インドぞう「今まで奴らのせいで数々の我らインドぞうが葬り去られてきた」 パオーン
インドぞう「このような暴虐が許されるだろうか、いや許される筈が無い」
インドぞう「見ているがいい我が同胞よ、貴様らの敵はこの俺が必ずや……!!」
ライチュウ「らーい」 バリバリバリッシュ
インドぞう「うぐああああああああああああああああ!!!!」
元スレ
インドぞう「もう我慢できないからポケモン殺す」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344216025/
マチス「ヘーイ!ライチュウ!ドウシタネ!?」
ライチュウ「らいらーい」
マチス「オゥ、ナニナニ?インドぞうにアタックされた?」
マチス「HAHAHA!バカな動物ネ!インドぞう如きがライチュウに勝てる筈ナイネ!!」
ライチュウ「らーい」
インドぞう「……」 ひんし
インドぞう「や……野郎ナメやがって……」 ググッ
インドぞう「だが現状の俺では奴らに勝てないのは確か……くっ……!」
インドぞう「修行をしよう……地道にポケモン共を狩り続け、レベルを上げるのだ!」
インドぞう「せいっ!」 パオーン
ポッポ「くぽー」 グチョン
ポッポを たおした!
インドぞうの レベルが あがった!
インドぞう「ふふふ、雑魚共が…!!」
それからインドぞうはポッポとコラッタを踏み潰しレベルを上げ続けた
だが……
ビードル「びー」
ビードルのどくばり!
インドぞう「うぐああああああああああああっ!!」 どく
インドぞう「ぐふっ……こ、この毛虫風情が……!」 どく
インドぞうの ふみつけ!
やせいの ビードルは たおれた!
インドぞう「ぐぐ……ど、毒だと……汚いマネを……ゲフゥッ!」 どく
インドぞう「ふ……だ、だが毒がポケモンの専売特許だと思うな……!」 どく
インドぞう「こ、この程度の毒ぐらい我らが自然界でも普通に……オゴッハァァ!!」 どく
インドぞうは ちからつきた!
インドぞう「うぐぐ……む、無念……おのれポケモン共……ハッ!?」
ピカチュウ「ぴかー」
インドぞう「で、電気ネズミめ……貴様……貴様ああああああ!!!!」
やせいの ピカチュウの でんきショック!
インドぞうは たおれた!
インドぞう「うぐぐ……ま、まだだ、まだ倒れんぞ……」 ググ……
虫取り小僧「うわ!なんだアレ!すっげーポケモン!」
インドぞう「たとえこの身が砕け散ろうとも、この熱い魂までは……!」
虫取り小僧「大分弱ってるみたいだし……チャンスだ!いけっ!キャタピー!」
キャタピー「ぴー」
インドぞう「インドぞうとしての誇りを失ってたまるものかぁぁぁ!!!」 ブチンッ
キャタピー「 」
インドぞうの ふみつけ!
キャタピーは たおれた!
虫取り小僧「キャタピィィィィーーーーー!!!!」
虫取り「よ、よくも僕のキャタピーを……いけっ!トランセル!」
トランセル「とらー」
虫取り「トランセル!たいあたりだ!」
トランセル「とらー」 ドカッ
トランセルの たいあたり! こうかは いまひとつの ようだ…
インドぞう「たいあたりだと……笑止!」
インドぞう「本当の体当たりとは強大な重量を持ってブチかます荒技!!」
インドぞう「貴様ら如き虫けらが当たってきたところで……痛くも痒くもないわぁぁぁ!!!」
インドぞうの たいあたり!
あいての トランセルは たおれた!
虫取り「と、トランセ……ウボァー!!」 ボゴォォッ
虫取り「 」
インドぞう「ふう……しかし一つ学習したぞ」
インドぞう「ポケモンの技とはいえ、何ら特別だというわけでもない」
インドぞう「やろうと思えば我らインドぞうも軽く真似できる技もあるということだ」
インドぞう「例えばこのように!」 グオッ
ピカチュウ「おいかっ!?」
インドぞうのとっしん!
やせいの ピカチュウは たおれた!
インドぞう「ふふ……ポケモンとインドぞうの間に違いなどない!!!」
「昨夜未明、トキワの森で虫取り少年の遺体が発見されました」
「遺体は損傷が激しく、何か獰猛なポケモンに襲われたのではないかと……」
タケシ「ふむ……物騒な世の中だな……」
イワーク「いわー」
タケシ「しかしそんな獰猛なポケモンがいるのか、トレーナーとして少しは気に……」
インドぞう「頼もう!!」 パオーン
タケシ「む!?インドぞう!?なぜインドぞうがジムに!?」
短パン「おっと待ちな!インドぞう程度がタケシさんに挑むなんて100万光年早いぜ!」
サンド「さんどー」
インドぞう「失せろ小僧!」
インドぞうの すてみタックル!
あいての サンドはたおれた!
短パン「さ、サンドォォォーーーッ!!!?」
タケシ「……なるほど、並のインドぞうではないらしいな」
インドぞう「ジムとやらでは強いポケモンがいる、そしてトレーナーは腕試しに訪れる……」
インドぞう「俺はトレーナーでは無いが……だが何も問題は無い!!」
インドぞう「どのみち腕試しには丁度良い相手だ!!!」
タケシ「ぐ……こ、このプレッシャー……このインドぞう……!」
タケシ「だが俺も負けられん!いけっイワーク!!」
イワーク「いわー」
インドぞう「ふん、岩の蛇か……蛇程度がこのインドぞうに勝てるか……見せてもらおう!!!」
タケシ「ポケモンファイト!!レディィィィ!!!ゴォォォォ!!!!!」
「……昨日正午過ぎ、ニビジムのジムリーダーが重症を負う事件が発生しました」
「被害者のタケシさんは意識不明の重態で病院に搬送されています」
「なお、現場の状況から近頃相次いでいるポケモン被害との関連も指摘されています」
マチス「oh……タケシ……ナンテコトネ……」
ライチュウ「らいらーい」
マチス「サンキューライチュウ……ソウネ、ミーが元気出さないとイケナイネ」
「うおっ!な、なんだこいつ!」
「いけっ!コイル……うぐあああああ!!」
「ゴミ箱のスイッチを……ギャアアアアア!!!」 バゴォォォォォン
マチス「ワッツ!!?」
インドぞう「地獄の底から戻ってきたぜ」
マチス「オーウ……ナニカト思ったらタダのインドエレファントネ」
マチス「そんなものサプライズする必要はナイネ、マルマイン!」
マルマイン「まるまいーん」
マチス「マルマイン!電気ショッ……」
インドぞう「しゃらくせぇぇぇぇ!!!!」 ベギャァッ
インドぞうの でんこうせっか!
あいての マルマインは たおれた!
マチス「マイガッ!!?」
インドぞう「俺を舐めるなよ軍人!ライチュウで来い!!」
ライチュウ「どうやら俺をご指名のようだな」 ラーイ
マチス「仕方ないネ……ライチュウ!ゴー!」
ライチュウ「らーい」
インドぞう「来たか電気ネズミめ……今日こそは貴様に殺された仲間の敵を……!」
マチス「ライチュウ!10万ボルト!」
ライチュウ「らーい」 バリバリバリッシュ
ライチュウの10まんボルト!
インドぞう「うぐあああああああああああああああああ!!!!!」
マチス「HAHAHA!グッジョブね!ライチュウ!」
ライチュウ「いや、まだだ……」
インドぞう「ふふふ……なんのこれしき……!!」
インドぞう「散っていったインドぞう達の痛みに比べればなんてことはないわ!!」
インドぞうの すてみタックル!
ライチュウ「うぐぅっ!!」 ベキィッ
インドぞう「ふふ、電気ネズミめ……貴様も今日が年貢の……」
インドぞうは しびれてしまって うごけない!
インドぞう「うぐ……な……」
ライチュウ「ららーい」
インドぞう(くっ…しまった!)
インドぞう(奴らは妙な技を使う……そう、相手を眠らせたり麻痺させたり……)
インドぞう「ぐ……この卑怯者めぇ……!!」
ライチュウ「ふん、何をバカなことを……勝てばいいのさ、自然界はな!」
ライチュウ「そもそも貴様はそういうルール無用な舞台で生き延びてきた筈だ」
ライチュウ「貴様らインドぞうが殺られまくったのは俺達のせいじゃない、貴様らが弱かったからだ!」
ライチュウ「弱肉強食さ、俺たちポケモンが貴様ら劣等動物に恨まれる筋合いはねぇな!!」
インドぞう「ぐぅ……!」
77 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 11:59:51.15 Wi3n5Dz90 16/36なんか普通にしゃべりだしたぞこの電気ねずみ
78 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 12:01:14.54 KARDD1Am0 17/36インドぞうとライチュウにしか理解できないコミュニケーションじゃね
人間からすると「らーい」「パオーン」としか聞こえないような
インドぞう「弱肉強食……ああ、確かにな……その通りだ……」
インドぞう「だがしかし……それでも……!!」
インドぞう「それでも俺は貴様を倒さないわけにはいかん!!」
ライチュウ「ふ……無駄なことを……そういうことなら見せてやるぜ!ポケモンの本気をな!!」
インドぞう「ぬっ……!」
ライチュウ「貴様ら動物がいくら頑張ろうがこれだけの電気は産み出せん!!」
ライチュウ「くらえッ!インドぞう!!これが俺の『かみなり』だァァァーーーッ!!!」
バリバリバリッシュ
インドぞう「うおおおおおおおっっ!!!」
インドぞう「雷を落とす攻撃!確かにこんなもの動物にはできないさ!!」
インドぞう「だがしかし!!」
ライチュウ「ラララララララララララーイ!!!」 バリバリバリッシュ
ライチュウの かみなり!
マチス「yeaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!ライチュウ!!ベリーグッドよ!!ライチュ……」
ライチュウ「ば……バカな……貴様……!!」
インドぞう「だが……雷程度……耐えることはできる!!!」
ライチュウ「くっ、インドぞう風情が生意気に……」
インドぞう「意地があるんだよ……インドぞうにはなァァァァ!!!!」
インドぞうの すてみタックル!!
ライチュウ「うごはぁぁぁっ!!!?」 ベキィッ
インドぞう「一つ教えてやろう、俺達インドぞうの体重は約4~5トン」
インドぞう「そして走行速度は最大時速50キロ近くに及ぶ」
インドぞう「貴様らポケモンの軽い体重とは比べ物にならん、これが……」
インドぞう「これがインドぞうの、渾身の突撃というものだ!!!」
ライチュウ「ぐふっ……へ、や、やるじゃねぇか……シビれたぜ……」
ライチュウ「だが俺を倒したからっていい気になるなよ……ポケモンにはまだ……」
インドぞう「ふん……言われずとも分かってるさ……」
インドぞう「待っていろゴース……次は貴様の番だ!!!」
ポケモンタワー
インドぞう「ここが奴らの根城か……」
インドぞう「ゴース……奴らに一体何匹のインドぞうが殺されたのか……」
インドぞう「待っていろ仲間達よ……今こそ……この恨みを晴らす時だ!!」
ゴース「ごー」
インドぞう「くらえ!俺の練達したすてみタックルを!!」
インドぞうの すてみタックル! しかしゴースには こうかが ないようだ……
インドぞう「ふみつけ!」
こうかが ないようだ
インドぞう「つのでつく」
こうかが
インドぞう「なん……だと……!?」
ゴース「ふふ、こちらの番のようだな」
インド「くっ、や、奴め……ゲホッ!」
インド「ぐ……こ、このガスは……毒か!」 どく
ゴース「ククク……何を考えて乗り込んできたか知らないが……」
ゴース「貴様らインドぞう如き、俺達は2秒もあれば殺せるんだぜ?」
ゴースB「ごーっすっすwwwwwwwwww」
ゴースC「ごごごごごwwwwwwwwwwwwww」
インドぞう「ぐっ……し、しまった……まさか奴らに俺の技が通じないとは……」 どく
ゴース「ふふ、貴様はしぶといようだが……所詮はインドぞう」
ゴース「ガス状ポケモンの俺達に勝てるわけがねぇんだよ!!」
インドぞう「ぐ……い、いかん……意識が……」
---------
インドぞう『ポケモン?』
インドぞうB『ああ、なんか最近すごい増えてるらしいぜ』
インドぞう『そうなんだ、僕達みたいなのとは違うのかなあ』
インドぞうB『ああ、全然違うらしいぜ、何でも氷とか火とか出せるらしい』
インドぞう『なにそれこわい』
インドぞうB『ははっ、とはいえ所詮は同じ生き物さ』
インドぞうB『もし襲ってきたりしても俺が追い返してやるよ!』
インドぞう『そうだよね……うん!インドぞうBは強いもんね!』
インドぞうB『へへっ、よせやい、よせやい』
インドぞう『インドぞうB……!!?』
インドぞうB『ぐふっ……へへ、やられちまったぜ……』
インドぞう『そんな…どうして……どうしてインドぞうBが……』
インドぞうB『へ……お、俺が弱かったからさ……弱肉強食って奴だ……』
インドぞう『インドぞうB……』
インドぞうB『へへ……なあ、お前はポケモンには……関わるなよ……奴らは……』
インドぞう『インドぞうB……!!?』
インドぞうB『……』
インドぞう『い……インドぞうBィィィーーーッ!!!!』
インドぞう「ぬうんっ!!」 グンッ
ゴース「!!?」
インドぞう「俺は……俺は負けられん、貴様らに負けて散って行った同胞の為にも……」
インドぞう「そしてインドぞう以外の動植物の為にも!!」
ゴース「ちっ……いいぜ、ならテメェもガスで殺してやる!あの動物のようにな!!」
インドぞう「あの動物だと……インドぞうのことか……」
インドぞう「インドぞうのことかーーーーーっ!!!!」
インドぞう「パオオオーーーッ!!」 ドゴォォッ
インドぞうの すてみタックル!
しかし こうかは ないようだ……
ゴース「ははは!結局はすてみタックルかよ!効くわけねえだろうが!!」
インドぞう「うぐ……うおおおおおおおおお!!!」 バゴォォン
インドぞうの とっしん!
しかし こうかは ないようだ……
ゴース「はっはっは!まあそりゃそうだな!テメェはノーマル技しかできねぇもんなぁ!」
インドぞう「オオオオオーーーーン!!!」 ドゴオオンッ
インドぞうの あばれる!
しかし こうかは ないようだ……
ゴースの ねんりき!
インドぞう「うぐおおおおっ!!」 ギュリーン
ゴース「へっへっへ、見ただろ、これがポケモンの力だ」
ゴース「てめぇらみたいな普通の動物とか何もかも違うんだよ!!」
インドぞう「ふ……ふふ、分かっていないな……ポケモンも動物も同じ生き物だ……」
インドぞう「そこに差なんてものは大して存在しない……どちらも同じだ!!」
ゴース「同じなわけねぇだろバーカ、実際お前はポケモンに手も足も鼻も出ねぇ!!」
インドぞう「いいや……同じさ……なぜなら……」
インドぞう「ただの動物の俺でも……お前に勝つことは出来るからな……!!」
ゴース「!!?」
インドぞう「ここはポケモンタワーの一階だ……それは分かるだろう?」
ゴース「ああ?今更何を分かりきったこと……」
インドぞう「俺はさっきまで貴様に向かってすてみタックルやとっしんを仕掛けた……」
インドぞう「結果、俺は何度も壁に激突する羽目になったわけだ……」
ゴース「……テメェ、まさか!!?」
インドぞう「ふふ、今更気付いたところでもう遅い!!」
ゴース「うおおおっ!!お前ら!!そいつを壁に近付けさせるなァァーーッ!!」
インドぞう「さらばゴース!地獄でまた会おうぞ!!」 ブンッ
インドぞうの ずつき!
インドぞうの攻撃により、ポケモンタワーの壁全体に亀裂が広がり始める。
これによって起こるポケモンタワーの崩壊、すなわち……
インドぞうの いわなだれ!!
ゴースB「グズ……ギャアアアアム!!!」
ゴースC「うごごごごごごごごご!!!」
きとうし「ぎゃああああああああ!!!」
インドぞう「思った通りだ……貴様らがすり抜けられるのは俺自らが体を使った攻撃のみ……」
インドぞう「何故かは知らんが、落ちてくる岩や木は無効化できんと見える」
ゴース「テメェ正気か……こんなことしたら……自分自身も……」
インドぞう「はっは……だからさっき言っただろうに……」
インドぞう「地獄でまた会おうとな」
その日、ポケモンタワーは倒壊した
135 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 13:11:41.49 lBipuIpS0 30/36インドぞうは伝説ポケモンだった
136 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 13:12:22.49 dVnbwVk60 31/36全インドぞうが泣いた
2年後
タマゴ「カタカタ」
エリートトレーナー「あ、卵から音が聞こえる!もうすぐ孵りそうね!」
ライチュウ「らーい」
2年前、ポケモンタワー倒壊から間もなくインドぞうが絶滅した。
ゴース「ごーす」
エリートトレーナー「こらこら、焦らないの……あっ!ほら!」 パキッ…
タマゴ「ピキー!」 パキーン
それから2年が経ち、新たに発見されたポケモンがいた、それは……
エリートトレーナー「生まれた!ふふ、やったあ!!」
エリートトレーナー「これからよろしくね、ゴマゾウ!」
ゴマゾウ「ごまー!」
おわり
140 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 13:14:40.15 TmytkhBXO 33/36スレタイからは想像もできない話だった
141 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 13:15:06.49 o+q1cQcC0 34/36乙
いい話だった。
144 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/06 13:15:19.87 ANGnJQ3V0 35/36乙面白かった
即興で立てたので色々アレだったけどこういう感じで終わりました
意識してなかったけどラジオ塔とか意外と辻褄が合ってて吹いた
つまり何が言いたいかっていうと赤緑時代以降にインドぞうが絶滅して
ゴマゾウ→ドンファンという種族に生まれ変わったんだよ!!
人類は滅亡する!!