恒一「でもなぁ…」ウーン
勅使河原「ペットねぇ。何が飼いたいとかあるのか?」
恒一「犬とか猫とか、まぁ可愛い子なら何でもいいよ」
勅使河原「可愛いのねぇ…」
恒一「うーん…」キョロキョロ
勅使河原「おいおい。教室で探しても犬猫なんて何処にも――」
恒一「あ。ねぇ綾野さん、ちょっといい?」
綾野「ん? なーにこういっちゃん」
恒一「僕のペットにならない?」
元スレ
恒一「新しいペット飼いたいなぁ…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343381733/
綾野「へ?」
勅使河原「ん?」
恒一「新しいペットが飼いたくてさ。ちゃんと面倒も見るから。ね?」
勅使河原「さ、サカキ!? どうしたんだよいきなり!?」
恒一「どうって…今まで話してたじゃないか」
勅使河原「ペットの話だろ!?」
恒一「ペットの話だよ」
勅使河原「犬猫の話だよな!?」
恒一「綾野さんって人懐っこくて子犬みたいだなーって前々から思ってたんだよね」ニッコリ
勅使河原「いやいやいや。何言ってんだお前」
恒一「で、どうかな綾野さん。強制はしないけど」
勅使河原「おい綾野。ガツンと言ってやれ」
綾野「えっと、えっと…」アワアワ
綾野(…アレ? でもこれってチャンスじゃん。ぺ、ペットって事はこういっちゃんと学校以外でも一緒にいられるって事だし…)
綾野「ちゃ、ちゃんとお世話とか…」オズオズ
恒一「もちろん。毎日お散歩もお風呂も、欠かさずお世話するよ」
綾野(お散歩…デート! お風呂!)ムフー
綾野「な、なる! こういっちゃんのペット!」
恒一「ホント? 嬉しいな」ニコッ
綾野「えへへ///」
勅使河原「マジかよ…」
恒一「じゃあコレ、首輪と犬耳。付けてあげるからこっち来て」
綾野「はーい♪」ギュッ
恒一「あはは。そんなにくっついちゃ付けられないよ」
綾野「ちぇ。はーい」
恒一「じゃあまず耳からね」ゴソゴソ
綾野「ど、どう…?」
恒一「…うん、僕が見込んだ通りだ。凄く似合ってるよ」ニコッ
綾野「やった///」
恒一「こら。犬はワンだよ」
綾野「わんわんっ」
恒一「上手上手」ナデナデ
綾野「わふん…///」スリスリ
勅使河原(付き合ってらんねぇ…)
赤沢「おはよう。なんの騒ぎ?」
勅使河原「赤沢…見てみろよアレ」
綾野「わぅん…」ペロペロ
恒一「ふふふ」
赤沢「」
勅使河原「対策係だろ? 何とかしてくれよ」
綾野「ご主人様ぁ…首輪欲しいわん…」スリスリ
恒一「じゃあ首を――」
赤沢「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
恒一「赤沢さん。おはよう」
綾野「おはよー泉美」
赤沢「あ、彩。何よその頭に付けてるの。恒一君も何で首輪なんて…」
恒一「あぁ、今から綾野さんに付けてあげるんだ。ね?」
綾野「わんっ♪」ダキッ
赤沢「どういう事なの…説明しなさいよ」ギロッ
勅使河原「な、何で睨むんだよ。実は…」カクガクシカジカ
赤沢「なるほどね…全く、恒一君がそんな性癖を持ってたなんてね」チラッ
恒一「よしよし。綾野さんはおへそも可愛いなぁ」ナデナデ
綾野「わ、わふぅ…///」ピクッ
赤沢「…」
綾野「わんわん」クイクイ
恒一「はいはい。焦らなくてもちゃんと首輪は嵌めてあげるから」カチャカチャ
赤沢「ちょっと待った」ガシッ
恒一「何? 今忙しいんだけど…」
赤沢「…その、恒一君はペットが欲しいのよね?」
恒一「うん。そうだけど」
赤沢「よ、良かったら私もぺ、ペットに…なってあげてもいいわよ?」
恒一「赤沢さんが?」
赤沢「えぇ。恒一君の性癖に彩を毒させる訳にはいかないから。対策係だし…その、仕方なく…」モニョモニョ
恒一「うーん…申し出は嬉しいんだけど、嫌嫌ペットをやって貰うのは申し訳ないし…」
勅使河原(空気読めサカキ! 羨ましいぞサカキ!)
恒一「僕、無理矢理とか好きじゃないんだよね。赤沢さんは猫でも犬でも鳥でも似合いそうで凄く飼いたいんだけど、可哀想だから遠慮しとくよ」ニコッ
赤沢「うぅ…で、でも彩が」
綾野「私はもうこういっちゃんの犬だもん。ペットだもん。わうわう」フリフリ
恒一「よしよし。いい子にしてたら後でご褒美あげるからね」ナデナデ
綾野「わふー///」
赤沢「…っ」プルプル
勅使河原「お、おい赤沢。なんなら俺が飼ってやっても…」
赤沢「うっさい黙ってて!」
勅使河原「チクショウ…チクショウ…」グスグス
赤沢「…わ、私も」ボソッ
恒一「ん?」
赤沢「――わ、私も恒一君のペットにしてっ!!」
恒一「え? 何もう一回」
赤沢「この…っ///」グヌヌ
恒一「聞こえなかったんだ。もう一回言ってくれるかな?」ニコニコ
赤沢「だからっ…私も恒一君のペットになりたいの…///」
恒一「は? 聞 こ え な い よ?」
赤沢「ペットにしてって言ってるのよ! 聞こえてるでしょ!」バンッ
恒一(顔真っ赤で涙目の赤沢さんも可愛いなぁ)
赤沢「うぅ…もうお嫁に行けない…」グスン
恒一「大丈夫だよ。その時は僕のペットでいればいいんだから」
赤沢「…え? じゃ、じゃあ」
恒一「じゃあもう一回きちんとお願いしてみようか」ニッコリ
赤沢「」
恒一「あ、嫌ならいいよ? 無理強いは――」
赤沢「わ、私をご主人様のペットにして下さい! これでいいんでしょ!」フンッ
恒一(調きょ…躾は大事だからねー。まだ生意気な所もあるけど、赤沢さんはソコも魅力なんだし…とりあえずはいいか)
恒一「ほら、おいで赤沢さん」
赤沢「ふん…もう、仕方ないわね…///」ダキッ
恒一「赤沢さんは…猫かな。綾野さんが犬だから丁度いいよね」ゴソゴソ
赤沢「猫…恒一君の飼い猫…ふふっ」
恒一「はい、できた。鳴いてみてよ」
赤沢「にゃ…にゃーん!」
恒一「可愛い。凄く可愛いよ赤沢さん」ナデナデ
赤沢「ふにゃ…///」スリスリ
綾野「あー! ずるいよ泉美だけナデナデして貰ってー!」ワンワン
赤沢「何よ。彩だってさっきお腹撫でて貰ってたじゃない」フシー
綾野「私の方が先にペットになったんだから当然でしょ!」
赤沢「関係ないわよ。ね、ご主人様」ギュー
綾野「このー! 噛むよ!」
赤沢「引っ掻くわよ」
恒一「こら。喧嘩は駄目だよ」メッ
綾野「…わん」
赤沢「…にゃー」
恒一「そうそう、仲良くね。さーて首輪首輪…あれ?」
綾野・赤沢「?」
恒一「…首輪、あと一つしかない」
綾野「それって…」
赤沢「つまり…」
恒一「どっちか片方しか飼えない…どうしよう…」
綾野「わ、私! 私だよね!」グイッ
赤沢「私でしょ。そうよねご主人様」グイッ
恒一「うーん…どうしようか」
勅使河原「どっちも飼えばいーんじゃ…」
恒一「勅使河原。首輪って言うのはね、その娘の為に飼い主が贈る初めての気持ちなんだ。それを片方だけにあげるのはフェアじゃない。そうだろ?」
「それにちゃんと首輪を嵌めておかないと僕のものだって分からないだろ? もし綾野さんや赤沢さんが迷子になって、保健所に連れて行かれたりどこの馬の骨とも分からない輩に拾われたりしたらどうするんだよ」
勅使河原「お、おう」
恒一「あぁ…どうしてこんな事に…」ガックシ
綾野「泉美より私が先だったんだから私! ね、こういっちゃん!」
赤沢「先か後かなんて関係ないわよ。でしょ? ご主人様」
恒一「うーん…」
赤沢「それにご主人様も優秀なペットの方がいいだろうし…」チラッ
綾野「な、なによ…」
赤沢「彩。さっき貴方、ご主人様の事なんて呼んだかしら?」
恒一「あ、そう言えば…」
綾野「あ、あれはつい…」
赤沢「ご主人様を仇名で呼ぶなんてペット失格よ」
綾野「だ、だってだって…」グスン
恒一「…」ウーン
綾野「こういっちゃ…ご主人様ぁ…。彩いい子にするから、ちゃんとペットするから…捨てないでぇ…」エグエグ
恒一「ホント?」
綾野「わぅ! わぅん!」ペロペロ
恒一「よしよし。失敗は誰にでもあるからね。それに躾も僕の仕事だから」ナデナデ
綾野「わぅわぅ///」
赤沢「…ちっ」
綾野「ふふん! ご主人様は私を選んだみたいだねー」
赤沢「何を言ってるの? これだから馬鹿犬は…」フー
綾野「バカって言った方がバカなんだよ? 泥棒猫さん」
赤沢「フー!」
綾野「がるる…!」
恒一「…どうしよっかアレ」
勅使河原「知るか」
ガラッ
小椋「はよー」
小椋「って、何やってんの彩! 泉美まで!」
綾野「邪魔しないでよ由美! 今からこの泥棒猫にお仕置きするんだから!」ワンワン
赤沢「やってみなさいよ馬鹿犬!」ニャー
小椋「どうなってんのよ…」
恒一「小椋さん」ポン
小椋「あ、榊原君。これって…」
恒一「あ、動いちゃ駄目だよ」ゴソゴソ
小椋「あ…頭撫でちゃ…///」
恒一「よし、できた」
小椋(猫耳)「へ?」
小椋「な、何これ!?」フニフニ
恒一「…凄い。凄いよ小椋さん。まさかここまで似合うなんて」
小椋「さ、榊原君! 外してよこれ! 恥ずい!」
勅使河原「無理矢理はしねーんじゃなかったのか?」
恒一「無理矢理じゃなくなる様にするから大丈夫だよ」
小椋「うぅ…///」
恒一「ほら小椋さん。恥ずかしがってないで『にゃーん』って言ってみて?」
小椋「で、できるかぁ!」
恒一「小椋さん可愛いなぁ…」ナデナデ
小椋「いいから取ってよ…もう」
綾野「ね、ねーご主人様」
赤沢「私達が居るんだからそんな子要らないでしょ?」
恒一「でも拾った子をまた捨てるのは…」
小椋「攫われたのよ!」
綾野「ほら、由美もああ言ってるし」
赤沢「早くどっちに首輪を付けるか決めて」
恒一「…僕は今おぐにゃんと話してるんだけど?」
綾野・赤沢「ひぅっ」ビクッ
恒一「二人とも、おすわり」
綾野・赤沢「でも…」
恒一「お す わ り」
綾野「…わん」チョコン
赤沢「…にゃー」チョコン
恒一「よしよし。聞き分けのいい子は好きだよ」ナデナデ
小椋「…ねぇ。もしかしてアタシもあれやんなきゃいけないの?」
勅使河原「じゃねーの? もうどうでもいいよ」
恒一「じゃあ小椋さん。そろそろ『にゃーん』を――」
小椋「やだ!」
恒一「もう…我侭な猫さんだなぁ」ヒョイ
小椋「ひゃ…/// は、離せー!」ジタバタ
恒一「暴れないの。えーっと…確か道具が…」ゴソゴソ
小椋「むー! むー!」ムグムグ
恒一「ギャグボールだよ。猫の夜鳴きは近所迷惑になるからね」ナデナデ
小椋「んむー!」
恒一(拾って来た猫は警戒心の塊だから…適度に遊んで放置が正しい判断)ゴソゴソ
小椋「?」
恒一「はい、猫じゃらしだよ」ピョコン
小椋「んー!?」
恒一「逃げない逃げない」コチョコチョ
小椋「んっ…! んにゃ…」ピクッ
恒一「あ、ここが好きなの? ほらほら」コショコショ
小椋「んっ、んぁ…! ぁ…んっ!」ビクッ
恒一「気持ちいい?」
小椋「…ふ、ふん」プイッ
恒一「じゃあもう一回」コチョ
小椋「んー!」
勅使河原「…」シコシコ
小椋「あー…」ピクピク
恒一「ちょっとやりすぎたかな…。ほら、涎拭いたげるからこっち向いて」クイッ
小椋「んむ…」
恒一「疲れさせちゃったね。ほら、僕の膝で休むといいよ」ポンポン
小椋「…」ボスン
小椋(…あったかいな。それにいい匂い…)クンクン
小椋(ホントに猫になったみたい…安心する…)
小椋(…にゃーって言ったら、ずっとこうしててもいいのかな)ボー
恒一「気持ち良かった?」ナデナデ
小椋「…」
恒一「返事は?」コチョ
小椋「んっ…にゃ!」
恒一「うん。またしてあげるね」ニコニコ
小椋「にゃー…」
小椋(今日だけ…明日になったらギタギタにしてやるから!)クンクン
恒一(堕ちたな…)ニッコリ
綾野「うぅ~!」ソワソワ
赤沢「ちっ…」ソワソワ
恒一「さて、小椋さんも落ち着いたし…」
綾野・赤沢「首輪!」
鳴「おはよ」ガラッ
恒一「見崎。待ってたよ」
鳴「…何これ」ジロッ
綾野「う…」ガルル
赤沢「なによ」フシー
勅使河原(おぉ…何か怒ってるっぽいな。流石に見崎に言われればサカキも――)
鳴「榊原君のペットは私と三神先生だけじゃなかったの?」
勅使河原「お前もかよ!!!」バンッ
小椋「にっ…!」ビクッ
恒一「勅使河原? おぐにゃんが怖がるから黙ってろ」
勅使河原「」
鳴「そんな事はどうでもいい。説明して」
恒一「そんな怒った顔しないでよ。ただ新しい子が飼いたくなっただけだって」
赤沢「ご主人様、どういう事にゃ?」
綾野「まさか鳴ちゃんは…」
鳴「榊原君のペットは私だけで良いの。三神先生は特別だから…まぁいいけど、赤沢さん達は要らないよね?」
恒一「んー…でも新しい刺激も欲しいって言うか…」
鳴「……もしかして、私に飽きたの?」
恒一「それは――」
赤沢「そうよ! ご主人様は貴方みたいなちんちくりんより私を取ったのよ!」ニャーッハッハ
恒一「赤沢さん? 僕まだおすわり止めていいなんて言ってないよ?」
赤沢「ご、ごめんなさい…にゃ」シュン
恒一「見崎、僕が君に飽きるなんてあるわけないじゃないか。見崎は僕の大切なペットなんだから」ギュッ
鳴「じゃあなんで他の子を…」
恒一「趣味だから」サラリ
恒一「もちろん他の子を飼ったって見崎に構わなくなるなんて事はないよ。今までみたいに毎日ご飯もあげるし、お風呂も入れてあげる。寝るときは抱き締めて離さない。それじゃ駄目?」
鳴「……ホント?」
恒一「ホントにホント」
鳴「…今日のご飯、多めにしてくれたら認めます」ギュー
恒一「うん。じゃあコレ、見崎用の猫耳付けてあげるね」カチャカチャ
鳴「にゃあ」ダキッ
恒一「あはは。見崎は甘えん坊だなぁ」
鳴「榊原君のせいでしょ」カジカジ
鳴「まぁ、他の子はまだ首輪も貰ってないみたいだし。警戒することもなかったかな」チラチラ
綾野(これみよがしに首輪を見せつけてきてる…いいなぁ…)ワゥン
赤沢(寄越しなさいよ! いいえ、奪ってやる!)ニャフー
鳴「あ、そう言えば頼まれてた奴出来たから持って来たよ」ゴソゴソ
鳴「はい。霧果特製の尻尾」
恒一「おぉ…! 流石霧果さん、見事な出来栄えだよ…!」ズプッ
小椋「ひぐっ!?」ビクッ
鳴「ここ押すとね、自動で動くんだよ」ポチッ
小椋「んっ、あ、だめっ! お尻っ、ひゃめ!」ビクビク
恒一「うーん…この機能は要らないかなぁ。尻尾はあくまで尻尾であって、バイブみたいな機能は必要無いと思うんだよね」
小椋「じゃ、と、止めひぇよ…!」ウインウイン
鳴「だってよ」
恒一「……可愛いから、そのままにしとこう。ほら小椋さん。辛かったらしがみついてていいよ」
小椋「なっ、んで…っ! ば、かぁ!」ギュー
恒一「さて、二人共。よく耐えたね。おいで」
綾野「わぅ…切なかったよぅ…」ギュッ
赤沢「こ、こんな事ぐらいでごまかされにゃいから。見崎鳴、そこ代わりなさいよ」グイグイ
鳴「にゃー」ガシッ
恒一「喧嘩はしないで――はっ!?」
綾野「わふ? どうかしたの?」
恒一「ぼ、僕は今、とんでもない事に気付いてしまった…」ワナワナ
小椋「と、とんでもない…って…? んぁっ」
恒一「見崎、小椋さん、赤沢さんが猫。綾野さんだけが犬。…これはフェアじゃないよ!」
赤沢(これ以上ライバルが増えるのは勘弁して欲しいんだけど…)
鳴(私には関係無い…)
恒一「このままじゃ綾野さんだけが犬としてぼっちになってしまう…! 誰か、誰か犬になれそうな子は…」キョロキョロ
綾野「わ、私は一人でも…」
恒一「! 有田さん! 僕のペットになってください!」
有田「本当!? 喜んで!」
綾野「聞いてよー…わぅん」グスン
恒一「有田さんは…垂れ耳かな。ダックスっぽいし」カチャカチャ
有田「へっへっ…/// わぅわぅん///」ペロペロ
恒一「はは、くすぐったいよ」
有田「ご主人様の顔おいひいですぅ///」ペロペロ
綾野「むー! わ、私もペロペロする!」ペロペロ
有田「ちゅー」チュッチュ
赤沢・鳴・小椋「なっ!?」
有田「んむー…ご主人様ぁ/// 松子もう我慢できませんよぉ///」ヘコヘコ
赤沢「ちょっと! なに股擦り付けてるのよ! そ、それにキ、キスまで…」グイグイ
有田「へ? ペットってそういう事じゃないの?」
恒一「違うよ。僕がずっと可愛がるだけ」ナデナデ
有田「ふーん…まぁいいや。発情期ってことで一つ」チュー
恒一「仕方ないなぁ…」チュッ
綾野「ご、ご主人様ぁ…彩もぉ…」クイクイ
恒一「はいはい。皆甘えん坊だなぁ…」チュー
綾野「わふ…///」
鳴(重い…)ズシッ
恒一「さて、それじゃああと一人犬が欲しい所だけど…」キョロキョロ
有田「多々良ッティは?」
多々良「へっ!?」ビクッ
恒一「うーん…多々良さんかぁ…」
多々良(え? な、何で不満そうなんですかぁ…)
恒一「…」ムムム
赤沢「もしかして好みじゃないとか?」
恒一「いや…是非ペットにしたい。だけどイメージが違うんだよね」
鳴「どういう事?」
恒一「多々良さーん。ちょっといい?」
多々良「は、はい!」ガタッ
恒一「…」ジー
多々良「…///」モジモジ
恒一「…やっぱりだ。多々良さんに似合う動物耳は――兎!」
多々良「ぴ、ぴょん!」
恒一「確かバニーガールの衣装があった筈…」ゴソゴソ
小椋(何でも入ってるわねあの鞄…)ウインウイン
恒一「着替えてくれ」キリッ
多々良「さ、榊原君が言うなら…いいですよ///」
恒一「という事で男子は全員教室から出ろ」
多々良(うぅ/// 着替えてるとこ、見られちゃってる…///)ゴソゴソ
恒一「…」ジー
多々良(恥ずかしいけど…あの眼で見られると抵抗出来ないよ…。本当にペットになっちゃったみたい…)
恒一「…」
多々良(ペット、ペット…奴隷さん…)ドキドキ
恒一(おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい)ジー
鳴・小椋・綾野「…」ガリッ
恒一「痛ったぁ!?」ビクッ
多々良「ふぇ!?」
恒一「いてて…何すんのさ」
鳴・小椋・綾野「ふん」プイッ
多々良「で、出来ましたぴょん」
恒一「おぉ…セクシーで素敵だよ多々良さん」
多々良「そうですか? えへへ…」
赤沢「ご主人様、セクシーさなら私も…」ムニョムニョ
恒一「もちろん赤沢さんもグラマラスで最高だよ」ムニッ
赤沢「ひゃっ…/// も、もう///」
鳴・小椋・綾野「ちくしょう」ガブガブ
有田「私は別に気にしなーい」ペロペロ
恒一「さて、じゃあ改めて多々良さん。僕のペットになってくれますか?」
多々良「ふ、不束者ですけど、精一杯ご主人様に奉仕…じゃなくて、えっと、とにかくよろしくお願いします!」
恒一「うん。おいで」
多々良「んっ…///」ギュッ
恒一「多々良さん肌もスベスベで髪もいい匂いがするね…」サワサワ
多々良「///」
有田「さっきご奉仕って言ってたけど、やるなら協力するよ?」ボソッ
多々良「ひぇ!? あ、あうぅ…///」
有田「うしし」
赤沢「それより! そろそろ誰に首輪を付けるかハッキリしてよ!」
綾野「わ、私だよね? そもそも私のだったんだし…」
小椋「こ、こんなっ…事までして…っ! アタシじゃないなんて言わないでよね!」ウインウイン
鳴「私は別に誰でもいいけどね。どうせ一番は私だし」
有田「ご主人様の指おいひいでひゅう…///」チュパチュパ
多々良「その…わ、私も、ご主人様とずっと一緒にいたいです!」
恒一「あ、桜木さん。この牛耳と角付けてみない?」
桜木「へ?」
赤沢・綾野・小椋・多々良「おい!」バンッ
恒一「どうしたの、そんな怒って」カチャカチャ
桜木「もーもー///」ウシウシ
赤沢「あぁもうゆかりまで…! これ以上増えたら首輪が誰のモノになるのかわからにゃいじゃにゃい!」
綾野「そうだよ! もう増やすの禁止!」
恒一「えー」
多々良(首輪…首輪…/// 四つん這いになった私をリードを持った榊原君が見下ろして…きゃーきゃー///)
有田「ほら由美、ご主人様にご奉仕しなきゃ。気持ち良くなってるだけじゃ駄目だよ」ペロペロ
小椋「べっ、別に気持ち良くなんてなってにゃいし…///」ペロペロ
鳴「必死ね…ぷぷっ」
恒一「つまり首輪が皆に行き渡ればいいんだね?」
赤沢「そうだけど…今は一個しかないんじゃにゃいの?」
恒一「綾野さん。僕の携帯取って」
綾野「わん!」パクッ
恒一「ありがと」ピポパポ
恒一「あーもしもし? 恒一です。今から家に戻って首輪を持ってきてくれますか?」
綾野「誰にお電話してるのかな?」コソッ
鳴「多分三神先生だと思うけど…」
恒一「はい。じゃあお願いします」プチッ
鳴「どうだったの?」
恒一「わんっ! だって」
有田「それだけでわかるの?」
恒一「当然」
有田「じゃあね…わんわん! …はい、今何て言ったでしょー?」
恒一「それは…ちょっと僕の口からは言えないかな///」
5分後
怜子「わん!」
恒一「ありがとうございます。助かりましたよ」ナデナデ
怜子「わぅ、わうん…///」
恒一「分かってます。帰ったらたっぷりとご褒美あげますから」
怜子「わんっ!」
桜木「凄い…完全にワンちゃんになりきってる…」モーモー
鳴「ペット歴長いらしいからね」
綾野「これでようやく首輪が貰える! わんわん!」
有田「強く! 強く締めてね!」
赤沢「待たせ過ぎにゃのよ…バカ」
小椋「今日だけだからね! 今日だけ!」ウインウイン
多々良「あ、あの…できればリードも、付けてもらえると…///」
桜木「首輪さえあれば傘が刺さろうとしても安全ですね」
鳴「にゃー」スリスリ
恒一「うん。じゃあまずは…」ナデナデ
佐藤「おはよー」ガラッ
恒一「あ、佐藤さん。僕のペットにならない?」
全員「おい!」
その後三組女子全員をペットにした恒一君は沢山のペット達と末永く幸せに暮らしましたとさ。
happy☆end