マミ「ふ~ん、どんな感じなの?」
まどか「そうですね~、なんでもチョコレートケーキが美味しいってみんないってましたよ」
まどか「あ、でも限定だから並ばないと買えないって言ってましたよ」
マミ「限定チョコレートケーキね……」
マミ「そうそう、場所はどこなのかしら?」
まどか「忘れました」
マミ「もう!なら話さないでよ!」
元スレ
マミ「スイーツですって?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326556504/
さやか「あ~知ってますよ、駅前のお店ですよね」
さやか「友達が常連だからよく食べさせてもらってるんですよ」
マミ「駅前ね…」
さやか「よかったら食べます? 今日ももらったんだけどダイエットしてて…」
マミ「あら、いいの?」
さやか「勉強教えてもらったりしてますもん、遠慮しないで食べちゃてくださいよ~」
マミ「じゃあ、お言葉に甘えて」
モグ…モグ…
甘い……正直甘すぎるわ
モグ…モグ…
……美味しいけど、紅茶には合わない……緑茶の方がピッタリね
でも……
マミ「おいひぃ~//」フニャ~ン
さやか「……やべぇ、これはやばい……」
さやか「……」ジッ
マミ「♪」
さやか(♪)
杏子「おい! そのケーキはアタシにくれるんじゃなかったのかよぉ!!」
杏子「何も食べないで楽しみにしてたのにっ!!」
さやか「忘れち」テヘッ
杏子「ムキー!食べるのを止めろマミ!」
マミ「♪」
杏子「止めろ!」バシッ
マミ「痛っ」
マミ「……あら? 佐倉さん」
マミ「どうかしたの?」
杏子「どうも何もない!そのケーキはアタシのになる予定のはずだったんだぞ!」
杏子「よくも勝手に食べてくれたな!」
マミ「そ、そうなの…?」
さやか「らしいですね」キリッ
マミ「まあ……」
杏子「弁償しろ! 弁償しろ弁償しろ!」
マミ「そ、そんなに怒らなくても……」
杏子「うるさぁい! マミといえども許すわけにはいかないんだ!」
杏子「同じの買って来い!」
マミ「え? でも…」
さやか「ならばないと買えないらしいっすよ」
杏子「ならならんで買って来いよ!」ウルッ
さやか「あらら~? 泣いてんの~?」
杏子「な、泣いてねぇよ!」フキフキ
マミ「朝にならばなきゃいけないのよね?」
さやか「そうですよ~、開店前じゃないと厳しいとか」
マミ「そこまで美味しいくはないと思うけど……個人的に」
さやか「ヒューッ」
午前4時 某店前
マミ「てな訳で列んでます」
まどか「あ、そういう経緯だったんですね」
ほむら「寒いです……もう帰っていいですか……?」ブルブル
まどか「ダメだよほむらちゃん! 私達はみんなの日常を守らないといけないんだよ!」
マミ「辛いだろうけど、みんなの為にも寒さなんかに負けないで暁美さん!」
ほむら「えぇ……で、でもそれって美樹さんと巴さんの責任なんじゃ……」
マミ「…その可能性はあるかもしれないわね」
まどか「僅かにあるかもしれないね」
ほむら「……開店時間は」
ほむら「8時…? え? えっ?」
まどか「4時間も何してようかな~」
マミ「一応トランプと人生ゲームを持ってきたけど」
まどか「う~ん」
まどか「ほむらちゃんはどっちが良いと思う?」ニコッ
ほむら「4時間も待つんで…す…か…?」
ほむら「こんな外で…? 気温マイナスなのに…?」
一時間後
まどか「6、6、6…」
まどか「あ~あ、また上がれないかった……」
まどか「マミさんどうぞ」
マミ「悪いけど、お先に行かせてもらうわね」
警察官「君たちは何をしているのかな……?」
まどか「あ、お巡りさん」ニコッ
マミ「朝早くからご苦労様です」ニコッ
ほむら「……」ブルブル
警察官「もしかして、このお店に列んでたりするのかな?」
マミ「はい、どうしても手に入れたい事情がありまして」
警察官「……もしかしなくてもずっと列んでたのかい?」
まどか「はい」
警察官「君達まだ中学生だよね?」
マミ「YES」
まどか「I Do」
ほむら(うざっ……)
警察官「うむむ、まだ辺りも暗いし子供だけで居るのは…」
まどか「なら、お巡りさんも一緒に居てくれたらとっても嬉しいなって」
警察官「う~む、帰りなさいと言ってもダメかい?」
まどか「中学生は」
マミ「嫌いですか…?」
警察官「致し方ないか……よっこいしょ」ドサッ
警察官「4人でキリがいいからチーム戦なんてどうだい?」
ほむら「し、仕事してください…」ブルブルガチガチ
まどか「……何て言ったの?」
マミ「私と組みましょう…かしら?」
警察官「最近の中学生は積極的だな//」
警察官「いや悪いね、また私達の勝みたいだ」
マミ「強いわ……」
まどか「お巡りさん強過ぎるよ~」
警察官「ははは、これでも中学生時代は人生ゲームにどハマリしていてね」
警察官「ぶっちゃけ負けるがしないのさ」
ほむら「帰りたい……」ブルブル
マミ「暁美さん……」
まどか「ほむらちゃん……」
マミ「まだお店は開かないから我慢してね」
まどか「待ち遠しいのはわかるよ」ニコッ
数分後
マミ「本物って初めてみたわ」
まどか「うわ!?見た目より重いんですね」
警察官「ははは、鉄の塊だからね」
マミ「暁美さん暁美さん」
ほむら(もう、うるさいな……)
ほむら「なんですか?」ブルブル
マミ「ティロ・フィナーレ☆」カチャ
パンッ
シュンッ…タラッ
ほむら「」
まどか「びっくりした…」
まどか「もうマミさんったら」ニコニコ
警察官「ははは、セーフティーを外しちゃいかんぞ」
マミ「どっきり、びっくりした?」ニコッ
ほむら「」
杏子「マミ…あたしのあんなワガママを聞いてくれたのか」
杏子「ダメだと思ってきてみたら」
杏子「アタシはなんていい先輩と後輩を持っちまったんだ……」
杏子「はは……久しぶりに涙で視界がぼやけてきちゃったよ」ゴシゴシ
まどか「フィニトラ・フレティア☆」カチャ
パンッ
シュンッ
警察官「ヒューッ」
警察官「帽子に穴が空いてしまったよ、勘弁してくれよ」ニコッ
まどか「えへへ」
マミ「うふふ、まったく」
ほむら「……」
ほむら「や、やめてください! 何やってるんですか!?」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ほむら「お巡りさんもなんで拳銃を無闇に貸したりするんですか!?」
警察官「眼鏡ちゃん……?」
ほむら「以前に記事でみたことあります、大変な事だってわかってるんですか!?」
警察官「……」
まどか「怒鳴らなくても……」
ほむら「鹿目さんも鹿目さんです!危険な物なんですよ!」
まどか「……」
マミ「暁美さん……」
マミ「ストレスでも溜まってるの?」オドオド
マミ「ごめんなさい……暁美さんがこんなにも不満を溜め込んでいたのに気づけなくて」
まどか「マミさんだけのせいじゃないよ……」
まどか「同じクラスなのに気づけなかったわたしが一番悪いんだよ……」
まどか「マミさんは悪くないよ」
マミ「鹿目さん…」
まどか「マミさん…」
警察官「ううっいいな、友情ってやつは」
ほむら「もう帰る! 私帰ります!」
ほむら「家に帰ってこたつで丸くなります!」
マミ「こたつ!?そうだわ!」
まどか「マミさん?」
マミ「あの、お巡りさんにお願いがあるんですけど」
警察官「なんだい?」
マミ「実は……」
警察官「………」
警察官「!」
マミ「お願いできますか?」
警察官「いい考えだ、すぐ用意しよう」スクッ
まどか「一体なんなのマミさん?」
マミ「ふふ、見てからのお楽しみよ」ウィンク
ほむら「んん!?んんっ!?」ジタバタジタバタ
数分後
警察官「まったく天才にはかなわんな」ヌクヌク
マミ「そんな、照れます//」
警察官「屋内では味わえない寒さとこたつの温さのコラボ」
警察官「寒さに耐えられなくなったら体をこたつの中に、暑く感じてきたらちょっと体を出すだけで
絶妙な寒さがお出迎え」
警察官「正に至福」
まどか「暖かいね~ほむらちゃん」
ほむら「……」
ほむら(温いです)フー
マミ「欠点は羞恥心を抑えなければならないところね」
まどか「ですね~、周りからみたら変なのかもしれないよね」
まどか「外でこたつなんて」
「まだ早くない?」
「人気だからすぐなくなっちゃうんだよ」
「食いしん坊だな~」
まどか「またばば引いちゃったよ…」
マミ「もう鹿目さん、ばらしちゃダメじゃない」クスッ
警察官「おっとこれは注意しないとな」
「……開店してからでもいいよね?」
「そだね」
スタスタ
ほむら「……」
ほむら(なんていうか……死にたい……)
「こちら○○、○町○丁目で銃声のような音を聞いたと付近の住民から通報」
警察官「むっ」
警察官「君達すまない」
マミ「どうかしたんですか?」
警察官「この近くで銃声を聞いたって通報があったんだ」
まどか「え!?」
警察官「組同士の抗争かもしれない、だからすぐに行かないといけないんだ」
マミ「そう…ですか、じゃあこのこたつも」
警察官「いやいいよ、開店まで使っていたまえ」
警察官「それじゃあ私は急ぐから!」
まどか「怖いね…」
マミ「本当にね…警察官の人達に感謝しないとね」
一時間後
マミ「もうトランプも飽きたわね」
まどか「だね~、まだ時間あるから暇だねマミさん」
マミ「暁美さんは寝ちゃったし、尚更暇ね」
ほむら「zzz」
まどか「もう、ほむらちゃんは呑気なんだから」
まどか「ケーキの為に列んでるのをすっかり忘れちゃって」
マミ「まあまあ、いいじゃない」
マミ「ゆっくり開店時刻まで寝かせてあげましょう」ニコッ
まどか「は~い」
仁美「あらまあ……鹿目さんじゃありませんか……」
仁美「一体これは?」
まどか「仁美ちゃん?」
仁美「この外には不釣り合いな暖房器具は一体なんですのまどかさん……?」
マミ「鹿目さんのお友達かしら?」
まどか「うん、同じクラスのお友達で志筑仁美ちゃん」
マミ「そうなの? こんにちは、私は巴マミです」
まどか「マミさ~ん、朝だからおはようだよ~」
マミ「うふふ」
仁美「はぁ……」
ほむら(うるさいな……)ビクッ
仁美「あの…」
マミ「ん? 何かご用かしら?」
仁美「お店の前にそのような物を置いては邪魔ではないでしょうか……」
マミ「うふふふ、それなら大丈夫よ」
まどか「わたし達はこのお店に列んでるんだよ仁美ちゃん」
マミ「恥ずかしながら、限定のチョコレートケーキの為なのよ//」
マミ「人に言うと恥ずかしいわね//」
まどか「あはは、マミさんったら顔が真っ赤だよ」
マミ「からかわないの! もう…」
仁美「はぁ……」
仁美「少々非常識な気もしますが…」
仁美「では私は四番目ですね」
マミ「あなたもケーキを?」
仁美「はい、これでも常連なんです」
まどか「そういえばいつもさやかちゃんにあげてたよね」
仁美「あれは集られてたんです……」
まどか「大して違わないよ~」
マミ「うふ、愛情の裏返しね」
仁美「……」
ほむら(ま、まともな人……?)
マミ「立ってたら寒いでしょ? 空いてるからどうぞ」ポンポン
仁美「お気持ちだけで……」
まどか「人生ゲームでもする?」
仁美「見ているだけで……」
マミ「上級生相手じゃ緊張しちゃうものね?無理に誘ってはいけなかったわ」
まどか「そっか……仁美ちゃんは人見知りなんだね」
仁美「と、ところでこの電気はどこから繋いでいるのですか?」
まどか「知らない」
マミ「どこなのかしら?考えてもみなかったけど……」
ほむら「勝手に電気を使ってたりするんじゃないですか……?」
マミ「暁美さんおはよう、よく眠れたかしら?」ニコッ
ほむら「悪夢をみてました……」
まどか「なかなか乙だねほむらちゃん」
ほむら「そう思うならそれでいいです……」
仁美「なんだか不機嫌ですわね、暁美さんは」
マミ「わかる? この子ったら溜めちゃうタイプだから…」
まどか「うん、ちょっとイライラしてるの」
ほむら「別にそんなに苛立ってません」
マミ「強がってるけど一杯一杯なの」
マミ「刺激するような事は言わないであげてね」
ほむら「全然気にしてないです」
まどか「外からだとわからないけど、注意して欲しいかな」
仁美「はぁ……わかりましたわ」
ほむら「だから!」
マミ「もういいのよ暁美さん」ナデナデ
まどか「そうだよほむらちゃん、お友達なんだから支え合おう」ナデナデ
ほむら「もう帰りたい……」
まどか「引っ張ってみようかマミさん?」
マミ「ダメよ、抜けたらどうするの」
仁美「しかし、どこから電気を分けていただいてるのか気になりますわね」
マミ「そこが人生の面白いところね」
マミ「あちらが立てばこちらが立たず、世の中人生ゲームの様にはいかないって事ね」
まどか「深い……」コクリッ
仁美「ふふふ」ニコッ
ほむら「上手い事言ったつもりですか?全然上手くないですから」
マミ「なにこの子、怖い…」ビクッ
まどか「ほむらちゃん!心臓が弱いんだから興奮しちゃダメだよ!」
ほむら「何にも掛かってないですよね? バカなんですか?頭が残念なんですか?」
ほむら「巴さんってお目出たい頭なんですか?」
仁美「あ、暁美さん……」
仁美「お言葉が過ぎますわよ……」
まどか「そうだよほむらちゃん、もう元旦は過ぎてるのに」
マミ「ご、ごめんなさい、お節料理をご馳走してあげられなくて」
マミ「料理は得意だけど、そこまでのレベルはないのよ……」
ほむら「帰る!もう付き合っていられません!」スクッ
マミ「ちょっと暁美さん!?」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「そもそも私、ケーキより和菓子の方が好きですから!列んでまで食べたくないんです!」
マミ「和菓子ですって?」
マミ「詳しく聞いてもいいかしら?お薦めなんか聞きたいわ」スカートギュッ
まどか「洋菓子もいいけど和菓子も捨てがたいよね~」スカートギュッ
ほむら「やっ離してください!脱げちゃいます」
仁美「暁美さん……制服のままでしたの?」
ほむら「巴さんに拉致されたんです!離してくださいっ!」
マミ「人聞きの悪い、同意の上だったじゃない」ギュー
まどか「そうだよほむらちゃん、了解したんだから途中で帰るなんて卑怯だよ」ギュー
ほむら「ちょっと列ぶだけって言ったじゃないですか!?や!脱げちゃう!」
スルットナ
ほむら「きゃー!?//」
仁美「あらまあ」
マミ「白ね」
まどか「白だね」
モゾモゾ
ほむら「//」
マミ「ふふふ、結局またこたつの中ね」
まどか「ほむらちゃんたら」ニコリ
マミ「はしゃいだ罰としてスカートは預かっておきます」
ほむら「そんな……」
まどか「信賞必罰だよ、ほむらちゃん」
仁美「人間社会故のルールですわね」
仁美「耐えてください暁美さん」グッ
計3時間経過
マミ「誰かなんか話たら?」
仁美「すいません、読書中なので」ペラッ
マミ「鹿目さ~ん」
まどか「ごめんマミさん、チャットしてるから後にしてください」
マミ「ううっ」チラッ
ほむら「!」
ほむら「ぐーぐーむにゃむにゃ」
マミ「暁美さんはまた寝ちゃてるし……暇だわ」
マミ「仕方ないわね、暁美さんのブログでも炎上させようかな」スッ
ほむら「ななななんでブログの事知ってるんですか!?」ビクリッ
マミ「眠ってたんじゃないの?」
マミ「あらあら」
ほむら「あらあらじゃないです!」
まどか「へ? ほむらちゃんってブログ書いたりするんだ」
仁美「まあ、とてもいいご趣味ですわね」
ほむら「なんでそんなに食いつくんですか……」
マミ「安心しなさい暁美さん、ブログなら私もやっているから」
ほむら「そ、そうなんですか?」
マミ「ええ、これでも真実友枝でなかなか有名なのよ」ニコッ
ほむら「荒らしの常習のハンドルネームじゃないですか!?」
少し焦げてるけど始めてケーキ焼いたよ~(^O^)
―comment―
ブラック・チャック
どんまい! 最初はそんなもんだよ
nakazawa
いやいや美味しそうです、着払いで送ってよ~
上条紗耶香
あたしより上手いじゃん……うらやま
久丸
始めてでもわけがわからないレベルの下手さだよ
真実友枝
美味しそうなケーキですね!きっとワンちゃんも大喜びですよ(≧∇≦)
まどか「真実友枝、ええ!?あれってマミさんだったの?」
マミ「鹿目さんはブログをやってなかったんじゃないの?」
まどか「やってないよ、マミさん……チャットでも暴れてたでしょ?」
マミ「ん~最初の頃はね」
まどか「も~う、あの日は一日中イライラして大変だったんですよ~」
通りすがりのニート見習い
共働きでも母さんは家事に追われて大変らしいんだ
window
そうなんだ~家はパパが家事をやるから逆だね
真実友枝
マジ? windowさんのお父さんってニートなのwww
window
違うよ、パパは家の事をやってママが働いてるだけだよ
真実友枝
つまりニートパパな訳だね! いいな~私もニートになりたいな~
window
違います、やる事をちゃんとやってるからニートじゃありません
真実友枝
私も家事とかやって無職だけどニートじゃなかったんっすね!windowさんと出会って人生薔薇色www
window
一緒にしないでください! あなたは一人暮らしですか?
なら働かないと苦労しますよ?
真実友枝
大丈夫♪ ニートパパと一緒で勝手に収入あるからwww
window
パパはニートじゃないもん!!
マミ「ふぅ、昔話をしてたら後30分で開店時刻みたいね」
まどか「もう辺りも明るいね」
仁美「……珍しいですわね」
まどか「どうして?仁美」
仁美「いえ、いつもならこの時間に列んでいる方がいるのが普通なのですが」
仁美「今日は私達だけのようで……」
マミ「人気らしいのに不思議ね」
まどか「本当ですね、人もちらほら歩いてるのに」
「なぁにあれ?」
「関わらない方がいいって」
ほむら「誰か殺して……」ボソッ
仁美「すいません、ちょっとお手洗いに行きたいので、キープしてもらってよろしいでしょうか?」タタッ
マミ「ええ。……そろそろ準備しておきましょう」
まどか「そうですね」
ほむら「一人一つですよね……?」
ほむら「千円あれば十分ですよね」スッ
マミ「ええ」ゴソゴソ
マミ「……?」ゴソゴソ
マミ「ああ!? お財布を忘れてた!」
まどか「あ、あれ? わわわ私も忘れてた!」
まどか「ごめんねほむらちゃん! ちょっとだけ待ってて!」スクッ
マミ「直ぐに戻るから」スクッ
ほむら「……え?」
マミ「急ぐわよ鹿目さん!」ダッ
ヒソヒソヒソヒソ
ほむら「///」プルプ
ほむら(死にたい……死にたい……)プルプル
ガラガラッ
ほむら「あ、時間」
店員「お待たせしました、お並びの……」
店員「皆さ…ま…?」
ほむら「……」
店員「……」
店員「えっと、寒い中お待たせして申し訳ありませんでした」
ほむら「……いえ」
店員「どうぞ店内に」
ほむら「!」
ほむら(スカートがこたつの中にない)
ほむら「巴さん、家に持ってちゃったんだ……」ボソリ
店員「あの~お客様?」
店員「お時間ですのでどうぞご遠慮なく」
ほむら「ちょっと……ちょっと待ってください」
店員「はぁ……」
マミ「あったあった」
マミ「キュゥべえ、見終わったらテレビはちゃんと消すのよ」ダッ
QB「うん、わかってるよ」
ガチャ バタン
ただいま入ったニュースによりますと
○○町で銃声を聞いたと付近の住人から通報があり、捜索していた結果
○○前交番の○○巡査の誤発射だと……
「中学生と戯れていたらついハイになってしまった」と話して……
QB「世の中怖いね」ポチッ
店長「なんだいあの子は?」
店員「さあ? ちょっと待って欲しいと」
店長「もう開いてるのに?」
店員「僕にもわかりませんよ、なんだか変わった子みたいで」
店長「まあ変わってはいるかな、こたつを出して待ってるなんて始めてだし」
ほむら「早く来て……鹿目さん、巴さん」
ほむら「恥ずかしくて死んじゃうよ……私」
仁美「暁美さん? 皆さんはどうしたのですか?」
ほむら「みん」
仁美「もう開店しているのですね、暁美さんがお先ですからどうぞ」
ほむら「みんなが帰って来ないと……」
仁美「でも開店時に居ないのにお待たせしてはいけませんわ」
仁美「うふふ、さあ早く確保いたしましょう」グイッ
ほむら「触らないでください!」
ほむら「見えちゃうでしょう!」
仁美「ごめんなさい」シュン
店長「あの子怖い…」ビクッ
店員「最近の子ってテンション高いんですね…」
警察官「コラー!通報にあった子供は君か!?」
警察官「ダメじゃないか、こんなところでこたつを出すなんて」
警察官「非常識極まりない!」
ほむら「わ、私じゃないのに……」
警察官「小さくて聞こえんぞ! 手伝ってあげるから片付けなさい!」
ほむら「それは…」
警察官「もたもたしない!」グイッ
ほむら「あ!あ!ダメ!」ググッ
警察官「コラーー!!警察楯突くなーー!公務執行妨害で調教せるぞっ!!」
店員「ありがとうございました」
仁美「♪」スタスタ
数分後
まどか「あれ? こたつがなくなってるよマミさん」
マミ「……暁美さんも居ないわね」
まどか「帰りたがってたから、ケーキを買って急いで帰っちゃったのかな?」
マミ「暁美さんったら、新しい快感に目覚めていなければいいけど」
マミ「ノンスカートはデンジャーだわ……」
まどか「わたし達も急ごうマミさん」
マミ「ええ」ニコッ
マミ「遅れてしまったから売り切れていないといいけど……」
お昼
杏子「ありがとうマミ、美味しいよこれ」モグモグ
マミ「当然じゃない佐倉さん」パクパク
まどか「みんなで食べるともっと美味しいね♪」モキュモキュ
さやか「だね」モシャモシャ
ほむら「……」
まどか「……全然食べてないの?ほむらちゃん」
マミ「うふふ、食べさせてあげたら?」ニコリ
まどか「よぉし// ほむらちゃん」
まどか「あ~ん♪」
ほむら「わたしの食器に触らないでください」
さやか「ヒューッ」
!なんだかんだでワルプルギスの夜襲来!
まどか「マミさん死んじゃった……」
ほむら「…」
まどか「でも逃げるなんてできないの、だって私」
まどか「魔法少女だから」ニコッ
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃんは生きてね」ダッ
ほむら「…」
※終始ゆっこ顔のほむら。
※ゆっこ顔とは?
アニメ日常におけるキャラがみせる仏のような顔
?エピローグ?
ほむら「鹿目さんや巴さんを失ったけど、私は元気です」
ほむら「初めてのお友達の為に魔法少女になろうとは別に微塵も思いませんでした」
ほむら「やっぱり普通が一番ですね」ニコッ
警察官「また見学かい?暁美ちゃん」
ほむら「はい、私は調教(ボランティア)されてわかったんです」
ほむら「みんなの為に頑張りたいって※」
※一部除く
ほむら「だから、みんなを守る警察官になりたいんです」
―尾張―
以上破天荒なギャグのつもりでした
楽しいと思えていたらアレです
読んでもらってすみませんね~
ありがとうございました。