QB「できるよ」
マミ「ホント?」
QB「だけど余った脂肪をどうするつもりだい?」
まどか「捨てちゃうのもなんだか気味悪いよね……」
QB「それもあるし、元に戻したくなった時困るだろう」
マミ「冷蔵庫に入れておけばなんとかならないかしら」
QB「鮮度を保ったまま保管するなら、他の誰かに装着してもらうのが一番さ」
ほむら「」ガタッ
元スレ
マミ「胸、小さくならないかしら」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358085683/
まどか「ほむらちゃん、やりたいの?」
マミ「暁美さんまさか……」
ほむら「やりたいわ」
ほむら「胸になんて興味ないフリをしつつ、実は私が引き受ける方向に誘導するとか」
ほむら「そんな小細工なしでハッキリいわせてもらうわ! やりたいに決まってるでしょう!」ムギュウウウ
マミ「わかったから! わかったから掴まないで! 痛いって!」
QB「じゃあ交換するよ。二人とも脱いで」
マミ「えっ…… 今から?」
まどか(あんまり見たくないなぁ)
まどか「ほむらちゃん大丈夫? よろけてない?」
ほむら「重さのバランスが変わったから、慣れるまで大変そうね…」
ほむら「あと、買い物によってもいいかしら」
まどか「いいよ。何買うの?」
ほむら「下着よ。とりあえずマミのを借りて来たけど、あとは自前で用意しないと」
まどか「意外な出費だね…… お店わかる?」
ほむら「どういう意味かしら?」
まどか「いつもほむらちゃんが行くようなお店で、大きめのサイズとか売ってるのかなって」
ほむら「それくらいあるわよ! ……見てないけど、たぶん」
まどか(う~ん……)
ほむら(これは……)
まどか(わたしもこの辺のはあんまり見た事ないけど)
ほむら「どういうのがいいのかしら」
まどか「正直いって、あんまり……」
ほむら「そうね… 借りた時は気にならなかったけど、自分で買うとなると」
まどか「かわいい感じのがあんまりないよね……」
ほむら「かといってないと困るし、一番安いので妥協するわ」
まどか(それもなんだか大人向けっぽくて、ほむらちゃんにはね……)
——ほむ部屋——
ほむら「ただいま… ふぅ、疲れるわね」
ほむら(あまり重いのも考えものだわ)
ほむら(それにしても)ムニンムニン
ほむら(……アリね)
ほむら(お風呂でじっくり遊びましょうか)ポム
フヨンフヨン
ほむら(『ぼくもほむらちゃんと遊びた~い!』って? よしよし、いい子ね)
ほむら(……いや待って)
ほむら(さすがに今のはないわね… 私は一体何を)
ほむら(洗ってみて気付いた)
ほむら(この、盛り上がってる部分の周りのところ)
ほむら(ヒジやヒザの裏みたいな、垢がたまりそうね……)
ほむら(今はいいけど、夏場は気をつけないと)
ほむら(しかもつかみ所なくてしっかり洗いにくいし…)
ほむら(思ったより扱いが面倒なのね)
ほむら(歯も磨いたし、寝るとしましょうか)
パチン
ほむら「おやすみなさい、まどか」
ほむら『おやすみ、ほむらちゃん。いい夢見ようね!』
ほむら(RAHまどか…… このサイズなら話しかけやすいし、いい買い物をしたわ)
ほむら(今度まどかの住所で私のRAHを注文しておきましょう)
ほむら(では本当におやすみ)
ほむら(眠れないわ…)
ほむら(これよ! この胸が重すぎるのよ!)
ほむら(これじゃ常に重りを載せてるようなものだわ… 息苦しくて仕方ない)
ほむら(仰向けの体勢で寝るのは当分無理そうね。今日は横むいて寝ましょう)
・
・
・
ほむら(上側だけ垂れてく感じが気になって仕方ないわ)
ほむら(おそらく、自然とこのサイズになっていった人は気にならないかもしれないけど)
ほむら(かといってうつぶせでも圧迫感がある)
ほむら(どの体勢でも寝られない…… これは地味だけど困るわ)
パチン
ほむら『ほむらちゃん、起きちゃったの?』
ほむら「考えてみた結果、さっき買ったブラで固定しとくしかないようなの」
ほむら『えぇ~ でも寝る時まで着けてたら苦しいよ』
ほむら「それはわかっているわ! でもそうしないと眠れないの」
ほむら「これはきっと、あなたより一歩先に大人の階段を登ってしまった罰ね……」
ほむら『ほむらちゃん顔がにやけてるよ』
—— 朝 ——
ほむら「おはよう……」
まどか「ほむらちゃん、昨夜寝てないの? ゲッソリしてるよ」
ほむら「寝るだけであんなにてこずるとは思わなかったわ……」
さやか「何があったのよ。いやその前に、どうしたの? 一日でそんなに」
男子一同「」ゴクリ
まどか「ごめんね、その話はまた後で」
まどか(魔法でマミさんと替えてもらったなんて、教室で話しづらいし)
さやか「ああ、そっか……」
男子A(おいおいおい邪魔すんなよピンク!)
男子B(美樹さんもそこで引き下がっていいのかよ!)
男子C(オマエはここでくじけるヤツじゃないだろ!)
ほむら(男子から視線がイタいわ……)
ほむら「ごめんなさい、私ちょっと保健室へ」
マミ「それで今日は暁美さんいないのね」
まどか「さっき保健室に様子見に行った時も、寝苦しそうだったよ」
マミ「災難だったのね……」
さやか「マミさんはどう?」
マミ「暁美さんには申し訳ないけど、最高だわ!」
まどか「そんなに?」
マミ「物足りなかったのは最初だけね。慣れたら体が軽くて、本当に過ごしやすいわ」
さやか「いいなぁ…」
まどか「さやかちゃんも誰かに代わってもらう?」
さやか「杏子に頼んでみるかな」
まどか「やっぱり大きすぎより小さめくらいの方がいいこと多いみたいだね」
マミ「ええ。できればずっとこうしていたいわ」
ほむら「そうはさせないわよマミ!」
マミ「あら、保健室にいたんじゃないの?」
ほむら「また寝られなくなったから、コイツを探しに行ってたのよ!」
QB「街で勧誘してたらすごい血眼で追いかけられたよ……」
ほむら「さぁQB! はやく私を元の体にもどして!」
マミ「もう終わりなの?」
ほむら「当たり前でしょ! こっちだってゆっくり寝たいんだから!」
まどか(ほむらちゃんこわい……)
QB「でも戻していいのかい? マミはこの状態で満足しているようだよ」
ほむら「私は不満どころじゃないわ!」
まどか「じゃあ捨てちゃったら?」
マミ「いっそそれもアリかもしれないわね」
QB「マミがいいなら外したままにしておこうか。ではほむら、服を脱いで」
ほむら「……トイレでやってもいいかしら」
まどマミ(冷静になった!)
・
・
・
ほむら「スッッッッッキリしたわ…… はい」
まどか「なにこれ? コンビニで何か買って…」カサカサ
ボロン
まどか「持ってこないでよ!」
マミ「どうするのよこれ…」
ほむら「迂闊に処分すると大問題になりそうだし」
ほむら「持って帰るにしても元マミの胸だもの、隠さないと誰かに見られたらと思って、これでも気を遣ったのよ」
マミ「え、ええ…… ありがとう」
さやか「どれ、ちょっと見せて」
ボロン
さやか「……うわぁ」
さやか「たこまんまだ…… これたこまんまみたいだ……」
まどか「ああ、どっかで見たと思ったら」
マミほむ「?」
さやか「北海道行くと売ってるんだよ。タコの卵巣」
まどか「けっこうおいしいんだよ」
ほむら「でもこれを食べる気はしないわね」
マミ「でも、誰かにつないでないと悪くなっちゃうんでしょ?」
QB「先送りするなら、一時保存しておくこともできるよ」
マミ「どうするの?」
QB「ソウルジェムを使うんだよ。また誰かに装着できるように、鮮度を保っておけるよ」
ほむら「それ、どのくらいの魔力を消耗するの?」
QB「君たちの肉体を保ってるのと同じ仕組みだから、大したことはないよ」
ほむら「なら私が預かっておくわ。元々私が着けたかったんだから。マミもそれでいいかしら?」
マミ「え、ええ…… 引き取ってくれるなら」
——数日後——
杏子「昨日ほむらの部屋行ったら、デッカいまどかの人形飾ってあったよ」
まどか「新しいの買っちゃったって言ってたね」
さやか「そんなの持ってんのかほむらは」
杏子「でも最近の人形ってすごいんだな~」
まどか「そんなにいいの?」
杏子「ちょっと触らせてもらったんだけど、なんだろ? 肌の質感っていうの?」
杏子「ソフビとかじゃなくて、もっと柔らかいものでできてんの」
まどか「へぇ~」
杏子「本物の肌みたいだったわ。あれ何でできてんの? シリコン?」
まどさや「……」
杏子「どしたのよ急に黙って」
まどか「杏子ちゃん、それ……」
——ほむ部屋——
ほむら「かなめさ~ん お昼ご飯できたよ」
ほむら『わぁ、ほむらちゃんありがとう! 今日もおいしそうだね!』
ほむら「一緒に食べようね~」
ほむら『いただきます!』
ほむら「どう? おいしい?」
ほむら『うん! おかわりある?』
ほむら「あるよ~ 持ってくるから、待っててね!」
まどか「ほむらちゃん、わたしたちにいつ気付くんだろう」
杏子「ねぇ帰ろうよ」
まどか「ダメだよ。いろいろ教えてあげないと」
杏子「帰ろうよ! 二人ともこわいよ!」
おわり