清麿「ティオの様子が変?」
恵『うん、そうなの』
清麿「どんな風に?」
恵『...口では説明しづらいから、今度の週末、ティオを連れてそっちに行ってもいい?私もその日は仕事が休みだから』
清麿「うん、構わないよ」
恵『本当!?ありがとう清麿くん!良かったー、じゃあまた後で連絡するね!』
清麿「うん、じゃあまた」ブツッ
清麿「....恵さん、何だか妙に怯えてた気がしたんだが....」
元スレ
ティオ「『魔界の王』になってやるッ!WRYYYYYY」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363164470/
--そして週末
ガッシュ「ウヌ!ウヌ!早く来ないかのう」ソワソワ
清麿「ガッシュ、何も外で待つこと無いだろ」
ガッシュ「良いではないか!私は最近ティオに会えなくてとても寂しい思いをしていたのだぞ!」
ガッシュ「大体、清麿こそ恵殿に会えなくて最近腑抜けた顔をしていたではないか!」
清麿「しとらんわ!やかましい!!」
ブォォォォン
ガッシュ「!!タクシーなのだ!きっとティオ達なのだ!」
キキーッ
恵「んしょ、ありがとうございました!ハァイ、二人とも。久しぶりね!」
清麿「恵さん!元気そうでなにy...少し疲れてる?」
恵「そ、そうかな。アハハ」
ガッシュ「恵殿、ティオはおらぬのかー?」
恵「あ、ああ。ちょっと待って。ホラ、ティオ!着いたわよ」
ティオ「........」シャン! スタッ
バ ァ ー ー ー ー ン ! ! !
ガッシュ「」
清麿「」
恵「」
運転手「ありあっしたー」ブロロロロ...
ガッシュ「う、ウヌ、ティオ!元気そうで何よりなのだ」
ティオ「そういう君は、ガッシュ・ベル」
ガッシュ「ウヌ?水臭いではないかティオ!いつも通り『ガッシュ』と呼んでくれて構わないのだ!」
ウマゴン「メルメルメ~!」ポクポク
ガッシュ「おぉウマゴン!お主もティオに会いたくて仕方なかったであろう、感動の再開なのだ!」
ティオ「.....フンッ!」
ボ ギ ャ ァ ア !
ウマゴン「メルメルメ~!?」ドサー
ガッシュ「なッ!何をするのだァーッ!許さんッ!」
ティオ(こいつが魔界の王の跡取り息子、ガッシュ・ベル!見るからに温室育ちのお坊ちゃまって面構えだ...)
ティオ(こいつを精神的に追い詰め、ゆくゆくはこのティオがッ....!)
清麿「おいティオ!いきなり何を!?」
ティオ「すみません、ウマがいきなり襲いかかってきたものですから」
清麿「....恵さん、これいかに」ヒソヒソ
恵「うん、ごめんなさい。でも、もう私一人の手に負えなくて...!」
清麿「と、とりあえず中に入ろうか」
ティオ「フン....!」
ガッシュ「ウマゴン、しっかりするのだ、ウマゴン!!」ユサユサ
ウマゴン「」
恵「う、ウマゴンくん、白目を向いている!」
ガッシュ「ひぃぃい~、横たわったまんまァ~、気を失っているのだァ~!」
清麿「何遊んでんだ」
華「あらあら、ティオちゃん、恵さん、久しぶり!どうぞゆっくりしていきなさいな」
恵「ハイ、お邪魔します」ペコッ
ティオ「ガッシュ、ちょっといいかな?」
ガッシュ「ウヌ?どうしたのだ」
ティオ「.....」グイッ!
ガッシュ「いたた!何なのだ、急にわたしの耳を引っ張って...」
ティオ「いいかガッシュ!最初に言っておく。私よりたくさんの魔物を倒してるからって、私に威張ったりするなよな!」
ティオ「私は一番が好きだ!ナンバーワンだ!誰の前であろうと、私の前で威張らせはしない!」
ガッシュ「う、ウヌ」
ティオ「それともう一つ!あのウマを私に近づけるなよな!私はウマが嫌いだッ!」
ティオ「怖いんじゃあない!自分より強い魔物にへーこらする態度に虫唾が走るのだッ!」
ウマゴン「メルメル....」ビクビク
ガッシュ「ウヌ、ティオ。その心配は無さそうなのだ」
清麿(....この場にサンビームさんが居なくてよかったかもなぁ)
清麿「ガッシュ」
ガッシュ「ウヌ?」
清麿「俺はこれから恵さんと話をして、何とか対策を講じる。その間、ティオの相手をしていてくれ」
ガッシュ「」
清麿「じゃあ恵さん。早速俺の部屋に行って...」
ガッシュ「待つのだ清麿ぉ!!」ガシッ
清麿「ええいやかましい!いいかよく聞けガッシュ!!これはお前にしかできないことなんだ!」ブンブン
清麿「俺は俺にしかできないことをやる!だからお前は俺にできないことを、お前にしかできないことをやるんだ!分かるな?」
ガッシュ「う、ウヌ。分かったのだ」
清麿(悪いな、人間の俺たちじゃあティオの相手をできそうにない。なるだけ早くなんとかしてやるからな...!)
恵(ガッシュくん、ごめんね!!)ペコペコ
ガッシュ「よ、よぉーしティオ!一緒に公園へ遊びに行こうぞ!」
ティオ「フン、構わないよ」
ガッシュ(ナオミちゃんなら...!ナオミちゃんならきっと何とかしてくれるはずなのだ)
華「お外で遊んでくるの?怪我しないようにねー!」
ティオ「高嶺華!貴様ッ見ているな!!」
華「?」
--清麿の部屋
清麿「で、原因は分からないと」
恵「そうなの。何の前触れも無く、突然」
清麿「参ったなぁ、原因が分からないとなると....」ブツブツ
恵「ティオがあんなになっちゃって、私、どうしたら....!」ウルウル
清麿「だ、大丈夫だよ恵さん!俺がきっと何とかしてみせる」ガシッ
ナゾナゾ博士「話は聞かせて貰ったよ、二人とも」
清麿「ナゾナゾ博士!あんた、いつからそこに!?というかどこでこのことを...」
ナゾナゾ博士「ハッハッハッ。なぁに、簡単なことさ。こんなこともあろうかと、清麿君の家電話に盗聴器を仕掛けておいたのさ」
清麿「」
恵「」
ナゾナゾ博士「勘違いしないでおくれよ、円滑な情報のやりとりをするためさ。」
ナゾナゾ博士「まぁ時たま、君たちの歯が浮くようなトークをたまたまうっかり聞いてしまったこともあtt」
恵「訴えれば勝てますよ」
ナゾナゾ博士「スマナカッタ」
ナゾナゾ博士「さて本題に入るが、ティオくんはもしかすると『吸血鬼』になってしまったのかもしれん」
清麿・恵「吸血鬼....?」
ナゾナゾ博士「うむ。まだ確証は持てんが、ティオくんの言動や振る舞いは、かつて歴史の裏で暗躍したという吸血鬼のそれと酷似しているのだ」
恵「吸血鬼って、まさか人間を襲って血を吸ったりするってことですか!?」
ナゾナゾ博士「その可能性は極めて高いじゃろう。だが腑に落ちない点もある。本来闇に生きる筈の吸血鬼がなぜ日中も活動できるのか...」
恵「そんなことは良いです!早くティオを何とかしないと...!あの子に人を襲わせるなんてこと、私が絶対にさせない!」ダッ
清麿「ちょっ、恵さん!待って...」
ナゾナゾ博士「待ちたまえ清麿君!」
清麿「何だよこんな時に!?」
ナゾナゾ博士「もしも私がこの部屋に現れなかったら、一体ナニをおっぱじめる気だったのかね?」ニヤニヤ
清麿「カタが付いたら電撃拷問に処すからな老いぼれ」ダダダ
ナゾナゾ博士「よし、逃げるんだよォ~」
--公園
ティオ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」ドドドドド
ナオミちゃん「ひーっ!おたすけーッ!」ギコギコギコギコ
ウマゴン「メルメルメルメル.....」ガタガタブルブル
ガッシュ「あ、ありのまま!今起こっている事を話すのだ!『ナオミちゃんならティオに勝てるかと思ったが、そんなことは無かった』」
ガッシュ「何を言っているが分からぬと思うが、私も何が起こっているのか分からないのだ!」
ガッシュ「頭がどうにかなりそうなのだ...。残虐とか凶暴とかそんなチャチなものではない!もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているのだ...!」
ティオ「UREEYYYYYYYYYYYYYY!!!」ガシャコン
よし子「あ、あれはッ!ナオミちゃんのジュッテーム・ベーゼ号の後ろに、どこからか引っ張ってきた荷台を『力ずくでドッキング』させたッ!」
ナオミちゃん「オゲェア~!」ガクガクブルブル
ティオ「さぁ、運転して貰おう」ドドドドドドドド
ナオミちゃん「は、はぃい~~~~~~~!!」ギコギコギコギコ
ガッシュ「あ、行ってしまったのだ!まずいのだ!!」
ウマゴン「め、メルメル!」
ガッシュ「あのままではナオミちゃんが無事では済まされぬ!背中を貸すのだウマゴン!共にティオを止めに行こうぞ!」
ウマゴン「メルメルメ~!」ポクポク
恵「ティオーー!ティオー!?」
清麿「恵さん!」
恵「あ、清麿くん!大変なの、公園のどこにもティオが見当たらないわ!」
清麿「何だって!?」
恵「それにガッシュくんとウマゴンくんも....」
清麿「何てことだ、クソ!ん、あれは....!」
よし子「」ガクガクブルブル
清麿「ねぇ、君!いつもガッシュと遊んでくれてる子だよね?」
よし子「え、えと、はい」
清麿「ガッシュ達を見なかったかい?」
よし子「ガッシュちゃん、は...!赤い髪の女の子に脅されたナオミちゃんを、追いかけて....!」
恵「ウソ、そんな.....!」
清麿「よし、分かったありがとう!行こう恵さん!」
恵「.....ええ!」
--河原
泳太「はぁー....ヒマだな、ハイド」
ハイド「だったら特訓の一つや二つくらいするか?」
泳太「却下だ」
ハイド「やれやれ」
泳太「あぁーーあ!どこからともなく可愛い女の子が現れねーもんかなー...」
ハイド「そんなもの無理に決まって....ん」
バシャバシャバシャバシャ
ハイド「何だ?向こう岸から、何かが......!」
バシャバシャバシャバシャ!!!
ナオミちゃん「ひぃいいいい~~~!!」ギコギコギコギコ
ティオ「最高にハイッ!!てやつだぁ~!!!」
ハイド「」
泳太「ひっええー!水面を!!」
ナオミちゃん「ま、前!人、人がいます~!このままではぶつかってしまいます!」
ティオ「関係ない。行け」
ナオミちゃん「もうどうにでもなーれ☆」
ドギャァアア!!!
泳太「ブルァァアアアアア!!!」ドサッ
ハイド「あ、あいつ、ティオ!?何だか魔界に居た頃と随分雰囲気が....!」
泳太「く、くくく....!」
ハイド「どうした泳太。頭でも打ったのか」
泳太「違うぜハイド。俺は今最高に燃えている!」
泳太「久しぶりに良い風を感じた!奴を追うぜ!」
ハイド「ったく、困ったパートナーだな本当...!」
泳太『ジキル!』ビュォオオオ
ガッシュ「ティオたちは向こう岸へ行ってしまったのだ...!ウマゴン!川泳ぎなのだ!!」ザブーン
ウマゴン「メルメル!」ザブーン
清麿「はぁ、はぁ...!くそ、影も形も見当たらない!一体どこに....!」
恵「......」
清麿「恵さん?どうしたの、急に止まったりして」
恵「私の、せいだ」
清麿「え?」
恵「私が、もっと、ちゃんとティオのこと見てあげてたらきっと...!こんなこと、ならなかったのに....!」グスッ
清麿「.....」ガシッ
恵「えっ、きよ、まろくん....?」
清麿「しっかりしろ!あんたがそんなことでどうすんだ!!」
清麿「いいか、よく聞けよ!今この人間界でティオのことを一番に思っているのは誰だ!?」
清麿「恵さんだろ!!」
恵「......!」
清麿「ティオが人の血を吸ったという確証はまだない!今からでも十分間に合うんだ!!」
清麿「大丈夫、恵さんが呼びかければきっと、ティオも止まってくれるはずだ!元に戻る方法は、それからゆっくり考えりゃあいい!俺も協力する!当然だけどな!」
恵「清麿くん......」
ヒソヒソ
清麿「はっ」
「やーねぇ、こんな街中でお熱いこと」「てゆーか彼女の方、どっかで見たような....」ヒソヒソ
清麿「い、いかん!恵さん、ホラ、行こう!」アセアセ
恵「....うんっ!ありがとう、清麿くん///」ニコッ
清麿「や、そんな、あはは」
恵「さ、早くティオを見つけなくっちゃ!
--廃工場
ガッシュ「ふぅ、ふぅ。たぶんこっちの方に来たはずなのだが」
ウマゴン「メル!?メル、メルメルメ~!」グイグイ
ガッシュ「どうしたのだウマゴン。あ、あれは!」
泳太「ヒャッハー!」ビュォオオオ
ガッシュ「あ、あれは確かハイドとか言う魔物!」
ガッシュ「わ、私は今とても恐ろしい想像をしている!もしあの者たちがティオを追っていたのだとしたら...!」
ガッシュ「ウマゴン、清麿達にこの場所を知らせに行くのだ!私はティオを助けに行く!」
ウマゴン「メルメルメ~!」ダッ
泳太「見つけたぜ仔猫ちゃん!」
ティオ「........」
泳太「?おい、パートナーはどこだ?まさかそこでのびてる女の子がそうなのか」
ナオミちゃん「」
ティオ「余計な気遣いは結構。貴様らごとき虫けら、このティオの相手ではない!」バァーーーーン
ハイド「.....ところでティオ。お前、一体何体の魔物を倒してきた?」
ティオ「お前は、今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」ドヤァ
ハイド「いや、意味が分からない」
泳太「大した自信じゃねーか!ハイド、かるーく捻ってやるとしようぜ」
ハイド「ふん、不本意だけど仕方ない。俺もあんな態度取られたままじゃあ引き下がれないからな」
ティオ「来いッ!ハイドォ!」
泳太『ジキル!』ビュォオオオ
ティオ「フン、ちっぽけな風だな」ヒョイッ
泳太「なっ、躱しやがった!?」
ティオ「フーフー吹くなら、この私のためにファンファーレでも吹いているのが似合っているぞッ!!」
ウマゴン「メル、メル、メルメルメ~!」
清麿「ウマゴン、ここだな!?ティオ達が入っていったのは」
恵「ティオ、待っててね...!」ダッ
ドゴォオオオオン
恵「!この物音、間違いない!あの中だわ!」ダダダダ
清麿「っ!?こ、これは.....!」
ティオ「貧弱貧弱ゥ!」バキィ
泳太「GIYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」ズサー
清麿「」
恵「」
ガッシュ「う、ウヌ、清麿、来ておったのか」
恵「が、ガッシュくん?これは一体.....」
ガッシュ「見ての通りなのだ。ティオが敵の魔物をいじめているのだ。術なしで」
泳太「く、くそっ....!何で俺ばかり狙うんだ....!」ゼイゼイ
ハイド「泳太危ない!逃げろぉ!!!」
泳太「えっ」
ティオ「ジュッテーム・ベーゼ号だッ!!」ドグォオオン
泳太「」
ティオ「WRYYYYYYYYYY!もう遅いッ!脱出不能よッ!」
清麿『ザケル!!』ズバババババ
ティオ「UREEYYYYYYYYYYYYYY!?」
ガッシュ「.....ヌ!?清麿、ティオに向かって電撃を.....!」
清麿「心配するな、威力は抑えている!恵さん、スマナイ」
恵「ううん、仕方ないもの。ありがとう」
恵「後は、私がなんとかするから」
ティオ「う、ううう.....!よくも....!」
ティオ「この私に向かって....!」グスッ
ティオ「この汚らしい阿呆がァーーーー!!」
恵「」ギュッ
ティオ「!?」
恵「あなたが」
恵「泣き止むまで」
恵「抱きしめるのをやめないッ」ギュゥウウウ
ティオ「WRY.....」
ガッシュ「あ、あれはッ!さっきまでの、破壊と殺戮に溢れた顔ではない!」
ガッシュ「母親と会話する息子のように、安らいでいる顔なのだッ!!」
清麿「イヤ、お前誰だよ」
恵「ティオ、私のたった一人の、大切なパートナー。お願い、元に戻って.....!」ギュゥウウウ
ティオ「う、り.....」
ティオ「UREYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」モミッ
恵「」
清麿「」
ティオ「KWHAAAAAAAAAAAAAAAA!ムチムチ弾力のあるおっぱいに触っているぞォ恵!」
ティオ「この暖かい弾力!心地良い感触よッ!」
恵「や、だめっ....!」カァアアア
清麿「」
ガッシュ「さ、流石ティオ!清麿にはできないことを平然とやってのけるッ!そこに痺れ....ないし憧れないのだ」
ティオ「恵ぃ~!君、清麿にもうおっぱいは揉まれたのか?まだだよなァ~」
ティオ「初めての相手は清麿ではないッ!このティオだァーッ!」
清麿「ティオォォォォーーーーーーーーッ!!!」ドドドドドドドド
ガッシュ「!?清麿、一体どうしたのだ!」
ウマゴン「ブフーーーw」
ティオ「随分と!人の名前を気安く呼んでくれるじゃあないか、清麿!」
清麿「ただでは済まさねェー!」ダダダダ
ティオ「ほ~う、さては私が恵のおっぱいを揉んだことを知ったな?そこで自ら鉄拳による報復に出たという訳か」
ガッシュ「イヤ、知るも何も今目の前で」
清麿「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!刻むぞ、血液のビーt」
ティオ「無駄無駄ァ!!」バキィ
清麿「ぐはぁ!」
ティオ(このままッ!!親指を!こいつの!目の中に.....つっこんで!殴りぬけるッ!)ブッギャァ
清麿「ブッシャァアアア!」ドサァ
ガッシュ「ヌアアア!清麿ー!」
ティオ「人間如きが!魔物の頂点に君臨するであろうこの私に勝てるとでも思ったか!?間抜けがァーッ!」
恵「......あなたは次に」
恵「『そんなねむっちまいそうなのろい動きでこのティオが倒せるかァーーーーー!? 』と言う!」
ティオ「そんなねむっちまいそうなのろい動きでこのティオが倒せるかァーーーーー!? 」
ティオ「.....ハッ!」
ティオ「ば...バカなッ!こ...このTIOが......このTIOがァァァァァァーーーーーーッ」ドサッ
恵「.....あなたの敗因は一つ。たった一つのシンプルな理由よ」
恵「『あなたは私を怒らせた』」
ガッシュ「何なのだこの決着は」
清麿「お、俺たちのアニメの最終回より雑、だぜ....」ドサッ
ガッシュ「清麿、ナオミちゃん、ハイドのパートナー!...終わったのだ」
ハイド「勝手に殺すな」
ティオ「....う、ん。ここは....」
恵「ティオ、ティオ!?良かった、気が付いたのね」
ティオ「め、恵?どうしちゃったの、そんなに顔色変えて.....」
恵「!!ティオ.....!元に、戻って.....!うわぁああん!」ギュウウ
ティオ「ちょ、ちょっと!?恵!?何、何なのこれ、ガッシュ、清麿、説明してぇ!!」
清麿「....と、いう訳だ」
ティオ「そ、そんな.....!」
恵「大丈夫、ティオのせいじゃないわ。だって、好きでやったことじゃないんでしょ?」
ティオ「そ、それはそうだけど。で、でも、違う。私のせいよ!」
ガッシュ「?どういうことなのだ」
一同『ジョジョの奇妙な冒険?』
ティオ「......」コク
清麿「あー、どっかで聞いたことあるなぁその漫画」
恵「で、それと今回のことと一体どんな関係があるの?」
ティオ「じ、実はね....」
ティオ「その漫画に、『ディオ』っていうキャラクターが出てくるの」
ガッシュ「ウヌ、なんと。ティオとそっくりな名前なのだ」
ティオ「そ、そうなの!えと、たまたま、たまたまね?私と名前がそっくりなキャラクターがいるから、どんなお話なんだろうって、漫画を読んでみたの」
ティオ「そしたら、すっごく面白くて....」
ガッシュ「ティオ!水臭いではないか。そのような面白いもの、何故私にも教えてくれなかったのだ!?」
ティオ「言えるわけないでしょ恥ずかしいーーーーーーーーーっ!!!!」
恵「えっ」
ティオ「だって、だって!男の子が読む漫画なのよ!それを女の子の私が読むなんて、おかしいじゃない!みんな、変だって思うに決まってる!」
ナゾナゾ博士「なるほど。つまり、話題を共有できる相手が見つからず、溜まりに溜まっていたティオくんのストレスが、無意識にあのような形で発現したということか」
清麿「なに知った風な口聞いてるんだ。何が吸血鬼だふざけやがって」
ナゾナゾ博士「イヤ、清麿君。そのディオというキャラクターが他でもない吸血k」
清麿『ザケル』
ナゾナゾ博士「ブルァアアアア!」バリバリバリ
恵「ティオ」
ティオ「?」
恵「恥ずかしいことなんてないよ。あなた、ディオが大好きなんでしょ?」
ティオ「う、す、好きかどうかは分かんない...。でも、すっごくかっこいいなって思う!」
恵「でしょ?だったら、胸を張っていいんだよ?男の子の読む漫画だとか、そんなこと関係ないの」
ガッシュ「そうなのだ!私もティオに薦められて以降、毎週欠かさずチュリプュアを観ているのだ!恥じらうことなど何もない!」
ティオ「ガッシュ...!」
恵「もしティオのことバカにするような人がいたら、私がチャージル・サイフォドンに代わってお仕置きしに行ってあげるから!ね?」ニコッ
清麿(以後発言には気を付けよう)
ガッシュ(以後発言には気を付けるのだ)
ウマゴン(メル)
ティオ「恵......!うんっ、ありがとう!」パァアアア
恵「さて、病み上がり(?)で悪いけれど一つお仕事よティオ」
清麿「あそこでのびているハイドのパートナを治してやってくれ」
泳太「」
ティオ「あっ...」
ハイド「HEYYYYYYYYYYYYY!あァァんまりだァァァァーーーー!!!」
恵「第五の術!『サイフォジオ』!」キュイイイイン ドスッ
泳太「う、ん....。あれ、俺、一体...」
ハイド「泳太!良かった」
泳太「ハイド....って、あぁ!お前は高嶺清麿!!!」
清麿「よぉ、久しぶりだな。えっとあんたの名前は確か....」
清麿「くぼ、く、ぼ.....」
清麿「久保.....帯人?」
泳太「違うわ!!」
清麿「い、イヤ、スマナイ。分かってる、もうここまで出てきてるんだ!えっとー....」
泳太(こ、この野郎....)
恵「お~い、飲み物買ってきたよー!」
ガッシュ「恵殿!ハイドのパートナーが目を覚ましたのだ」
泳太「え、恵、って。うそ、まさか」
恵「良かった~!ハイ、飲み物どうぞ。良かったら...」
泳太「恵ちゃぁああああああん!?ウソォ、マジィ!?俺の天使が今目の前にぃーーーーー!!!」
ガッシュ「」
ティオ「」
清麿「」
恵「」
泳太「そ、そうか、わかった!ここは天国!俺は天に召されて、ヘブンにゲインしたって訳か!」
清麿「何だコイツ」
ハイド「生まれついての病気だ。気にしないでやってくれ」
恵「あ、あ~!やっぱり!思い出した!私の握手会とか、しょっちゅう来てくれる人ですよね!まさか魔物のパートナーだったなんて...」
泳太「イイエ、ご心配なく。俺の心はいつも、あなたのパートナーです」
清麿「殴っていいか」
ハイド「あんなでも俺のパートナーなんだ。今は勘弁してやってくれ」
恵「お名前も教えてくださいましたよね、確かえっと、くぼ、く、ぼ....」
恵「久保......帯人さん?」
泳太「何.....だと.....」
恵「あ、れ!?違いましたっけ、ウソ、ごめんなさい!」ペコペコ
泳太「イエ、良いんです。顔を覚えていてくださっただけでも本当に。あ、飲み物頂きます。ありがとうございます。」プシュッ ゴクゴク
泳太「....って、飲んどる場合かーーーッ!!」
清麿「やかましい」
泳太「高嶺清麿ぉ!!!」
清麿「何だ」
泳太「どんな手を使ったかしらねーが恵ちゃんと仲良くなりやがって!今度会ったらただじゃ済まさねーからな!」
清麿「早く帰れ」
泳太「言われなくてもな!!窪塚泳太はクールに去るぜ」
ハイド「ガッシュ、それにティオ。次会うときは正々堂々戦おう、じゃーな」
ウマゴン「」
ガッシュ「ウヌ、負けないのだ!」
ティオ「望むところよ!」
泳太「またね、恵ちゃーーん!コンサート絶対行くからねーーー!!」
恵「うん、ありがとう!」
清麿「最前列の中央は俺のものだけどな」
泳太『ジキル!』ビュォオオオ
恵「....さて、これにて一件落着、かな?」
清麿「どうやらティオも、一般人を襲った訳ではないみたいだしな」
ナオミちゃん「」
ティオ「そ、そうね」
ガッシュ「しかし、まだ一つ問題が残っているのだ」
清麿「何だ?ガッシュ」
ガッシュ「どうやって話のオチを付けるか、なのだ」
清麿「極端にメタな発言だな」
ティオ「あ、はい!分かった分かった!こういう時はね....」ヒソヒソ
ティオ「いくよ?せーーーのっ.....」
「「「「勝ったッ!!第三部完ッ!!」」」」
←To Be Continued
ガッシュ「....良いのか?これで」
完
49 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/03/13 22:22:36.71 BBFe+2Ey0 37/41これで終わりっす
見てくれた人サンクス
ガッシュのアニメをよく思わない人は多いけど、俺は割と好きだ
恵さんのおっぱいがけしからんことになっているから好きだ
50 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/03/13 22:23:23.32 4L3rLb5m0 38/41乙
個人的にはアニメは魔鏡編が好き
53 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/03/14 00:09:24.05 nx2QgQMOo 39/41乙
ガッシュのアニメ大人借りしようかなぁ
54 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/03/14 01:43:19.16 p4T8Bq3Vo 40/41アニメはOPEDが最高
あと声優の演技もよかった、終わり方は許さん
58 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/03/14 10:00:03.33 F7LATO7Fo 41/41ベリーメロンは素晴らしかったと思います