える「だから氷菓の評価はどうでひょうか? わたし、気になります!」
折木「あ、ああ……まあ、ぼちぼちじゃないのか」
える「そうでひょうか……」
折木(なんだこれは……)
里志「僕はかなりいい評価貰えてると思うんだけどなあ」
える「そうでひょうか! 福部さん!」
元スレ
える「氷菓の評価はどうでひょうか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344681253/
里志「うん、ちょっと刷りすぎたけどね」
摩耶花「もう! それは何度も謝ったでひょうか!」
里志「はは、そんなに怒ると寿ひょうか縮まるよ」
折木(駄洒落? 駄洒落なのか?)
摩耶花「もう……まあ、わたしもなかなかの出来だと思うわ」
える「ふふ、よかったです!」
折木「……なあ」
里志「なんだい? ヒョーカロー」
折木「……駄洒落でも流行ってるのか?」
える「何を言ってるんでひょうか?」
摩耶花「本当に折木はひょうかないなあ……」ハァ
折木「いや、だからそれ……」
里志「ヒョーカロー」
折木「俺は奉太郎だ」
里志「え? ちゃんとヒョーカローって言ってるけど……」
折木「え?」
える「折木さん、どうしたんでひょうか……」ヒソヒソ
摩耶花「さあ……」ヒソヒソ
折木「……」
摩耶花「あ、そうだ。もう直ぐ出来上がる漫画なんだけど……」ゴゾゴソ
える「どうしたんでひょう?」
摩耶花「フォントがなかなか決まらなくてねー……これなんてひょうかな?」
里志「うーん……いいんじゃないかな? 絵柄とも合ってるし」
える「わたしもそれがいいと思いますよ」
摩耶花「ふぉんとに?」
折木「……」イラッ
える「ええ、ふぉんとですよ」
里志「ああ、ふぉんとだよ」
摩耶花「よし! じゃあこのフォントにしまひょうか!」
折木「ああ! もう!」ガタン!
摩耶花「ど、どうしたのよ折木」ビクッ
折木「お前らさっきからひょうかひょうかフォントフォントうるさいんだよ!」
里志「ヒョーカローおちつきなよ」
折木「だから、それ! 駄洒落言ってるよな? な?」
える「え? 誰も駄洒落なんて言ってないですよ……」
折木「な……じゃあ、俺の耳が……これは……」ブツブツ
里志「大丈夫? 疲れてるんじゃないの?」
える「保健室に連れて行きまひょうか?」
折木「また……」ウルウル
摩耶花「ちょっとなんで泣きそうになってるのよ……」
折木「いや、だって……お前らが……」グス
折木「きょ、今日は帰る!」ダッ
ガララーパタン
える「……ふふ、涙目のほうたるかわいかったですね!」キラキラ
里志「うんうん、たまらないものがあるね」
摩耶花「なんか小さい頃のほうたる思い出すなー」ツヤツヤ
える「次はどうやってほうたるを愛でます?」
里志「無視……は酷いかな?」
える「それは流石に……」
摩耶花「じゃあ、触るのは?」
える「いいですね! ほうたるの後ろ髪をさわさわ」
里志「いいね。ほうたるのほっぺぷにぷに」
摩耶花「よーし、じゃあ明日はそれでいきましょう!」
える里志「はーい!」
ーほうたる宅ー
折木「今日のあれはいったいなんだったんだ……」
折木「俺の耳がおかしくなったわけでもないしな」
折木「まさかイジメ……そ、そんなことないよな……」
折木「明日は普通になってるといいな……」
ー翌日・部室ー
ガララー
える「あ、折木さんだけですか。こんにちは」
折木「お、おう」
える「昨日は急に帰ってどうしたんでしょうか?」
折木(ひょうかって言ってない!)パァ
える「?」
折木「い、いや、ちょっと具合が悪くてな……もう大丈夫だ」
ガララー
里志「はぁ、疲れたー」
える「福部さん、こんにちはー」サワサワ
折木「!?」ビクッ
里志「はいはい、こんにちは」
える「摩耶花さんは一緒じゃないんですか?」モミモミ
折木(え? 俺、今お尻触られてる……)
里志「漫研に寄ってから来るってさ」モミモミ
折木「なっ……!?」ビクンッ
折木(な、なんだ……千反田と里志が俺を挟んで両方からお尻を揉みしだいてる……)
折木「あっ……ん……」
える「? 折木さんどうしたんですか?」サッ
里志「なんか顔が赤いけど大丈夫?」サッ
折木「い、いや、別に……」
里志「ならいいけどね」モミモミ
える「具合悪い時はちゃんと言ってくださいね」モミモミ
折木「あ、ああ……んっ」ビクンッ
ガララー
摩耶花「ごめーん! ちょっと遅くなっちゃったー」
折木「あ、伊原! た、助け……」
える「摩耶花さん、こんにちはー!」モミモミモミモミ
里志「そこまで遅くはないよ。摩耶花」モミモミモミモミ
折木「んくっ……やめ……」ビクンッ
摩耶花「そう? よかったー」ムニムニ
折木「ひゃっ! ほっぺ摘むにゃ!」
折木(な、なんなんだよこれ! なんなんだよ!)
摩耶花「それでさーまた部長がーー」ムニンムニン
える「そんなことがーー」モニュンモニュン
里志「はは、部長さんらしいね」ビターンビターン
折木「ひゃっ! んぐっ……」ビクビクーンッ
折木(やばい……ちょっと気持ちよくなってきた……)
摩耶花「あれ? 折木、顔赤いよ?」ムニー
える「大丈夫ですか?」ムニュン
里志「ホータロー?」ビターンビターンビターン
折木「ちょっ……里っ……あぁっ……」ビクンビクンッ
える「本当に大丈夫ですか? 折木さん?」ムニュンムニュン
摩耶花「折木?」ピチュ
折木「く、口に指入れ……ちょっ……」チュパ
える「折木さん?」グニグニ
折木「あ」
ドビュッシー!
折木「か、帰る……」トコトコ
ガララーパタン
摩耶花「ほうたる……射精てたよね?」ツヤツヤ
里志「射精てたね」ツヤツヤ
える「クンカクンカ……栗の花の香り!」ツヤツヤ
摩耶花「ふふふ」
える「うふふ」
里志「ふぅ……」
える「さて、次はどうやってほうたるを愛でまひょうか!」キラキラ
おわり