京子「もうこれは泊まってくしかないな」
結衣「最初からそのつもりだったくせに」
京子「あ、バレた?」
結衣「今日わざわざ来てる時点でバレバレだろうが」
京子「結衣の家に着替え置いといて良かった~」
結衣「何時の間に…」
元スレ
京子「台風か…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349010305/
京子「ところで夕ご飯は何?」
結衣「いつぞやのカレー」
京子「あ、ウィンナー入りのヤツ?あたし大好きー」
結衣「それは良かった」
京子「結衣さん…私毎日あなたのカレーが…」
結衣「そのネタもいつぞやに聞いたな」
京子「覚えててくれたんだ…」
結衣「いや、そんな大したことじゃねーだろ」
京子「あれ、そだっけ?」
結衣「何が?」
京子「いや、あたしそんなこと言ったっけなーって…」
結衣「うん、どうでもいいな」
京子「つれないなー」
結衣「何を期待してたんだよ…」
京子「あ、ニュースやってる…ふむふむ、台風は今夜から朝にかけて通り過ぎるみたいだね」
結衣「まぁそんなもんだろうな」
結衣「カレーできるまでもうちょっとかかるけど、どうする?お風呂先に入ってもいいけど」
京子「んーテレビ観てる」
結衣「分かった」
京子「飯食ったら一緒に風呂はいろーぜー」
結衣「断る」
京子「うわ、リアクションすら無しか」
結衣「面倒だからな」
京子「ホントつれないのー」
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京子「…」zzz
結衣「できたぞー…って寝てやがる」
京子「ぐぉー…千鶴ちゅっちゅっ」
結衣「また変な…つーか気持ち悪い夢見てるなぁ」
京子「えへへー…結衣ー愛してるよー」
結衣「私も出てるのかよ…」
結衣「それっ」
ビチャッ
京子「うぉぉぉうあ!?」ガバッ
結衣「飯できてるぞ」
京子「ね、寝耳に水を実践するとは…」
結衣「効果的だろう」
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京子「ご馳走様でした」
結衣「お粗末様でした」
京子「やっぱ結衣のカレーは美味しいなー」
結衣「そう?そう言って貰えると作ったかいがあったな」
京子「今度カレー作るときはまた読んでくれよー」
結衣「いや、その時はお前が既に来ている可能性の方が高いな」
京子「ちげぇねぇ!」
結衣「なぜ江戸っ子風…」
京子「じゃ風呂入ろうぜー」
結衣「あぁ、どうぞ」
京子「…あ、やっぱ一緒に入ってくれないんスね」
結衣「さっきそう言っただろ」
京子「いーじゃんたまには。背中流してくれよー」
結衣「流石に風呂はそんなに広くないからなぁ…」
京子「でも入れないことはないだろー?」
結衣「お前がおとなしくしてればな」
京子「あたしを何歳児だと思ってんだ!?」
結衣「大きな赤ちゃん」
京子「やかましいわ!」
結衣「しょうがないなぁ…じゃ入るか」
京子「よしきたっ!」
結衣「暴れるなよ?」
京子「だからやかましいわっ!」
結衣「冗談だよ冗談」
京子「全く…じゃー入るか」
結衣「あ、それが冗談」
京子「そっちか!」
結衣「じゃあ先に入ってくる」
京子「お?それは後から入ってこいというフラグか?」
結衣「そしたらラムレーズンお預けな」
京子「な、なぬっ!?汚いぞ結衣!」
結衣「それはお前の考えだ」
京子「それを言っちゃあお終いよ」
結衣「じゃ、大人しく待ってろ」
京子「あたしは犬かっ!」
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京子「ふぃーいい湯だったぜぇ」
京子「結衣ー、ラムレー…おろ?」
結衣「…」zzz
京子「無防備に寝ている…」
京子(これはやり返すチャンス!)
結衣「…」zzz
京子「うりゃっ!」
ビチャッ
結衣「…おはよう京子」
京子「あ、あれ?意外とリアクション薄い…」
結衣「まぁ寝たふりだったからな。あまりに予想通りでつまらんかったから、意味無かったけど」
京子「ぐぬぬ…今日は結衣にやられっぱなしだな…」
結衣「お前は進歩が無いな」
京子「exactly!」ビシィ
結衣「いや開き直るなよ…」
----
京子「ラムレーズンうめー」♪
結衣「ホント好きだな、ラムレーズン」
京子「うん。もう結婚したいくらい好き」
結衣「そこまでかよ…」
京子「まぁアイスは基本好きなんだけどねー。やっぱラムレーズンが1番だ」
結衣(しかし、実に幸せそうに食べるなぁ)
結衣「…」ジー
京子「ん?…あぁ、はい、あーん」
結衣「!?ど、どうした突然」
京子「いや、なんか欲しそーにこっちを見てたので…」
結衣「あー…別にそういうつもりじゃなかったんだけどな」
京子「まぁまぁ。ほら、早くしないと溶けちゃうよ?」
結衣「わ、わかったよ…」
京子「はい、あーん」
結衣「あ、あーん…///」パクッ
結衣「…うん、美味しい」
京子「だろー?京子ちゃんのあーん効果でさらに甘さがUP!」
結衣「はしてないな」
京子「ちぇー」
ビュォォォォォォガタガタ
京子「うわっ、風強いなー」
結衣「そういや台風来てたんだな」
京子「まぁ、屋内は何時も通りだしねー」
結衣「戸締りもちゃんとしてあるしな」
京子「…」
結衣「…もしかして出かける時」
京子「お、お母さんが閉めてくれたはずだと信じよう…」
結衣「今頃ベッドはずぶ濡れかもな」
京子「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
京子「ベッドの上の漫画、大丈夫かなぁ…」
結衣「ちゃんと片付けておけよ…」
京子「あたしがわざわざそんなことすると思うてか!」
結衣「だから開き直るなって」
京子「あ、もしかしたら机の上の原稿も風で…」
京子「み、見に行く!」
結衣「ま、待て!気持ちは分かるが死ぬぞ!」
京子「ま、こういう時こそ落ち着きが大事だよね」
結衣「変わり身早いな!」
京子「ま、心配したところでどーにもなんないし、ゲームでもやろうぜ」
結衣「まぁ確かに…そうだな、ゲームするか」
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京子「…そーいえばさー」ピコピコ
結衣「んー?」
京子「あかりは台風とか怖がってそうだよな」ピコピコ
結衣「あーそうかも」
京子「『窓がガタガタしてるよぉ~』とか言ってな」ピコピコ
結衣「わかるわかる。今頃布団にくるまってるかもな」
結衣「あ、そこに隠しエリアがあるぞ」
京子「マジ?…ホントだ!スゲー」
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あかり「へっくしっ!」
あかり「うぅー…風邪ひいちゃったのかな?それとも誰かがあかりの噂でもしてるのかな?」
ビュォォォォォガタガタ
あかり「ひっ…!ま、窓がガタガタしてるよぉ…」
あかり「うぅ…なんだか怖くて眠れないよぉ」
あかり「た、台風さん優しくしてぇ~」
ドアの向こう
あかね(添い寝してあげたいっ…!)
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結衣「…」ピコピコ
京子「…よくテレビでさー」
結衣「うん?」ピコピコ
京子「台風の中で傘さしてる人の映像が流れるじゃん?」
結衣「あぁ、よく観るな」
京子「あれ意味あるのかねぇ?」
結衣「はっきり言って無いよなぁ…傘は壊れるし、抵抗が大きくなって歩き辛いだろうし」
京子「しかも結局ビショビショになってるんだよなぁ。なのになんで傘をさしてるんだろ?」
結衣「なんでだろうなぁ。でも、傘もってたらとりあえずさしたくなるんじゃない?」
京子「あーそうかも」
結衣(うーん…あと3レベぐらい上げとけば大丈夫かな)ピコピコ
京子「斜めになりながらもっ」ビシィ
結衣「なんのポーズだそれは」
京子「暴風雨の中歩くおばあちゃんのモノマネ」
結衣「細かすぎて伝わんねぇよ」ピコピコ
京子「ちぇーけっこう有名なのになー」
結衣「どの層にだよ…」
京子「まだボス戦いかないの?」
結衣「あと2レベずつ上げてからだな」ピコピコ
京子「相変わらず堅実っスねぇ」
結衣「気持ちよく倒したいからな」
京子「…もう11時かぁ」
結衣「本当だ。じゃあコレが終わったらそろそろ寝ようか」
京子「一緒の布団で?」
結衣「まだ何も言ってないけどな」
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結衣「さて、布団も敷き終わったし」
京子「寝るかー」
結衣「あぁ」
結衣「…で、なんでナチュラルにこっちの布団に入ってこようとしてんだ」グググ
京子「いーじゃんいーじゃん今日くらい」
結衣「なんで今日なんだよ…」グググ
京子「台風さん怖いよぉー結衣さん一緒に寝てー」
結衣「今更何を…はぁー、もう好きにしろよ」
京子「わーい結衣愛してるー」モゾモゾ
結衣「全く…」
京子「んふふー♪」
結衣「早く寝ろよ」
京子「じゃーこっち向いてー」
結衣「…はいはい」モゾモゾ
京子「えへへー♪」
結衣「うわっ、気持ち悪い」
京子「普通に失礼なっ…」
結衣「ヤケにご機嫌だな」
京子「そーかな?台風のせいかも」
結衣「いや関係無いだろ」
京子「まー結衣が珍しく布団に入れてくれたからだけど」
結衣「いちいち断るのも面倒だったからな…今日だけだぞ」
京子「わーてるよ」
結衣「どうだか…」
京子「…ねぇ結衣」
結衣「ん?」
京子「…おやすみ」
結衣「…あぁ、おやすみ」
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京子「おぉー、すっげーいい天気だなぁ」
結衣「台風一過ってヤツだな」
京子「こういう日はお出掛けしたくなりますなぁ」
結衣「そうだな」
京子「お、じゃあ2人でどっか行こうぜ!」
結衣「…しょうがないな。いいよ、出掛けよう」
京子「よしきた!」ガッツポーズ
結衣「朝から元気なヤツ」
京子「あ、そうそう結衣」
結衣「なに?」
京子「好きだよー結衣ー」
結衣「…あぁ、私もだよ」
おわり
61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/10/01 00:10:15.70 Iseaa+750 28/30甘々おちゅー
66 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/10/01 00:11:57.12 pOJBjyKU0 29/30いきあったりばったりでスマソ
まぁゆるゆりらしくゆるーく終わりです
じゃ皆さんお休みなさい
68 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/10/01 00:15:42.40 on/JwCCfO 30/30乙!