3 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:28:06.58 9SWfe9iF0 1/351

※ネタばれ多いため、内容には十分注意の上お読みください。
長いです。


横島「…厄介な世界に来てしまったようだ」

横島「悪霊め…なんという巧妙な罠を…」

横島「はたして命はあるのだろうか…」

横島「美神さーん!おキヌちゃーん!」

シィン…

横島「とりあえず状況を把握しておこう」

横島「…うーん確かあれは現代増加中のオタクが悪霊になって、アパートの除霊にきて…」

………

……



元スレ
横島「漫画の世界の悪魔退治?」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1270866410/


5 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:30:14.45 9SWfe9iF0 2/351

美神「う~ん…この依頼どうしようかなー」

美神「『アパートの悪霊除霊』100万…か…」

美神「依頼は今日まで…」

美神「でも、今日の他の依頼場所からかなり離れてるからちょっと厳しいなぁ…」

美神「というわけで、あんた一人で行ってきて」

横島「えっ!?今日は北海道の温泉じゃ…」

美神「最近、私ばっかり戦ってたから文殊も十分たまってるでしょ」

横島「ま…まぁ確かに結構な量たまってますけど…」

美神「報酬の5パーセントをボーナスであげるから」

横島「…っし、しかし」

美神「あっ、このアパート女子寮なんだってさ」

横島「任せてください。ちゃっちゃと片付けてきます」

きぬ「あの、私も一緒に…」

美神「おきぬちゃんは私と一緒。頼んだわよ、横島くん」

きぬ「あーぅ…」

8 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:33:46.40 9SWfe9iF0 3/351

横島「で、依頼先に来たわけだが…」

横島「女子ははたして…」

管理人「…GSの方ですか?」

横島「うわっ!?妖怪!?」

管理人「管理人ですじゃ(失礼な…)」

横島「び…びっくりしたー」

管理人「早速除霊をお願いしたい」

横島「その前に、女子寮の女子たちは…」

管理人「は?女子寮は、この寮を改装してからですが…」

横島「えっ?」

管理人「今日中に除霊してもらわないと、寮の改装が間に合わなくなってしまうのですじゃ」

10 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:35:19.77 9SWfe9iF0 4/351

横島「美神さんめ…」

管理人『その部屋は二階の203号室…』

管理人『以前住んでいた男が自殺して以来悪霊として出てくるようになってしまったのじゃ…』

管理人『その荷物すら運び出せんのじゃ…』

横島「さっさと終わらせて、報酬の5万円で吉牛で卵つけて食ってやる」

横島「ここか」

横島「確かに微弱な霊波を感じるな」

横島「とりあえず入ってみるか」

12 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:38:23.98 9SWfe9iF0 5/351

横島「おじゃましますよっと」ガチャ

『ハーイールーナー』

横島「ひっ」

『オレノ結界ヲ通ルノハダレダ』

横島「ごっ、GS横島だ!お前を除霊に来た!」

『GS?』

しゅるるるるっ… ポンッ

悪霊?「俺を除霊しにきたって?」

横島「なんだ、本体はこんなちっこい鬼なんだな」ピンッ

悪霊?「あうっ!?」

横島「さぁ、消えろ」

悪霊?「まっ、待て!周りをよく見ろ!」

横島「あん?この期に及んで命乞いとは…」

横島「…こっ…これは!」

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:41:51.33 9SWfe9iF0 6/351

横島「エロ漫画…エロ雑誌…アニメ…DVDの山…」

悪霊?「俺の頼みを聞いてくれたらくれてやる」

横島「いやっ、お前を除霊したらここにある全てをいただく」

横島「よしっ、消えろ」バチバチ

悪霊?「まっ、まて!俺を除霊したらお前に呪いがかかるぞ!」

悪霊?「一生童貞の呪いだ」

横島「なっ…なんて恐ろしい…」

15 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:45:45.72 9SWfe9iF0 7/351

悪霊?「俺の名は田中だ」

横島「えらい普通なやっちゃなー…」

田中「俺は親の仕送りで生活する、ごく普通のニートだった」

横島「いや、働けよ」

田中「女には愛想をつかされ…いつのまにか二次元に走っていた俺はある日、骨董店で手に入れた『魔術の法』とかいうやつを使って二次元に入る準備をしていたわけだ」

横島「おいおい、現実から目をそらすな」

田中「俺は現実に絶望していた…ナンパしては振られ、声をかけては無視され…」

田中「お前もそうだっただろう?」

横島「なっ…何を…」

田中「俺にはわかる。心の中では、女なんてよーって思ってるだろ」

横島「うっ…」

16 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:49:12.71 9SWfe9iF0 8/351

田中「そういったやつだと思ったから俺は丁度よかったんだ」

横島「なんだと?」

田中「そういったやつだと俺とフィーリングが合う…」

田中「そういったやつでないと厳しいことなんだ」

横島「…それで、何をしろって?」

田中「その『魔術の法』…実は呪いの本でな…」

田中「それを行うことで俺は呪われてしまった」

田中「そして…その呪いの根源である悪魔を倒すことが俺の願いだ」

横島「なんだよそれ、即行でかたずけてやるよ」

横島「どこだよ」

田中「本の中だ」

横島「…は?」

田中「この部屋の漫画…DVDの世界にいる」

横島「…なんだと」

17 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:56:05.74 9SWfe9iF0 9/351

横島「ちょっとまて、俺にどうしろというのだ」

田中「俺の力で本の中に連れて行く。そうしたら、中の悪魔を倒してほしい」

田中「俺の力は中に入るだけで、その中で悪魔を倒すだけの力はない…」

田中「俺とフィーリングが合うやつは俺の力を受けやすく、なじみやすい」

田中「頼んだぞ」

横島「…全部燃やしたらいいんじゃね?」

田中「ばっ…馬鹿言うな!これだけのモノを集めるのにどれだけ苦労したと思ってるんだ!」

田中「それにだな、本の中じゃいろいろと…この世ではできないようなことが体験できるんだぞ?」

田中「たとえばこの『放課後のジョーカー恋愛記』…」

田中「内容は同級生や先輩とあっはんでうっふんなことを織りなすハードエロスな…」

横島「何をしている。早く悪魔を倒しに行くぞ」

田中「ふっ…お前みたいな奴、嫌いじゃないぜ」

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 11:59:51.57 9SWfe9iF0 10/351

田中「まずこの本からだ」

横島「小説?」

田中「ライトノベルだ」

田中「悪魔は5体いる。まずはこの本からだ…」

横島「そうかい。中での犯罪はどうなるんだ?」

田中「当然捕まる。しかし、悪魔を倒せば出てこれるので気にすることはないだろう」

横島「中で死ぬことは?」

田中「死ぬ前に俺が本から出してやる。2回まで入れるから安心しろ」

横島「逃げ道があるならそのままやってやろうじゃねーか」

19 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:05:44.57 9SWfe9iF0 11/351

田中「それじゃいくぞ」パアァァァァ

横島「っしゃー!!」

田中「あっ、言い忘れてた」

田中「本の中では現実時間は止まっているが」

田中「同じ本の中では一週間以上いると帰ってこれなくなるから」

横島「…えっ?」

田中「3回本に入ったら戻ってこれなくなるから」

田中「それと、俺はお前を本の中で維持するために極力姿は現さない」

田中「あと、悪魔のいる本、DVD、ゲームとかはエロ系じゃないので」

横島「ちょっとぉ!?話が違うじゃねーか!」

田中「全部倒してくれたら好きな本に入れてやるから」

田中「それじゃ、がんばれ」シュウゥゥゥ

横島「そんなの聞いてないぞぉ!」

横島「うああぁぁぁ…」

20 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:09:24.23 9SWfe9iF0 12/351

横島「……」ポクポクポクポクチーン

横島「……なんだここは」

横島「真っ暗じゃねーか!」

横島「せっかく本の中でいろいろと…」

横島「だまされたとはいえ、犯罪しても出てこりゃ無罪だ…やれるところだけやって…」

横島「くそーっ!めくるめく女子高生との甘い生活は!!埋もれるがごとくの乳尻太ももは!!」

横島「どこだああぁぁ!!」

ピカッ

横島「んっ?なんか光が近づいてくる…」

横島「おっ…おぉぉぉ!?」

横島「おああぁぁぁ!!」ヒュ~ッ

21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:11:25.05 9SWfe9iF0 13/351

「今日から転校してきた横島忠夫君だ。ほら、自己紹介をしてくれ」

横島「……へ?」

「あ?何やってんだ?自己紹介だって」

横島(この状況は?)

横島「横島…忠夫です…よろしく」

「それだけか?まぁいい。とりあえず後ろの席につけ」

横島「へーい…」

横島(急展開過ぎてわかんねぇって…)

横島(えーと…とりあえず普通の高校のようだ)

「あのぉ…よろしく…」

横島「んっ?…!?」

横島(なんやこの乳!美神さんと同等…いや、今でこれだともう少し…)

横島「はじめまして、横島忠夫といいます。お美しい、帰りにお茶でもどうかな?」

「ふっ…ふぇ!?」

22 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:17:20.84 9SWfe9iF0 14/351

横島「ねぇ、名前はなんていうの?」

みくる「えっと…朝比奈みくるっています」

横島「みくるちゃんかーかわいいねー」

みくる「ふっ…ふぇ…」

横島「ねぇ、帰りにデートしない?」

「こら、横島!転校初日からなにしてる!」

横島「へーい…」

横島「それじゃ、あとでね」

みくる「は…はい…」

みくる(変な人だな…)

「……」

23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:21:58.71 9SWfe9iF0 15/351

横島「ねぇ、帰りどっかいこうよー」

みくる「ふぇ~…」

横島「もしよかったら君の家まで行ってみたいなー」

みくる「だ、だめです!来ないでください!」

横島「そんなこといわないでさー」

「こらこら、みくるばっかにかまってないで、ほかの子にも話して上げなよ」

横島「あん?誰…」

横島(はあぁ!こ…これは…)

横島(なんという長髪美人!乳もみくるちゃんと比べればまだ発展途上だが十分だ!八重歯もたまらん!)

横島「いやぁ、まさか君みたいなかわいい子からそんな言葉が聞けるとは」

「みくる、食堂いこっ」

みくる「あっ、鶴屋さんまって!」

横島「あっ!僕も行くよー!」

24 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:27:14.78 9SWfe9iF0 16/351

鶴屋「もーついてこないでくれないかなっ!」

横島「そう言わないでよ~。放課後、一緒に3人で行かないかな?」

鶴屋「あんまりしつこいと嫌われるよ」

みくる「わっ、私は部活に行かないといけないのでっ…」

横島「へー何の部活に?」

鶴屋「SOS団っさ。興味があるなら行ってみるといいよっ」

横島「SOS団?」

横島(救助隊か何かか?)

みくる「つっ、鶴屋さん!」

鶴屋(はるにゃんならなんとかしてくれるっさ)ヒソヒソ

みくる(大丈夫ですか~…)

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:38:56.26 9SWfe9iF0 17/351

みくる「ふえぇ…ホント来るんですか~?」

横島「どんなところか気になってね~」

横島「でさ~、みくるちゃんって彼氏とかいるの?」

みくる「ふぇ!?いいいいません!」

がちゃっ

みくる「こんにちはー…」

横島「ちーっす」

長門「……」

みくる「あっ…長門さんだけですか」

横島(……読書少女)

横島(顔はいいんだが、乳が残念だ…)

横島「やぁ!僕、今日転校してきた横島っていうんだ!よろしく!」

長門「……」

26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:42:21.64 9SWfe9iF0 18/351

横島「えっと…」

長門「あなたはどこからきたの?」

横島「へ?」

みくる「あの…私少し着替えるので出てもらっていいですか…?」

横島「なっ…着替え!?」

みくる「ふぇ!?」

横島「でへへっ…」

横島「っ!いや、何でもない!」

横島「それじゃ、僕出とくねー」パタン

みくる「?」

長門「………」

28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:46:20.20 9SWfe9iF0 19/351

横島(ふふふっ…)

横島(みくるちゃんの生着替え…)ググッ

横島(この隙間から…くそっなかなか見えん!)

横島(んっ!?今、少し何かが…)ググッ

「何やってんだ!」

横島「んっ!?」

キョン「覗きなんてふってぇ野郎だ!」

横島「あん?誰だお前」

キョン「あんたこそ誰ですか」

古泉「おやおや、はじめてみる方ですね」

みくる「あっ、着替え終わったのでどうぞー」

横島「なっ…」

横島「ちっきしょー!!」

29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:53:04.54 9SWfe9iF0 20/351

キョン「へぇ、それでうちの部に」

みくる「そうなんです…」

横島(ちきしょう…いいところで邪魔しやがって)

横島(憎しみで人が殺せたら…)

横島(いや…どうせなら殺してしまおう…)

横島(幸いにもここは別次元なようだし…)

長門「……」

横島「ぬあっ!?」

横島「びっくりしたー!」

キョン「どうした長門」

長門「あなた、どこからきたの?」

横島(これは告白フラグ!?)

横島「僕は東京の…」

長門「この世界の人間ではない…」

キョン「なにっ!?」

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 12:55:10.46 9SWfe9iF0 21/351

横島「というわけで、俺は別世界から来たわけだ」

キョン「…はぁ、ついに異世界人まで登場しちまったのか」

古泉「それで、その話からすると我々は本の中の住人ということになりますね」

横島「えらい話のわかるやっちゃなー」

横島「普通の人間ならこんな話信じねーぞ」

キョン「あー…ちなみに言っておきますと」

長門「私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

横島「…なんだって?」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

横島「えっと…」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェース」

キョン「いわゆる宇宙人で、こっちが超能力者」

古泉「よろしく」

キョン「こっちが未来人です」

みくる「どうもです…」

31 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:01:14.08 9SWfe9iF0 22/351

みくる「あの、キョン君…言っちゃっていいんでしょうか…」

キョン「まぁ何か目的があってそれが終われば帰るようですし…」

古泉「あの、横島さん?」

横島「あん?なんだ?」

古泉「くれぐれも、自分の正体、我々の正体を他の人に言わないでいただきたいのです」

横島「なんで?」

古泉「全部説明しますと長いのですが…」

かくかくかくかくしかじか

古泉「…ということです」

キョン「特にハルヒには気をつけてください」

横島「涼宮ハルヒねぇ…」

横島「まぁそれはそれで楽しいかも知れんな」

みくる「言わないでくださいね」

横島「もちろんいいませんとも」

32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:04:43.14 9SWfe9iF0 23/351

ハルヒ「おっまたー!」

ハルヒ「あれ?誰よあんた」

横島「君が涼宮ハルヒさんだね」

ハルヒ「え?なんであんた私のこと知ってんの?」

横島(乳、尻、太ももともにバランスよし!)

横島(顔も完璧だ!)

古泉「涼宮さんが来るまでに話を少々」

横島「涼宮さん、2年に転校してきた横島です」

横島「まさかこんなにかわいい子がこんなところにいるなんて」ガシッ

ハルヒ「なっ、何よあんた!」ペシッ

ハルヒ「変態は即刻退場よ!帰りなさい!」

横島「い…いや、入部させてもらおうかなって…」

ハルヒ「だめよ!変な奴はこの団には入れないの!」

キョン(…変な奴らが集まった団なんだよな…ここって)

34 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:07:10.42 9SWfe9iF0 24/351

古泉「ですから…」

キョン「そうだぞ…」

ハルヒ「でもね…」

みくる「あうあう…」

横島(う~ん…一丸となって俺を擁護してくれている)

横島「…ところで君は何もしないんだね」

長門「そう」

長門「あなたの目的達成には涼宮ハルヒの力が関係すると思われる」

長門「あなたは発言に気をつけて、この世界で過ごしたほうがいい」

横島(よくみりゃかわいい子だなー)

横島「ねぇ、帰りにお茶しない?」

長門「……」

ハルヒ「コラそこ!軟派すんな!」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:10:11.55 9SWfe9iF0 25/351

横島「というわけでよろしく」

ハルヒ「…まったく、なんであんたたちはこいつを入れたがるのよ」

横島「そういわないでよハルヒちゃん」

ハルヒ「誰がハルヒちゃんよ!」

横島「とりあえず、ここは何をする部活なの?」

ハルヒ「はぁ!?あんた何をする部活かもわからず入ってきたわけ!?」

横島「SOS団ってだけじゃわかんないって」

ハルヒ「ここはね、世界の不思議を探す部活なの!」

ハルヒ「たとえば宇宙人、未来人、異世界人に超能力者…そういった連中を探してるのよ」

横島「えっ?それならそこに…」

キョン「ハッ、ハルヒ!!今日はいい天気だな!!」

ハルヒ「へっ?」

古泉(横島さん、内緒で…)じとっ

横島(おっと、そうだった…)

36 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:14:09.28 9SWfe9iF0 26/351

ハルヒ「あとは幽霊とか超常現象とかも会えたらいいかもしれないなぁ…」

横島「あっ、それなら俺の得意分野だ」

ハルヒ「何あんた、オカルト研究会にでもいたの?」

横島「俺はGSってやつだ。除霊屋の見習いなんだよ」

ハルヒ「…なにそれ」

横島「まぁ機会があれば見せてやるよ」

横島「とりあえず」

横島「みんな、今日の帰りにお茶会しない?」

ハルヒ「なんでそうなんのよ!」

古泉「そうですね。横島さんの歓迎会としてどうでしょう」

キョン「いろいろ話もあるかもしんねーしな」

横島(お前らは誘ってないんだよ…)

37 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:17:23.26 9SWfe9iF0 27/351

横島「で…なんでこうなるの?」

古泉「あなたの発言は少々危ない気がするので…」

キョン「そうだな…ハルヒには想像を無意識に現実にする力があるんです」

キョン「うかつな発言は控えてください」

横島「んー…まぁ変なことに巻き込まれないほうがいいしな」

横島「発言には注意してやろう」

キョン「…ホントかな」

古泉「あなたは悪魔を倒しにきたんですよね」

古泉「長門さん、わかりますか?」

長門「…悪魔を特定するには涼宮ハルヒの力を借りればすぐにでてくる」

長門「しかしそうすればこの世界でそういったものが出現する恐れがある」

38 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:19:35.67 9SWfe9iF0 28/351

横島「みくるちゃんはハルヒちゃんと一緒に帰っちゃうし…」

横島「有希ちゃん、この後暇~?」

長門「…」

古泉「とりあえず、我々もこの世界にいるその『悪魔』というものを探すのを手伝いますので…」

キョン「安心してください。こいつの所属する機関とかいうところの情報はすごいですから」

横島「おーサンキュな」

横島「さっ、お前らは帰っていいぞ」

横島「ねー有希ちゃん、この後さ家行っていい?」

長門「……」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:23:53.62 9SWfe9iF0 29/351

長門「私は帰りに本屋による」

横島「じゃあ僕も…」

キョン「…えっと、横島さん」

横島「あん?」

キョン「もう少しお話が…」

古泉「僕も聞いておくことがまだ…」

横島「あー、明日話すから」

キョン「いや、今日でないと明日ボロが出ては困るんで…」

古泉「お願いします」

長門「…ついてこないで」

横島「……」

40 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:28:13.68 9SWfe9iF0 30/351

横島「結局、この世界のノウハウを叩き込まれて終わりかよ」

横島「…しかし、ちょっと刺激的な発言が多いキチガイなハルヒちゃんはおいといて、みくるちゃんは完璧…」

横島「明日は大変だぜ」

横島「…そういえば俺の家ってどこなんだ?」

横島「こらぁ田中!俺の家はどこだ!」

『お前の家?そんなもんねぇよ』

横島「っ、テレパシー?姿みせろ!」

『姿見せるだけの力は今の俺にはない』

『なんとかしろ』

横島「金は!?現実世界じゃないなら何とかなるだろ!」

『そんなもんねぇよ』

『じゃあな』

横島「おんどりゃあああぁぁ!!」

43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:33:29.97 9SWfe9iF0 31/351

横島「…野宿」

横島「…一週間もこんなとこ居られるか」

横島「明日終わらせてやる…」

長門「……」

横島「って有希ちゃん!」

横島「助かったぁ!」

長門の部屋

横島「いやぁ、ありがとう泊めてくれるなんて…」

横島「お礼に今夜は…」

長門「どうぞ」コトッ

横島「…どうも」

横島(どーもやりづらいなぁ…この子は…)ズズッ

44 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:36:52.36 9SWfe9iF0 32/351

横島「よし、そろそろ寝るか」

長門「私はこっちの部屋で寝る」

横島「はーい」

長門「……」じ~

横島「……」

長門「…おやすみ」

横島「おやすみ~」

長門「……」ぱたん

横島「っしゃ!寝たのを確認したら…ふへへへっ」(超小声)

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:40:36.97 9SWfe9iF0 33/351

横島「……」

し~んっ

横島「女子高生と一つ屋根の下で二人きり…」

横島「さらにすぐに泊めてくれるということはOKの証!」

横島「覗くなの一言もなし」

横島「これは…あの無言は…」

有希『今日…私の部屋で…』(脳内補完)

横島「うへっ…うへへへっ…」

横島「やる…やったる…めくるめく愛の世界を!!」

横島「いざ!」シャーッ!

ガッ

横島「…あれ?」

横島「なぜだ!!襖なのに壁が如く動かんだと!?」

横島「どういうことだあぁぁぁ!!」

48 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:44:03.85 9SWfe9iF0 34/351

みくる「おはようございま…ひっ…」

横島「おぉ~はよ~…」

みくる「ど…どうしたんですか?すっごいやつれてますけど…」

横島「き…昨日は少し眠れなかったんだ…」

みくる「そうなんですか…」

横島「それより、今日の帰りにどっか行かない?」

横島「明日は土曜日だし、せっかくなら夜まで…」

みくる「ふぇっ、だっ駄目ですよ!」

みくる「夜10時にはお布団につかないと!」

横島「あの、どこの小学生ですか?」

49 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:47:48.22 9SWfe9iF0 35/351

ハルヒ「明日、町のはずれにある洋館に行くわよ!」

ハルヒ「なんでもね、そこに出るんですって」

横島「出るって…何が?」

ハルヒ「ふふふっ…幽霊が…」

横島「そ、そうか!」

ハルヒ「あんたって確かGSなんですってね!」

ハルヒ「当然、出てきたら対処してくれるんでしょ?」ニヤッ

横島「当然!この横島様に任せなさい!」

キョン「…おい古泉」

古泉「もしかしたら…本当に出てくるかもしれませんね」

長門「……」

50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:49:51.37 9SWfe9iF0 36/351

長門「……」パタン

ハルヒ「あれ?もうこんな時間?それじゃ帰るわね!」

横島「あぁ、ハルヒちゃん?もしよかったら帰りにデートでも…」

みくる「あ、あの横島さん!少しお話が…」

ハルヒ「なんか言った?」

横島「はははっ、いや、明日が楽しみだなって。それじゃ、また明日!」

ハルヒ「?」

横島「…それで、みくるちゃん?」

横島「大切なお話って?」

みくる「いえ…その…」

古泉「明日のことでお話が…」

横島「なぜお前が出てくる」

古泉「失礼、しかし僕からのほうがスムーズに伝えられると思うのでね」

横島「けっ」

51 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:53:35.46 9SWfe9iF0 37/351

古泉(僕って嫌われてるんでしょうか?)

横島(あっちの野郎はともかく)ちろっ

キョン「?」

横島(このイケメンは敵だ)

横島(昨日からいけ好かなかったが、この部活でももてるに違いない…)

横島(今のうちに排除しておかねば)

古泉「とりあえず、明日のとこについてです」

古泉「あなたの発言で涼宮さんは幽霊に興味をもたれたようで…」

古泉「きっと明日は幽霊が出てくるでしょう」

古泉「しっかりと対応してくださいね」

横島「そんなんわかってらぁ」

横島「最高な対応してやんぜ、ふっふっふっ…」

キョン(おい古泉、不安だから一応機関にも連絡しとけよ)

古泉(当然です…)

52 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:56:26.03 9SWfe9iF0 38/351

長門「…今日も?」

横島「お願~い、有希ちゃ~ん」

長門「…かまわない」

マンション

長門「どうぞ」

横島「ありがとう、有希ちゃん」

長門「有希ちゃんはやめて」

横島「ゆっきーってよんでいい?」

長門「やめて」

53 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 13:57:54.00 9SWfe9iF0 39/351

長門「あなたに言っておくことがある」

長門「明日、あなたが探している悪魔が出てくる可能性が高い」

長門「涼宮ハルヒはあなたの話を面白いと思い、そういった屋敷を探し出した」

長門「きっと悪魔は出てくる」

横島「そんなことより、昨日からずっと一つ屋根の下で二人きり…」

横島「僕はぼかぁもおぉ!!」ぐわっ

長門「離れて!」

横島「!?」

ガシャーン

「貴様がこの本に現れたGSか…」

横島「お…おまっ…おまえは…!?」

54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:01:10.06 9SWfe9iF0 40/351

横島「西条!?」

悪魔「お前にはそう見えるんだな」

横島「お前…には?」

横島「有希ちゃんは誰に見える?」

長門「昆布」

横島「ず…ずいぶんユニークだね」

悪魔「俺らは本の魔物だ」

横島「俺ら?」

悪魔「俺らはそいつの知っている人物がランダムで見えるようになる」

悪魔「俺の場合は『最も嫌悪感を抱いている人物』だ」

横島「…確かに」

横島(…有希ちゃんは昆布に嫌悪感を抱いていたのか)

長門「…昆布」

55 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:04:32.02 9SWfe9iF0 41/351

横島「ったく、もうちょっとで有希ちゃんとやれていたものを!邪魔しやがって!」

長門「大丈夫」

長門「あなたは私に触れることはできなかった」

横島「…またまた~」

長門「くる」

ドゴォッ

横島「おうわっ!?」

長門「今回の涼宮ハルヒの願望実現能力が強大なものだと考えられる…」

長門「…強い」

横島「あんたらの世界じゃそうなのかもしれんが…」

横島「俺らの世界じゃこういった妖怪をいくつも退治してきたんだぜ」ヴヴヴヴッ

横島「栄光の手(ハンズオブグローリー)!!」

横島「死ねや西条!!!」

悪魔「っ!?」

56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:08:03.84 9SWfe9iF0 42/351

悪魔「くっ…なかなか腕利きのGSのようじゃないか…」

横島「けけけけけっ…姿がお前なら心置きなく殺せるぞ…」

横島「その姿になったのが運の尽きだったな…」

悪魔「ふっふっふ…それはどうかな?」シュッ

横島「なっ、どこにっ!?」

悪魔「ここだ」

横島「ゆっ…有希ちゃん!?」

長門「……情報操作が」

悪魔「悪いがここは『俺の世界』だ」

悪魔「お前のような『部外者』以外の能力は皆無だ…」

横島「お、お前、人質なんて卑怯だぞ!」

悪魔「卑怯もくそもあるか。お前を殺さなきゃ、俺たちは安心してこの世界に巣くうことができないんでな…」

横島(くそ…外見が西条のせいか、他の奴よりも倍ムカつくんだが…)

57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:11:16.83 9SWfe9iF0 43/351

悪魔「さぁ、おとなしく…」

横島「ふん、お前気づかないんだな」

悪魔「…なに?」

横島「俺には隠した霊能力があってな」

横島「後ろ見てみな」

悪魔「っ!?」くるっ

   壁

悪魔「……」

横島「オラァ!」ズグシャ

悪魔「ぐはあぁ!?」

悪魔「貴様…人質ごと…!?」

悪魔「ってなんじゃこりゃああぁ!?」

横島「お前の気がそれた瞬間に、人質替えさせてもらったぜ」

横島「犬型風船人形ちゃんにな」

キミドリさん「……」 文殊『替』キィィン

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:19:25.29 9SWfe9iF0 44/351

悪魔「…変なものを」

横島「死ねぇ西条!!」

悪魔「……」シュン

横島「!?」スカッ

悪魔(この勝負…明日に預ける…)

悪魔(明日こそは貴様を殺す…覚えていろ…)

横島「けっ、逃げやがったか」

長門「……」

横島「有希ちゃん大丈夫?」

長門「…ありがとう」

60 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:23:36.91 9SWfe9iF0 45/351

横島「しっかし迷惑なやっちゃなー」

横島「部屋がぼっろぼろじゃねぇか」

長門「大丈夫」

長門「B#wq`F:;QR4G」

横島「!?」

横島「すげえぇぇ!?部屋が直ってくぞ!?」

長門「情報操作は得意」

横島「…宇宙人って言うのは本当だったんだな」

61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:28:59.83 9SWfe9iF0 46/351

長門「あの物体に私は干渉することができない」

長門「…明日、起こることに対して私はあなたの手伝いをすることはできないかもしれない」

横島「いや、どうせ俺の仕事だし、一人で片つける予定だったからいいよ」

横島「さて…邪魔者も消えたことだし…」

横島「さぁ!愛を語らおう!」ぐわっ

長門「……」さっ

長門「……明日は…」

長門「……」

長門「おやすみなさい」

横島「……」

横島「今日こそは!!」ググッ

横島「やっぱ開かない…しかし諦めるものかああぁぁ!!」

62 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:33:51.39 9SWfe9iF0 47/351

みくる「あっ、来ましたよ」

ハルヒ「おはよう有希…と、なんであんたそんなにやつれてんのよ」

横島「…いや、昨日徹夜で戸と格闘してたもので」

ハルヒ「?」

長門「……」


ハルヒ「遅刻!罰金!」

キョン「……なんか人数増えてるから所持金が…」

ハルヒ「ごちゃごちゃ言わない!そうなりたくなかったら一番に来て見なさいよ!」

キョン「…悪いが集合30分前だぞ?」

ハルヒ「うっさい!とにかく罰金!」

横島「ねー、罰金って?」

みくる「えっとですね、この団じゃ一番最後の人が奢るって仕組みになってるんです…」

横島(…通りで有希ちゃんの行動の早いこと早いこと…)

横島(時給があれから上がって260円になったからといって、こんな野郎どもにも奢る羽目にならんですんでよかった)

64 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:36:01.85 9SWfe9iF0 48/351

ハルヒ「ここよっ!」

みくる「ふえぇ…ほんとに出そうですよぉ…」

ハルヒ「当たり前じゃない!出てきそうなところ探したんだから!」

ハルヒ「さっ、いこっ!」

キョン「やれやれ…」

長門「気をつけて」

キョン「長門?」

長門「今回の相手は私では太刀打ちできない可能性が高い」

キョン「なっ…」

古泉「それは…」

長門「彼がキー」

横島「あ、二人とも待って~!一緒に行こよー!」

長門「……」

キョン「大丈夫なのか?」

古泉「…長門さんが言うからには、任せるしかないでしょう」

65 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:39:29.47 9SWfe9iF0 49/351

ハルヒ「いい?各ペアになって部屋を探索!」

ハルヒ「幽霊とか見つけたらこれでとってくるのよ!」

キョン「インスタントカメラ?」

ハルヒ「あと、これも!」

古泉「塩ですか。さすがは涼宮さん」

ハルヒ「それじゃ、さっき決めたペアでゴー!」


キョン「おい、引っ付くなって」

ハルヒ「いいじゃない♪~」


古泉「できるだけ、離れないほうがいいでしょう」

古泉「用心に越したことはありませんから」

みくる「は、はい」


横島「……」

長門「……」

67 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:41:58.06 9SWfe9iF0 50/351

横島(どうせならみくるちゃんがよかったなぁ…)

横島(いや、しかしこれは絶好のチャンスだ)

横島(ここでなら叫ぼうが喚こうが普通と考えてもいい雰囲気…)

横島(有希ちゃん…一緒に…)ググッ

長門「昨日は…」

横島「はっ、はい!?」

長門「昨日はありがとう」

横島「と、当然のことをしただけさ!」

長門「私が本当に何もできなかった…感謝している」

横島「……」

横島(これは…ヤれる!)

69 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:44:23.68 9SWfe9iF0 51/351

横島「有希ちゃんって宇宙人なんだよね」

長門「そう」

横島「人間とか好きになったりするの?」

長門「好きという概念がよくわからない」

横島「それじゃ、僕が教えてあげよっか」

長門「……」じっ

横島「…何?」

長門「……」カシャッ

横島「!?」

長門「あなたの背後に電磁波らしきものを感じた」

横島「あ、あははっ…確かに霊気が漂ってるね…」

70 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:48:20.16 9SWfe9iF0 52/351

ハルヒ「う~ん…見当たらないわねぇ…」

キョン「そんな簡単にみつかるわけないだろ」

ハルヒ「うっさい!みつけるの!」

キョン「そういかい」パシャッ

ハルヒ「まったく…本当ならポラカメもって来るべきだったんだけどスポンサーがつかなくてね!」

ハルヒ「おかげでこんなカメラしか用意できなかったわ!」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「あれ?」

キョン「ん?」

ハルヒ「だれ?古泉君?」

「……」

キョン「あれは?」

ハルヒ「…って、なによ谷口じゃない」

キョン「…何言ってんだよハルヒ…てめぇ、何しにきやがった」

「……」にやっ

72 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:51:16.54 9SWfe9iF0 53/351

古泉「老朽化が進んでますねぇ」

古泉「昼間だというのに、どうしてこうも薄暗いんでしょう」パシャッ

みくる「そうですね…」

古泉「あ、そこ穴があるので気をつけてください」

みくる「ひゃっ!は、はい!」

古泉「朽ちた壁に柱…おや?」

みくる「どうしたんですか?」

古泉「柱のところに誰か居ますね」

みくる「ひぇっ!?」

古泉「横島さんでしょうか?」

みくる「で、でもなんか変ですよ?」

「……」

古泉「…って、田丸さん。行動は内密なのに…隠れてないと駄目じゃないですか」

みくる「ひええぇぇぇ!!!むむむむ…」

「……」

73 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:54:31.49 9SWfe9iF0 54/351

「きゃあああああぁぁ!!」

横島「!?」

長門「朝比奈みくるの悲鳴」

横島「あっちだ!急ごう!」ダッ

長門「……」

横島「確か、みくるちゃんはあのイケメンと一緒に…」

横島「くそおぉぉぉ!!」

74 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:55:51.41 9SWfe9iF0 55/351

悪魔「遅かったな」

横島「貴様っ!」

悪魔「すでに4人の人質を取った…」

悪魔「前回のように気をそらさなければ貴様を殺せるだろう」

横島「みくるちゃん!ハルヒちゃん!」

ハルヒ「こらぁ!谷口!何すんのよ!解きなさいよ!」

みくる「むむむむムカデのお化けがああぁぁ!!」

古泉「ふむ…人によって見え方が違うのですね」

キョン「お前は何に見える?」

古泉「僕には田丸氏に見えますよ」

キョン「俺はあのくそったれな未来人だ」

75 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 14:59:51.61 9SWfe9iF0 56/351

横島(待てよ、ここで助ければ俺の株が一気に上がって…)

ハルヒ『横島さん…とってもかっこよかった!抱いて!』

みくる『みくるもお願いしますぅ!!』

横島『はははっ、あわてないで。僕は一人しか居ないんだから』

横島『ははははっ…』

横島「でへっ…でへでへっ…」

長門「危ない」どんっ

横島「ぬあっ!?」ズガアァン

悪魔「ふん、よけたか」

悪魔「女、邪魔だな消えろ」ブンッ

長門「っ!?」バキィッ

ハルヒ「有希ぃ!?」

横島「有希ちゃん!?」

76 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:01:10.29 9SWfe9iF0 57/351

長門「……」ガラッ

キョン「長門!」

悪魔「他愛もない」

横島「てめぇ…」

横島「西条ーーーー!!」

悪魔「動くなっ!」

横島「っ…!」

悪魔「お前が変な動きをしたらまず、こいつを殺す」

キョン「っ…」

ハルヒ「キョンっ!?」

ハルヒ「谷口!!あんた何やってんのかわかってんの!?」

悪魔「ふっふっふ…」

横島(…野郎は消えてもらって結構)

横島(このまま動いてあいつらを殺させて、奴をしとめよう)

77 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:09:28.62 9SWfe9iF0 58/351

横島「ふん、俺に人質が役立つとでも思ってるのか?」

悪魔「なにっ?」

横島「GS横島。悪魔の口車に乗ったりはしない!」

悪魔「ほう、ならばこいつがどうなっても…」

横島「おらあぁぁ!!」

悪魔「っておい!人質がみえねぇのか!?」

横島「野郎は死んで結構だ!」

悪魔「なんて野郎だ!!」

横島「消えろ西条!!」ヴゥン

悪魔「ちぃっ!」スカッ

79 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:13:21.89 9SWfe9iF0 59/351

悪魔「悪魔かお前は!」

横島「うっせぇ!悪魔はお前だろ!」

横島「へっへーん!人質は返してもらうぜ」

悪魔「くっ…」

悪魔「!」

ハルヒ「谷口が…空とんでる…」

キョン「古泉…ハルヒのやつどうするよ」

古泉「困りましたね…長門さんに頼んで記憶を改竄できないか聞いてみます」

みくる「ムカデこわいムカデきもいムカデおおい…」ブルブル

悪魔「ひゃははははっ!人質ならまだいるぜ!!」

ハルヒ「有希!!」

横島「くっ…卑怯な…」

81 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:17:20.36 9SWfe9iF0 60/351

長門「……」

悪魔「気ぃ失ってやがるが…」

悪魔「まだ生きてるな…人質にゃ十分だ…」

横島「西条…性格までそっくりだ」

悪魔「おっと動くなよ。動いたらこいつの首をはねてやる」

横島「…」

悪魔「ようし、いい子だ」

悪魔「それじゃ、まずこちらの言うことを聞いてもらおう」

悪魔「貴様、自害しろ」

ハルヒ「なっ…」

キョン「馬鹿言ってんじゃねぇ!」

横島「…いいだろう」

ハルヒ「あんたなにいってんの!?」

横島「人質の命には替えられねぇからな…」

キョン(…あの…俺も殺されかけてたんですが)

82 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:19:11.10 9SWfe9iF0 61/351

横島「ただその前に、有希ちゃんを起こしてもらっていいか?」

横島「最後に、彼女の起きた顔を一目見ておきたくてな」

悪魔「最後にか。いいだろう」

悪魔「おい、おきろ」パシパシ

長門「……」パチッ

悪魔「やつが死ぬ前にお前の姿を見ておきたいんだとよ」

悪魔「ほら、なんでも言ってやれ」

横島「……」ニヤッ

長門「……」

ボグシャッ

悪魔「なっ!?」

文殊『滅』キイィィン

83 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:22:54.38 9SWfe9iF0 62/351

横島『これは文殊っていって、文字をひとつ込めると力を発揮する』

横島『もしものときに…』

横島「だーっはっはっは!ばーかめ!あらかじめ有希ちゃんにこいつをひとつ渡しておいたのだ!」

悪魔「貴様…」

横島「…さて、そろそろ幕引きだ」

横島「半身を失って、もう力も残ってないだろう」

悪魔「我々は…それぞれ『嫌悪』『尊敬』『愛情』『善行』『苦悩』を示す悪魔だ…」

悪魔「俺を倒しても、残りの4人が貴様を倒すだろう…」

横島「うわぁ…すっげぇ悪役の最後の台詞」

横島「まぁとりあえず、お前はここでアウトだな」

横島「極楽へ…」

横島「いかせてやるぜ!」カアアァァァアア

悪魔「ギュギャアアアァァ!!」

84 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:24:18.31 9SWfe9iF0 63/351

ハルヒ「…それで…結局何もなかったのかな?」

ハルヒ「中であったこと…いまいち覚えてないのよねー」

横島「いや~、ハルヒちゃんってば、入った瞬間泡吹いて倒れちゃったからねー」

横島「寝てる姿もかわいかったよ~」

ハルヒ「ば…馬鹿にしないでよね!!」

キョン(しかし、あの人ってほんとにすごかったのな)

古泉(まさか涼宮さんの記憶を消せるとは…恐れ入りました…)

文殊『忘』キィィイン

みくる(私も消してもらいたかったですぅ…)

長門「……」

86 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:26:01.19 9SWfe9iF0 64/351

ハルヒ「それじゃ!また学校で!」

キョン「おう!お疲れ!」

古泉「それでは」

みくる「さよならです!」

長門「……」

横島「ね~みくるちゃん、この後デート行かない?」チョイッ

横島「?」

横島「…有希ちゃん?」

87 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:28:33.95 9SWfe9iF0 65/351

長門「……うまく言語化できないかもしれない」

長門「私はあなたという人物に、すごく感謝をしている」

長門「何か御礼をしたいとも思っている」

長門「……」

長門「ありがとう」

横島(言っている順番がいろいろとバラバラな気がするが…これは…)

横島(ま…マジか!?ついに俺にハーレムエンドの予感!)

『おっ、悪魔を倒せたようだな。それじゃ次にいってもらうか』

横島「んなっ!?」

横島「おいコラ田中!!何勝手なこと抜かしてやがんだ!!」

『うるせぇ、俺だって早くこの姿から戻りてぇんだよ』

長門「!?」

長門「時空の歪みが観測された…もうすぐ…」

横島「うっそ~!!」

89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:29:49.52 9SWfe9iF0 66/351

長門「ここはパラレルワールド」

長門「本来ならあなたがここにいたことはありえないこと」

長門「しかし、もしかしたらこの世界の未来、あなたの世界の未来もかわるかもしれない」

長門「もしも変わるなら…」

横島「有希ちゅわ~ん!!!」フッ



横島「はっ!?」ぱちっ

田中「よくやってくれた」

田中「悪魔をすんなり倒してくれてたすかったぞ」

田中「さて、次の本に移る…」

横島「お い こ ら」

田中「ひえっ!?」

横島「ひえっじゃねぇ!なんだありゃ今からがいいところだろうが!!」

90 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/04/10 15:31:51.14 9SWfe9iF0 67/351

田中「い…いいじゃないか!」

田中「今からいろんなことが起こるんだ…」

田中「その中でまた新しい子と仲良くなれば…」

横島「もうやだ!こうなったらこの部屋ごと燃やして…」

田中「次の本はゴスロリたちがいっぱいいるんだ!」

横島「……なんだと?」ぴくっ

田中「…興味はあるかい?」

横島「…かわいいなら」

田中「少し小さめの女の子たちが多いんだが…」

田中「外国の子達だからなぁ。もうめっさかわいいぞ!」

横島(ゴスロリ…外人…)

横島「っ…まぁ、いってやらんこともない」

田中「そうか!だったら早速頼むぞ!」カアァァァァアア!




第1話 終了

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