男「何だよ?」
女「あれれ?うーんとね」
男「どうしたんだよ」
女「何言いたいか忘れちゃった…」
男「この短時間でか…」
女「うん、ごめん」
元スレ
女「ねぇねぇ、男?」
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男「別にいいよ。俺もう帰るな」
女「あ!待って!帰ってる時に思い出すかもだから一緒に帰っていい?」
男「ん?あぁ、別にいいけど」
女「やったー!」
男「じゃあ、帰るぞー」
女「うん!」
男「あぁ、疲れた…家までワープ出来たらいいのに」
女「そしたら男と一緒に帰れないじゃん」ボソッ
男「んー?」
女「何でもないよー」
男「そっか、そういや、思い出したか?」
女「何を?」
男「それも忘れたのか…」
女「あぁ、あの事か…もういいや」
男「そうか…」
女「うん」
男「………………」
女「………………」
男「…………ちょっと待て、何言おうとしてたのか俺が気になってきた」
女「そっか」
男「そっかじゃねえよ、思い出してくれ、すっきりしないから」
女「うーん、何だったかなぁ…」
男「くそっ!気になる」
女「多分今聞かなくてもいいものだよ?」
男「それでもいいから!」
女「うーん…」
女「あ、もう男の家着いたじゃん」
男「くそっ!明日!明日の学校までに思い出してくれ」
女「んー、出来ればね」
男「おう!頼むぞ!」
男「お!来たか女!思い出したか?」
女「あ!忘れてた…」
男「おーい!」
女「ごめんねー」
男「よし!今日も一緒に帰るぞ!」
女「うん、分かった」
男「あーくそ、気になる」
オーイセキニツケ
男「じゃあ、後でな」
女「んー」
女(やった、今日も男と帰れる)
男「そして、放課後なわけだが思い出したか?」
女「うーん、ぜんぜん」
男「そうか…」
女「ごめんねー」
男「なんかどうでも良くなってきた」
女「そう?」
男「うん、まぁいっか的な感じに」
女「そっか」
男「じゃあ帰るか」
女「うん」
男「あー疲れた…」
女「家までワープ出来たらいいのにって?」
男「…なぜそれを?」
女「毎日言ってるし」
男「そっか」
男「しっかし、やっぱり気になるな」
女「どうでも良くなったんじゃないの?」
男「そういったけど、実際優先順位が下がっただけ」
女「ふーん」
男「うん、家に着いたか…」
女「あ!」
男「思い出したか!」
女「ううん、違うの、猫」
男「そっか…」
女「ん、可愛いなぁ」ナデナデ
ニャー
男「そうだな」
男「俺荷物おいてくる」
女「にゃーお」
男「聞いちゃいねぇ…」
女「にゃー」
女「にゃーにゃー」
ニャー
男「何してんだよ…」
女「にゃ?」
女「猫と遊んでた」
男「そうか」
男「ちょっとさ、話あるから、家に入んね?」
女「ん、いいよ」
女「話って何?」
ニャー
男「猫連れてきたのか…」
女「ダメだった?」
男「いや、別にいいけどよ」
女「ありがと」
男「…でな、本題に入るんだけどな」
女「うん、どしたの?」
男「俺さ…」
女「うん」
男「1週間後さ、引っ越すんだわ、結構遠くに」
女「ん?」
男「引っ越すことになった」
女「え…………」
男「みんなには明日学校で話すんだけどさ」
男「みんなには明日学校で話すんだけどさ」
女「なんで?」
女「なんで?私には先に教えてくれたの?」
男「………それはな」
男「………それはな」
女「……」
男「それは俺がお前の事好きだからかもしれねぇ」
女「………え?」
男「あはは、何言ってんだ俺は…」
男「ハハハ、ごめんな、急にこんなこと言って」
女「だいじょぶ……」
女「私もう帰るね………」
男「……おう」
女「じゃあ」
男「じゃあな」
バタン
男「はぁ」
男「ああああああ!なんで俺あんな事言っちゃったかなぁ‼」
男「うわぁ!本当に馬鹿な事した!」
男「もう死にたい…」
男「………………」
男「……………グスッ」
男「くそっ!くそっ!ぜってぇ嫌われた」
男「………………くそっ」
男「……………」
オトコクンガテンコウシテシマウソウデス
エーマジデー シラナカッタァ オトコマジカヨォ
男「…………………」
男(女に話しかけづらい……)
男「うん、うん、結構遠くにね」
男「メール?あぁ、全然大丈夫だよ」
男友「男なんか元気ねぇなぁ?」
男「そうか?」
男友「おう、親友みくびんなよ、そんなの少しみればわかるっての」
男「そっか」
男友「なんか最近付き合い悪いしよ」
男「ごめんな」
男友「どうしたんだ?なんでも相談してみろよ」
男「おう、ありがとな」
男友「どうってことねぇよ」
男「でも、これは俺が自分で解決しなきゃダメな問題だから」
男友「そっか、まぁ困ったらいつでも相談しろよ?」
男友「俺らはいつまでも親友だからな」
男友「……転校しても」
男「!」
男友 ニカッ
男「おう!」
男「今日か」
男父「おい、学校の先生にも挨拶行くぞ」
男「ん」
職員室
男男父「お世話になりました」
先生「あっちでも頑張れよ」
男「はい!」
男父「俺は先生と少し話があるからお前は先に行ってろ」
男「ん」
男(この校舎も今日で最後か……)
男(もう下校時間か……)
女「やぁっと見つけた」
男「!」
女「ひどいじゃん?」
女「告白して逃げるなんてさ…」
男「ごめん」
女「あの日帰ってごめんね」
男「いや、あの時いきなり告白して悪かった気持ち悪かったよな」
女「え?」
男「帰っちゃうほどだとは自分も……女「気持ち悪いわけないじゃん」
男「!」
女「私ね」
女「男に伝えなきゃいけないことあったから探してたんだよ」
男「え……何を?」ドキドキ
女「言おうとして忘れてたこと」
男「え!あ、あぁ…」
女「私ね、あの時ね」
女「男に告白しようとしたの」
男「……………ま、マジで?」
女「そしたらさ、男が先に言っちゃうんだもん、びっくりしたよ、しかも引っ越すって言うんだもん」
男「ごめん」
女「謝る事じゃないよ」
女「私ね、自分の告白出来なかったからさ」
女「先に告白してきた男見て、勇気あるなぁ~って思って」
女「もっと好きになっちゃった」
男「…………」
女「私の告白OKしてくれますか?」
男「……も、もちろん」
女「じゃあ、キスして欲しいなぁ」
男「え……マジか」
女「もぅ、私とキスするのは嫌?」
男「そんな事ない!」
女「ふーん、そんな事言ってしてくれないじゃん」
男 ドキドキ
男「お、女」
男「いや!女さん好きだ!付き合ってくれ!」
女「!」
女「……はい!」
チュ
男「っぷはぁ」
女「ファーストキス///」
男「え、あ、マジで」
男「うーんと、あ、ありがとう?」
女「フフフ」
女「いつまでも待ってるからね」
女「男さん」ニッコリ
完
75 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/08/03 01:56:37.44 MF6hdv+j0 33/33ここまで見てくださって
ありがとうございます
童貞の妄想でした