1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 00:22:43.62 HJNY1vWz0 1/38

タツヤ「まろかっまろかっ」

ほむら「・・・」

タツヤ「まろかー!!」

ほむら「・・・うん、そうだね」

ほむら「そっくりだよ」

タツヤ「・・・あう?」

元スレ
まどか「いってらっしゃい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1370100163/

2 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 00:36:04.73 HJNY1vWz0 2/38

―――――――
―――――
―――

知久「今日は有難う。うちの子の相手をしてくれて」

ほむら「いえ、いいんです」

ほむら「私も、楽しかったですから」

ほむら「久しぶりに、・・・に会えたような気がして」

知久「え?」

ほむら「いえ、何でもないです」

知久「・・・はあ」

3 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 00:45:40.48 HJNY1vWz0 3/38

詢子「ほら、タツヤ。お姉さんにお礼言いな」

タツヤ「ええーとぉ・・・」

ほむら「ほむらよ」

タツヤ「ほむりゃ?」

ほむら「・・・それでいいわ」

タツヤ「ほむりゃ!!まらねっ」

ほむら「・・・」

ほむら「ええ、またね」

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 00:55:06.31 HJNY1vWz0 4/38

――――――――――――――

キュゥべえ「随分と楽しそうだったね」

ほむら「・・・見てたの?」

キュゥべえ「うん」

ほむら「・・・そう」

キュゥべえ「あの子供も、『まどか』のことを知っているようだったね」

ほむら「ええ、そうね」

キュゥべえ「君の言う『今とは違う世界』や『まどか』のことも、存外夢物語という訳でもないということかな?」

ほむら「信じてないくせに」

キュゥべえ「はは・・・まあ、確証がないからね」

8 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:01:55.03 HJNY1vWz0 5/38

キュゥべえ「でも、やっぱり興味深い話ではあるよ」

キュゥべえ「もしも、君の言う魔女の概念というものが本当の話で」

キュゥべえ「その『まどか』という人物が実在していれば」

キュゥべえ「僕達は、きっと・・・」

ほむら「それ以上言ったら、あなたの身体を蜂の巣にするわよ」スチャ

キュゥべえ「誰もいないからって、弓を構えるのは止めてくれるかな・・・」

ほむら「・・・ふん」

9 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:08:41.48 HJNY1vWz0 6/38

キュゥべえ「それで、あの子供とはまた会ったりするのかい?」

ほむら「・・・いいえ、もう会うことはないわ」

キュゥべえ「え、どうしてだい?君はあの子にまた会うって約束してたじゃないか」

ほむら「・・・」

ほむら「振り返ったら、私はもう・・・前に進めなくなるから」

ほむら「彼女の事を思い出したら、私は・・・きっと・・・」

キュゥべえ「ほむら・・・?」

10 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:14:14.62 HJNY1vWz0 7/38

ほむら「・・・何でもないわ」

ほむら「さあ、今日も魔獣退治よ」

キュゥべえ「え、いや・・・まだ僕、質問に答えてもらって・・・」


ほむら「行 く わ よ」


キュゥべえ「・・・キュップイ」

11 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:25:05.41 HJNY1vWz0 8/38

――――――――――――――

魔獣「ア゛ア゛ア゛・・・」


キュゥべえ「・・・やれやれ、今日も相変わらず瘴気が濃いね」

キュゥべえ「魔獣をいくら倒してもキリがない」

ほむら「ぼやいてる位なら、あなたも戦いなさい」バシュ

魔獣「ガア゛ア゛ア゛ー!!」


キュゥべえ「いや、それは流石に無理だよ・・・」

ほむら「ほんと、役に立たない愚図ね」バシュ

キュゥべえ「・・・待ってて、今マミと杏子に援軍頼むから」キュプ

12 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:32:33.63 HJNY1vWz0 9/38

ほむら「(まどか、私は戦い続ける)」

ほむら「(だってこの世界は、あなたが守ろうとした世界だから・・・)」

ほむら「(それに・・・)」


タツヤ『まろかー!!』


ほむら「(あの子のためにも、ね)」


杏子「おーい援軍きたぜー」

マミ「お待たせ、暁美さん」


ほむら「あ」

ほむら「二人とも・・・」

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:39:04.92 HJNY1vWz0 10/38

杏子「いやー、ほむらが魔獣相手にヒーヒー言ってるってキュゥべえが言うからよー」

マミ「ふふ、こっちも大変だったんだけど・・・急いで片付けてきたのよ?」


ほむら「・・・」ジロ

キュゥべえ「な、なんだい・・・?」

ほむら「いいえ、何でも」


ほむら「今日あなたはもう用済みよ、早くどっか行って」

キュゥべえ「ほむら、今日僕に冷たくないかい・・・?」

ほむら「あなたに優しくしたことなんて、1回も無いわ」

キュゥべえ「キュゥ・・・」

17 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:51:51.76 HJNY1vWz0 11/38

杏子「おい、さっさと片付けちまおうぜ、腹減ったし」

マミ「じゃあ、これ終わったら深夜のティータイムといきましょうか」

杏子「マジかよ!?おっしゃー!!!やる気出てきたー!!!」

ほむら「・・・」

マミ「暁美さん?」

ほむら「!?
    な、何・・・?」

マミ「どうしたの?ボーッとして」

ほむら「い、いえ・・・なんでもないわ」

マミ「・・・?そ、そう・・・」

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 01:56:54.53 HJNY1vWz0 12/38

杏子「おい、はやく片付けちまおうぜ!!」ティータイム!!ティータイム!!

マミ「・・・んもう、はいはい今行くわよ」

マミ「さ、行きましょう?暁美さん」ス・・

ほむら「・・・ええ」


ほむら「・・・」


ほむら「・・・みんな」


杏子「ん?」

マミ「え?」


ほむら「・・・ありがとう」

19 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:01:53.17 HJNY1vWz0 13/38

杏子「な、なんだよ急に・・・」

マミ「・・・暁美さん、何か悪いものでも食べたの?」

ほむら「なっ・・・!!別に何でもないわよっ」

ほむら「さあ、行くわよ!!!」ダッ


杏子「あ、おい!!ったく、何なんだよアイツ」

マミ「ふふ・・・でも、あんな暁美さんも偶にはいいかもね」

杏子「・・・まあな」


マミ「さあ、私達も行きましょ?」

杏子「よっしゃー!!そらーお前達はあたしのティータイムの礎になるのだー!!!」

マミ「こら、美樹さんの真似しないの」

21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:06:53.82 HJNY1vWz0 14/38

ほむら「(まどか、今日もあなたは何処かで私達を見てるのかしら?)」


ほむら「(それとも・・・)」


ほむら「(・・・私は、もう過去は振り返らない)」


ほむら「(でも、あなたの事は・・・ずっと覚えてるから・・・)」


ほむら「(そして、できれば・・・あの子もあなたの事を・・・)」


ほむら「(そういえばあの子は・・・今、何してるのかしら)」


ほむら「(って、もう夜も遅いし・・・寝てるわよね、きっと・・・)」


魔獣「ア゛・・・ア゛・・・」

ほむら「・・・来なさい!!!」

23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:19:32.40 HJNY1vWz0 15/38

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

―――鹿目家――――

知久「・・・ふぅ」

カラン・・

詢子「よお、タツヤはもう寝たか?」

知久「あ、うん。今日は沢山遊んだからね」

知久「布団に入るなり、直ぐにぐっすりだったよ」

詢子「はは、そっか」


知久「お酒の肴、サラダでいいかな?」

詢子「おう、サンキュー」

24 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:29:10.85 HJNY1vWz0 16/38

ガチャ、バタン


詢子「しかし、あのほむらって子・・・良い子だったな」

知久「はは、そうだね」

詢子「タツヤが嫁にもらうなら・・・あんな子がいいなぁ」ウェヒヒッ

知久「それは、流石に考えるのが早すぎじゃ・・・」

詢子「例えばの話だ、た・と・え・ば!!」

知久「はは・・・」

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:36:06.87 HJNY1vWz0 17/38

詢子「・・・にしても」

詢子「『まどか』か・・・」

知久「・・・」

詢子「確かに・・・何かこう・・・何処かで聞き覚えがあるような・・・」


詢子「凄く・・・懐かしい響きというか・・・」


詢子「うーん、そんな名前の子に会った事ないんだけどなー」

詢子「何なんだろうなぁ、この感覚・・・?」

26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:42:28.86 HJNY1vWz0 18/38

知久「・・・もしかしたら」

詢子「ん?」

知久「僕達は、違う世界でその『まどか』って子に会ってるのかもしれないね」

詢子「・・・は?違う世界?」

知久「そう、ほらよく言うじゃないか。パラレルワールドって」

知久「子供はそういうのに敏感だからね、それでタツヤは覚えてるのかも」

詢子「んな非現実的な・・・」

知久「でも、そう考えた方がロマンチックだろ?」

詢子「いい歳して、ロマンチストだねぇ」

知久「いいじゃないか、別に」

詢子「和子といい勝負だぞ」

知久「それは・・・ちょっと嫌かな・・・」

詢子「おい」

知久「ははは」

27 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:47:53.49 HJNY1vWz0 19/38

知久「さて、僕も久しぶりに飲もうかな」

詢子「お、珍しいな。どうした?」

知久「別に、何となく・・・ね」


詢子「ふーん、まあいいや」

詢子「ほれ、座れよ」コトコト

知久「ありがとう」


詢子「じゃあ、何に乾杯する?」

知久「そうだね・・・それじゃあ」




「『まどか』に・・・乾杯」チン

29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 02:54:42.99 HJNY1vWz0 20/38

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タツヤ「スゥ・・スゥ・・」ムニャムニャ

タツヤ「ん・・・んぅ・・・」


―――――――
―――――
―――


タツヤ「・・・」ポツーン

タツヤ「・・・あえ?」

タツヤ「ここ・・・どこ~?」

タツヤ「・・・」

タツヤ「パァパァー?」

タツヤ「マァマァー?」

タツヤ「・・・だえも、いない・・・」

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:00:30.50 HJNY1vWz0 21/38

タツヤ「・・・グス」

タツヤ「ふぇぇ・・・みんなー、どこいうのー・・・?」

タツヤ「ふぇぇ・・・ふぇぇぇぇぇええええん・・・」


「こら、男の子が泣いちゃ駄目でしょ」


タツヤ「ふぇ?」キョロキョロ


「久しぶり・・・だね」


「タツヤ・・・」


タツヤ「・・・まろか?」

まどか「てぃひひ、うん『まどか』だよ」

32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:06:30.94 HJNY1vWz0 22/38

タツヤ「うわーまろかだー!!!」バフッ

まどか「きゃっ・・・もう甘えん坊だね・・・タツヤは」


タツヤ「まろかーおようふくがてんしさんみたいー」キャッキャッ

まどか「てぃひひ・・・ありがと」


まどか「ね、タツヤ」


まどか「少しだけ・・・私と遊ぼっか?」


タツヤ「え、まろかとー?」

まどか「うんっ」

タツヤ「うわーあそぶー!!まろかとー!!!」

34 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:11:30.13 HJNY1vWz0 23/38

まどか「うん、じゃあ何して遊ぼっか?」

タツヤ「んとねー!!んーとねぇ!!」


タツヤ「おにごっこするっ!!」


まどか「あはっ二人だけなのに?」

タツヤ「うんっまろかおにー」タッタッタッ

まどか「あっ!!・・・もう」


まどか「ティヒヒ、直ぐに捕まえちゃうぞー」タッタッタッ

タツヤ「つかまないよー!!!」タッタッタッ

まどか「まてー!!!」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:16:05.01 HJNY1vWz0 24/38

・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・

・・

36 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:23:51.07 HJNY1vWz0 25/38

まどか「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・もう、駄目」コテン

タツヤ「てへへー、こんどもぼくのかちー」


まどか「もー、タツヤ元気良すぎるよー・・・」

タツヤ「まろかーもとあそぼー」


まどか「ちょ、ちょっと・・・まって・・・」ハァハァ



・・・!! !? ・・・・!!!!!



まどか「・・・あ」


まどか「・・・ごめんね、もう行かなきゃ」


タツヤ「えー!!まろか行っちゃうのー?」

まどか「うん、ごめんね」

37 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:28:21.60 HJNY1vWz0 26/38

まどか「待ってるの・・・」

まどか「私を、必要としてる人達が・・・」


タツヤ「んー・・・そかー・・・」

タツヤ「じゃあ!!!じゃあ!!!こんろはいつきてくれうの!!!」


まどか「・・・」

タツヤ「ねぇねぇ!!!」


まどか「・・・・っ!!!」ダキ

タツヤ「ふえ?」

まどか「ごめん・・・ごめんね」グス

タツヤ「・・・まろかー?」

38 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:32:51.70 HJNY1vWz0 27/38

まどか「今日はね・・・本当はお別れを言いにきたの」

まどか「でも・・・どうしても言えなかった」

まどか「私は・・・もう居ないんだよって・・・」


タツヤ「ふぇ?」


まどか「ごめん・・・本当にごめん・・・タツヤを一人ぼっちにさせちゃって・・・」

まどか「ママも・・・きっと怒ってるよね・・・」

まどか「私、帰って来れなかったもん・・・」

まどか「パパだって・・・」


まどか「辛いよね・・・苦しいよね・・・」


まどか「ごめんね・・・ぐす・・・本当に、ごめんね・・・」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:40:10.47 HJNY1vWz0 28/38

タツヤ「まろかー・・・ないてうの?」

まどか「・・・ぐす」


タツヤ「ないた、めー!!!」

まどか「・・・え?」

タツヤ「まろか、なくのめー!!」


タツヤ「えがお、まろかはっえがおがいいー!!」

まどか「タツヤ・・・」


タツヤ「にぱー」

まどか「・・・」

タツヤ「ほら、まろかもにぱーって」

41 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:46:32.00 HJNY1vWz0 29/38

まどか「・・・うん!!」

まどか「にぱー」


タツヤ「うん、まろかかわいい」

まどか「ティヒヒ・・・そうかな」

タツヤ「うん!!!」


まどか「・・・ありがとう、タツヤ」

まどか「優しいね、タツヤは」

タツヤ「ふぇ?」


まどか「ウェヒヒ、タツヤが大きくなったらモテるんだろうなーきっと」

まどか「どんな風になるのかな?パパみたいになるのかな?」

まどか「それとも、ママみたいな格好良い感じになるのかな?」

42 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:55:58.07 HJNY1vWz0 30/38

タツヤ「んー?」

まどか「あ、ごめんね。分からないよね、そんな事・・・」


まどか「・・・私には、分かっちゃうんだけどね・・・」

タツヤ「まろかー?」

まどか「・・・」

タツヤ「?」


まどか「タツヤ」

タツヤ「んぅ?」

まどか「この先、貴方の・・・貴方達の身に、どんな事が起ころうと・・・」

まどか「私が・・・必ず守るからね」


まどか「絶対・・・例え・・・になっても」

43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:57:46.54 HJNY1vWz0 31/38

タツヤ「まろかなにいってうのー?」

まどか「・・・ごめんごめん、気にしないで」

タツヤ「?」


まどか「それじゃあ、私もう行くね」

タツヤ「あ、うん!!まろかがんばってれ!!」

まどか「うん!!」



まどか「私は・・・ずっと、貴方のことを見守ってるからね」

まどか「・・・ばいばい、タツヤ」

44 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 03:59:05.50 HJNY1vWz0 32/38

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チュン チュン

知久「タツヤ、起きて、ほら」

タツヤ「んー・・・・」ガサゴソ

知久「ほら、起きなさい」


タツヤ「・・・はえ?」

知久「やっと起きたね、タツヤ」

タツヤ「あれぇパパー?」

知久「そうだよ、早く起きないと」


タツヤ「・・・まろか」

知久「え?」


タツヤ「パパー、まろかはー?」

知久「え?まどかに会ったのかい?」

タツヤ「うん」

45 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:00:33.96 HJNY1vWz0 33/38

知久「・・・そっか」

タツヤ「まろか、どっかいっちゃった・・・」

タツヤ「もう、あえないって・・・」

タツヤ「・・・ぐす」


知久「・・・大丈夫さ」

タツヤ「え?」

知久「また、きっと会えるさ」

知久「タツヤが、良い子にしてれば必ず・・・ね」


タツヤ「ほんとー?」

知久「ああ」


タツヤ「じゃあ、いいこするー」

知久「うん、そうだね」ニコ

知久「さあ、ママを起こしに行こうか!!」

タツヤ「うん!!」

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:01:24.88 HJNY1vWz0 34/38

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・

・・



チュン チュン 

ガバッ


ダッダッ

ジャー

ガチャガチャ

47 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:02:38.88 HJNY1vWz0 35/38

タツヤ「やっば!!!遅刻だー!!!!!」

ドタバタ!!ドタバタ!!

詢子「んだよ、騒がしいなー」


詢子「支度が遅いからそうなるんだよー」

タツヤ「母さんが中々起きないからだろ!!!」


詢子「ん?そうだっけ?」

タツヤ「だー!!もう!!」


タツヤ「卒業式に遅刻とかシャレになんないよ!!!!」

48 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:03:47.78 HJNY1vWz0 36/38

知久「こら、待ちなさいタツヤ」

タツヤ「えっ?」

知久「ちゃんと服を整えなさい、全く」


タツヤ「ううー・・・だって、堅苦しいの苦手なんだよ・・・」

知久「でも、タツヤも4月から中学生なんだから・・・これくらいはね」キュ

タツヤ「・・・まあ、そのうちに」


詢子「ったく、誰に似たんだか」

知久「・・・」ジー


詢子「な・・・なんだよ?」

知久「いや、別に・・・」

49 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:04:53.21 HJNY1vWz0 37/38

タツヤ「うわっ時間ヤバッ!!!」


タツヤ「行ってきますっ!!!」

知久「気をつけていくんだよ」

タツヤ「うん!!!!」


ガチャ


タツヤ「よしっ学校までダッシュだ!!!!」ダッダッダッ




―――・・・・・・しゃい――――

50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/06/02 04:05:59.10 HJNY1vWz0 38/38

タツヤ「え?」



―――・・・いってらっしゃい―――


タツヤ「・・・」


タツヤ「・・・」スゥ・・


タツヤ「いってきますっ」


タツヤ「まどか」




おわり

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