1 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 13:56:00.57 KhZrt8+4o 1/57

「それでどうするんです?」

「え?なに?」

「何って……」

「あ、ムギちゃん、お茶おかわり~」

「はーい。 澪ちゃんと梓ちゃんは?」

「あ、じゃあ私も貰おうかな」

「すいません、お願いします」

「はーい」

SWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1345524960

元スレ
律「涙のバースデイ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345524960/

2 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 13:59:53.59 KhZrt8+4o 2/57

「いやそんなことよりですね」

 ガチャン!

「え?」

「ううっ……」

「ムギ?」

「ムギちゃん!どうしたの?」

「ううん、何でもないの。 ごめんなさい驚かせちゃって」


3 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:04:22.31 KhZrt8+4o 3/57

「ほんとに?でもそんなに辛そうな顔してるじゃない、何かあったの?」

「何でもない、何でもないの……ただ、梓ちゃん……」

「え? 私?」

「あずにゃんがどうしたの?」

「梓ちゃんにとって私の淹れるお茶は『そんなこと』なんだ、って」

「えっ?」

「どうでもいいって思われてるんだなって……そう考えたら急に悲しくなっちゃって……」

「そうだったの……」

「ううっ……」

「え?」

4 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:08:00.49 KhZrt8+4o 4/57

「あずにゃん、今のは失言だよ、口にはもっと気を付けないと」

「あ……私そんな……」

「いいのよ唯ちゃん、梓ちゃんを責めないで」

「でもねムギちゃん、あずにゃんもそういう意味で言ったんじゃないと思うんだ」

「ね、そうでしょ?あずにゃん」

「わ、私、そんなつもりじゃ」

「いいの、大丈夫……大丈夫よ  ううっ」



5 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:14:00.81 KhZrt8+4o 5/57

「すいません、すいませんっ」

「いいの……そんなに謝らなくて」

「でも私……」

「いいの……」

「わ、私ほんとに」

「いいのよ、だって……」


「だって冗談だものー」

「すっ、すいまっ……は?……」

「はあ?」





6 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:19:21.99 KhZrt8+4o 6/57

「えへへ」

「うふふー」

「……冗談……ですか」

「ごめんねー」

「今本当に泣きそうになりましたよ」

「ごめん、一度こういうのやってみたかったのー」

「あずにゃんごめんよー」



7 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:22:33.49 KhZrt8+4o 7/57

「もう、ムギ先輩は最近律先輩の悪い影響受け過ぎですよ」

「ほんとにごめんねー」

「まあ冗談で安心しましたけど……あと」

「唯先輩ムカつきます」

「ええー何で私?」

「ほらもういい加減にしとけよ」

8 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:29:06.07 KhZrt8+4o 8/57

「さて空気が温まった所で本題に入ろうか」

「全然温まってないんですけど」

「あー梓ちゃん怒らないでー」

「ああいえ怒ってないです」

「♪あーいえ、おーいえ」

「……」 ジロッ

「あ、梓ちゃんが睨んでくるよ~」

「ほんとにもう」




9 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:31:38.52 KhZrt8+4o 9/57

「はいお茶」 コトン

「あ、ありがとうございます」

「で何だっけ?」

「プレゼントですよ、律先輩の誕生日の」

「ああそうだったね!」 ポン

「自分で律先輩に内緒で集まって相談しようって言い出したくせに」

10 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:36:00.39 KhZrt8+4o 10/57

「ああ、怒んないでよあずにゃーん」

「怒ってません、呆れてるんです」

「もう、あずにゃーん」 ピト

「引っ付かないで下さい、暑苦しいですよ」

「ああーん」


「だからどうするんですか?」

「何が?」

「ほんとに怒りますよ」




11 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:41:58.74 KhZrt8+4o 11/57

「ほらもういいだろ、お前らの仲が良いのは判ったから」

「何でそういうことになるんですか」

「うふふー」

「りっちゃんに何をプレゼントするか決めるんだよ、あずにゃん」

「……そうですね」

12 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:47:03.06 KhZrt8+4o 12/57

「どういったものがいいかな」

「うーん」

「うーん」

「何あげたら喜ぶんだろうね、りっちゃん」

「律の喜ぶものか」

「あ、ドラムのスティックなんかどうですか?」

「うんスティックか、それも悪くはないなあ」

「そうねえー」


13 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 14:51:21.53 KhZrt8+4o 13/57

「でもなんかいかにもでサプライズが無いよね」

「なんか唯先輩に言われるとムカつきます」

「それは愛しているからだよ、愛があるからだよ、あずにゃん」

「そんなのないです」

「ええ~」



14 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:00:52.97 KhZrt8+4o 14/57

「そうだな、スティックなんか自分でも買うだろうし」

「自分では買わないものが良いんじゃない?」

「自分で買わないものですか」

「ほら自分では気付かないけど、ひとから貰って始めて自分の求めていたものが判る場合もあると思うの」

「なるほど」

「じゃありっちゃんが求めているもの?」

「求めている……」

「やっぱり求めるのは……足りないもの、かな?」

「そっか、やっぱり足りないものを求めるんだよね」

「律に足りないものかあ」


15 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:10:49.95 KhZrt8+4o 15/57

「そうだな、じゃあパッと思いつくもの言ってみてくれ」

「お色気?」

「女らしさ?」

「ふーむ」

「学力?」

「それは唯もだろ」

「ありゃりゃ」

「ぷっ!」




16 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:16:50.47 KhZrt8+4o 16/57

「でもお色気とか女らしさが足りないとして、その場合どんなプレゼントがいいんだ?」

「そうですねえ……」

「りっちゃんを女らしくさせるもの……」

「あ、じゃあ下着なんかどうかしら? 色っぽい大人な感じの」

「下着か」

「でも大人な感じって」

「大人の色気って言えばやっぱり黒、だよね?」

「おお、シルクの黒でレース付きとかだな?」

「そうそう」

「うわあ」


17 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:24:14.95 KhZrt8+4o 17/57

「でも黒の下着ってムギちゃん持ってそうだね」

「あーなんか似合いそうです」

「うんうん、結構持ってるんじゃないか? なんちゃってな」

「えー?」

唯梓澪「はははははっ」

「5枚くらいしか持ってないわー」

唯梓澪「あ」


(持ってるんだ……)

(持ってるのか……)

(持ってるんですね……)



18 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:35:04.10 KhZrt8+4o 18/57

(ムギが黒い下着……)

「ムギ先輩、黒い下着なんてどういう時に」

「ま、待て梓、そんなことは聞くもんじゃな」

「たまにイブニングドレス着るときなんかにね」

「えっ」

「ああなるほど」

「そ、そうか、イブニングドレスか。 それは私達の知らない世界だな」

「澪ちゃん何赤くなってるの?」

「なってない!」

「でも」

19 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:44:04.41 KhZrt8+4o 19/57

「さ、さあ、黒のおぱんつは第一候補ということで、次だ次行こう」

「おぱんつ?」

「おぱんつ?」

「おぱんつ?」

「……下着」


「いいから他に、他に何かないのか」

20 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 15:49:28.55 KhZrt8+4o 20/57

「他に足りないもの……胸、とか?」

「えっ? 胸?」

「ああ胸か」 チラッ

「そ、そうねえ」 チラッ

「足りないよね、確かに」 チラッ

「皆さん……」


「何で私の胸見るんですか?」

唯澪紬「見てない見てない」




21 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:02:34.15 KhZrt8+4o 21/57

「でもパットのプレゼントっていうのもねえ」

「それだったら下着とセットということになるんだろうけど」

「そうだ、おっぱい大きくする器具ってあったんじゃない?」

「ああなんか胸に当ててポンプで吸うみたいなやつか」

「へえー、そんなのあるんだね」

「雑誌の広告で見るわよね」

「うんうん」

「ああ豊胸くんですか?ダメですよあんなの」 フン

唯梓澪「えっ?」

22 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:12:05.62 KhZrt8+4o 22/57

「あんなの痛いだけで全然効果無いです。 詐欺ですよ、詐欺」

「あずにゃん?」

「……豊胸くん?」

「梓……お前なんで」

「な、なんで知ってるのかな……」

「えっ? あ! そ、それはっ」




23 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:15:25.96 KhZrt8+4o 23/57

「あの……ええと……あ、そうネットで、ネットで見たんです!」

「ほ、ほらっ、美容のサイトとかあるじゃないですか!」

唯梓澪「あー……」


(買ったんだ……)

(買ったのね……)

(買ったんだな……)


「あんなの全然ダメみたいですよっ!」

唯梓澪「でしょうねー」

24 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:25:16.19 KhZrt8+4o 24/57

「あんなの懲り懲りです! ところがですね!」

唯梓澪「え?」

「つい先日スーパー豊胸くんDXっていう新製品が発売されてまして」

「すーぱー?」

「で」

「デラックス?」

「はい、これは両胸を同時に揉み上げながら吸い出すという
  特殊機能を搭載した画期的新型なんですよ!」


(懲りてない……)

(懲りてない……)

(全然懲りてない……)

25 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:33:18.72 KhZrt8+4o 25/57

「これは中々効果が期待できるかもですっ」

「そ、そうか」

「じゃあこれも候補ね」

「う、うん」

「少し高価にはなるんですけど、是非律先輩に試していただいてですね」


(律に試させる気だ……)

(試させるんだ……)

(試させる気ね……)


「是非是非」


27 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:44:32.67 KhZrt8+4o 26/57

「じ、じゃあ次、他に何かあるかな」

「ないです」

「ええっ」

「梓ちゃん、そんなに……」

「あっそうだ!」

「なんだっ? 何かあるのか唯っ」

「ええっとねえ、りっちゃん前に憂みたいな妹がほしいって言ってたよ」

「ああ、そういえばそんなことを」



28 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 16:57:35.04 KhZrt8+4o 27/57

「一日だけりっちゃんの妹になってあげればいいんだよっ」

「それは憂を一日だけ律先輩の妹として貸し出すということですか?」

「それはだめだよ、憂は私の大事な妹なんだから」

「だったらどうするっていうんですか」

「私が憂になってりっちゃんにご奉仕するよ」

「ご奉仕って、似てるの見た目だけじゃないですか」

「大丈夫だよ~」

 
「それは無理だろ」

「無理よ、唯ちゃん」

「絶対無理ですよ」

「え~」


29 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:06:12.10 KhZrt8+4o 28/57

「これはやはりスーパー豊胸くんDXで決まりですかね」

「うーん」

「黒の下着もいいわよー」

「うーん」

「だから私が憂に」

澪紬梓「それはダメ」です」

「ううー」

「あと律の女らしさを引き立てるものといえば……」




30 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:11:09.37 KhZrt8+4o 29/57

「うーん」

「うーん」

「はいあずにゃんお茶」 コトン

「あ、ありがとうございます」 カチャ

「ん……」ゴク

「あっ苦っ、唯先輩このお茶濃いです」

「あれ? 葉っぱの分量間違っちゃたかな」

「あ」

32 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:19:34.22 KhZrt8+4o 30/57

「それでよく憂の代わりが出来るって思いましたね」

「うう、あずにゃん毒舌」

「それよっ!」

「え」

「へ?」

「?」

「恋よ!」

「たしかにこのお茶は濃いですけど、それが何か」

「そうじゃなくて恋よ、恋愛よ!」

33 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:27:51.85 KhZrt8+4o 31/57

「ああ、恋愛ですか」

「恋愛は女の子を女らしくさせるっていうわ」

「へえー」

「いやでもだからといってそんな急に」

「そうですよ、相手はどうするんですか」

「彼氏がいるって雰囲気だけでいいのよ」

「かれし?」

「だからその日だけこの中の誰かが彼氏になってあげれば、ねっ?」


34 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:31:38.00 KhZrt8+4o 32/57

「この中の誰か……」

「……」

「……」

「……」


「わ、私は嫌だからなっ」

「澪ちゃん?」

「無理無理!」



「じゃあ私がー」

「えっ?」


35 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:35:45.59 KhZrt8+4o 33/57

「やってみようかしら」

「え?」

「待ったあ!」

「え?」

「りっちゃんの彼氏、それは私がやるよ」

「え?」

「だめです」

「え?」

「私がやりますから」

36 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:42:25.38 KhZrt8+4o 34/57

「私よ私」

「いや私が」

「私です」


「え?」

「私だって」

「私だよ」

「私ですよ」


「え?え?」






37 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 17:47:25.69 KhZrt8+4o 35/57

「私!」

「私!」

「私!」

「わ、わたし……」


「じゃあ澪ちゃんでいいよ」

「澪ちゃんなら仕方ないよね」

「澪先輩ならお譲りします」


「え?」


紬唯梓「はい決定ー!」

38 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 18:42:54.05 HQMHxnSIo 36/57

 ―律誕生日 当日―

「りっちゃん誕生日!おめでとーっ!」

「おめでとう、りっちゃん」

「律先輩おめでとうございます」

「お、おめでとう……律」


「お、おう……ありがと」

「って、なんだよお前らはっ! 唯と澪!」

「えっ?」

「うう……」

「一体なんなんですか?その格好は」


39 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 18:49:30.05 HQMHxnSIo 37/57

「私は憂だよ! 律お姉ちゃん!」

「ええっ?」

「今日は憂として律お姉ちゃんの妹になります!」

「すいません、止めたんですけどどうしてもやるって聞かなくて」

「そうか……」

「はい、お姉ちゃんお茶だよ」 ガチャン

「あっ」 ジャジャー

「あーっ!」

「こぼしちゃった……」
 

「うふん」

40 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 18:53:31.83 HQMHxnSIo 38/57

「も、もう一回淹れるからっ」

「いやいや唯」

「やだなあ憂だよ、お姉ちゃん」

「じゃあ憂ちゃん、もういいからここ座ってってくれ」

「えーご奉仕するよ~」

「いいから、頼むからここ座ってってくれって、なっ」

「んーお姉ちゃんがそういうなら」


「うふん」 チラッ

41 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 19:02:50.80 HQMHxnSIo 39/57

「で、梓」

「はい?」

「さっきからムギがなんかやってるんだけどさ」

「ああ、あれですか」

「なんかスカートの中見せようとしてるんじゃないか」

「ムギ先輩何か勘違いしてるみたいで」


「うふん」 ピラッ

42 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 19:58:59.70 HQMHxnSIo 40/57

「うわ、下着……黒だ」

「なんで自分で着ちゃってるんでしょう」

「りっちゃんにさり気なく黒下着の良さを知ってもらうんだって言ってたよ」

「そ、そうなのか、でも全然さり気なくないんだけど」


「うっふん」 ピラピラ

「わあ凄いアピールしてる」



「うふぅぅぅん」





43 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:06:34.29 HQMHxnSIo 41/57

「そして最後に……おいそこのさっきから黙ってる変な人」

「……」

「おーい、そこの男みたいな格好した人」

「……」

「返事しろよ澪!」

「律、これは違うんだ……」

「何が違うんだよっ」






44 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:13:46.81 HQMHxnSIo 42/57

「そうだよ澪ちゃん、何も違わないよ」

「うう……」

「りっちゃん! これが私達からの本当のプレゼントだよ」

「え?」

「これがりっちゃんの一日彼氏なのですっ」

「ど、どうも」

「か、彼氏だと……」

「私の発案なのよー」

「ムギ先輩もうパンツ見せるのやめたんですか」

「だってちゃんと見てくれないんだもん」


45 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:23:35.91 HQMHxnSIo 43/57

「澪がプレゼントだと?」

「澪ちゃんじゃないよ、彼氏だよ」

「そうよいっぱい甘えていいのよ」

「うう」

「ちなみに私個人のプレゼントは梱包が大きくなったので自宅の方に直送しておきましたから」

唯澪紬「え?!」

(アレだね……)

(アレね……)

(きっとアレだ……)




46 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:35:40.20 HQMHxnSIo 44/57

「ではこれからりっちゃんが彼氏とデートに出かけまーす」

「ひゅーひゅー」

「ちょ、お前らっ」

「でも集発の前にやることがありまーす」

「えーなんだろなんだろ」

「ちょっと白白しいですよ」

「それはー」

「それはー?」


48 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:40:59.60 HQMHxnSIo 45/57

「彼氏からりっちゃんへの、あつ~い」

「うう……」

「……キスです」

「おおー」

「おー」

「キスって! ちょっと待てよおい!」

「さあ彼氏さん、どうぞ」

「り、律……」

「お、おい澪、本気か」



49 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:53:24.74 HQMHxnSIo 46/57

「律……」 ガシッ

「え?え?……ちょ、澪?」

「うううう」

「お、おい、ちょっと……ちょっと」

「ううう」

「えーっ」


「キース、キース」

「早くっ、早くっ」

「キッス、キッス、ヘイヘイ」

「お前らうるさい、気が散るだろっ」


 ガチャ バタンッ



50 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 20:59:21.84 HQMHxnSIo 47/57

「あっ」

「なに?あんた達相変わらず騒がしいわね」

「和ちゃん」

「あら唯、澪も何よその格好、仮装大会でもしてるの?」

「違うんだ和、これはその」

「和ちゃん、りっちゃんの誕生会だよ」

「ああ今日は律の誕生日だったの」

「そうなんだけどさ」

51 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:06:59.07 HQMHxnSIo 48/57

「知らなくてごめんなさいね、プレゼント用意できればよかったんだけど」

「そんなのいいって、それよりこいつらさ」

「あっ、ねえ律」

「へ?」

「ちょっとほら、眼を瞑ってみて」

「え? 眼を?……こうか?」 ギュッ

「そうそう、ほらここ、はいプレゼント」

 ちゅっ!

「え? え? ええーっ!」





52 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:12:41.26 HQMHxnSIo 49/57

「き、キスした」

「キスしちゃった」

「き、き、きす」

「あわわわ」

「あ、あ……あうあう」


「あら、みんなどうしたの?」

「和……ちゃん、今のはどういう」




53 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:19:31.33 HQMHxnSIo 50/57

「ここは笑うとこでしょ?」

「へ?」

「は?」

「何よせっかくボケたのに」

「今のもしかしてボケだったの?」

「そうだけど?」

「判りにくいって!」

「判りにくいよ」

「判りにく過ぎですっ」

54 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:39:22.92 HQMHxnSIo 51/57

「あうあう……うきゅ~」

「ほらあ、りっちゃんこんななっちゃってるよ」

「うーん、あんた達に合わせたつもりだったんだけど」

「和ちゃん……今から澪ちゃんがりっちゃんにキスするところだったんだよ」

「そうだったんだ、澪ごめんね」

「あわわわわ」

「澪ちゃん?」

「あわわわわわわわ、わたしも」

「どうしたの澪ちゃん?」

「私もするぞーっ!!」


55 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:47:31.75 HQMHxnSIo 52/57

「澪ちゃん!」

「律ーっ!!」 ギュッ!

「え? あっ! うわあっ」

「誕生日おめでとう!律ーっ!」

 ぶちゅーっ!!!

「んっ……んぐぐぐぐ」

「うわあ、激しい」

「じゃあ私もやるー! おめでとう!りっちゃーん」 

 ムチュチュー!!

「んひぃぃぃ」

「私も私もー! おめでとーっ!」

 ちゅっちゅー!!

「むぐうぅぅぅっ」


56 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:50:54.00 HQMHxnSIo 53/57

「律ーっ!」

「りっちゃーん!」

「うふーん」 チラッ


「だあああああああああっ!!!!」


「お前らいい加減にしろーっ!!!」



「はあ、ここは本当に騒がしいわね」

「誰のせいですか」

「?」

57 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 21:56:40.79 HQMHxnSIo 54/57

 ―律の家―

「はあ、今日は散々だったなあ」 

「あいつらの誕生日は覚えとけよ、絶対仕返ししてやる」


「あれ?これって……ああ、梓が送ったって言ってたやつか」

「でかいな……部屋で開けよう」






58 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 22:03:36.42 HQMHxnSIo 55/57

 ―律の部屋―

 ビリビリ ガサガサ
 
「ん? なんだこれ?」

「スーパー豊胸くんDX?……ってこれ、胸の」


「梓のやつ! 馬鹿にしやがって、こんなもん出来るかっ」 ポイ

 ゴロリ

「ったくよー、こんなもんでおっぱいでかくなったら世話ねーよ」

「……」

「……」 チラ

「でもまあ……なんだ」


「せっかくだし」



59 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 22:10:06.74 HQMHxnSIo 56/57

「んっ? こう……かな?」 キュポ

「んひぃ……ってこれ」

 モミュモミュキュッキュッ モミュモミュキュッキュッ

「ああ、これだめ……ああっ」

 モミュモミュキュッキュッ モミュモミュキュッキュッ

「んっ、んっ……んきゅぅぅぅっ!!」

 ガチャ! バタン!

「姉ちゃん!誕生ケーキ買って……あ」

「あ……」





60 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/08/21 22:16:21.98 HQMHxnSIo 57/57

 モミュモミュキュッキュッ モミュモミュキュッキュッ

「……」

「……」

 モミュモミュキュッキュッ モミュモミュキュッキュッ


「……」

「……」

 モミュモミュキュッキュッ モミュモミュキュッキュッ

「……」

「あ、あのな……これは」

 モミュモミュキュッキュッ……ポロン


「母さーんっ、姉ちゃんがーっ」 バタバタ


「ああっ待てっ!聡ーぃぃぃぃっ!!!!」

                                  おしまい

 
      りっちゃん誕生部おめでとう!

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