える「私をですか?」
折木「ああ」
える「でも私、折木さんに食べられたことないはずでず」
折木「えっ」
える「身体に欠損もないですし……あっ! 髪の毛とかですか?」
折木「」
元スレ
折木「千反田、俺はお前をオカズにした事がある」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344340361/
える「でも髪の毛をオカズにするなら主食はなんになるんでしょう……」
える「お米……パン……麺……うーん」
折木「千反田……」
える「え? なんですか、折木さん」
折木「お前はそのまま純粋でいてくれ」
える「? はい、わかりました!」
える「あ、そう言えば壁新聞部に用事があったの忘れてました! ちょっと行ってきます」トテテー
折木「……えるたそ、きゃわわ」
ロッカー「ぷっ、くくく」ガタンガタンガチャ
折木「え?」
里志「ははは、いやー何を言い出すかと思ったら気でも狂ったのかい、奉太郎」
折木「里志……お前いつから」
里志「「千反田、俺はお前をオカズにした事がある」キリッ……くらいから」
折木「」
里志「まあ、奉太郎も男の子だし仕方ないんじゃないかな」
折木「」
里志「でもオカズにしたはないと思うよ」
折木「ああ、少し暑さでやられてたみたいだな……」
里志「でも千反田さんは「オカズ」の意味わかってなかったみたいだね」
折木「えr……千反田は箱入り娘だからな」
里志「うん、えるたそは清楚なお嬢様だもんね」
折木「おい、えるたそはやめろ」
里志「ん? なんでだい? 別にいいじゃないか」
折木「いい悪いの話じゃない、やめてくれ」
里志「ふふ、これで一時は奉太郎をいじれるネタができたよ」
折木「はぁ……」
ガララー
伊原「ちょっと遅く……あれ?なんかふくちゃん嬉しそうだね」
里志「いやーそれが聞いてよ摩耶花」
折木「おい」
里志「奉太郎ったら千反田さんにオカズにしてます宣言したんだよ」
伊原「え?」
里志「流石にないよねー」
伊原「折木……」
折木「い、いや、違うんだ!」
伊原「あんたカニバリズムの趣味あったんだ……」
折木里志「え?」
伊原「それで、千反田のどこを食べたの? 指? 耳朶?」
折木「おい、里志」ヒソヒソ
里志「……うん、なんかごめん」ヒソヒソ
伊原「ちょっと折木! 聞いてるの?」
折木「あ、ああ、聞いてるぞ」
伊原「じゃあ、答えなさいよ」
折木「いやー、えっと……」
里志「……摩耶花」
伊原「なに?」
里志「あのね、摩耶花の頭の中のオカズと僕らの言っているオカズには違う意味があるんだ」
伊原「え?」
里志「流石に高校生だし、知ってると思ってたんだけど……」
伊原「むぅ……そ、その別の意味ってなんなの?」
里志「えっと……自慰行為の時に見たり想像して性的興奮を高めるものかな」
伊原「ちょっ///」
里志「あー、赤くなった……摩耶花って意外と初なんだね」
伊原「///……も、もう! きょ、今日は帰る!」
ガララーバタン
折木「里志、お前すごいな色々」
里志「? あれくらい普通じゃない?」
折木「……いや、すごいぞあれは」
里志「褒めてもなにもでないよ。僕は摩耶花に説明したから次は奉太郎の番だね」
折木「え?」
里志「ちゃんと千反田さんにオカズの意味を説明してあげなきゃ」
折木「いや、しかし……」モジモジ
里志「もう高校生だよ? 男が恥ずかしがってるのは正直キモいよ」
折木「ぐぬぬ……」
里志「まあ、僕も隣で聞いててあげるからちゃんと説明しなよ」
折木「は? お前も聞くのか?」
里志「一人じゃ心細いでしょ」
折木「……やっぱりお前すごいな色々」
ガララーバタン
える「ただいま戻りました。あら、福部さんこんにちはー」
里志「はいはい、こんにちはえるたそ」
折木「おい、バカ」
える「えるたそですか? いいですね! その呼び方!」
里志「でしょ? ほら、えるたそ気に入ったってよ、奉太郎」
折木「おう……」
える「えるたそという呼称は折木さんが考えたんですか?」
折木「あ、ああ……」
える「じゃあ、今度からは千反田じゃなくえるたそと呼んでくださいね!」
折木「わ、わかった」
里志「じゃあ、奉太郎も何か別の呼び方にしてもらわないとね」
折木「お、俺は別にそのままで」
える「別の呼称ですか……折木さん……オデキさん……うーん」
折木「だ、だから俺はそのままでいいって!」
える「ダメです!……そうだ! 奉太郎をもじってほうたそでどうですか?」
折木「ほ、ほうたそ?」
里志「い、いいんじゃないかな」プークスクス
折木「おい、笑いこらえきれてないぞ里志」
える「ほうたそ!ほうたそ!ほうたそ!」
折木「」
里志「ははは、いいじゃないかほうたそ、えるたそで」
折木「ったく、人事だと思って」ヒソヒソ
里志「実際、人事だからね」ヒソヒソ
折木「はぁ……」
える「ほうたそ!ふふ、……あ、そう言えばほうたそ」
折木「な、なんだ? えるたそ」
える「私の髪の毛は何のオカズとして食べたのですか?」
折木「」
里志「くっ……」プークスクス
える「私このままじゃ気になってご飯も喉を通りそうにありません!」
折木「う、うむ……えーとだな」
える「はい!」キラキラ
折木(俺はこんな純真無垢な娘に汚い現実を教えないといけないのか……)
える「?」キラキラ
折木(くっ……眼差しが眩しい……ええい! 言ってやる!)
折木「オカズってのはご飯のオカズじゃないんだ」
える「というと?」キラキラ
折木「お、オナニー、つ、つまりは自慰行為に時のお供だ」
える「ふむふむ」キラキラ
折木「オカズはご飯のお供というのに例えての比喩表現なんだよ」
える「なるほど、わかりました!」
える「つまりほうたそは私を自慰行為のお供にしたということですね?」
折木「あ、ああ」
里志「うく……」プークスクス
える「ほうたそ……私、木になります!」
そう、えるたそが叫んだ瞬間辺りは眩い光に包まれた。
目を開けても辺りはまだ白く、風景や構造物の輪郭すら掴めない。
しばらくして、目が慣れてくると眼前には小さな木が生えていた。
その後、えるたそ木化事件のあった校舎には一本の大樹がそびえ立った。
だが、それは人を癒やす緑……なんてものじゃなく……
学校をまるごと消し飛ばすほどの……何かとてつもなく恐ろしい爆発……
と言う風にしか見えなかった……
おわり
66 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/07 23:13:30.20 jeyupYtQ0 13/15投げたなww
68 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/07 23:13:53.51 WWbw9t/a0 14/15な、なんだってー!
72 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/07 23:18:41.61 8zrjwxhC0 15/15終わってたwww