1 : 以下、名無し... - 2011/12/16 21:46:34 URyjX1Ym0

「今目の前にいるのは誰よ?!」

「いや、俺だけど」

「生きてるじゃない!」

「幽霊ってやつだろ、多分」

「そ、そんなはずは…」

元スレ
幼馴染「はぁ? 死んだ?」 男「そう、死んだ」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1324039594/

3 : 以下、名無し... - 2011/12/16 21:51:01 URyjX1Ym0

「まぁ、触ってみろよ、チンコでも」

「何ふざけてんのよ!」スカ!

「な?」

「ほ、本当だ…」
「…」

「さて、どうしようか?」

「そんなの私に聞かないでよ…」グス

4 : 以下、名無し... - 2011/12/16 21:53:59 URyjX1Ym0

「泣いてんの?」

「だって…」

「まぁ、落ち着けよ」

「…」グスグス

「とにかく、今日はもう出てくわ 近くの公園にいるから何かあったら言ってくれ」

「ちょ、ちょっと待って!」

6 : 以下、名無し... - 2011/12/16 21:58:02 URyjX1Ym0

「行っちゃった…」

「…疲れた… もう寝よう」

翌日


「…はぁ…」

「もう3年近く会ってなかったのに…」

「久しぶりに会ったら幽霊なんて…」


「おいーす」

「どうした、そんなに落ち込んで」


「だって、男が…」

「って、なんでここにいるのよ!」


「いや、暇だったんで…」

7 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:00:45 URyjX1Ym0

「相変わらず胸がないね」

「…どこから見てた?」

「まぁ、ブラ辺りから」

「バカ!」///

「おいおい、死んでるんだからそれくらい良いだろ…」

8 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:06:50 URyjX1Ym0

「…何でついてくんのよ」

「いや、暇だし」

「誰かに見られたらどうすんの!?」

「大丈夫、おじさんにもおばさんにも見えてなかったし」

「…」

幼友「幼ー! おはよう!」

「あ、友! おはよう」

12 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:15:11 URyjX1Ym0

「幼、知ってる?」

「何を?」

「転校生よ!」

「転校生?」

「転校生ね」
「男、女?」

「そう、男だって!」

14 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:19:18 URyjX1Ym0

「ふーん…」

「ふーんって…」
「イケメンだったらどうすんの?!」

「はは、ないない」

「どうかな?」

(ちょっと、黙ってて)

「転校してきた男の子と恋に落ちるシチュエーション」
「素敵じゃない?」

「まぁ、素敵だね」

「…」

15 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:26:53 URyjX1Ym0

「…」

「幼ー?」
「聞いてるの?」

「聞いてるよ」

「へぇ やったじゃん」

(うるさい)

「何だよ、冷たいな…」

17 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:37:35 URyjX1Ym0

先生「転校生を紹介する」

転校生「どうも、転校生です、よろしくお願いします」

女子1「あ、ちょっとカッコ良くない?」

女子2「うん、カッコ格好いい」

女子3「あたし好みかも」

「確かにイケメンだ…」

━━━ワイワイ

先生「はいはい、うるさい黙れー」
「席は… 幼の隣で良いか」

「…」ボケー

先生「おい、幼聞いてんのか?」

「はい! 聞いてます!」

「よろしくね幼さん」

19 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:49:45 URyjX1Ym0

「はぁ… よろしく」

(あれ、男がいない…)


「いいなぁ、幼」


「あ、今日一日教科書見せてもらっても良いですか?」


「どうぞ」

(どこ行ったんだろ…)

21 : 以下、名無し... - 2011/12/16 22:55:57 URyjX1Ym0

「ふんふーん、ええと更衣室は、と…」
「お、ここね 御邪魔します!」スイ


(男、死んじゃったんだよね… まだ伝えてないことあったのに…)

「幼さん… 幼さん…!」ボソボソ

「…どうして…?」

先生「おい、幼! 話聞け!」

「! はい! すみません!」

22 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:04:51 URyjX1Ym0

「さっきは大変だったね」ニコ

「まぁ、そうだね」

(ちょっと、幼のやつ、何であんなにあっけらかんとしてんのよ)
(もっと積極的に行かないと!)

「あの、良かったらお昼一緒にどうかな?」

「は、はぁ」

「良かった」

(もう… 男、早く戻ってきてよ…)

24 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:08:58 URyjX1Ym0

「そう言えば、転君はこの時期にどうして転校?」モグモグ

「まぁ… 色々あってね」パク

「ふーん」

「少し浮かない顔をしているようだけど、迷惑だったかな…?」

「そ、そんなことないよ…!」
「ちょっと考え事を…」

「もしかして好きな人の事?」

「な、そんなわけないよ!」///

「分かりやすいね、幼さん」

「そうそう、分かりやすいやつなんだよ昔から」

26 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:13:58 URyjX1Ym0

(! 男、いつの間に…!)

「ごめん、ごめん、冗談だったんだけど」クスクス

「もう、人が悪いなぁ…転君」

(いいぞ、幼、その調子だ!)

女子1「…何よ幼の奴」

女子2「でも…」

女子3「ちょっとお似合いかも…」

「良い感じじゃないか」

27 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:18:14 URyjX1Ym0

「幼さんとは気が合うよ」ニコ

「そうかな?」

「僕はそう思う」

「へぇ…」ニヤニヤ

「…」イラ

「転君、授業始まるよ!」

「う、うん」

「おいおい、転君ビビッちゃってるよ」ゲラゲラ

「う、うるさいな」

「あ、ごめん…」

「ち、違うの!」

「…」

28 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:21:44 URyjX1Ym0

下校時刻

「今日はありがとう、幼さん」
「明日からまたよろしくね」ニコ

「う、うん」///
(やだ、ちょっとカッコイイかも)

「…」ニヤニヤ

「あ、あの、良かったら…一緒n」

「じゃあね! 転君!」
(ほら、帰るよ! 男!)

「ヘイヘイ…」

「…」

30 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:25:51 URyjX1Ym0

「ちょっと、昼はどこにいたの!?」

「いや、裸体を拝みに、女子更衣室に」

「な、何それ!?」
「変態犯罪者!」

「いやいや、死んでるんだから犯罪にはならんだろ」

「屁理屈男…」

「何とでも言ってくれ、痛くも痒くもない」
「死んでるし」

「…!」シュン…

「おいおい、何シュンとしちゃってんの?」ゲラゲラ

「バカ…」

34 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:31:05 URyjX1Ym0

「おい、そんなに落ち込むなよ…」

「だって… もう会えないんだよ…?」

「まぁ今会ってるけど」

「うるさい」

「人はいつか死ぬ、早いか遅いかそれだけだ、って偉い人が言ってたぜ?」

「…」グス

「お、もう家に着いたな、じゃあ」

36 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:37:23 URyjX1Ym0

「待って!」

「何だ?」

「そ、その… 公園は寒いでしょ? う、家に来ても良いよ?」

「…」

「そ、その… あの…」

「遠慮しとくわ」ケラケラ
「昨日ブラ姿は拝んだし、一人の方が落ち着くしな」ニカ!

「そう…」
「…おやすみ」

「おう、おやすみ、また明日な!」

37 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:43:45 URyjX1Ym0

「幼んとこにいたら、積もる話しちゃいそうだしな…」
「引越して3年、死んでから… 何日だろう…」

「気温に関係なく結構寒いんだよね…この体」

───キィキィ…

「ブランコか…」
「ガキの頃は幼とよく遊んだっけ…」


『わたし、大きくなったら男のおよめさんになるー!』

『わかった! オレが幼をしあわせにするぜー!』

『やくそくだよ?!』

『あぁ! やくそくだ!』

40 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:54:06 URyjX1Ym0

翌日

「昔の夢見ちゃった…」
「男… どうしてるだろ…」


「おいーす!」

「おはよう…」
「相変わらず馬鹿面ね…」

「ちょっと、朝一でそれは無いんじゃない?」

「もう、学校行くよ!」


「この道覚えてる?」
「中学校の時に一緒にこの道通ったよね」

「懐かしいな… お前、犬のウンコ踏んで大泣きしなかったっけ?」

「踏んだのはあんたでしょ」
「それをくっつけようとしたから…」

「あぁ! そうだった」ゲラゲラ



44 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:56:06 URyjX1Ym0

「幼さーん!」

「あ、転君、おはよう」

「おはよう」
「一緒に行っても良いかな?」

「う、うん」チラ

「俺は気にすんな」
「女子のスカート覗いてくるわ」

(もう! 男!)

「? どうしたの?」

「な、何でもないよ?」アセアセ

45 : 以下、名無し... - 2011/12/16 23:59:56 URyjX1Ym0

「友ー、おはよう」

「おはよう、幼」
「!」
「ちょっと! あんた!」

「何?」

「何で転君と一緒に入ってきたの?」

「何でって、途中で一緒に来たからだけど?」

「ずるい~!」

「ずるいって…」ハハ

「?」

47 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:04:47 DL4Ekesi0

「…手が …ちょっとずつ透けてきてるな」
「…これはもうすぐ消えるってことなのか?」
「…」
「……そうだよな」ハハ
「はぁ…」



(どこ行ってたの? 男)

「ちょっと小便に」

「下ネタ…」

「その辺見てきただけだよ、それに下ネタなんてガキの頃たくさん言ってただろ」

「中二でぱったり聞けなくなったけどね…」

「まぁ引っ越したからな」

「幼さん、ちょっと良いかな?」

48 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:07:36 DL4Ekesi0

「何?」

「この問題なんだけど…」

「あ、ここね」
「これは…」

(上手く行ってんじゃん)ニヤニヤ

(何ニヤついてんのよ、男の奴…)

「…幼さん?」

「あ、ごめん」

50 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:10:56 DL4Ekesi0

「…」ハァ…
(男、またどっか行っちゃった…)

「幼さん、元気ないね? もしかして疲れてる?」

「そ、そんなことないよ?」
(あいつに振り回されてるけど…)

「何か変わったことがあれば相談してね?」

「うん、ありがとう」ニコ

51 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:15:55 DL4Ekesi0

放課後

「結局男戻ってこなかったな…」

「幼さん、良かったら一緒に帰らない?」

「んん… どうしようかな…」

「ほら、せっかく誘ってんだから一緒に帰れよ」

「確かに、一緒に帰った方が良いかな…」
「!」
(ちょっと、どこ行ってたの?!)

「どうしたの?」

「ご、ごめん、急用を思い出して…」

「急用は思い出すもんじゃなくて、出来るもんだろ…」

「ごめんね、転君!」
「それじゃあ!」

57 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:24:15 DL4Ekesi0

「もう、どこ行ってたの!?」

「ちょっと大便に」

「あんたトイレ行かないでしょ…」

「まぁそうだけど…」

「…男は…」

「ん?」

「…一緒に居たくないの?」

「…」

「私はもっと一緒に居たいの!」

61 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:29:20 DL4Ekesi0

「あのな… 俺は死んでるんだ」

「幽霊なわけ、お分かり?」

「アーユーレイディ―?」


「意味分かんない...」


「今の笑ってもらうとこなんだけど…」

「…俺とあんまり長くいると、お前の身体に影響するんだよ…」

「ほら、霊障って聞いたことあるだろ?」


「…そんなの関係ないよ…」


「おいおい…」

62 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:33:27 DL4Ekesi0

「…」グスグス

「お、おい、泣くなよ…!」アセアセ

「…」

「困ったな…」
「ほら、今はここに居るんだから」スカ
「…触れないけど…」

「…きて」

「?」

「今日は家に来て!」

「おいおい…」

65 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:36:19 DL4Ekesi0

「…」

「男が来ないなら、私が公園に行くから!」

「…」
(あそこは変態が出るんだぞ…)
「分かったよ、しばらく厄介になるよ」

「本当?!」パァ!

「あぁ、本当だ」

68 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:40:24 DL4Ekesi0

「ただいまー」

幼母「おかえり、幼」

「あ、今日は勉強するから部屋で軽くご飯食べるね」

幼母「あら、珍しい 熱でもあるのかしら?」

「もう! 熱なんて無いよ!」

幼母「ごめんごめん」フフ

「相変わらず、仲良いね」

「そうかな?」

70 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:46:08 DL4Ekesi0

「さ、男、部屋に行こう」

「わざわざ無理しなくて良かったんだぞ?」

「いいの!」
(だって男が一人で夕飯の様子見ることになっちゃうじゃない...)


「お、これ学習合宿の写真じゃん 懐かしいな…」

「懐かしいでしょ?」
「一緒の班だったよね」

「そうだったな、一緒の班だったのに、他の男と良く絡んでたからすごく嫌な感じだったな」

「そうだっけ?」ケロ

「そうだよ、俺の気も知らないで……」ハッ!

「…」///

72 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:49:19 DL4Ekesi0

「今、何て言ったの?」///

「いや、その…」

「もう一回言ってよ!」

「…嫌だよ」///

「お願い! もう一回言って!」

「う、うるさいな…」///
「俺の気も知らないでって言ったんだよ…」///

「嬉しい…」

73 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:51:44 DL4Ekesi0

「お、おい、もう寝た方が良いんじゃないのか?!」///

「んふふ… そうだね」

「全く、俺は寝るぞ…」
「まぁ、寝れないけどな」

「…」
「ねぇ、男?」

「何だよ?」

77 : 以下、名無し... - 2011/12/17 00:59:12 DL4Ekesi0

「私、ずっと男の事…」

「…」
「…もう寝ようぜ」

「うん…」
「…」
「ねぇ…」

「今度は何だよ?」

「…一緒に寝ない?」

「な、な、な…!」

「か、勘違いしないでよ! 床で寝るのが可哀そうだから!」ゴニョゴニョ…

78 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:01:31 DL4Ekesi0

「良いでしょそのくらい! あんたのためなんだから!」

「いや、さすがに…」

「そ、その… あの…」///

「…しょうがないな、今日だけだぞ?」

「うん…」///

80 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:04:23 DL4Ekesi0

「…ドキドキするね…」

「そ、そうだな…」

「男…」スカ…

「…」

「やっぱり、触れないね…」

「…おやすみ」

「うん… おやすみ…」

84 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:10:13 DL4Ekesi0

「…もう寝たか」

「…眠気もない、食欲もない、体温も、でも確かに今はドキドキしてる…」

「もうすぐ終わるのか…」

「転の奴は幼を大事にしてくれるよな…」


「くー…くー…」


「一緒に寝るのは小一以来…」スカ…

「もうすぐ、こいつの髪を撫でられなくなるのかな… 今も撫でられてないか…」

「…」


「男、ずっと一緒だよ…?」


「ごめんな… その約束は出来そうもない…」

90 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:16:21 DL4Ekesi0

「おはよう… 男…」ニコ

「おはよう!」
「お前、寝言多過ぎだろ」ケラケラ

「ちょっと聞いてたの!?」

「まぁ、聞こえますよ、横で寝てるわけだし」

「もう! バカ!」///

「あ、そうだ、ちょっと用事あるから先に行ってるわ~」

「また覗きに行くわけじゃないでしょうね…」ジトー

「そんなわけないだろ!」
「多分」ボソ…

「今何て…?」ギロ

「何でもねーよ、じゃあ、先に行ってるわ!」

「あ! ちょっと!」

91 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:18:03 DL4Ekesi0

「今、ちょっとだけ透けてた…?」
「幽霊だから?」




「…よう、待たせたな…」



93 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:21:52 DL4Ekesi0

「やっと来たね…」

「おまえさ、本当のところいつから見えてたんだ?」

「? ずっとだけど?」

「ふーん」
「んで、あとどのくらい持つ?」

「そうだね… 後12時間ってとこじゃない?」

96 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:24:38 DL4Ekesi0

「何とかこの世に残る方法は…?」

「有るにはあるけど… 多分理性を保ってられないんじゃないかな?」
「理性があるうちに行った方がいいよ?」

「そうか…」

「なんなら、いますぐ消してあげようか?」

101 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:30:54 DL4Ekesi0

「…」ゾク…
「いや、自然消滅と行きたいところだ…」

「しかし、こんなにハッキリ見えたのは初めてだよ 今は消えかけだけど」

「そりゃ、どうも」

「大抵は抵抗してくるんだけどね、濃いのは」クスクス

「他のに関しては知らねぇな」

104 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:34:23 DL4Ekesi0

「まぁ…あんたは嫌な感じはしない、根は良いやつなんだろ」
「今は嫌味な感じだが」

「そうかい…?」
「霊に褒められるのは初めてだ」

「それで…」

「ん?」

「あんた、幼が好きだろ?」

106 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:37:27 DL4Ekesi0

「まぁ、そうかもね」

「あいつには誰かが着いていて欲しい」
「頼れるのはあんただけだ」

「…んん」

「何とかお願いできないか?」

「遠慮しておくよ」

「! 何で!?」

109 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:42:04 DL4Ekesi0

「いや、別に理由は無いけど…?」


「な…」

「あいつ結構可愛いだろ?! そりゃ生意気な時もあるけど」


「だから、遠慮しておくって」

「そんなことより、残り時間をどう有意義に使うか考えたらどうだい?」


「こ、この野郎…」

「前言撤回だ! このクソ野郎!」


「はいはい、じゃあ、先に教室に行ってるから」

112 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:45:11 DL4Ekesi0

「…」


「どこ行ってたの? 男?」


「いや、ちょっとな…」イライラ

(さてどうする… このくそったれには頼めない…)

(かといって俺が見える奴は他にいない…)


「男?」

113 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:47:42 DL4Ekesi0

「…やっぱりちょっと透けてる…」

「!」
「今日はちょっと調子が悪いな~」ハハハ…

「嘘…」

「いやいや、本当だって風邪気味でさ」

「…」

「…」

115 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:52:58 DL4Ekesi0

「男、嘘ついてるでしょ?」

「…」

「本当の事言ってよ…」

「ごめんな…」ス

「!」
(行っちゃった…)

(ふーん…)

116 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:55:55 DL4Ekesi0

「幼さん、どうしたの?」
「顔色悪いよ?」

「え? そうかな?」ハハ…

「具合悪いなら保健室言った方が良いよ…?」

「…」
「う、うん… そうする」

「うんうん」

117 : 以下、名無し... - 2011/12/17 01:58:27 DL4Ekesi0

「男、どこに行ったの…?」

「私の家かな…」


「公園?」

「まだ学校のどこかに居るの?」

119 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:04:50 DL4Ekesi0

「結局本当の事は言えなかった…」

「あと3時間位か… 大分透けてきたな」

「…体が思うように動かない」



「幼さん、体は大丈夫?」


「う、うん…」

(結局見つからなかった…)


「今日は帰り送っていくよ… 心配だし…」


「あ、ありがとう…」

(男…)

120 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:08:37 DL4Ekesi0

「良かったら、どこか寄って行かない?」

「え、でも…」
(男を探さないと…)

「ちょっとコーヒー飲む位何だけどダメかな?」

「幼、行ってきたら? せっかく誘ってくれてるのに勿体無い…」

「う、うん…」

(くぅ… 私って超良いやつ…)

123 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:11:03 DL4Ekesi0

「…男…」ボソ

「どうしたの?」

「ね、何でもない…」

「ちょっと裏の方だけど近くの喫茶がお勧めなんだ」

「うん…」ボー…

124 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:13:11 DL4Ekesi0

「…」

「…」

(大分滅入ってるみたいだね…)
「ここなんだけど」

「…」

「聞いてる?」

「は、はい!」
「ん?」

126 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:16:15 DL4Ekesi0

「喫茶って…? 何にもないよね?」
「ビルの裏?」

「そうゆうこと」

「どうゆうこと?」

「確かに男君が心配するのも分かるな…」ボソ…
「少しは状況を把握したほうが良いよ?」ニヤ

「…え?」

128 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:20:38 DL4Ekesi0

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

132 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:25:59 DL4Ekesi0

「ほらここに毛虫」

「取って! 早く!」

「はい」

「ありがとう…」
「えと、それで何だっけ?」

「あれ、あのあたり」

「ん?」

134 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:28:10 DL4Ekesi0

「!」
「男!」

「……?」
「幼か……」

「男、大分薄くなてるよ?!」

「お前らのつまんないショートコントのせいかもな……」

(まだ無駄口叩けるんだ)

135 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:30:19 DL4Ekesi0

>>134
×なてるよ
○なってるよ

「…あのさ、幼…」

「なに…?」

「多分俺…」

「うん…」

「消えちまうんだ…」

「!」

137 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:35:31 DL4Ekesi0

「最期にさ… お前の顔が見れて嬉しかった…」


「まって…! まだ消えちゃ駄目!」

「私男のことがずっと好きだったの!」

「だから、幽霊でもいいからずっと一緒にいて!」


「……俺も……幼の事…」フ…


「……男…?」

「…うそ?」

140 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:40:37 DL4Ekesi0

「嘘…消えちゃった……」ポロ

「…もう、家に帰った方が良いよ?」
「暗くなってる」

「……」グスグス…


「まぁ、あんまり気にしない方が良いよ?」
「早いか遅いか、出会った人間はいつかは別れることになる」

「…」

「だから、人は人との関わりに価値を見出すわけだし」

「……」

「あら、いっちゃった…」

141 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:44:53 DL4Ekesi0

「…ここは…」

「視界が大分ぼやけてるな…真っ白な世界だ… 消えたあとってこんな風になってるのか…」

「…死んじまったら無なんてのは嘘だな」

「現に俺は今考えてる…」


「…」

「さてこれからどうなるのか…?」

144 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:48:12 DL4Ekesi0

「ただいま…」ボソ

幼母「あら、幼おかえり」
「どうしたの?」

「何でもない…」

幼母「あ、もしかしてもう聞いてたの?」

「…?」

146 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:49:42 DL4Ekesi0

幼母「あんた、男君って覚えてる?」

「…うん」

幼母「実は男君が事故にあってね」

「…死んだんでしょ? 知ってるよ…」

148 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:52:44 DL4Ekesi0

幼母「ちょっと何不吉なこと言ってるの?」

「へ?」

幼母「今意識を取り戻したんですって」
「一週間くらい前から意識不明だったみたいなんだけど、ついさっき意識を取り戻したって」

「え? え?」

幼母「さっき男君のお母さんから連絡があったのよ?」

「うそ!?」

150 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:54:18 DL4Ekesi0

幼母「あんた、男君にお世話になったんだから、お見舞に行きなさいよ?」

「…うん!!」

156 : 以下、名無し... - 2011/12/17 02:58:14 DL4Ekesi0

数日後

──トントン

「どうぞー」

「…男」

「!?」
「幼!」

「バカァ!」ガバ!
「カッコつけて、何が消えるよ! ちゃんといるじゃない!」メソメソ

「お、おい、泣くなよ…」

「やぁ、元気?」

「あ、お前は!?」

162 : 以下、名無し... - 2011/12/17 03:02:23 DL4Ekesi0

「だから、大丈夫だって言っただろ?」

「言ってないだろ」イラ

「男…」ギュウ

「あの、幼さんちょっと痛いです…」

「邪魔なようだし、僕は退散するね、お幸せに」



「もうどこにも行っちゃ駄目だよ?」ジー

「…分かってるよ」///


終わり

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