幼友「男ー」
男「ああ、幼友。何か用か?」
幼友「あたしじゃなくて用があるのはあっち」
幼「……」アセアセ
男「へ? 幼?」
幼友「そういうこと」
男「直接言いに来ればいいのに。何でまた」
幼友「あたしが知る訳ないだろ。じゃ、確かに伝えたよー」
男「おっす幼、久しぶり。最近見なかったけど何かあったのか?」
幼「あ、う、うん、久しぶり。まあ、その……ちょっと」
男「ふーん。で、何か用事があるって?」
幼「え、えと……じ、実は……そう、なんだけど……」
男「ああ」
幼「……」モジモジ
元スレ
幼馴染「わたし男くんに伝えたいことが……」 男「お、おう」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327195371/
男(何か凄い動揺してるな。……俺まで緊張してきたぞ)
幼「わわわ私、男くんに伝えたいことが……」
男「お、おう」
男(これってもしや……)
キーンコーンカーンコーン
幼「あ……」
男「ありゃ、予鈴か」
幼「き、今日!」
男「へ?」
幼「男くんのお家に、お邪魔して……いい?」カァァ
男「ああ、いいよ」
幼「そ、それじゃ、その時に……ね!」タタタッ
男(あっという間に自分のクラスに引っ込んでしまった)
男「…………」
男(もしかして俺の時代きた?)ニヘラ
教師「おい、男ー。お前欠席でいいかー?」
男「います! ここにいます! ってか、見えてるでしょ!」
教師「いやー、先生、自分のクラスに予鈴が鳴っても席についてないような生徒がいるわけないって信じて
るからなー」
男(くそ、こういう嫌味なところがなければいい先生なのに)
教師「……じゃ男は欠席っとー」
男「だから、ここにいますってば! 席に着きます、申し訳ありませんでした!」
教師「よろしい、んじゃ授業はじめるぞー」
男「……ふう」
ツンツン
男「お?」
幼友「で、どんな用だったん?」ヒソヒソ
男「……なんか俺の家に来ていいかどうかだと」ヒソヒソ
幼友「へえ。ついに告る気になったのかな」ヒソヒソ
男「やっぱ、そう思う?」ヒソヒソ
幼友「少なくともアンタはそう思ってるわけでしょ?」ヒソヒソ
男「……なぜそれを」
幼友「そんなしまりのない顔してれば、ねえ」
男「え、そんなに顔に出てる?」
幼友「今にもデュフフって笑い出しそう」
男「くっ……」
教師「よし、じゃあこの問題を、そこで仲良く密談してる幼友と男にやってもらおうかなー」
幼友・男「!?」
──放課後。
男「んじゃ帰るか」
幼友「幼は先に帰るってさ」
男「……まじで?」
幼友「マジで」
男「せっかく一緒に帰ろうと思ったのに」
幼友「女にはいろいろ準備が必要なのよん」
男「……」ニヘラ
幼友「その顔ムカつくからやめれ。……今日はいいけど、今度帰りに奢んなさいよね」
男「……なぜに? ホワイ?」
幼友「恋のキューピッドへの感謝の気持ち」
男「伝言しただけだろ」
幼友「アンタのせいで先生に目つけられたし」
男「それ、話しかけてきたのお前から」
幼友「とーにーかーくっ! リア充爆発しろ」
男「前に幼から聞いたけど、お前って彼氏いるよね?」
幼友「別れたし」
男「さいで」
幼友「スーイーーツ!」
男「ホントに告白だったらな」
幼友「頑張れ、幼。あたしのスイーツのために!」
男「お前って友達甲斐ないよな」
幼友「自分に正直なだ・け♪」
男「可愛くないからな」
幼友「セクシー系だもん」タユン
男「くっ……帰る」
幼友「男」
男「まだ何かあるのか?」
幼友「あの娘、傷つけたら容赦しないからね?」
男「そうと決まったわけじゃないけど、肝に銘じておくよ」
帰宅途中。
男「さーて、急いで部屋片付けないとな」
男「…………」
幼『わわわ私、男くんに伝えたいことが……』
幼『男くんのお家に、お邪魔して……いい?』カァァ
男「…………」
男「これはもしかするともしかするかもしらんね」ニヘラ
自宅。
男「ただいまーっと」ガチャ
父「おかえり」
男「げ、親父。帰ってたのか」
父「ああ、さっきな」
男「そうなんだ、おかえり」
男(ちぃ、そう上手くはいかないか)
男「それにしても今日はやけに早いじゃん」
父「ああ」
男「最近いつも午前様だったのに」
父「まあ、それについてなんだが」
男「あ、今日、ダチが来るから。親父も知ってるだろ、近所の幼」
父「う、うむ」
男「部屋に上げるから。菓子とかは自分で用意するし」
父「そう、か」
男「? どうしたんだ、親父。気分でも悪いのか?」
父「そんなことはないが……」
ピンポーン
男「っと、幼かな? はいはい、今あけます」ガチャ
幼「あ、男くん──と、おじさん……」
父「……いらっしゃい」
男「とりあえず上がってくれ。話は俺の部屋でいいか?」
幼「…………」
男「幼?」
幼「あ……う、うん。じゃなくて、ここで……いい」
男「へ、ここで?」
幼「うん……」
男「幼がいいなら、ここで聞くけど」チラッ
父「…………」
幼「…………じ、実はね」
父「いや、幼ちゃん。これは俺が言おう」
幼「え……で、でも」
父「言わせてくれ」
幼「……はい」
男「は? 親父?」
父「実はな、男」
父「俺と幼ちゃんは、その……今度籍を入れることになった」
男「」
夜、自室。
父『今すぐに、というわけじゃない』
父『籍を入れるのはお前と幼ちゃんが卒業してからにするつもりだ』
父『だが、お前さえよければ、近日中に彼女にこの家で暮らしてもらおうと思ってな』
父『その……どうだ?』
男(なにが、どうだ、だよ)
男(何が言えるってんだ)
男(息子として祝福しろ? まさか)
男(幼だって幼だ)
男(何も言わないで、ただ俺の表情を伺って……)
幼『……ごめん、なさい』
男(──!!)
男「もう訳わかんねえよ、ちくしょう」
翌日、朝。
チュンチュン(ナワバリアラソイダ!!
男「…………」
男「…………」
男「ガッコ……いくか」
自宅玄関。
父「男……。あー……おはよう」
男「…………」
父「…………」
男「…………」
ガチャ、バタン
父「……すまん」
学校。
幼友「よ、この幸せもん! おはよ、う?」
男「…………」
幼友「ええと、玉砕?」
男「…………」
幼友「いやでも告ったのは幼からなんだよね?」
男「…………」
幼友「な、なんとか言いなさいよぅ」
男「悪い、今バカに付き合ってる余裕ないんだわ」
幼友「そ、そう……」
男「…………」
幼友「男……」
男「…………」
幼友「茶化して……ごめん」
男「……いや」
放下。
幼友「男」
男「…………」
幼友「来て」
男「…………」
幼友「来なさい!」
ザワッ、シーン。
幼友「……来なさいよ」ギュッ
男「わかったから離せよ」
廊下。
幼友「今度はちゃんと話してもらうからね」
男「話す? 何を」
幼友「昨日、学校が終わったあとのこと」
幼『……ごめん、なさい』
男「──!! 関係ねえだろ、てめえには!」
幼友「(ビクッ)か、関係なくなんかない! 幼はあたしの友達だもん!!」
男「だったら、幼に聞けよ!」
幼友「幼に聞けなかったから、アンタに聞いてるんでしょう!?」
幼友「今日、学校にきてないよ、あの娘」
男「…………」
幼友「ケータイにかけてみても出ないし」
男「…………」
幼友「アンタ、何したのよ!!」
男「何も……してねえよ」
幼友「嘘! だったらなんで──」
壁|バン!
幼友「!?」
男「ウザいよ、お前」
幼友「……そ、そうやって暴力に訴えるのってサイっテー」
男「お前が、そうさせたんだよ」
幼友「何よ、それ……言ってくれなきゃわかるはずないじゃない」
男「俺だって、なぁ」
幼友「…………」
男「わけ、わかんねえんだよ」ポロポロ
幼友「え──」
男「…………」ポロポロ
幼友「ちょ、アンタ、何泣いて……」
男「帰る」
幼友「ち、ちょっと待ってよ! 男!」ギュッ
男「……ッ」ブン
幼友「きゃっ」
男「じゃあな」
幼友「……男ぉ」
自宅。
男「あ、鞄……いいか、別に」
ガチャ。
男(……親父、と……幼の靴!?)
玄関廊下。
男(やめろ、やめろ、やめろ!)
男(引き返せ、引き返せ、引き返せ!)
居間、入り口<ミテマスヨー
幼「父、さん……」ギュ
父「幼ちゃん」
男(──!!)
幼「ごめんなさい、私のせいで」
父「いや、悪いのは全部俺だ。男にもすまないことをした」
幼「そんな……! 私が、私の我侭で……」
幼「もっと早く男くんに打ち明けてれば──」
父「早いか遅いかの問題じゃないさ。それに幼ちゃんだって被害者だ」
父「君の家のほうは?」
幼「夜になると、どんどんって扉が叩かれて……お父さんにもお母さんにも連絡つかなくて……私、怖くて……」
父「そうか、わかった。今日からでもここに移りなさい。男の方は……何とか説得しよう」
幼「父さん……」キュ
父「大丈夫、俺がいる。絶対に守るから」
幼「……はい」
男(何、見つめあってるんだよ……)
男(どうして顔を近づけてるんだ……)
男(やめろ、やめてくれ……)
幼「んっ……」
翌日、学校。
幼友「男……」
男「……説教や追求なら勘弁してくれ。またあんなことはしたくない」
幼友「うん、わかってる。それと……」
幼友「ごめん、幼から聞いた。あたし、無神経だった」
男「…………」
幼友「ごめんなさい……」
男「いいよ、俺も八つ当たりしてる部分はあった。悪かった」
幼友「ありがと。じゃあ、これはこれってことで」
幼友「アンタ、昨日家に帰ってないんだって?」
男「幼からか」
幼友「決まってるじゃない。どうしてたの?」
男「公園の遊具が全撤去されてなくて助かった」
幼友「……はぁ。で、一日でこのありさまってわけ」
男「そんなにひどいか?」
幼友「とりあえず、周りの人間がアンタを遠巻きにチラ見する程度には、ね。……はいこれ」
男「鍵? どこのだ?」
幼友「部室棟のシャワールームの鍵」
男「何でお前が。帰宅部だろ」
幼友「聞きなさんな。さっぱりしたいでしょ?」
男「助かる」
幼友「その代わり、幼にはメールするからね」
男「……ああ」
夜、公園。
父「男!」
幼「男くん!」
男「親父、と幼か……」
父「昨日は……いや、いい。帰るぞ」
男「どこに?」
父「家に決まってるだろう」
男「あんた達の家にか?」
父「男……俺とお前の家にだ」
男「そして今日からは幼の家にもなるわけか」
幼「……っ」
父「そうだ」
男「俺なんか、どこかに行った方がいいんじゃないのか?」
父「何?」
男「慕ってくれる若い女とひとつ屋根の下で暮らせるんだ。お邪魔虫はいない方がいいだろって言ったんだ」
幼「男……くん……」
父「お前、それは本気で言っているのか?」
男「息子と同じ年の娘と女々しく乳繰り合ってるのは事実だろ」
父「!!」
パァンッ!
幼「父さんやめて!」
男「てェな……図星突かれて逆切れかよ」
父「違う、情けなくてな」
男「自分がか?」
父「お前がだ。馬鹿息子」
父「幼ちゃんは今、微妙な立場にある」
幼「…………」
父「多額の借金、両親の蒸発、身寄りもないらしい」
男「……!」
父「法的手段に訴えようにも、タチの悪い連中らしくてな」
父「ちょうど今のお前のように、ここで途方に暮れていたんだ」
幼「…………」
男「それがどうして幼とあんたの結婚話に繋がるんだ」
父「借金を肩代わりした」
男「は?」
父「正確にはする予定だ」
父「もちろん今すぐに用意できるほど容易い額ではないが、色々と工面して調整中だ」
父「相手も回収できなければ、商売にはならんからな。例えどれだけタチの悪い連中だろうと」
父「見通りがつき次第、話しをつける。ようやくその目途がついたところだ」
男「それで最近帰りが遅かったのか……」
父「……まあな」
幼「…………」カァァ
男「だが、待ってくれ。じゃあ何で幼は」
幼「私が頼んだの」
男「!」
幼「こんなにまで良くしてくれたのに、何もない私に返せるものといえば私自身しかないから」
幼「ううん、違う……私が貰ってほしいの」
幼「父さんに尽くしたい。心から思うの」
幼「──愛してるって」
男「……くっ」
父「俺も言い訳はしない。幼ちゃんの求めに答えたいと思う自分の想いに従った」
父「お前にも負担を掛けるリスクを理解していてなお、だ」
男「…………」
父「だから、これは俺のエゴだ。俺がすべて悪い」
父「責めたければ俺を責めればいい」
幼「父さん、それは──」
父「いや、これだけは幼ちゃんでも譲れない。だがな男、お願いだ」
男「…………」
父「頼むから……頼むから、自分を壊すようなことはしないでくれ」
男「な、何を」
父「辛ければ俺を責めろ、殴りたければ殴れ。だが、お前自身を壊すようなことをしてくれるな」
父「俺のエゴでお前には辛い思いをさせてしまっている。それでもお前は俺の大事な一人息子なんだ」
父「だから、戻って来い。生まれ育ったお前の家に」
幼「私からもお願いします。私が嫌なら出て行きます。だから男くん、戻ってきて」
男「…………」
父「…………」
幼「…………」
男「…………はぁ」
男「わかったよ、大体幼が家に来たからって何で俺が家出しなきゃなんないんだよって話だよな」
父「男……」
幼「男くん……」
男「あー、なんだ。腹括った途端、腹減ったな。親父、今日寿司でも頼もうぜ」
父「そう、だな。そうするか。幼ちゃんもそれでいいか?」
幼「はい。あ、でも」
男「ん?」
幼「出来ればワサビ抜きので……」カァァ
男「お前まだワサビ食べれないのかよ」
幼「だ、だって、辛いんだもん!」
男「このお子様舌め」
幼「男くんひどぉい!」
父「ははは!」
1ヶ月後、学校放課後。
男「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
幼友「深いため息ついてんね」
男「まぁな」
幼友「一応、お家の事情は解決したんでしょ?」
男「そうだな」
幼友「じゃあ一体何をそんなに思い悩んでるのさ」
男「お家の事情は解決しても心の問題とは別ってこと」
幼友「寝てないの?」
男「……何で」
幼友「目の下にクマ」
男「ひどい?」
幼友「森の中かと思ったぐらい」
男「はは、それ面白いな。……はぁぁぁ」
幼友「……んもう、ちょっと来なさいよ」ギュッ
男「お、おい、引っ張るな。動くのも億劫なんだ」
幼友「いいから!」
屋上。
男「いい風だ」
幼友「でも、この風……少し泣いてます」
男「はい」
幼友「はいじゃないが。突っ込んでよ」
男「屋上は確か出入り禁止で鍵が」
幼友「聞きなさんな。マイベストプレイスに招待してあげたんだから、感謝しなさいよ」
男「学校の所有地のはずだが」
幼友「いらんところで突っ込むな!」バシバシ
男「いてて、おっと」ドサッ
幼友「ちょっと大丈夫!? ホントもうフラフラじゃない」
男「自分でも不思議なくらいふんばりがきかないな」
幼友「寝不足の理由、聞いてもいい?」
男「珍しくしおらしいね」
幼友「じゃあ教えなさい」
男「……言わなきゃダメか?」
幼友「教えてくれたら、ここの合鍵あげる」
男「お前のじゃないと思うけど、魅力的な条件だな」
幼友「はよはよ」
男「まぁ、その、なんだ。家の中に同い年の女の子が一緒に住むわけじゃん」
幼友「ああ、寝不足ってそういう」
男「納得すんのはええよ」
幼友「ラッキースケベで悶々ナイトってわけか」
男「そんなんだったら、どれだけ健全だったろうな」
幼友「違うの?」
男「……まあこの際ぶっちゃけるか。お前には色々とカッコ悪いとこも見られてるし」
幼友「前置きはいいからはよ」
男「幼は1階の客間を使ってるんだ。親父も同じ1階に自室がある」
幼友「…………」
男「俺の部屋は2階にあるんだけど、ある日の夜、トイレに起きて、1階に行くと……幼と鉢合わせたんだよ」
幼友「トイレで?」
男「1階の廊下で」
幼友「未遂じゃん」
男「幼は枕を持ってたのにか」
幼友「あー……」
男「その日は寝ぼけた風を装って客間に戻っていったけど、またある日の夜、トイレに起きたらな」
幼友「また鉢合わせたんだ」
男「いや、今度は入るとこだった」
幼友「トイレだよね?」
男「親父の部屋」
幼友「…………」
男「しばらくは静かなんだけど、そのうちかすかに聞こえてくるんだ」
男「でな、俺は耳を済ませてるんだ。階段の影から日に日に親父の部屋の近くで息を潜ませるようになって」
幼友「ごめん、あたしが悪かった」
男「何でお前が謝るんだ? それでさ、傑作なのが俺、それ聞いて興奮してんだよね。我ながらキモいの」
幼友「悪かったってば!」
男「頭に氷水注がれてるような感じなのに、チンコはガッチガチなんだよ。チョーウケル」
幼友「男!」ギュッ
男「何、してんだよ」
幼友「アンタ抱きしめてんの」
男「胸が大きくて、息しづらいんだけど」
幼友「苦しかったら顔上げれば?」
男「……いや、このままで居させてくれるか」
幼友「いいけど……別に」
男「……温かいな、それにやわらかい……」
幼友「やっぱ離れろ」
男「…………」
幼友「男……?」
スースー
幼友「おやすみ」ナデナデ
数日後、学校屋上。
男「悪いな」
幼友「別に。アンタほっとけないし」
男「はは、ありがとう。持つべきものは友達だな」
幼友「普通、女友達に抱っこされて寝る男子なんていないと思うけど」
男「それもそうか……女の身体って何でこんなにやわらかいんだろうな」
幼友「興奮した?」
男「それが不思議と全然」
幼友「(ムカッ)何それ」サワサワ
男「お、おい!?」
幼友「あ、ホントだ」クニクニ
男「やめろ、バカ」
幼友「とかいいつつ、離れないくせに」サワサワ
男「くっ……この」モミモミ
幼友「んっ」
男「……」モミモミ
幼友「……んくっ」
男「……」モミ
幼友「大サービスしてあげたのに、本当におっきくならないね」サワサワ
男「残念なことにな」
幼友「最後にヌいたのいつ?」
男「なんだかんだあったから1ヶ月以上っておい!」
幼友「凄いね、この年頃の男子って1日1回はヌくのが普通なんでしょ?」
男「個人差はあると思うが」
幼友「男の場合は?」
男「まぁ、それぐらいかな」
幼友「お猿さんだったんだね」ナデナデ
男「猿ゆうなし。てか、頭撫でるな!」
幼友「でもくやしーわね。これでも身体にはそこそこ自信があるつもりだったんだけどなー」タユン
男「普段だったら襲い掛かってると思う」
幼友「でも勃たないんだよね」サワサワ
男「いじるなって」
幼友「夜は勃ってるんでしょ?」サワサワ
男「夜……?」
ムクッ。
幼友「わっ……!?」
男「…………」
幼友「…………」
男「えっと……」
幼友「ふぅん?」ニヤリ
カチャカチャ。
男「こら、ベルト外すな!」
幼友「止めたら、もうおっぱい枕なしね」
男「おっぱい枕って」
幼友「最近男ってあたしのこと、枕としてしか見てないよね」
男「う」
幼友「それって結構傷つくのよねー、女のプライド的に」カチャカチャ
男「悪い……」
幼友「はい外れたっと。で、その後の夜の様子はどうなの?」
男「それは」
ムクムクッ。
幼友「続けてるんでしょ、覗き行為」
男「…………」
幼友「してるんでしょ?」ムギュ
男「くぁッ、し、してます」
幼友「あ、ホントに覗いてたんだ」
男「う……」
幼友「どういう風にしてるの? 説明してよ」シュッシュ
男「それは」
幼友「説明しなさい」シュッシュ
男「は、はい」
幼友「で、どうやって覗いてるの?」
男「幼が親父の部屋に入っていって、しばらく経つと幼のくぐもった声が」
幼友「幼の喘ぎ声」ギュ
男「よ、幼の喘ぎ声が聞こえ始めてから、そっと扉を開けるんだ」
幼友「気づかれないの?」
男「ベッドは扉から離れた位置にあるから……あ、あと、行為に夢中になってるのも、ある、うっ…かも」
幼友「それで?」シュッシュ
男「離れてる分、こちらからは見通しやすくて……幼がベッドの上で裸で寝転がって……」
幼友「あは、凄い。ガマン汁だらだらだよ男」ニチュニチュ
男「そ、それで、親父が覆いかぶさって……その」
幼友「ペニス」
男「ペニスを幼のアソコに」
幼友「……まぁ、そこはそのままでいいわ」
男「入れたまま、激しく腰を振って」
幼友「いいよ、腰を動かして」
男「はぁ……はぁ……だんだん、腰の動きが激しくなって、幼の声が甘い感じだったのが、高くなって」
幼友「んっ……それで?」グチュグチュ
男「はっ、はっ、それで……最後に──くッ!!」
ドプッ、ビュルッ、ビュルルッ!!
男(やべ、なにこれ。毛穴中から真っ白なのが突き抜ける感じ──ッ)
幼友「んっ……んっ……あは、すごぉい♪」ドロドロ
男「はあっ! はあっ! 死ぬ、かと、思った……」
幼友「それで……最後に?」
男「ペニスを、幼の膣中に……深く埋め込んで射精を……」
幼友「うわ、膣出ししちゃってるんだ。避妊は?」
男「……そこまでは」
幼友「もししてなかったら、凄いね。惚れたら一直線ってやつだ」
男「うぅ……」
幼友「どうしたの? 気持ちよくなかった?」
男「いや死ぬほど気持ちよかったけど」
幼友「これだけ出したんだもんね」イヤラシイ
男「そのぐちゅぐちゅ過ぎて……気持ち悪い、かも」
幼友「あ。あー! どうしてくれんのよ、あたしの制服!!」ポカポカ
男「く、理不尽だ……」
数日後、昼休み、学校廊下。
幼「幼友ちゃん」
幼友「ん、幼。何か用事?」
幼「用事というか相談なんだけど」
幼友(男、のことかな?)
幼「その、男の人ってね」
幼「あっちっていうか、そっちっていうか……」カァァ
幼友「あっち? そっち? どっちなの?」
幼「え、えええ、えっと、男の人ってどういうことをすれば悦んでもらえるのかなって!」
幼友「へ……性的な意味で?」
幼「せ、性的な意味で」カァァァ
幼友「……ははァ~ん」
幼「も、もう、恥ずかしいけど、幼友ちゃんだから聞いたのにィ……」
幼友「一途だねぇ、それがどうして男に向かなかったのやら」
幼「男くんは……」
幼友「あ、ごめん。失言だった」
幼「ううん。今の私にとって、男くんは守りたい人なの。父さんは、その……尽くして上げたいっていうか
、愛してる人っていうか……」
幼友「はいはい、ご馳走様」
幼「うぅ……」
幼友「じゃあ失言代わりに、とっておきのテクニックを伝授してあげるわ」
幼「ほ、ホント?」
幼友「しゅあ。んじゃ耳貸して。えっとねー……」
翌日、学校屋上。
幼友「ここんとこ、割とすっきりした顔してたのに。今日はいやに暗いわね♪」カチャカチャ
男「そういうお前は心なしか楽しそうに見えるのは気のせいか? てか、ベルト外すな」
幼友「昨日の夜、何かあった?」
ムクッ。
幼友「口より先に答えるなんて正直だね、パブロフだね。わんわん」ナデナデ
男「ち、チンコを撫でるな! 話しかけるな!」
幼友「いいからいいから、フェンスに手つきなよ。おうはやくしろよ」
男「……はい」
幼友「……」ゾクゾク
幼友「男ってさあ」
男「なんだよ」
幼友「責められるのに極端に弱いよね」
男「う……わ、悪いかよ」
幼友「ううん、あたし的には全然いいんだけど」チュッ
男「!? お、おま、今チンコに」
ムクムクッ。
幼友「ふふふー、思い出したのとあたしのお口で半々ってとこね」
幼友「で、昨日の夜、幼達はどんなことしてたの?」
男「それは……」
幼友「それは?」チュッ、チュッ
男「うぅ……いつもの時間に扉をそっと開けたら……」
幼友「常習犯だね、男は変態さんになっちゃった」チュッ、ペロッ
男「はぁ……はぁ……今の幼友みたいに、親父のペニスを幼が口に……」
幼友「こんなふうに?」ペロッ、ペロッ
男「あ、ああ」
幼友「こういうのとか?」ペロッ、レロォォ
男「そう……そんな、感じで……くっ」
ペロッ、レロレロッ、チュ、チュッ、チュパオン
幼友「こんなふうにもしたんじゃない?」
レロォォォ、ペロペロペロ、チュッ、ジュルゥ!
男「うぁぁ」
幼友「それでこうして……あ~ん」パクッ
男「あ、あったかい……幼友の口……」
幼友「ほうひたほ?」
ジュプッ、ジュプッ、カリカリクポー
男「し、してた……はぁ、はぁ……!」
幼友「れ、さいふぉは……」
ジュ、ジュルルル、ジュル゙ゥゥゥゥ!!
男「くああ、吸い取られ……んッ!!」
ドクッ、ドプッ、ドピュ。
幼友「ん……んく……ん……こく……こく」
男「はぁ……はぁ……幼、友……」
チュル、チュルルル。
男「そんな……中まで……うあ……」
幼友「んっ……はァ…はァ……アンタ、量多すぎぃ」トローン
男「ご、ごめん、幼友」
幼友「……」ゾクゾク
幼友「ねえ」
男「な、何だ?」
幼友「あたし、シたくなっちゃったんだけど」ハツジョー
男「したいって?」
幼友「とぼけないで。セックス、性交、まぐわい、どれでもいいけど、男とシたいの」
ジー、スルスル。
男「お、おい。こんなところでスカート脱ぐなよ! パンツ下ろすなって!」
幼友「フルチンの男には言われたくない言葉よね」
男(後ろ向きになって、自分でアソコ広げて……うわぁ、何か湯気が立ちそうなほど潤ってる……)
幼友「入れても……いいよ。ううん、入れて。男に入れてほしいの」クパァ
男「い、いいのか?」
幼友「うん、でもその代わり」
男「その代わり」
幼友「わかってると思うけど、あたし、し、処女じゃないかんね」
男「まあ今までの行為を鑑みれば何となくは」
幼友「気にしない?」
男「しないしない。ていうか、そんなの関係なく俺も幼友に入れたい、幼友がいい」
幼友「……」キュン
男(あ、なんかアソコの肉がひくついた)
幼友「あと一つだけ」
男「お、おう」
幼友「今だけは幼のことじゃなく、あたしのことだけ考えて」
幼友「悪乗りしすぎちゃったかもだけど、やっぱり繋がるときは他の女のこと考えてほしくないから」
男「…………」
ズプッ!
幼友「ふあッ!」
男「幼友……」
幼友(ずるい、不意打ちで……入れて……!)
ズッ、ズリュ、ズニュ。
男「く、幼友の膣、すごく熱い……!」
ジュプッ、ジュププッ!
幼友(や、なにこれ……男の、今までで一番硬い……!?)
男「幼友、強く動いていい? 動くからね?」
幼友「んあっ、男、ちょっと待っ……!!」
パンパンパンパン!!!
幼友「はひィっ!!」
パンパンパンパン!!!
幼友「お、男ぉっ……は、激しす、ぎぃ……ッ!!」
男「はっ、はっ、ごめん。幼友の膣中、熱くて、やわらかくて、ぐちゅぐちゅで、頭がわけわからなくなる
……!!」
パンパンパイパン!!!
幼友「んッんッ、アっ、んあー」
男「幼友、こっち……向いて?」
パンパンパン!!
幼友「だめ、やだ!」
男「どうして」
幼友(気持ちよすぎて、絶対変な顔してるからに決まってるでしょバカぁ!)
幼友「いいから、んっ、もっと腰振ってさっさとイキなさいよぉ! この童貞!」
幼友(じゃないと、あたしが、もたないんだから……!!)
男「どどどど童貞ちゃうわ! お前で卒業したっつーの!」
幼友「んぁぁッ……!! ざ、残念でしたぁ……射精するまでが、あっ、ああっ、童貞なんですー……!!
」
男「だったら」ギュム!
幼友(お、おっぱいわしづかみにして……!?)
Clock-up!!
幼友「ンンンッ!?」
幼友(い、一番気持ちいいトコ、ズンズン突かれて……! こんなんじゃすぐにぃ……ッ!!)
男「幼友、俺……もうッ」
幼友「いいよ、出していいから、あたしもすぐ、だから!!」
男「幼友……!」
幼友「男ぉ……!!」
男「好きだ!!」
幼友「!!?」キュンキュン!
───────ッッ!!!
幼友「あーもう、すっごく疲れた」ハァハァ
男「お、俺も」ハァハァ
幼友「でも」
男「ん?」
幼友「同じくらい、ううん、それ以上に気持ちよかったよ、男」チュッ
男「……俺もだ」
男(できれば、キスはフェラの前が良かったっていったら怒るかな)
幼友「それと、あ、あたしもだからな」
男「へ、何が?」
幼友「何がって、アンタ言ったじゃん。イク時、あたしのこと、好きだって」カァァァァ
男(やべ、かわええ……)
幼友「今更取り消しとかナシだからな!」
男「当たり前だって。けど、幼友はいいのか、俺なんかで」
幼友「…………」
幼友「まぁ、最初は、同情からだったけど」
男「……そ、そっか」
幼友「アンタ危なっかしかったからさ。色々溜め込んでて、今にも爆発しそうだったし、ヌいてあげれば少しは落ち着くかなって」
男「それであんなことを」
幼友「途中からはちょっと……半分以上……8割ぐらいは趣味入ってたりもしたんだけどね」テヘペロ
男「おい」
幼友「アンタの感じてる顔って何か私のS心くすぐるんだもん。いじめちゃくなっちゃう♪」
男「さいで」
幼友「こほん……。ともかく、一応その前から幼を通じてアンタと知り合って、同じクラスになって、バカやって、アンタと居ることをそれなりに楽しんでた、あたし」
幼友「ただアンタを好きになったのは、アンタ達があんなことになったからなんじゃないかなって思う」
男「…………」
幼友「あんなことがあって、アンタと居る時間が増えて、アンタの居る時間が心地よくて、アンタのことがどんどん気になって」
幼友「気づけば好きになってた」
幼友「きっかけはアンタにとっての不幸だけど、そのおかげであたしはアンタを好きになった。これじゃあダメ?」
男「いや……ダメなんかじゃないよ。──ああ、そっか」
幼友「どうしたの?」
男「わかったんだ、親父達のこと」
幼友「幼達の?」
男「そう、親父達も同じだったんだ」
男「立場の違いはあっても、俺を通じて親父が幼を知って、幼があんな境遇になってしまった時、親父がそれを助けて、やがて惹かれあった」
男「今の俺達みたいに」
男「もちろん、それで全てが納得できるわけじゃないけれど……ようやく親父達のことが理解できたよ。ありがとう、幼友」
幼友「早速男の役に立てたんなら、どういたしまして……かな?」クスクス
男「あ……」
ムクムクッ。
幼友「……ちょっと」
男「いやまあ、オナ禁してたも同然だったからなぁ。幼友が可愛すぎて勃起するのが辛い」
幼友「ホントお猿さんだよね。……もう、仕方ないにゃあ」
翌日早朝、自宅。
男「親父」
父「男……どうした」
男「できれば幼も一緒に聞いてほしいんだ」
父「幼ちゃん、ちょっと来てくれないか!」
幼「はい、どうしました。父さん」
父「男が話があるそうだ」
幼「……はい」
男「ああ、話というかお願いがあるんだ。俺の我侭ではあるんだけど、そう緊張しないで」
父「それで話とは?」
男「俺、この家を出ようと思う」
父・幼「…………」
父「男、それは」
男「違うんだ。別にこの生活が嫌とかいうわけじゃない。ある人のおかげで親父達がどういう想いで一緒に
なったのかがわかったんだ」
男「でも、俺が居ると気まずいこともあるだろ? 新婚的な意味で」
幼「お、男くん……」カァァァ
父「…………」
父「決意は固いのか?」
男「はい」
父「この家を出てどうするつもりだ。住む場所は」
男「一応貯金で下宿先探して、あとはバイトしながらってとこかな」
父「アバウトだな、卒業してからはどうするつもりだ」
男「働く」
父「そんな簡単に言うもんじゃない。……ちょっと待ってろ」ガタッ
幼「……男くん」
男「幼……」
幼「ごめんね、私が男くんの生活を……」
男「いやまあ、最初はかなりへこんだけどな。それ以上にお前は辛い目にあったんだろうし、さっきも言っ
たけど、ある人のおかげで幼達のことが、理解できた。だから──」
男「祝福するよ、親父と幼の仲を」
幼「男、くん」
父「……これを使え」
男「これは?」
父「お前の進学用に取っておいた口座の一式だ」
父「当座はこれで学生生活を全うしてから、将来のことを考えるといい」
父「社会はそれほど甘くない。時には幼ちゃんのように道を選べないこともある」
幼「…………」
父「だからこそ、選べるうちにはよく考えて自分の納得できる道を進みなさい」
男「……わかった。とりあえず下宿先が決まるまでは、まだしばらく厄介になるから」
父「お前の家はここだ。厄介になるとか、そういう言い方はするな」
男「親父……ありがとう」
男「っと、そろそろ出ないと遅刻しちまう」
幼「あ、それじゃあ……私も一緒に行っていい、かな?」
男「もちろん。未来の母親と同伴登校は照れるけどな」
幼「も、もう、男くん!」カァァァ
男「はははは! ……じゃ、親父。行ってくる」
幼「行ってきます、父さん」
父「ああ、行って来い。気をつけてな」
男「幼、途中で幼友と合流する予定だけど、いいか?」
幼「う、うん。それはいいけど、男くんの言ってたある人ってもしかして──」
おわり
かたじけのうござるwwwwwwwwかたじけのうござるwwwwwwwwww
NTRは遊びじゃない人が多すぎて手が震えてきたwwwwwwwww
幼友のNTRをずっと待ってた俺の気持を踏み躙りやがって・・・絶対に許さない
>>520
幼友「NTR要員かと思った? 残念、ヒロインちゃんでした!」 ごめんなさい
非処女ばっかじゃん
舐めてんの?
>>527
幼友が非処女の理由がわからんよな
別にそうでなくても話は通るわけだし
>>529
ごめんね、エロルートのための非処女設定でした
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