アルル「いやー今日潜ったダンジョンは散々だったね、カーくん」
カーバンクル「ぐっぐー」
アルル「アンデッド系の敵が多かったね。おかげで体がすっかり汚くなっちゃったよ……」
カーバンクル「ぐー……」
アルル「ゾンビには襲われるし、髪の毛はボサボサ、顔はちょっと黒ずんじゃってるし」
アルル「おまけに大したお宝はないし……今日はもう帰って早く体を洗おっか」
カーバンクル「ぐ!」
ドラコ「ん、そこにいるのはアルル?」
元スレ
ドラコ「アルル、臭うよ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357919095/
アルル「あ、ドラコ!こんばんは!」
ドラコ「うん、こんばんは……って」
アルル「?」
ドラコ「アルル、臭うよ!」
アルル「あー、これには深いわけが」
ドラコ「なにが深いの!?どっちかっていうと、不快だよ!」
アルル「そ、そんなに言わなくても」ショボン
ドラコ「……よし、決めた!アルル、今日はうちに泊まっていきなさい!」
アルル「え、なんで!?」
ドラコ「美少女を競う相手として、その姿は許せないわ!その汚れた体を、あたしが綺麗に洗い流してあげる!」
アルル「え、ええぇぇーっ!?自分で洗うからいいよ!?」
ドラコ「だめ!信用できないもん!」
アルル「そ、そんなあー」ズルズル
~ドラコの家~
ドラコ「さ、さ、脱いで!」
アルル「えぇ、で、でも」モジモジ
ドラコ「大丈夫、あたしも女の子だし!さ、脱いだ脱いだ!」
アルル「う、うん」ヌギヌギ
ドラコ「……アルル、あたしよりおっきい……」
アルル「ちょっと、ドラコどこ見てんの!」
ドラコ「羨ましいなー」ジーッ
アルル「あ、あんまり見ないでよ。その、恥ずかしいから」
ドラコ「ええーっ、いいじゃない。どうせこの後一緒に見せ合うことになるんだし」
アルル「え、ドラコも脱ぐの!?」
ドラコ「うん、だって今のアルルを服を着たまま洗ったらあたしの服が汚れちゃうもん」
アルル「そ、それもそうだね……じゃ、じゃあ、ドラコ、ボク着替え終わったから先にお風呂場で待ってるね」
ドラコ「はいはいっと。あたしもすぐ行くからね」ヌギヌギ
カーバンクル「ぐ、ぐ」
ドラコ「あっ、カーバンクルも後で洗ってあげるからおとなしく待っててよ」
カーバンクル「ぐーっ」
ドラコ「アルル、お待たせー」
アルル「あっ、ドラコ……」ジーッ
ドラコ「? どうしたの?」
アルル「……貧乳」ボソリ
ドラコ「なっ!?」
アルル「へへーん、さっきのお返しだよ!」
ドラコ「言ってくれたわねー!もーアルルなんかこうしてやるんだから!」コチョコチョ
アルル「あはは、ドラコやめてよ、く、くすぐったい!」
ドラコ「まず髪を洗うねー」
アルル「うん」
ドラコ「よっと」ワシャワシャ
アルル「……」
アルル(なんか、他人に髪を洗ってもらうのってこそばゆいな)
ドラコ「かゆいところはない?」
アルル「うん、大丈夫だよー」
ドラコ「りょーかい」ワシャワシャ
アルル(あー、でも、気持ちいいかも)
ドラコ「まったく、アルルだって女の子なんだから、髪の毛をちゃんといたわらなきゃ」ワシャワシャ
アルル「う、ごめん……」
ドラコ「ダンジョン探索もいいけど、髪も体を清潔にすることを忘れたらだめだよ」ワシャワシャ
アルル「そうだね、これから気を付けるよ」
ドラコ「流すよー」
アルル「うんっ」ザパーン
ドラコ「うん、髪の毛は綺麗になったね!」
ドラコ「次は体ね」
アルル「あの、ドラコ。今更だけど、体は自分で洗うよ」
ドラコ「だめ!さっきあたしの事貧乳って馬鹿にしたくせに!」
アルル「あ、あれは」
ドラコ「とにかく!アルルに拒否権はないよ!」
アルル「そ、そんな……」
ドラコ「さてと、先に背中から洗うね」ヌルッ
アルル「!?」
アルル「き、ドラコ!?タオルは使わないの!?」
ドラコ「当たり前でしょ、タオルなんか使ったらアルルの肌が傷ついちゃうし」ヌルヌル
アルル「そ、そんなぁっ!?」
アルル(うぅ、とにかく、変な気分にならないようにしなくちゃ)
ドラコ「ふぅ、背中はあらかた終わったわね。さ、アルル。こっち向いて」
アルル「は、恥ずかしいんだけど……」
ドラコ「なにを今更……それっ」モミッ
アルル「きゃあっ!?」
ドラコ「ふっふーん、後ろから洗っちゃうもんね?」モミモミ
アルル「んっ、ど、ドラコぉ!も、揉まないでええ!////」
ドラコ「うーん、アルルがこっちを向かないから、よく見えないなあ」モミモミ
アルル「わ、わかったから!そっち向くから、手を止めてえぇ!////」
ドラコ「ふふ、最初から素直になればよかったのに」
アルル「も、もう!ドラコ、やめてよね……////」
アルル(はぁ、はぁ、いけない、体が熱くなって……////)
ドラコ「うーん、やっぱりおっきいわ……羨ましい」ヌルヌル
アルル「ふぅ、ドラコも、いつか大きくなるよ」
ドラコ「そうだといいんだけどね……」ズーン
アルル「あははは……」
アルル(ようやく、落ち着いてきた……このままだったら、何事もなく出れそ)
ドラコ「ちくしょー、羨ましい!」モミッ
アルル「ひゃっ!け、結局そっち向いても揉むんじゃないかあ!?」
ドラコ「揉まれたくなかったら胸を大きくする方法を教えなさいよ!」モミモミ
アルル「んはぁっ、ボク、そんなの知らないよぉっ!」
ドラコ「じゃあ、続行ー!」モミモミ
アルル「あっ、ドラコ、や、やめ!そっ、それ以上はだめ!」
ドラコ「じゃあ、私を巨乳にしなさい!」モミモミ
アルル「そ、それは無理!と、とにかくっ、やめてっ!」
ドラコ「ちぇー、つまんないのー」
アルル「はぁ、はぁ、ほ、ほんとに怒るよっ!」
ドラコ「はいはい、ちゃんと洗うから」
アルル「頼むよ……」
ドラコ「さーて、上の方は洗い終わったね、次は下の方」
アルル「流石に自分でやるっ!」
ドラコ「えぇーっ?あたしにやらせてくれないの?」
アルル「だって、ドラコさっきみたいにふざけるでしょ!」
ドラコ「もうしないから安心してって」
アルル「そもそも、なんでボクの体を洗うことにそんなこだわるのさ?」
ドラコ「や、それは……」
アルル「なんか、やましい事でもあるの?」
ドラコ「うぅ、やましいことはないけどさ、その……」
アルル「なに?」
ドラコ「その、さ……アルルには今までいろいろとお世話になってきたからさ、恩返しがしたかったんだ」
アルル「え?」
ドラコ「アルル、その、いつもあたしのわがままに付き合ってくれてありがとう。こんな恩返ししかできなくてごめん……」
アルル「……ふふっ、ドラコ、そんなこと気にしなくていいのに」
ドラコ「そう……?」
アルル「ドラコと一緒に居るのは楽しいし、ボクは、それだけで満足だよ」
ドラコ「そんな……えへへ、そう言われると少し恥ずかしいな、もう」
アルル「さ、ドラコ、お願い。キミの気持ちを聞いて、ボクも任せる気になったよ」
ドラコ「う、うん!それじゃ洗うね!」パアァ
アルル(あ、そういえばドラコ手で洗うんだっけ……ちょっと、こ、ここを手で!?////)
アルル(で、でも、ドラコは恩返しのためやってくれるんだから……)
アルル(……我慢しよう)
ドラコ「どう、どこかかゆいところない?」ヌルヌル
アルル「ふぁっ、ないよ……だ、大丈夫、っ!」
アルル(ドラコの手が、ボクの、ここに……!)
ドラコ「ここもちゃんと綺麗にしなきゃね、少し我慢しててね」ヌルヌル
アルル「が、我慢ったって、ちょっときついかも……んっ」
ドラコ「しっかり洗わないとね」ヌルヌル
アルル(はぁ、はぁ、だめ、声が出ちゃう、体が、熱い……!)
アルル「ど、ドラコ……ちょっと、休憩、して……!」
ドラコ「もうちょっとで終わるからね!」ヌルヌル
アルル「も、もう、無理っ、やめっ……ふわっ、やぁっ─────っ!?」ビクンビクン
ドラコ「あ、アルル!?ど、どうしたのっ!?」
アルル「い、いやあああぁっ、ドラコ、見ないでぇぇっ!」ビクッビクッ
ドラコ「う、うん!」サッ
アルル「───っ」
アルル「」
ドラコ「あ、アルル……大丈夫?」
アルル「ドラコのばかぁ……やめてって言ったのにぃ……」
ドラコ「ご、ごめん……」
アルル(……ボク、ドラコに触られて、いっちゃった)
アルル(ドラコに見られちゃった……)
アルル(……ドラコ)
アルル「……ふぅ、足腰が立たないや、ドラコ、肩を貸して」
ドラコ「う、うん」
アルル「しばらく、よっかからせて……」
ドラコ「……うん」
ドラコ(なんなんだろ、さっきのアルル……)
ドラコ(すごく、切なそうな顔して……)
ドラコ(なんか、ちょっと、エッチだった……)
アルル「……ふぅ、落ち着いたよ。ありがと、ドラコ」
ドラコ「う、うん」
アルル「ねぇ、ドラコ……巨乳になりたいって、言ったよね?」
ドラコ「うん、言ったよ」
アルル「じゃあ、さ」
ドラコ「?」
アルル「ボクが、大きくしてあげる」
ドラコ「!?」
アルル「女の子はね、おっぱいを揉まれると、大きくなるんだよ?」モミモミ
ドラコ「そ、そうだったの!?」
アルル「だから、ボクに任せて……」モミモミ
ドラコ「うん、お願い……ひゃっ!?」ゾクッ
ドラコ(な、なんなの!?この感覚……?)
アルル「ふふ、大きさはそんなだけど、揉んでて気持ちいいね」
ドラコ「あ、アルル!な、なんだか、ヘンな気分に……っ!?」
アルル「いいよ、ドラコ。そのまま、気持ちよくなっちゃえ」
ドラコ「ひゃっ、あ、アルル、やめっ」
アルル「ドラコ……やめないよ、さっきのお返しだから」
ドラコ「そ、そんなあ!」
アルル「……そうだ、下の方も気持ちよくしてあげる」
ドラコ「? アルル、どこに手を……いっ!?」
アルル「ドラコのここ、ちょっと濡れてるね」
ドラコ「あ、アルル、そこは汚いよっ!」
アルル「ううん、ドラコのここ、すごく綺麗だよ」
ドラコ「ひっ、は、恥ずかしいよ……!!」
アルル「あのね、ドラコ。ボクもね、さっきドラコにイかされちゃって恥ずかしかったんだよ?」
ドラコ「ひゃっ!?」
アルル「だから、今度はボクがドラコを……」
ドラコ「あっ、ふあっ、だ、だめっ!お、お願い、やめっ!」
アルル「恥ずかしい思いをいっぱいさせて」
ドラコ「アルル、やっ、あああぁっんっ!」
アルル「いかせてあげる」
ドラコ「ひぁあああああっ────!?」ビクンビクン
ドラコ「ほぇ……ほぇ……」グッタリ
アルル「……」
アルル(ぼ、ボク、勢いに任せてなんてことを……!)
アルル「ど、ドラコ……大丈夫?」
ドラコ「はぁ、はぁ……あ、アルル、ひどいよ……」
アルル「本当にごめん……」
ドラコ「アルルってば、ヘンタイだったんだね……」
アルル「う、そ、それは……」
ドラコ「……責任とってもらうからね////」
アルル「へ?」
ドラコ「あたしの、お婿さんになって貰うよ!!////」
アルル「え、えええええぇぇぇぇぇーーーーっ!?」
ドラコ「アルル、わかってるよね?あたしをあんなにしといて……」
アルル「え、え、でも、ボクたち女の子」
ドラコ「だめ……しばらくアルルには拒否権はないから!」
アルル「そ、そんな~」
そして、数か月後……
さそりまん「ええーっと、新郎新婦?いや、新婦新婦入場ですわ」
アルル(け、結局、結婚式挙げちゃった)
ドラコ「♪」
ワーワー パチパチ
ルルー「まさか、アルルとドラコができていたなんてね……」
ミノタウロス「いや、ほんと驚きました……」ウィッチ「うう、アルルさん……私を差し置いてドラコなんかと……」グスッ
セリリ「う、ウィッチさん……元気だしてください」
ウィッチ「セリリさん、少し胸の中で泣かせてくださらない?」
セリリ「も、もちろんですよ。ウィッチさんは大事なお友達ですし……」
サタン「うおおおおおおおおっ、アルルぅぅぅぅぅぅっ!!同性同士の結婚なんか認めぬ、認めぬぞおおおおおおおおっ!!」
シェゾ「このアホは、見苦しいな……まぁ、俺はアルルが結婚しようがしまいが魔導力を狙い続けるがな」
サタン「そ、そうか!アルルが結婚しようがまだチャンスはあるということか!」
シェゾ「コイツは何を言っているんだ……なぁ、ルルー、お前からもなんか言ってやれよ」
ルルー「サタン様、アルルのことはどうかお諦めになって、私との結婚を考えてくださらない?」
サタン「る、ルルー……そ、それは嬉しいが、やはり私はアルルと……」
ルルー「そう言いなさるとお思いでした。ですが、私も諦めませんわ!」
ミノタウロス「……ルルー様ぁ」
シェゾ「はぁ、やれやれ……まぁでも」
さそりまん「ええ、それでは、新婦お二人、誓いのキスを」
アルル「////」チュ
ドラコ「////」チュ
シェゾ「あいつらも幸せそうだし、これはこれでいいのかもな」
ウィッチ「あ、アルルさんの唇がああああああああああ!」
サタン「うおおおおおおお!アルルぅぅぅぅう!嘘だろおおおおおおお!」
シェゾ「うるせっ」
~おしまい~
いいね///