マミ「あらあら、キュゥべえは本当にマッサージが好きなのね」
キュゥべえ「いいのっ、いぃいにょぉっ!! マミのまっしゃーじ気持ひよしゅぎへかりゃだほぐれりゅのお゙お゙おおぉぉっ!!!」
マミ「ふふ、ありがと。ここはどうかしら」グイッ
キュゥべえ「ふひいいいいぃっ!! らめっ、そこ気持ひよしゅぎれッ、あたみゃ壊れりゅうううううにゃあぁああああぁ!!!」
マミ「喜んでもらえると私も嬉しいわ。あら、もうこんな時間……もう行かないと」
キュゥべえ「あれ、もう終わりかい? 僕としては、もう少しマッサージしてほしかったんだけど」
マミ「しょうがないわね、あと5分だけよ」グイグイ
キュゥべえ「くひゃああああぁ!! んほおおぉっ、とりょけひゃううぅ!! 僕のもちもちぼでぃいやわりゃかくなっひゃふよおおぉぉぉ!!」
元スレ
キュゥべえ「んほおおぉぉっ!!気持ちよしゅぎりゅううぅぅ!!!」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315655347/
マミ「で、結局学校までついてきたしまったわけね」グイグイ
キュゥべえ「しょうがにゃっ、くひっ、にゃいんらぁあぁあぁ!! マミのっ、まっしゃーじ、気持ひいいィんらかりゃあああぁあ!!」
ほむら「……こんな所で何をやっているのよ」
マミ「あら、暁美さん」
キュゥべえ「暁美ほむらか。一体どうしたんだい?」
ほむら「おかしな奇声が聞こえたから、様子を見にきたのよ」
キュゥべえ「奇声とは失礼じゃないか。僕はマミにマッサージをしてもらってるだけだよ」
マミ「そうよ? 別に変わったことはないわ」グイグイ
キュゥべえ「んはあああぁぁっ!! いぐううぅっ、ふぅっ、僕のかりゃだこわれひゃうんれすううううぅ!!」
ほむら「……」
まどか「マーミさんっ。こんにちはー、あとキュゥべえも」
さやか「やっほーマミさん。あとキュゥべえも」
マミ「あら、鹿目さん、美樹さん」
キュゥべえ「どうしたんだい? 僕と契約する気になったのかな?」
さやか「いやー、それはちょっと」
マミ「もう少し待っててくれるかしら? 今キュゥべえのマッサージ中だったのよ」グイグイ
キュゥべえ「ふひいいい! ぐりぐりっへほぎゅれりゅうう! マミのまっしゃーじれ身体ほぐれぢゃううううぅぅ!」
キュゥべえ「くふああぁあぁ! マミのしゅべしゅべおててれもみもみしゃれへまっしゃーじしゃれへりゅよおぉぉおぉ!!」
まどか「」
さやか「うわぁ」
まどか「……マミさん、こんにちは! 今日もいい天気ですね!」
さやか(あまりのショックで、なかったことになった!?)
マミ「ふぅ。腕が疲れちゃったから、少し休憩させてね」
キュゥべえ「よし! それじゃあ僕と契約しようか、まどか!」
まどか「待ってよぉ、まだ私、願い事も決まってないし……」
マミ「ふふ、なんならケーキでもいいのよ?」
まどか「わ、私ケーキだけで魔法少女になっちゃうんですかー?」
キュゥべえ「よし! そうと決まれば早速契約しよう!」
マミ「契約した時は、私も少しだけもらっていいかしら?」グイグイ
キュゥべえ「まろきゃあああぁあ! けいっ、僕ろけいやきゅをおおふううぅうぅ! ぬふっ、くはぁ、契約確実ッ!」
まどか「ひっ」
さやか「うわっ」
キュゥべえ「急にマッサージしないでくれないか、マミ……びっくりするじゃないか」
さやか「今のはびっくりした声とは思えないんだけど……」
さやか「ね、マミさん、あたしもキュゥべえのマッサージやってみていい?」
まどか「さやかちゃん!?」
さやか「いや、なんか面白そうじゃん、コレ。ちょっと興味湧いてきちゃった」
キュゥべえ「僕をコレ扱いしないでくれないかな」
マミ「いいわよ。でもコレは壊れ物だから、扱いには気をつけてね」
キュゥべえ「僕をコレ扱いしないでくれないかな?」
さやか「大丈夫ですよ! じゃあちょっとキュゥべえ借りますね」
キュゥべえ「僕をモノ扱いしないでくれないかな!?」
さやか「よーし、早速……えいえいっ」グイグイ
キュゥべえ「ん、んん……まぁまぁだね、悪くはないけど」
さやか「あれ? うまくできなかったかな。全然反応しないや」グイグイ
キュゥべえ「いたたっ、乱暴はやめてよ。さやかは何にも分かってないな」
さやか「おっかしーなぁ。もうちょっとコツとかいるのかなぁ」
マミ「ふふ、最初は皆そうよ。こう……ぐいっとやるのよ」グイッ
キュゥべえ「ぬはあぁああぁぁっ!! あひっ、くひゅううぅ!! オウフ!! マミッ、そこらめッ、きもひいいいぃれすううぅぅ!!」
さやか「…………」
さやか「……やっぱいいです、ごめんなさいマミさん」
さやか「……すごかったね、キュゥべえ」
まどか「うん……」
さやか「それにしても、マミさんってばテクニシャンだなぁ」
さやか「気持ち良さそうだし、まどかもマッサージしてもらえば?」
まどか「ふぇっ!? そ、それはちょっと……あんなコトになるの、怖いし……」
さやか「まぁ……あんな風になっちゃったら怖いよね。あ、そうだ!」
さやか「ねぇ、マミさん! ちょっと転校生にもマッサージしてあげてくれないかなー?」
マミ「ええ、いいわよ」
ほむら「えっ」
ほむら「わ……私はいいわよ、別に疲れてなどいないわ」
マミ「遠慮しなくていいのよ? 貴方だって一人ぼっちで戦って、疲れているでしょう」
ほむら「貴方と一緒にされても困るんだけど……こ、来ないで……」
マミ「もう、意地を張らなくても……」
さやか「ほら、私が捕まえてますから! マミさん、今のうちに!」ガシッ
ほむら「……ッ! 離して、美樹さやか! あんな醜態をまどかに見せるなんて……嫌よっ!」
マミ「大丈夫よ。怖くないわ。さ、力を抜いて……」
ほむら「いっ、嫌! やだぁ! やめて! お願い、巴マミ! やめてぇ!」
さやか(なんだろう、懇願する転校生って見てたらぞくぞくする)
マミ「さ、いくわよ?」グイグイ
ほむら「んっ……」ピクッ
ほむら(あれ? でも思ったよりそれほどでもないわね)
さやか(んん? なんか思ったより反応しないな)
マミ「ほら、やっぱり凝ってるじゃない。疲れはちゃんと癒さないとダメよ」グリグリ
まどか「ほむらちゃん、大丈夫なの?」
ほむら「ええ、少しくすぐったいけど……むしろ普通に心地いいわ」
さやか「ちっ……なーんだ、つまんないの」
マミ「じゃあ次は美樹さんね」
さやか「えっ!?」
マミ「美樹さんも凝ってるわね、もしかして普段の姿勢があまりよくないんじゃないかしら?」グイグイ
さやか「あ、やばい。これ癖になりそう」
キュゥべえ「マミは僕のものなのに……」
まどか「さやかちゃん、大丈夫?」
さやか「大丈夫だよん。じゃあそろそろキュゥべえに代わってあげようか」
マミ「そうね、じゃあ今度はキュゥべえを……」グイグイ
キュゥべえ「ひぃやあぁぁっ!! 融けぇりゅうううぅぅ!! 待ひわびれふぁマミのまっしゃーじれかりゃだとろへひゃうんれすうぅぅううう!!」
キュゥべえ「かりゃだもっ、あたみゃもっ、変にぃぃなりゅううぅぅ!! んほおおぉぉぉ!! フォカヌポゥ!!」
まどか「なんでキュゥべえだけがあんな風になるのかな……」
さやか「マミさんの平静っぷりが逆にすごい」
ほむら「……」ソワソワ
まどか「……どうしたの、ほむらちゃん? ほむらちゃんもマッサージしてほしいの?」
ほむら「えっ!? やっ、あ、ち、違うわ! そんな訳じゃ、あいたっ!」
さやか「なに動揺してんのさ、何もないところでコケて……あ、そうだ。まどかにマッサージしてもらえば?」
まどか「わ、私!?」
ほむら「まどかが……? お、お願いするわ」
まどか「じゃ、じゃあちょっとやってみようかな……マッサージなら、ママにも時々してるし」
ほむら(本当は最初からまどかにマッサージされたかったのだけど……結果オーライだわ)
ほむら(美樹さやか……なかなかナイスよ)
まどか「それじゃあいくよ、ほむらちゃん?」
ほむら「え、ええ、どうぞ」
まどか「えいっ」グリッ
ほむら「んッ……!?」ビクッ
ほむら(な、何!? ちょっと触られただけで、こんな……)
まどか「あっ、い、痛かったかな? 今度は優しく……」グイグイ
ほむら「んんっ! ……ッ!? 何……っ、んぅ! ちょ、まどか、待って……っっ!!」ビクンッ
さやか「あれ? なんかまどかがやると、すごい気持ち良さそうじゃん」
キュゥべえ「あひいいぃ!! もっろしへぇ!! マミの手れぼきゅのかりゃだもみもみしへ、やわりゃかきゅしへえぇえぇ!!」
マミ「ふふ、ここがいいのかしら?」グリグリ
キュゥべえ「うん! うん! そこぉっ、そこ、ぐりぐりしゃれひゃりゃあたみゃクルクルパーになっひゃうんれしゅううぅうぅぅ!」
さやか「でもあっちほどじゃないか」
ほむら「まど……んんッ、か……もうやめ……んんんん!!」
まどか「あはは、ほむらちゃん気持ち良さそうだねー」グイグイ
ほむら「――っ!? ん、んッ!! ……ッッ!!」ビクンッ
さやか(なんでただのマッサージで、必死に声を押し殺す必要があるんだろう)
マミ「ふふ、キュゥべえったら気持ち良さそうね」グイグイ
キュゥべえ「ひふぁあああぁ! らめぇ! もうらめにゃのおぉぉお! ばかになっひゃう! ぼきゅのあたみゃばかになっひゃうにょおおぉおお!!」
キュゥべえ「あああぁあっはぁああぁ! いぐぅ!! ドプフォ!! きもひよしゅぎへえんほろひーひょうがしひゃうよおおおぉおっぉぉお!!!」
さやか「なんなの、この状況……」
ほむら「はッ……はぅ……まど、かぁ……」ビクッ
さやか「エロい」
まどか「どう、ほむらちゃん? 気持ちよかった?」
ほむら「え、えぇ……とっ、ても……」
さやか「というか、別の意味で気持ち良さそうだったよね」
キュゥべえ「さぁ、それじゃあマッサージも済んだことだし、契約しようじゃないか」
さやか「で、なんでコイツはこうさっぱりしてるのかな」
マミ「あ、キュゥべえ、耳にほこりついてるわよ」
キュゥべえ「くひィんっ!? ……マミ、急に触らないでくれないかな。びっくりしたよ」
さやか「……いや、あたしの方がびっくりしたよ」
さやか「まぁでも、転校生がキュゥべえみたいになるのは見たくなかったかも」
ほむら「当然よ。私があんな痴態を曝け出すわけがないでしょう」
さやか「さっきまで痙攣してたくせに」
ほむら「しょ、しょうがないじゃない。まどかにされたら誰だってそうなるわ」
まどか「さやかちゃんもマッサージしてあげよっか?」
さやか「あ、あたしはいいよ。後で転校生にしてあげればいいじゃん」
ほむら「わっ、私だって別にいいわよ……あんな……」
まどか「……やっぱり、気持ちよくなかったかな?」
ほむら「ちがっ、そういう意味じゃないのよ。えっと……ま、またしてちょうだい」
まどか「うんっ!」
さやか(墓穴を掘ったな、転校生)
さやか「……あの、マミさん?」
マミ「何かしら?」
さやか「その、ですねー……キュゥべえを学校に連れてくるのは、どうかと……」
マミ「あら、この子は他の生徒には見えないし、声も聞こえないから大丈夫よ?」
さやか「そ、そういうことじゃなくてですね……」
マミ「??」グイグイ
キュゥべえ「んおおぉおぉぉんっ!! きてるぅ! マミのまっしゃーじれかりゃだビリビリきへるのおぉぉ!!!」
キュゥべえ「らめえぇええぇ! そんにゃにれんきびりびりしゃれひゃらひんじゃううぅうううぅぅ!! コポォ!!」
さやか「キュゥべえの周りに聞こえてないとは言っても、あたしはすごい気になるんですけど……」
マミ「え? 何が……?」
さやか「ふー。やっとうるさいのから解放された」
まどか「zzz……」
早乙女「で、ここは過去完了形ではなく現在進行形を……」
さやか「……まどか。起きろー。起きないと先生に叱られ」
キュゥべえ『くひいぃいいぃ! いいよぉっ、じゅぎょぉちゅぅのマミマミまっしゃーじきもひいいんれすぅ!!』
まどか「ひッ」ガバッ
さやか「あ、起きた」
キュゥべえ『もっろ! もっろぉ! ああぁあん! お耳ぐにぐにっへもみしらかれりゅのしゅごいよおぉおお!!』
さやか『ちょっと! テレパシー止めて!! うるさい!』
さやか「ちょっと、アレどうにかできないの? 転校生も魔法少女なんでしょ?」
ほむら「私に何を期待しているのよ」
さやか「こう、さぁ……妨害電波とか、そういうの出ない?」
ほむら「生憎だけど、私にそんな力はないわ」
さやか「あー、もう! 授業に集中できないよ、あんなんじゃ……」
キュゥべえ『しゃやかあぁあ! しゅごいよっ、マミのひゃりちりょぉちきゅちきゅしへビリビリきへるのおぉお!』
キュゥべえ『あああぁ! しゃしゃりゅうぅぅ! ヌフゥ!! マミマミのおはりがしゃしゃっへりゅよおぉぉおお!!』
さやか「うっさい!! 少し静かにしろぉ!」
ほむら「静かにしてくれないかしら、美樹さやか」
さやか「もう何言ってんのか全然わかんないし」
ほむら「針治療、って聞こえたけど」
まどか「ほむらちゃん、よくさっきのが聞き取れたね……」
さやか「これからずっと、あんなの聞かされるのかなぁ」
ほむら「あくまで巴マミは、厚意でマッサージをしているわけだしね」
さやか「止めて、とも言えないし……困ったなぁ」
キュゥべえ『ふぁあああぁ! せにゃか! せにゃかなでなでしゃれりゅとせしゅじぞきゅじょくってしゅるのぉぉお!』
キュゥべえ『あいひゃう! せにゃかの口あいひゃうよぉお! せにゃかのおくちぱくぱくってしへほしがっひゃうぅぅううぅ!!』
さやか「……ほんとに困った。なんでわざわざテレパシー飛ばすのかなぁ、あいつは」
まどか「……さやかちゃん? どうしたの、顔色悪いよ?」
さやか「あ、まどか……。あのね、あたし……魔法少女になる」
まどか「えっ!? 急に、どうして……」
さやか「分かるでしょ? 恭介のためだよ」
まどか「……」
さやか「キュゥべえ! いるんでしょ! ちょっと来て!」
キュゥべえ『しゃやかぁああ! ろぉしひゃのぉ!? んあああぁああ! オイップ!! マミ、待っへくれにゃいかぁあぁあ!』
キュゥべえ『くひっ、ふはぁ! わるいへろっ、はにゃしはあとにしへ……んおおぉお! しゅごしゅぎりゅよぉおおマミぃいいぃ!!』
まどか「……」
さやか「……」
さやか「……やっと来たか。遅いよ」
キュゥべえ「すまないね。ついついマミのマッサージに夢中になってしまったんだ」
マミ「ごめんなさいね。実はマッサージもまだ途中なのだけど……」
マミ「願い事、決まったのね?」
さやか「はい……。キュゥべえ、あたし……」
マミ「あっ、キュゥべえ。虫ついてるわよ」グイグイ
キュゥべえ「んふひぁあああぁ!? マミっ、きゅうにへんにゃころしにゃいへぇ! んにいいいぁあああ!」
さやか「あの、ちょっと、聞いてよ」
キュゥべえ「あっ、あひっ、しゃっきのっ、まっしゃぁじのかんかきゅがのこっへ……んほおおぉ!! おぉああ!!」
さやか「聞いて……ちょっ……聞けよ!!」
さやか「……はぁ」
まどか「結局、契約できなかったね」
さやか「いや、いいよ……。あんな状況で契約とか出来る方がおかしいし」
さやか「それにあんなのと契約なんて、さすがにちょっと……心配だし」
ほむら「賢明な判断ね」
さやか「転校生!? どこから沸いて……」
ほむら「私が居たら悪い?」
さやか「いや、別に……ごめん、今は疲れてるからやり合う気力もないし……」
ほむら「でも私は用があるの。ちょっと付き合いなさい」
さやか「えー、面倒だからパス。まどか、ちょっと転校生にマッサージしてあげなよ」
ほむら「えっ」
まどか「えへへ、ほむらちゃんってば、気持ちよさそうだねー」グイグイ
ほむら「私と、してはっ……美樹、さやか……んんッ……あなっ、たが……契約、しな……」
さやか「あの、何言ってるか全然分かんないんだけど。まどか、ちょっとストップ」
まどか「え? うん」
ほむら「はぁ、ぁ……私は、貴方が……んっ、くぅ……契約しなくて、よかったと思ってるの……」
さやか(なんだろう。涙目でこんなコト言われると、ちょっとかわいく見えるかも)
ほむら「契約したら、貴方は……いずれ」
キュゥべえ『んきゅうううぅぅう! あしぃ! あししょんにゃにもみもみしゃれたらたてにゃくなっひゃうよぉ!』
キュゥべえ『くしゅぐっひゃいぃいいぃ! んみゅうう!! だでぃゃーなざぁん!! こしっ、こしくらけりゅううぅううぅぅ!!』
ほむら「ということになるわ」
さやか「ごめん。肝心なところがうるさくて聞こえなかった」
ほむら「まぁいいわ。日を改めましょう」
さやか「そうだね……ちょっとキュゥべえのテレパシーがうるさすぎて、集中できないし」
ほむら「でも、これは今後に関わる大事なことなの。いつか話すことになるわ」
キュゥべえ『まあぁああぁ! あぁああ! じゅぅりんしゃれひぇりゅうううぅ! マミのりょぉてにぼくのかりゃだじゅぅりんしゃれへるよぉおおぉ!』
キュゥべえ『らめぇ! りゃめにゃのぉ! いんべーらーにしんりゃきゅしゃれりゅうううぅぅ!! んほおぉおおあああぁああぁ!!』
さやか「でも、なんていうか、その」
さやか「取り敢えず先に、このテレパシーどうにかしてよ……」
杏子「……で、あたしをこんな所に呼び出して、何の用だ?」
さやか「ん、誰?」
ほむら「そのうち味方になる魔法少女よ。相談があるの」
杏子「相談? はっ、あんたの正体もよく分かってねーのに、付き合ってられ……」
キュゥべえ『んほおぉおぉお!! ほっぺ、ほっぺとろけりゅううぅううぅぅ!! マミのこぉちゃおいひぃいいよおおぉお!!』
杏子「なっ、なんだ、今のテレパシーは!? キュゥべえか!?」
杏子「何がどうなってやがる! おい! 説明しろ!」
ほむら(予想外の事態だからって焦りすぎ……面白いわ……)
さやか(いきなり出てきたかと思ったら大慌てしてるし……面白い……)
杏子「なるほど。事情は掴めた」
杏子「マミがキュゥべえにマッサージをすると、キュゥべえがおかしくなる、と」
ほむら「そういうことよ」
杏子「って信じられるわけねーだろ! アホか!!」
ほむら「信じるも、信じないも、貴方の自由よ」
キュゥべえ『んむ! んむぅ! けぇきぃ! マミマミにもみもみまっしゃぁじしゃれにゃがらけぇきたびぇりゅのおいひぃいよおおぉお!!』
ほむら「でも、これをどうするの?」
杏子「……くっ、何がどうなってやがる……」
キュゥべえ『あああぁ! マミのけぇきおいひいぃよぉ! にゃくにゃりゅう! けぇきもぐもぐしへひゃらにゃきゅにゃりゅうううぅ!!』
杏子「つーかうるせぇ! テレパシー止めろ!!」
さやか「あたしと同じこと言ってる……」
杏子「まぁ、分かった。で、その2人は誰なんだ?」
ほむら「この2人は巻き込まれただけ。何の関係もないわ」
まどか「そういうこと、みたいです……」
さやか「らしい……けど、正直どうでもよくなってきた」
杏子「……まぁ、別にいいけどさ」
キュゥべえ『マミぃ! もうやみぇへえぇ! ああああぁ! まっしゃぁじもぉらめえぇ!! こわりぇりゅううぅうう!!』
キュゥべえ『とぶ! とんじゃううううぅぅう!! きもひよすぎれてれぱひーとんりゃうううぅううぅ!! ポヌゥ!!』
キュゥべえ『ああァァ! きかれひゃううぅぅ! ぼきゅのはじゅきゃひぃてれぱひーきかれひゃうよぉおおおぉお!』
杏子「それより、こっちの方が気になる」
さやか「あたしも」
――――――
マミ「鹿目さん、美樹さん。魔法少女になる決意はできたかしら?」グイグイ
まどか「いやぁ……それが……あはは……」
さやか「あはは……」
キュゥべえ「あはァ! とけりゅうぅぅ! ぼきゅのかりゃだもみもみしゃれしゅぎへえきたいになっひゃう!! 融けりゅうううぅ!!」
キュゥべえ「おぉん! おぐっ、めけっ、んおおぉおおぉ!! マミぃ! もうやめへ……くぁあああぁあああ! バビロンんんぅ!!」
まどか「私、やっぱり……ちょっと、怖いです」
さやか「あたしも……ごめんなさい、マミさん。こんなのと契約する気には……」
マミ「いいのよ。例え魔法少女じゃなくても、貴方たちは私の大切な友人だからね」グイグイ
キュゥべえ「しょんにゃあああぁああ! けぇやきゅっ、ぼくろけぇやきゅしへよぉおおぉぉ!! みゃろきゃあぁああぁ!!」
マミ「だーめ。しつこい男は嫌われるわよ?」
マミ「……さて。鹿目さんも美樹さんも、契約しなかったわ。これで良かったんでしょう?」
ほむら「ええ、助かったわ」
マミ「約束だもの。それに……私だって、あの子達を死なせたくないしね」
ほむら「でも、ワルプルギスの夜との戦いは厳しいものになる」
ほむら「貴方にも、佐倉杏子にも、苦労をかけることになるわ」
マミ「いいのよ。今の私には友達もいるし、共に戦う仲間もいる」
マミ「何も怖くないわ」
ほむら(それは死亡フラグよ、巴マミ)
キュゥべえ「ぐすん」
マミ「どうしたの、キュゥべえ」
キュゥべえ「まどかが契約してくれない」
マミ「そう……」
キュゥべえ「泣きたいよ……」
マミ「泣いてもいいのよ」グイグイ
キュゥべえ「んわぁああぁぁん!! けぇやきゅしへほひかっひゃよおおぉぉぉお!! おおぉおおぉんん!!」
キュゥべえ「なんれらよぉぉぉおお!! けぇやきゅしへもいいひゃにゃいかああぁああぁ! きゅっぷいいいぃぃぃ!!」
マミ「……」グイグイ
ほむら「まどかと美樹さやかに、キュゥべえに対する嫌悪感を植えつけて、契約する気を無くさせる」
ほむら「何事もやってみるものね」
杏子「ふん」
ほむら「まさか巴マミのマッサージで、キュゥべえがあれほどまでに錯乱するとは思っていなかったけれど」
ほむら「……」
キュゥべえ『マミぃ! マミぃいいいぃぃ! んおおぉぉん! こしぃっ、こしくらけひゃうぅうううぅ! いんきゅべぇろしひゃうよぉおお!!』
キュゥべえ『まろきゃろけぇやきゅれきにゃかっひゃかりゃぁ! ぼくはろぉしゅれびぁいいんらぁああぁあ!!』
ほむら「……それにしても、うるさいことこの上ないわね」
杏子「アレ、どうにかなんねーのかよ」
ほむら「正直ここまで考えてなかったわ」
杏子「全部、あんたの計画通りってわけか?」
ほむら「そうね。まどかも、美樹さやかも魔法少女にはならなかった」
ほむら「巴マミも、貴方も生きているし……ベテランが3人いれば、どうにかなるでしょう」
杏子「自分でベテランとか言うか」
ほむら「あら、ベテランよ? 少なくとも、ワルプルギスの夜については、誰よりも」
杏子「あんたの計画通り、っつーのは気に食わねーけど」
杏子「そこの所は、あたしもあんたをアテにしてるからな。ベテランじゃないと困る」
ほむら「まぁね」
杏子「……でもそれより、キュゥべえをどうにかしろよ」
ほむら「あ、それは無理」
杏子「はぁ……」
ほむら(絶対に契約なんてさせない)
ほむら「くぅ、んっ! はぁッ……はァ……!」
まどか「ほむらちゃん、どう? 気持ちいい?」グイグイ
ほむら(少なくとも、魔法少女にさえならなければ……生きていられるから)
ほむら「んッ……そ、こぉ……あぁっ! まど、かぁ……」ビクッ
ほむら(まどか……絶対に貴方を守り抜いてみせる)
さやか「相変わらず気持ち良さそうだね、転校生は」
さやか「……まぁ、あっちほどじゃないか」
マミ「ふふ、ここがいいのかしら?」グイグイ
キュゥべえ「マミ! しょんにゃにしゃれたりゃあああぁあ! いぐっ、おほッ、あろれにゃりぃんじぇんきゃいらよおぉおおぉおおお!!」
キュゥべえ「とぶ! とぶぅ! とんじゃううぅううぅぅ! まっしゃぁじよしゅぎへえんほろひーひょうがしひゃうよおおおぉおっぉぉお!!!」
キュゥべえ「んほおおぉおおぉぉおおおおぉぉっ!! きもひよしゅぎりゅううぅううぅうぅうぅぅ!!!!」
おわり