ほむ「まどかでオ○ニー! 略してまどニー! 気持ちいい!
ほむうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん!!」
ほむ「ふぅ……」
ほむ「ストレス発散に、試しにまどかをオカズにしてみたけれど、思いのほか感じてしまったわ」
ほむ「私ってひょっとして同性愛者だったのかしら」
元スレ
ほむら「ああ! まどに! まどに!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304408355/
QB「今さら何を、という気もするけどね」
ほむ「!?」
ジャキッ、バキューン!!
QB「」
ほむ「……今、淫獣がいたような気がしたけど、気のせいだったわ」
QB(2)「気のせいじゃないよ。いきなり撃つなんてひどいじゃないか。もったいn」
バキューンバキューン!!
QB(2)「」
ほむ「気のせいだったわ。大事なことだから二回言ったわ」
ほむ「さて」
ほむ「私って実は同性愛者だったのかしら」
ほむ「これは確かめてみる必要があるわね」
ほむ「……」
ほむ「……どうやって確かめればいいのかしら」
ほむ「よし」
ほむ「やはりここは、男性相手の妄想でも同じように感じられるか、でいってみましょう」
ほむ「問題は誰でしてみるか、ね」
ほむ「……」
ほむ「……」
ほむ「……誰も思い浮かばないわ」
ほむ「というか、顔と名前が一致する男性が、お父さんぐらいしかいないわ」
ほむ「だからといってお父さんで妄想するなんて流石にどうかと思うし」
ほむ「やはり、もう一度まどかで……」
ほむ「……いえ、待って」
ほむ「いたわ。顔と名前が一致する、お父さん以外の男性」
ほむ「鹿目タツヤ」
ほむ「まどかの弟よ」
ほむ「それでは早速やってみましょう」
ほむ「たっくんペロペロ」
ほむ「……」
ほむ「……」
ほむ「イマイチね」
ほむ「やはり私は同性愛者だったのかしら」
ほむ「……いいえ、まだ早い。まだ諦めてはだめ。決めつけるのは早計よ」
ほむ「単純にショタ属性がないだけかも知れない」
ほむ「そうだわ。ここは発想を逆転させて、まどか以外の女性で妄想してみましょう」
ほむ「逆転オナニー」
ほむ「名付けるならそんな感じ」
ほむ「相手は誰にしようかしら」
ほむ「巴マミでマミニー」
ほむ「美樹さやかでさやニー」
ほむ「佐倉杏子できょう……さく……えっと、あんこニー?」
ほむ「どれも語呂が悪いわね。特に佐倉杏子は略し方が適切かどうかもわからない」
ほむ「辛うじて使えそうなのはさやニーぐらいか」
ほむ「彼女のことはあまり好きではないのだけど」
ほむ「逆に考えれば、それでも興奮するようなら単純に 『私は女性が好き』 ということになるわよね」
ほむ「よし、レッツさやニー」
ほむ「以下妄想よ」
・
ほむら「いい格好ね、美樹さやか」
さやか「ちくしょう、転校生! 離せ! この縄をほどけ!」
ほむら「そうはいかないわ。今日はあなたには、私に逆らうことの愚かしさをたっぷり教えてあげる」
さやか「な、なんだよぉ! 何する気なのよぉ!」
ほむら「痛いことはしないわ。ただちょっと……可愛がってあげるだけ」
ほむら「ついでに上条恭介のことも忘れさせてあげるわ」
さやか「きょ、恭介をって……あ、あんた! 何をするつもりなのよ!?」
ほむら「クス……わかっているくせに」
さやか「くっ、来るなぁ! そ、それ以上一歩でも近づいたら、舌噛んで死んでやるんだからぁ!」
ほむら「……」
ほむら「フン……」 ズイッ
さやか「なっ……来るなって、い、言ってんだろお!」
ほむら「一歩近づいたわよ? 死なないの?」
さやか「う、うるさい! 寄るなぁ! 来るなぁ! へんたいぃ!!」 ジタバタ
ほむら「そうやって、いつまで吠えていられるかしらね……?」 スッ…
さやか「ひゃっ!?」 ビクッ
ほむら「あら、可愛い声。首、弱いの?」
さやか「うっ、うるさい! やめろぉ……!」
ほむら「まぁ、生物の急所なのだし、弱くて当然ではあるわね」 サスリサスリ
さやか「やめっ……! ほんとにっ……!」
ほむら「だから安心しなさい。いくら反応したところで、あなたが淫乱と言うことにはならないわ」 サスリサスリ
さやか「そんなのっ……! あたり、まえ……っ!」
ほむら「さて、と」 シュル
さやか「!? あ、あんた何を!」
ほむら「何って、タイをほどいただけじゃない」 プチ、プチ、プチ
さやか「ちょ、ブ、ブラウスのボタンまで! 待って待って待って! あんたマジなの!?」
ほむら「何を今さら……あら。意外とかわいらしい下着を着けているじゃない。
ほむら「てっきりスポーツブラとか、そういったイメージだったのだけれど」
さやか「見るなあ! ばかあ!!」
ほむら「水色のストライプ。ショーツとおそろいなのね、なかなかいい趣味よ」
さやか「なっ!? なんで知って……」
ほむら「短いスカートでそれだけ暴れれば、嫌でも見えるわよ。あと足を縛るときにも見えたし」
さやか「っっっ~~!!」
・
ほむ「妄想中断」
ほむ「うーん」
ほむ「悪くはないのだけど、なんかめんどくさいわ。何かするたびにいちいち叫ばれるし」
ほむ「いやもちろん私の妄想なのだけど」
ほむ「でも、何故かどうしてもそうなってしまうのよね。やはり美樹さやかとは相性が悪いみたい」
ほむ「しかしながら身体だけならおいしそうなのだから困ったものだわ」
ほむ「抵抗する気力をそいだ状態をうまく妄想できれば楽しめるかも」
ほむ「……」
ほむ「やはり私は同性愛者だったようね」
QB(3)「結論が出たようだね」
バキューン!!
QB「おっと」 ヒラリ
ほむ「何故避けるの?」
QB「むしろ何故撃つんだい?」
ほむ「質問に質問で返すなと学校で習わなかった?」
QB「通っていたと思うのかい?」
ほむ「……疑問文だけで会話って、どこまでできるものなのかしらね?」
QB「語尾を上げるだけでいいならいつまでもできると思うよ?」
バキューンバキューン!!
QB「おおっと」 ヒラリヒラリ
ほむ「だから、何故避けるの? 弾が勿体ないじゃない」
QB「こちらのセリフだよ。無駄に殺されると余計にエネルギーが勿体ない」
ほむ「……」
QB「そう睨まないでくれないかな。今日はいい話を持ってきたんだ」
ほむ「聞きたくないわ。お前の話がいい話だったためしがない」
QB「そう言わずに聞いてよ。新しいエネルギー源を発見したんだ」
ほむ「……今度は誰から何を吸い取ろうというの?」
QB「それはあとで説明するよ。ただ、それさえ成功すれば鹿目まどかを諦めてもいい」
ほむ「聞かせなさい」 ジャキ
QB「どっちにしろ銃は向けられるんだね」
QB「では答えよう」
QB「今までは、第二次成長期の少女が魔女に転化する際に発生するエネルギーをちょろまかしてたんだけど」
ほむ「ちょろまかって、おい」
QB「今度は、同じく第二次成長期のレズビアンの少女が別の少女をオカズにしてオナニーをするときに
発生するエネルギーをちょろまかするシステムを開発したんだ」
ほむ「……」
ほむ「……えっ」
QB「さっきしてただろう? あの短時間で、魔法少女10人分に相当するエネルギーが採取できたよ」
ほむ「なんてこと」
ほむ「つまり、私がひたすらまどニーすれば世界は救われるのね!?」
QB「そういうことになるね、残念ながら」
ほむ「何が残念なのよ」
QB「大切な何かが」
ほむ「わけがわからないわ」
ほむ「そう言えば、さっきは異様に感じてしまったのだけど、あれはお前が何かしたせいなの?」
QB「そうなのかい? 僕は吸い取っていたわけだから、逆に快感は減少してもおかしくないんだけどね」
ほむ「なん、だと」
ほむ「それじゃあ、お前が何もしなければあれ以上の快感が!?」
QB「いや、そういうことになるけどさ。それを楽しむのはノルマを果たしてからにしてほしいな」
ほむ「ぐぬぬ」
QB「やり遂げたあとの、がんばった自分へのご褒美というやつだよ」
ほむ「このスイーツ()め」
QB「じゃあ早速やってみようか」
ほむ「了解よ。とっておきの妄想を見せてやるわ!」 ジャキッ
QB「え?」
バキューン!!
QB「」
・
・
ワル夜「」
ほむら「やったわ……ついに、ワルプルギスの夜を倒した……」
まどか「ほむらちゃーん!」 タッタッタッタッタ
ほむら「まど、か……?」
まどか「ほむらちゃん! だいじょうぶ!? しっかりして!」
ほむら「まどか……駄目よ……こんなところに来ちゃ、危ないわ……」
まどか「わたしは平気だよ! そんなことよりほむらちゃんが! ソウルジェムが……!
ほむら「いい、のよ……全てを出し切らないと、私では、ヤツは……」
まどか「グリフシードは!? まだあるよね!? あるんだよね!?」
ほむら「……」
ほむら「……」 フルフル
まどか「そんな……!」
ほむら「いいの……こうなることは、最初から……」
まどか「どうして……! どうして、ほむらちゃん……!!」
ほむら「泣かないで、まどか……」
まどか「だって、だって……!」
ほむら「せっかくあなたを守れたのに……約束を、守れたのに……お願い……笑ってよ……」
まどか「笑えるわけ、ないよぉ!!」
まどか「なんで、なんでわたしなんかのために……!」
ほむら「やく……そく……だから……」
まどか「そんな約束してない! わたしほむらちゃんと、そんな約束してないよ!」
ほむら「した、のよ……あなたは、覚えて、なくて、も……」
ほむら「私、ね……未来から……来たん、だよ……?」
まどか「え……?」
ほむら「はぁ……はぁ……」
ほむら「アイツに、騙されて……魔女に、なろうとしていた、あなたを……助けるって……」
ほむら「そう、約束して……同じ時間を、何度も繰り返して……」
ほむら「それがやっと……果たせたの……」
まどか「わかんないよ、ほむらちゃん……どうしてそこまで……」
ほむら「……ともだち、だったから……」
まどか「……!」
ほむら「今は、違うけど……最初の時間軸では……あなたは、私の最高の……」
まどか「違わないよ!」
ほむら「まどか……?」
まどか「別の時間なんか知らない! でも、今もほむらちゃんはわたしの友達だよ!」
まどか「わたし、ほむらちゃんのこと大好きだもん!」
ほむら「……」
まどか「だからお願い! 死なないで! ほむらちゃん!!」
ほむら「……しい……」
まどか「え……? な、なに?」
ほむら「うれ、しい……」 ポロ、ポロ
ほむら「ありがとう……でも、ごめん、ね……?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「……」 ジャキッ
まどか「ほむらちゃん!? 何を!?」
ほむら「ごめん……もう、限界、なの……」
まどか「ダメ! ほむらちゃん、やめて!」
ほむら「でも、最高、に……しあわせ……だから…………魔女に、なる、前に……」
まどか「だめええええええええええええええええええええっ!!!」
――パァアア……!!
ほむら「……え……?」
まどか「な、なに? この光……」
シュウゥゥゥ…
ほむら「あ……」
まどか「ソウルジェムが……」
ほむら「なぜ……? グリフシードは、使っていないのに……」
ほむら「……でも、あたたかい……」
まどか「……」
ほむら「……」
QB「これは、信じられないな……」
ほむら「!?」
まどか「キュウべえ……?」
ほむら「……まさか、お前が何かしたの?」
QB「僕は何もしていないよ。何かをしたのは恐らく、まどかだ」
まどか「わ、わたし?」
ほむら「まどかが……? どういうことなの?」
QB「僕にも詳しいことはわからない。
ただ、君のソウルジェムが浄化される瞬間、まどかから未知の力を感じた」
まどか「え? え?」
ほむら「わからないって……」
QB「わからないものはわからないんだ。こんなの初めて見たよ。
どう見ても何の変哲もない人間が、自力でソウルジェムを浄化するなんて」
QB「しかし、困ったな。こんなことのできる人間が魔法少女になったとしら、一体どうなるのか……」
ほむら「! させないわ……!」
QB「そうなんだよね。
どうなるのか、まるで見当もつかない。今まで集めたエネルギーがパーになる可能性すら否定できない」
QB「これじゃあ契約なんて、とてもじゃないけどできないじゃないか」
まどか「え……?」
ほむら「……!」
QB「まったく、時間を無駄にしてしまったよ。ワルプルギスの夜まで倒されちゃうし」
ほむら「……」
まどか「キュウべえ……」
QB「暁美ほむら、鹿目まどか。お別れだ。もう二度と会うことはないだろう」
QB「せっかく手にしたその奇跡、大切にするといい」
スゥ…
ほむら「あ……」
まどか「行っちゃった……?」
ほむら「……」
まどか「……『奇跡』 だって。ほむらちゃん」
ほむら「ええ、そうね……何の裏も陰謀もない、本当に本当の奇跡……」
まどか「ほむらちゃん……!」 ダキッ
ほむら「ま、まどか?」
まどか「よかった……ほむらちゃんが死ななくて、本当によかったよぉ……」 ギュウゥ
ほむら「……」
ほむら「ありがとう、まどか。あなたのおかげよ」
まどか「そんな。わたし、なんにも…………した、のかな? わかんないけど」
ほむら「ええ。これは、あなたがくれた奇跡だわ」
まどか「そっか……わたし、やっとほむらちゃんのために何かができたんだね」
ほむら「ありがとう、本当に……」
まどか「これで、終わったんだよね」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「まどか……私、実はもう一つだけ、言っていないことがあるの」
まどか「そうなの? なに?」
ほむら「一番最初の時間軸で、私とあなたは友達だったと言ったけど……本当は、少し違うの」
ほむら「あなたはそう思っていたのかも知れないけど、私の方は、それだけじゃなかったの」
まどか「それだけじゃない、って……」
ほむら「私……」
ほむら「……」
ほむら「……私は、あなたのことが、好きだったの」
まどか「えっ」
ほむら「友達の 『好き』 じゃなくて……もっと特別な、『好き』……」
まどか「……」
ほむら「……ごめんね? こんなこと言っても、わけわかんないよね。気持ち、悪いよね……?」
ほむら「なんでかな……言うつもりなんて、なかったのにな……」 スッ…
まどか「あ……ま、待って!」 ダキッ
ほむら「ま、まどか?」
まどか「え、ええと、あの。わたし、よくわかんないけど、イヤじゃないよ」
まどか「ほむらちゃんと同じ気持ちなのかっていうと、わかんないんだけど、でも」
まどか「う、嬉しい……と思う……」
ほむら「まどか……」
まどか「ほむら、ちゃん……」
チュッ…
・
ほむ「ほむうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん!!」
ほむ「……ふぅ」
QB(4)「うわぁ……」
ほむ「何よ」
QB「いや、なんていうか……えぇー……?」
ほむ「何か文句あるの?」
QB「文句ってゆーか……今のが君の、オナニーなのかい?」
ほむ「そうだけど?」
QB「なんか思ってたのと違うんだけど」
ほむ「まどかが私のために泣いてくれて、私のために取り乱してくれて、私を大好きだと言ってくれて、
私のために奇跡を起こしてくれて、私を抱きしめてくれて、私が助かったことを喜んでくれて、
そして私の気持ちを受け入れてくれるのよ。そういう妄想なのよ」
ほむ「これがオナニーじゃなくてなんだというの!」 ドーン
QB「……」
QB「いや、うん。確かにオナニーとしか言いようがないんだけどさ」
QB「なんていうか、『モニターの前の紳士たちもがっかり』 というか」
ほむ「意味がわからないわ。何がそんなに不満なのよ」
ほむ「……まさか、エネルギーが採れなかったの?」
QB「いや、採れたよ。魔法少女100万人分ぐらい」
ほむ「えっ」
ほむ「予想以上ね。ちょっと自分で引いてしまったわ」
QB「うん。僕はもうドン引きさ」
ほむ「でもそれなら、もう充分にまどかの分まで採れたでしょう」
QB「ううん。まだだよ」
ほむ「えっ」
QB「まだまどかの潜在値の1%未満だね」
ほむ「さすがまどか、パねぇわ」
ほむ「まぁいいわ。1%ということはあと100回ね。それなら今日中に終えられる」
QB「えっ」
ほむ「それじゃあ早速2回目を」 ジャキッ
バキューン!!
QB「あわわっと」 ヒラリ
ほむ「避けるなと言っているでしょう」
QB「撃つなって言ってるんだよ。ってゆーかホントなんで撃つのさ」
ほむ「何かを殺した感触を得ることで、ワルプルギスの夜を倒すイメージを喚起できるのよ」
QB「なんてこった。理解できちまった」
ほむ「この宇宙のために死ねるのよ? 本望でしょう?」
QB「それはその通りなんだけど、なんだろう? 僕の中の何かが拒否している」
ほむ「変わりはいくらでもいるんでしょう? しかも無駄死にするわけでもない」
QB「まったくもってその通りなんだけど、でも」
ほむ「宇宙の寿命と、単一個体の命と、どちらが大切かなんて考えるまでもないのよね?」
QB「まぁ、うん。しかし」
ほむ「いいから死ね! 死んでこの宇宙の、否、私の妄想の糧となれ!」 ジャキッ、バキューン!!
QB「やっぱなんかヤだ!」 ヒラリッ
ほむ「わけがわからないわ。大勢の中のたった一匹を差し出すだけで済むというのに」
QB「一匹じゃなくて100体だけどね」
ほむ「さり気に単位を修正するんじゃないわよ。お前なんか 『匹』 よ 『匹』」
QB「ひどい言われようだ」
ほむ「それ以上にひどい扱いを受けてきたのよ、私たちは!」
ほむ「みんなの痛みを! 苦しみを! 無念を! 絶望を!!」
ほむ「死んで購え! 永遠に私に殺され続けろ! インキュベータアァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
バキューン
キューン
ーン…
・
・
・
ほむ「……ふぅ」
QB(284)「……」
ほむ「ええと、今ので何回目だったかしら?」
QB「16回目だよ」
ほむ「そう。先は長いわね」
QB「うん。これはちょっと厳しいかも知れないね。
ペースもエネルギー発生効率も落ちているし、何より僕の殺される量が加速度的に増え続けている」
ほむ「流石にぶっ続けだと飽きがくる、ということかしら」
QB「そろそろ別の妄想に切り替えたらいいんじゃないかな。たとえば僕が死なない系とか」
ほむ「却下よ。お前の死は極上のスパイスなのだから」
QB「えー……」
ほむ「まあいいわ。少し休憩しましょう」
QB「賛成だよ」
ほむ「お前はその死骸の山を片づけてなさい」
QB「えっ」
ほむ「目触りなのよ。ペースが落ちるのもそれが視界に入るせいだわ」
QB「君が築いた山じゃないか」
ほむ「うるさいわね。自分の亡骸ぐらい自分で始末しなさい」
QB「今ひどい理屈を聞いた」
(小一時間後)
ほむ「さて、そろそろ再開しましょうか」
QB×10「「「「食べ終わるまで待ってくれないかな」」」」 モッシャモッシャモッシャモッシャ
ほむ「……」
パラララララララララララララララララッ!!
QB×10「「「「」」」」
ほむ「しまった。淫獣の群れが淫獣の死体の山を貪り食うというあまりにもおぞましい光景に、
ついマシンガンの掃射をしてしまったわ」
QB(294)「また死体が増えちゃったじゃないか」
ほむ「本当。生きてても死んでても害にしかならないなんて最悪ね」
QB「えー……」
ほむ「まあいいわ。再開するわよ」 ジャキッ
QB「待って。本当に、待って」
ほむ「何だというの。一匹死ぬも二匹死ぬも同じでしょう」
QB「同じじゃないよ。それにもう300近く殺されてるよ。
律義に数えろとまでは言わないけど、せめてそこの山ぐらいは考慮に入れようよ」
ほむ「つくづくめんどくさい淫獣ね……」
QB「理不尽だ」
ほむ「甘いぐらいよ。お前がしてきたことを考えるとね」
ほむ「魔女が現れるのはだいたい三日に二回」
QB「うん?」
ほむ「年間で約200体。ただしこれは、ここ見滝原に限った話・
この街の人口を10万とすると、世界人口が60億だから、地球全土で年間1200万体。
これが有史以来だから、だいたい一万年として、1200億体。
そして魔女一体あたりに殺される人間を10人とすると、1兆2000億人」
ほむ「地球200個分。お前はそれだけの絶望を撒き散らしたの。それを今さら300匹程度がなに?」
QB「いや、その計算は間違ってるよ」
ほむ「概算なんだから誤差は当然よ」
QB「そういうことじゃない。君は鹿目まどか以外はどうでもいいんだろう?」
QB「だったら『1人』だ」
QB「君自身を含めても、2人。ループした世界を合わせても、せいぜい20人と言ったところだろう?」
ほむ「……」
ほむ「なるほど」
ほむ「そうね、確かに私の価値観を計算に入れてなかったわ」
QB「だろう?」
ほむ「まどか一人の価値をお前らで換算すると、1兆2000億が1京2000兆でも遠く及ばない」
QB「え?」
ほむ「お前らが1億回ぐらい絶滅して、ようやくトントンといったところね」
QB「あれ?」
ほむ「それが20人分。よし、20億回絶滅しなさい」
QB「どうしてこうなった」
ほむ「感情を理解できないくせに価値観なんかを持ち出すからよ。このクズ。ゴミ。淫獣」
QB「グウの音も出ないとはこのことか」
ほむ「だけどまぁ、そこまで言うならやり方を変えてやってもいいわ」
QB「本当かい?」
ほむ「ええ。休憩している間にふと考えたのだけど、要は私がまどまどでほむほむすればいいのよね?」
QB「ごめん、日本語で」
ほむ「宇宙人のくせに」
ほむ「つまり、妄想ではなく本物のまどかにハァハァしたりスリスリしたりペロペロしたりクンカクンカしたりすれば
より大量のエネルギーが得られるのではないかしら」
QB「それは、うーん……」
ほむ「できないの?」
QB「オナニー専用の採取プログラムを組んでるからね。セックスに対応できるかどうか」
ほむ「セっ……!? ま、まどかにそんなことするわけないじゃない!!」
QB「え?」
ほむ「え? じゃないわよ! 淫獣! 淫獣! 淫獣!」
QB「えっと……まどかに、ペロペロしたりスリスリしたりするんじゃないのかい?」
ほむ「お前の星では。それをセッ……と、言うの?」
QB「そう言われると、言わないけれども」
ほむ「でしょう?」
QB「確かに、そもそも女性同士ではセックスとは言えないね、厳密には。
男性同士ても、男女だとしても避妊をしてしまったら、それはもうセックスとは呼べない。
繁殖に繋がらないのなら、オナニーを複数でやるのと変わらないと言える」
ほむ「そこまで言うと極論過ぎる気もするわ」
QB「どうでもいいさ。とにかく、そういうことなら試してみる価値はある」
ほむ「よっしゃ」 グッ
QB「問題はまどかが協力してくれるかどうかだけど」
ほむ「私が説得するわ」
QB「えー? 敏腕営業マンの僕があれだけ勧誘してもなびかなかったまどかを、
コミュ障を抱えた君に落とせるとはとても思えないなぁ」
ほむ「舐めないで。ちゃんと考えてあるわ」
QB「ふぅん。それじゃあお手並み拝見と行こうかな」
・
・
・
(まどホーム)
ほむら「鹿目まどか」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ほむら「……」
まどか「え、と……ど、どうしたの? こんな夜更けに……」
ほむら「……全てを」
まどか「え?」
ほむら「全てを話すわ」
ほむら「魔女について。魔法少女について。キュウべえ……インキュベーターについて」
ほむら「私が今までしてきたこと。これからするつもりのこと。それら全てを、あなたに」
まどか「……」
ほむら「……うん。聞かせて」
ほむら「――以上よ」
まどか「そんな……それじゃあ、ほむらちゃん、ずっと一人で……?」 ウルウル
ほむら「私のことはいいの。問題はあなたよ、鹿目まどか」
まどか「でも……」
ほむら「聞きなさい。今言った通り、契約すれば、あなたも魔女になる。『最悪の魔女』 に」
ほむら「みんな死んで、あの悪魔だけが得をして終わる」
ほむら「だから絶対に契約しないで」
まどか「でも、ほむらちゃん一人じゃ……」
ほむら「勝てる。絶対に勝ってみせるわ。ただ……」
まどか「……ただ、なに?」
ほむら「……一つだけ、あなたにお願いがあるの」
まどか「お願い? ほむらちゃんが、わたしに?」
ほむら「……」
まどか「いいよ、なんでも言って! わたしにできることなら、なんでもする!」
ほむら「な、なんでもなんて、軽々しく言っては駄目よ……でも、ありがとう」
まどか「うんっ。それで、お願いってなぁに?」
ほむら「えっと、その……」
まどか「うん」
ほむら「つまり……………………、だ」
まどか「だ?」
ほむら「だ――抱きしめて、ほしいの……」
まどか「……へ?」
ほむら「へ、変な意味じゃないの! ただその、勇気が欲しくて……」
まどか「勇気……」
ほむら「……そうよ。本当は、怖いの」
ほむら「でも、あなたが抱きしめてくれたら……人の温もりを思い出せれば、私は、戦えるから……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「……」
まどか「……かわいい」
ほむら「なっ……! か、からかわないで……」
まどか「ご、ごめんね。思わず……ふふっ」
ほむら「~~っ」
ほむら「……私だって、わかっているのよ。こんなときに馬鹿なことを言っているって」
ほむら「だけど、私は……」
まどか「ううん。いいよ、ほむらちゃん。――はい、どうぞ?」
ほむら「え……?」
まどか「来て。ぎゅってしてあげる」
ほむら「……っ!?」
まどか「ん?」 ニッコリ
ほむら「わ、私からいくの?」
まどか「だめ?」
ほむら「駄目、という、わけじゃ……でも、その……私……うぅ……」
まどか「……」
まどか「じゃあ、わたしから行っちゃう!」
ほむら「え」
まどか「えいっ!」 ダキッ
ほむら「っ!?」 ダカレッ
ほむら「ま、まどっ」
まどか「……」 ギュウウウッ
ほむら「~~~~っっ!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「え。……え、え、ええ。暖かい、わ」
まどか「ほむらちゃんも、あったかいよ……それに、こんなにも細い……」
ほむら「そ、そう、かしら。ありがとう」
まどか「折れちゃいそうだよ……」
まどか「こんなに細いのに、わたしと大して変わらない、女の子なのに……!」
ほむら「……」
まどか「それなのに、どうして……どうしてほむらちゃんが戦わないといけないの……?」
ほむら「まどか……」
ほむら「……まどか、顔を上げて」
まどか「ほむらちゃ――」
ほむら「ごめんね」
チュッ
まどか「え……?」
ほむら「……これが、理由よ。私が戦う理由」
ほむら「あなたを、鹿目まどかを守りたいと思う理由」
まどか「ほ、むら……ちゃん?」
ほむら「ごめんね……初めてだったよね」
ほむら「もう離してくれていいよ? 気持ち悪いでしょ?」 クスッ
まどか「……」
ほむら「本当に、ごめんなさい……」 ウル…
まどか「……ほむらちゃん……」 ジッ…
ほむら「まどか……?」
ほむら「あの、その……離してくれていいのよ?」
まどか「……ん……」
ほむら「え?」
まどか「……」
ほむら「ま、まどか? どうして目を、閉じてる、の?」
まどか「……」 カァ…
ほむら「ま……」
まどか「……」
ほむら「……」
ほむら「…………」
チュッ
・
・
・
ほむ「ほ、むうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううん!!」
QB「……」
ほむ「ふぅ……と、そういう計画よ」
QB「……うん、わかってたよ。表記がほむまどじゃなくほむらまどかになってたからね。
妄想パートだってちゃんとわかってたよ」
ほむ「で、適当に盛り上がったところにお前が現れて、すごいエネルギーだとか言えばOK」
ほむ「間違ってもオナニーだとかレズビアンだとかって単語を出すんじゃないわよ。
まどかに引かれてエネルギーを採れなくなったらお前も困るでしょう?」
QB「うん。まあ、それはいいんだけどさ」
ほむ「今度はなに?」
QB「君はそれで上手くいくと本当に思うのかい?」
ほむ「当然よ」
QB「……」
ほむ「絶対に上手くいくわ。失敗するはずがない」
QB「ああ、そうか……妄想のしすぎで……」
ほむ「何をごちゃごちゃ言っているの? 行くわよ淫獣。ほむまどの愛が宇宙を救うと信じて!」
QB「行きたくねえー……」
・
・
・
・
・
・
まど「ほむらちゃん……///」
ほむ「ほら上手くいった」
QB「……」
QB「……神は死んだ」
まど「えぴろーぐ!」
まど「というわけで、ほむらちゃんの愛(///)で、世界は救われました」
まど「世界中の魔女と魔法少女は必要なくなったので人間に戻りました」
まど「もちろんワルプルギスの夜が現れる心配ももうありません」
まど「さやかちゃんもマミさんも杏子ちゃんも何故か生き返りました」
まど「めでたしめでたし」
まど「え? キュウべえですか?」
まど「なんかよく知りませんけど、感情が芽生えたみたいです」
QB「……こんな世界やだなぁ……」
まど「あんな感じです」
まど「きっと近いうちにレミングのように集団自殺してくれることでしょう」
まど「それじゃあ私は、これからほむらちゃんとお風呂入りますので」
まど「さようならー」 ノシ
82 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2011/05/03 21:09:37.08 lWS2xl3mo 66/68もうすでにこれでエントロピー凌駕してんじゃねえのw
QBが完全に八九寺だわw