1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:30:05.43 6mgoP19v0 1/21

助手さん「ビクッ!!」 ササッ ビューン!!

わたし「ものすごい速さで逃げていきましたね…」

おじいさん「頼みたいことがあるからちょっときてくれないか」

わたし「どうしたんですか、おじいさん」

おじいさん「この謎の物体について調べてくれないか」

おじいさんが差し出した謎の物体は先ほど助手さんが持っていたのと同じものでした。

わたし「なんですかこれは」

おじいさん「詳しくはわからんが多くの男性が所持していたものらしい」

元スレ
わたし「助手さん、そのピンク色の筒はなんですか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345303805/

2 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:30:53.00 6mgoP19v0 2/21

そういっておじいさんは去っていきました。

この柔らかいピンク色の筒はいったい何者なのでしょう。そしてこの筒を男性はどのように使用していたのでしょうか。

わたし「この穴の中はどのようになっているんですかね」

試しに指をいれてみることにしました。

中はどうやらイボイボしているみたいです。イボイボと言っても硬いものではなく、柔らかく弾力のあるもので、感触がクセになります。

なるほど。このように中の感触を楽しむものだったのですね、この筒は。指が少し石油くさくなってしまいました。しかし、なぜ多くの男性がこれを所持していたのでしょうか。

そして、なぜ助手さんは逃げたのでしょう。直接聞いてみましょう。

4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:32:00.79 6mgoP19v0 3/21

わたし「助手さーん。どこに逃げたんですかー。聞きたいことがあるので出てきてくださーい」

トトトッ

わたし「もう、なんで逃げたりしたんですかあなたは」

助手さん「…」

わたし「それは言えないって、どうして?」

わたし「言いたくない、ですか」

コクッ

わたし「あ、そうでした。助手さん、これがなんだかわかりますか?」

助手さん「…」ビクッ

わたし「そのような反応をしたということは心当たりがあるんですね」

助手さん「…」フルフルッ

10 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:33:41.83 6mgoP19v0 4/21

わたし「隠しても無駄ですよー。この筒の使い方、こうですよね」

私は穴の中に指を突っ込み、指を動かしました。

わたし「これ、気持ちいいですよねー。この感触、クセになっちゃいそう」

助手さん「…」カアァァァァッ///

わたし「? なぜ顔を赤らめているんですかね」

ササッ ビューン

またもや助手さんは逃げてしまいました。

この筒を取り出した瞬間驚いたり、中に指を入れて動かすのを見て顔を赤らめたと思ったら急いで逃げてしまうのはどうしてなのでしょうか。謎は深まるばかりです。

とりあえず外に出て調査をすることにしましょう。

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:34:20.93 6mgoP19v0 5/21

「今度はなにやってるんだい?」

わたし「あなたが関わると大抵ロクな事がないので教えたくありません」

「そんな風に言うことないだろ!おい、ところでその手に持っている物って…」

わたし「ああ、これですか。わたしもよくはわからないのですが、こう指を入れて動かすとすごく気持ちがいいんですよ」

(ははーん、面白い。こいつをこのまま暴走させてみようか)

「おーそれはいいアイテムだわたしもほしいなー」

わたし「事務所に行けば手に入りますよ」

「それじゃあじむしょにそのアイテムをとりにいくかー。お仕事がんばってください調停官殿」

わたし「励ましの言葉だなんて気色悪いですね。言われなくともがんばりますから」

(あいつ、あの筒があんな使い方されているのを知ったら顔真っ赤にするだろうなぁ)

Yはニヤニヤとイヤミったらしい表情をしています。

わたしはYを手で追い払う仕草をして彼女と別れました。

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:35:04.68 6mgoP19v0 6/21

妖精さん「あーにんげんさんだー」
    「なにもってるです?」
    「やらかいやらかーい」
    「すてきあいてむ?」

わたし「この筒が何かわかりますか、妖精さん」

妖精さん「さあ?」
    「えろてぃっくないろです?」
    「けがらわしいおーらがでてます?」
    「けがらわしーけがらわしー」

わたし「汚らわしい?この筒が」

妖精さん「おなごにはりかいできぬです?」
    「ほんものよりいいらしい」
    「あーわかるわー」
    「ぬくもりはさいげんできぬゆえ」

女子には理解できない。本物よりいい。温もりを再現?

21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:36:16.62 6mgoP19v0 7/21

妖精さん「すきゃにんぐ、かんりょうです?」
    「きょかおりたです?」
    「いまもらえばいいのでは?」
    「そのてがあったかー」
    「にんげんさん、きょかおりるです?」

妖精さんはわたしを勝手に『すきゃにんぐ』していたようです。

わたし「何をつくろうとしているのか理解しかねますが、一応許可しときます」

妖精さん「きょかーきょかー」
    「ついでにとっきょもてにいれるです?」
    「たいりょうせいさん、するです?」
    「とりこになるゆえ」
    「ひとりみがふえるげんいんにー」

何をつくろうとしているのかよくわかりませんが、おそらくトンデモアイテムなのでしょう。期待しないでおくことにします。

妖精さん「きたいしてー」
 
わたし「はいはい、期待しておきますから」

妖精さんをあしらっておきます。

23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:36:43.88 6mgoP19v0 8/21

そしてわたしは家路へとつき、いつも通りに夕ご飯を食べ、あったかいお風呂に入り、ふとんに包まって寝ました。

数時間後に大変恐ろしいことが待っているとは知らずに、ぬくぬくと気持ちよーく眠ったのです。

朝起きると、街は大変な騒ぎでした。

わたし「いったい何の騒ぎですか」

おじいさん「これをみろ」

昨日、妖精さんが行った『すきゃにんぐ』の意味を知っていればこの騒ぎは防げたのかもしれません。

しかし、人類が衰退し、かつての技術が失われている今、誰も『すきゃにんぐ』の意味はわからないでしょう。わたしが知りえないのも当然です。

25 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:37:41.13 6mgoP19v0 9/21

わたし「ええっ! これって…わたしじゃないですか! 」

おじいさん「正確にはお前を精巧に模した人形だ。勝手に動くことはないだろうな」

1/1スケールのわたしは髪の毛、眉毛、まつ毛、眼は瞳孔といったありとあらゆるパーツが寸分たがわず再現されていたのです。

わたし「そういう問題ではないです! もしかして…わたしの人形は…」

おじいさん「無論、里中に存在している」

なんということでしょう。町中にわたしを模した人形が大量に存在しているだなんて。妖精さん、やってくれました。

外へ出ると、わたしの人形を抱えて男性がたくさん。恐怖。

26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:38:10.34 6mgoP19v0 10/21

男性A「ハァハァ…孫ちゃんがオデの家に…」
男性B「クンカクンカ…孫ちゃんいい匂い…」 
男性C「孫ちゃん、いっぱいいーっぱい可愛がってあげるからねぇ・・・」

などといった恐ろしい声があちらこちらから聞こえてくるのです。

そう、彼らは女性に飢えていたのです。

そんなに飢えているなら人形ではなく村人の女性に声をかけるべきだと思いますがね。

わたし「あのーみなさん…」

男性A、B、C「ハッ!!」 バババッ!!

慌てて人形に布を被せて必至に隠そうとしているようですが、バレバレです。


27 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:38:48.12 6mgoP19v0 11/21

わたし「もうバレてるので隠す必要はないですよー。その人形、回収しに来ました」

男性A「そ、そんな殺生な!! これから孫ちゃんと素敵な新婚生活を始めようと思ってたのに!! 」
男性B「孫ちゃんは俺の嫁!! 誰にも渡さん!! 」
男性C「折角新しい洋服も買ってあげたのに!!あんたは鬼だ!!」

わたし「あなたたち何おかしなこと言ってるんですか。これは人形ですよ人形。人形に費やす時間を生身の女性にあてたらどうですか。その方がよっぽど素晴らしい生活を送れるのではないでしょうか」

男性A「生身の女性なんて信じられっかよ…あのビ●チめが! さんざん俺を弄びやがって!! オデの時間を返せ!! 」
男性B「クソッ…あの男さえいなければ今頃は嫁と幸せな毎日を送っていたんだ…あの男が俺の嫁を盗ったから!! 」
男性C「初めての女の子だったんだ…俺、不細工で気持ち悪いから…」

みなさんそれぞれ深刻な悩みを抱えていましたか。触れちゃいけないところに触れちゃったみたいです。

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:39:45.91 6mgoP19v0 12/21


しかし、妖精さんがつくったものならば回収しなければならない。これ、調停官としての義務です。

わたし「みなさん、先程も申しましたが申し訳ないですがその人形は回収させていただきます」

男性A、B、C「うう…」

あとどれくらいの数を回収しなければいけないのでしょうか。

男性D「ハァハァッ!! 孫ちゃん膣内にッ膣内に射精すぞっ!! うっ!!ハァハァ…孫ちゃんの膣内、とても気持ち良かったよ」

なんか今、とんでもなく気持ち悪く、卑猥な言葉が聞こえてきました。

声が聞こえた家の窓から中をのぞいてみます。

わたし「んまっ! なんて破廉恥な!! 」

そこにはなんと、人形と性行を行っている男性がいたのです。


32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:40:19.25 6mgoP19v0 13/21

しかし、人形は喘ぎ声を出すことはありません。喘いでばかりいたのは男性だけでした。

なんとまぁ虚しい行為なのでしょうか。

人形との性行を終えた男性はティッシュペーパーを取出し、無表情で男性器を拭いています。

その直後、自分の目を疑いました。彼は人形の女性器に手を突っ込み、あろうことか中から何かを引きずり出したのです。

何かとは、そう。

おじいさんから調査を依頼されたピンク色の筒なのでした。

まさか、男性の自慰行為に使われていたとは思いもしていませんでした。

わたしは昨日、この筒に指を入れて「気持ちいい」などの発言をしていました。

そして、男の子である助手さんにそれを見せつけていたのです。助手さんが顔を赤くして逃げるのも当然の事でした。

わたし「わたしったらなんてはしたない事を…!」

男性は、そのピンクの筒を裏返して水で洗い流しています。すすんで苦行を行う。その姿はまさしく、賢者でした。

わたし「あれ、そういえば昨日助手さんもあのピンクの筒を持っていましたね。まさか…」

35 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:41:52.95 6mgoP19v0 14/21

事務所へ戻り、助手さんの部屋へと向かいます。

助手さんの部屋には、鍵がかかっていました。

当然です。先程の男性のような痴態を他人に見られてしまっては社会的に死んでしまうこと間違いなしです。

わたし「妖精さーん、出てきてください」

妖精さん「はいなー」
    「およびとあらば」
    「そくさんじょうです?」

わたし「妖精さん、この部屋の鍵を開けることはできますか?」

妖精さん「おのぞみならばかのうですが?」
    「ちゃちゃっとすませるです?」
    「つかまるゆえ」
    「でけたー」

一本の針金のようなものを錠前に差し込んだだけで部屋の鍵は開きました。さすが妖精さんクオリティ。

助手さん、人形との行為中だったらごめんなさい。

勢いよく扉を開けました。

わたし「助手さん!! 」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:43:29.91 6mgoP19v0 15/21

助手さんは、人形を抱きかかえて寝ていたのです。

助手さん「…」

わたし「おこしちゃいましたか。ごめんなさいね…」

人形との性行為に及んでいなくて安心しました。

わたし「助手さん、人形を抱きかかえて寝なくても…」

助手さん「……」

わたし「さみしかったんですか」

助手さん「…」

わたし「わたしと一緒に寝たかったって…?」

助手さん「………」ギュッ

わたし「えっ…うわ…」

そんな急に抱きしめられてもどう反応すればいいかわからないです。

わたし「………。助手さん。あなた、さみしがり屋さんなんですねぇ」

わたしは助手さんの頭をやさしく撫でました。

栗色の柔らかな髪の毛は撫でていると安らかな気持ちになります。


40 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:43:48.19 6mgoP19v0 16/21

わたし「助手さん?」

どうやら助手さんは眠ってしまったみたいです。

寝息を立てる助手さんをベッドに運び、ふとんをかけて部屋を後にします。

助手さんと人形との間にやましいことがなくて、安心しました。

しかし、後でピンク色の筒について問いたださねばなりません。

助手さんの部屋にあった人形は回収しておきました。

わたし「妖精さん、里中にあるこの人形を全て片づけておいてくださいね」

妖精さん「じしんさくゆえ」
    「もったいなー」
    「こうひょうはつばいちゅ?」
    
わたし「だめです。ちゃんと片づけておかないとお菓子あげませんからね」

妖精さん「それはたいへんー」
    「うえてしぬかも?」
    「それはやー」

そう言って、妖精さんたちは散らばっていったのです。



41 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:44:08.08 6mgoP19v0 17/21

数日後、里にあった人形は全て姿を消しました。

わたしを模した人形は、胸の形状や下半身も完璧に再現していたのです。恥ずかしながらこっそりと確認しました。


ピンクの筒について、助手さんに問いただしもしました。

このピンクの筒は『オナホール』というらしいです。

幼女モデルから熟女モデルまで幅広く、最先端の素材が使われており、多くの種類が存在したといわれています。

独身男性の所持率が比較的高かったようです。先人の資料によると、気持ちよさでは1、2位らしいです。

わたしは女性なのでわかりませんが。


45 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:45:12.08 6mgoP19v0 18/21

わたし「ところで助手さんは使ったんですか、これ」

助手さん「…」フルフル

わたし「そうですね。助手さんにはまだ早いと思います」

助手さん「…」

わたし「いつか使う時期が来たらわたしがちゃんと教えてあげますから安心してください」

助手さん「…///」

わたし「なんて冗談ですよっ」

助手さん「…」ガーン

わたし「うふふっ」



おわり

49 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:46:10.61 4uZ5SmJ10 19/21

もうおわりです?

50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 00:46:30.40 WGgQ15f60 20/21

おつです?

57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/19 01:02:29.28 6mgoP19v0 21/21

きたいにこたえられんくてごめんです

つぎはきたいしていいです?


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