ちなつ「30分も早くきちゃった・・・」
ちなつ「京子先輩のことだから、どうせ遅刻するのわかってるんだから、こんなに早くくる必要なかったのに・・・」
ちなつ「なんか、すごく緊張する・・・」
ガバッ
ちなつ「!?」
元スレ
ちなつ「クリスマスデート!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356358347/
京子「だーれだ?」
ちなつ(京子先輩!?遅刻すると思ってたのに!?)
ちなつ「・・・すいません、誰ですか?」
京子「もうちなちゅってば~、京子だよん」
ちなつ「ちなちゅ言うな」
京子「ごめんってば」
ちなつ「ところで京子先輩、いつからきてたんですか?」
京子「んーと、今から30分前かな?」
ちなつ「なんでそんなに早くきたんですか?」
京子「ちなつちゃんを驚かせたくて~」
ちなつ「京子先輩らしいです」
京子「それほどでも~」
ちなつ「ほめてないです」
京子「・・・あの、ちなつちゃん?」
ちなつ「なんですか?京子先輩」
京子「・・・手、つないでもいい?」
ちなつ「・・・今回は特別ですよ」
京子「ありがとう!ちなちゅ~」
ちなつ「だからちなちゅ言うな~」
~ゲームセンター~
ちなつ「・・・」
京子「・・・」
ちなつ「クリスマスなのにゲームセンターって・・・」
京子「気にしない気にしない」
ちなつ「・・・まあ、京子先輩と一緒ならどこだっていいんですけど」ボソッ
京子「ん?なんか言った?」
ちなつ「な、なんでもないです!」
京子「お、おう」
ちなつ「あっ」
京子「どうしたの、ちなつちゃん?」
ちなつ「京子先輩、これ・・・」
京子「おー!サンタくらげのペアストラップじゃん!」
京子「これ、欲しいの?」
ちなつ「べ、別に欲しいわけじゃないです!」
ちなつ(しまった!ついこんなことを!)
京子「・・・まあいいや、私もほしかったし」チャリン
ちなつ(素直に欲しいって言うんだった・・・)
京子「・・・・・・お、これなら」
ちなつ(にしても、京子先輩ってこういうのうまいなぁ)
京子「よし、とれた!」
ちなつ(私もこれくらいうまかったらなあ・・・)
京子「ちなつちゃん!」
ちなつ「は、はい!」
京子「これ欲しかったんでしょ?」
ちなつ「え?わかってたんですか?」
京子「ちなつちゃんの顔見たら・・・ね?」
ちなつ「あ、ありがとうございます。あ、でも、京子先輩の分は」
京子「あ、これ、2個取ったから、ちゃんと私の分もあるよん」
ちなつ「1回で2個取るってすごいですね」
京子「えへへ~」
京子「次どこいく?」
ちなつ「えーっと・・・」
ちなつ「この前、かわいい洋服売ってるお店見つけたんで、そこ行きませんか?」
京子「じゃあ、そこにしようか」
ちなつ「はい!」
ちなつ「ここです」
京子「おー!なかなかいいお店じゃん」
ちなつ(よかった・・・)
京子「よーし、じゃあお互いに似合いそうな服買おうぜ!」
ちなつ「へ?」
京子「だから、私がちなつちゃんの服買って、ちなつちゃんが私の服買うと」
ちなつ「そういうことですか。まあいいですよ」
京子「と言うわけで、それぞれ服探しにレッツゴー!」
ちなつ(京子先輩に着せる服か・・・どれにしよう)
ちなつ「京子先輩、服決まりましたよー!」
京子「おお、こっちも決まったよー!」
京子「じゃあ、早速試着しようか。サイズとかあってるか確認しないといけないし」
ちなつ「そ、そうですよね」
京子「じゃあ、まずちなつちゃんからねー」
ちなつ「あ、はい」
ちなつ「着替えましたよー」
京子「どれどれー?」シャッ
京子「おー!」
ちなつ「な、なんですか?」
京子「天使がいる・・・」
ちなつ「ち、ちょっと、恥ずかしいこと言わないでください!」
ちなつ「でもこの服結構かわいい・・・」
京子「でしょでしょ?ちなつちゃんの好み考えたら、この服が一番かなって思ったからさ」
ちなつ「あ、ありがとうごさいます」
ちなつ「ハッ、つ、次、京子先輩の番ですからね!」
京子「ほいほーい」
ちなつ「京子先輩着替えおわりましたかー?」
京子「うん、着替えおわったよー」
ちなつ「じゃあ、開けますね」シャッ
ちなつ「結構かわいいじゃないですか」
京子「へへーん、ちなつちゃんのおかげだけどね」
ちなつ「べ、別に、私なら似合うかなって思った服を選んだだけで、京子先輩に似合うなんてこれっぽっちも思ってませんでしたし」
京子「もう、ちなちゅってば~」
ちなつ「だから~」
~いろいろすぎて~
京子「今日は楽しかったねー」
ちなつ「そうですねー、あっと言う間でしたね」
ちなつ(はぁ、もうデートもおしまいか・・・)
京子「・・・」
ちなつ「京子先輩?」
京子「ちなつちゃん」
ちなつ「は、はい!」
京子「最後に来てほしいところがあるんだけど、いい・・・かな?」
ちなつ「も、もちろんです!」
京子「ここだよ」
ちなつ「うわぁ・・・大きいクリスマスツリー・・・」
ちなつ(そういえば、まわりに結構カップルがいるような・・・)
京子「・・・」ゴクリ
ちなつ「京子先輩?」
京子「ちなつちゃん、あの、聞いてほしいことがあるんだけど、いいかな?」
ちなつ「いいですよ」
京子「私は最初にちなつちゃんを見たとき、ミラクるんが来たと思った」
京子「でも、ごらく部でちなつちゃんとすごすうちに、ミラクるんとは違うなって気づいて」
京子「それで私、ちなつちゃんをごらく部にいれた理由に気がついたんだ」
京子「私はちなつちゃんに一目惚れしたんだなって」
ちなつ「・・・!」
京子「私は!」
京子「ちなつちゃんのことが好きでした!」
京子「つきあってください!」
ちなつ「・・・」
ちなつ「京子先輩」
チュッ
京子「!?」
ちなつ「これが、私の答えです」カアア
京子「本当に私でいいの?」
ちなつ「はい・・・結衣先輩は、憧れみたいな存在でしたし、それに・・・」
ちなつ「京子先輩に抱きつかれた時とかすごくドキドキしたんですからね」
京子「・・・よかった」
ちなつ「私はこれからは京子先輩一筋ですからね」
京子「私もだよ、ちなつちゃん」
私たちはクリスマスツリーの下で口づけをした。
それは、最高のクリスマスプレゼントだった。
END
36 : ◆2tw7Ji6IluEW [... - 2012/12/25 00:27:39.47 xZtHx8/EP 22/38案外短かったからもう1本
結衣「クリスマス」
結衣「もうクリスマスか・・・」
結衣「家族は旅行でいないし」
結衣「京子はちなつちゃんとデートするってはりきってたし」
結衣「あかりは・・・なんか忙しそうだったし」
結衣「今年はぼっちクリスマスか・・・」
結衣「はぁ・・・」
ピンポ-ン
結衣「ん?誰だろ」
ガチャ
結衣「あれ、誰もいな・・・なんだこの大きな箱」
結衣「なんか紙が挟まってる」
『結衣にゃんへのクリスマスプレゼントだよん♪』
結衣「・・・まあ一応中に入れとくか」
結衣「ふう、意外と重かった・・・」
結衣「それにしても、中には何が入ってるんだろ」
結衣「とりあえず開けてみるか」
結衣「さてと中身は・・・」パカッ
あかり「・・・」
結衣「・・・」
あかり「メ、メリークリスマス、結衣ちゃん」
結衣「あ、ああ、メリークリスマス」
あかり「・・・」
結衣「・・・」
結衣「もしかして、プレゼントってあかり?」
あかり「そ、そうだよ!結衣ちゃんがクリスマスは1人って聞いたから」
結衣「だとしても、なんでこんなことを・・・」
あかり「あのね、お姉ちゃんは友達とパーティーするって言ってて」
あかり「お母さんはたまたま仕事で遅くなるって言ってたら、あかりが1人になっちゃって」
あかり「それを京子ちゃんに言ったら、なんかこんなことになっちゃったんだぁ」
結衣「やっぱり京子のしわざか・・・」
あかり「でもね!あかりが結衣ちゃんへのプレゼントなのは間違いないから!」
あかり「だから、今日はあかりにどんなことしてもいいよ?」
結衣「じゃあ、とりあえず・・・」
あかり「・・・」
結衣「一緒に買い出しに行こうか」
あかり「へ?」
結衣「ん?どうしたあかり?」
あかり「あ、いや、なんでもないよぉ」
~買ってきた~
結衣「結構買ってきちゃったけど、あかり重くない?」
あかり「ううん、そんなことないよぉ。これくらい平気だよぉ」
結衣「ありがとな、あかり」
あかり「えへへ、結衣ちゃんの役に立ててうれしいよぉ」
結衣「帰ったら、料理の準備とかするけど、あかりも手伝うよね?」
あかり「もちろんだよぉ」
あかり「すごく豪華だねぇ」
結衣「これもあかりのおかげだよ。ありがとう、あかり」
あかり「えへへ~」
結衣「じゃあ、食べようか」
あかり「うん!」
結あか「いただきます」
結あか「ごちそうさまでした」
あかり「おいしかったよぉ」
結衣「そうだな」
あかり「あ、片づけはあかりがするね」
結衣「別にそこまでしなくても」
あかり「今日ぐらいは結衣ちゃんの役に立ちたいから」
結衣「じゃあ、お願いするよ」
あかり「わかったよぉ」
あかり「片づけ終わったよぉ」
結衣「ありがとな、あかり」
あかり「どういたしまして」
結衣「そういえば、プレゼントあるんだけど、いいかな?」
あかり「うん、いいよ!」
結衣「ほんとは明日渡そうと思ったんだけどさ」
あかり「開けていい?」
結衣「いいよ」
あかり「わぁい手袋だぁ!」
結衣「手編みで作ってみたんだけど、どうかな?」
あかり「これ、すごく暖かいよ!これから毎日使うね、結衣ちゃん!」
結衣「ならよかった」
結衣「あかりからのプレゼントは・・・」
あかり「・・・」モジモジ
結衣「あ、あかり自身だっけ」
あかり「忘れてると思ったよぉ」
結衣「あんなにインパクトあったのに忘れるわけないよ」
あかり「そ、そうだよね」
結衣「そういえば、さっきなんでもしていいって言ってたよね?」
あかり「あ、うん・・・」
結衣「なら・・・」
結衣「こういうことしてもいいよね?」
あかり「え?」
チュッ
あかり「!?んんっ・・・」チュ-ッ
結衣「ん・・・」チュ-ッ
あかり「ぷはぁ・・・結衣ちゃん、舌までいれるとかすごいよぉ・・・」プシュ-
結衣(つい、大人のキスをしてしまった・・・)カオマッカ
あかり「でも、なんで、結衣ちゃんがキス?」
結衣「順番が逆になっちゃったね」
結衣「私、船見結衣は」
結衣「あかりのことが好きです」
結衣「だから、付き合ってくれますか?」
あかり「・・・」グスッ
結衣「あ、あかり、やっぱり今のは」アセアセ
あかり「違うの、結衣ちゃんから告白してくれたことが嬉しくて・・・」
結衣「そ、それじゃあ・・・」
あかり「よろしくお願いします、結衣ちゃん」
結衣「・・・こちらこそよろしくね、あかり」
あかり「えへへ」
おわり