1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:06:27.43 ZuWUyEYE0 1/47

わたし「人類が衰退して幾世紀。爛熟しきった科学は、かつての繁栄をわたし達に伝えるだけの物言わぬ遺物と化してしまいました」」

わたし「こんな世の中ですから、当然現在の人間の科学力はお察しです」

わたし「人間……我々、ホモ・サピエンスは種としての滅びを今まさに迎えようとしているのです」

わたし「しかし、それでも地球には新たな人類が現れました。それが妖精種。旧人類である人間に代わり、この星の実質的支配者にして新人類」

わたし「わたしは国連所属の調停官として、新旧人類の間を取り持つ仕事をしております」

わたし「業務内容は主にお菓子作り、お遊び、お喋り。傍から見れば本当に仕事なのかどうかと思われてしまうでしょうけど、これが結構ハードです」

わたし「具体的にはタイムスリップに巻き込まれたり、水分不足に喘いで死に掛けたり、妖精化して殺されかけたり、見知らぬ土地に出荷されそうになったり……」

わたし「さらにいえば、調停官というのはかつてほど重要な仕事というわけでなく、あまりに暇すぎて何でも屋みたいなポジションに落ち着いています」

わたし「というわけで、今回もまた何でも屋ポジションとして仕事をするハメになったわけですが……」


業務内容
>>5

元スレ
わたし「人類は衰退しました。けれど生きる為に働いています」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344866787/

5 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:08:27.05 tJi5JUmM0 2/47

精子バンク

12 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:13:19.17 ZuWUyEYE0 3/47

わたし「精子バンク……?」

祖父「ああ。どうやらこんなご時勢であっても、衰退から逃れようとする輩がいるらしい」

わたし「まあ」

わたし(素直に運命を受け容れたほうが、ずっと気楽に生きていけると思いますけれど)

祖父「何をするかは聞いておらん。現地で聞け。私はここからスコープの調整を確かめる仕事がある」

わたし「スナイパーライフルですか。それ、仕事ではなく趣味というのでは?」

祖父「違う仕事だ。狩猟というのは生きていくには必要な仕事だぞ。その為の道具の手入れを仕事といわずなんというのか」

わたし「ひどい公私混同……」

祖父「それはお互い様だろう」

わたし「いやはやまったくその通りで」

わたし(妖精さんのおかげで、お菓子作りをする大義名分が得られているという感は拭えませんからね、反論できずです)

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:17:57.29 ZuWUyEYE0 4/47

わたし「……っと、ここがそうですか」

わたし(精子バンク。名前のままなら大凡その存在意義も理解出来てしまうというもの)

わたし「ここで一体、わたしに何が出来るんでしょうか。はあ、いやな予感ばかりが……」

ピンポーン

おとこ「はい? ああ、調停官さん」

わたし「調停官さんです。あの、事務所に仕事のご依頼があったということで」

おとこ「ああ、その件。そうなんだ、今人手不足でね」

わたし「何をすればよいのでしょう? あまり専門的なことは出来ませんよ、わたし」

わたし(学舎の卒業生とはいえ、なんでもかんでもプロフェッショナルというわけではないのです。知識と知恵があるだけ、です)

おとこ「>>18をしてほしいんだよ」

18 : 忍法帖【Lv=15,xxxPT... - 2012/08/13 23:19:09.70 Hq+NONqy0 5/47

こづくり

27 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:23:29.47 ZuWUyEYE0 6/47

おとこ「そう、こづくりを頼みたい」

わたし「は?」

おとこ「こづくりだよ、こづくり」

わたし「……あの、調停官というのはデリバリー的なアレとは違うわけですが」

おとこ「デリバリー?」

わたし(おっといけない。これは旧文明の専門用語でした)

おとこ「まあとにかくこづくりだ。仔細は中で話すから、どうぞどうぞ」

わたし「いやいやあのですねー!」

わたし(抵抗も空しく、やけに小奇麗な室内に通されます。中はロビーでした)

わたし「外から見ても分かりますけど、かなり綺麗ですね……」

ガチャン

おとこ「では仕事場に案内します」

わたし「な、なぜに鍵をしめたのかと……」

おとこ「……」

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:27:22.67 ZuWUyEYE0 7/47

おとこ「この精子バンクには、我々の精子が蓄えられています。こちらをごらん下さい」

わたし「イヤです」

おとこ「そういわずにどうぞ」

わたし「絶対イヤ!」

わたし(案内用通路から、職場の様子が見えました。視界の端にいやでも映りこんできます)

おとこ「ここがこの精子バンクの心臓部分なんですよ。ほらどうぞ」

わたし「けっこうです」

わたし(端的に申しますと、搾り取られていました。どうやって? え、それをわたしのくちからいえるとでも?)

おとこ「もったいないなあ。こんなきかい、滅多にないのに」

わたし「それ、どっちの意味で言ってます?」

おとこ「……と、ここです。まずはここで>>34してください。施設に入る前に、>>34をする規則になっていますので」

34 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:28:26.40 X4KezSPK0 8/47

消毒

43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:31:59.84 ZuWUyEYE0 9/47

おとこ「そう、消毒です消毒」

わたし「……そうですね。大切だと思いますよ、そういうの」

おとこ「ではこちらの部屋で着替えてください」

わたし「は?」

おとこ「衣類には雑菌がついている可能性がありますので、専用のスーツに着替えていただく決まりになっています」

わたし「……ええ、はい。分かりました」

わたし(衛生面には気をつかっている、と。そう前向きに解釈するとしましょう)

54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:37:28.83 ZuWUyEYE0 10/47

わたし(職員さんに指示され、わたしは指定の部屋に入ります。ここはどうやら更衣室のようです)

わたし「といっても、ここでは服を脱ぐだけで、スーツを着るのは次の部屋のようですね……」

わたし(誰も見ていないことを確認して手早く次の部屋へ。途中の短い通路では、消毒液らしきものをぶっかけられました)

わたし「……スーツって、これですか」

おとこ『ええ、ちょっとピッタリしていますが、戦いには有用です』

わたし「なっ! ち、ちょっと! あなた見ているんですか!」

おとこ『いやいやまさか。音声のみが届いているだけです』

わたし「し、信用ならない……」

わたし(ともかく着替えです。見られているかもしれないという可能性は、わたしに早着替えのスキルを与えました)

わたし「……着替えましたが」

おとこ『よく似合ってますよ、見えませんけど。今にも宇宙からきた外敵と戦いにいきそうな……そんな感じのお似合い度です』

わたし「それはどーも……」

わたし(このひと、一体なにをいっているんでしょうかねえ)


おとこ『では次に>>59を』

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:38:52.06 Nx7eGe9j0 11/47

武器の選択

74 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:45:11.72 ZuWUyEYE0 12/47

おとこ『次の部屋に武器がありますので、お好きなものを手にとってください』

わたし「はい?」

おとこ『ですから武器を。必要なものですから』

わたし「とても必要とは思えませんよ……あの、この仕事って命がかけるようなものなんですか?」

おとこ『お、なかなか面白いですよ、その台詞』

わたし「……はあ」

わたし(ともあれ武器をとれ、と。しかし随分とたくさんあります。おじいさんの武器庫を越えますよ、これ)

おとこ『そこのランサーなんてオススメですよ。なんかチェーンソーがついてて強そうでしょう』

わたし「危なそうですね。違うのにします」

わたし(なんでもそろっているみたいです。さて、どの武器を手に取りましょうか)


>>78

78 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:46:21.35 r3djzMHyi 13/47

はりせん

94 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:50:32.01 ZuWUyEYE0 14/47

わたし「ではこれで」

おとこ『ハリセンですか……』

わたし「み、見てるじゃないですか!」

おとこ『失敬。武器選択の部屋にはカメラがついているんです。危険な場所ですから』

わたし「な、なんか着るものくださいよ。こんな格好じゃ恥ずかしくて外に出られません」

おとこ『白衣ならありますよ、次の部屋に』

わたし(このスーツの上に白衣? なんかマニアックすぎませんか、それ……)

わたし「じゃあそれでいいですから、次の扉開けてください」

おとこ『はい。あ、最後に本格的な消毒部屋がありますので』

わたし「分かりました……」

わたし(この精子バンク、いったいなにとたたかっているんですか)

103 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:54:42.10 ZuWUyEYE0 15/47

プシュー


わたし「うぇっ、身体中が薬品臭い」

おとこ「どうも」

わたし「きゃっ」

おとこ「……いや、恥ずかしいのは分かりますが、身体を隠されるとこっちまで恥ずかしいんですよ」

わたし「は、はくい! は・や・く!」

おとこ「はいどうぞ」

わたし「ま、まったく……ていうか、あなたも武器を持っているんですね」

おとこ「ええ。人間は常に何かと戦っているんです。最近じゃ我々は少子化とも戦っています」

わたし「ともってなんです、ともって……」

わたし(ともあれ白衣着用です。ああ、なんだか学舎に居た時も実験で着ましたねー)

おとこ「裸白衣ですか」

わたし「違いますから」


次の行動
>>110

110 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/13 23:55:52.71 Nx7eGe9j0 16/47

ハリセン無双

129 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:04:07.71 ji9lm2Zj0 17/47

おとこ「……それで、この精子バンクが建造されたというわけです」

わたし「……」

わたし(目の前を歩く職員さんをみると、何故か身体が疼きました。ハリセンを握る右手に力が込められるのを感じます)

おとこ「まあ、先ほどあった精子を搾り取る仕事場などは、見た目以上にハードワークです。私は三十分で音をあげました」

わたし「……せえい!」

バシン!!

わたし(強化スーツなんでしょうか。思いっきりハリセンを職員さんに投げつけると、接触と同時に職員さんが天井にぶっ飛びました)

わたし「なんで背中に当てたのに真上に飛ぶんですかー!」

わたし(考えるだけ無駄そうだったので、職員さんが重力のままに落ちてくるにも関わらずハリセンをぶつけ続けます)

わたし(このハリセン。命中した人間を真上に吹き飛ばす効果があるみたい。不思議ですね……ん、不思議?)

わたし「まさか……妖精さん!」

わたし(確信とともに背後に振り向くと、白衣が波打つようにふわりと捲れ上がります。落下してきた職員さんが白衣の端に触れると)

おとこ「うわああああああああああああああっ!」

わたし「あら軽い」

わたし(ダメージが蓄積されていたのか、ピンボールのように壁や地面を跳ねながら廊下の奥へ消えていきました)

142 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:09:35.27 ji9lm2Zj0 18/47

わたし「まずいですね。妖精さんが関わっているなら止めた方が良さそうです」

わたし(職員さんのことはケロっと忘れ、勝手に捜索開始)

わたし「とはいえ、ひとりで捜索するのは骨ですね……全然人いないし。はあ、助手さんと来ればよかった」

わたし(後悔しても仕方ありません。死んだ魚のようなハイライトが消失した目で、黙々と廊下を歩き続きます)

わたし(おりたりあがったり。まがったりまがらなかったり。まさに迷宮。なんだかこの間、似たような経験を……いや)

わたし「考えないようにしましょう」


わたし(そうこうしている内に人影を発見。あれは――)


>>150

150 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:11:43.13 TAwXNSBX0 19/47

助手さん

168 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:19:03.30 ji9lm2Zj0 20/47

助手「……」

わたし「あ、助手さん……来てたんですね」

わたし(ちょっぴり安心。……っていうか、助手さんのスーツ着てるんですね。武器は剣と盾ですか……)

わたし「SFとファンタジーの融合って感じです。なんか似合いませんよ、助手さん」

助手「……」

わたし「え? SFファンタジー? いやね、助手さんがそういうのが好きなのは知ってますけどね」

わたし(しかしまあ、口うるさいことは言わないようにしましょう)

わたし「とにかくここを調べて、妖精さんの手が加えられていることが確定したら処理しましょう」

助手「……」

わたし(頷きを返し、助手さんが盾と剣を背負います。某ハイリア人を連想してしまいます。ああ、ハイリア人というのは旧文明の小説に出てき……)

わたし「おっと……どうやらこの先、重要な部屋っぽい感じがしますね。どうします、助手さん?」

助手「……」

わたし「え? >>175ですか?」


行動指定(部屋に入るならどんな部屋かも)
>>175

175 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:20:46.42 jJ3oBMfv0 21/47

とうぎじ控室

183 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:22:57.46 ji9lm2Zj0 22/47

とうぎじってなんです?

181 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:21:48.48 jJ3oBMfv0 23/47

すまん闘技場だ

195 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:28:33.01 ji9lm2Zj0 24/47

わたし「うわっ、暑い」

わたし(扉をくぐると、そこは別世界でした。さきほどよりもメタリックな内装。何処からか、オイルのような臭いも漂ってきます)

わたし「この不思議空間。絶対妖精さんの仕業だ……」

助手「……」

わたし「え? 武器が不安? そうですね、一体何があるんでしょうかここ……」

わたし(戻るというのも一種の手かと思い、振り返ると丁度人が現れました)

おんな「……やっと会えたわ。貴女が調停官さんね? ……って、退きなさい!!」

ぶかAB「!?」「!?」

わたし(三人組でした。職員さんとは違い、普通の服を着ています。いや……じゃあなにこのスーツ?)

204 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:34:22.81 ji9lm2Zj0 25/47

おんな「精子バンクにようこそ。案内役が倒れたので省略すると貴女、戦うことになりました」

わたし「……省略しすぎでは?」

おんな「さあ、いったいった!」

わたし「ち、ちょっとー! っていうかハリセンで何と戦えっていうんですか」

おんな「大丈夫、そこの男の子も一緒に連れていっていいから!」

わたし「ちょっとー!」



わたし「……うう、なんて強引な」

わたし(目が覚めてみれば、そこはまさしく古代に語られるコロッセウム。うわあ、しゃれにならない事になりそう)

助手「……」キリッ

わたし「やる気満々ですね、助手さん……」

わたし「妖精さんも見かけていませんし、負けると大変なことになりますよ……」

わたし(0f、現実は無情です)


誰と戦う?
>>210

210 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:35:48.12 iARiT4tP0 26/47

星の数よりも多い人間サイズ加工チキン

224 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:42:52.03 ji9lm2Zj0 27/47

プロセスチキン「$#%$&(意訳:小賢しい人間どもめ! 我らの苗床となって一生快楽の虜にしてくれる!)」)

プロセスチキン「##$#%&(意訳:このビッチにガキが。今こそ食物連鎖ピラミッドをひっくり返してやろう!)」

プロセスチキン『%&%$#&#$!!!(意訳:正義! 正義! 正義! この世の正義、それすなわち我らチキンなり!)』



わたし「……うわあ、気持ち悪い」

助手「……」

わたし「カメラはないですからね……というか、この量じゃとても食べきれ……倒しきれませんよ」

わたし(剣と盾、ハリセンだけで視界の端まで埋め尽くすチキンを倒せと? 無理無理、無理ですってば)

わたし「……どうしよう」


エネミー:プロセスチキン  #$%$##匹


コマンド?
>>229

229 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:44:29.91 pizikjQj0 28/47

わたしは ベギラゴンを となえた

241 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:49:54.61 ji9lm2Zj0 29/47

助手「……」

わたし「え? 今このあの禁忌の呪文を唱えるとき……? なんですそれ?(笑)」

プロセスチキン「%&$#%(意訳:やべえ、こいつらよく見たら同志を追い詰めた人間じゃねえか)」

プロセスチキン「%&%#$(意訳:戦争は数だ! 一気に押し潰せば勝てる!)」


ドドドドドドドッ


わたし「わ、わ、わっ! ま、まずいですよこれ! じゅ、呪文の唱え方ってどうやるんです!」

助手「……」スッ

わたし「え? 左手に盾を持ち、右手の剣を天に突き上げて叫ぶ? ……む、むり。恥ずかしい。わたし、けっこういい歳ですよ……?」


ドドドドドッ


わたし「こうなったらやけです。べ、べぎらごーぅ……」

助手「……」

わたし「だって恥ずかしいんですよ……」

249 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:56:24.23 ji9lm2Zj0 30/47

わたし「べ、べぎ……べぎら、べぎ……ぎ、べぎら……べぎらご……んっ!」

実況『おぉっと! どうしたチーム調停官! 突き上げた剣に一体何の意味が!? ニワトリは空飛ばないぜ!』

わたし「いつの間にか大観衆が!」

わたし(そう、ここはコロッセウム。見渡す限りに存在する観客席は、いつしか人で賑わっていました)

実況『プロセスチキンの群れが迫る! どうするッ、どうするチーム調停官!!』

助手「……」

わたし「え? 助手さんのMPをわたしにくれる? ……えむぴーってなに?」

わたし(とかやっている間にも目の前に! ええい、ままよ!)


わたし「ベ ギ ラ ゴ ン !」


実況『(笑)』

観客「ドッ!」

わたし「こんな仕打ち、ひどすぎます……」

わたしは せいしんに 587ポイントのダメージ!


コマンド? >>253

253 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 00:57:38.74 L15J6dtl0 31/47

服が破けたので隠す

259 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:04:41.66 ji9lm2Zj0 32/47

プロセスチキンの こうげき!

わたし「きゃっ」


わたしの スーツのいちぶがとけた!
わたしの スーツがおしゃかになった!
わたしの からだに 35ポイントのダメージ!
わたしの せいしんに 100ポイントのダメージ!
プロセスチキンは しんだ……

わたし「く、よりによって白衣のボタンまで……じ、助手さんっ。わたし、両手塞がりましたのであとはよろしくお願いします!」

助手「……(うなずく)」

わたし「どうやらそのチキン、触れるだけで倒せるみたいですよ。頑張って」

わたし(超無責任。わたしは後衛キャラなのです。はげますを連打して助手さんの攻撃力をあげるのが仕事です)

助手「……」ズバッ

プロセスチキン「!?」

助手「……」ズバズバズバッ!!

プロセスチキン「!!」

わたし(次々とチキンを倒していく助手さん。しかし、数が多すぎます)

263 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:13:25.82 ji9lm2Zj0 33/47

助手「……」ズバズバッ

じょしゅさんの レベルがあがった!
とくになにもかわらない
きょうくん:ひとはいちにちのどりょくでは かわらないです

わたし「……妖精さんだ」

わたし(今絶対確実にいました、妖精さん。……はっ、よく見れば観客席も)

わたし「あれは旧文明で用いられたというホログラム技術……」

わたし(一部故障しているのか、人間がチカチカ光っている部分があります。つまり恥らう必要も、真面目に戦う必要もなかったのです)

わたし「助手さん、逃げましょう! こんな戦い不毛すぎますよ」

助手「……」

わたし「え? 殿は拙者がつとめるでござる? なにいってるんです、助手さんはわたしの傍にいてくっ……いないと!」ギュッ

助手「……!」

わたし(驚く助手さんの手を取り、出口に疾走します。盾が落ちてしまいましたが、あんなのはもう必要ありません)

わたし(っていうか、触れるだけで美味しいご飯になりますし、あのチキン……)


コロッセウムから脱出し、精子バンクに戻りました。次は――>>268

268 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:16:02.83 L15J6dtl0 34/47

気が付いたら外に出てる

278 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:21:56.31 ji9lm2Zj0 35/47

わたし「走ってっ……はあ、はぁ……」

助手「……」

わたし(手を引くわたしが先に息切れする始末。あっさりと追い抜いた助手さんが、わたしの手を引いて角を曲がります)

わたし「わ、危ないですよ」

助手「……」



わたし「……ってあれ、出口?」

わたし(なんという事でしょう。様々な諸問題を棚上げにし、脱出に成功してしまいました)

わたし「いや、良くないですよ。ここ、危険すぎます。妖精さんにこの施設を壊してもらわないと、わたしの評価にも関わってきますから」

わたし(でもまあ、一応自宅に戻って着替えておきますか)



わたし「……というわけで着替えて着ました。さあ、助手さん準備はいいですか?」

助手「……」

わたし「ええ、ここからが解決編です。たぶん。とりあえず妖精さんを捜さないとですね……」


>>283

283 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:24:59.70 d/nEdIhC0 36/47

いきなり助手さんに押し倒されてディープキス

294 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:29:17.96 ji9lm2Zj0 37/47

わたし「さ、いきましょうじょ……んむっ!」ドサッ

助手「……」

わたし「ち、ちょっと助手さん? 抱きつくにしては激しすぎません? ほら、行きましょう……」

わたし(が、身体はびくともしません。なんかうまい具合に押さえ込まれているみたいです)

助手「……」

わたし「え? たまにはこういうのもいい? え、え、えっ……えー!」

わたし(助手さんが暴走してしまいました)

助手「……」スッ

わたし「いや、いやその助手さん! わたし達、そういう関係じゃないでしょうにー! だから顔を近づけるのは……う」

301 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:36:56.91 ji9lm2Zj0 38/47

助手「……」チュ

わたし「んむっ!」

わたし(助手さんの舌が、無遠慮に唇を割って口内に侵入してきます。歯で侵入を阻止しても、丹念に歯茎を舐め回されている内に)

わたし「あ……」

助手「……」

わたし(ぬるりとした助手さんの舌が、わたしの隙を突いてとうとう舌に到達しました)

助手「……」

わたし「は……あ、じょ、助手しゃ……」

わたし(エロ展開になった途端、描写が少し丁寧になるのは気のせいです)

わたし「……」

助手「……」


妖精さん「あまいてんかいにつられてー」「ほいほいされてきました」「にんげんさんは、ひとつになるです?」「それってしんぴてきかも」


わたし(よ、妖精さん……っていうかあなた達、甘い展開でもいいんですか?)

つぎは――>>306

306 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:39:32.45 pWsdlka50 39/47

じょしゅさんとえすえむぷれい

315 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:47:37.68 ji9lm2Zj0 40/47

わたし「……っはぁ。助手さん、こういうの、よくないですよ……絶対」

助手「……」

わたし(しょげる助手さん。っていうか助手さんって、わたしのことをそういう目で……いやいやいやいや。いやいやいや!)

妖精さん「ふられた」「もうわかりあえぬです?」「わからせることはできるかも」「どういうてでやるかがなー」「ちょっとしゅこうをかえてみてはいかが」

わたし「何を企んでいるんですか、あなた達。っていうか妖精さん、早いところこの施設をドカンして下さいよ」

妖精さん「これ、ぼくらのぐるーぷとはちがうきがする……」

わたし「連帯責任です」

妖精さん「どかんしたら、あまいものくれるです?」「さればせんこともないかも」「やるしかないかもしれませんな」

わたし「ええ、甘い物たっぷり差し上げます。材料はありますし、ケーキでも焼いてあげますよ」

妖精さん「やたー」「でもひとにたよるのよくないけいこう」「ゆとりはこれだからこまりもの」「これをー」

助手「……?」

わたし「鞭、ですか? それを助手さんに渡して一体なにをするんですか?」

妖精さん「このむちでたたかれると、>>319になるです」

319 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:49:07.30 d/nEdIhC0 41/47

発條気

323 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:49:47.85 d/nEdIhC0 42/47

発情期

329 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 01:54:31.10 ji9lm2Zj0 43/47

わたし「発情期?」

助手「……」ペチンッ

妖精さん「ひゃー」「なんか、せいこうしたいかんじ」「ぼくらこをやどせぬです」「あー……」「せいのがいねんがないもよう」「このもやもやどうすればー」

わたし「助手さん、それは危ないのでわたしが預かり……」ペチン

わたし「――っ!!」

わたし(ちょっと先が触れただけで身体が熱く……!)

助手「……」

わたし「え? 妖精さんを連れて精子バンクの人を解放して、建物を解体? え、えっと……あのね、そのまえに」

助手「……」スタスタスタ

わたし「ま、待ってくださいよ助手さーん!」



助手「……」スタスタスタ

わたし「あの、助手さん。わたし、身体が熱くて」

助手「……」

わたし「出来ればその、手とか繋いだり……ちょっとは気が紛れるかなって思いまして」

335 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 02:03:02.15 ji9lm2Zj0 44/47

わたし「助手さん、何で無視するんですか? さっきの続きとかすると、ヨウセイさん(世界の外側で妖精さんになりきる存在の仮称です)も喜ぶと思いますよ」

助手「……」

わたし「え? それよりも精子を吸われている人達を助けるべき? せ、正論すぎる……そういうの、よくないと思います」

わたし(自分でも何を言っているのかよく分かりません。なんかもう、脳みそ火照っちゃう的な)

妖精さん「にんげんさん、ゆげでてますが」「かおまっかです」「こきゅうがあらめ?」「おつかれのごようす」

わたし「違いますよ妖精さん。あなたがたのせいで、どうにもこうにもナントモカントモで……」

わたし(とか話している内に精子搾取部屋に到着。さすがに中に入りたくないので、助手さんに解放を任せます)

妖精さん「あーひといっぱい」「べつでぐちつくっててよかた」

わたし「やっぱり関係者じゃないですか」

妖精さん「ぬかったー」「おもわずほんねこぼれたです」「まーぼくら、ぜんにしてこ、こにしてぜんなわけですし?」

わたし「そうなんですか。やはり互いが思っていることは、意識せずとも相手に伝わるんですかね」

妖精さん「さー?」「こいつ、ひょうじょうよめませんゆえ」「それはおぬしもおなじでは」

わたし「……」

わたし(助手さんの放置プレイも終え、人々も解放。残る仕事は――>>339)

339 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 02:04:24.83 JuOkaf1U0 45/47

がまんできなくてじょしゅさんをおそっちゃうです

350 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 02:10:05.12 ji9lm2Zj0 46/47

わたし「遅いなあ、助手さん……」

助手「……」

わたし「終わりました? それじゃあ次は建物を崩壊ですね」

助手「……」

わたし「え? 身体はもう大丈夫かって? もちろん、大丈夫ですよ」

妖精さん「ではぶっこわー」「すいっちおすと、どうかせんにいんかしてこわれるしくみ」「ほうかいぱたーんはいくつかありますが?」

わたし「できれば、周囲に被害が及ばないようなもので」

妖精さん「ではじくうてんいで」

わたし「……ちょっとぐらいなら被害が及んでもいいです」

妖精さん「あい」「じゃーそとでます」「そこらのくさむらで、ぼくらのしょーをごらんください?」



わたし(妖精さんに言われ、人気のない草むらに助手さんと身を潜めます)

わたし「……っていうか、妖精さんたち中でスイッチ作ってましたけど、出てこないんですかね」

ドゴォォォン!!

わたし「妖精さーん!!」

354 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/14 02:19:29.13 ji9lm2Zj0 47/47

わたし(しかしこれで邪魔者は消えました……)

助手「……」

わたし(この鞭はまだ効果があるはず。助手さんには申し訳ないですが、さっき接吻したわけですし……いいですよね?)

わたし「えいっ」ペチン

助手「!?」

わたし「えいえいえいえいえいえいっ」ペチンペチンペチンベチンベチンッベチンッベチンッ!!

わたし「まだ、まだ足りない……助手さんに、もっと助手さんに求めてもらわないと……」ベチンッベチンッ!!

助手「……ッ!」

わたし「助手さん、真っ赤ですよ。やっぱり男の子ですよね、わたしだって女ですから、色んなことを覚悟してるつもりです」

わたし(大人の階段をのぼるのです。以後、わたしは少女ではなく女性です。こんにちは、新しいわたし。さようなら、かつてのわたし)

わたし「もう一振りぐらいしますか……」ベチンゴキャッ!!

わたし「さ、助手さん。もう顔とかすごい真っ赤ですよ。そんなに興奮しちゃってるんですか?」

わたし「わたしももう、全身べとべとです。お互い我慢出来ないようですし……いいですよね。いいよね」




end

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