櫻子「私たちで今いるカップルをもっとラブラブにするの!」
向日葵「意味がわかりませんわ」
櫻子「その作戦はね・・・」カクカクシカジカ
向日葵「それって私たち嫌われません?」
櫻子「だいじょうぶ!終わったらみんな絶対私たちに感謝するって!」
櫻子「じゃ、作戦決行は1ヶ月後ね
私は情報収集してくるから向日葵は準備とかよろしく!」
向日葵「はぁ・・・、結局断りきれませんでしたわ・・・しょうがないですわね」
.
元スレ
櫻子「ラブラブ大作戦!!」向日葵「は?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366455486/
1ヶ月後
櫻子「向日葵、準備はしてきた?」
向日葵「一応作戦通りにいろいろ準備してきましたわ」
櫻子「よし、じゃあいくよ!」
櫻子「最初は船見先輩と歳納先輩だ!」
向日葵(緊張してきましたわ・・・)
-結衣宅ー
京子「結衣ー、お腹空いたー」グゥー
結衣「そうだね
もうそろそろ昼だしご飯作ろうか」
ピンポーン ガチャガチャ
結衣「!?なんだ?」
櫻子「お邪魔しまーす!!」
向日葵「お邪魔しますわ!」
京子「おー!ちっぱいちゃんにおっぱいちゃんじゃん!」
結衣「何か用事?ていうか鍵はどうやってあけたんだ?」
櫻子「質問には答えられません!
先輩達ここから先立ち入り禁止!」ビシッ
結衣「はぁ?一応私の家なんだけど・・・って古谷さん勝手に冷蔵庫あけてるんだけど何?」
京子「何かつくってくれるのかー?」ワクワク
向日葵「ふむふむ、この食材で作れるのは麻婆豆腐ですわね・・・」
結衣「お、おい!なんで勝手に料理始めてるんだ?」
トントントントン
ジュー
ジャッジャッ
.
向日葵「櫻子ー、できましたわよ」ゴトッ
櫻子「おぉー!うまそうな麻婆豆腐!いただきますっ!」
向日葵「うふふ、召し上がれ」
櫻子「もぐしっ、うめぇー」ガツガツ
向日葵「よかったですわ(ちょっとだけ不安でしたわ…)」ホッ
京子「あれー?私達の分とかないの?」
向日葵「ありませんわ」キッパリ
京子「ええー!?」
櫻子「向日葵ー!あーん」
向日葵「えっ///、あ、むぐっ」
向日葵「…おいしいですわ!」
櫻子「向日葵!私にもあーんして!」
向日葵「わかりましたわ、はい」アーン
櫻子「あーん、んむぐむぐ」
櫻子「おいしい!」
イチャイチャ
京子「な、なにこれ…?結衣、私達どうしたらいいの?」
結衣「まったくわからない
これが2人だけの世界ってやつか・・・」
京子「ヤバい…空腹と訳のわからなさで怒りが…」イライラ
結衣「わたしもだ…(せっかく京子のために麻婆豆腐の材料朝イチで買ってきたのに…)」イライラ
櫻子「向日葵!次はおまちかねの!」
向日葵「待ってましたわ!ラムレーズン!(棒)(ついに…、このときが来てしまいましたわ)」
櫻子「わーい!2ダースもある!(棒)(マジか・・・)」
櫻子「よ、よーし!全部食べるぞー!向日葵!」パクパク
向日葵「うっ、わ、わかりましたわ!」パクパク
結衣「まさか、全部食べる気か…?」
京子「わたしのラムレーズンがー!!
って結衣、なんであんなにラムレーズンあるの?探しても見つけたことないんだけど」
結衣「あ、あれはお前がいつ来てもいいように…あとお前はあったらあるだけ食べそうだから1個だけ見える場所においてあとは床下のラムレーズン専用冷蔵庫にだな…」ブツブツ
結衣「はっ!い、今のは忘れてくれ!///」
京子「へぇー、結衣…わたしのこと考えてくれてたんだ」ニヤニヤ
京子「麻婆豆腐だって、わたしが昨日食べたいっていってたやつだよね?」
結衣「ち、ちがう私もちょうど食べたかったから…」ゴニョゴニョ
京子「結衣・・・いつもありがとね!」
結衣「う、うん・・・///」
櫻子「向日葵っ、そろそろ行こうか」ボソボソ
向日葵「そうですわね」ボソボソ
向日葵「やっと食べ終わりましたわ!」
櫻子「ふぅー、疲れた」
櫻子「先輩達!ありがとうございました!」ペコッ
向日葵「失礼しましたわ」ペコッ
ガチャ バタン
-ドアの外-
櫻子「ううっ、食べすぎた…」
向日葵「船見先輩、2ダースは用意しすぎですわ(停電のとき泣きそうですわね)」
櫻子「向日葵っ、窓から覗くよ」コソコソ
向日葵「あっ、待って櫻子っ」コソコソ
.
結衣「本当に全部食べていったのか…」
京子「結衣ー、お腹空きすぎて泣きそう」
結衣「外食にするか…(せっかく麻婆豆腐の練習したのに…)」
京子「あれ!?結衣ー!」
結衣「どうした?京子?」
京子「冷蔵庫の中身減ってない!ラムレーズンもある!」
結衣「本当だ、なんでだ…?(床下も無事だ…)」
京子「冷蔵庫の中身使うふりして自分たちの食材使ったってことかな?」
結衣「なんのために?」
京子「私達を驚かせる…ため?」
結衣「はぁ…まぁいいか、とりあえず麻婆豆腐作るから」
京子「結衣ー」
結衣「どうした?」
京子「あの2人、うらやましかったね」
結衣「す、少しだけな…」
京子「私達も食べさせあいっこしよっか!」キュピーン
結衣「ば、ばか///」
.
櫻子「よし!いい雰囲気になったね!」
向日葵「ミッションコンプリート!ですわ!」
櫻子「じゃあ、次行こっか向日葵?」
向日葵「そうですわね」
.
-西垣家ー
西垣「松本、今日お前に来てもらったのはだな…」
りせ「…」
西垣「はははっ!わかってるなら説明はいらないな!」
西垣「そうだ!この怪しい薬を飲んでもらおうか!」
ピンポーン ガチャガチャ
西垣「だ、誰だ!?(警察か?いやまだやましいことはしていないはずだ)」
櫻子「お邪魔しまーす!!」
向日葵「お邪魔しますわ!」
西垣「大室に古谷?なぜここに?どうやってあの鍵を開けたんだ?」
櫻子「質問には答えられません!
先生と会長はここから先立ち入り禁止!」ビシッ
向日葵「ですわ!」ビシッ
向日葵(楽しくなってきましたわ!)
櫻子「向日葵っ、早速あれを探すんだ!」
向日葵「わかりましたわ!」ガサゴソ
向日葵「!?ありましたわ!怪しい薬!」
西垣「やめろ!古谷っ!それは松本にのませようとしていた強力な媚薬だ!」
りせ「…」
西垣「ち、違うんだ松本…、あぁ警察はやめてくれ…」
向日葵「早速飲みますわ!」
櫻子「イッキ!イッキ!」
西垣「やめろ!大変なことになるぞ!」
向日葵 グビグビッ
.
向日葵「ぷはぁっ」
櫻子「向日葵…?」
向日葵「さくらこ…」トローン
向日葵「さくらこー!」ブチュー
櫻子「ひ、向日葵!んぁっ会長と先生が見てるよぉ!」ハァハァ
向日葵「んふふ…きれいですわさくらこ」ペロペロ
櫻子「うわぁっ、舐めないでよっ向日葵!ひゃうんっ」
イチャイチャ
西垣「ふむ…予想より効果が小さいな
改良が必要か…?」
りせ「…」
西垣「ごめんなさい」ゲザァ
櫻子「そろそろ行くよっ!向日葵っ」グイグイ
向日葵「さくらこぉ~」トローン
ガチャ バタン
櫻子「はいっ、向日葵終わりっ!」ペシペシ
向日葵「はっ!夢中になってましたわ!」
櫻子「向日葵、演技うまかったけどさ…///」
向日葵「日頃たまってたものがでてしまいましたわ///」
櫻子「もう…ばか///」
櫻子「って、早く窓から覗くよっ向日葵!」コソコソ
向日葵「!?わすれてましたわっ」コソコソ
.
西垣「はは…、騒がしいやつらだったな…」
りせ「…」
西垣「い、いや、話題を変えようとか思ってないぞ
反省してるんだ一応」アセアセ
りせ「…」
西垣「何?薬の目的だって…?」
西垣「決まってるじゃないか」
西垣「…たまには私が攻めにまわりたいんだよー!!もう受けはいやだー!!」チクショー
りせ「…」
西垣「薬なんかなくてもしてあげる、か…」ガクガクブルブル
西垣「ぎにゃあああああああああ!」
.
向日葵「西垣先生は受けだったんですのね…」
櫻子「向日葵っ、攻め、受けって何?」
向日葵「ふふっ、夜の櫻子ば受げですわ」ニッコリ
櫻子「い、意味わかったよ…」
向日葵「とにかくっ!ミッションコンプリート!ですわ!」
櫻子「よし!次行こっ!」
.
-杉浦家-
千歳「綾乃ちゃん、おやつでも食べへん?」
綾乃「ん?そろそろ3時だしちょうどいいわね」
千歳「よかったぁ、今日うち漬け物持ってきたんよ」
綾乃(えっ…おやつに漬け物…?)
ピンポーン ガチャガチャ
綾乃「ひっ…だ、誰!?」
櫻子「お邪魔しまーす!!」
向日葵「お邪魔しますわ!」
千歳「大室さんに古谷さん!?どうしたん?」
綾乃「あれ?鍵がかかってたはずだけど…?」
櫻子「質問には答えられません!
先輩達ここから先立ち入り禁止!(毎度おなじみ!)」ビシッ
向日葵「ですわっ!」ビシッ
綾乃「い、一応私の家なんだけど…」
櫻子「さっ、向日葵!例のアレを!」
向日葵「ラジャーですわ!」ガサゴソ
千歳「すごいコンビネーションやねー」
向日葵「ありましたわ!」
千歳「あっ!そ、それはあかんよ!綾乃ちゃんと食べようと思って漬けた漬け物や!」
櫻子「わーい!漬け物!いただきます!」モグモグ
櫻子「おいしい!」
向日葵「よかったですわ」
櫻子「愛情を感じる!」
千歳「当たり前や!綾乃ちゃんのために漬けたんやから!」
綾乃「ち、千歳…///」
櫻子「向日葵っ、あーん」
向日葵「あーんでふわ、モグモグおいしい!」
向日葵「あっ、櫻子…ほっぺに…」ペロッ
櫻子「ひ!向日葵っ!///」
イチャイチャ
千歳「ええなぁ…ラブラブやねぇ…」ボタボタ
綾乃「もうっ、千歳っ」フキフキ
櫻子「ごちそうさまー!」
向日葵「お粗末様ですわ」
櫻子「さて、次は…」
向日葵「おまちかねの…」
櫻子「デザート!」
向日葵「ですわ!」
櫻子「わーい!高級プリン!」
向日葵「2つもありますわ!」
綾乃「あっ!奮発して買った私と千歳のプリンっ!」
千歳「え?綾乃ちゃん、前あのプリンのこと安いって…」
櫻子「安いわけないじゃないですか先輩!」
向日葵「このプリンは1個1500円ですわ!」
千歳「なんやってぇ!ほんま?綾乃ちゃん?」
綾乃「ほ、本当よ
でも…千歳のためだったら安いわ!」ドーン
千歳「綾乃ちゃん…///」
櫻子「すっげー!このプリン向日葵のおっぱいみたい!」プルンプルン
向日葵「こ、こら櫻子っ!やめなさい!(このさくらんぼは櫻子の…///)」
千歳 ブシャアアア
綾乃「千歳ぇー!!」
.
櫻子「先輩方!ありがとうございました!」ペコッ
向日葵「お邪魔しましたわ」ペコッ
ガチャ バタン
櫻子「ふーっ、おいしかったね」
向日葵「ですわね(櫻子のさくらんぼ…///)」ボー
櫻子「向日葵っ、早く窓から覗くよっ!」コソコソ
向日葵「はっ!意識が!待って櫻子」コソコソ
.
千歳「いってもうたね…」
綾乃「あっという間だったわね…」
千歳「うち、もっかい漬け物漬けてくる
綾乃ちゃんに食べて欲しいんよ」
綾乃「私もあのプリン買ってくるわ…(今月のこづかいが…)」
千歳「あれ?」
綾乃「どうしたの?千歳?」
千歳「冷蔵庫無事やで
うちの漬け物も綾乃ちゃんのプリンも」
綾乃「え?本当ね、なんでかしら…」
千歳「よかったぁ、これで綾乃ちゃんに食べてもらえるわ」
綾乃「私も千歳の愛情たっぷりの漬け物楽しみだわ」
千歳「も、もう…綾乃ちゃんからかわんといて///」
綾乃「はい、千歳プリン」コトッ
千歳「こんな高いもんもらえへんよ…」
綾乃「いったでしょ、千歳のためなら安いって
食べなきゃ罰金バッキンガムよ!」
千歳「ありがとう、綾乃ちゃん…」
.
櫻子「またしてもうまくいったね
私って天才?」
向日葵「そうかもしれませんわね
私もここまでうまくいくとは思いませんでしたわ」
櫻子「へへーん!すごいだろ!」
向日葵「゙勉強゙以外はすごいですわ」
櫻子「そこ強調するなよ…」
櫻子「ささっ、つぎつぎ!次行こっ!」
向日葵「次で最後ですわよね?」
櫻子「そうだよ」
向日葵「でも、問題が発生しましたわ」
櫻子「?どうかしたの?」
向日葵「お金が足りませんわ
麻婆豆腐の材料とラムレーズン2ダースと漬け物の野菜と高級プリンを買って」
向日葵「もう私の財布は空ですわ」
櫻子「えぇーっ!?ここまできて!?」
向日葵「ていうか、私が全部お金出してますけど!あなた1円も出さない気なんですの!?」
櫻子「はぁ…しょうがない、私の財布を出すときがきたようだな」ゴゴゴゴ
向日葵「!!すっごく頼もしいですわ!」
櫻子「どうだぁー!!」ババーン
チャリーン
500円
向日葵「…」
櫻子「…」
櫻子「てへっ☆」
向日葵「てへっ☆じゃありませんわ!
500円じゃどうしようもありませんわよ!」
向日葵「今日は諦めてまた後日…」
櫻子「それはダメ!」
向日葵「どうしてですの?」
櫻子「歳納先輩達が言ったら意味なくなるじゃん!突然訪問するから意味があるの!」
向日葵「それもそうですわね…」
向日葵「…」
向日葵「わかりましたわ!500円でどうにかしてみますわ!」
櫻子「えっ!できるの!?」
向日葵「次に必要なものはなんですの?」
櫻子「えっと…、高級ケーキ」
向日葵「…ケーキ屋へいきましょうか」
櫻子「大丈夫なの!?」
向日葵「なんとかなりますわ!」
.
向日葵「ふぅ…ケーキは買いましたわ」
櫻子「1個200円の安物じゃん!ごまかせるの!?」
向日葵「考えはありますわ」
櫻子「本当に!?」
向日葵「えぇ、とにかく次へいきましょう」
櫻子「えーっと、あかりちゃん家だね」
.
-赤座家ー
ちなつ「あかりちゃん暇ー」ゴロゴロ
あかり「この時間のテレビはあまりおもしろくないからね…」
ちなつ「そうだ!あかりちゃん、お茶にしよっ
私ケーキ持ってきたんだー」
あかり「本当?ちなつちゃんが持ってくるケーキおいしいよねぇ」
ちなつ「うんうん、テーブルに置いてきたから食べよっ」
ピンポーン ガチャガチャ
あかり「うわっ、急になに?こわいよぉ」
ちなつ「あああああかりちゃんだだだ大丈夫落ち着いて」プルプル
あかり「ちなつちゃんが落ち着いた方がよさそうだよぉ」
櫻子「お邪魔しまーす!!」
向日葵「お邪魔しますわ!」
ちなつ「櫻子ちゃんと向日葵ちゃん!?」
あかり「2人ともいらっしゃい…ってあれ?鍵はどうやって開けたの?」
櫻子「質問には答えられません!
2人ともここから先立ち入り禁止!」ビシッ
向日葵「ですわっ!」ビシッ
あかり「ここ、あかりの家だよねぇ!?」ガーン
ガサゴソ
向日葵「早速見つけましたわ!」
ちなつ「あーっ!高級茶葉が!」
櫻子「あかりちゃんとお茶飲むときはいつもこれだもんね」ニコニコ
あかり「えっ?本当?ちなつちゃん」
ちなつ「あ、あれは雑草よ!あかりちゃんには雑草で十分だわ!」
あかり「えぇー!ひどいよぉ!」
櫻子(ちなつちゃん…なかなか手強いな…)
向日葵「櫻子、お茶ですわ」コトッ
櫻子「ありがとっ向日葵」ズズズ
櫻子「うまいっ!やっぱ違うね!」
向日葵「櫻子ー、ここにお茶菓子もありましたわ」
ちなつ「ああっ!それはダメ!高級ケーキ!」
櫻子「わーい!高級ケーキ!(あの安物でごまかせるの!?どうするの!?)」
向日葵「櫻子、高級ケーキですわ(何とかなるかしら…?)」
櫻子「!?すっげー!!高そう!(どうやったんだ!あの安物から!)」
向日葵「た、高いのは当たり前ですわ
吉川さんは赤座さんの家にいくときだけ3000円の高級ケーキを買うんですから」
あかり「ちなつちゃん!本当!?」
ちなつ「う、嘘よ嘘!タイムセールで30円だったんだから!」
あかり「それはそれでひどいよぉ」
向日葵(くっ…吉川さんなかなか手強いですわ…)
櫻子「いっただっきまーす!」パクッ
櫻子「うげぇっ!(まっず!酢の味が…)」
ちなつ「!?」
向日葵「うめぇっ!ですって!?嬉しいですわ櫻子!」
ちなつ「聞き間違えか…、よかったわ」ホッ
櫻子「も、もう食えない…」ボソボソ
向日葵「もう少し頑張って…」ボソボソ
ちなつ「どうしたの2人とも?やっぱり私のケーキ…」
向日葵「おいしいですわぁ!!」バクッ
向日葵「櫻子っ!口移しですわ!」ンー
櫻子「えっ?ひっ向日葵!んっ」チュッ
ヂュッパクッゴクゴクモグモグ
向日葵「櫻子っ…どうでしたか?」ハァハァ
櫻子「と、とっても甘かったよ…」ハァハァ
ちなつ「ちっ、自慢でもしにきたのか」ケッ
あかり(ちなつちゃんが黒いよぉ…)
向日葵「も、もう帰りましょうか!
櫻子っ!いきますわよ!」アセアセ
櫻子「そうだね…」トローン
向日葵「お邪魔しましたわ!」
ガチャ バタン
向日葵「ふう…危なかったですわ」
櫻子「向日葵、あのケーキどうやったの?
味以外は高級ケーキだったよ!」
向日葵「麻婆豆腐の材料の余りと漬け物の余りを使ったんですわ
とにかく急いでたので味は…」
櫻子「うん!味は最悪だった!」
向日葵「ですわよねー」
櫻子「と、とりあえず窓を覗こう」コソコソ
向日葵「そうですわね」コソコソ
ちなつ「なんだったの…あの2人」
あかり「お茶飲んでケーキ食べて帰っちゃったね」
ちなつ「ああっ!私の高級茶葉!高級ケーキ!」
あかり「ちなつちゃん…」
ちなつ「もう、他のもの食べる!あかりちゃん家の冷蔵庫でもとは取れるかなぁ?」
あかり「どれだけ食べるつもりなの!?」
ちなつ「あれ?」
ちなつ「高級ケーキも高級茶葉もあるじゃん…」
ちなつ「あの2人は何を食べてたの!?」
ちなつ「まぁいいか♪あかりちゃーん!ケーキあったよ!一緒に食べよっ!」
あかり「あったの?」
ちなつ「あの2人、別のもの食べてたみたい」
あかり「ええっ?」
ちなつ「とにかく、食べよっ!あかりちゃんのために買ってきたんだし」
あかり「あかりの…ため?」
ちなつ「!な、なんでもない!」アセアセ
ちなつ「あっ!そうだ!向日葵ちゃん達みたいに口移しで食べようか」ニコニコ
あかり「ええっ!?なんで!?」
ちなつ「ほら!はやく!」ンー
あかり「」
向日葵「色々あったけどうまくいったみたいでよかったですわ」
櫻子「どうなることかと思ったよ…」
櫻子「でも!これでみんなラブラブだね!」
向日葵「ふふっ、そうですわね!」
櫻子「向日葵がいなかったらできなかったよ…」
向日葵「あら?櫻子の情報が一番重要でしたわよ
船見先輩のこととか吉川さんのこととか、知らないとどうしようもありませんでしたわ」
櫻子「いや、向日葵が一番がんばったよ」
櫻子「この作戦始まるまでの1ヶ月何してたんだよ」
向日葵「特に何もしてませんわ」
櫻子「絶対嘘!何で人の家の鍵開けれるんだよ!」
向日葵「あれは、櫻子が突然侵入したいと言ってたからですわ
ピッキングをちょっとだけ練習しましたの」
向日葵「他には船見先輩の得意料理は完全に再現できるようにしましたし、西垣先生の薬は想定できるパターンの演技は全部できるように練習しましたわ」
向日葵「あとは、池田先輩のおばあさんから漬け物の作り方をならって、茶柱をたてる特訓とそれから…」
櫻子「も、もういい」
向日葵「あら?もう少しあるのに…」
櫻子「ここまで本気でやるなんて思ってなかったよ」
向日葵「櫻子とのことはいつでも本気ですわ」
櫻子「向日葵…」
向日葵「さぁ、もう暗くなるし帰りましょうか」
櫻子「うん!」
櫻子「あのさ、向日葵…」
向日葵「どうかしました?」
櫻子「手、繋いでいい?」
向日葵「ふふっ、もちろんですわ!」
ギュッ
櫻子「えへへ、向日葵の手あったかい!」
向日葵「櫻子の手はすべすべで気持ちいいですわ」
櫻子「…ほんとはさ」
向日葵「?」
櫻子「向日葵ともっと仲良くなりたくてこの作戦の話したんだ」
向日葵「だったら…」
向日葵「だったら必要ありませんでしたわね」
櫻子「えっ?」
向日葵「そんなものなくたって私たちは十分仲良しですわ」
櫻子「へへっ…ありがとう///」
櫻子「じゃあさ…」
向日葵「ダメですわ」
向日葵「今日かかった費用は割り勘ですわ」
向日葵「あなただけ500円で済むわけないでしょう」
櫻子「見抜かれてた!くそっ、いつから!」
向日葵「最初っからですわ!あなたが急に私をほめだしたあたり!」
向日葵「ちょっとしおらしくしてれば許してもらえると思ったら甘いですわ!」
櫻子「くっそー!」
向日葵「この支払いは絶対にしてもらいますわ!」
向日葵「何年でも何十年でも!!」
終わり