1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 00:44:57.10 WBCKNbV10 1/23

女友「はい、お茶」コト

「ありがと」ズズー

「で、この連休ど真ん中にわざわざ家まで呼び出すってことは、よっぽど何かあったんだ?」

女友「うん……」

元スレ
女「何する気?」女友「ち、違うの。これは……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1367855097/

2 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 00:50:14.50 WBCKNbV10 2/23

女友「あのさ……女ちゃんって、好きな人とかいる?」

「えっ? 何急に」

女友「その……いるのかなって」

「えーとね……あんまり私、そういうの分からないというか、疎いから……」

女友「そうなんだ」

「女友、もしかして好きな人いるの?」

女友「い、一応ね」

6 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 00:53:48.81 WBCKNbV10 3/23

「そっかぁ。一応私も、気になっている人はいるんだけどね」

女友「えっ……」

「まぁ気になってるってだけで、好きとかそういうのとは違うかもしれないけど」

女友「だ、誰?」

「それは……言いたくないな」ズー

女友「あ、お、お茶。淹れてくるよ」

「どーも」

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 00:57:51.03 WBCKNbV10 4/23

~台所~

女友「女ちゃん、好きな人いるかもしれないんだ」

女友「私じゃないよね。きっと」

女友「やだな……そんなの」

女友「女ちゃんのこと、好きなのに」

女友「はぁ……」ガサガサ

女友「あれ? ティーパック切れちゃってる」

女友「買い置きあったかなぁ」ガタガタ

10 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:00:01.63 WBCKNbV10 5/23

女友「この棚に無いかな」ガタガタ

女友「あ、あった!」スポッ

ゴトン!

女友「っと、何か落ちちゃった」

女友「これは……?」

『○○製薬睡眠薬』

女友「……」

女友「睡眠薬ってことは、飲んだら眠っちゃうんだよね」

女友「……」

13 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:04:00.14 WBCKNbV10 6/23

女友「はい」コト

「いただきまーす」ズズ

女友「……」

「……どしたの? 黙りこくっちゃって」

女友「な、何でもないよ」

「そう……」

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:09:02.01 WBCKNbV10 7/23

~数分後~

「……」ZZZ

女友「……」

女友「ほ、本当に寝ちゃった」

女友「まさか効いちゃうとは……いや、本物の睡眠薬だから効かないわけないけど……」

女友「ど、どうしよう」

女友「眠らせちゃっただけで、警察沙汰になったりとかしないよね?」オロオロ

15 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:13:19.96 WBCKNbV10 8/23

女友「でも……」ジッ

「すー……すー……」

女友「綺麗……///」ゾク

女友「こんなに無防備な女ちゃん初めて」

女友「今だけ、女ちゃんを好きにしていいんだ……」

女友「……」ソー

女友「」ツンッ

女友「さ、触っちゃった! 女ちゃんの唇、触っちゃった!///」キャー

17 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:20:31.17 WBCKNbV10 9/23

女友「……」パクッ

女友「っ……///」チュッチュッ

女友「これ、間接キスになるんだよね……?///」ポー


「ぐー……」

女友「全然起きる気配が無い」

女友「……髪の毛、さらさら」

女友「まつげ長いし」

女友「起きそうにないし、ちょっとだけ抱いてみようかな……」ギュッ

女友「すごく可愛いよ、女ちゃん……///」

女友「……女ちゃんの彼女になったら、毎日こんなことできるのかな」

女友「いいな……///」ギューッ

20 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:26:00.80 WBCKNbV10 10/23

「うう……ん……」

女友「!?」ドキッ

「ん……」

女友(お、起きた……!?)

「ん~……すー……」ZZZ

女友「……抱いちゃうのは、ちょっとやりすぎたね」ドキドキ


女友「……」チラ

女友「女ちゃんのおっぱい……」

女友「ちょ、ちょっとだけなら……」ゴク

女友「」モミ

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:33:09.07 WBCKNbV10 11/23

女友「わ……///」モミ

「すー……」

女友「お、起きないよね……?」

女友「女ちゃんのおっぱい……これが……///」フニフニ

女友「決して大きくないけど、素晴らしい感触……///」フニフニ

女友「私、もう完全に変態……」

「すー……」

女友「こ、こんな気持ちにさせる女ちゃんが悪いんだからね。可愛すぎるんだもん……」


女友「……キス、したい……///」

29 : >>21 指です[] - 2013/05/07 01:42:29.99 WBCKNbV10 12/23

女友「今私がキスしても、起きたら何も分からないし、何も覚えてないんだよね」

女友「いけない事だけど……でも……」ポロポロ

女友「好きなの。女ちゃん。どうしても好きなのっ……」

女友「やだ、もう」グシグシ

女友「……お願い。今だけ、私の恋人でいてね……」

女友「……///」


「何する気?」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:46:55.70 WBCKNbV10 13/23

女友「っ!」ドキッ

「女友?」

女友「ち、違うの。これは……」

「違うって?」

女友「あ、あのね、あのっ……うう……」ポロポロ

「な、泣かないでよ、ちょっと」

女友「う、うわああぁんっ」

「もう。ほら」ギュッ

女友「! お、女ちゃ……!」

38 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:53:34.14 WBCKNbV10 14/23

「落ち着くまで、こうしてあげる」ギュー

女友「うっ……うう……ひっく……」グスグス


「落ち着いた?」

女友「ん……」

「で、何しようとしたの?」

女友「……私、女ちゃんに謝らなきゃいけないことしちゃったの」

「例えば?」

女友「女ちゃん。お茶飲んだ後に寝ちゃったでしょ? あのね、私……お茶に睡眠薬入れたの」

女友「半信半疑で入れたら、本当に効いちゃって。女ちゃん寝てるの見て、抑えられなくなって」

女友「お、おっぱい揉んだり、キスしようとしたり……」

女友「私、本当にひどいことを……」シュン

「……」

(か、可愛い……///)

40 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 01:56:57.44 WBCKNbV10 15/23

女友「ごめんね。本当にごめんね」

「女友。もしかして、女友の好きな人って?」

女友「うん……お、女ちゃん……です……///」

「……女友。私も謝らないといけない事があるの」

女友「え?」

「その……睡眠薬で寝てたの。半分演技なんだ」

女友「」

42 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:00:59.12 WBCKNbV10 16/23

「途中でもう起きてたの」

女友「ど、どのあたりから!?」

「あの……唇を指で触られたあたりから」

女友「け、結構最初のほう……!」

「何で私が起きなかったか分かる?」

女友「えっ……?」

「もっと女友に、そういうことされたいって思ったから」

女友「そ、それって」

「……好きだよ。私も」ニコ

45 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:04:43.28 WBCKNbV10 17/23

女友「ほ、ほんと!?」

「本当」

女友「で、でも私、女ちゃんを眠らせていたずらするような子だよ……!?」

「あのね、キスする前、あんた泣きながら何て言ってた?」

女友「えっと……」


>女友「今私がキスしても、起きたら何も分からないし、何も覚えてないんだよね」

>女友「いけない事だけど……でも……」ポロポロ

>女友「好きなの。女ちゃん。どうしても好きなのっ……」

>女友「やだ、もう」グシグシ

>女友「……お願い。今だけ、私の恋人でいてね……」


女友「あ、あわわ……///」プシュー

「女友が泣きながら私に告白するのも聞いたんだよ?」ニッ

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:10:47.27 WBCKNbV10 18/23

「正直寝てる間に、初めてを奪われるようなひどいことでもされるかと思ったら」

女友「そ、そんなことしないよっ!!」

「だからさ、なんて健気で儚い独白をしてくれるんだと……!」

女友「は、恥ずかしい……///」カァァ

「可愛すぎるだろーがーもー///」ギュー

女友「……わ、私なんかでいいの?」

「いいってーの」

女友「女ちゃん……ありがとう……///」ギュッ

「私からも、ありがと///」

48 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:15:28.65 WBCKNbV10 19/23

「ただ」グイッ

女友「え?」ドサッ

「……私もやられっぱなしは、やだよ」

女友「女ちゃん……///」ドキドキドキ

「いい……?///」

女友「う、うんっ……///」コクン

51 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:20:36.84 WBCKNbV10 20/23

…………………………

女友「はっ……あっ……///」ビクッビクッ

「ふふ、可愛かったよ///」

女友「なかなかイかせてくれないの……いじわる……」

「女友の泣き顔って、何かそそるものがある」

女友「女ちゃんの変態」

「お互い様だ」ナデナデ

女友「うー……」


女友「汗すごい……」

「……」ペロ

女友「ひゃっ///」

「女友のほっぺた、しょっぱい」

女友「もう。お風呂入ろっか」

「だな」

53 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:26:50.13 WBCKNbV10 21/23

~お風呂~

「ほら、体洗うよ」ゴシゴシ

女友「やっ……あん……///」

「へっへっへ、奥さんどうなんだい」ゴシゴシ

女友「やめてください電気屋さん! 私には永遠の愛を誓った人が……」

「あっはは! 何だこの設定!」ゴシゴシ

女友「そ、そっちが始めたくせに!」

54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:30:53.57 WBCKNbV10 22/23

「気持ちいいなぁ……」

女友「ね……」

「……起きたら全部夢でした、なんてことはねーよなぁ」

女友「本当はまだ睡眠薬が効いてて、全部夢だったりして」

「おい。そんな怖いこと言うな」ギュッ

女友「冗談だよ。これは夢じゃありません。私と女ちゃんは恋人になりました。これは紛れも無い現実です」ギュッ

「……なぁ」

女友「なぁに?」

「……///」チュッ

女友「んっ……///」

56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/05/07 02:40:29.63 WBCKNbV10 23/23

「……確かに、現実だな。夢ならこんなに気持ちよくない。絶対」

女友「そうだね」

「ずっと、一緒だからな」

女友「うん。ずっと一緒にいようね」

「じゃもう一回、誓いのキス」

女友「ん……」

「今度は、女友から」

女友「え?」

「私からしかキスしてないから。女友からも、して欲しい」

女友「……じゃあ、するよ……?///」

「……///」

チュッ


Happy End

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