1 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:24:21.09 aonk1QGl0 1/260


◇マミの家

マミ「さて、今日の魔法少女対象コースはどうだった?」

まどか「ちょっと怖かったけど……やっぱりマミさんはカッコ良かったです!」

さやか「いやー、流石はマミさん! あたしも見惚れちゃいましたよー」

ほむら「そ、その……巴さん、とっても素敵でした!」

マミ「ふふっ、ありがとう」

マミ「……それで、三人とも魔法少女になる決心はついたのかしら?」

さやか「うーん、それは……」

♪~♪~♪~

マミ「あら、電話だわ……ちょっとゴメンね?」

元スレ
マミ「つ、付き合うって……私と美樹さんが!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1332426260/

2 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:24:59.86 aonk1QGl0 2/260


ピッ!

マミ「はい、もしもし……もしもし?」

マミ「……?」

ピッ

さやか「あれ、随分と短い電話だったね?」

マミ「それが……何も言わずに切られちゃって」

まどか「無言電話……ですか?」

マミ「単なる掛け間違いかもしれないけど……」

マミ「……実は最近多いのよね、こういう電話……」

3 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:26:18.68 aonk1QGl0 3/260


さやか「それってもしかして……」

ほむら「す、ストーカーなんじゃ?」

マミ「うーん、どうなのかしら……」

まどか「警察には言ったんですか?」

マミ「まだストーカーって決まったわけじゃないし、それに……」

まどか「それに?」

マミ「魔法少女っていう立場上、あまり関わりたくないのよね……警察は」

ほむら「えと……どういうこと、ですか?」

マミ「仮に警察が動いてくれた場合、私のプライベートなことも話さなきゃならないでしょ?」

さやか「あ、そっか……『放課後どこをうろついてんだー?』とか聞かれたら面倒だもんね」

マミ「ええ……別にやましいことはないけど、魔法少女のことなんて説明出来ないし」

まどか「でも放っておいたらマミさんが危ないんじゃ……」

マミ「ふふ、心配してくれるの?」

マミ「大丈夫、万が一ストーカーだったとしても返り討ちにしてあげるわ」

4 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:27:10.57 aonk1QGl0 4/260


ほむら「た、確かに巴さんならストーカーもやっつけられるかもしれませんけど……」

ほむら「でもっ……も、もしかしたら盗撮とかされちゃうかも知れないですよ?」

マミ「……そうね、でもそれくらいなら」

ほむら「それでその写真が週刊誌に売られたり、ネットで公開されたりするかも……」

マミ「うっ……」

ほむら「もしくは直接巴さんの前に現れて『写真をばら撒くぞ!』なんて言って脅迫してくるかも……!」

マミ「……っ!!」ゾワゾワッ

さやか「ちょ、ちょっとやめなよ転校生! 不安を煽ってどーすんのさ!」

ほむら「あ、その……ご、ごめんなさい……」

マミ「い、いえ。暁美さんの意見はすごく参考になったわ」

5 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:27:46.26 aonk1QGl0 5/260


まどか「マミさん……大丈夫ですか?」

マミ「へ、平気よ。少し認識を改めなきゃいけないみたいだけど……」

さやか「なにか対策を考えてみる? もしかしたらもしかするかもだし」

マミ「対策、かぁ」

まどか「だったら……ベランダに男物の下着を干すとかどうですか?」

さやか「あ、それ良く聞くよね。男がいることにしたら不審者も寄り付かなくなるって」

マミ「うーん……でもどのくらい効果があるのかしら……」

ほむら「あ、あのっ! でしたら……」

マミ「?」

ほむら「い、いっそ恋人を作ったらいいんじゃないですかっ?」

マミ「ええっ?!」

6 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:28:37.18 aonk1QGl0 6/260


マミ「ちょ、ちょっと話が飛躍しすぎじゃないの? ストーカー対策で恋人を作るって……」

ほむら「い、いえ、本当に恋人を作る必要はなくてですね」

ほむら「恋人ゴッコで十分なんです」

さやか「なるへそ、恋人のふりでいいから一緒にいることで……」

まどか「ストーカーを遠ざける、ってことだね!」

マミ「言いたいことは分かるけど……でも私は魔法少女の活動があるし」

マミ「誰かに『恋人ごっこ』に付き合ってもらうのも……難しいと思うわ」

さやか「あ……そっか」

まどか「……ふりでも恋人を作るなら、魔法少女のことを理解してくれる人じゃないとダメだよね……」

さやか「うん……」

ほむら「そ、それなら……わ、私たちの中の誰かが巴さんの恋人になればいいんですよ!」

マミ「……え?」

さやか「……はあっ!?」

7 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:30:39.05 aonk1QGl0 7/260


ほむら「だって私たちなら魔法少女のことを、巴さんの事情を理解できますし……!」

まどか「で、でも女の子同士じゃダメだよほむらちゃん!」

ほむら「だ、大丈夫です! 問題ありません!」

ほむら「女の子同士に見えないように……男装しちゃえばいいんですよ!」

まどか「だ、男装!?」

ほむら「片方が男の子になっちゃえば、ごく普通のカップルになれます!」

さやか「いやいや何言ってんのよ!」

マミ「あ、暁美さん落ち着いて? 訳がわからなくなってるわよ?」

ほむら「巴さんは私たちの中だったら誰が一番男装が似合うと思いますかっ?」

マミ「ふぇっ!?」

8 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:32:13.24 aonk1QGl0 8/260


マミ「え、ええー……? 誰が一番、って言われても……」

ほむら「わ、私は美樹さんが一番似合うと思うんですけど……」

さやか「ちょ、それどーいう意味!? あたしが男っぽいってこと!?」

ほむら「ち、違いますっ、美樹さんが一番カッコいいって意味です!」

さやか「お……おおう?」

ほむら「背も高くて、体型もスラッとしててキレイだし……」

まどか「あ、うん……確かにそうだよね」

さやか「……ほぉ?」

ほむら「顔立ちも整ってて美人だから中性的な服装も着こなせそうだし」

マミ「……うん、美樹さんなら何を着ても似合いそうよね」

さやか「ふむふむ」

9 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:33:37.38 aonk1QGl0 9/260


ほむら「それに美樹さんのハキハキした性格もとっても魅力的ですし……」

まどか「うんうん、憧れちゃうよね」

さやか「て、照れるなあ……」

ほむら「きっと美樹さんならタカラヅカみたいな男装の麗人になれると思うんです!」

マミ「……素敵……」

さやか「そ……そう?」

10 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:34:23.73 aonk1QGl0 10/260


ほむら「鹿目さんもそう思いますよねっ」

まどか「う……うん、確かにさやかちゃんなら男の人の格好も似合いそうだよね」

さやか「……まどかもそう思うの?」

ほむら「巴さんも、美樹さんが男装してるとこ見てみたいですよね?」

マミ「えと……」

マミ「……ちょっとだけ見てみたい、かな」

さやか「マミさんまで……」

さやか「うー……」

さやか「み、みんながそういうなら、やってみようかな……男装」

ほむら「じゃあ巴さんの恋人役は美樹さんに決定ですねっ」

さやか「えっ?」

マミ「えっ?」

11 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:34:58.95 aonk1QGl0 11/260


さやか「ちょ、まっ、それとこれとは話が別っ……」

ほむら「巴さん、これでもう安心ですよ! 素敵なナイトさまが守ってくれますから!」

マミ「な、ナイトさま? 美樹さんが……」

マミ「…………」

マミ「いいかも……」///

さやか「ま、マミさん!? 冷静になってください!」

さやか「まどかからもなんか言ってやってよ!」

まどか「……ね、ねえさやかちゃん?」

まどか「マミさんをストーカーから守るためなんだし……男装してみない?」

さやか「まどかぁー!?」

12 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:36:30.54 aonk1QGl0 12/260


ほむら「じゃ、じゃあ明日はお休みですしっ、さっそくデートしましょう!」

まどか「あ、それなら今日中にカッコイイお洋服も買っておかないと!」

さやか「ちょっと待ってよ二人とも! まだデートするなんて言ってな……」

ほむら「でもっ、マミさんのためなんですよ?」

さやか「う……。そ、そー言われるとなぁ……」

マミ「…………」

マミ「……ねえ、美樹さんも嫌がってるし……やっぱりやめましょう?」

ほむら「えっ……!?」

まどか「そ、そんなっ!」

マミ「私なら平気よ、ストーカーなんて気にしないわ」

マミ「盗撮されたって……うん、何とか解決できるわよ」

マミ「だから、ね? 美樹さんも気にしないで?」ニコッ

さやか「う……」

さやか(ず、ずるいよ……そんな笑顔みせられたら……)

さやか(逆に断りづらくなっちゃうじゃん!)

さやか「…………」

13 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:37:54.99 aonk1QGl0 13/260


さやか「……やるわ」

マミ「えっ?」

さやか「やったろーじゃん男装! 立派なイケメンさやかちゃんになってみせるわ!」

まどか「さやかちゃん!」

ほむら「美樹さん……!」

マミ「い、良いの? 嫌なら無理しなくても……」

さやか「いーえ、女に二言はないです!」

さやか「マミさんの彼氏役を務めて、ストーカー野郎を追い払ってやりますよ!」

マミ「美樹さん……」

まどか「うふふ、やっぱりさやかちゃんは優しいね!」

ほむら「か、カッコイイです! 男前です!」

さやか「ふっふっふ、覚悟してなさいよアンタたち!」

さやか「あたしがイケメン過ぎて惚れたりしてもしらないかんね!」

マミ「もう、美樹さんたら……」

マミ「でもありがとう、私なんかのために」

さやか「いいっていいって、そんなお礼なんて!」

14 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:39:20.61 aonk1QGl0 14/260


ほむら「あ、あの……美樹さんが男装するって決まったことですし」

まどか「私たちはお洋服を買ってくるね!」

まどか「マミさんとさやかちゃんはデートコースを相談しててください!」

さやか「服選ぶのにあたしがいなくて平気なの?」

ほむら「だ、大丈夫です! こんなこともあろうかと美樹さんのサイズはリサーチ済みです!」

さやか「え? なにそれ怖い」

まどか「それじゃ、行ってきまーす!」

さやか「お、おー。いってらっしゃい……」

15 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:40:02.44 aonk1QGl0 15/260


マミ「……二人とも、やけに楽しそうだったわね」

さやか「……そーいうマミさんも口元がにやけてますよー?」

マミ「えっ、う、嘘っ!?」

さやか「イケメンさやかちゃんを想像しちゃった? あははっ」

マミ「う、うう……」

さやか「さて、二人も出て行っちゃったことだし……」

マミ「そ、そうね。明日どこに行くか決めましょうか」

さやか「うん、デートコースはどんな感じに……」

さやか(……って良く考えたら、あたし……デート経験ないじゃん!)

マミ(人生初のデートが女の子とだなんて……)///

さやか(そ、そう考えるとなんだか……やけに恥ずかしくなってきた!)///

マミ(どうしよう……ま、間違いが起きたりなんか……し、しないわよね……?)///

16 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/22 23:42:22.84 aonk1QGl0 16/260


――――――――――

QB「と、いうわけで……さやかはマミの恋人役を演じることになったよ!」

QB「さっそく明日デートに出掛けるみたいだけど……」

織莉子「突然ですが予知します」

QB「わお」

織莉子「明日のデートの最中に、巴マミの携帯にストーカーからメールが届きます」

QB「な、なんだってー」

QB「その文面はどんな感じかな?」

QB「以下5レスを適当にくっつけて、メールの内容とするよ!」

QB「そう、安価で決めるってわけさ!」



マミに届いたメールの内容は

>>17-21



QB「みんなストーカーの気持ちになって自由にレスしてね!」

QB「それじゃあよろしく!」

――――――――――

17 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/22 23:44:39.69 /Ok/iw+D0 17/260

【速報】

18 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/22 23:51:05.72 dHhrHAKSO 18/260

彼氏と別れて私と付き合わないなら、魔法少女の事をある事無い事含めて映像ごと世間にばらしてやる

19 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 00:09:24.30 mO1RTOyb0 19/260

イチゴとリンゴ、いよかん、ジャムにするとしたらどれが良いですか?

20 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 00:33:39.39 YDxlpC2o0 20/260

彼氏さんを私に下さい

21 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 00:36:08.02 TmUva+NG0 21/260

キャスバル=レム=ダイクンより マミ=トモエへ 愛を込めて

22 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 07:27:46.89 uy/q2woxo 22/260

シャアはこんなところでなにやってんだよ

23 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 08:06:39.58 ZFHqyrA00 23/260


――――――――――

QB「わあ、良い感じに訳がわからないよ状態だ!」

QB「こんなメールが届いたら、マミはどうするんだろう?」

QB「続きはまた今度、よろしくね!」

QB「>>1は書き貯めてから投下するタイプの人間だからちょっと時間が空くと思うけど」

QB「気長に待っててくれると嬉しいな!」

QB「それじゃ、またね!」

――――――――――

34 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:20:53.54 ZFHqyrA00 24/260


◇デート当日・駅前

さやか(やばいやばい! 完全に遅刻じゃん!)タッタッタ...

さやか(もう10分も遅れてる……やっぱ着替えるのに時間かけ過ぎたんだ!)

さやか(あーもう、まどかのせいだよ! まどかがアレコレ着せたり髪型いじったりするから……)

さやか(マミさん怒ってるかな……怒ってるだろうなぁ……)

さやか(デート初日で遅刻なんて彼氏失格だよ……!)

さやか(ってあたしは彼氏なんかじゃないし!)

さやか(いや今日は彼氏役だけどさ……)

さやか(……あ、居た! マミさんだ!)

35 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:21:35.69 ZFHqyrA00 25/260


さやか「お待たせ、マミさん!」

マミ「あ、美樹さ……」

マミ「……っ!」

さやか「ごめん待った? 待ったよね……?」

マミ「い、いえ……私も今来たところよ」

さやか(うわ~! マミさん顔真っ赤だよ! す、凄い怒ってる!?)

さやか「ごめんなさい! ほんっとにゴメンなさい!」

マミ「ど、どうしたの? そこまで謝る必要なんてないわよ?」

さやか「だ、だって。マミさんがそんなに顔真っ赤にして怒ってるから……」

マミ「えっ……こ、これはその、怒ってるわけじゃなくて」

マミ「その……美樹さんがカッコ良くて……えと」///

さやか「?」

マミ「な、なんでもないわっ! いいから早く行きましょ!」

さやか(うう、やっぱり怒ってる……)

36 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:22:27.87 ZFHqyrA00 26/260


◇映画館

さやか「じゃ、まずは予定通り映画だね!」

マミ「え、ええ」

さやか「いや~、前から観たいと思ってたんだよね、この映画!」

さやか「CMも毎日やってて面白そうだし!」

さやか「あ、そういえばさ? この映画のヒロインって何かマミさんに似てるよね?」

マミ「えっ!? そ、そんな、私こんなに美人じゃないわ……」

さやか「いやいや、そんなことないって!」

さやか「むしろマミさんのほうが美人なくらいだよ~」

マミ「も、もうっ! 美樹さんたら、からかわないで!」

37 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:23:40.81 ZFHqyrA00 27/260


◇上映中

♪~♪~♪~

さやか(うん、前評判通り面白いや!)

さやか(……マミさんも楽しんでるかな?)チラッ

マミ「…………」ワクワク

さやか(よしよし、楽しんでもらえてるみたいだ)

さやか(マミさん似の女優のガンアクションも凄いし……)

さやか「……やっぱりマミさんみたいにカッコ良いね?」ヒソヒソ

マミ「……もうっ、またそんなこと言って」ヒソヒソ

さやか「あはは」

さやか(うーん、良い映画に当たって良かったなあ……)

さやか(…………ってアレ? なんかあやしいシーンに)

38 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:25:27.32 ZFHqyrA00 28/260


さやか(ヒロインが服を脱いで……あ、これ、濡れ場ってヤツ……!?)

さやか(あわわ、あんな激しいキスを……!!)

さやか(え、そんなトコ触っちゃうの!? あ、ああー!)

さやか(こんなシーンがあるなんて聞いてないよぉ……!)

さやか(マ、マミさんの反応は……?)チラッ

マミ「ぁぅ……」///

さやか(顔真っ赤にして目を逸らしてる……)

さやか(うう……ヒロインがマミさんに似てるなんて言わなきゃ良かった)

さやか(なんか変な目で見ちゃうじゃん……)ドキドキ

39 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:27:29.18 ZFHqyrA00 29/260


◇上映終了

さやか「……ふぅっ!」

さやか「いやー、面白い映画だったね!」

マミ「え、ええ……」

マミ「ストーリーもアクションも凄かったわ」

マミ「……でも、あのシーンは、その……」

さやか「あ、あははー……ちょっと刺激的だったかな」

マミ「……やっぱり、私を思い浮かべたり……した?」

さやか「えっ!?」

マミ「あっ、ご、ごめんなさい! な、なんでもないわ!」

マミ「その……今のは聞かなかったことにして……?」

さやか「う、うん」

40 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:28:43.80 ZFHqyrA00 30/260


さやか(き……気まずいなあ)

さやか(なんかこう、親とテレビ見てたらエッチなシーンになった時みたい……)

さやか(いや、それ以上に気まずいや)

さやか(観てたのがあたし一人だったらここまで意識しないのに……)

さやか(き、気持ちを切り替えるよう! 次行こう、次!)

さやか(次は……楽しい楽しいランチタイムだ!)

41 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:29:47.39 ZFHqyrA00 31/260


◇喫茶店

さやか「このお店、ランチの時間だけ美味しいパスタが食べられるんですよ」

マミ「へえー。お店の雰囲気も落ち着いてて良いし……隠れた名店、って感じね」

さやか「えっへっへ、でしょでしょ?」

さやか「まあ、まどかに教えてもらったんだけどね」

マミ「……こら、ダメでしょ?」

さやか「え?」

マミ「で、デート中に他の女の子の話をするなんて、彼氏失格だぞ?」

マミ「……な、なんちゃって……」///

さやか「……ぷっ」

マミ「わ、笑わないでよ! ちょっと言ってみただけじゃない!」

さやか「あはは、ごめんごめん!」

42 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:30:37.39 ZFHqyrA00 32/260


♪~♪~♪~

さやか「ん、電話鳴ってるよ?」

マミ「っと、ごめんなさいね……メールだわ」

マミ「【速報】……?」

マミ「――――ひっ!?」

さやか「どうしたの……まさか!?」

さやか「ちょっと見せてマミさん!」

マミ「あっ……!」

43 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:31:12.97 ZFHqyrA00 33/260


------------------------------


件名:【速報】

彼氏と別れて私と付き合わないなら

魔法少女の事をある事無い事含めて

映像ごと世間にばらしてやる


------------------------------

44 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:32:11.72 ZFHqyrA00 34/260


さやか「こ、これって……!!」

マミ「ど……どうしよう美樹さん……」

マミ「わたっ、私の秘密が……!」

さやか「魔法少女のことが、バレてる……!?」

マミ「映像って、まさか、ホントに盗撮され……」

マミ「嫌っ……嫌ぁ……!」

さやか「お、落ち着いてマミさん!」

45 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:33:38.07 ZFHqyrA00 35/260


まどか「どうしたの?」

ほむら「な、何かあったんですか?」

さやか「うわっ!? ふ、二人とも居たの?」

マミ「鹿目さん……暁美さんっ……」

マミ「どうしよう、このままじゃ、私、みんなに秘密がバレちゃう……!」

まどか「えっ……!?」

さやか「マミさん! ……えと、いったんマミさんちに戻ろう?」

さやか「それで皆で相談して、どうするか決めようよ!」

マミ「……うん……」

46 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:35:17.71 ZFHqyrA00 36/260


◇マミの家

さやか「……大丈夫?」

マミ「ええ……少し落ち着いたわ……」

マミ「ごめんなさい、みっともないところ見せちゃって」

さやか「そんな、気にしないでよマミさん」

まどか「でも……まさかストーカーが魔法少女のコトを知ってたなんて……」

ほむら「しかも映像をバラまく、って言ってます……」

さやか「心当たりはないの?」

マミ「ないわ……魔法少女の姿を撮られるようなことはなかったはずだけど……」

さやか「そっか……」

ほむら「じゃあ、どうしてなんでしょうか……」

ほむら「普通の人は魔法少女のことなんて知らないはずなのに……」

マミ「そうよね……」

47 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:36:26.07 ZFHqyrA00 37/260


♪~♪~♪~

さやか「!!」

マミ「また……メール……」

マミ「み、美樹さん……お願い、代わりに見て……?」

さやか「……わかりました」

さやか「…………?」

さやか「なに、これ……?」

ほむら「な、なんて書いてあったんですか?」

さやか「えと……」

48 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:38:02.31 ZFHqyrA00 38/260


------------------------------

件名:無題

イチゴとリンゴ、いよかん、
ジャムにするとしたらどれが良いですか?

彼氏さんを私に下さい

------------------------------



まどか「どういう意味だろ……?」

さやか「支離滅裂で気味が悪いよ……」

ほむら「も、もしかして……」

ほむら「ジャムみたいにグチャグチャに潰してやるから彼氏を差し出せ、ってこと……なんじゃあ……」

さやか「彼氏って……」

マミ「っ!! そんな、じゃあ私のせいで……」

マミ「美樹さんが狙われてる、っていうの!?」

ほむら「い、いえ、そうと決まったわけじゃ……ご、ごめんなさい、変なこと言って」

49 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:39:56.00 ZFHqyrA00 39/260


マミ「ごめんなさいっ……ごめんなさい美樹さん……!」

マミ「私なんかのせいで、貴女に危険が……」

さやか「だ、大丈夫だって! あたしは男装してたわけだし!」

マミ「でも……」

まどか「……あれ、このメールまだ続きがあるよ?」

さやか「え?」



------------------------------

キャスバル=レム=ダイクンより マミ=トモエへ

愛を込めて

------------------------------



まどか「キャスバ…………誰?」

さやか「マミさん、聞いたことある?」

マミ「ううん……全然」

50 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:41:02.63 ZFHqyrA00 40/260


ほむら「あ、あの……きゃ、キャスバル=レム=ダイクンって……」

まどか「知ってるの、ほむらちゃん?」

ほむら「は、はい」

ほむら「キャスバル=レム=ダイクンって、アニメのキャラクターですよ」

さやか「はあ? アニメ?」

ほむら「機動戦士ガンダムに出てくる、シャアっていうキャラの本名なんです」

まどか「あ……シャアなら私も聞いたことある」

マミ「でもなんでアニメキャラの名前でメールを……?」

さやか「……ますます気持ち悪いね、このストーカー……」

ほむら「えと、シャアは『赤い彗星』の異名を持つキャラですから……」

ほむら「何か『赤』が関係あるとか……?」

さやか「ちょっとそれは強引なんじゃない?」

まどか「うーん……」

51 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:42:16.56 ZFHqyrA00 41/260


マミ(赤い、彗星……)

マミ(赤……?)

マミ(……まさか!?)

マミ(でもそう考えればつじつまが合う……)

マミ(一般人が知らないはずの魔法少女のことを知っていて)

マミ(私と関わりがあって)

マミ(『赤』色が関係ある人物で)

マミ(……そして……私に恨みを抱いているかもしれない人物……)

マミ(もしかして……貴女なの……?)

52 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 22:47:32.39 ZFHqyrA00 42/260


――――――――

QB「マミはメールから誰かを連想したみたいだけど……」

QB「その人物がホントにストーカー犯なのかな?」

QB「……僕にはまだ分からないや!」

QB「……おや?」

QB「どうやらマミの家に荷物が届いたみたいだよ」

QB「差出人は不明。例のストーカーから届いたようだね」

QB「中身は何だと思う?」

QB「>>55、君の予想を聞かせてよ!」

――――――――

55 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 23:04:42.40 a3khSxZMo 43/260

お菓子とリンゴの詰め合わせ

57 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 23:37:36.23 ZFHqyrA00 44/260


――――――――

QB「お菓子とリンゴの詰め合わせ……?」

QB「ストーカーはいったいどうしてこんなものを?」

QB「何が狙いなんだろう……」

QB「あっ! 良く見たらマミ宛ての手紙も入ってたよ!」

QB「これを読めば犯人の意図が分かるに違いないよ!」

QB「その内容は……」



>>58-60



――――――――

58 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 23:40:09.76 K+Cd/9eSO 45/260

アオイアンタハシネシネシネシネシネシネシネシネシネ

59 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 23:42:57.85 K+Cd/9eSO 46/260

マミサンスキスキスキスキスキスキシネスキスキスキスキ死死死死死

連投駄目なら安価下

60 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 23:43:02.59 VwBlolLIO 47/260

マミさーん!結婚してくれー!

61 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/23 23:43:12.30 a3khSxZMo 48/260

サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 

62 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/23 23:56:16.68 ZFHqyrA00 49/260


――――――――

QB「すごい感情エネルギーを感じる……!」

QB「これを読んだマミはどんな反応をするんだろうか……?」

QB「と、いうわけで続きは次回!」

QB「また書き貯め終わるまで待っててね!」

QB「あ、連投の件だけど……」

QB「本当は無効にするとこなんだけど、今回はせっかくだから連投分も入れちゃうよ」

QB「その分予定よりプラス1して、>>58-61で行くね!」

QB「それじゃ、またね!」

――――――――


75 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:39:14.48 2Nq1OFmo0 50/260


ピンポーン!

マミ「っ!?」

さやか「誰か来た……!?」

まどか「まさか……」

『巴さーん、荷物をお届けに参りましたー』

ほむら「……宅配便?」

さやか「ホッ……なんだ、びっくりしたぁ」

マミ「ええ……ちょっと受け取りにいってくるわね」

まどか「はい」

76 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:40:00.26 2Nq1OFmo0 51/260


マミ「……何かしらこれ」

まどか「わっ、おっきい箱」

さやか「何が届いたの?」

マミ「さあ……? 差出人も書いてないわ」

ほむら「そ、それって……ストーカーからなんじゃ!?」

さやか「なっ……!?」

マミ「っ……!!」

77 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:40:36.83 2Nq1OFmo0 52/260


マミ「……みんな、少し離れててちょうだい」

ほむら「えっ……ど、どうするんですか?」

マミ「何が入ってるか分からないから……万が一のことを考えて、ね」

さやか「マミさん、まさかソレ開ける気なの!?」

まどか「す、捨てたほうがいいんじゃ……!?」

マミ「いえ、開けるわ」

マミ「犯人の手がかりになる物が入っているかもしれないから……」

マミ「……それに、もう少しで犯人がわかりそうな気がするのよ」

さやか「えっ……!」

マミ「じゃあ、開けるわよ……!」

ベリベリッ!

78 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:41:12.25 2Nq1OFmo0 53/260


マミ「これは……!?」

まどか「な、何が入ってたんですか?」

マミ「……林檎と、市販のお菓子が沢山」

ほむら「意外と普通……?」

マミ「……それと、手紙ね……」

マミ「…………」ブルッ

さやか「……またあたしが読もうか?」

マミ「大丈夫、私が見るわ……」

マミ「これ以上、後輩たちにカッコ悪いトコ見せられないもの……ね」ニコッ

まどか「マミさん……」

マミ「……さて、内容は……」

79 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:41:39.06 2Nq1OFmo0 54/260


アオイアンタハシネシネシネシネシネシネシネシネシネ
マミサンスキスキスキスキスキスキシネスキスキスキスキ死死死死死
マミさーん!結婚してくれー!
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ 
サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い サカナ臭い
泥棒猫マミさんから離れろ 泥棒猫マミさんから離れろ マミさんから離れろ

80 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/24 18:42:14.48 cn132OBKo 55/260

まとまると酷い破壊力だ・・・

81 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:42:28.39 2Nq1OFmo0 56/260


マミ「うっ……!!」

さやか「ま、マミさん大丈夫!?」

マミ「だ、大丈夫……ちょっとビックリしただけだから……」

まどか「ど、どんな内容だったんですか?」

マミ「……言えないわ。聞かないほうがいい」

ほむら「い、言えないって……」

さやか「そんだけ酷い内容だった、ってわけ?」

マミ「……ええ」

マミ(手紙の送り主は、私たちのデートを見て……)

マミ(美樹さんのことを逆恨みしているみたいね)

マミ(こんなモノ、美樹さんには見せられないわ……)

82 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:43:19.29 2Nq1OFmo0 57/260


マミ「……でも、これで犯人は分かったわ」

ほむら「え! ほ、ホントですか!」

マミ「このお菓子も、林檎も……あの子が好きだったものだから」

マミ「たぶん、あの子の仕業だと思う」

まどか「あの子、って……犯人は女の子なんですか!?」

マミ「私の予想が正しければだけど……恐らくは」

さやか「何なんだよソイツ! 女なのにマミさんにストーカーするなんて!」

マミ「…………」

83 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:44:57.88 2Nq1OFmo0 58/260


マミ「なんにせよ、犯人は分かったことだし……」

マミ「……これから話をつけてくるわね」

さやか「それならあたしもついて行きますよ! あたしがマミさんを守ります!」

マミ「それはダメ。これ以上みんなを巻き込むわけにはいかないわ」

さやか「でもっ……!」

マミ「大丈夫よ、安心して?」

マミ「相手が誰なのか分かれば、もう怖くなくなったし……」

マミ「それに、私は魔法少女だもの」

マミ「ストーカーなんてやっつけちゃうから平気よ」

マミ「美樹さん達は、今日のところは家に帰って? ……ね?」

さやか「…………」

まどか「さやかちゃん……」

84 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:46:07.55 2Nq1OFmo0 59/260


ほむら「わ、私は巴さんの言う通りにしたほうがいいと思います……」

ほむら「私たちがついていっても邪魔になるだけですし……」

さやか「…………うん、分かったよ」

さやか「でもマミさん! 何かあったら呼んでよね!」

さやか「あたし、マミさんの力になるから!」

まどか「私も、何か出来ることがあったら言って下さい!」

ほむら「わ、私も、その、あんまり役に立たないと思いますけど……お手伝いします!」

マミ「ありがとう……みんな……」

マミ(こんなに優しい後輩たちがいて……私は幸せ者だわ)

マミ(美樹さん達のためにも、こんなコト早く解決しないと……)

85 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:46:36.83 2Nq1OFmo0 60/260


◇廃教会

杏子(マミさん喜んでくれたかな……)

杏子(アタシの気持ち、伝わったかな……)

杏子(今更仲良くしたいなんて、虫が良すぎるのは分かってる……)

杏子(でも、アタシはやっぱりマミさんと一緒にいたいんだ)

杏子(一人ぼっちはもう嫌なんだよ……)

杏子(マミさん……)

86 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:47:35.91 2Nq1OFmo0 61/260


マミ「……久しぶりね、佐倉さん」

杏子「あ! マミさ…………ゴホン」

杏子「ようマミ、良く此処が分かったな?」

マミ「分かるわよ……大切な後輩のことだもの」

杏子(マミさん! アタシのことまだ大切に思っててくれたんだ……!)

杏子「……へへ」ニヤニヤ

杏子「アタシからの贈り物は届いたかい? どうだった?」

マミ「……やっぱりあれは佐倉さんからだったのね」

マミ「箱いっぱいの林檎とお菓子。貴女らしいとは思ったけど」

杏子「……喜んでもらえたかな?」

マミ「どうして……」

杏子「え?」

マミ「どうしてあんなことをするの? いったい貴女に何があったの?」

杏子「え? え?」

87 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:50:01.64 2Nq1OFmo0 62/260


マミ「何度も無言電話をかけてきたり……」

マミ「変なメールを送ってきたり……」

マミ「お菓子やリンゴと一緒に脅迫状まがいの手紙を送ってきたり……!」

杏子「え……え……?」

杏子「待ってよ、なんだよマミ……」

杏子「何言ってるのか訳わかんないよ……」

マミ「……とぼける気?」

杏子「ち、違うよ! そうじゃない!」

杏子「無言電話とかメールとかって、何の話だよ!」

杏子「脅迫状なんてアタシ送ってないぞ!」

杏子「アタシが送ったのはリンゴとお菓子だけだ!」

マミ「……え?」

88 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:50:44.99 2Nq1OFmo0 63/260


マミ「……それ、本当なの?」

杏子「本当だって! 大体良く考えてみろよ!」

杏子「アタシはケータイも持ってないんだぞ!」

杏子「電話なんて掛けられないし、メールなんて送れるわけないじゃんか!」

マミ「あ……!」

マミ「じゃ、じゃああの林檎とお菓子は何なの? それに手紙は?」

杏子「り、リンゴとかを送ったのは確かにアタシだよ……」

杏子「その……マミと仲直りしたくて……えと……」モジモジ

杏子「……でも手紙なんて知らない! アタシはそんなもの入れてないよ!」

マミ「……!?」

89 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:51:32.50 2Nq1OFmo0 64/260


マミ(どういうこと……? 佐倉さんが犯人じゃないの……?)

マミ(でも林檎を送ったのは佐倉さん?)

マミ(でも手紙は入れていない?)

マミ(……佐倉さんが嘘をついているようには見えない)

マミ(いったい何がどうなって……)

杏子「なあ……マミ」

杏子「正直、なにがどうなってるのか良く分かってないけど……」

杏子「……アタシが疑われてるっていうことだけは分かったよ」

マミ「あ……」

杏子「でもアタシはホントに何もしてないんだ! マミを困らせるようなことはしてない!」

杏子「事情を説明してくれよマミ! アタシに出来ることならなんでもする!」

杏子「だから……信じてよ、マミさん……」

マミ「っ……!」

90 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:52:00.70 2Nq1OFmo0 65/260


マミ「……ごめんなさい、佐倉さん。貴女のことを疑ってしまって……」

マミ「私、あなたのことを信じるわ」

杏子「…………!」

マミ「大切な友達を疑うなんて……最低よね」

マミ「本当に……ごめんなさい……」

杏子「……ううん、いいよマミ」

杏子「それよりさ、何があったのか話してくれないか?」

杏子「アタシ、マミの力になるからさ……」

マミ「……ありがとう」

マミ「あのね、実は……」

91 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:52:47.59 2Nq1OFmo0 66/260


マミ「…………と、いうわけなの」

杏子「そっか、それでアタシが犯人だと思ったわけか……」

マミ「……ごめんなさい」

杏子「マミは悪くないよ。悪いのはそのストーカーさ」

杏子「……アタシがマミに送った林檎に変なもん入れやがって……絶対に許さねえ……!」

マミ「佐倉さん……」

杏子「にしても……クソ、何なんだよこの手紙。胸糞わりぃ」

杏子「……この『アオイアンタ』ってのがマミの新しい後輩なんだよな?」

マミ「ええ、そうよ。こんなことに巻き込んでしまって、悪いことをしたわ……」

92 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:54:21.79 2Nq1OFmo0 67/260


杏子「でもなんで『サカナ臭い』なんだろーな……そんなに生臭いやつなのか?」

マミ「そんなことはないけど……確かに悪口としては変よね」

杏子「……ってちょっと待てよ? これ、不味いんじゃないのか!?」

マミ「?」

杏子「このストーカーはその後輩に狙いをつけたんだろ!?」

杏子「マミがついてるなら安心だけど、今そいつは……!」

マミ「しまった……!! 美樹さんが危ない!?」

93 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 18:55:29.44 2Nq1OFmo0 68/260


――――――――

QB「た、大変だ! さやかがストーカーに狙われてしまったよ!」

QB「帰宅途中のさやか……その背後からはストーカーが!」

QB「ストーカーは何をする気なんだろう?!」

QB「>>94-96、教えてよ!」



ストーカーのとった行動

>>94-96



QB「マミは間に合うのかな……!?」

QB「ああ、さやかの運命や如何に!?」

QB「全ては安価にかかってるよ!」

――――――――

94 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/24 18:59:21.39 DTK5iw7v0 69/260

拉致監禁

95 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/24 18:59:36.56 JXPRHXpXo 70/260

一本釣り、築地に流す

96 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/24 18:59:57.00 lWeDigySO 71/260

サザビーに乗って街を巻き込みながらさやかを追い詰める

100 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/24 19:14:37.63 2Nq1OFmo0 72/260


――――――――

QB「………………」

QB「…………」

QB「……」

QB「えっと、次回へ続くよ!」

QB「予め言っておくけど、>>1はサザビーのこと良く知らないよ!」

QB「ドッジボールしてるのを見たことがあるくらいだよ!」

QB「そこんとこヨロシク!」

――――――――

115 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:15:51.25 sV+zd+ib0 73/260


◇廃教会

マミ「くっ……ごめんなさい佐倉さん! 私、美樹さんを捜しに行くわ!」

杏子「待ってよ! ならアタシも手伝っ……」

♪~♪~♪~

マミ「っ!? メール……まさか!?」



----------


件名:

アオイのは築地に流しました

サカナ臭いアイツにお似合いですよね


----------



マミ「やっぱりストーカーからだわ……!!」

マミ「でも、築地に流したって? どういう意味かしら……」

116 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:16:38.78 sV+zd+ib0 74/260


マミ「あ、地図が添付されてるわ! もしかしてここに美樹さんが!?」

杏子「お、オイ! その場所ってヤバいトコだぞ!」

マミ「知ってるの、佐倉さん!?」

杏子「ああ……グンマーの中でもとびっきり治安の悪い区画だよ」

杏子「非合法なクスリの取引と人身売買で回ってる最低の場所さ」

マミ「なんですって……!?」

杏子「そこに連れてかれた人間は皆、クスリ漬けにされて市場で売り捌かれるんだ」

杏子「……通称、グンマーの築地市場」

杏子「どいつもこいつもクスリのせいで死んだ魚みたいな目をしてるから、そう呼ばれてる」

杏子「原因不明の自殺や不自然な他殺はすべてそこの連中の仕業だ、って話だよ」

マミ「なんてことなの……美樹さんはそんな危険な所に連れていかれたっていうの!?」

117 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:17:32.44 sV+zd+ib0 75/260


マミ「急いで助けに行かないと……!」

杏子「待ちなよマミ! 罠かも知れないだろ!」

マミ「でも! 何もしないでいるわけにはっ!」

杏子「分かってるよ。……だからアタシが手を貸してやる」

杏子「魔法少女が二人もいれば怖いもんなしだろ?」

マミ「佐倉さん……!!」

マミ「ありがとう、この恩は必ず返すわ!」

杏子「い、いいって別にそんな……」

杏子「アタシ達は……ほら、と、友達だろ?」

マミ(美樹さん……いま助けに行くわ! どうか無事でいて……!)

118 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:17:54.13 sV+zd+ib0 76/260


◇???

さやか「ううん……こ、ココは……?」

さやか「真っ暗で何も見えない……」

さやか「ど……どこなのよココ……」

さやか「あたし……え、ど、どうしてこんなトコに……!?」

さやか「だ、誰か……誰かいないの!? 返事してよぉ!」

さやか(何だよ……わけわかんない……!)

さやか(お、落ち着いて良く考えてみよう……)

さやか(そもそもあたし、さっきまで何処にいたんだっけ……?)

さやか(確か、あたしはマミさんちから帰る途中だった)

さやか(それで……そうだ!)

さやか(道端で写真を見つけたんだった!)

さやか(マミさんが着替えてる最中を盗撮したみたいな……!)

119 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:18:26.60 sV+zd+ib0 77/260


さやか(それを拾ったら、後ろから誰かに襲われて……気を失ったんだ)

さやか(……あの写真はあたしを釣るエサだったってこと……?)

さやか(それで今、あたしは良く分からない部屋にいる……)

さやか(このままじゃ……あたし、何をされるかわかんないよ……)

さやか(やだ……やだよぉ……)

ガタンッ!

さやか「!?」

ガタガタガタ...

さやか(床、揺れてる……!?)

さやか(……ううん、違う。動いてる……!?)

さやか(ここ、車の中だ……!)

さやか(たぶんトラックの中とか、そーいう……)

さやか(……あたし、どこかへ連れていかれるの!?)

さやか「い……嫌ぁ!!」

さやか「出して! 出してよ! 外に出して!!」

さやか「誰かっ、誰か助けてぇぇぇ!」

120 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:18:53.13 sV+zd+ib0 78/260


さやか「っ……ぐすっ……ううっ……」

さやか(あたし……どうなっちゃうのかな)

さやか(……殺されちゃうのかな……)

さやか「う……うわぁああん……!」

さやか「そんなのやだよぉ……」

さやか「まどか……仁美……」

さやか「恭介……」

さやか「マミさんっ……」

さやか「あたし死にたくないよぉ……!」

121 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:19:39.39 sV+zd+ib0 79/260


◇築地

>>112「拉致監禁ってあれだよな、手足をチョッキンしてお薬を注射しておくことだよな 」

>>113「精々アイマスク+縄くらいだろう 」

>>114「逃げられないようにするだけなら脚の腱を切れば済む話だが」

マミ「物騒な会話……見るからに治安が悪そうな街ね」

杏子「油断するなよ、マミ。特にソウルジェムを盗られたりしないようにな」

マミ「……ええ」

マミ「でも本当にありがとう、佐倉さん。わざわざついて来て貰っちゃって……」

杏子「べ、別にいいってそんな改まらなくて」

杏子「友達のために力を貸すのなんて、当たり前じゃんか!」

マミ(美樹さんはどの辺りにいるのかしら……)

マミ(魔法少女同士なら感じ取れるんだけど……美樹さんはまだ契約してないし)

122 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:20:13.09 sV+zd+ib0 80/260


マミ(……っ!?)

マミ「佐倉さん! この感じは……!」

杏子「ああ、魔女の気配だ! それもとびっきりの大物……!」

マミ「こんな時に……っ!」

マミ「結界が出来上がる! 大きい……この辺り一帯を巻き込むわ!」

ゾゾゾゾ...

杏子「来るぞっ!」

マミ「気をつけて佐倉さん!」

123 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:20:48.66 sV+zd+ib0 81/260


――――サザビーの魔女――――

その性質は逆襲。

地球人類を粛正することを目的としており、

全長20mを越えるため歩くだけでも甚大な被害をもたらす。

この魔女を倒すにはνガンダムを持ってくるか、

ドッジボールをぶつけるしかないだろう。

124 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:21:28.12 sV+zd+ib0 82/260


マミ「なに、この魔女……!?」

杏子「で、デカすぎだろこれ……!」

マミ「あんなのが暴れたら、街がメチャクチャにされちゃうわ!」

杏子「一撃でも喰らったら……さすがのアタシたちもオダブツだね」

マミ「佐倉さん! ここは一気にケリをつけましょう!」

杏子「そーだね、様子見する余裕はなさそうだ!」

マミ「……行くわよ!」

杏子「おう!」

125 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:22:00.19 sV+zd+ib0 83/260


◇車内

ズズーン...

さやか「っ!?」

さやか「こ、今度はなんなの!?」

さやか「すごい揺れ……それに爆発音みたいのが……!」

さやか「外で何が起きてるの……!?」

キュゥべえ「僕が見せてあげるよ、さやか!」

キュゥべえ「実は僕の眼は映写機になってるんだ!」

キュゥべえ「これで外の景色を映しだすよ!」

さやか「わあ、さすがキュゥべえ! 頼むよ!」

126 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:22:35.67 sV+zd+ib0 84/260


キュベベベ...

さやか「……こ、これって!?」

キュゥべえ「どうやら魔女とマミが戦っているみたいだね」

さやか「あんなでっかいロボが魔女だっていうの!?」

キュゥべえ「ロボじゃないよMSだよ」

さやか「ああ! マミさんがやられちゃう!」

さやか「逃げてマミさん! そんなのに勝てるわけないよ!」

キュゥべえ「マミは逃げないだろうね……君のために」

さやか「えっ……!?」

127 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:22:57.62 sV+zd+ib0 85/260


キュゥべえ「マミは連れ去られた君を探してここに来ているからね」

キュゥべえ「『逃げたりなんかしたら、美樹さんが魔女に殺されてしまうかもしれない』」

キュゥべえ「彼女ならそう考えて、絶対に退かないだろうと思うよ」

さやか「じゃ、じゃあ……あたしのせいでマミさんがピンチになってるっていうの?」

キュゥべえ「そうだね、安定のさやかだね」

さやか「そんな……! こんなのってないよ! あんまりだよ!」

キュゥべえ「……こんな状況だけど、マミを助ける方法はあるよ」

さやか「え……? あ、まさか……!」

キュゥべえ「うん、そのまさかさ」

キュゥべえ「さやか…………」

キュゥべえ「――――僕と契約してマミを助けてよ!」

128 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:24:24.24 sV+zd+ib0 86/260


――――――――

QB「大変だ! キュゥべえがさやかに契約を迫っているよ!」

QB「街を巻き込んでの戦いで、マミがピンチなって……」

QB「それを見せられたさやかは精神的に追い詰められている」

QB「しかもそのせいでなんだか話が雑になって来ているよ!」

QB「いったいさやかはどうするのかな?」




さやか「キュゥべえ、あたし決めたよ!」

さやか「>>130」




QB「それが君の答えなのかい、さやか!?」

――――――――

130 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/28 23:28:33.55 De3k9eqIO 87/260

寝たい

132 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/28 23:34:08.97 De3k9eqIO 88/260

あ、流れ的に誤解されそうだから言っておくが、
性的な意味じゃないぞー

133 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/28 23:57:11.56 sV+zd+ib0 89/260


――――――――


QB「>>132……」

QB「なるほど、それはつまり永遠の眠りってことだね!」

QB「把握した」


――――――――

134 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/29 00:01:24.28 CjvmhBxf0 90/260

さやかちゃん死亡フラグ

141 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 11:23:05.81 +3LvQBIz0 91/260


さやか「あたしもう嫌だ!」

さやか「こんな現実耐えられない!」

さやか「魔女も怖いしストーカーも怖いしSSのオチも思いつかないよ!」

さやか「いっそずっと寝ていたい……」

さやか「現実なんかより幸せな夢を見ていたいよ……」

QB「なるほど、それが君の願いだね」

QB「……喜べさやか。君の願いは叶う」

パアアア...

さやか「うっ……」

さやか「……Zzz」

142 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 11:23:39.41 +3LvQBIz0 92/260


◇マミの家

さやか「すぅ……すぅ……」

QB「そんなわけで美樹さやかは深い眠りについたんだ」

マミ「そんな……!」

まどか「せっかくほむらちゃんのνガンダムで魔女に勝ったのに……」

ほむら「美樹さんが目を覚まさないなんて……ひど過ぎますっ……」グスッ

マミ「美樹さん……ごめんなさい……」

マミ「私がもっと早く助けに来ていたらこんなことにはならなかったのに……」

143 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 11:24:49.21 +3LvQBIz0 93/260


マミ「ねえキュゥべえ、美樹さんの目を覚ましてあげることは出来ないの?」

QB「わからない。でも不可能ではないと思うよ」

QB「魔女に追い詰められ錯乱状態にあった美樹さやかは、現実逃避の手段として『寝たい』と願った……」

QB「なら、もう魔女は倒されて危険がないと分かれば……目を覚ますかもしれないね」

まどか「でもどうやって?」

ほむら「寝てるんじゃ声も届かないですよね……」

杏子「いっそ引っ叩いてみるか?」

QB「それは逆効果だろうね。危険を感じたら、美樹さやかは一層深い眠りへ逃避するだろう」

杏子「そっか……」

まどか(ていうかこの赤い子誰?)

144 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 11:25:29.78 +3LvQBIz0 94/260


マミ「とにかく、危険がないことを理解してもらえば目を覚ますかもしれないのね……」

まどか「さやかちゃんを安心させてあげればいいってこと……かな?」

杏子「よし、じゃあ色々試してみよーぜ!」

マミ「そうね、美樹さんをこのまま放っておくなんて出来ないもの」

まどか「みんなで力を合わせてさやかちゃんを起こそう!」

ほむら「は、はい!」

145 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 11:26:23.03 +3LvQBIz0 95/260


----------

QB「そんなわけでマミ達はさやかを起こすために色々することにしたよ」

>>147

QB「これでさやかは目を覚ますのかなぁ?」

-----------

147 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/03/31 11:38:49.38 FPxBZfmHo 96/260

マミパイにうずめることで安心感を与えて起こす

149 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/03/31 12:20:50.52 +3LvQBIz0 97/260

1332426260-149


153 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:07:39.09 hKircG3f0 98/260


ほむら「あの……私考えたんですけど……」

マミ「何かしら、暁美さん?」

ほむら「寝ている人が一番安心するのって、お母さんがそばに居てくれることだと思うんです」

マミ「お母さんが……なるほど、一理あるわね」

まどか「うん、確かにそうだよね。私の弟もママが一緒のほうが寝付きがいいし」

ほむら「だから、その……この中で一番母性溢れる巴さんが……」

ほむら「そ、添い寝をしてあげる、っていうのはどうでしょうか!!」

マミ「そ、添い寝……? 私が?」

ほむら「はい!」

154 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:08:33.17 hKircG3f0 99/260


ほむら「それもただ添い寝するだけじゃなくて、こう、おっぱいで包み込むような感じで!」

マミ「おっぱ……って暁美さんっ!? な、何を言い出すのよ!!」

まどか「すごいよほむらちゃん! 完璧なアイデアだよ!」

マミ「え?」

まどか「マミさんの柔らかマミパイで、さやかちゃんの傷付いた心を癒してあげるわけだね!」

ほむら「そうです!」

ほむら「マミさんのおっぱいから溢れ出す母乳……じゃなかった母性なら、きっと美樹さんを助けられますよ!」

マミ「え……ちょ、ちょっと?」

マミ「ふ、二人とも本気なの……?」

ほむら「もちろんです!」

155 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:09:43.65 hKircG3f0 100/260


マミ「う、うーん……いくらなんでもそれはちょっと……」

さやか「うう、マミパイ……マミパイが恋しいよぉ」

ほむら「あ、ほら! 今の聞きましたか!?」

まどか「やっぱりさやかちゃんもマミさんをマミマミしたいって!」

マミ「え、ええー……?」

マミ「……ねえ美樹さん? ホントは起きてたりしない?」

さやか「すやすや……すやすや」

ほむら「何言ってるんですか巴さん! こんなにすやすや言ってる人が起きてるわけないですよ!」

マミ「そ、そうよね……」

156 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:10:59.84 hKircG3f0 101/260


マミ「……わ、わかったわ。美樹さんのためだもんね」

マミ「元はと言えば私が巻き込んだせいでこうなったわけだし……」

マミ「私が責任をとって添い寝するわ!」

ほむら「巴さん……!」

まどか「やっぱりマミさんは素敵です!」

さやか「添!い!寝! 添!い!寝!」

マミ「じゃあ、えっと……まずは着替えてくるわね」

マミ「このままじゃお洋服がシワになっちゃうから……」

まどか「あ、出来るだけ薄着でお願いしますね!」

ほむら「り、理想は下着姿なんですけど……」

マミ「そ、それは無理よ!」

157 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:12:12.96 hKircG3f0 102/260




マミ「着替えてきたわ……」パジャーマ

ほむら「わあ……巴さん、パジャマ姿も素敵です!」

まどか「うん、スッゴく大人っぽいよね!」

マミ「もうっ! 二人ともからかわないで!」

さやか「うう……マミさんマミさんうわああん!」ハアハア

まどか「あっ! 大変!」

ほむら「巴さんのパジャ魔にあてられて、美樹さんが苦しんでます!」

ほむら「これは早く添い寝してあげないと!」

マミ「……ねえ、もしかして皆で私をからかってたりしない?」

ほむら「な、何言ってるんですか! 美樹さんがこんなに苦しんでるのに!」

さやか「うう、マミマミしないと死んじゃうよぉ……ふひひ」

まどか「そうですよ! 酷いですマミさん!」

マミ「ご、ごめんなさい……」

158 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:13:13.06 hKircG3f0 103/260


マミ「えっと、それじゃあ……」

マミ「美樹さん……お邪魔します……」

ススス...

マミ「ど……どうかしら?」

さやか「…………チッ」

ほむら「そんなんじゃダメですよ! 遠すぎます!」

まどか「そうですよ! もっと肌が触れ合うくらいじゃないと!」

マミ「で、でもこれ以上近付いたら、その、胸が……」

ほむら「そ、そのためにやってるんじゃないですか! 早くむぎゅーっ、としてください!」

まどか「それでいて優しくむぎゅーっ、としてください!」

マミ「わ、わかったわよぅ……」

159 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:14:28.91 hKircG3f0 104/260


マミ「……こ、これくらい……?」

ほむら「もっとこう、美樹さんの頭を抱き寄せる感じで!」

まどか「おっぱいで溺れさせちゃうイメージですよ!」

マミ「う、うん……」

むにゅっ……

さやか「くんかくんか!」

マミ「きゃっ!?」

マミ(み、美樹さんの息、くすぐったい……!)

160 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:15:23.05 hKircG3f0 105/260


ほむら「うん、効果ありみたいです!」

まどか「さやかちゃんがうなされなくなってきてるよ!」

さやか「マミさん……はむっ、もぐもぐ」

マミ「ひあっ!? か、噛んじゃダメよ美樹さ……!」

まどか「いい感じですよ、マミさん!」

さやか「あむっ、はぐはぐ」

マミ「あっ……んっ、あ、ダメって言ってるのにぃ……!」

ほむら「つ、次はもっとフトモモを絡ませる感じにお願いします!」

マミ「ふ、フトモモ……?」

マミ「こう、かしら……」

ススス...

161 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:17:20.35 hKircG3f0 106/260


さやか「わあ、美味しそうなモモ!」

サワサワ

マミ「んッ! そ、それモモじゃなくて、私のお尻……!」

さやか「直の手触りを楽しんじゃおうかな~」

スルスル

マミ「あっ、ひっ……! そ、そんな! パンツの中に……!?」

ほむら「わ、わぁ……!」ドキドキ

まどか「さ、さやかちゃんてば大胆!」ドキドキ

さやか「つんつん!」

マミ「ゆ、指っ! や、やめて、そこっ、つつかないでぇ……!」

162 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:18:17.52 hKircG3f0 107/260


ほむら「巴さん、胸元がはだけてきてますよ」

マミ「え、あ、やっ、見ないでぇ……!」

まどか「えへへ……マミさんてば、すっごいイイ顔してますよ」

まどか「さやかちゃんにマミマミされてそんなに良かったんですか?」

マミ「違っ、そんなんじゃ……ひゃん!?」

さやか「さくらんぼ見っけ! コリコリしちゃおっかな~」

マミ「あひっ、だめぇっ! 今そんなことされたらぁ……!」

ほむら「美樹さんを助けなきゃいけないのに自分だけ気持ち良くなるなんて……」

ほむら「さ、最低の変態さんですね、巴さん?」

マミ「そ、そんなこと言わないでぇ……!」

163 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:20:16.97 hKircG3f0 108/260


マミ「はあっ、はあっ……!」

マミ(わ、私……どうしてこんなことシてるんだっけ……)

マミ(美樹さんを助けるために、なんで、こんな……)

さやか「よーし次は、この中に挿入しちゃおうかなー」

マミ「っ!? だ、ダメ! それだけは……!」

ほむら「暴れないでください巴さん」

ガシッ

マミ「えっ、は、離して!」

まどか「これもさやかちゃんのためなんですから……受け入れてください?」

ガシッ

さやか「指、入れるよ……マミさん」

マミ「あ……ああっ」

164 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:22:45.14 hKircG3f0 109/260




















さやか(と、いう夢をみたんだ)

さやか(>>154-163が全部夢だったよ)

165 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:25:00.32 hKircG3f0 110/260


まどか「良かった~、さやかちゃんが目を覚まして」

ほむら「巴さんが添い寝したおかげですね!」

マミ「ふふ、こんな私でも役に立てたなら……嬉しいわ」

さやか(うう……あたしってば何であんな夢を見ちゃったんだろ)

さやか(夢は願望を映す、なんていうけど……)

さやか(まさかあたし……マミさんをそーいう目で……?)

さやか(マミさんの身体を好き勝手いじくって、えっちなことしたいって思ってたの……?)

さやか(……わーわー!! 変なこと考えちゃダメだって!!)

さやか(どうしよ、あたし今ぜったい顔真っ赤だよ……!)

まどか「?」

マミ「……どうかしたの?」

さやか「い、いえ! なんでもないです!」

さやか「ただちょっとボーッとしちゃって!」

まどか「仕方ないよ、色々あったもん」

166 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:25:49.40 hKircG3f0 111/260


さやか「……えと、なんでマミさんが添い寝してくれてたの?」

マミ「美樹さん、うなされてるみたいだったから……」

マミ「誰かがそばにいてあげれば落ち着くかな、って思って」

さやか「そ、そーだったんだ。だからあんな夢を……」

まどか「夢?」

ほむら「どんな夢ですか?」

さやか「えっ? あ、いやー……」

さやか「マミさんのおっぱい柔らかいなー……って夢だよ、あはは」

マミ「お、おっぱいって……もう! 美樹さんたら!」///

まどか「さやかちゃん……えっちだよぉ」///

ほむら「あぅ……そ、その、えっと……」///

さやか「じょ、冗談だよ冗談! そんなわけないじゃん!」

167 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:29:32.33 hKircG3f0 112/260


さやか「と……ところで! 例のストーカーってどーなったの?」

マミ「それが……結局犯人は分からないままなのよ」

さやか「あ……そーなんだ……」

まどか「メールの内容、気味が悪かったよね……」

ほむら「魔法少女のことも知ってたみたいですし……」

マミ(それに、あの手紙とお菓子の山も謎だったわ……)

さやか「あたしも犯人の顔は見てないから……」

さやか「……この一件って、まだ何も解決してないんだね……」

マミ「……うーん」

マミ(……これまでのストーカーの行動に……)

マミ(犯人の手がかりになるものがありそうな気がするのよね)

マミ(何か……違和感を感じるというか……)

マミ(そう、特にあのことが気になるわ)

168 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/11 22:31:02.70 hKircG3f0 113/260


――――――――――

QB「色々あったけど、さやかは目を覚ましたよ!」

QB「よかったね、みんな!」

QB「それはさておき……」

QB「どうやらマミは何かが気にかかっているみたいだ」

QB「マミが気にしてるのはなんのことだろう?」

QB「次の内から番号で選んでね!」



1、無言電話

2、デート中に届いたメール

3、デート後に届いた手紙

4、デート後に届いたお菓子とリンゴ

5、さやかを攫ったトラック

6、さやかが見た夢をkwsk



QB「今回は多数決で決めるよ」

QB「投票は明日の朝7時まで受け付けるね」

QB「この結果次第で犯人の有力な手がかりに辿り着けるかもしれないよ」

QB「あと回答理由も書くと>>1がネタに困らなくて済むかも知れな……げふんげふん」

QB「それじゃあ回答の方をよろしくね!」

――――――――――

175 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/12 07:58:08.69 JOa90Kww0 114/260


――――――――――

QB「ふむふむほむほむ」

QB「それじゃあ2と5の線で調査を進めるよ!」

QB「マミは真犯人にたどり着けるのかな?」

QB「それじゃあまた次回!」

――――――――――


181 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:22:16.40 O47ZMVaa0 115/260


◇マミの家

マミ「……と、いうわけで色々と調べてみましょう」

マミ「まずはメールよ。怪しい点がいくつかある気がするのよね」

まどか「支離滅裂で凄く気味が悪かったですよね……」

ほむら「それに、魔法少女のことも知ってるみたいでした……」

さやか「あとキャスバルだかなんだかって名乗ってたんだよね」

杏子「そのせーで赤繋がりでアタシが疑われたんだよな、クソッ」

マミ「……ごめんなさい、佐倉さん……」

杏子「べ、別にマミさんは悪くないよ!」

さやか(……ところでこの子だれ?)

まどか(さあ……?)

182 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:23:01.33 O47ZMVaa0 116/260


ほむら「あ、あの、単なる思いつきなんですけど……いいですか?」

マミ「何かしら、暁美さん?」

ほむら「犯人はわざわざアニメキャラの名前を名乗ってました」

ほむら「この手のストーカーって、とにかく自分をアピールしたいから……」

ほむら「ネット上でも同じ名前を使ってたりするらしいんです」

まどか「そうなんだ?」

ほむら「はい、ですから……」

ほむら「もしかしたら……その、同じ名前でブログか何かをやっているかも……なんて思ったんですけど……」

マミ「……そこから犯人を特定できるかもしれない、ってことね?」

ほむら「は、はい……」

さやか「えー? そんな都合よく話が進むかな?」

マミ「うーん……正直言って難しいと思うけど……」

マミ「まあ物は試しね、Qoogleで検索してみましょうか」

マミ「あっちの部屋にパソコンがあるわ、いきましょう?」

さやか「はーい」

183 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:24:32.52 O47ZMVaa0 117/260








マミ「……やっぱり見つからないわ」カチカチ

さやか「出てくるのはアニメの話題ばっかりだね」

まどか「複数キーワードで検索してもダメみたい……」

ほむら「ご……ごめんなさい、私が変なこと言ったせいで無駄な時間を……」

まどか「ほ、ほむらちゃんは悪くないよ! 落ち込まないで?」

まどか「あ、そうだ、私ブログやってるんだよ、ホラ!」

カチャカチャッ...ッタァーン!

ほむら「鹿目さんのブログ……? 見てもいいですか?」

まどか「うん! 毎日色んなコト書いてるんだよ」

まどか「オススメの洗剤とか、流行りのお取り寄せグルメの話題とか!」

マミ「へえ……」

マミ「あ、これ美味しそうね」

まどか「ウェヒヒ! 購入するときは私のブログのリンクからお願いしますね!」

184 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:25:23.36 O47ZMVaa0 118/260


ほむら「……あ、そうだ……!」

マミ「何か閃いたの?」

ほむら「はい……あの、巴さんの名前で検索してみてもらってもいいですか?」

マミ「私の? いいけど……でも私ブログとかやってないわよ?」

カチャカチャ...タンッ

マミ「ほら、検索結果を見ても…………え?」

さやか「こ……これって……!?」

ほむら「……やっぱり」

まどか「このブログは……!?」

杏子「と、『巴マミのおっぱいマミマミブログ』……!?」

185 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:26:45.30 O47ZMVaa0 119/260

『巴マミのおっぱいマミマミブログ』


○月22日

今日も電話でマミさんの声をきいた

ちょっぴり怯えてるふうだったけど

なんでだろ?

でも震えた声も可愛いかったなぁ



○月23日

マミさんが知らない男と一緒に歩いてた

そうか、最近マミさんが元気なかったのは

アイツのせいだったんだ

許せない

アタシのマミさんに手を出すなんて

あんな奴ぐちゃぐちゃのジャムにしてやる



○月23日

元気をだしてもらいたかったから

マミさんにアタシの気持ちを伝えた

大好きなお菓子といっしょに

きっとあんな男のことも忘れてくれるよね



○月24日

今日はひさしぶりにマミさんと話ができた!

大丈夫だよマミさん! アタシがついてるから!

あの男もすぐにいなくなるからね!

186 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:27:19.44 O47ZMVaa0 120/260


マミ「う……こ、これ……」

さやか「ストーカーのブログ……!?」

まどか「き、気持ち悪い……」

杏子「おい! いったい誰が書いてるんだこれ!?」

ほむら「ぷ、プロフィールのページを見てみましょう」

カチカチ

【マイプロフィール】

住まい:見滝原市

ニックネーム:見滝原の赤い彗星

年齢:中学生

職業:魔法少女

好きな食べ物:りんご

口癖:食うかい?

187 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:28:03.16 O47ZMVaa0 121/260


マミ「やっぱり、この人は見滝原に住んでるのね……」

ほむら「赤い彗星って名乗ってるのもストーカーと同じです!」

さやか「それに……職業・魔法少女!?」

杏子「ちっ! ふざけたやつだな、自分から魔法少女であることを明かすなんて」

まどか「……さすがに自分の本名は書いてないみたいだね」

杏子「マミの名前は載っけてやがるくせにな」

マミ「そう、ね……」

さやか「マミさん………」

ほむら「と、とりあえず、ストーカーらしき人物の手掛かりはみつかりましたね!」

188 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:28:51.19 O47ZMVaa0 122/260


マミ「次は、美樹さんをさらったトラックの件だけど……」

ほむら「あ、そのことなら……このまえニュースになってましたよね」

さやか「そーなの?」

まどか「うん、なんでも暴力団関係の荷物を運んでたトラックだったんだって」

さやか「暴力団!?」

ほむら「はい、本当かどうかはわからないんですけど」

ほむら「拳銃なんかも積んであったとか……」

さやか「拳銃って……あたし、トラックの中でそんなもの見た覚えないけど」

ほむら「……積み荷は全部、行方が分かってないそうですよ」

杏子「おいおい……それってやばいんじゃないのか」

マミ「もしかしたら、拳銃とかがストーカーの手に……?」

189 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:29:30.07 O47ZMVaa0 123/260


さやか「犯人は暴力団からトラックをかっぱらったってこと?」

さやか「それにトラックも運転できるわけだから……」

さやか「うーん、なんか急に犯人のイメージがヤクザ系のオッサンに……」

まどか「ブログのプロフィールには中学生って書いてあったけど」

ほむら「魔法少女ならトラックを盗みだすことも簡単でしょうし……」

杏子「盗んだ積み荷も、横流しして金にしたのかもしれないな」

杏子「箱いっぱいのお菓子とりんごを買ったりとか」

マミ「うーん……」

190 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:30:27.51 O47ZMVaa0 124/260


マミ「これだけの情報じゃ犯人を特定はできないわね……」

ほむら「でも、な、なんとなく人物像は掴めましたね」

まどか「自称かもしれないけど、魔法少女らしいし」

さやか「何者なんだろう、見滝原の赤い彗星……」

マミ「この町の魔法少女といえば、私と佐倉さん」

マミ「それについ先日契約した美樹さんだけだと思っていたけれど……」

さやか「そーいやあたしも契約したんだったね」

杏子「『そーいや』ってオマエ……」

191 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:31:19.49 O47ZMVaa0 125/260


さやか(……あたしも魔法少女になったことだし、もっとマミさんの力になれるよね)

さやか(ものすごくどーでもいいことで契約したような気がするけど気にしないでおこう)

さやか(マミさんをストーカーから守るため、あたしにできることはなんだろ?)

さやか(……よし、きめた!)



マミ(とりあえず、今後のことを決めないといけないわね……)

マミ(今あるだけの手掛かりじゃあまだ犯人は分からないけれど)

マミ(ブログのことやトラックのことから得た情報で、なんとかできないかしら?)

マミ(そうだわ、ここはまず私が……)

192 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 17:32:50.81 O47ZMVaa0 126/260


――――――――――

QB「メールの件から犯人のブログを発見したよ!」

QB「それにトラックのことも少しわかったね」

QB「いったい犯人は誰なんだろう……?」

QB「さて、さやかとマミは何か行動に移そうとしているみたいだね」

QB「二人は何をしようとしてるんだろ?」


さやかの行動
>>193

マミの行動
>>195


QB「安価で二人の行動を決めてね!」

QB「それじゃあよろしく!」

――――――――――

193 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/04/28 17:52:55.47 wwhTIhdZo 127/260

手当り次第魔法少女を男装状態で口説き落とす

195 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/04/28 18:33:02.94 n8PGWYoxo 128/260

中沢君を誘惑して囮にする。

196 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/04/28 19:08:45.39 O47ZMVaa0 129/260


――――――――――

QB「おーけい分かったよ」

QB「さやかが皆を口説き落としてる間に」

QB「マミは中沢君を誘惑するんだね!」

QB「……なんだか不潔!」

QB「それじゃあまた次回!」

――――――――――

204 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:10:52.94 dFw5X53h0 130/260


◇学校・休み時間

マミ(犯人は、なんていうか……私に想いを寄せているのよね)

マミ(なら、私が理想と違うガッカリな女だって分かれば?)

マミ(……きっと幻滅してストーカー行為もやめるはずだわ!)

マミ(そんなわけで、やたらと色仕掛けする嫌な女を演じるとしましょう!)

マミ(相手は誰にしようかしら……)

マミ(あら? あれは……)

中沢「…………」

マミ(前に美樹さんが話してた中沢くんだわ)

マミ(確か年上の恋人とお付き合いしてるって噂なのよね、彼)

マミ(……そうだわ! 恋人がいるような人に色目を使えば……)

マミ(どこからどう見ても最低のクソビッチに思われるに違いないわ!)

マミ(よーし、そうと決まれば……)

205 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:13:38.02 dFw5X53h0 131/260


中沢(…………)

>なんだか気配を感じる……

マミ「あ、あのっ! 中沢くん?」

中沢「……?」

>……見知らぬ女生徒に話し掛けられた

マミ「そ、そのね、あのっ、えとっ……」

>女生徒は何故かソワソワしている

>トイレにでも行きたいのだろうか?

マミ「わ、私のことどう思うっ!?」

中沢「…………」

>訳が分からない……

>……きっと罰ゲームか何かなのだろう

>ここはとりあえず……

マミ「あ、違っ、そうじゃなくて、えと、その……」

中沢「……どうでもいい」

マミ「え……」

中沢「どうでもいい」

マミ「あ……う……」

マミ「う、うわああんっ!!」

>女生徒は走って逃げていった……

206 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:14:53.10 dFw5X53h0 132/260


マミ「ぐすっ……」

マミ「まさかあそこまで拒絶されるとは思わなかったわ……」

マミ「まるで死んだ魚みたいな生気のない目で見られて」

マミ「さすがに乙女心が傷付いたわ……」

マミ「慣れないことはするものじゃないわね……」

マミ「でもこれじゃあストーカーに私がクソビッチであることを伝えられないわ」

マミ「……放課後、もう一度アタックしてみましょう!」

207 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:15:53.21 dFw5X53h0 133/260


◇学校・放課後

まどか「それじゃあ今日もマミさんちに行こっか」

ほむら「は、はい」

さやか「おーっと、ちょいと待ってもらえる?」

まどか「どうかしたの?」

さやか「マミさんちに行く前に、あたしの家に寄ってもらってほしいんだ」

さやか「いいかな?」

まどか「……? 別にいいけど……」

ほむら「わ、私も大丈夫ですよ?」

さやか「よっしゃ、んじゃキマリね」

さやか「あたしの家にゴーだ!」

まどか「……?」

208 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:16:51.44 dFw5X53h0 134/260


◇さやかの家の前

まどか「いったい何のようなんだろ、さやかちゃん」

ほむら「家に入ったきり、なかなか戻ってきませんね……」

まどか「あ、出てきた……って、あれ?」

さやか「お待たせ二人ともー!」

ほむら「み、美樹さん? なんでまた男装を……!?」

さやか「えっへっへ、どーよ? 今日もカッコイイでしょ?」

まどか「う、うん。カッコイイけど……でもなんでわざわざ?」

さやか「……ふふ、それはね」

ギュッ

まどか「ひゃっ! ちょ、さやかちゃん?! 急に抱き着かないで……!」

ほむら「なっ……!?」

さやか「……こうやってまどかに愛を囁いてあげたくなったんだよ」

フゥッ...

まどか「ひゃうんっ!? さやかちゃんの息、耳に当たって……く、くすぐったいよぉ!」

ほむら「な、なにやってるんですか美樹さん!」

209 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:18:09.48 dFw5X53h0 135/260


さやか「妬かない妬かない! ほら、ほむらも抱いてあげるからさ!」

ムギュ!

ほむら「ひゃああ!?」

まどか「く、苦しいよさやかちゃん!」

さやか「二人まとめてあたしの嫁にしてあげるよ、ふふふ」

まどか「あわわ……!」

ほむら「だ、ダメですよ美樹さん! こんなコトしちゃっ……!」



さやか(ふっふっふ、こーして女たらしなトコを見せびらかせば……)

さやか(きっとストーカーのヤツも怒って姿を現すに違いないよ!)

さやか(とりあえず両手に華状態でマミさんちまで練り歩くかなっ♪)



まどか(さ、さやかちゃん、どうしちゃったんだろ?)

まどか(前は男装するの嫌がってたのに……こんなに積極的になっちゃうなんて)

まどか(何かに目覚めちゃったのかな……)

まどか(でも……まあいっか)

まどか(こうされるのも嫌じゃないし……えへへ)///



ほむら(……むぅ~)

210 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:19:35.40 dFw5X53h0 136/260


◇放課後・住宅地

マミ「……中沢くんを見つけたのはいいケド……」

中沢「…………」テクテク

マミ「どうやって誘惑しようかしら」

マミ「またあの冷たい目で見られたら死にたくなりそうだし……」

マミ「……そうだわ! ここは『ドキッ!曲がり角で偶然の出会い』作戦で……!」

マミ「そうと決まれば早速先回りしましょう!」

211 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:20:22.35 dFw5X53h0 137/260


中沢「…………」

>嫌な予感がする……

>あの先の曲がり角から何か飛び出してきそうだ

>ここは回り道してでも避けるとしよう……

中沢「…………」スタスタ

マミ「ちょっ! ちょっと待ってよっ!」

中沢「?」

>角から先程会った女生徒が現れた

マミ「せっかく先回りしたのに何で逃げるの!?」

>訳が分からないことを喚いている……

>どうしようか……

212 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:21:22.97 dFw5X53h0 138/260


杏子「……おいマミ、どーかしたのか」

マミ「あっ……! さ、佐倉さんっ!? どうしてここに!?」

杏子「たまたま通り掛かっただけだよ」

杏子「……んで? ソイツと揉めてたみたいだけど?」

中沢「…………?」

マミ「な、何でもないの! 別に何でもないから!」

杏子「……まさかソイツもマミのストーカーか!?」

中沢「?」

杏子「このヤロー! アタシのマミさんによくも!」

マミ「ち、違うってば! やめなさい!」

マミ「ほら佐倉さん、いいから行きましょ?」

杏子「……マミがそーいうなら……」

マミ「ごめんね中沢くん、バイバイ!」

中沢「…………」

213 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:22:31.25 dFw5X53h0 139/260


…………。

マミ「もうっ、佐倉さんたらあわてんぼうさんなんだから!」

杏子「わ、悪かったよ……まさかそーいう作戦だなんて思わなくてさ」

マミ「ふう……まあいいわ、正直に言って上手くいってなかったし」

杏子「そーなのか?」

杏子「……よかった……」

マミ「え?」

杏子「な、なんでもねーよ!」

杏子「そ、それよりもマミ、今日はアンタんちで作戦会議なんだろ? 早くいこうぜ!」

マミ(あ……そういえばそうだった)

マミ(中沢くんを追っかけるのに必死で忘れてたわ……)

マミ(美樹さんたちを待たせちゃってるかもしれないわね、早く家に戻りましょう)

215 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:23:31.22 dFw5X53h0 140/260


◇マミの家周辺

マミ「……あっ、あそこに居るのって……美樹さん達じゃない?」

杏子「ん? ああ、アイツラだな」



さやか「♪~」

まどか「///」

ほむら「……」



マミ(あら? 美樹さん、また男装してるわ)

マミ(やっぱり格好いいなあ……)

マミ(でもなんで鹿目さん達と一緒に腕を組んで歩いてるのかしら)

マミ(……まるで、女の子をはべらせるみたいに……)

マミ(…………)

217 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:24:05.43 dFw5X53h0 141/260


杏子「……なんか、アイツラ随分と楽しそうじゃんか」

マミ「えっ? ……ええ、そうね……」

杏子「ふんっ……マミがストーカー被害で苦しんでるっていうのに、ふざけた奴らだな……」

マミ「…………」

杏子「……アイツラ、マミの悩みを真剣に解決しようなんて考えてないんじゃないのか?」

マミ「そ、そんなことないわ! 美樹さん達はとっても優しいし……ちゃんと話も聞いてくれるもの」

杏子「……話を聞いて、楽しんでるだけなんじゃないのか?」

マミ「…………!」

杏子「どーせ他人事だから、なんて言ってさ。ゴシップ感覚で楽しんでるだけなんじゃないのか?」

マミ「ち、違っ……そんなわけない……!」

杏子「……そーいやさ、あのさやかとかいう奴の願いも馬鹿馬鹿しかったよね」

杏子「マミがピンチなのに『寝たい』って願ったんだろ?」

杏子「マミを見捨てて、何の意味もない願いを叶えるなんて……」

杏子「マミのことを大切に思ってない証拠なんじゃないのか……?」

マミ「やめてッ! それ以上言わないで!」

杏子「…………」

218 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:24:45.25 dFw5X53h0 142/260


マミ(そんなわけ……そんなわけないッ!)

マミ(あの子達が、美樹さんがそんな酷いことを……)

マミ(…………)

マミ(……でも……)

マミ(そもそも最初に男装を始めたきっかけは、あの子たちの提案だった……)

マミ(あれは本当に私のためを思ってしてくれたことなの……?)

マミ(もしかして私をからかって遊んでたんじゃないの……?)

マミ(……現に……美樹さん達はあんな楽しそうにはしゃいでる)

マミ(美樹さん……)ズキンッ

219 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/07 23:25:58.44 dFw5X53h0 143/260


――――――――――

QB「おやおや? マミはさやか達のことを疑い始めているようだね」

QB「さやかが良かれと思ってしたことが、思わぬ事態を招いてしまったようだ」

QB「マミは……いったいどんな判断をするんだろうか?」



1、マミ「美樹さん達を疑うなんてダメよ……信じなきゃ!」

2、マミ「もう美樹さん達は信用できないわ……これからは佐倉さんを頼りましょう」

3、マミ「そんなことより美樹さんとイチャイチャしましょう!」



QB「君の答えを番号で回答してね!」

QB「回答は先着9名! 万が一同数だったら先に回答があったほうを採用だよ!」

QB「それじゃあよろしく!」

――――――――――

228 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/08 08:01:13.96 9SiYvfgV0 144/260


――――――――――

QB「票数を数えるまでもなく……」

QB「うん、これどう見ても3だよね!」

QB「やっぱりマミはさやかとイチャイチャしたかったんだね!」

QB「…………えっち!」

QB「こほん、それじゃあまた次回まで……」

QB「バイバイ!」

――――――――――

231 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:13:59.26 s6SMIvh10 145/260


杏子「……マミ?」

マミ「…………」

杏子「ま、まあマミが怒るのも分かるけどさ、あんま気にすんなよ」

杏子「マミには……ほら、アタシがいるんだしさ……」

マミ「……ずるい」

杏子「えっ?」

マミ「鹿目さんも暁美さんもずるいわ! 私も美樹さんとイチャイチャしたい!」

杏子「ええっ!?」

マミ「うん、決めた! 私も美樹さんとイチャイチャするわ!」

マミ「美樹さ~ん♪」タッタッタ...

杏子「ちょ、ま、マミ!?」

232 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:15:08.68 s6SMIvh10 146/260


マミ「えいっ! だ~れだ?」

ムニュッ

さやか「おわっ?」

まどか「きゃっ!」

ほむら「あっ……」

マミ「ほらほら美樹さん? 私が誰だか当ててみて?」

ムニュムニュ

さやか「あ、当ててみてっていうか……当たってるよマミさん……」///

マミ「え? あ、きゃっ……!」パッ

マミ「……もうっ、美樹さんのえっち!」

さやか「あはは……」

さやか(ま、マミさんの……すっごく柔らかかった……)ドキドキ

233 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:17:04.59 s6SMIvh10 147/260


マミ「えっと、その……う、ウチに入りましょうか?」

さやか「そ、そーですね」

マミ「今日も美味しいケーキと紅茶をご馳走するわね」

まどか「わーい、楽しみです!」

テクテク...

杏子「…………」

ほむら「……あの、どうかしたんですか?」

杏子「ふんっ……なんでもねーよ」

ほむら「でも、そんな怖い顔して……」

杏子「生まれつきだよ、生まれつき」

ほむら「もしかして……あの、ヤキモチを妬いて……?」

杏子「なっ!? そ、そんなんじゃねーし!」

杏子「アタシは別にマミのことなんて何とも……!」

杏子「い、いいから行くぞ! アイツラに置いてかれちまう!」

タッタッタ...

ほむら「…………」

ほむら「巴さんのことだなんて一言も言ってないのに……」クスッ

234 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:20:34.28 s6SMIvh10 148/260


◇マミの家

マミ「はい、お茶が入ったわよ」

さやか「ありがとうございまーす」

マミ「それと、今日もケーキが買ってあるの。遠慮せずに食べてね」

まどか「いただきますマミさん!」

さやか「……あれ? あたしの分のフォークがないよ?」

ほむら「あ、本当だ……」

杏子「おいおい、ウッカリしてんなーマミ」

マミ「ふふ、いいのよ美樹さんの分はなくて」

さやか「えっ? どういう意味ソレ?」

マミ「美樹さんには……」

マミ「……わ、私が食べさせてあげるから……」///

さやか「!?」

235 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:27:21.71 s6SMIvh10 149/260


マミ「……はい、美樹さん。あーんして?」

さやか「え、ええー? は、恥ずかしいよそんなの」

マミ「いいからいいから。ほら、あーん」

さやか「あーん……」

パクッ

マミ「どう? 美味しい?」

さやか「うん、美味しいよ!」

さやか「えへへっ、マミさんに食べさせてもらうとスッゴく美味しく感じちゃうなあ」

マミ「うふふ……あら、美樹さん? ほっぺたにクリームがついてるわよ?」

さやか「えっ? 本当?」

マミ「取ってあげるわね……」

ペロッ

さやか「ひゃっ!?」

マミ「うふふ……甘ぁい……」///

さやか「も、もぉっ、マミさんてば!」///

236 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:28:15.35 s6SMIvh10 150/260


まどか「あはは、すっごく甘いねぇ」

ほむら「そ、そうですね……」

ほむら「でもこの甘さ、嫌いじゃないです……」

まどか「甘すぎて何だか頬がニヤけちゃうよねぇ」

ほむら「ふふ……はい、そうですね」

杏子「…………けっ!」

ほむら「…………」

237 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 21:29:51.23 s6SMIvh10 151/260


――――――――――

QB「『美樹さんのコッチのクリームもナメナメしたいわ』」

QB「マミはそう言うと、さやかの下着に手をかけた」

QB「『だ、ダメだよマミさん。そっちのクリームは甘くないよぉ』」

QB「口では抵抗しながらも、さやかの身体はこれから味わう快楽を待ち侘びている」

QB「『ふふふ、美樹さんのクリーム、絞り尽くしてあげるんだから』」

QB「そしてマミの手は、さやかの股間へを優しく摩り始めて……」

QB「……きゅっぷい!」

QB「と、まあそんな妄想は置いといて」

QB「二人がイチャイチャし始めたのを見て、ストーカーが次の行動に移るみたいだよ」

QB「それはいったいどんな行動なんだろう?」

QB「>>240と>>241、君達二人に聞いてみようかな?」

QB「その後、どっちが正しいのか多数決を取って決めてみようか!」

ストーカーの行動は

>>240

もしくは

>>241

※後ほど多数決をとります

QB「じゃあよろしく!」

――――――――――

240 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/05/18 21:47:07.25 He6NHyNAo 152/260

自棄を起こしてQBに襲いかかる

241 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/05/18 21:48:59.52 w9er5C160 153/260

さやか魔法で身長5センチの小人に

242 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/18 22:01:21.04 s6SMIvh10 154/260


――――――――――

QB「さやか魔法って……なんだよ?」

QB「まあよくわからないけどこの2つのどちらかにしようか!」


1、自棄を起こしてQBに襲いかかる

2、さやか魔法で身長5センチの小人に


QB「好きな方を選んでね!」

QB「投票は先着9名だよ! ……キュゥべえなだけに!」ドヤァ

QB「このネタ前にもやったけど!」

――――――――――

256 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/19 22:20:34.89 FBZT7wXm0 155/260


――――――――――

QB「さやか魔法で身長5センチの小人に……」

QB「に、決定だね!」

QB「小人化ネタなら『も○むすクエスト』で勉強したからまかせてよ!」

QB「それじゃあまた次回!」

QB「またね!」

――――――――――

257 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/05/20 20:58:08.74 b3Eg+hk20 156/260

ここからどうやったらスレタイの流れに戻るんだろうか。
というか戻す気はあるんだろうか。

264 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:41:22.52 nEeCWdok0 157/260


◇マミの家

ズズズ...

マミ(……っ!? 得体のしれない魔力を感じるわ!!)

マミ(この力、美樹さんに向けられてる!?)

マミ「逃げて美樹さん! 誰かが貴女を狙って――――!!」

さやか「えっ……きゃああ!?」

ボムボムッ!

まどか「ああっ! さやかちゃんが変な煙に包まれて!?」

ほむら「例えて言うならFF5でミニマムを使ったときみたいなエフェクトです!」

杏子「ちっ! なんだってんだ!?」

265 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:42:05.34 nEeCWdok0 158/260


マミ「美樹さん! 大丈夫美樹さん!?」

まどか「け、煙で良く見えないよぉ!」

マミ「くっ! これくらいの煙、私のリボンで吹き飛ばして……!」

ブワッ!

ほむら「煙が晴れて……あっ!?」

「げほげほ! もー、いったい何なのよぉ!」

マミ「み……美樹さん……?」

「え? あ……あれ? ま、マミさん、皆……?」



サヤカ「どーしてそんなにデッカくなってんの……?」

266 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:43:01.81 nEeCWdok0 159/260


杏子「どーいうことだよオイ……こいつ縮んでるじゃねーか!」

ほむら「み、美樹さんが……手の平サイズです!!」

サヤカ「な……なによコレ……!? 何がどーなってんのよぉ!!」ジタバタ!

まどか「さ、さやかちゃん! あんまり暴れないほうが……!」

マミ「服が脱げちゃってるわよ!」

サヤカ「えっ、あっ、きゃああ!! な、なんで!?」

ほむら「か、身体が縮んだから、服が脱げちゃったんですよ!」

サヤカ「い、イヤぁッ! 見ないでぇ!」

ほむら「ご、ごめんなさいっ!」

マミ「お、落ち着いて美樹さん!」

サヤカ「あぅぅ……もぉやだぁ!」

267 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:43:30.87 nEeCWdok0 160/260


…………。

マミ「……落ち着いた?」

サヤカ「はい……一応は」

QB(今、さやかは体長が5センチほどになってしまっているよ)

QB(服は脱げてしまったので、マミが持ってきたハンカチに包まってる)

QB(テーブルの上で座って、落ち着かなそうにキョロキョロしてるね)

マミ「身体が小さくなった以外におかしな所はある? 苦しかったり、痛みがあったりとかは?」

サヤカ「ないです」

杏子「なら一先ずは安心だな」

サヤカ「……まあそーだね」

まどか「でもスッゴくビックリしたよ……」

ほむら「いきなりでしたもんね、さっきの煙」

268 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:44:20.48 nEeCWdok0 161/260


サヤカ「いったいどーしてこんなことになったんだろ?」

ほむら「あの……さっき、巴さん何か言いかけてましたよね?」

サヤカ「あ、そーいえば……誰かがあたしを狙ってる、とか」

マミ「ええ……煙が起こる直前、怪しい魔力の流れを感じたの」

マミ「美樹さんに狙いをつけた魔力の流れを……ね」

サヤカ「え、じゃあ……」

マミ「……美樹さんが縮んでしまったのは、誰かに魔法をかけられたからよ」

まどか「そんな……!? いったい誰がそんなことを!?」

ほむら「ま、まさかストーカーがまた美樹さんを狙って!?」

サヤカ「っ!」ビクッ

269 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:47:50.15 nEeCWdok0 162/260


マミ「ストーカーかどうかは分からないけど……」

マミ「状況から言って、美樹さんに魔法をかけた犯人が何者なのかは……明らかよね」

まどか「えっ!? 分かるんですかマミさん!」

杏子「ど、どーしてだよ?!」

マミ「良く考えてみて?」

マミ「犯人は魔法を使って美樹さんの身体を小さくした……」

マミ「なら、その人物は間違いなく魔法少女だわ」

マミ「そしてこの場に居る魔法少女は3人」

マミ「私と、美樹さんと……」

マミ「……佐倉さん、貴女だわ」

杏子「……!!」

まどか「あ……じゃあ、まさか……!」

マミ「ええ、そうよ……これはつまり」





マミ「私たち以外の魔法少女が現れて、影からコッソリと魔法をかけたに違いないわ!」

270 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:48:50.50 nEeCWdok0 163/260


杏子「な、なんだってー!?」

サヤカ「なるほど! さっすがマミさん、名推理だね!」

まどか「マミさん達以外の、『4人目の魔法少女』……これは盲点だったね!」

ほむら「え……あ、あの……ほ、本当にそんな人がいるんでしょうか?」

マミ「状況から言って間違いないわね」

杏子「そ、そーだな! 4人目の魔法少女が犯人に違いないぞ!」

ほむら「で、でも……美樹さんが魔法をかけられたとき、姿も見えなかったのに」

マミ「きっと姿を消す能力を持っているんだわ」

マミ「例えば幻惑魔法とか」

杏子「いやぁ成る程なー! やっぱマミは凄いや!」

マミ「ふふ、褒めても何も出ないわよ?」

ほむら「うーん……?」

271 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:50:46.70 nEeCWdok0 164/260


まどか「とにかく、謎の魔法少女がさやかちゃんに魔法をかけたのは間違いなさそうだね!」

マミ「ええ。私を付け狙っているストーカーとの関係はまだ断言できないけれど」

マミ「私の予想では、きっと同一人物だと思うわ」

まどか「そういえばストーカーは、ブログで自分のコト魔法少女だって書いてましたもんね」

サヤカ「やっぱ今回の件もソイツの仕業ってコト……?」

杏子「うん、真相に近づいている気がするな! 早速犯人を探しにいこうぜ!」

マミ「待って、まずは美樹さんの身体を元通りにしてあげないといけないと」

マミ「こんな身体にされたままじゃ、色々と不安でしょうし……」

サヤカ「マミさん……ありがとう!」

272 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:51:48.20 nEeCWdok0 165/260


マミ(……とはいえ、これからどうしましょうか)

マミ(美樹さんを元に戻してあげるには……)

マミ(やっぱり魔法をかけた張本人から話を聞くのが一番かしら)

マミ(それとも、私が魔法で色々試してみる……?)

マミ(でも失敗したらどうなるか分からないし……)

マミ(うーん……)

273 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 18:52:37.76 nEeCWdok0 166/260


――――――――――

QB「マミの華麗な推理で真相に一歩近づいたようなそうでないような!」

QB「さて……マミは一先ず、さやかを助けてあげようとしているみたいだね」

QB「いったいどうなるのかな……おや?」

QB「た、大変だ! またストーカーからメールが来たよ!」

QB「なになに? 内容は……」



ストーカー「魔法を解いて欲しければ、マミさんが>>275に>>277してください」



QB「なんて恐ろしい要求なんだ!」

QB「ああ、マミ達の運命や如何に!?」

――――――――――

275 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/05/26 19:12:22.72 KQaiZPlhP 167/260

ほむらに

277 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/05/26 19:15:01.02 TS09wH6Po 168/260

キス

282 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/05/26 21:25:29.53 nEeCWdok0 169/260


――――――――――

QB「マミがほむらにキスをする……!?」

QB「ストーカーはなんでそんな指示を?」

QB「いったい何が狙いなんだろう!?」

QB「わけがわからないけど……」

QB「……別にここからマミさやに戻してしまっても構わんのだろう?」

QB「と、いうわけで次回へ続く!」

QB「またね!」

――――――――――

286 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:28:49.25 VtfiUh0B0 170/260


~マミの家~

マミ「さて、それじゃあめそ」

♪~♪~♪

マミ「!!」

サヤカ「電話……!?」

ほむら「巴さん、まさか……!」

マミ「……」ピッ

マミ「……ええ、そのまさかみたいよ」

マミ「ストーカーからメールが来たわ」

287 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:29:15.61 VtfiUh0B0 171/260


杏子「……どんな内容なんだ?」

マミ「待って、いま確認するわ。メールの文章は……」

マミ「……『魔法を解いて欲しければ、マミさんがほむらにキスしてください』……?」

サヤカ「え? ほむらって……」

ほむら「わ、私のこと……!?」

まどか「そんな! どうしてストーカーがほむらちゃんの名前を知って!?」

杏子「それに、魔法を解いてほしければキスしろって……!?」

マミ「……やっぱり美樹さんに魔法をかけた人物とストーカーは同一犯だったのね……」

288 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:30:43.54 VtfiUh0B0 172/260


ほむら「ど、どうして……なんで私の名前が……?」

杏子「……別に知ってたって不思議じゃねーだろ」

サヤカ「えっ? どーいうことよ?」

杏子「ストーカーの奴はアタシ達に気付かれずに魔法をかけられるほどの手練れなんだろ?」

杏子「だったらアタシ達のこの会話を盗み聞きしててもおかしくはない……」

ほむら「……!!」

まどか「そっか、そうやって名前を知ったんだ……!」

289 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:31:19.18 VtfiUh0B0 173/260


マミ「じゃあ今度は……暁美さんまでストーカーに目をつけられてしまったと言うの……?」

ほむら「ひっ……」ビクッ

まどか「ほむらちゃん……」

サヤカ「だ、大丈夫だよほむら!」

サヤカ「あんたがストーカーに狙われたって、あたしとマミさんが守るからさ!」

マミ「そうね。その点は安心してちょうだい? 暁美さんのことは必ず守るわ」

ほむら「は、はい……ありがとうございます……」

290 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:32:34.82 VtfiUh0B0 174/260


杏子「――――んなことはどーでもいいんだよ!」

ほむら「きゃっ……!?」

マミ「佐倉さん? どうしたの急に……」

杏子「どうしたもこうしたもあるか!」

杏子「ソイツのことより、問題はストーカーの奴が出してきた条件だろ!」

サヤカ「マミさんがほむらに……ってやつ?」

杏子「そーさ! アタシは反対だぞこんなの!」

杏子「き、キスだなんて……馬鹿馬鹿しい!」

まどか「でも、そうしないとさやかちゃんが」

杏子「言う通りにしたって、約束を守るかどうかもわかんないじゃんか!」

マミ「それは……そうかもしれないけど」

291 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:33:31.64 VtfiUh0B0 175/260


サヤカ「……あー、うん」

サヤカ「あたしもやっぱり反対かなー」

サヤカ「その……二人がキスするって話」

まどか「えっ……? な、なんで?」

マミ「反対って……美樹さんを元に戻すためなのよ?」

サヤカ「う、えっと、それはわかってるんだけど……」

サヤカ「ほ、ほら……マミさんに……じゃなくて、二人に無理矢理そんなことさせるなんて何か嫌だし!」

サヤカ「あたしなんかのために大事なファーストキス使っちゃうなんてダメでしょ!」

マミ「ふぁ、ファースト……」///

ほむら「キス……」///

292 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:35:55.58 VtfiUh0B0 176/260


サヤカ「だからさ、ほら! 別の方法を考えよーよ! ねっ!」

マミ「う、うーん……でも……」

ほむら「……私は……」

サヤカ「ん?」



ほむら「私は、巴さんとキスするの……嫌じゃないですよ……?」



マミ「えっ……?」

サヤカ「っ……!?」

杏子「なん、だと……?」

293 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:38:13.24 VtfiUh0B0 177/260


サヤカ「ちょ、何バカなこと言ってんのよあんた!」

ほむら「だって……女の子同士のキスなんて、『キスごっこ』みたいなものですし……」

ほむら「き、気にする必要なんてないと……思います」

マミ「そ、そうよね……確かにそうだわ。変に意識しなければいいだけのことよね」

ほむら「は、はい」

杏子「くっ……で、でも!」

サヤカ「い、いや……う~ん」

ほむら「美樹さんのためですし……私、平気です」

マミ「暁美さん……」

294 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:39:05.30 VtfiUh0B0 178/260


マミ「えと、じゃあ……細かいことは考えないで、早く済ませちゃいましょうか?」

サヤカ「っ!!」

マミ「……それでいいのよね、暁美さん?」

ほむら「はい……でも、あの……」

ほむら「優しく、してくださいね……?」

マミ「え、ええ……」///

ほむら「じゃあ……お願い、します……」

マミ「……わかったわ」

マミ「ん……」

サヤカ「あっ……ああ!」

295 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:40:22.40 VtfiUh0B0 179/260


サヤカ(こ、このままじゃマミさんがキスしちゃうよ……!)

サヤカ(ダメだよそんなの、絶対ダメ!)

サヤカ(なんでか分からないけど、マミさんがキスしてるとこなんて見たくない!)

サヤカ(こーなったら!)

296 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/07 22:41:44.13 VtfiUh0B0 180/260


――――――――――

QB「ほみマミもアリかも……」

QB「い、いやダメだ! そんなの宇宙に対する反逆だよ!」

QB「そんなわけでさやかは宇宙の平和を守るため、行動に移るよ!」

QB「さやかが取る行動は次のうちどれかな?」



1、サヤカ「思いっ切り蹴り飛ばしてでもマミさんを止めてやる!」

2、サヤカ「今回のストーカーの行動は不自然すぎるよ! その点をついてマミさんを説得しよう!」

3、サヤカ「今のうちにマミさんのパンツの中に潜り込もう」



QB「回答は先着9名だよ!」

QB「それじゃあよろしくね!」

――――――――――

307 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 08:01:24.32 Arb/HA9N0 181/260


――――――――――

QB「ほみマミってなんだよ……」

QB「ほみって誰だよ……」

QB「という恥ずかしいタイプミスはさておき」

QB「さやかのとった行動、それは3番だ!」

QB「圧死エンド確定だね!」

QB「それじゃあまた次回!」

QB「またね!」

――――――――――

308 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:37:53.73 Arb/HA9N0 182/260


サヤカ「マミさんマミさんうわああああん!」

ぴょーん

マミ「きゃっ!? な、なに!?」

QB「ああっと! 美樹さやか選手、マミのフトモモに飛び付いたぁ!」

まどか「何やってるの、さやかちゃん!?」

サヤカ「マミさんがキスするなんて嫌だ! 力ずくでも止めてやるっ!」

よじよじ

マミ「ちょ、く、くすぐったいわっ……やめて!!」

QB「美樹選手、マミのフトモモをよじ登って行きます!」

QB「ちなみに美樹選手は現在全裸、全裸です!」

サヤカ「よいしょ、よいしょ」

QB「おおっと、スカートの中に突入だぁ!」

マミ「ひゃっ……!? だ、だめ! やめなさい美樹さん!!」

杏子「コイツ! ふざけた真似しやがって……叩き潰してやる!!」

まどか「や、やめてぇっ!!」

309 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:38:46.74 Arb/HA9N0 183/260


マミ「ば、馬鹿なことしてないで出てきなさい!」

サヤカ「嫌だ! このままパンツの中まで入ってやる!」

マミ「パッ……!?」

さやか「てりゃあああ!」

ズボッ

マミ「ひぃっ!? な、中はダメぇっ!!」

ほむら「あ、あわわ……」

まどか「ど、どうしよう……」

杏子「くっ……!」

杏子「マミ、パンツ脱げ! アタシがそいつを引っぺがしてやる!」

マミ「出来るわけないでしょそんなこと!! ……ひゃああっ!?」

310 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:39:32.17 Arb/HA9N0 184/260


サヤカ「おお、ここがマミパンの世界か……」

サヤカ「この温もり、この香り、そして……」

マミ「か、香りって……変なこと言わないでっ!」

モミモミ

マミ「あんっ!!」

サヤカ「うっひょう! このお尻の軟らかさ!」

サヤカ「いくら揉んでも飽きませんなあ!」

モミモミ

マミ「あっ、んっ、やめっ……!」

サヤカ「極上の桃尻ベッドに、極上のマミパン布団……正しくここが天国なんだね!」

311 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:40:26.38 Arb/HA9N0 185/260


サヤカ「でもあたしは更なる理想郷を目指すよ!」

サヤカ「右尻と左尻の間……すなわち、尻サンドイッチを味わうんだ!」

マミ「!?」

サヤカ「いっくぞー!」

モゾモゾ

マミ「そんな、もう動かないで……んぁっ!!」

マミ(み、美樹さん、どうしちゃったの!?)

マミ(早くやめさせないと、このままじゃ私……!)

マミ(でも下手に動いたら美樹さんを潰しちゃうわ!)

マミ(ど、どうしよう……!)

312 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:42:05.50 Arb/HA9N0 186/260


ほむら「美樹さんが変態さんに……」

まどか「さやかちゃんもうやめて! マミさんが嫌がってるよ!」

杏子「クソッ! なんて羨ましいんだ!」

マミ「美樹さっ……お願いだから、出てきてよぉ!!」

サヤカ「ヤダ!」

モゾモゾマミマミ

マミ「あっ……ひっ!!」

サヤカ「おー、ここがマミさんの出口……」

まどか「で、出口ってつまり……」

ほむら「お尻の……穴……?」///

マミ「やっ……いやぁっ!」///

313 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:43:13.01 Arb/HA9N0 187/260


サヤカ「おーし、ちょっと弄ってみちゃおっかなー」

ツンツン!

マミ「んっ……!! あ、だ、ダメっ……!」

サヤカ「ヒクヒクしてる……あはは、なんかイソギンチャクみたい!」

ツンツン! ツンツン!

マミ「んっ……そ、そこやめてっ……敏感なのぉ!」

まどか「マミさん……」///

杏子「や、やめろよ……なにやってんだよ……」///

ジワッ...

さやか「あれ? なんだかムシムシしてきたぞ?」

さやか「あ、パンツがしっとりしてきてるんだ!」

マミ「い……いやぁっ……言わないで……!」///

ほむら「しっとりって……まさかおもらし……?」

さやか「いやいやこの臭いは違うでしょ」

マミ「あ……ううう……!!」

314 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:44:04.37 Arb/HA9N0 188/260


サヤカ「ふふ、うれしいなあ。あたしでキモチ良くなってくれてるんですね」

マミ「ち、違っ……!」

サヤカ「もっともっと弄ってあげますね、マミさん」

ツツツ...

マミ「ひゃん!?」

サヤカ「どう? お尻の穴に沿って撫でられるの」

ツツツ...

マミ「あっ……ひっ……んはあ……!」

マミ「美樹さんやめてっ……わ、私……もうっ……!」

サヤカ「いいんだよマミさん、我慢しなくても……」

ほむら「と、巴さん苦しそうです!」

杏子「いや、あれは……苦しんでるんじゃなくて……!」///

まどか「マミさん、えっちだよぉ……!」

マミ「あ……ひああっ……もう……ダメぇっ……!!」

315 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:45:30.75 Arb/HA9N0 189/260


………………

…………

……

マミ「……それで、どうしてあんなことしたの?」

サヤカ「え、えーと」

まどか「親友の私もさすがにドン引きだよさやかちゃん……」

ほむら「…………」

杏子「なあ、串刺しと八つ裂きだったらどっちがいい?」

サヤカ「ごめんなさい……どっちもヤです……」

マミ「……ちゃんと納得出来る理由が説明できるなら許してあげないこともないわ」

マミ「でも、くだらない理由だったら……」

サヤカ「ううっ」

316 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:46:20.72 Arb/HA9N0 190/260


サヤカ(ど、どーしよ。マミさんお冠だよ)

サヤカ(あたしってば何であんな馬鹿なコトしちゃったんだろ……)

サヤカ(いい感じに言い訳しないと最悪の場合命にかかわりそうだよ……)

サヤカ(なんて説明しよう……)

317 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/08 22:48:31.24 Arb/HA9N0 191/260


――――――――――

QB「こうしてマミのパンツは台なしになりました」

QB「それはさておき、マミはお怒りのご様子だよ」

QB「上手く言い訳しないと、さやかはピンチになるかも知れないね」

QB「さて、どうやって言い訳するつもりなんだろう?」



1、サヤカ「大好きなマミさんが誰かとキスするなんて堪えられなかったんです!」

2、サヤカ「あたしは悪くない! 魔法で操られてたんだ!」

3、サヤカ「隙をついてオッパイにダイブしよう」



QB「たまには変な安価方法をとってみようか」

QB「今回は『6月9日0時0分に1番近いレス』の回答を採用するよ!」

QB「ちなみに一応言っておくと、連投は無効だよ?」

QB「それじゃあ、よろしく!」

――――――――――

318 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/08 23:59:54.70 JvZH9a5Eo 192/260

3

319 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/09 00:00:00.11 IQgf8fmB0 193/260

3で

321 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/09 01:20:10.92 44UaKRkn0 194/260

――――――――――

QB「3、それが世界の選択なんだね」

QB「自ら死地へ赴くのか、美樹さやか……」

QB「それじゃあ次回、さやか死亡エンドへ続くよ!」

QB「またね!」

――――――――――

322 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/09 01:39:35.63 H2x/D8SjP 195/260

さやか「我が人生に一片の悔いなし」

323 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/09 15:28:36.61 p1kLSO0O0 196/260

ちょっと目を離した隙におまえら…
さやかちゃん生きろ

328 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:54:44.99 RGG3J8YF0 197/260


サヤカ「マミさんマミさんうわああああん!」

ぴょーん

マミ「きゃっ!? な、なに!?」

QB「ああっと! 美樹さやか選手、マミのオッパイに飛び付いたぁ!」

まどか「何やってるの、さやかちゃん!?」

サヤカ「マミさんがキスするなんて嫌だ! 力ずくでも止めてやるっ!」

よじよじ

マミ「ちょ、く、くすぐったいわっ……やめて!!」

QB「美樹選手、マミのオッパイをよじ登って行きます!」

QB「ちなみに美樹選手は現在全裸、全裸です!」

サヤカ「よいしょ、よいしょ」

QB「おおっと、服の中に突入だぁ!」

マミ「ひゃっ……!? だ、だめ! やめなさい美樹さん!!」

杏子「コイツ! ふざけた真似しやがって……叩き潰してやる!!」

まどか「や、やめてぇっ!!」

329 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:55:21.41 RGG3J8YF0 198/260


…………。

マミ「……ねぇ、どうしてまた同じことした訳?」

サヤカ「すみません……」

杏子「マミの、お、オッパイにダイブするなんて……許せねぇ!」

まどか「親友の私も絶交を考えるレベルだよさやかちゃん……」

サヤカ「その……何て言うか、頭より先に身体が動いたって言いますか……」

マミ「はあ……美樹さんには失望したわ」

マミ「こんなことするコだなんて思わなかった……」

サヤカ「うう……ごめんなさい……」

サヤカ「で、でも、自分でも何でこんなことしたのか良く分からなくて……」

杏子「ふんっ! 下手な言い訳だな!」

杏子「なあマミ! もうこんなヤツ追い出したほうが良いって!」

ほむら「…………」

330 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:56:12.76 RGG3J8YF0 199/260


ほむら「あの……ちょっと良いですか?」

マミ「?」

まどか「どうかしたの、ほむらちゃん?」

ほむら「はい……私、思ったんですけど」

ほむら「いくらなんでも美樹さんの行動は変すぎませんか?」

ほむら「もしかしたら誰かに操られているのかも……」

ほむら「例えば相手を惑わす……幻惑の魔法とかで」

杏子「!?」

331 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:56:58.97 RGG3J8YF0 200/260


マミ「幻惑の……魔法?」

ほむら「は、はい。何となくそんな気がしただけですけど……」

杏子「な、何言ってやがんだよ。んなわけあるか!」

サヤカ「言われてみると……なんかあたし、誰かに操られてたよーな気がする」

まどか「本当なの、さやかちゃん?」

杏子「嘘言ってんじゃねーよ! そうやってごまかす気だな!」

サヤカ「ウソなんかじゃないって! ……確かに言い訳みたいだけどさ……」

サヤカ「でも良く思い出してみると思い当たることがあるんだよ!」

サヤカ「あたしがマミさんに変なコトする直前……変な声が聞こえたんだ」

サヤカ「マミさんのパンツに潜り込もう、とか。マミさんのオッパイにダイブしよう、とか!」

杏子「んなっ……」

332 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:57:31.29 RGG3J8YF0 201/260


マミ「本当なの?」

サヤカ「うん、ホントだよ」

マミ「……なら、美樹さんが魔法で操られていたという可能性も無視できないわね」

マミ「佐倉さんはどう思う? 確か貴女も幻惑の魔法を得意としていたわよね」

杏子「うっ! あ、ああ」

杏子「で、でも! そんな魔法が使われた気配は感じなかったぜ!」

杏子「やっぱソイツがウソついてるだけだって!」

サヤカ「そ、そんなことない!」

マミ「…………」

333 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:58:15.89 RGG3J8YF0 202/260


マミ(確かに暁美さんが言う通り、美樹さんの行動はおかしかった)

マミ(それに、ストーカーはかなりの魔法の使い手みたいだし……)

マミ(美樹さんが操られていることも十分に有り得るわ)

マミ(でも佐倉さんが言うには、そんな気配はなかったみたいだし)

マミ(美樹さんが言い訳しているだけの可能性もあるかしら……)

マミ(うーん……)

334 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/12 23:59:09.54 RGG3J8YF0 203/260


――――――――――

QB「おや、どうやらさやかは処刑を免れたみたいだね!」

QB「『美樹さんは操られていたからあんな行動をとってしまったのかもしれない』」

QB「と、いうふうにマミは考え始めているよ」

QB「でもマミはまだ完全にはさやかのことを信じてないみたいだ」

QB「さてさて、マミの結論は……」



1、マミ「美樹さんの言うことを信じましょう!」

2、マミ「佐倉さんの意見を支持しましょう」

3、マミ「それはそれとして美樹さんにはお仕置きが必要よね♪」



QB「マミの出した結論はどれかな?」

QB「今回は【最初に3票投票された選択肢】を採用するよ!」

QB「それじゃあみんな、投票のほうをよろしく!」

――――――――――

345 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/14 01:44:55.15 5+JQOYCT0 204/260


――――――――――

QB「はい、そんなわけでマミは問題を先送りしてお仕置きを優先したよ!」

QB「でもそれってどんなお仕置きかな?」

QB「ちょっとみんなでお仕置きのフルコースを考えてみておくれよ!」


マミさんのドキドキお仕置きフルコース

>>346-348


QB「それじゃあ回答のほうをよろしく!」

――――――――――

346 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/14 01:52:11.99 kxoSVpqgo 205/260

キスの雨

347 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/14 01:55:08.56 VrVPsWMTo 206/260

顔におっぱいを押し付けて窒息させる

348 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/14 03:04:42.95 qfcXjU33o 207/260

それを二人っきりの空間でする

351 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:28:27.01 gOX8j3Le0 208/260


マミ「……ねぇ皆、少し美樹さんと二人きりにさせてくれる?」

サヤカ「え……?」

マミ「二人できちんと話し合いたいのよ。いいかしら?」

まどか「そういうことなら……」

ほむら「私は構いませんけど……」

杏子「アタシは反対だぞマミ! またソイツが変なコトするかも知れないじゃんか!」

マミ「その時はその時よ。今はとにかく美樹さんの話を聞きたいの」

マミ「だから……ね?」

杏子「……わかったよ。マミがそこまで言うなら……」

マミ「ありがとう。それじゃあ美樹さん、隣の部屋に行きましょう」

マミ「ほら、私の手に乗って?」

サヤカ「は、はい」

352 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:28:56.27 gOX8j3Le0 209/260


◇隣の部屋

サヤカ「マミさんは……やっぱりあたしのコト疑ってるんだよね?」

サヤカ「でもホントなんだよ! あたしは誰かに操られて……!」

マミ「……それが事実であっても、美樹さんが私にしたことは変わらないわ」

サヤカ「……ご、ごめんなさい……」

マミ「だからね? まずは真実を確かめるよりも先に……」

マミ「美樹さんにオシオキをしてあげようと思うの♪」

サヤカ「えっ……?」

353 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:29:26.67 gOX8j3Le0 210/260


サヤカ「あ、あはは。オシオキって……冗談だよね?」

マミ「うふふ。私は本気よ?」

サヤカ「そ、そんな……!?」

マミ「さあて、オシオキの内容はどうしようかしら?」

マミ「美樹さんは今、文字通り私の手の平の上にいるわけだけど……」

マミ「ねえ、どんなオシオキがお望み?」

サヤカ「……い、痛いのはやめてほしいなあ……なんて……」

マミ「ふふ、分かったわ。それじゃあ……」

ちゅっ♪

サヤカ「きゃ!?」

マミ「全身キスまみれの刑で許してあげる♪」

354 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:30:01.67 gOX8j3Le0 211/260


マミ「まずはほっぺから……ちゅっ♪」

サヤカ「ひゃあっ?! や、やめっ……!?」

マミ「あら、抵抗するのね? ……でもダーメ♪」

マミ「そのちっちゃなお手々もしゃぶってあげちゃうわ♪」

パクッ!

サヤカ「ひゃああ!?」

サヤカ「や、た、食べないでぇ!!」

マミ「ちゅっ……らいひょうぶよ、ぺろぺろするだけだかりゃ」モグモグ

サヤカ「あっ……ひっ!」

355 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:30:53.52 gOX8j3Le0 212/260


サヤカ「ううっ……腕がマミさんの唾液で生暖かいよぉ……」

マミ「うふふ……次はそのいやらしいオッパイにキスしちゃおうかしら」

サヤカ「っ!? い、いやらしいって……!」

マミ「ちゅ~♪」

サヤカ「ひゃんっ!!」

マミ「んふっ……美樹さんのプチ乳首、良い舌触りだわぁ」ペロペロ

サヤカ「あひっ!? そ、そこ舐めちゃダメぇ!!」

356 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:31:24.17 gOX8j3Le0 213/260


サヤカ「はぁはぁ……」

マミ「ぐったりした美樹さんも可愛いわ♪」

マミ「さーて、次はどこにキスしようかしら」

サヤカ「ま、まだ何かするの……?」

マミ「当たり前でしょ? 全身キスまみれの刑なんだから、まだまだキスしないと」

サヤカ「そ、そんなぁ……」

マミ「そうだわ、今度は美樹さんの女の子の部分にキスしてあげる」

サヤカ「女の子の……そ、それって」

マミ「そうよ、美樹さんの……大事なトコ」

サヤカ「や、やだッ!! やめてよマミさん!!」

マミ「ダーメ、これはオシオキなんだもの」

マミ「じゃあ行くわよ~♪」

サヤカ「あ……ああ……!!」

357 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:32:03.73 gOX8j3Le0 214/260





















QB「以下、マミの濃厚なキスシーンを読みたければ僕と契約して魔法少女になってよ」

358 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:32:43.74 gOX8j3Le0 215/260


サヤカ「あぅぅ……」

マミ「全身が唾液でぐっしょりね、美樹さん」

マミ「あ、唾液以外のものも混じってるかしら? うふふっ♪」

サヤカ「ま、マミさんっ……なんで……こんな……」

マミ「言ったでしょ、これはオシオキだって」

マミ「あ、でも裸で唾液まみれだと美樹さんが風邪をひいちゃうわね……」

マミ「そうだわ! 私のオッパイで温めてあげるわね!」

サヤカ「お、おっぱ……むぐぅ!?」

ぼいーん

マミ「ほらほらどう? あったかい?」

サヤカ「んぐ、むふぅー!?」

359 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:34:02.57 gOX8j3Le0 216/260


サヤカ(い、息できなっ……!)

サヤカ(苦しいっ、このままじゃ死んじゃう!)

サヤカ(で、でもマミさんのオッパイ……柔らかくて……やらしくて……)

サヤカ(頭がクラクラするよぉ……!)

360 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 18:35:48.44 gOX8j3Le0 217/260


――――――――――

QB「マミのオシオキを受け、さやかは陥落寸前だよ!」

QB「最悪の場合、命にかかわるレベルだよ!」

QB「さてさて、さやかはこのあとどうするんだろう?」

QB「次の中からさやかの行動を選んでね!」



1、サヤカ「こんなの絶対おかしいよ! きっとマミさんも操られてるんだ、何とかしなきゃ!」

2、サヤカ「マミさんがこんなヘンタイだったなんて……もう逃げ出すしかない!」

3、サヤカ「あたしはマミさんのおっぱい奴隷になるよ」



QB「投票は合計9票になった時点で締め切るよ」

QB「それじゃあよろしく!」

――――――――――

372 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/16 23:10:45.18 gOX8j3Le0 218/260


――――――――――

QB「1に決定だね!」

QB「これでまた3になってたら話が進まなくて困るところだったよ!」

QB「でも1になったおかげで、次回は犯人の正体に近づけるかも知れないね」

QB「いったいストーカー犯はどんな人物なんだろう……」

ゆま「ゆま知ってるよ! 実はもう犯人がわかるショーコは出てきてるってこと!」

QB「な、なんだってー」

QB「そんなわけで次回へ続くよ!」

QB「またね!」

――――――――――

377 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:41:30.58 Xq6z2rf10 219/260


サヤカ「マミさんっ……目を醒ましてぇ!」

ガブッ

マミ「痛っ!? ちょっ、美樹さん何を!?」

サヤカ「えいっ! ていっ!」

ゲシッ! ゲシッ!

マミ「痛っ! 痛いわ美樹さん止めて!」

サヤカ「マミさんがっ! 目を醒ますまでっ! 殴るのをやめない!」

ポカポカッ!

マミ「止めてっ! 止めてってばぁ!」

378 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:42:23.86 Xq6z2rf10 220/260


…………。

マミ「うう……胸がヒリヒリする……」

サヤカ「ご、ごめんなさいマミさん……」

マミ「……でもおかげで正気に戻れたわ。ありがとう」

マミ「わ、私ったら……操られていたとは言えなんてことを……」///

サヤカ「やっぱりマミさんも操られていたんだね」

マミ「ええ……そうみたい」

マミ「頭の中に妙な声が届いて身体が勝手に動いてしまったの」

マミ「多分、美樹さんと同じよ」

379 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:43:56.71 Xq6z2rf10 221/260


サヤカ「これもストーカーの仕業なのかな……?」

マミ「それにしては……何て言うか方向性が変な気がするわね」

サヤカ「方向性?」

マミ「だってそうでしょう?」

マミ「ストーカーは私と美樹さんが……その、付き合っているのを見て腹を立てているみたいだった」

マミ「なのに私たちにあんな……え、えっちなことさせるなんて、矛盾してると思わない?」

サヤカ「それをきっかけに仲たがいさせようとしてたとか?」

マミ「それならもっと直接的に喧嘩させたほうが早いじゃない」

サヤカ「なるほど確かに……」

マミ「何か……裏がありそうね」

380 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:44:36.67 Xq6z2rf10 222/260


◇隣の部屋

マミ「お待たせ、みんな」

サヤカ「おーっす」

まどか「話し合いは終わったの?」

杏子「んで? 結局ソイツをどーするんだ?」

マミ「別にどうもしないわ」

杏子「なんだって!?」

杏子「マミにあんなに酷いコトしたのに、お咎めナシだってのか!?」

マミ「ええ、そうよ」

杏子「んな馬鹿な……お人よしにも程があるぜマミ!」

杏子「ここは厳しくオシオキをしてやらなきゃダメだろ!」

マミ「い、いいのよ、オシオキなんて」

サヤカ「……もう充分オシオキされちゃったしね」

まどか「え?」

サヤカ「あ、あーいや、何でもない!」

381 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:46:45.47 Xq6z2rf10 223/260


杏子「ったく! アンタの甘さにはウンザリだぜマミ!」ダンッ!

マミ「ちょっと、どこへ行くの佐倉さん?」

杏子「……外の空気吸ってくるだけだよ!」

...バタンッ!

マミ「あ……」

まどか「……行っちゃいましたね」

サヤカ「もー! 何なのよあいつ! 完全にあたしを悪者扱いしちゃってさ!」

まどか「えと……さやかちゃんは操られてただけだから、悪くないんだよね?」

サヤカ「そーだよ! ……まあ確かにマミさんに……え、えっちなコトしちゃったけどさ……」

382 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:48:07.85 Xq6z2rf10 224/260


マミ「……あら? ところで暁美さんは?」

まどか「あ、ほむらちゃんならおトイレに行ってますよ」

マミ「そう。なら良いんだけど……」



「――――きゃああああっ!!」

ガシャーン!!!



サヤカ「おわっ!? な、何だ!?」

マミ「ガラスの割れる音……!?」

まどか「それに、ほむらちゃんの悲鳴!?」

マミ「っ!」ダッ!

383 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:48:45.75 Xq6z2rf10 225/260


◇トイレ

マミ「こ、これは……!?」

サヤカ「ドアが壊されてる……それに、床におちてるのって!」

まどか「ほむらちゃんの眼鏡!?」

サヤカ「そ、そのほむらはドコ行ったのよ!?」

マミ「まさか……さらわれた!?」

まどか「そ、そんな!?」

♪~♪~♪

マミ「っ! メール……!?」

384 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/22 19:49:56.04 Xq6z2rf10 226/260


――――――――――

QB「大変だ! ほむらがさらわれちゃったみたいだよ!」

QB「どうやらストーカー犯の仕業みたいだ。マミの携帯にメールも入ったよっ!」

QB「その内容は……!」



ストーカー『マミさんが言うことを聞いてくれないので実力行使に出ます』

ストーカー『>>286すれば、ほむらは解放します』

ストーカー『従わなければほむらに>>289します』



QB「なんてこったい!」

――――――――――

387 : 1 ◆emEL/ExNxo[] - 2012/06/22 19:56:43.55 Xq6z2rf10 227/260


――――――――――

QB「なんてこったい」

QB「再安価するよ!」



ストーカー『マミさんが言うことを聞いてくれないので実力行使に出ます』

ストーカー『>>389すれば、ほむらは解放します』

ストーカー『従わなければほむらに>>392します』


――――――――――

399 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/23 18:42:58.59 eV2cSzAM0 228/260


――――――――――

QB「>>389、>>392に決定! と言おうと思ったら……」

QB「おや……よく見たら連投だね」

QB「ごめんね、連投は無効ってもう決めちゃってあったから、安価下にさせてもらうよ」

QB「そんなわけでストーカーからの文面は」



ストーカー『マミさんが言うことを聞いてくれないので実力行使に出ます』

ストーカー『アタシの話を聞いてくれれば、ほむらは解放します』

ストーカー『従わなければほむらに絞首刑します』



QB「に、決定だよ!」

QB「次回、いよいよストーカーと対面!?」

QB「それじゃあまたね!」

――――――――――

402 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:32:40.99 +3i8buXa0 229/260


マミ「こ、これは……!」



ストーカー『マミさんが言うことを聞いてくれないので実力行使に出ます』

ストーカー『アタシの話を聞いてくれれば、ほむらは解放します』

ストーカー『従わなければほむらに絞首刑します』



まどか「ま、マミさんが言うことを聞かなかったら……絞首刑!?」

サヤカ「そんな!? ほむらを殺すっていうの!?」

マミ「くっ……! そんなことさせるもんですか!」

♪~♪~♪~

マミ「電話! ストーカーからだわ!」

ピッ!


403 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:33:23.32 +3i8buXa0 230/260


『へへっ……こんばんはマミさん。話、聞いてくれる気になった?』

マミ「貴女……ストーカーね!? 暁美さんをどうしたの!?」

『あのさ、アタシ、マミさんにいっぱい話を聞いてもらいたいんだ』

『アタシがどれだけマミさんを好きで、マミさんのために何をしてきたのか……』

マミ「暁美さんはどうしたのか聞いてるのよ! 無事なんでしょうね!?」

『……アタシの話を聞いてくれないなら今すぐに処刑するよ』

マミ「っ!!」

『あはっ、そーさ。そーやって黙って聞いてくれるなら、アタシは何もしないよ』

404 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:34:03.47 +3i8buXa0 231/260


『アタシはさ、ずっとマミさんが好きだったんだ』

マミ(声は……女の子の声だわ)

『直接会えなくたっていい。電話で声を聴くだけでも満足だった』

マミ(なんだかどこかで聴いたことがあるような……)

『それなのに……それなのにアイツがマミさんの側に現れた!』

マミ(この声……まさか……?)

『許せなかった……あの男が! アタシからマミさんを奪ったアイツが!』

『だからアタシは色んなコトしたよ。アイツを魔女に襲わせたり、魔法で操ったり……』

『まあアイツが男じゃなくて、女だったのは意外だったけど……そんなこと関係ない』

『マミさんの心を取り戻すために、アタシは何だってやる覚悟だった』

405 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:34:57.01 +3i8buXa0 232/260


『……でも、さ』

『アタシが何をしても、マミさんはアイツの側にいた』

『マミさんはアイツを見捨てなかった。アイツを嫌わなかった』

『アタシの方を……振り向いてくれなかった』

『それで……分かっちゃったんだよ』

マミ「……分かった、って……何を?」

『……マミさんはさ、アイツのコト好きなんだろ?』

マミ「なっ……何を言って!?」

『隠さなくたっていいさ。もう分かってるんだから』

『……うん……だから…だからさ』

『アタシはもう、マミさんのことを諦めようと思うんだ』

406 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:35:56.64 +3i8buXa0 233/260


マミ「……どういう、意味?」

『……ストーカーはもうやめる。アイツに嫌がらせもしない』

『何処か遠くの街へ行って、二人の幸せを祈ることにするよ……』

マミ「…………」

『……だけど、その前に』

マミ「?」

『アタシの未練を断ち切ってほしいんだ』

マミ「……何かしろ、って言うのね」

『……うん、そーさ』

『あたしさ、きっとマミさんのことを諦められると思うんだ』



『……二人が本気で、恋人同士として付き合うっていうならさ』



マミ「つ、付き合うって……私と美樹さんが!?」

407 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:37:03.60 +3i8buXa0 234/260


『アイツがまた男装してさ、マミと二人仲良くデートするんだ』

『恋人繋ぎで街を歩いたりなんかしてさ、デートスポットをまわって、一緒にご飯を食べて……』

『二人が本当に恋人になって、そんな姿を見れたら、アタシはもうマミさんのことをスッパリ諦められると思う』

『だからさ、見せてよ。二人が本当に愛し合う姿を』

マミ「そ、そんなこと……出来るわけないじゃない! 恥ずかしいわ……」

『……見せてくれないと、アタシ何をするかわかんないよ?』

マミ「!」

『諦め切れなくて、ムシャクシャして、ほむらを……どーにかしちゃうかもしれないな』

マミ「わ、分かったわ! 貴女の言う通りにする! だから暁美さんには手を出さないで!」

『……へへ、うれしいよマミさん』

『じゃあ……アタシの最後のお願い、聞いてくれるかな?』

408 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:39:34.51 +3i8buXa0 235/260


…………。

マミ「……ええ、うん……分かったわ。指示通りにする」

マミ「それじゃあ……切るわね」

...ピッ!

まどか「ほ、ほむらちゃんは無事なんですか!? 電話の内容は!?」

サヤカ「ストーカーはどんな奴だったの!?」

マミ「落ち着いて、二人とも」

マミ「まず……暁美さんは無事だったわ。私達が犯人の言うことを聞けば解放してもらえるみたい」

まどか「よ、良かった……無事なんですね!」

サヤカ「でもストーカーの言うことを聞けば、って……」

マミ「え、ええ……その件なんだけど……」



マミ(私達に……あ、あんなコトしろだなんて……)

マミ(でも本当に……それで終わりなのよね?)

マミ(…………佐倉さん)

409 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 19:40:27.99 +3i8buXa0 236/260


――――――――――

QB「いよいよクライマックス! ドッキドキのわっくわくだよね!」

QB「クロはアイツだって分かったことだし、オマエラがお待ちかねのオシオキタイームだよ!」

QB「……え? 違うの? そういう話じゃない?」

QB「エヘッ、間違えちゃった!」

QB「ストーカーからの最後のお願いは……」

QB「マミとさやかがイチャイチャデートして、最後に二人で>>411して見せること! だってさ!」

――――――――――

411 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/27 19:46:27.90 otV14t2SO 237/260

心中

415 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/27 20:49:49.20 gFpbFQlSo 238/260

oh…

417 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/06/27 22:05:48.24 a0tMSuHeo 239/260

やっぱりもしもしは早々に規制されるべきだな

418 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:26:06.27 7zvFzLKl0 240/260


◇廃病院

マミ「……ごめんなさい、美樹さん。こんなことに付き合わせて……」

さやか「ううん、大丈夫だよ。……マミさんと一緒なら、何も怖くないもん」

マミ「うふふ……ありがとう」

マミ「それじゃあ、はい。このリボンを首にかけて?」

さやか「これで首を吊るんだね? うれしいな、最期にマミさんの魔法で死ねるなんて」

マミ「私もうれしいわ。大好きな美樹さんと一緒に逝けるんですもの」

さやか「あははっ」

マミ「うふっ」

さやか「……じゃ、逝こっか」

マミ「……ええ!」

...ギシッ!

さやか「――――」

マミ「――――」

419 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:26:41.20 7zvFzLKl0 241/260


ブラン...

さやか「 」

ブラン...

マミ「 」

ブラン...

420 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:27:44.78 7zvFzLKl0 242/260


ブラン...

ブラン...

ブラン...

ブラン...


421 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:28:25.70 7zvFzLKl0 243/260


ブラン...

ブラン...

ブラン...

ブラン...

422 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:29:02.73 7zvFzLKl0 244/260


ブラン...

ブラン...

ブラン...

ブラン...

423 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:30:12.72 7zvFzLKl0 245/260


ブラン...

ブラン...

ブラン...

ブラン...

???「…………」

???(…………まさか本当に心中しちゃうなんて)

???(だいぶ予定と違っちゃったなぁ……でもソウルジェムは無事みたいだし)

???(魔力を分けて生き返らせてあげよっと)

パアア...

???「…………あれ?」





マミ「――――かかったわね?」

???「っ!?」

424 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:30:49.09 7zvFzLKl0 246/260


シュルシュル!

???「きゃっ……リボンが絡まって!?」

マミ「もう逃げられないわよ。観念しなさい?」

さやか「いやー、大成功だったね、あたし達の死んだふり!」

マミ「ええ……でも、佐倉さんをおびき出す予定だったのに……」

マミ「……暁美さんが現れるとは思ってなかったわね」

ほむら「…………くっ」

425 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:31:23.06 7zvFzLKl0 247/260


マミ「暁美さん、どうして此処に? 佐倉さんに捕まっていたんじゃなかったの?」

ほむら「そ、それは……ええと……さ、佐倉さんから何とか逃げ出して、たまたま此処に」

マミ「ふぅん……」

ほむら「そ、それで、二人が首を吊っているのを見つけて! 二人を助けなきゃって思って……」

マミ「……魔法を使おうとした?」

ほむら「…………!」

さやか「あんた、魔法少女だったんだね。なんで隠してたの?」

ほむら「ち、違うんです! 隠してたんじゃなくて、佐倉さんから逃げる時、ついさっき契約して……」

QB「そんな事実はないけれど?」

ほむら「っ! キュゥべえ……!!」

さやか「あれ、いたの?」

QB「二人の様子が変だったからね。後をつけさせてもらってたんだ」

マミ「もうっ、のぞき見してたのね? 趣味が悪いぞっ」

426 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:31:56.60 7zvFzLKl0 248/260


ほむら「…………」

マミ「……さっき、貴女が私に魔法を使おうとした時……覚えのある魔力の波動を感じたわ」

マミ「あれは……美樹さんの身体を小さくした魔法。あの時と同じ波動だった」

さやか「つまり……?」

マミ「美樹さんに小さくする魔法を使った人物と、暁美さんは……」

マミ「同一人物だってことよ」

さやか「じゃ、じゃあ、ほむらが……!」

ほむら「……ふふっ」

ほむら「ふふふ……あはははっ」

マミ「……暁美さん、やはり貴女が」

ほむら「くすくす……はい、そうですよ」






ほむら「――――私がこの事件の黒幕です」

427 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:32:38.06 7zvFzLKl0 249/260


さやか「ぜ、全部……あんたの仕業だったって言うの!?」

ほむら「そうですよ?」

さやか「マミさんに無言電話をかけたのも……」

ほむら「ええ!」

さやか「脅迫メールを送り付けてきたのも……」

ほむら「はいっ」

さやか「あたしをさらって魔女に襲わせたのも……」

ほむら「私がやりました♪」

さやか「あたしを魔法で小さくしたのも!」

ほむら「それも私です☆」

さやか「あたし達の正気を奪って、え、えっちなことさせたのも!」

ほむら「それも私だ」

428 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:33:12.86 7zvFzLKl0 250/260


ほむら「ぜんぶ、ぜーんぶ私がやりました♪」

ほむら「アリバイだとかトリックだとかは説明する必要ないですよね?」

ほむら「だって私は魔法少女なんですから!」

マミ「一見、暁美さんには不可能に思えることも全て……魔法で行っていた、と」

マミ「この前の電話も、魔法で佐倉さんのフリをしていたわけね?」

ほむら「はい♪」

マミ「じゃああのブログも……私のことが書かれていたブログも、貴女が?」

ほむら「そうですよ? あれは佐倉さんに疑いが向かうように用意しておいたんですけど……」

ほむら「あんまり意味はなかったみたいですね、えへへ」

ほむら「ああそうそう、佐倉さんの名誉のために言っておきますけど……」

ほむら「佐倉さんは私の犯行に関わってませんよ」

ほむら「あの人はただ、巴さんのことが大好きな可愛い女の子ですからね♪」

429 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:33:52.12 7zvFzLKl0 251/260


さやか「で、でもなんであんたがこんなことを……そんなにマミさんのことが好きだったわけ?」

ほむら「それは違いますよぉ~、私はただ……」

マミ「ただ?」

ほむら「美樹さんと巴さんをイチャイチャさせたかっただけです♪」

さやか「……はあ!?」

ほむら「だからストーカーのフリをして、巴さんを追い詰めて……」

ほむら「そのうえで美樹さんに恋人役をやらせて、イチャイチャさせたんです!」

ほむら「どうでしたか、イチャイチャした感想は? ドキドキしましたか?」

さやか「あんた……頭おかしいんじゃないの……?」

マミ「……馬鹿げてるわね」

430 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:34:48.55 7zvFzLKl0 252/260


ほむら「そんなこと言うなんて酷いです! これは二人のためでもあるのに!」

さやか「どこがよ! 散々あたし達を振り回して!」

ほむら「だって……」

ほむら「美樹さんはすぐ絶望してサカナ臭い化け物になっちゃうし」

ほむら「巴さんはすぐ発狂して私を殺そうとするし」

ほむら「でもですね? そんな二人が禁断の恋に落ちると不思議と上手くいくんですよ♪」

ほむら「二人とも心が強くなって、絶望に負けなくなるんです」

ほむら「やっぱり愛する人がいるって大切なことなんですよね~」

ほむら「だから私は二人のキューピットになるって決めたんです!」

さやか「……何を言ってんのかさっぱりだわ」

マミ「正気じゃないのね、貴女……」

ほむら「えへへ♪」

431 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:35:21.67 7zvFzLKl0 253/260


ほむら「でも残念だなあ……今回は、この時間軸は完全に失敗しちゃった」

ほむら「あ、でもこれで二人の結束が強くなったから、まだアレに勝てる可能性はあるかな?」

マミ「……『アレ』って?」

ほむら「うふふ、時が来ればわかりますよ。一緒に頑張りましょうね♪」

さやか「何が『一緒に』よ! なんのことか知らないけど、あんたなんかと一緒になんて――――」

ほむら「……一緒にこの街を、鹿目さんを守りましょう」

マミ「え……?」

ほむら「それじゃあ……奴が来たら、また会いにきますね」

ほむら「その『夜』まで、お別れです」

カツーン...

さやか「ん……? ほむらのスカートからなんか落ちた……」

マミ「…………手榴弾ッ!?」

――――カッ!!

432 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:36:05.71 7zvFzLKl0 254/260


マミ「げほげほ……だ、大丈夫、美樹さん?」

さやか「う、うん……ちょっとビックリしたけど」

マミ「手榴弾に偽装した、ただのスモークだったみたいね」

さやか「あいつは? ほむらは?」

マミ「ごめんなさい、逃げられてしまったわ」

さやか「そっか……」

マミ「……でも、まさかあの子が犯人だったなんてね……」

さやか「そーだね……動機はさっぱり理解出来なかったけど」

マミ「ええ……」

433 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:36:35.75 7zvFzLKl0 255/260


マミ(……『アレに勝てるかな』……そう暁美さんは言っていた)

マミ(それに最後に残した……『夜』という単語)

マミ(…………もしかしたら)

マミ(いえ……そんなわけないわよね)

マミ(彼女は正気ではなさそうだったし、あまり気にしないほうが良いでしょう)

マミ(そんなことより、鹿目さんに事情を話してあげないと……)

434 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:38:31.80 7zvFzLKl0 256/260


…………。

マミ(こうして、この事件は幕を下ろした)

マミ(あれから数日が過ぎたけれど、完全にストーカーの嫌がらせはなくなっていた)

マミ(……本当に、ストーカー犯は暁美さんだったのだ)

マミ(暁美さんは……あの日から姿を消して、一度も会っていない)

マミ(鹿目さんは、友達が犯人だったと知ってショックを受けているようだった)

マミ(……ときどき鹿目さんが、暁美さんを探して街を歩き回っているのを、私は知っている)

マミ(佐倉さんは、暁美さんが言っていた通りに事件と無関係だったらしくて……)

マミ(ストーカーが居なくなったことを教えると、自分のことのように喜んでくれた)

マミ(「これでもうマミさんが苦しまずに済むんだね!」……そう言ってくれた)

マミ(……あんなやさしい子を犯人だと思い込んでいた自分が恥ずかしい)

435 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:38:57.40 7zvFzLKl0 257/260


マミ(美樹さんとは……)

マミ(美樹さんとは、今では普通の先輩後輩の関係になっている)

マミ(あれからしばらくのあいだは色々と気まずかったけど……)

マミ(ストーカーが、暁美さんがいなくなってからは男装することもなかったし)

マミ(恋人ごっこもデートもすることはなかった)

マミ(……まあ当たりまえよね。女の子同士なんだから)

436 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:39:45.88 7zvFzLKl0 258/260


マミ(そして……)

マミ(そして、更に数日が経って)

マミ(事件のことも、暁美さんのことも記憶から薄れかけてきたころ……)









マミ(――――その『夜』は、来た)

437 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/27 22:41:59.04 7zvFzLKl0 259/260


――――――――――

QB「……と、いうところでこの物語は完結だよ!」

QB「そんなわけでストーカー犯はほむらでした!」

QB「真相当てクイズの正解者は総勢2875名だったよ!」

QB「正解者の中から抽選で一名様にマミ使用済みブラジャーをプレゼントするね!」

QB「抽選の結果は賞品の発送をもってかえさせていただきます!」

QB「それではここまで読んでくれた皆さん、安価に協力してくれた皆さん」

QB「長い間お付き合いいただきありがとうございました」

QB「またどこかのマミさやスレでお会い出来る日を楽しみにしております」

QB「……バイバイ!」

――――――――――

444 : 1 ◆emEL/ExNxo[sa... - 2012/06/28 08:07:51.12 IjcKKOjA0 260/260

QB「ちなみに……完全に蛇足になるけど」

QB「ほむらが犯人に確定したのは>>61のときです」

QB「さやかのことをサカナ臭い、って表現できるのはさやか魔女化を見た子だけだよなぁ」

QB「と、思いましたので」

QB「めがほむファンの方、ごめんなさい」



QB「このスレはもうHTML依頼を出してくるので……」

QB「処理されるまでの間、みんなの理想のマミさやシチュとかネタ提供してくれてもいいよ!」

QB「してくれてもいいよ!」チラッチラッ

QB「それじゃあ、またね!」

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