まどか「その名も、草ぼーぼー病wwwwwwwwwwww」
まどか「“wwwwww”をつけずにはいられないwwwwwwwwwww」
まどか「こんなのwwwwww絶対wwwwwwおかしいよwwwwwwwwww」
元スレ
まどか「難病にかかったwwwwwwwwwwww」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1304402755/
ほむら「転校生の暁美ほむらです」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら(何なのかしら? この時間軸のまどかはどこか様子が……)
ほむら「鹿目さん。あなたがこのクラスの保険委員よね」
まどか「あ、あのwwwwwwww私が保険委員ってどうしてwwwwwwwwww」
ほむら「早乙女先生から聞いたの」
まどか「そうなんだwwwwwwwwwwww」
ほむら(ど、どこかおかしかったのかしら、私の対応……?)
まどか「えっとさwwwww保健室はwwwwwwwww」
ほむら「こっちよね」
まどか「あ……、暁美さん?wwwwwwwwww」
ほむら(え? もっ、もしかして方向間違えた?)
ほむら(……いえ、やはりあっているわね。一瞬不安になったわ)
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「ほむらちゃんwwwwwwwwwwww」
ほむら「何かしら?」
まどか「あwwwwえっとそのwwwww変わった名前だよねwwwwwwwwwwwww」
ほむら「わ……、笑わないで!」
まどか「ごめんwwwwwwwwwwww変な意味じゃなくってねwwwwwwwwwwww
そのwwwカッコいいなwwwwなんてwwwwwwwwwww」
ほむら「……」
まどか(ほむらちゃん涙目だwwww悪いこと言っちゃったかなwwwwwwwwwwww)
ほむら「鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う? 家族や友達を、大切にしてる?」
まどか「大切wwwwだよwwwwwwwwww家族も友達のみんなもwwwwwwwww」
ほむら「お願い……、真面目に聞いて」
まどか「私は真面目だよwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「……それが本当なら、今とは違う自分になろうとは思わないことね」
まどか「えwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「お願いだから真面目に聞いてよ……」
まどか「私はいつだって真剣だよwwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
まどか「わけわかんないよねwwwwwwwwwwww」
さやか「ええ!?何それ?文武両道で才色兼備かと思いきや実はサイコな電波さん。
くー!どこまでキャラ立てすりゃあ気が済むんだ?あの転校生は!?
萌えか?そこが萌えなのかあ!? 」
まどか「うんwwwwww常識的にはそうなんだけどwwwwwwwwww」
さやか「何それ?非常識なところで心当たりがあると?」
まどか「あのねwwwww昨夜あの子と夢の中で会ったwwwwwようなwwwww」
さやか「あははは。すげー、まどかまでキャラが立ち始めたよ」
まどか「ひどいよぅwwwwwwww私真面目に悩んでるのにwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら(何なの? 盗み聞きしているだけで何故か胸が痛む……)
QB『助けて!』
まどか「え?wwwwwwえ?wwwwwwwww」
QB『助けて! まどか!』
まどか「誰?wwwwww誰なの?wwwwwwwwwww」
QB『助け……、あー、なんかもういいかな……』
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
魔女の結界内
さやか「冗談だよね? 私、悪い夢でも見てるんだよね? ねえ、まどか!」
まどか「ひっwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか(あ、あれwwwwwwよく分からない化け物が倒されていくwwwwwwwwwww)
マミ「危なかったわね。でももう大丈夫」
まどか「wwwwwwwwwwwwww」
マミ「な、なんで笑うのよ!? そんなにおかしいことしたかしら?」
まどか「いえwwwwwww助けて下さりwwwwwありがwwwwwwwとうwwwwwwwどざいましたwwwwwww」
マミ「笑わないで!」
まどか「すみませんwwwwwwwwwwwwww」
さやか「あー、すみません。この子ちょっとそういう病気でして」
QB「ありがとうマミ、助かったよ」
マミ「お礼ならこの子たちに言って。私は通りがかっただけ」
QB「どうもありがとう。僕の名前はキュゥべえ」
さやか「あんたがまどかを呼んでいたの?」
QB「そうだよ、鹿目まどか、それと美樹さやか」
さやか「なんで……、あたし達の名前を?」
QB「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」
さやか「お願い?」
QB「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「これは笑い事じゃなくて真剣な話だよ」
まどか「うんwwwwwwwwwそうだよねwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「信じていないのかい?」
まどか「ううんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「君は魔法少女が実在すると言うことを未だに信じきれていないね」
まどか「信じてるったらwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「さっきのマミの力を見ただろう? あれが魔法少女の力だ」
まどか「そうなんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「どう言ったら信じてもらえるのかな」
まどか「だから信じてるよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB(なんなんだこの子は……想像以上に骨が折れるぞ)
さやか「ねえ、まどか。願い事、何か考えた?」
まどか「ううんwwwwwwさやかちゃんは?wwwwww」
さやか「私も全然。何だかなぁ。いっくらでも思いつくと思ったんだけどなぁ」
QB「意外だなあ。大抵の子は二つ返事なんだけど」
QB(いや、まどかは普通の子じゃないんだった……)
さやか「まあきっと、私達がバカなんだよ」
さやか「そう、幸せバカ。別に珍しくなんかないはずだよ?
命と引き換えにしてでも、叶えたい望みって。
そう言うの抱えている人は、世の中に大勢いるんじゃないのかな」
さやか「だから、それが見付からない私達って、その程度の不幸しか知らないって事じゃん。
恵まれ過ぎてバカになっちゃってるんだよ」
さやか「何で…私達なのかな?不公平だと思わない?
こーゆーチャンス、本当に欲しいと思っている人は他にいるはずなのにね」
まどか「さやかちゃんwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「真剣なんだから笑わないでよ!」
まどか「ごめんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「あ、う、ううん。こっちこそ」
ほむら「……」
さやか「昨日の続きかよ」
ほむら「いいえ、そのつもりはないわ。そいつが鹿目まどかと接触する前に
ケリをつけたかったけれど、今更それも手遅れだし」
QB(いや、たぶんまだ猶予はたっぷりあると思うよ)
ほむら「で、どうするの? 貴女も魔法少女になるつもり?」
さやか「あんたにとやかく言われる筋合いはないわよ!」
ほむら「昨日の話、覚えてる? 忠告が無駄にならないよう、祈ってる」
まどか「うんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら(お願いだから真剣に聞いてったら……)
まどか「ほwwwwほむらちゃんwwwwwwwwwwwww
あなたはどんな願いごとをして魔法少女になったの?wwwwwww 」
ほむら「……う、」
さやか「う?」
ほむら「う、くっ……」
まどか「どうして泣いてるの?wwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「泣いてなんか……いない、わよ……」
まどか「泣いてるよwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「とっ、とにかく……魔法少女にはならないことね……」
まどか「うんwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「あいつ……、意外と打たれ弱いのかな」
――――
マミ「体が軽い……。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて」
マミ「もう何も怖くない」
マミ「私、一人ぼっちじゃないもの」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
マミ「何よ!? そこで笑わないでちょうだい!」
まどか「すみませんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
マミ「お待たせ」
シャルロッテ「……」
マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて……もらうわよ!」
シャルロッテ「……」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
マミ(……えっ!? な、中から、巨大な、本体が……)
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB(こいつ僕よりヤバいんじゃないかな)
さやか(あ……、そんな、マミさんが……)
QB「二人とも! 今すぐ僕と契約を!」
まどか「wwwwwwwwwwwww」
QB「まどか! さやか!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「願い事を決めるんだ、早く!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「その必要はないわ。こいつを仕留めるのは、私」
QB(何故だろう……、まどかに契約を迫る口実が消えてホッとしている自分がいる)
ほむら「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどか! 私は真剣に話してるの!」
まどか「分かってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「話を聞いてったら……」
まどか「聞いてるよwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「巴マミの死を……、無駄に……、しないでよ……」
さやか「転校生……。あんた、そんなこと言える奴なんだ……」
ほむら「美樹、さやか……」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
まどか「あの部屋ずっとあのままなのかなwwwwwwwww」
ほむら「巴マミには、遠い親戚しか身寄りがいないわ。
失踪届けが出るのは、まだ当分先でしょうね」
まどか「誰もwwwwwマミさんがwwww死んだwwwwことwwwww気づかないの?wwwwwwwwwwww」
ほむら「仕方ないわ。向こう側で死ねば、死体だって残らない」
まどか「ひどいよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「酷いのはどっちよ!」
まどか「え?wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「私は覚えてるwwwwwwwwwwwマミさんのことwwwwww
忘れないwwwwww絶対にwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「そう。そう言ってもらえるだけ、巴マミは幸せ……なのかしら……?」
まどか「ほむらちゃんだってwwwwwほむらちゃんのことだってwwwwww私は忘れないもんwwwwwww
昨日助けてくれたことwwwwwww絶対忘れたりしないもんwwwwwwwwwwwww」
ほむら「貴女は優し過ぎ……る……ってこともないような……」
まどか「ほむらちゃん?wwwwwwwwwwww」
ほむら「忘れないで。その優しさが、もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ」
まどか「え?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「真剣に聞いてったらぁ……」
まどか「仁美ちゃんwwwwwwwねww仁美ちゃんってばwwwwwwwwww」
まどか「どうしちゃったの?wwwwwwねえwwwwどこ行こうとしてたの?wwwwwww」
まどか「ダメwwwwwwそれはダメっwwwwwwww」
まどか「だってwwwwwあれwwww危ないんだよ?wwwww
ここにいる人達wwwwwwみんな死んじゃうよwwwwwww」
まどか「ど、どうしようっwwwwwwどうしようっwwwwwwwww」
さやか「これでとどめだぁ!! ……いやーゴメンゴメン。危機一髪ってとこだったね」
まどか「さやかちゃんwwwwwwwその格好wwwwwwwwwwwwww」
さやか「や、やっぱ変かな、この衣装……」
まどか「ううんwwwwwwwwとっても似合ってるwwwwwけどwwwwwwwwwwwwww」
さやか「はは、は……」
――――
さやか「魔女に襲われる人たちを……あんた、見殺しにするって言うの?」
杏子「ちょっとさ、やめてくれない? 遊び半分で首突っ込まれるのってさ、ホントムカつくんだわ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「んだよ!? 何がおかしい!」
さやか「隙あり!」
杏子「ってえ!? うぜぇ、超うぜぇ!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「あああああっ! なんだよ! 笑うなよ!」
さやか「あんたみたいな奴がいるから、マミさんは…!!」
杏子「いや、あたしよりもアイツの方がやばくねぇか!?」
さやか「黙れえええ!!!」
杏子「なんでだよ!?」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「どうして?wwwwwwww ねえ、どうして?wwwwwwwww
魔女じゃないのにwwwwwどうして味方同士で戦わなきゃならないの?wwwwww」
まどか「お願いwwwwQBwwwww」
QB「あ、うん」
まどか「やめさせてwwwwwwこんなのってないよwwwwwwwwwwwwww」
QB「僕にはどうしようもない……」
まどか「そうだwwwwwwwww私が魔法少女になればwwwwwwwwwwwww」
ほむら「それには及ばないわ」
杏子「なっ!?」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「だからなんなんだよ! ちょっと焦ったぐらいで笑うなよ!!」
杏子「何なんだアンタ?一体誰の味方だ?」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」
さやか「転校生……」
ほむら「貴女はどっちなの? 佐倉杏子」
杏子「な……どこかで会ったか?」
ほむら「さあ、どうかしら」
杏子「手札がまるで見えないとあっちゃね。今日のところは降りさせてもらうよ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「笑うな! 逃げるわけじゃねえからな! これは戦略的撤退だ!」
まどか「戦略的wwwwww撤wwwww退wwwwwwwww」
杏子「……ちくしょおおおおおおおおお!」
さやか「……ありがとう、転校生」
ほむら「えっ?」
さやか「正直、劣勢だったから助かった」
ほむら「ああ、そう……。お礼を言うには及ばないわ」
ほむら(こうも素直にお礼を言われるなんて初めてのパターンね)
さやか「あんたにどうしても話しておきたいことがあるんだ」
ほむら「話しておきたいこと?」
さやか「ああ。まどかのこと」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「まどかはね、病気なんだ」
ほむら「病気?」
さやか「草ぼーぼー病っていう難病」
ほむら「草ぼーぼー病……?」
さやか「まどか。紙とペンに自分の気持ちを書いて、それを転校生に渡してあげて」
まどか「うんwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら(一体何なの、草ぼーぼー病というのは?)
まどか「はいwwwwwどうぞwwwwwwwwこの紙に書かれた文を読んでみてwwwwwwwwwwwwwww」
『私の態度のせいでたくさん傷つけてしまってごめんなさい、ほむらちゃん。
私はさやかちゃんの言う通り、草ぼーぼー病という病気にかかっているの。
この病気にかかると、喋る言葉全てに草を生やさなくてはならなくなる。
私ね、ちゃんと聞いてたんだよ、ほむらちゃんのお話。
本当は笑いたくなんてなかった。真剣に向き合ってあげたかった。
いっそ涙を流せたらって感じた場面も、何度もあったよ。
それでも泣けないの。私、草ぼーぼー病だから……。
ごめんなさい。本当にごめんなさい。
今までしてしまった失礼を許して欲しいなんて言わない。
でも、私がいつも真剣だってこと、それだけは、どうか理解してもらえたら嬉しいです』
ほむら「まどか……」
さやか「お願い、まどかを誤解しないであげて。本当はとっても優しい子なの」
まどか「そんなことないよさやかちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどか……」
まどか「何かな?wwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「絶対にあなたを守ってみせるから」
まどか「ありがとうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「よし、利害は一致したね」
ほむら「え?」
さやか「あたしはまどかを守りたい。事情は分かんないけど、どうもあんたも同じらしい。
ははーん、さてはまどかの可愛さに惚れたなー?」
ほむら「な、何を言っているのかしら」
さやか「だからさ……、協力しない?」
ほむら「そうね。今の貴女となら、一緒にやっていけるかもしれないわね」
―――――
まどか「さやかちゃんwwwwゴメンwwwwwwwwえいっ!wwwwwwwww」
さやか「まどか! あんたなんて事、を……。……」
ほむら(さやかのソウルジェムがトラックの上に乗った!? まずい!)
まどか「えwwwwwwさやかちゃん?wwwwww」
さやか「……」
杏子「どういうことだオイ……。コイツ死んでるじゃねぇかよ!」
まどか「えっ?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「だから笑うなって!!」
ほむら「はあっ、はあっ、はあ……」
ほむら(よかった、ソウルジェムを無事に回収できた)
さやか「……はっ」
杏子「なっ!?」
さやか「何? 何なの?」
まどか「さやかちゃんwwwwwwwwww生きてたんだねwwwwwwwwwよかったwwwwwwww」
杏子「だから笑うなって! テメェそれでも人間か!?」
まどか「いえーすwwwwwwあいあむwwwwひゅーまんwwwwwwwwwwwww」
杏子「むかつくぅう!!」
ほむら「落ち着いて。……今から事情を説明するわ。
どうしてさやかが一時的に生命機能を停止したのか、そのからくりをね」
QB(はあ……、なんかもう疲れるからあまりまどかには関わりたくない)
――――
杏子「つまりこの石ころがあたし達の本体だっていうのかよ!?
それじゃああたし達、ゾンビにされちまったようなもんじゃねーか!」
ほむら「ええ。さっきの出来事がその証明よ」
さやか(こんな身体になっちゃって……私、どんな顔して恭介に会えば……)
まどか「さやかちゃんwwwwwww元気出してwwwwwwwwwwww」
さやか「ありがとね、まどか……」
杏子「おい、テメェ」
まどか「何かな?wwwwwwwwwwwwwww」
杏子「何がおかしいんだよ」
まどか「え?wwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「あたし達がそんなに滑稽か?」
さやか「もう止めてっ!!」
杏子「なっ……、て、テメェは、何とも感じねぇのかよ!? コイツに嘲笑されてよぉ!」
ほむら「あなたはその子に対して誤解をしている。それに関する説明も今からおこなうわ」
さやか「まどか。いつもの通り、紙に書いてくれる?」
まどか「うんwwwwwww分かったwwwwwwwwwww」
杏子「紙に……? どうしてわざわざそんなことをする必要がある」
さやか「まどかはね、草ぼーぼー病という病気なの」
杏子「草ぼーぼー病?」
さやか「とにかく、あの子が書く文を読んでちょうだい」
まどか「できたよwwwwwwwwwwwwwwwwww」
『私(わたし)は草(くさ)ぼーぼー病(びょう)という病気(びょうき)です。
この病気(びょうき)は、常(つね)に笑(わら)いながらでないと話(はな)せないという、
とーっても怖(こわ)ーい病気(びょうき)なんだよ?
悪気(わるぎ)はないの。ごめんなさーい!』
杏子「……」
さやか「どう、事情は理解でき―――」
杏子「小卒だからって馬鹿にすんなクソがぁあああああああ!!」
まどか「落ち着いてwwwwwww落ち着いてwwwwwwwwwwwww」
杏子「うぜぇ! 超々々うっぜぇ!!!」
まどか「顔真っ赤wwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「殺す!!!」
ほむら「止めなさい、佐倉杏子。その子に手を出そうというのなら、
貴女は2人の魔法少女を敵に回すわ」
杏子「くっそぉおおおおおおおおおおお!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「あwwwwwwそろそろ11時だから帰るねwwwwwwwwww」
杏子「テメェにはむしろとっとと消えて欲しいところだが……、一応聞いておくよ。
11時に何があるんだよ……」
まどか「私11時になると眠くなるのwwwwwwwまだ中2だからwwwwwwwww」
杏子「あ、そう……」
まどか「最後に皆に1枚ずつ短いメッセージを残して帰るねwwwwww
それじゃあwwwwwおやすみなさいwwwwwwwwwww」
さやか「おやすみ! 気を付けて帰りなねー」
ほむら「送っていくわよ?」
まどか「ううんwwww大丈夫wwwwww皆は大事な話があるでしょwwwwwwww」
ほむら(まあ、何故かこの世界ではQBが大人しいし、大丈夫かな……?)
『庇ってくれてありがとう、ほむらちゃん。カッコよかったよ!』
ほむら「まどか……」
『いつもありがとう、さやかちゃん。本当に感謝しています』
さやか「どういたしまして」
『杏子ちゃんおっぴろりーんwwwwwwwwwwwwwww』
杏子「おいアイツの家を教えろ」
ほむら「そんなことより杏子。これからの方針を立てましょう」
さやか「あー、そうだね。また今日みたいに魔法少女同士でごたごたしてもどうしようもないし……」
杏子「あたしは馴れ合いはご免だぞ!」
ほむら「この町にワルプルギスの夜が来ると聞いても同じことが言えるかしら?」
杏子「……なんだと」
さやか「ワルプルギスの夜っていうのはどんな魔女なの?」
杏子「超ド級の大型魔女だ。陳腐な表現になるが、最強の魔女と言っても過言じゃねぇ」
ほむら「その通りよ。その大型の魔女が、近い内に見滝原にやってくるの」
杏子「何故そんなことが分かる?」
ほむら「……私の、魔法少女としての力に関わっているわ」
杏子「未来予知ができるとでも言うつもりか」
ほむら「いいえ、私の能力は……」
ほむら(本当に手の内を晒していいものかしら……)
ほむら(……)
ほむら(……結末を変えるためには、まず私の方から変わらないとね)
――――
まどか「今日は疲れたwwwwwww」
まどか「最近疲れっぱなしwwwwwwwwwwww」
まどか「表情筋がしんどいwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「ごめんねwwwww杏子ちゃんwwwwwww」
まどか「草ぼーぼー病の症状にはwwwwwwwwww」
まどか「煽りやすい人を煽らずにはいられないというものもあるのwwwwwwwwwww」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
翌日の晩
さやか(そんな、仁美が恭介を……、仁美が、恭介を……)
さやか「あ、あたしは……」
まどか「さやかwwwwwちゃんwwwwwwww」
さやか「まどか……」
まどか「付いてっていいかな?wwwwwwwwwwwww」
さやか「あんた、何で? 何でそんなに優しいかな? あたしにはそんな価値なんてないのに」
まどか「さやかちゃんに一人ぼっちになってほしくないのwwwwwだからwwwwwwwwwwwww」
さやか「あたしね、今日後悔しそうになっちゃった。あの時、仁美を助けなければって」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「正義の味方失格だよ……。マミさんに顔向け出来ない」
まどか「マwwwミwwwwwさwwwwんwwwwww」
まどか(あの人は杏子ちゃん以上の人だったwwwwwwwwwwwwwwww)
さやか「仁美に恭介を取られちゃうよ……」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「でも私、何も出来ない。だって私、もう死んでるもん。ゾンビだもん!」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ……」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「おい! 本当にあの草女に任せて大丈夫なのかよ!?」
ほむら「大丈夫よ。さやかの煽り体制は半端じゃないわ」
杏子「いや、そういう問題じゃ……」
さやか「ありがと。ごめんね」
まどか「さやかwwwwちゃんwwwwwww」
さやか「もう大丈夫。スッキリしたから」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
さやか「さあ、行こう。今夜も魔女をやっつけないと」
杏子「なんであれですっきりすんだよ! あたしがすっきりしねぇよ!」
ほむら「まあ、結果オーライじゃない」
――――
数分後
杏子「アンタ、まさか……」
さやか「あはははwwwwwwホントだwwwwwwその気になれば痛みなんてwwwwwwwww
あははwwwwwww完全に消しちゃえるんだwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「うえるかむとぅーwwwwwwww草原わーるどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「」
ほむら「」
―――――
数日後
まどか「こーいwwwwワルプルギスこーいwwwwwwwwww」
ワルプルギスの夜「あっはははははwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「これがwwwwww『ワルプルギスの夜』?wwwwwwwなんで逆立ちしてんの?wwwwwwww」
さやか「あいつもwwwwwwwwww草生やしてんじゃんwwwwwwwwww」
ほむら(そういえばワルプルギスの夜っていつも笑っていたわね……)
まどか「きゃあwww風でスカートがwwwwwww天気ヤバいwwwwwwwママ心配してるかなwwwwwwwwww」
さやか「恭介wwwwwww仁美wwwww無事かなwwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「やべぇ……、精神がやベぇよぉ……」
まどか「それでほむらちゃんwwwwww」
ほむら「何かしら」
まどか「3人でなら勝てるの?wwwwwwwww」
ほむら「ええ。心配には及ばないわ」
まどか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「……嘘。ほむらちゃん震えてる」
『おい、ほむら』
『何かしら』
『あの草女には、お前がいくつもの時間を駆けてきたこと、言わないつもりか?』
『言えるわけないじゃない……。だってそんなの、気持ち悪がられるに決まってる』
『……』
『これは私の一方的な自己満足。それ以上でも以下でも……』
『後悔するぞ。あがくこともせずに諦めるとな』
『……で、けっきょく貴女は何が言いたいの?』
『ハッ、そこまで甘やかすつもりはねーよ。後は自分で考えな』
『……』
まどか「ごくっ、ごくっ、ごくっ……」
杏子(アイツ、草を消すために薄めた農薬を飲んでやがる!!)
さやか「まどかwwwww止めてwwwwwwwその薬はwwwwwww身体に悪いwwwwwwwww」
まどか「いいの、さやかちゃん。私、この薬を飲むのは、今を置いて他にないと思うから」
さやか「まどかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどか……」
まどか「お願い、ほむらちゃん。全部全部、私に話して」
ほむら「私ね、未来から来たんだよ」
まどか「……うん」
ほむら「何度も何度もまどかと出会って、それと同じ回数だけ、
あなたが死ぬところを見てきたの」
まどか「……」
ほむら「どうすればあなたが助かるのか、どうすれば運命を変えられるのか、
その答えだけを探して、何度も始めからやり直して」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ごめんね。わけわかんないよね……気持ち悪いよね」
まどか「そんなことないよ。そんなこ……ブハッwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどかっ!?」
さやか「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
まどか「だww大丈夫wwwwwwww……、ちょ、ちょっと……、薬を噴き出しちゃっただけ……」
杏子「身体が除草剤を拒否ってやがるんだ……」
さやか「ワルプル空気wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まどかにとっての私は、出会ってからまだ1ヶ月も経ってない転校生でしかないものね」
まどか「……違う、それは違うよ」
ほむら「まどか……?」
まどか「だって、私の目に見えないところで頑張っていたほむらちゃんがいたからこそ、
今のほむらちゃんがあるんだもん」
ほむら「……」
まどか「草が、地面の上からでは見えない根っこの部分まで含めて草であるように」
ほむら「……」
まどか「私にとってのほむらちゃんは、長い時をかけて私の人生に根をさした、
私という大地とは絶対に切り離せない、草のような存在なんだよ」
ほむら「……あなたを救う。それが私の最初の気持ち。今となっては……たった一つだけ最後に残った、道しるべ」
ほむら「どうか、お願いだから、あなたという大地を、私に守らせて」
まどか「ほむらちゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「まど……かwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「それじゃあ行くわよwwwwwwwwwwwwwwwwwプラン農薬wwwwwwwww」
まどか「頑張ってwwwwwwwwほむらちゃんwwwwwwwwwww」
杏子「もう好きにしてくれ……」
さやか「やっふううううううううううううwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「除草剤ランス!」
ワルプルギスの夜「あっはははははwwwwwwwwwwwwwwwあはwww……」
さやか「除草剤を塗ったソードwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ワルプルギスの夜「あww……あはw……は……」
ほむら「除草剤ミサイルwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ワルプルギスの夜「…w……………」
ほむら「倒せたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「訳が分からないよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
まどか「見滝原wwwwwwwwwすっかり荒れちゃったねwwwwwwwwwwwwほむらちゃんwwwwww」
ほむら「大丈夫よまどかwwwwww草はwwwwwwwまた芽生えるわwwwwwwwwww」
さやか「あたし除草少女もwwwwwww協力wwwwwwしないとねwwwwwwwwww」
杏子「なんだよ除草少女ってもう……www」
QB「もう絶望エネルギーを集めるとか無理ですやーんwwwwwwwwwwwwwwww」
――――
こうしてwwwwww私達の戦いは幕を閉じましたwwwwwwwww
いえwwwwもしかしたらこれから始まるのがwwwwww
本当の戦いなのかもしれませんwwwwwwwwwwwwwwww
さやか「やっべwwwwww草吹いたwwwwwwwwwwwwwwwww」
杏子「それいつもだろwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
QB「草エネルギーが世界を救うwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
世界にはwwwwwwww草木が枯れwwwwwww荒れ果てた土地がたくさんありますwwwwwwww
地球を緑で溢れさせるまでwwwwwww私達の戦いは終わりませんwwwwwwwwwwwww
まどか「ほむらちゃんwwwwwww今までお疲れ様wwwwwwww
これからもよろしくねwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「ええwwwwwまどかwwwwwwwwwwwwwwwwwずっと一緒よwwwwwwwwwwww」
おわり