男 「ちょっと引っ掛けてくか」ガラガラー
女 「いらっしゃい」ブスー
男 「やだ 感じ悪い」
元スレ
男 「ん? 居酒屋 無用?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337504337/
女 「ウチは注文とらないよ 嫌ならくんな!」
男 「・・・ライムサワーで」
女 「生中一丁お待ち」ゴトッ
男 「まて!お前これカウンターの下から出したろ!」
女 「嫌ならくんな!とっとと帰れ!」
男 「食べ物は粗末にするなってばっちゃが言ってた!!」グィ!
女 「チッ・・・」
男 「ぶはぁ~~~!!クラス対抗牛乳一気飲み大会優勝者なめんなぁ!!」
女 「・・・マジはぇ~な」
男 「これのおかげで一発芸は大抵通る!!」ドヤァ・・・
女 「スナギモ一丁お待ち」コトッ
男 「だからお前カウンター下にから出すなよ!!」
女 「一応ライト当たってるはずだからあったかいよタブン」
男 「嘘付け!! なんか冷めててギトギトじゃねーか!!それに一本だけかよ!!」
女 「お前なんてこれがお似合いだ!」
男 「こんなだから客いないんだな」
女 「うるせーなー 嫌ならくんな!」
男 「これ食って口直し飲んだら帰るよ」
女 「・・・梅酒一丁お待ち」コッ
男 「おーいいじゃんいいじゃん あと寝るだけってか」
女 「千円な 毎度あり」
男 「もーこねーよ」
男 「」ガラガラー
女 「いらっしゃい」
男 「・・・ライムサワーで」
女 「生中一丁お待ち」ゴトッ
男 「また・・・カウンター下から・・・」
女 「嫌ならくんな!」
男 「ここしか開いてねーんだよ・・・」
女 「こんな時間に飲もうと思うのが悪い」
男 「泡飛んどる・・・」グビグビ
女 「なんだ?落ちこんでんのか?」
男 「・・・男には色々あらーな」
女 「おねーさんに話してみろ なぁに悪いようにはしないさ」ニヤニヤ
男 「・・・何で悪さ前提なんだよ」
女 「いいだろぉ あんたとあたしの仲じゃん」
男 「・・・分単位の付き合いしかしてねぇよ」
女 「いーじゃんいーじゃん 減るもんじゃねぇだろぉ」
男 「・・・ツマミ」
女 「人の好意は受けるもんなのにぃ タコ刺し一丁お待ち」コト
男 「だからなんでカウンター下から出て来るんだよ!!」
女 「確か冷蔵庫入れてるはずだから冷たいに違いないよ10分くらい前まで」
男 「嘘付け!!ってこのタコ刺し3枚くらいしかねーじゃねーか!!」
女 「おーおー 元気になったな これが狙いでした」キリッ
男 「ふっざけんじゃねー!!」
男 「くっそ腹立つ・・・なんかグイッといけるもんくれよ!!」
女 「ちょっとまてよ・・・ショットガン一丁お待ち」ソッ
男 「ここそーゆー感じの店じゃねーだろ!!」
女 「出た分はちゃんと飲めよ」
男 「うるせー!! 飲むに決まってんだろ!!」ペロコングイッ
女 「おー いけるねー」
男 「かっ・・・はぁ・・・んっ」プルプル
女 「なにこれかわいい」
男 「うぅ・・・ぅんん・・・ちぇ・・・チェイサー・・・」
女 「ほい サングリ」コト
男 「み、水で」
女 「注文が多いなぁ」
男 「・・・た、頼む」
男 「たのもー!!」ガラガラー
女 「いらっs なんだお前か」
男 「なんだじゃねぇよ!! 気が付いたら警察だったぞ!!」
女 「倒れた客相手にしてられるか」
男 「携帯まで勝手に使いやがって!!」
女 「パクられなかっただけマシだと思え」
男 「あっ!!そういや金!!」
女 「釣りはねぇんだよ この生中サービスしてやるから二百円は諦めろ」コトッ
男 「ふざけんな!!俺の大切にしてた2千円札返せ!!」
女 「そんなもん財布に入れんなよ」
男 「俺の宝物だぞ!!地域振興券の次に大切な宝物だぞ!!」
女 「しつこい男は嫌われるぞ」
男 「しかも良く考えたら水の分まで金取られてるじゃねぇか!!」
女 「ほんとは注文特別料金で5倍のとこまけてやってるんだ ありがたく思え」
男 「・・・大概にしろよ」ワナワナ
女 「あ、てんちょー」
大男「お客様 当店には当店のルールとマナーがございます」ムキッ
男 「」
大男「ご納得いただけなければどうぞ速やかにご退場願います」ムキッ
男 「」
男 「俺の二千円札ぅ」グビグビ
女 「まぁまぁ元気出せよ」
男 「ぐぅぅ・・・ぐずぅ・・・」グジグジ
女 「これはメンドクサイ」
女 「ほらほら お前の好きなライムサワーだぞ」コトッ
男 「うぅ・・・あ゛り゛か゛と゛う゛~」グジグジ
女 「これはあたしのオススメのつくねだ よく味わえ」コトッ
男 「う・・・うまい・・・」モキュモキュ
女 「ほんとに?うまい?」
男 「うまい」グビグビ
女 「よしよし 次はきんぴらだ」コトッ
男 「ぅ・・・」
女 「いけるだろぉ?」
男 「これは不味い」
女 「・・・ライムサワー一丁お待ち!」ゴッ
男 「うぅ~二杯目のライムサワーで口直しだ」グビグビ
女 「おでん3種一丁お待ち」コトッ
男 「何でここはカウンター下から料理が出るのか・・・」
女 「おっ?もう大丈夫だね」
男 「ん ありがとう もう大丈夫だ」
女 「飲むのも早いが立ち直るのも早い」
女 「ソバメシ一丁お待ち」コトッ
男 「おー香ばしいいい匂い」
女 「匂いに敏感とかおやじだねぇ」
男 「えーこれは普通でしょ」
女 「・・・そーかもな」
男 「あ、今のもしかしてシモネタ挟もうとした!?そうでしょ!?絶対そうでしょ!?」
女 「あーうるさいうるさい」
女 「そろそろおあいそ?」
男 「お前愛想良くしてくれんの?」
女 「さっき慰めてやったこともう忘れてんのか? お茶一丁お待ち」コト
男 「そうだったな」ズズー
女 「二千円になります」
男 「おー案外食った気でいたけどそうでもないこともないか」
女 「かわいーおねーさんに慰めてもらって二千円なら安いと思うけど」
男 「ノーコメントだ」
男 「あいてるかー」ガラガラー
女 「いらっしゃ・・・またか」
男 「相変わらず客いないなー」
女 「なんでだろーねー」
男 「カウンター下からいきなり商品が出てくるからだと思う」
男 「そうだ!!お前またお茶の分まで金取ったろ!!」
女 「百円サービスしてやったんだからありがたく思え」
男 「そもそも二百円貸しがあんだよ!!」
女 「あーあーきこえないー 生中一丁お待ち」ゴトッ
男 「そのうちとりかえしてやる」グビグビ
女 「常連宣言乙」
男 「常連か・・・悪くない・・・」ニヤニヤ
女 「被搾取階級宣言乙」
男 「お前客に敵作って楽しいのかよ!!」
女 「枝豆一丁お待ち」コトッ
男 「なんか量少なくない!?」
女 「うるさいなぁ」
男 「中身入ってないのもある・・・」
女 「揚げ出し豆腐一丁お待ち」コト
男 「おー味はいいよなココ」
女 「まぁ厨房はまともだし」
男 「自分はまともじゃないことわかってんのか」
女 「トマトとチーズの出会ったとき一丁お待ち」コト
男 「ここのイメージと違わなくない?」
女 「しらない 言うのも結構恥ずかしいんだから黙って食え」
男 「案外かわいいところもある」
女 「麦焼酎一丁お待ち」コトッ
男 「おー酒が出てきた」
女 「ここ居酒屋だから」
男 「全異常って頭につけとけな」
女 「・・・芋の煮っ転がし一丁お待ち」コトッ
男 「あ、怒った?怒った?」
女 「怒ってない! なんで!」
男 「今一拍おいた 雰囲気で分かる」
女 「いいからさっさと食え」
男 「んー」
女 「どうだ?」
男 「なんか微妙に違う気がする」
女 「微妙に違うってなんだよ!」
男 「微妙に違うは微妙に違うだよ」
女 「・・・不味くはないんだな?」
男 「なんだよ・・・まさか・・・」
女 「てんちょー! あたしの勝ちだ!時給百円上げ!」
男 「客の反応で賭け事すんな!!」
女 「カシスグレープ一丁お待ち」ゴトッ
男 「この店の名前ってさぁ・・・」
女 「ん?」
男 「結構消えかかってたけど直さなくていいの?」グビグビ
女 「さぁ?その辺はてんちょーの問題だし」
男 「自分の仕事以外はノータッチか」
女 「あたしバイトだし 子持ちししゃも一丁お待ち」コトッ
男 「一品定額くらいは書いといた方がいいと思う」
女 「あたしにできるのはサーブだけだし」
男 「RPGの店員か」
女 「冷奴一丁お待ち」コトッ
男 「おおひゃっこい」
女 「ひゃっこい?」
男 「ひゃっこい」
女 「何語?」
男 「ええ!?」
男 「ひゃっこいってつたわらない?」
女 「しらない」
男 「冷たいとかそんな感じの・・・」
女 「しらない」
男 「案外世間知らずでもある」
男 「酒は?」
女 「お前弱いんだからそろそろやめとけ」
男 「いやまだいける」
女 「んーでもなー」
男 「なぁ・・・いいだろ・・・」
女 「ダメ」
男 「そんな事言わないでよぉ・・・」
女 「甘えてもダメ キモイだけ」
男 「ちょっとだけだから」ナデナデ
女 「あっばか!」
男 「なんか思ったよりゴツゴツしてる」
男 「こっこれは!?」
女 「あーあ」
大男「お客様 気付いてしまわれましたか・・・」
男 「えっこれって・・・」
大男「この店は全自動居酒屋店員無用」
大男「ベルトコンベアーで商品をお客様まで運びアームでサーブする」
男 「」
大男「周囲を把握するカメラ、正確に物を運ぶアーム、本物かと見紛うようなグラフィック・・・」
大男「人間の環境把握能力は信じたい現実へと修正を掛けていく
大男「多少いびつであっても酩酊状態ならなおさら・・・」
男 「」
大男「ですが・・・ちょっと強引なお客様もいらっしゃいますね」
大男「軽く触れるくらいなら誤魔化せると思いましたが・・・」
男 「あのっ・・・あの娘は・・・」
大男「店員は3Dフォログラフィー技術を使用」
大男「稼動範囲を限定することで密度を上げ」
大男「ご都合主義を加えて作った映像です」
男 「え・・・映像・・・」
大男「案外飲食店というのは難しいものですね」
大男「あなたが常連になってくれてほんとに助かりましたよ」
大男「この事は他言無用で・・・お礼はこの通り・・・」
男 「いえ・・・結構です」ガラガラー
女 「あの・・・てんちょー・・・」
大男「ふむ・・・まぁいいでしょう」
男 「あの娘は・・・現実じゃなかったのか・・・」
女 「あのっ!」
男 「えっ!?」
大男「まぁ会話するために中の人って必要ですしね・・・」
大男「それにしてもツマミ食いしたもの出してたとかなかなか図太いですね あの娘は」
おしまい
65 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/05/20 19:43:44.66 rMfImVC+0 56/56注文しなくてもツマミ持って来てくれるお店があれば言いなぁ
と思って書きました
レスくれた人ありがと~
俺の勝手な以下略