京子「遊園地いこうぜ!遊園地!」
結衣「急になんだ…」
京子「ネズミーランドペアチケット2枚!ゲーセンでとった!」
ちなつ「京子先輩って結構器用ですよね…」
京子「褒めてもなにもでないぞちなちゅ♪」
ちなつ「ちなちゅいうなー!」
京子「あ!」キュピーン
京子「ハグなら出るよーちなちゅ~」ダキッ
ちなつ「やーめーてーくーだーさーいー」
結衣「おいこら」
元スレ
ちなつ「ちなデレ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345989781/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
京子「とゆー事で!」
京子「今度の日曜日に場所は駅に12時ね!」
あかり「わぁいあかり楽しみー!」
結衣「まあ…たまにはいいかもな」
京子「はい!今日の活動はこれで終わり!!解散!!」
ちなつ(遊園地かあ…)
@吉川家
ちなつ「…ふぅ」
ちなつ「それにしても京子先輩はいつも急だなあ…」
ちなつ「まあそこが可愛いんですけど」クス
ちなつ「…」
なんで私は、こんなにも
あの人に惹かれているんだろ。
ちなつ「…勉強しよっと」
イツモミラクル ジャジャッジャジャジャッジャ
ちなつ「メールだ…誰からかな…」ポチポチ
ちなつ「あ、京子先輩からだ」
-------------------------
From:京子先輩
件名:無題
ちなちゅ~
今度の土曜 空いてる?
-------------------------
ちなつ「もしかして、デートのお誘い!?//」
ちなつ「てかメールでもちなちゅですか…」
ちなつ「空いてますよ…と」ポチポチ
ちなつ「送信っ」ピッ
ちなつ「…ふぅ」
ちなつ「んー…」
ちなつ「なかなか返信こないなあ…」ソワソワ
ちなつ「ちゃんと送れてるかな…」
ちなつ「送れてる…」
ちなつ「iモード問い合わせ…」
\メールハゼロケンデス/
ちなつ「ですよねー」
ちなつ「なんか変なこと送ってないよね…」
イツモミラクル ジャジャッジャジャジャッジャ
ちなつ「あ、きた」
From:京子先輩
本文
ほんとに!?
じゃあ、10時に七森駅!
愛してるよちなちゅ(はあと)
ちなつ「本当急ですね…」
ちなつ「…ん?」
ちなつ「あ、愛してるよって…//」カアアッ
ちなつ「間違えてメール消しちゃったらいけないし保護しておこ…//」ポチポチ
ちなつ「た、たまには素直になってあげても…ね//」
ふと鏡を見たら
ニヤけてる自分がいた。
@1年教室
ちなつ「♪♪」
あかり「ちなつちゃんやけにご機嫌だね」ニコニコ
ちなつ「うん♪だって今度きょ…」
ちなつ「…!!」ハッ
あやうく口を滑らせてしまいそうになった。
あかり「きょ…?」
ちなつ「きょ…今日!今日はいい天気だね!あかりちゃん!」
流石に今のは無理やりだったかなー。
あかり「そうだねっこんなに天気がいいとあかりも嬉しくなっちゃうよお♪」ニコニコ
良かった、あかりちゃんで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キーンコーンカーンコーン
ちなつ「あかりちゃん、部室にいこ!」
あかり「うん!」
@部室
京子「ゆいっゆいっゆいっゆいっ♪」
結衣「なんだその歌」
京子「いや…なんとなく…」
結衣「そうか…」ペラッ
コンコン
京子「きたか…!」ガタッ
ガチャ
ちなつ「すみません遅れました~」
京子「ちーなーちゅー!!!!!」ダダダ
ちなつ「…」ボフッ
私が来ると毎回これ。
京子「ちなちゅはかわいいなあ//」スリスリ
京子(あれ…?いつもだったら避けるのに)
ちなつ「やめてください京子せんぱい~」
ちなつ(京子先輩いい匂いだなあ…)
結衣「やめんかっ」ゴスッ
京子「あうっ」
京子「なんか今日遅くない?」
ちなつ「に、日直でしたから…」
京子「そっか」
ちなつ「とりあえずお茶淹れてきますね!」
京子「うん!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなつ「出来ましたよ~」コトッ
結衣「ありがとう、ちなつちゃん」
ちなつ「や~ん、結衣せんぱい~」
結衣「京子、今日は何をするんだ?」
京子「今日か!」
京子「今日は遊園地を回るペア決めをするぞ!」ドン!
結衣「4人で回るんじゃないのか?」
京子「4人だと乗りたいアトラクションがバラバラになるからね!」
京子「はい、ここにくじがあるからみんな引いてね~」
京子「ちなみに1と3、2と4がペアね」
結衣「またこの箱か」ゴソゴソ
あかり(あかり、結衣ちゃんと回りたいな…//)ゴソゴソ
京子「こぉおれだあああ!」バッ
ちなつ(京子先輩…)ゴソゴソ
結衣「私は…4か誰とだろ…」
あかり「あ、あかり2だよお!」
結衣「じゃあ今度一緒にまわろっか」ニコッ
あかり「うん//」
ちなつ「私は…1!」
京子「私は3か!ってえことは…!」
京子「ちなちゅ~~~~//私たちは運命の赤い糸で結ばれてるのさあ~//」
ちなつ「また京子先輩とですかあー?」ガーン
ちなつ(運命の赤い糸…か)
自分の運が怖い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
@吉川家
ちなつ「やった♪やったあ♪」
ちなつ「なにこれ!まるで世界が私中心に動いてるみたい!」
ちなつ「こうなったらとことん楽しまなくちゃ!」
ちなつ(明日と明後日は京子せんぱいと…)
ちなつ(…)スヤスヤ
@歳納家
京子「あっしたっはちなつちゃんとでえと~♪」
京子「あ、この服着ていこっ」
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@駅前
ちなつ「…」ソワソワ
ちなつ「…はあ」
ちなつ(なぜか15分も前にきてしまった…!)
流石に早すぎたかな…
京子(早く来すぎちゃったなあ…)トボトボ
京子「ん…?あそこにいるのは…まさか!」
ちなつ(あと8分もある…)
ちなつ(会った時なんて声をかけよう…)
京子「…」スッ
京子「だーれだっ!」バッ
ちなつ「…ひゃ!?」ビクッ
京子「誰でしょー!」
ここは素直に京子先輩。
それだとつまらないので
ちょっと意地悪してみる。
ちなつ「えっと…すみませんわからないです…」
京子「ヒント!京子だよん♪」
ちなつ「…ぷっ」
ちなつ「なんですかそれ」クスクス
京子「にひひ」
京子「んじゃ…いこっか!」
ちなつ「は、はいっ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
京子「次いきたい所とかあるー?」
ちなつ「わ、わたしはどこでもいいですっ」
京子「んじゃああそこいこっか!」
京子先輩はいつも笑顔で
京子「ちなつちゃーん」
時にはちょっと抜けてる所もあるけど…
京子「おーい」
わたしはそんな京子先輩が…
京子「聞いてるー?」
ちなつ「…はっ」
ちなつ「す、すみませんボーッとしちゃって…」
京子「大丈夫?熱とかない?」ピトッ
ちなつ「あ、あう//」
京子「平気、かな。つらくなったら言ってね」ニコッ
ちなつ「は、はい//」
やっぱり京子先輩はずるい…
ちなつ「あ、あの店寄っていってもいいですか?」
京子「お、いいね!わたしも服みたかったんだー!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなつ「うーん…」
京子「どしたー?」
ちなつ「どっちがいいか悩んでて…どっちが好きですか?」
京子「なるほどなー」
京子「結衣はこっちの方がいいって言うんじゃない?」
ちなつ「え?」
京子「結衣の好みはこっちだと思うよ」
ちなつ「ち、違います」
京子「なにがー?」
この鈍感
ちなつ「どっちが好きですかって…」
京子「だからこっちだっ
ちなつ「違うんです!」
ちなつ「京子先輩に聞いてるんです」
ちなつ「京子先輩はどっちが好きですか…?」
京子「え…//」
なに言ってるの私!
京子「じゃ、じゃあ私はこっちのが好きかな…//」
ちなつ「ありがとうございます…//」
あー恥ずかしい…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなつ「今日はありがとうございました!」
京子「誘ったのは私だしね、こちらこそっ」ニコッ
ちなつ「あしたの遊園地楽しみにしてますね!」
京子「う、うん//」
ちなつ「それでは~」
京子「ば、ばいばい//」
京子(今日のちなつちゃんめっちゃ素直だなあ…)
@吉川家
ちなつ「えへへ…」
ちなつ「今日は楽しかったなあ…」ポーッ
ちなつ「でもうかれてちゃ駄目!」
ちなつ「本番は明日よ…!頑張るんだから!」
ちなつ「そろそろ寝なくちゃ…」
ちなつ「…」
ちなつ「えへへ…京子せんぱい大好き」ムニャムニャ
チュン チュン
ちなつ「ふわああ…」
ちなつ「んー…」セノビ
ちなつ「早く起きすぎちゃったなあ…」
ちなつ「…顔洗ってこよ」
@遊園地
京子「ついたぞー!!」
京子「さて、ここからはペア行動だ!」
京子「8時にはここへ戻るように!」
あかり「は~い」
結衣「あかり、はぐれると捜すの辛いから手繋ごっか」サッ
あかり「え…//でもまだあかり達には早いよお//」クネクネ
結衣(存在感がないから捜せないなんて言えない)
京子「私たちもいこっか、ちなちゅ」
ちなつ「はい!」
ちなつ「あとちなちゅ言うな」
京子「ね、ねえちなつちゃん」
京子「結衣たちみたいに…さ//」サッ
ちなつ「…//」
ちなつ「今日だけですよっ//」プイッ
京子「遊園地といったらまずはこれでしょ!」
ちなつ「ええええ…」
ちなつ「ジェットコースター…怖いの苦手なんですけど…」
京子「私が隣にいるから」ニコッ
ちなつ「…調子に乗らないで下さい//」プイッ
素直になろう私。
京子「お、上がってきた」
ちなつ「ひいいい」ガクガク
京子「お、落ち着いてちなつちゃん」
ゴオオオオオオオオ
ちなつ「ウオオオオオオオオ」
京子「ちなつちゃん!?」
ちなつ「死んじゃいますうううううう」
京子「死なないよ!!」
ちなつ「疲れました…」グッタリ
京子「あはは…少し休むかあ」
ちなつ「ちょっとだけ…すみません」
京子「木陰のベンチとかがいいかな…」
京子「ふう…んじゃここで」
京子「ちょっと待っててね!」
ちなつ「は、はい」
京子「おまたせー!」
京子「はい、アイス!」サッ
ちなつ「あ、ありがとうございます…けど京子先輩の分は…?」
京子「ちなつちゃんと私のアイスだよ!」
京子(こうすればちなつちゃんと間接キッス~//)
ちなつ「…//」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
京子「お次は~これっ!!」
京子「コーヒーカップだあ!!」
ちなつ「なにか嫌な予感が…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
京子「やっと乗れたね」
ちなつ「待つの疲れましたあ…」
京子「でもなんだかこうしてるとカップルみたいじゃない?//」
ちなつ「な、なにいってるんですか//」
京子先輩のばか。
京子「えへへ//んじゃ、気合いいれて回すよ!」
ちなつ「え…」
グォングォングォン
京子「回しすぎたあああああああ」
ちなつ「いやああああああああ」
予感的中。
京子「疲れました…」ゲッソリ
ちなつ「そうですね…」
京子「待ち時間でお昼食べる時間ズレたし今からいこっか」
ちなつ「そうですね」
ちなつ「すぐ近くにパーク内のレストランがあるのでそこでどうですか?」
京子「ちなつちゃん、ナイス!」
ちなつ「ごちそうさまでした」
京子「美味しかったね」
ちなつ「はい」ニコッ
京子「…ねえちなつちゃん」
ちなつ「なんですか?」
京子「本当は結衣と行きたかったでしょ?」
なんでそんな事言うの…?
雰囲気ぶちこわし…
ちなつ「…なにいってるんですか」
京子「気遣って無理に私に優しくしてるでしょ?」
ちなつ「…」ハァ
ちなつ「…京子先輩は本当にバカですね」
京子「え、なんで?」ガーン
ちなつ「私そこまで京子先輩に気遣った覚えないですし」
ちなつ「みてください、今日の服」
ちなつ「これ"京子先輩に"好きって言ってもらったやつですよ」
ちなつ「それに、京子先輩といる今がとても楽しいです」
京子「…//」
京子「あ、ありがとうちなつちゃん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなつ「もうすっかり日も落ちてきましたね」
京子「そうだね」
ちなつ「…京子先輩」
ちなつ「私乗りたいのがあるんです」
ちなつ「行きましょうか」
京子「うん!」
京子「んじゃ早くいこっk
ちなつ「…」タッタッタ
京子「は、はやい」
ちなつ「急がないと置いていきますよー!」
京子「ま、まってよちなつちゃーん!」タッタッタ
ちなつ「ここ乗りましょう」
京子「ちなつちゃんが乗りたいのって観覧車だったのかー」
ちなつ「そうですよ」
京子「ちなつちゃんが引っ張って行ってくれるのってなんか新鮮」
ちなつ「…引っ張ってなんかないです」
京子「んもうテレちゃってえ//」
ちなつ「…//」スタスタ
京子「ああん、おいてかないでえ」
@観覧車
京子「おお、すげー!どんどん地上が遠くなってくぞ!」
ちなつ「…//」ドキドキ
ちなつ(せっかく乗りこんだものの…なんて話せばいいかわからない//)
こんなとこでうじうじ
してちゃ駄目よ、私!
ちなつ(勇気ださなきゃ…!)
ちなつ「きょ、京子先輩」
京子「どした?ちなつちゃん」
京子「もしかして…怖いの?」ニヤニヤ
ちなつ「む…」
ちなつ「そんなのじゃないです!!」
京子「遠慮すんなって~抱きしめてあげるよ~」ギュッ
ちなつ「あ…」
京子先輩はそう言って、
いつものように抱きしめた。
ちなつ「…」スッ
ちなつ「京子先輩、真面目な話があります」
京子「…ほえ?」
ちなつ「京子先輩は本当に私が好きですか…?」
京子「…」
京子「そんなの…決まってるじゃ
ちなつ「嘘ですよ!!!」
ちなつ「私、正直妬いてました」
ちなつ「京子先輩が色んな人に手を出して、みんなに可愛い、好きとかって…」ジワッ
ちなつ「先輩はいつも私に思わせぶりな事ばかり」
京子「…」
ちなつ「いつもいつもいつも抱きついてきたり」
ちなつ「私に迫ってきたり」グスッ
ちなつ「気になっちゃうじゃないですかぁ」ポロポロ
ちなつ「京子先輩は本気で私の事を思ってくれてますか?」ポロポロ
ちなつ「京子先輩が本気で好きな人は誰なんですか?」ポロポロ
ちなつ「ねえ、京子せんぱいこたえてっ」ポロポロ
なんで泣いてるんだろ私。
これじゃあせっかくのデートがぶち壊しじゃない…
京子「…」
ちなつ「うっ…えぐ…」ポロポロ
京子「…」
京子「ちなつちゃん」ギュッ
ちなつ「…せんぱい?」グスッ
また、京子先輩は私を
抱きしめてくれた。
けど今までの強引な
それじゃない。
京子「…」ナデナデ
そして優しくなでてくれた。
ちなつ「…//」
京子「ちなつちゃんは私の事…好き?」
ちなつ「はい…」
ちなつ「私は京子先輩、あなたが好きです」
伝えた。
もう後には退けない。
元の仲には戻れない。
京子「そっか…」
京子「じゃあ、」
京子「両想いだね」ニコッ
鼓動が速くなる。
ちなつ「え//あう//」ドキドキ
京子「ちなつちゃん」
京子「目瞑って」
より一層大きな音をたてて
鼓動を速くする
先輩に聞こえちゃうくらいに。
チュッ
京子「おーい!結衣、あかり!」
あかり「あ!京子ちゃん!ちなつちゃん!」
京子「あかり!結衣はどうだった?変なことされなかったか?」
結衣「おいこら」
あかり「うん楽しかったよお」
結衣「そりゃどーも//」テレテレ
結衣「京子の方はどうだったんだ?」
京子「私たちの方か?」
ちなつ「もう京子先輩はこりごりですよ!」
京子「なにをいうかー!こいつめー!」ギュ~
ちなつ「苦しいですううぅ」
結衣「…相変わらずみたいだな」
京子「ん?そう?」
京子「…」チラッ
ちなつ「…!」
ちなつ「…//」ニコッ
京子「我が故郷にとうちゃーーく!」
結衣「いや、大げさだろ」
あかり「あかり疲れたよお…」
京子「じゃあ今日のところはこれで解散、だな!」
結衣「ああ、チケットありがとうな京子」
京子「いえいえー」
結衣「それじゃ、また」
あかり「ばいばーい!」
ちなつ「結衣せんぱーい!あかりちゃーん!ばいばーい!」
今日が私にとって
大切な記念日になりました。
京子「ちなつちゃん、これからどうしよっか」
どこにでも行けますよ
ちなつ「…せんぱいに任せます」ニコッ
京子先輩となら。
おしまい