雪女「ちょっと小さくなってしまいました」
男「やだこの娘頭悪い」
雪女「仕方ありません……」ガラガラ
男「おーい、どこいくんだ?(コタツ濡らしたまま)」
ガラガラ
雪女「雪成分足して来ましたー」
男「便利だな」
こうですかわかりません><
元スレ
雪女「こたつあったかーい♪」 男「えっ?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1322140373/
男「で、なんでお前うちにいるの?」
雪女「覚えておりませんか?」カユイカユイ
男「え?どこかで会ったっけ?」
雪女「あの時助けて頂いた、雪女ですよ」カユイカユイ
男「知りません」
雪女「そんな……あの夜は幻だったというのですか……」カユイカユイ
男「ボリボリ爪先かきむしりながら言うな。ってかどの夜だ」
男「お前本当に雪女なの?」
雪女「性格には、半雪女です」
男「なにそれ?ハーフ?」
雪女「はい。私は半分だけ雪女です」
男「あとの半分は?」
雪女「やさしさでできてます」
男「おちょくってんのか」
男「で、結局何しに来たの?」
雪女「恩返しに来ました」
男「ふーん。で、何してくれるの?機織りでもするの」
雪女「ズボンの裾上げを……」
男「地味に助かるわ」
雪女「ではミシンをお借りします」
男「本当にやるんだ」
雪女「決して覗かないで下さい…」
男「ならコタツから出ろよ」
雪女「……」
男「どうした?」
雪女「下糸の通しかたがわかりません」
男「おいこら」
雪女「……」ポリポリ
男「まだ爪先かゆいのか?」
雪女「ちょっとだけ…」ポリポリ
男「あー、掻くと余計にかゆくなるぞ」
雪女「……」ムズムズ
男「……」
雪女「……」ポリ
男「掻くなって」
女「男ー、遊びに来たよー」
雪女「」
男「おー」
女「ん?どなた?お客さん?」
男「自称雪女」
雪女「」ポリポリ
女「ビール飲みます?」
女「ジョイメカファイトやろー」
男「ホウオウ禁止な」
雪女「あのー…」
男「どうした?」
雪女「お邪魔でしたでしょうか……」
女「いーよいーよ。ゆっくりしていって」
男「お前が言うなwww」
女「あはははwww」
雪女「」ポリポリ
~数年後~
女「男ー、雪さーん、こっち空いてるよー」
男「おー、絶好の花見ポイント」
雪女「日差しが気持ち良いですね」
男「大丈夫か?」
雪女「冷えピタ体中に貼ったから大丈夫です」
女「雪さん、ビール飲むー?」
(勝手に)おしまい
>>33 から(勝手に)再開
男「おーい、雪女さん?」
雪女「私、ハーフですから。もの凍らせるとか、あんまりできませんから」
男「いやいや、めちゃめちゃ凍り付いてんだけど? こたつの温度さがってますけど?」
雪女「あ、裾上げの糸も凍ってるや……よいしょ」
男「溶かすのはこたつの中かよ」
雪女「ああ、手があったかい」ホワワ
男「俺は寒くなってきた」
雪女「……」ポリポリ
男「だから掻くなって」
雪女「問題はそこなのです」ポリポリ
男「掻きながら言うか。問題?」
雪女「私の身体は半分人間、半分雪女です」ポリポリ
男「お……おう」
雪女「雪女の力を発揮すると、手足がしもやけになってしまいます」
男「なるほど、大変だな」
雪女「でも、たまに力を出さないと、欲求不満になってしまいます」
男「へえ」
雪女「まるで男性のように」ポリポリ
男「おいこら」
雪女「やっぱり人間の男性は……」
男「まて、早まるな」
雪女「はい? たまには思い切り運動したくなるでしょう?」
男「え? ……ああそうだな」
雪女「そういうわけで、私はしもやけにならなくても力を出す方法を見つけました」
男「へえ……どうするんだ?」
雪女「こたつの中で……」
男「こたつの中で?」
雪女「いまやってます」
男「冷たぁっ! こたつの中って……おい、やめろ!」
雪女「いたた……なんたる狼藉」
男「当たり前だ。ひとのこたつをかまくらにするな」
雪女「わかりませんかねえ。こたつの中で吹雪を出すこの快感」
男「いや、さっぱりだ」
雪女「こたつでアイスクリームは?」
男「ああ、わかるかも」
雪女「それでは」ゴソゴソ
男「まて」
雪女「ええっどうして!?」
男「驚くな。同意したが許可したおぼえはない」
雪女「むう、けち」
雪女「夏の間はいいのです。さんさんと降り注ぐ太陽に向かって、存分に冷風を吹き出せますから」
男「まさか、米の冷害って……で?」
雪女「冬の寒空の下で力を使えば、しもやけになってしまいます」ポリポリ
男「冬のあいだ、力の持っていき場所が無いのか」
雪女「吹雪を起こすは雪女の本能。それができないのは、翼をもがれた鳥のようなものです」
男「そんなにつらいのか?」
雪女「それはもう。陸に揚げられた魚。水をもらえない鉢植え。出したいのに出せない気持ち、男性ならわかるでしょう?」
男「少し引っかかる言い方だが……まあな。わかるよ」
雪女「でしょう?」ゴソゴソ
男「やめろ」
雪女「そんなつれないこと言わないでください」
男「寒いのはやだ」
雪女「ううう……ひと月ぶりなのに」
男「ああ、もう。わかったよ」
雪女「え? いいんですか?」パアア
男「ズボンの裾上げやってくれ。そしたら貸してやる」
雪女「わぁ……わかりました!」ちくちくちく……
男「さて、アレはどこに閉まったかな」
男「さて、アレはどこにしまったかな」
雪女「終わりました。男さん」
男「おう、こっちもあったぞ」
雪女「なんですか? これ……毛布?」
男「ただの毛布じゃ無い。電気毛布だ」
雪女「これを、どうするんですか?」
男「ああ、これにくるまれば、力を使えるんじゃないか?」
雪女「ええ~、こたつの中で出しちゃダメなんですか?」
男「あたりまえだ」
雪女「なかで出させてください」
男「だめ。あと、それ以上言うな」
雪女「電気毛布巻きました」
男「よし、スイッチオン!」
雪女「あったかくなりませんけど?」
男「ちょっと時間がかかるんだよ」
雪女「むう……あ……あれ?」
男「ほら、あったかくなっただろ?」
雪女「あったかーい。これなら……出せるかも?」
男「やってみろ」
雪女「ん……」ビュオオオオオオ!
男「うあああああ! 部屋が凍る! どんだけ出してんだ!」
雪女「でも、指が冷たくなりません! すごいです!」ビョオオオオオ!
男「雪女、ストップ! ストップ!」
男「あーあ、部屋の中めちゃくちゃだ」
雪女「う……ごめんなさい」
男「テレビも、パソコンも、みんなダメだなあ……」
雪女「あうう……」
男「はあ、おまえさ、恩返しに来たんだよな?」
雪女「はいです」
男「とりあえず、これ弁償できるのか?」
雪女「む、ムリです。私、この身ひとつの一文無しです」
男「そうか……なら」ジロ
雪女「ひ……なんですか、その目……」
男「身体で払ってもらおうか……へっへっへ」
雪女「ま、まってください! 私、そういうの経験が……」
男「だからこそいいんじゃねえか。ほら、電気毛布を取りな」
雪女「あ、それとっちゃ……いやあああ……」
数日後
男「どうですか? あいつの調子」
スキー場職員「よくがんばってますよ。電気毛布一枚で、ゲレンデがパウダースノーだ。 ……雪女さん、次は3番ゲレンデお願いします」
雪女「はーい♪」ビュオオオオオオオッ!
男「すげえ。あっという間に大雪だ」
スキー場職員「でも、あんな薄給でいいんですか?」
男「気にしないでください。あいつもやりたがってるんです」
スキー場職員「やりたがってる?」
雪女「どんっどん降らせるよ! それーっ!」ビュオオオオオオオオッ!
男「やっぱ雪女は、雪を降らせてなんぼだな」
(勝手に)終わる。
雪女がえろっちいのは、おれの魂が汚れてるからに違いない。