ピカチュウ「ピッ!ピッ!」
トレーナー「うーん…よくわからないなあ…」
ピカチュウ「ピッ!チュウ!」
トレーナー「そうだピカチュウ、オマエも『ピ』『カ』『チ』『ュ』『ウ』くらいは使えるんだからもうちょっと会話を頑張ってみないか?」
ピカチュウ「ピッ」
元スレ
トレーナー「なんだピカチュウ、どこかに行きたいのか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361081499/
トレーナー「それじゃあ改めて…ピカチュウ、服なんて引っ張ってどこかに行きたいのか?」
ピカチュウ「宇宙」
トレーナー「!?」
ピカチュウ「宇宙」
トレーナー「本気か?」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「残念だけど無理だな、だいたいどうやって行くっていうんだ?」
ピカチュウ「カー」
トレーナー「ピカチュウ、車でも無理だよ」
ピカチュウ「ピー…」
トレーナー「まあ諦めようよ、それより何か食べたいものとかないか?」
ピカチュウ「ピ…」
トレーナー「どうだ?」
ピカチュウ「ピーチ」
トレーナー「おお、桃か、他はあるか?」
ピカチュウ「カウ」
トレーナー「牛か!?」
ピカチュウ「ピッピッ」
トレーナー「わかった、今日の昼は焼肉にしよう、デザートは桃で」
ピカチュウ「チュウチュウ!」
────
──
トレーナー「…昼飯うまかったな」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「オマエナチュラルに焼肉食うのな、ちょっとエグかったわ」
ピカチュウ「ピ?」
トレーナー「どうだ?他なんかしたいことあるか?」
ピカチュウ「ピッ!」
トレーナー「ん?またどこか行きたいのか?」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「どこだ?宇宙は無理だぞー?」
ピカチュウ「カッカ、ウチ」
トレーナー「カッカ…閣下?の家?」
ピカチュウ「ピッ!!」
トレーナー「お、おう、城…?」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「城かあ…結構距離があるんだよなあ…」
ピカチュウ「ピッ」クイクイ
トレーナー「ん?」
ピカチュウ「カー」
トレーナー「あ、ハイ」
────
──
トレーナー「着いた!城だ!」
閣下「何か用か?今は戦争中が故に暇ではないのだが」
トレーナー「いや特に何も…ってなんだピカチュウ?だから引っ張るなって、またどっか行くのか?」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「ハア…今度はどこ行くんだ?」
ピカチュウ「渦中」
トレーナー「え?何?戦争の?」
閣下「なんと、兵士志願か」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「違うよピカチュウ」
閣下「ちょうど人手が足りなくてな、最前線に出てもらおうか」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「嫌だよ!」
閣下「何か欲しいものはあるか?」
トレーナー「オレ割と無視されてるよねこれ」
閣下「黙っていろ」
ピカチュウ「チュ~チュ~チュ~チュ~」
トレーナー「アイツ絶対オレのこと馬鹿にしてるわ」
閣下「それで、丸腰で行くのか?」
ピカチュウ「ピピッ」ブンブン
閣下「何か入り用かな?」
ピカチュウ「甲冑」
─
─ズダダダダ
─ボォォォォン
トレーナー「うわあ本当にここ戦争最前線だよ」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「うるさい」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「なんでこんなことに…ってピカチュウ!?どこにいくんだ!?」
ピカチュウ「渦中」
トレーナー「それさっき聞いたよ!違う!なんでそんな撃ち合いの真ん中に
ズドォォン
トレーナー「って撃たれたー! 即瀕死級だこれー!」
トレーナー「おいピカチュウ!大丈夫か!」
ピカチュウ「ピ…ピ…」
トレーナー「おい!しっかりしろ!」
ピカチュウ「宇宙…宇宙…」
トレーナー「たぶんこれ三途の川的なものが見えてるだろ!!こんなとこに宇宙なんて無いよ!!戻って来いピカチュウ!」
ピカチュウ「ピ…」
トレーナー「おい!無理して喋るな!今助けてやるから!」
ピカチュウ「ピチ…」
トレーナー「ん?何か伝えたいのか?」
ピカチュウ「ピチピチ…ピカチュウ…うp…」ガタッ
トレーナー「ピカチュウーーーー!!」
テーテーテレレーン
「お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ!」
トレーナー「ありがとうございました」
ピカチュウ「ピッ」
トレーナー「二度とやるなよ」
ピカチュウ「…」
トレーナー「オイ」
終わり