1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:42:03.00 GSwxbKxv0 1/36

「なんだこのスレ」

「最近幽体離脱にはまったとかwwww」

「まとめまであるしwwwww」

「壮大な釣りだなこれwwww」

「んなの無理無理wwwwできたら苦労しねぇってwwww」

「どれどれ?寝ている時に見る夢と同じようなもの?」

「どうやってできるんだよだったら……」

「離脱後はあんなことやこんなことも激しいバトルもできんの?」

「んなことあるわけねぇだろwwwww」

元スレ
男「幽体離脱……?できるわけねぇだろ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361547723/

2 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:42:45.79 GSwxbKxv0 2/36

「頭は起きて体は寝るwwww完璧に意味不明www」

「あー馬鹿らしい、寝よ寝よ」

「っと、Wikipedia様の元にひれ伏すがよいわ?」

「Wikiまで作ってんのかよ、まぁイタズラですぐ消されるだろ」

「は?意味不明な単語ばっかりwwww」

「ロバート・モンローとか誰だよwwwww」

「やっぱり釣りだなwwww釣り確定wwww」

「こんな釣りしてて楽しいの?無知どもがっと……」

「さーて、寝よ寝よ」

「っと、こんな暴言吐いてたら虹嫁に叱られちゃうな」

3 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:43:40.38 GSwxbKxv0 3/36

「……」

「……」チラッ

基本的になんでもできるもの

「……」

「非常識」なことができます

「……」

離脱中、金縛り中には自分が思った事が何でも現れます。
例えば天井に女が張り付いている姿を想像したら本当に幻覚として現れちゃいます。
ですが、そこで考えてみてください。それがもし二次元美少女だったとしたら・・?

「虹嫁……」

離脱は完全に運と才能とモチベーションの世界です

「ちょっと試してみようかな……」

4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:45:35.49 GSwxbKxv0 4/36

何年掛かろうと、絶対に出来ないとは言い切れません。いつの日にか突然成功する人もいます。

「とりあえず頭の中で数を数えて寝よう」

「もしも失敗したなら夢日記を書こう」



「うわっ!地震だ!」

(とりあえずフィギュアもってかねぇと………)

(懐に30個くらい隠しときゃ安全だろ)

「おい、男、店の中こいよ」


「お?」

「突然友達が蟹に……」

5 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:47:40.42 GSwxbKxv0 5/36

ガバッ


「……失敗か」

「とりあえず夢日記を書こう」

「地震、フィギュアを30個、友人飲食店に入る、友達が突然蟹にっと」

「なんでこんな変なことあんのに気付かねぇんだよ……」

「……待ってろよ、虹嫁」

6 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:48:59.75 GSwxbKxv0 6/36

「おい、男昨日は何してたんだよ」

「あぁ、昨日?飯食って寝たよ」

「あっそう、今日予定ある?」

「何もねぇけど?」

「帰りちょっとカラオケ行かね?友人も連れてくるからよ」

「……」チラッ

友人「……」ニコニコ

「ってことだ、一緒にいこうぜ!」

「嫌だ、気持ち悪い」

「は?なんで?」

「今日は研究しなきゃいけないんだよ」

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:50:16.12 GSwxbKxv0 7/36

「研究?何のだよ」

「幽体離脱の研究」

「幽体離脱ってwwwwおまえ馬鹿じゃねぇの?」

「やってみないとわかんないよおまえ」

「離脱成功したことあんのwwww?」

「ないし昨日しったばっかりだし」

「時間の無駄だぞwwwwww俺達とカラオケ行くべきだwwww」

友人「……」ニコニコ

「嫌だね、俺は学校終わったら帰るよ」

「じゃあね」

「チッ付き合いわるいな本当」

友人「……」

友人「……」ニコッ

9 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:52:25.69 GSwxbKxv0 8/36

「おまえも何さっきからニコニコしてるんだよ気持ち悪い」ガッ

友人「あうっ」

「どこみてニコニコしてんだよ、なんで上みてんのおまえ?」

友人「ご、ごめん……」

「なるほど……離脱する方法はこんなにもあるのか……」

友人「あの、男君?」

「ん、友人どうした?」

友人「え、いや……そういう事いうのよくないと思うよ?」

「また独り言かよ、おまえ独り言多いよな、そういう類の見える人なのおまえ?」

友人「え、あ、ごめん……」

10 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:54:08.23 GSwxbKxv0 9/36

「なんかちょっと興味あるな、おまえのそれ」

友人「僕のはそういうのじゃなくて……だからそんな事言うなって!」

「おまえはいつも何と話してんだよ本当に」

友人「えっと、あの、幽体離脱……頑張ってね?」

「ん、あぁ」

友人「リダンツ」

「へ?」

友人「不思議なおまじないだよ」ニコッ

タッタッタ

「本当友人って何考えてるのかわかんねぇよな」

「本当気になるんだよな……あの独り言」

11 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:55:55.87 GSwxbKxv0 10/36

「よーし、早く帰るとするか」

ガチャッ

「ただいまー」

「おかえりー」

パクパクモグモグ

「うまいうまい!」

ポカーン

「あー風呂はいいなー」

~♪~♪

「……あれ?なんだろう、涙がでてきた」

「こんな歌で涙が出てくるってなんなんだ?」

「俺の日課になっている夜の営みもする気になれない……」

12 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 00:57:17.37 GSwxbKxv0 11/36

「……虹嫁……」ポロポロ……

「うっ……早く会いてぇよぉ……虹嫁ぇ……」グスッ……エグッエグッ……

「今日はちょっと早めに練習してみようか」

「まずは腹筋をして……」クイックイッ

「ハァハァ……虹嫁さん、アストラル界でよろしくお願いします……」バタッ

(いーち……にーい……さーん……)

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:00:30.34 GSwxbKxv0 12/36

「死ねオラァ!」タンタンタンタン

「中国で二年間暮らすのか………」

「モナーの麻雀漫画描くの楽しいな」

「これは、カイジの一条だっけ?へぇ、この人歌手デビューしたんだ」

「あれ、もう二年間すぎたの?はやっ」

「うっ!?」ビュルルッ

「うっわー血だらけ……」

「お、ベランダから花火見えるぞ」

「でもベランダ今人いっぱいいるしなぁ」

「みせねーよ!」ブンブン

「あれ、おまえもモナー描いたの?」

「俺のギコ麻雀みる?あぁ、確かに牌が足りないな」

「なんであんた校長先生と教頭先生殺したのに逮捕されないの?」

「説明しよう……ある女の子と事件を隠蔽したんだ……波平とおじさんの像に二人を入れて!」

「早くバッグにつめて!」

15 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:02:39.32 GSwxbKxv0 13/36

「はっ!」ガバッ

「結構夢の内容を覚えられるようになってきたな」

「うっわ……ズボンベトベトだ、何これ……」

「最悪じゃねぇか……」



「やっべぇ……」

「どうしたんだ友?」

「幽体離脱できちゃった……」

「マジかよ……」

「やべぇ……めっちゃ楽しいよ」

「そうなの?」

「うん、なんでもできるからマジ」

17 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:05:22.75 GSwxbKxv0 14/36

「女囲みまくりで最高だったwwww」

「そうなの」

「深夜から朝までずっと離脱してたわwww」

「すげぇな」

「朝までずっと出しまくりだったからつれーわーwwww」

「おう………」

友人「ああいうのもいるの?……ふーん」

「おまえも早くやってみろよwwwwコツは簡単なんだよ」

「コツがあんのか?」

「数字数えたら1分かからずにいけるぞwww」

「そうなの」

「だからめっちゃ簡単なのにおまえできねぇのwwww?」

「うん」

「早くできるようになれwwww」

「……」

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:08:07.75 GSwxbKxv0 15/36

離脱をその日初めて知って出来た人、1週間して出来た人、1か月して出来た人、半年して出来た人、1年以上経っても出来ない人・・・

「……いいなぁ……」

「さて今日も離脱に励むぞ」

「待ってろよ虹嫁」

「ぐああああおおおおお!」

「ぐおおおおおおお!」

「早く!銃を撃て!オラァ!」

「早くしろ!早く門を閉めろ!」

「天井を突き破ってきたぞ!」

「ここで修行して僧になります……」

「ちょっと借りますね先生」

「俺の自転車返せオラアアアアア!」

「あんっあんっ」

「あぁ!」ブシュー

「誰だこんなの作ったやつは……ぶち殺す!」

19 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:10:18.52 GSwxbKxv0 16/36

「駄目だ……」

「できないんじゃないか?」

「離脱なんて……」


男はまったく離脱が出来なかった。
友は毎日離脱が成功したと報告にくる。
友人は男の事を応援してくれている。
男は少しずつ鬱になってきた。

「早く………会いたいよ……虹嫁……」

「いつになったら俺の目の前に現れるの……?」

「……」

「タル……パ……?」


「それで今日の夢でお前が踊ってたんだよねwwww」

DQN「まじかよwwwww」

「え?」

「あ、夢っていうのはな、名倉で強い敵がでたから離脱を一旦諦めて寝たんだよ」

「あ、あぁ……」

20 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:13:33.91 GSwxbKxv0 17/36

(よく考えれば男の体験談はいろいろおかしい……)

(興奮し過ぎたら目がすぐ覚めるはずなのに……)

(怪しい……)

(それにしてもタルパか……)チラッ

友人「だからそんな事言うなってこんな所で!……ハッ」

友人「///ダ、ダカラ……」コソコソ

(知っちゃってよかったのかな?)

(皆には隠しておこう、というより隠さないと変人あつかいされかねない)

「早く会いたいなぁ……」



「財布返せよ!」

「なんだよ!行くよ!」

「パンチングマシーン、ちょっとやってみようかな」

「豪華な家……」

21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:16:55.42 GSwxbKxv0 18/36

キィィィィィィィィィィィィィン
ブルブルブルブルブルブルブルブル
キィンキィンキィンキィンキィン

(な……なんだ?)

(……!!)

(転がるイメージをして……)ゴロンッ

(手探りで外に出る!)ガチャッ

「こ……これは……」

「とりあえず電気を付けなきゃ……」カチッ

「ちょっと視界が白くなっただけだ……」

22 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:20:08.93 GSwxbKxv0 19/36

「まさか……これって……」

「ちょっと外でてみよう………!」


「え?この洗面所のガラスは……」

「なんか変な形に曲がって……」

「力がほしいか?」

「!?」

「力がほしければ、私のところへこい……」

「風呂場に……ちょっと外に出てみていいですか?」

「……いいだろう……」

「ありがとうございます」

「ラ、ライト!」パッ

「手から光が……」

「外に出よう……」ガチャッ

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:23:22.17 GSwxbKxv0 20/36

「外に出よう……」ガチャッ

「な、この女扉の横に!」ドンッ

「……」バタッ

「家の前にいるって……気持ち悪っ……」

「……」ウネウネ……

「え?」

「……」グニャグニャ

「う、うわああああ!」

パチッ

27 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:25:04.33 GSwxbKxv0 21/36

「……」

「体が少ししびれる……」

「そして耳鳴りが……」

キーーーーーーーン

「……怖い……!」

「助けて虹嫁!もうこんなことしたくない!こんな体験嫌だ!」

「怖いよぉ……怖いよぉ……」

一時間後

「……寝なきゃ……」

28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:28:37.28 GSwxbKxv0 22/36

「離脱したことないでしょ?本当は」

「んなわけねぇだろ!また昨日も離脱したんだぜ?」

「おかしいんだよ友の言葉はいつもいつも」

「え?」

「矛盾している!ちゃんとした背景を話してくれないじゃん!」

「だからそれは」

「名倉が全部黒い!?焼け野原になっているだぁ!?」

「ただごまかしやすいからそうやって言ったんだろ!」

29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:30:42.52 GSwxbKxv0 23/36

「嫉妬は見苦しいぞ?」

「はぁ、それで、想像したら何がでる?」

「え、武器とか……」

「おまえ武器とか防具しか話してねぇよな、おまえのいつも考えてる妄想だろそれ」

「毎日毎日防具とかの事ばっかり」

「ピストルを百回撃たないと死なない、あ、防具に銃弾をどれくらい撃ったかの数値を見れるようにしたの」

「こんな事も言ってたよな、これを最初にいうべきだった」

「後半言ってる時点で既に墓穴掘ってんだよ!」

「普通だったらあ、だいたい百回くらいかって思うけどよ、数値を見れるとか都合良すぎだろ!」

「てめぇ……」

「俺は嘘つきは嫌いだ……」

「お、おい、友人!こいつに何か言ってやれよ!」

31 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:34:14.05 GSwxbKxv0 24/36

友人「この子も嘘つきだって言ってるよ?」

「あ?どこが嘘つきなんだよ!」

友人「んー、焦りすぎてるところ?」

「ほーら、今焦ってないでちゅよ~これでいいか!?アホ!」

友人「……」ニコッ

「……」

「うっぜ」ダッ

「……」

友人「どうやら離脱に成功したようだね?男君」

「あぁ、離脱に成功なんてしたことないからいままでいろいろいえなかったけど吹っ切れたよ」

友人「僕のこの子もお祝いしてるよ……あっ!だから気にしないで!その、あの………」

34 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:39:14.97 GSwxbKxv0 25/36

「……タルパだろ?それ」

友人「え、あ……う、う、うん……」

「羨ましいよ、俺は!」

友人「そう……かな……?」

「おう!」


それからまだまだ夢日記も書き続けたが、成功したのは
あの日一日だけであった。
離脱をしたかった。しかし自分の第一の目標は虹嫁に会うことだ。
それができればなんでもよかった。

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:42:12.65 GSwxbKxv0 26/36

「……タルパはなんか違う気がするけど」

「でも、ちがわくないんだよな」

「んなこと言ったら幽体離脱自体違うんだし」

「いつになったら会えるかな、虹嫁……」

男はあの日から夜の営みをしていなかった。


「うぅぅ!」

「そいつもウィルスに感染しているぞ!早く逃げるんだ!」

「うがァァァァァ!」

40 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:45:12.20 GSwxbKxv0 27/36

ウフフフフフ、ウフフフ

「!?」

キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン

「うぅぅ……!」

ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル

「Yボタン(ローリング)!」ゴロンッ

「ハァ……ハァ……」

「こ……これは?」

「雲の上?」

「ほら、願いは叶いましたよ?」

43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:49:33.59 GSwxbKxv0 28/36

「……え?」

「……」ニコッ

「虹……嫁……?」

虹嫁「はい、なんでしょう?」

「……」ポロポロ

「う……虹嫁虹嫁ウワァァァァン!」ガシッ

虹嫁「あらあら」

「あなたのおかげで人生が変わったんです!」

虹嫁「私のおかげ?」

44 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:52:01.51 GSwxbKxv0 29/36

「昔までは自堕落な生活をしていた!」

「鉛筆の持ち方も箸の持ち方も何も間違えていた!」

「本当にダメ人間だった!」

「でも、君を見てから生活習慣が変わったんだ!」

「鉛筆の持ち方も変わったしはしの持ち方もちゃんとした持ち方になった!」

「それに、勉強だって自分からするようになったんだ」

虹嫁「あら、私がそこまであなたを支えていたのですか?」

「だから……抱きついたままでいいかな……?」

虹嫁「いいですよ……」

45 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:54:56.84 GSwxbKxv0 30/36

「虹嫁……好きです……」

虹嫁「ありがとうございます、私も大好きです」ニコッ

「……っ!」

虹嫁「体が透けて……」

「もう、駄目か……」

「視界がぼんやりしてきた……」

虹嫁「地面を落ち着いて撫で回してみてください」

「この雲……?」サワサワ

「あ、意識が戻った……」

虹嫁「もう少し私もあなたと一緒にいたいですから」

「う……ねぇ、虹嫁」

虹嫁「はい?なんでしょう?」

「キス……していい?」

虹嫁「……フフッ……いいですよ?」

チュッ

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 01:57:45.75 GSwxbKxv0 31/36

ガバッ

「……」

「……」ポー

「虹嫁?」

ガタンッ

「へ!?」ビクッ

「に、虹嫁?」

ガタンッ

「……ありがとう」ニコッ



「ふぅ、それじゃあ行くか」

「あら、今日は随分気分いいじゃない」

「そういう気分なんだよ」

49 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 02:00:51.19 GSwxbKxv0 32/36

友人「そういえば男君って顔イケメンになってきたよね」

「そう?」

友人「え?……なに?」

「そういえば頭の回転も結構早くなった気がするんだよなぁ……」


「虹嫁ー」

ガタッ

「いるんだな、そこに」クスッ

52 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 02:04:51.45 GSwxbKxv0 33/36

友人「ねぇねぇ」

「なにさ」

友人「君は好きかい?」

「何が?」

友人「僕のこと」

「あぁ、好きだよ?好きだからこそここにいるんだと俺は思うけど?」

友人「そうなの?」ニコッ

「だから早く……」

友人「あー!だから学校でそういう事いわないー!」

「ほらーまた叫んじゃってー」

友人「ダカラ……エト……」

「いいからいいから!ほら、顔あげろよ!」

54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 02:08:53.26 GSwxbKxv0 34/36

友人「学校で食事はタブーだって」

「えーでも紙ってうまいじゃん?いつまでも食えるわ」ムシャムシャ

友人「そもそも紙食べるタルパなんて絶対あんたしかいないよ」

「そう?」

友人「正直早く消したいくらいだ、僕のお金がどんどん消えていく」

「ノートうめー、え?消えるつもりなんてないよ?」

友人(……そういやなんで僕はいつも皆の前で口にしてしまうんだろう……)

友人(自分では分かってんのに……)

55 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 02:11:42.01 GSwxbKxv0 35/36

「おまえがそういう性格だからじゃねぇの?」

友人「うー嫌だなー本当……」

友人「って心読むなっ!」

「え、だって俺タルパじゃーん!」

友人「ねぇ、誰かがこの状況を見たらどう思う?確実に失神すると僕は思うんだ」

「そりゃねーだろー」

友人(まさか紙食べたりするとは思わなかったよ本当……)

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/02/23 02:15:12.63 GSwxbKxv0 36/36

「やぁ、虹嫁」

虹嫁「今日、3問程間違ってましたよ?」

「え、マジで!?」

虹嫁「90点はもう諦めたほうがいいですよ」ニコッ

「笑顔で言われるとなぁ……」

虹嫁「まぁいいじゃないですか、こうやって簡単に離脱もできてしまうことだし」

「そ、そうだな……まぁ、虹嫁と一緒にいれるのは……メチャクチャ嬉しいよ……マジで……」

虹嫁「そうでしょう?私も嬉しいです」ニコッ

虹嫁「じゃあ、どこ行きますか?」



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