に向ける)」
ゲラハ「無抵抗の老人相手にサブミッションかけたり、スープレックスを喰らわせたりするのがですか?」
クローディア「ニーナを生贄にしようとした罰よ。」
ゲラハ「(絶対嘘だな・・・)」
ゲラハ「あっ、見てくださいこの看板。面白そうですね。」
『大自然の驚異!!!死ぬ前に一度見ておけ!この先すぐ グレート・フェイク・ショー』
クローディア「見世物小屋じゃない。私、動物を見世物にして金をとる輩は嫌いなの。」
ゲラハ「まあ、そう言わずに。たまには息抜きもしないと。」
クローディア「ハァ、仕方ないわね・・・」
店員「さあさあ、いらっしゃいませ!!お代はわずか10オーラムだよ!これを見ずして人生は語れない!よってらっしゃい見てらっしゃい!!」
店員「はいはい、入場料はお一人様10オーラムです。」
ゲラハ「クローディアさん、店員に乱暴はダメですよ。」
クローディア「わかってるわよ。」
店員「はい!ありがとうございまーす!どうぞごゆっくり楽しんでください!」
ゲラハ「すごい人だかりですね。」
クローディア「私、人がいっぱいいる所嫌い。」
ゲラハ「文句言わないで行きますよ。」
ゲラハ「人が多すぎて何も見えなかったですね。」
クローディア「全く、時間と金の無駄ね。」
ゲラハ「最後のを見てみましょう。」
グレート・フェイク・ショー テント内
店員「見てください、かわいいでしょう!」
客A「生きてんのか?動かねえぞ。」ツンツン
妖精「やめて、やめて!」
客B「喋ったぞ!」
客C「スゲーぜ!」
客D「ハァハァ」
クローディア「何か、やばそうな連中ね・・・」
店員「はい、どうもお疲れ様でした~またおいでください!」
ゲラハ「結局、どれも見れなかったですね。」
クローディア「どうせロクなものじゃないわ。今日はもう疲れたし、宿屋に泊まりましょう。」
ゲラハ「そうですね。明日に備えて休みますか。」
ピドナ 宿屋
シクシク・・・ シクシク・・・
クローディア「ん・・・」
クローディア「誰よ・・・泣いているのは・・・?」
ゲラハ「これは、見世物小屋で聞いた声・・・・・・助けにいきますか?」
シクシク・・・ シクシク・・・
クローディア「・・・・・・」
クローディア「仕方ないわね・・・」
ゲラハ「助けにいくんですね?」
クローディア「勘違いしないで、いつまでも人の耳元で泣かれては眠れないからよ。」
グレート・フェイク・ショー 深夜
クローディア「見張りはいないわね。」
ゲラハ「ええ、入りましょう。」
クローディア「たしかこのテントだったわね。」バサッ
ゲラハ「あっ、そっちは・・・!」
ソウルサッカー「ウジュルウジュルウジュル・・・」ウネウネウネ
クローディア「」
クローディア「ウップ・・・」
ゲラハ「そっちは違う見世物小屋ですよ。」
クローディア「それを先に行ってちょうだい・・・・・・ウップ。」
クローディア「ココね。」バサッ
妖精「・・・・・・」シクシク
クローディア「妖精?」
ゲラハ「マルディアスにいる妖精とは違いますね。」
クローディア「今開けるわよ。」ガチャガチャ
妖精「」ヒラヒラ
クローディア「何も言わずに行ってしまったわ・・・」
見張り「誰だ!そこで何をしている!?」
クローディア「!」
ソウルサッカー「ウシャー!!」
見張り「ヒー、た、助けてくれー!!」
クローディア「今のうちよ!」
ゲラハ「これでココもいられなくなりましたね・・・」
クローディア「言わないで。」
ジャングル
ギィギィ ギャーギャー ウホウホウホ
クローディア「ハァ・・・暑い・・・」
ゲラハ「大丈夫ですか?クローディアさん。」
クローディア「私が住んでいた森って迷いの森って呼ばれてたんだけど・・・」
クローディア「こっちのほうが断然、迷いの森じゃない。」
ゲラハ「ここはジャングルですからね、地図も目印もなければ迷路みたいなものですよ。」
クローディア「ゲラハ、おんぶして。」
ゲラハ「え?」
ゲラハ「クローディアさん、しっかりしてください。暗くなる前に何としても村を見つけないと・・・」
クローディア「何か・・・すごくだるいの。」
ゲラハ「これは・・・すごい熱だ!」
クローディア「そんなにひどいの・・・?」
ゲラハ「クローディアさん!とにかく早く私の背中に!」
クローディア「うん、ありがと・・・」
クローディア「わぁ・・・ゲラハの背中って涼しい・・・」
ゲラハ「(早く抜け道を見つけないと・・・このままではクローディアさんが・・・)」
声「(こっちよ・・・)」
ゲラハ「え?」
声「(こっちよ・・・早く。)」
ゲラハ「この声は・・・ピドナの宿屋で聞いた・・・」
ゲラハ「ここか!このツルに上ればいいんだな!」
妖精の村
ゲラハ「木が村になっているのか・・・」
妖精A「ここは妖精の村よ!何で人間がいるの!?」
妖精B「うわっ、トカゲ!きもちわるーい!」
ようせい「こらっ、あなた達!」
ようせい「ごめんなさい、あんな無礼な態度を・・・」
ゲラハ「君はたしか見世物小屋にいた・・・」
ようせい「この間は逃がしてありがとうございます!ごめんなさい、お礼も言わないで・・・」
ゲラハ「気にしないでくれ。それよりも私の仲間がこの通り、熱を出して倒れているのだ。すまないが休ませてもらえないだろうか?」
ようせい「それは大変!わたくしの部屋にベッドがありますので、そこで休ませてください!」
ようせい「熱病にかかったのですね。薬は飲ませておいたので、後は安静にしておけば大丈夫です。」
ゲラハ「ありがとう、助かったよ。」
ようせい「命の恩人ですもの。できる限りのことをしたまでです。」
ゲラハ「ところで、この近くにどこか村や町とかはないのかな?」
ようせい「ごめんなさい・・・わたくしたちは人間に見つからぬように密かに暮らしているので、人が住んでいる場所とかはよくわからないのです。」
ようせい「あっ、ただここから東の方を向かうと『ぞう』が住んでいる町があると聞いたことがあります。」
ゲラハ「ぞう?」
ようせい「ええ、鼻が長いあの『ぞう』です。」
クローディア「その話、本当?」ガバッ
ようせい「ヒャア!?」
ゲラハ「クローディアさん!まだ安静にしないと!」
クローディア「大丈夫。ちょっと楽になったから。」
ようせい「人間なのに凄い生命力ですね。」
ゲラハ「(多分、モンスター以上かと・・・)」
クローディア「聞こえてるわよ。」
ようせい「けど、そこへ向かうにはまず『腐海』を超えなければ・・・」
ゲラハ「腐海?」
ようせい「はい。まずナジュ砂漠から東へ向かい、乾いた大河へ入ったら河を下っていき、そして北にある森林に囲まれた腐海と呼ばれる地へ行かねばなりません。」
クローディア「詳しいのね。」
ようせい「前にぞうの旅人から聞いたのです。その方はある人を助け行くと言って旅立たれていきましたが・・・」
クローディア「よし、次の目的地が決まったわね。」バサッ
ゲラハ「ダメですよ、クローディアさん!まだ治ってないんですから!」
クローディア「平気よ・・・このくらい・・・どうってことは・・・・・・」バタッ
ゲラハ「やっぱり。」
ようせい「あの・・・あなたも旅でお疲れのようでしょうから、よければ今日はここで泊まってください。」
ゲラハ「ありがとう。そうさせてもらいましょう。」
クローディア「ハァ・・・やっぱり血は争えないのかしら・・・」
妖精A「ねえねえ、お姉さん。」
クローディア「何?」
妖精B「ティーはいかが?熱病にとっても効くのよ。」
クローディア「あら、ありがとう。いただくわ。」ゴクッ
クスクス
クローディア「!?」
妖精C「わ~い、ひっかかった ひっかかった!
クローディア「(だま・・・・・・され・・・た・・・・・・)」
ゲラハ「あれ、クローディアさん?」
ゲラハ「どこへ行ったんだ!!まさか、外に!?」
ゲラハ「君たち!ここにいた緑の帽子を被った人間の女性を知らないか!?」
妖精A「その人なら、さっき睡眠薬入りのお茶を飲ましたら、倒れちゃったよ!」
妖精B「そうそう!それで外に放り出したの!」
ゲラハ「な、何だってー!?」
妖精C「人間なんて、こんな所からさっさと追い出しちゃえばいいんだわ!また見世物にされちゃうもの!」
ネー!キャハハハ!!
ゲラハ「な、何てことをしてくれたんだ!彼女は病人なんだぞ!早く戻さないと彼女が・・・」
クローデイア「その必要はないわ。」
ゲラハ「ク、クローディアさん・・・」
クローディア「美味しいお茶をありがとう・・・おかげで病気も治って元気が出たわ。」
ゲラハ「(声に殺気が篭ってる・・・)」
妖精A「嘘・・・もう睡眠薬が切れたの・・・?」
妖精B「あっ、馬鹿!」
クローディア「はじめてよ。ここまで人をコケにしてくれたお馬鹿さんは・・・」
ゲラハ「(もうダメだ。おしまいだ・・・)」
ジャングル 妖精の村の外
ゲラハ「これで追放されたのは何度目なんでしょう。」
クローディア「所詮、妖精なんてどこも同じよ。」
ゲラハ「たしかにあの子たちがやったことは問題です。しかし、いくらなんでも村の中で術や矢をぶっ放すなんて・・・」
クローディア「おかげで清々したわ。あの害虫どもを懲らしめることが出来て。」
ようせい「あ、あの・・・」
クローディア「何?私は今、機嫌が悪いの。用が済んだら消えてちょうだい。」
ようせい「本当にごめんなさい!あの子達、村の中で一番の問題児で・・・わたくしがしっかり見張ってればこんなことには・・・」
ゲラハ「いいんだ。君は我々を救ってくれた命の恩人なのだから。」
ようせい「それと・・・お願いがあるのです。」
ゲラハ「?」
ようせい「わたくしを東へ連れて行ってくれませんか?」
ゲラハ「しかし、君は村へいなくていいのか?」
ようせい「村のことは心配いりません。それに、わたくしも外の世界をもっと知りたいのです。」
ようせい「ぶしつけは承知ですが、お願いです!私もお供に連れてってください!」
クローディア「・・・・・・」
ゲラハ「クローディアさん・・・」
クローディア「好きにしなさい。でも役に立たなかったら、すぐに森へ帰すわよ。」
ようせい「あ、ありがとうございます!」
ようせいがパーティメンバーになった!
腐海
ようせい「がんばってください。ぞう達の町までもう少しです!」
クローディア「それにしても、あの妖精って外見によらず肉体派だったのね・・・」
~回想~
乾いた大河
【大車輪】
ようせい「ドォォォリャー!」
サンディーヌA「」1
サンディーヌB「」1
サンディーヌC「」1
ゲラハ「術を使うと思ったら、まさか槍を振り回してモンスターをなぎ倒すなんて・・・」
クローディア「まさにロマンシングね。」
ようせい「あっ、あそこです!さぁ早く行きましょう!」
ラシュクータ
クローディア「ここがぞうの町・・・」
ゲラハ「クジャラートの建物と少し似ていますね・・・」
象「おや、お客さんかな?」
クローディア「すごい・・・本物の象だわ・・・。」
ゲラハ「あれが象・・・。」
クローディア「見て、ゲラハ!お鼻がこんな伸びてるわ。」
象「な、何だね、君は!?」
ゲラハ「クローディアさんがあんなにはしゃぐのはじめて見た・・・」
ようせい「動物がお好きなんですね。」
象「ところで・・・君らはアリの仲間とかじゃないよね?」
ゲラハ「! アリのことをご存知なのですか!?」
象「う、うん。君らも何か知っているのかい?」
ゲラハ「我々はそのアリを倒すために西からきたのです!」
象「本当かい!?だったらアニキの所へ案内しなきゃ!」
クローディア「」プニプニ
象「あの・・・鼻を触るのやめてくれます?」
ゲラハ「アニキ?」
象「この町一の勇者で、唯一外の世界に詳しい人だ。」
象「そして、おいらの兄でもあるのだ。」
象「さあ、ついてきてくれ!アニキはその奥の建物にいる!」
アニキの家
象「アニキ、来てくれ!アリ達を倒してくれる勇者が来たぞ!」
アニキ「むーん?何だ寝てたのに・・・」
ようせい「あ、あなたは!」
アニキ「おお、君はたしか10年くらい前に俺を助けてくれた!」
ようせい「はい。ご無事でなによりです。」
アニキ「君が連れているのは・・・俺を救ってくれた少女に少し似ている女に、トカゲ・・・?変わったメンバーだな。」
ゲラハ「単刀直入で申し訳ありませんが、アリについての情報をお話していただけませんか?」
アニキ「ふむ・・・君らはあのアリ達を倒すために西から来たのだな?よし、あれは数ヶ月前だったか・・・」
アニキ「俺が呪いから目が覚めてしばらくのこと、突然アリみたいな連中が町を襲ってきたのだ。」
アニキ「元々、戦闘に向きでない我々ゾウ族は為すすべもなく、ヤツらに降伏するしかなかった・・・」
アニキ「逆らった者は殺され、一部の町の者はヤツらに労働者として駆り出された。」
ようせい「ひどい・・・」
アニキ「俺も何とかしたいが、俺一人でヤツらを倒すことは難しい・・・」
クローディア「用が済めば、アリ達はあなた達を始末しに来るわ。アリを倒すために協力しましょう。」
アニキ「そうだな。砂漠を超えてきたほどの実力だ。君らと組めばアリ達に勝てるかもしれん!」
アニキ「よし、俺が東の方へ案内しよう。弟よ、町の方はよろしく頼む。」
象「ア、アニキ、気をつけて!」
アニキがパーティメンバーに入った!
アニキ「東の大草原のどこかにネフト族と呼ばれる昆虫の種族たちがいる。」
アニキ「彼らは昔からムング族と呼ばれる人間たちと共存している。」
アニキ「だが、彼らももしかしたらアリどもの被害に・・・・・・急ごう!」
大草原 ムング族の村
ツィーリン「老師!この者たちが老師にお話があると!」
ババア「おやおや、また西からの来訪者かい。しかも何だい?今度は若い女にトカゲに妖精に象ってどういう面子だい、コリャ。」
ゲラハ「我々はアリ達がこの地に潜伏していると聞いて、西から来ました。何か知ってることはありますか?」
ババア「ほう、お前さん達あのアリどもを退治にしにきたのかい。」
クローディア「(オウルよりもしわくちゃね、このお婆さん。)」
ツィーリン「しっ!」
バイメイニャン「聞こえてるよ。それにあたしはバイメイニャンという名前がある。」
バイメイニャン「ここの北と南にはゼルナム族とネフト族という種族がおってな。」
バイメイニャン「ネフト族はその虫みたいな外見によらず人間と昔から共存している温厚な種族だが・・・」
バイメイニャン「ゼルナム族の方は、そりゃあどうしようもない[ピーーー]まが[ピーーー]た種族でな・・・だがゼルナム族はあんたらが来る前の西から来た者に退治された。」
バイメイニャン「それからじゃ。ゼルナム族が去ったしばらく後・・・今度は白アリみたいな連中がゼルナム族の巣に住み着いての~」
バイメイニャン「わしらもヤツらと何度か戦っているが・・・このままではヤツらが数を増やし、ここも潰されるのも時間の問題じゃ。」
バイメイニャン「前の来訪者がここにいない以上、あんた達に頼むしかないようだね!」
ツィーリン「老師、私も行きます!」
バイメイニャン「リンリンはここにおれ!わし以外で村を守れるのはお前しかおらんのだからね!」
ツィーリン「はい・・・」
バイメイニャン「ゼルナム族の巣に行く前にネフト族の巣の方にお行き!あやつらならアリ達のことについて何か知ってるはずだよ!」
バイメイニャン「この兜を被ればネフト族の連中と話せる。わざと捨てるようなマネはするんじゃないよ。」
サイコメットを手に入れた!
ネフト族の巣
タームソルジャーA「ギシャー」
タームソルジャーB「ギャース」
ネフト族「!!」
クローディア「バガーがいるわ。」
アニキ「ネフト族だ!アリに襲われているぞ!」
ようせい「助けないと!」
タームソルジャーA「」1
タームソルジャーB「」1
ゲラハ「4人もいるから、あっという間ですね。」
ネフト族「ニク・・・」
クローディア「肉?肉が欲しいの?」
アニキ「違う違う、ニクってのは彼らの言葉で挨拶を意味する言葉だ。」
ゲラハ「これ被らないとわかりませんよ。」カポッ
ネフト族長「助けてくれて、ありがとうございます。私はネフト族の長です。」
クローディア「(喋った!?)」
ネフト族長「ゼルナム族が倒されて平和が戻った矢先、突然あのような者達があらわれました。」
ネフト族長「白アリ達は北にある、かつてゼルナム族がいた巣にいます。そして、ヤツらの親玉である女王がいます。」
クローディア「女王が・・・?」
ネフト族長「我々の仲間も何人かが彼らに連れ去られました。おそらく、フェロモンか何かで仲間達を誘惑しているのだと思います。」
ネフト族長「メスでなければ彼女の誘惑は防げません。気をつけて。」
ターム族の巣
タームバトラー「ギシャー!!」
ゲラハ「気づかれたか!」
アニキ「ザコに構うな!早く女王を倒すぞ!」
タームバトラー「ハダラゲー!」
男「」
ぞう「」
ネフト「」
ようせい「アリに連れていかれた人達だわ!」
アニキ「既に女王の誘惑にかかっているのか・・・仕方ない、先を急ぐぞ!」
ターム族の巣 最奥部
クローディア「この卵みたいなの・・・サバンナの時と同じものだわ・・・」
ゲラハ「ということは、ここを辿っていけば女王がいるはず・・・!」
羽がついた裸の女「久しぶりね。あんた達が来るの、ずっと待ってたわ。」
クローディア「あなたは・・・」
クローディア「誰?」
リアルクィーン「クィーンよ!サバンナであんたに倒されたクィーン!」
ゲラハ「何だって!?」
クローディア「あの化け物が・・・?って、虫の癖に何で人間みたいになってるの?」
リアルクィーン「うるさいわね!いいじゃないそんなことはどうだって!」
アニキ「(何か・・・頭悪そうなヤツだな。)」
リアルクィーン「ふん、まあいいわ。でもあんたのおかげで新しい住処を持つことが出来たわ。」
ゲラハ「しかし、前の世界からどうやって今の世界に来たんだ?」
リアルクィーン「サバンナで倒された時、その女に卵を一つくっつけておいたのよ。異世界に飛ばされたのはちょっと予想外だったけど。」
リアルクィーン「ここまでなるのにどれだけかかったことか・・・今からきっちりとお返ししてあげるわ!七英雄さえ恐れた私の真の姿、今ここに!」
クローディア「(たしかそんな格好してれば誰だって恐れるわね・・・)」
リアルクィーン「死になさい!」
【超音波】キリキリキリキリ
クローディア「大した攻撃じゃないわね・・・」
クローディア「ザップショット!」
ゲラハ「高速ナブラ!」
ようせい「無双三段!」
アニキ「龍神烈火拳!」パオーン!
リアルクィーン「!」
ゲラハ「やったか!?」
リアルクィーン「フフフ、もう終わり?」
クローディア「あれだけの攻撃を喰らったのに・・・」
ゲラハ「サバンナで戦った時とは段違いだ!」
リアルクィーン「昔とは違うのよ!昔とは!今度はこちらからいかせてもらうわ!」
リアルクィーン「石におなり!」ギラッ
【石化凝視】
ゲラハ「」せきか
クローディア「ゲラハ!」
ようせい「石になった!?」
リアルクィーン「あんたも石におなり!」ギラッ
クローディア「!」ピロン!
『石化凝視を見切った!』
クローディア「今の攻撃、見切らせてもらったわ。」
リアルクィーン「ならこれはどうかしら?」ムンムン
【フェロモン】
クローディア「ふん、亜人だけのパーティにそんなの無駄・・・」
ようせい「」ゆうわく
アニキ「」ゆうわく
クローディア「うそ」
リアルクィーン「その女を切り刻んでおやり!」
ようせい「ハイ、女王サマ。」
アニキ「パオーン!!」
【タイガーブレイク】
ミス
クローディア「クッ!」
ようせい「ドォォォリャー!」
【大車輪】
クローディア「ちょ、まっ・・・」
グオオオオオオオ
ぞう「」1
リアルクィーン「アハハハ!味方にやられる気分はどうかしら!?」
クローディア「くっ、このままじゃ・・・」
???「ウジュルウジュル」
ソウルサッカー「ウシャー!!」ガシッ!
リアルクィーン「ちょ、ちょっと何よ!コイツ!?」
クローディア「(あれは、見世物小屋にいた・・・!?)」
ソウルサッカー「ウジュルウジュル」
リアルクィーン「嫌・・・この!離れなさいよ!」
クローディア「(今の内に・・・)」
リアルクィーン「触らないで!」
ソウルサッカー「ウジュルウジュル」
【吸血】
ジュルルル・・・
リアルクィーン「嫌っ・・・そんなところ吸わないで・・・」
【溶解液】
ジュワアア・・・
リアルクィーン「ひ、熱い・・・やめてよぉ・・・」
クローディア「(何か、エラいことになってるわね・・・)」
ソウルサッカー「」1
リアルクィーン「ハァ、ハァ・・・やっと離れた。」
クローディア「そっちの用は済んだかしら?」
リアルクィーン「え?」
クローディア「あの化け物のおかげでこっちは態勢が整ったわ。」キリキリ
リアルクィーン「あ、あ・・・」
クローディア「もう、お逝きなさい。」
【フェニックスアロー】
ゴワァ!!キュオオオオオン!
リアルクィーン「きゃああああああ!!!」1
クローディア「ふぅ・・・・・・ちょっと危なかったわ。」
ゲラハ「クローディアさん!」
ようせい「やりましたね!」
アニキ「いやー大したもんだ!」
クローディア「あの化け物がいなかったら、やられたかもしれないわね。」
リアルクィーン「2度も負けた~!悔しい~!!」バンバン プスプス
クローディア「まだ生きてたんだ・・・」
ゲラハ「クローディアさん以上のしぶとさですね・・・」
アニキ「どうする?トドメをさすか?」
クローディア「ほっといていいかも・・・」
リアルクィーン「決めたわ!」
クローディア「え?」
リアルクィーン「あたしの仲間になりなさい!」キリッ
クローディア「ハァ!?」
リアルクィーン「こんな所にくすぶっていちゃ、いつまでも強くなれない!だったらあんた達と旅に出てもっと力をつけるわ!」
クローディア「いや、何も私のところじゃなくたって・・・」
リアルクィーン「人間如きに負けたのよ!?タームの女王たるあたしのプライドが許さないわ!いい?これは命令よ!」
クローディア「いや、だから勝手に決めないで・・・」
リアルクィーン「あんた達!これからは罪滅ぼしとして人間やネフト族達と仲良く暮らしていくのよ!」
リアルクィーン「あたしはコイツらと旅に出る!あたしが戻ってくるまで巣のことは頼んだわよ!」
ターム「Sir yes sir!」
アニキ「あれだけのことをしといて・・・」
ようせい「まあ、よかったじゃないですか、一応和解できて。」
リアルクィーン「さて、あんた!あたしの仲間にしてやるんだから感謝しなさいよ!」
クローディア「ハァ・・・」
クィーンがパーティメンバーに加わった・・・
ゲラハ「とりあえずこれを着てください。そんな格好で外を歩いたら危険ですよ。」つ【ローブ】
クィーン「あら、ありがとう。」
大草原 ムング族の村
バイメイニャン「そいつがアリどもの女王・・・」
ツィーリン「キレイ・・・」
バイメイニャン「全く呆れたわい。アリを倒したと思いきや、そいつらの女王を仲間にしちまうとは・・・」
クィーン「違うわよ。あたしがこいつらを仲間にしたの。」
クローディア「はいはい。」
アニキ「さて、俺は仲間を連れて町へ帰らねば、弟たちが心配しているだろうからな!」
クローディア「え、もう・・・?」
アニキ「君たちとは短い間だが楽しい冒険ができて良かった!ラシュクータに来たらいつでも遊びきてくれ!」
アニキがパーティメンバーから外れた。
ゲラハ「クローディアさん、これで満足したでしょう?そろそろマルディアスへ帰りましょう。」
クローディア「でも、仲間になったのが、虫みたいなのが2匹って・・・」
ゲラハ「文句を言わない。元々、我々にはサルーインを倒す使命があるんです。いつまでも異世界にいるわけにはいきません。」
ゲラハ「それに、また別世界に行ったら絶対に何か起きるに決まってます。」
クローディア「ハァ・・・」
ようせい「あの、わたくしたちも一緒に来ていいですか?」
ようせい「わたくし、あなたの住む世界にとても興味があるんです。是非連れてってください。」
クィーン「あたしもどうせ暇だし、一緒に行ってやるわ。」
ゲラハ「すまない、迷惑をかけるよ。さぁ、クローディアさん、マルディアスに帰りましょう。」
クローディア「わかったわよ。」カチカチ
クローディア「?」
ゲラハ「どうしました?」
クローディア「装置が動かない・・・」
クローディア「(まさか、海底宮でブサイクな魚と戦った時に・・・)」
クィーン「貸しなさい!こういうのは叩いてやれば・・・」ガンガン!
クローディア「ちょ、ちょっとやめなさい!壊れたりでもしたら・・・」
クローディア「!?」シュオン!
ツィーリン「!?」
バイメイニャン「き、消えてしもうた・・・」
アニキ「一体何者だったんだ・・・」
続きます。