-高飛車ムギちゃん-
ガチャ
梓「こんにちはー」
澪「やあ梓」
律「遅かったな」
梓「日直だったもので教室の掃除してました」
紬「もう梓ちゃんが遅いから紅茶冷めちゃったじゃない!」
梓「す、すいません」
紬「新しいの入れなおしてくるわ!」
元スレ
唯「出番だよ」紬「はい!!」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1322273893/
梓「先にティータイムしていてくれてもよかったんですけど」
律「ムギがみんな揃ってからじゃなきゃダメって言うからさ」
紬「はいどうぞ!熱いから気をつけて!」
梓「いつもありがとうございますムギ先輩」
紬「はあ!?何が!?訳分かんないわ!」
唯「ムギちゃん今日のお菓子もおいしいね」モグモグ
紬「当たり前じゃない!どうせあなた達のようなパンピーは20円の鈴カステラを
貪るように食い漁ってるんでしょ!オペラなんて食べたことないんだろうから持ってきてやったわ!」
紬「貴族と庶民のカルチャーショックを得と味わいなさい!」
律「ガチで美味いなこれは」モグモグ
梓「止まんねーです!」ガツガツ
紬「・・・・」
紬「・・ほんとにおいしい?」
律「ああ」
唯「おいし過ぎるよムギちゃん」
紬「えへへ」
オペラ…ガナッシュ、バタークリーム、チョコレートなどで層が作られていてスポンジケーキとはまた違う食感
貴族が食べるのかは知らないけど家庭で作るには難易度か高く余程の腕がないと完璧に仕上げることは出来ない
荒岩一味も苦戦した
澪「・・・」
梓「澪先輩食べないんですか」
澪「いや…その」
紬「オペラ嫌いだった?」
澪「そうじゃなくて」
律「私には分かる、ズバリダイエット中だな澪しゃん」
澪「ぎくっ」
唯「そういえばこの前お腹周りがほんにゃらほんにゃら言ってたしね」
澪「ぎくぎくっ」
梓「ケーキの1つ位大したことないですよ」
澪「その大したことないっていう小さい積み重ねが今の私に至るというわけで」
紬「な、何よ!折角持ってきてあげたのに」
澪「ごめん・・・」
梓「いらないならください」
澪「ダメだ家に帰ってからじっくり鑑賞するんだ」
紬「・・・」
-次の日-
唯「ムギちゃん今日のお菓子はー?なんて」
律「こらこら」
紬「今日もケーキを持ってきてあげたわ」
唯「うわーい」
梓「うひひ涎が止まらねーです」
澪「ごくっ…私は紅茶だけでいいや」
紬「澪ちゃんも一緒に食べましょ」
澪「でも」
紬「今日のケーキは家の専業パティシエに作らせたものなの」
紬「カロリーも従来の10分の1だとか言ってたような…言ってなかったような」
梓「わざわざオーダーメイドしてくれたんじゃないですか」
澪「ありがとうムギっ私のために」
紬「はあ!?何が!?ムギって誰だし!」
~
唯「あーれー松虫がー鳴いていーるー」
澪「チンチロチンチロチンチロリン♪」
唯「あーれー鈴虫もー鳴きーだしーたー」
『あ り が と う ム ギ!』
『ありがとうムギ!』
『アリガトウムギ!』←エコー
紬「うふふ」ぽわんぽわん
梓「リンリンリンリン♪リインwwwリンwwwww」
唯「秋の夜長を鳴きとおすー」
律「あーあーおもしろいー」
唯澪律梓「虫のー声ー」
ジャン
律「ムギどうした」
紬「えっ」
澪「途中から手が止まってたぞ」
紬「あ…ごめんなさい」
~
律「じゃあ今日の練習はこれにて終了」
唯「乙カレー」
律「バイビー」
澪「ム、ムギ!」
紬「なあに澪ちゃん」
澪「本当にケーキありがとね」
紬「何よ改まっちゃって」
澪「昨日私がダイエット云々言ったから」
紬「い、いいわよそんなの別に!用はそれだけ?
私はやく帰りたいんだけど!」
澪「だからその…」
ぎゅ
紬「!!」
===
梓『お礼ですか?ハグしてあげればムギ先輩は泣いて喜びますよふひひ』
===
澪「むぎゅううううう」ムギュ
紬「あわわわわわわ///」
紬「むぎゅん」バターン
澪「ムギーーーーーー!」
---高飛車ムギちゃん
-朗らか澪ちゃん-
友達であり部員仲間である秋山澪ちゃん
背が高く髪がとてもきれいな美人さんです
澪「練習してれば硬くなって痛くなくなるぞ」
澪「ほれ」
唯「わあ」
唯「ぷにぷにー」プニプニ
唯「ぷにぷにー」プニプニ
唯「ぷにぷn
澪「じー」
唯「あっ…」
澪「じー」
唯「も、もういいや///」
澪「そうか」
りッちゃんとは同じ中学校に通っていて
とても仲がいいです
唯「りっちゃんっていつから澪ちゃんと仲が良かったの?」
律「んー?」
紬「私も聞きたいなあ」
律「えーと確かあいつが転校してきたのが中二の時だから…
今年で友達三年目だな」
紬「転校?」
律「言ってなかったっけ?あいつ生まれは山形だぞ」
唯「初めて聞いたよ」
律「そうだったか」
紬「だからやけにウドちゃんのことリスペクトしてたのね」
唯「お弁当にもよく漬け物入ってるもんね」
律「で、山形っていうと東北文化特有の訛りがあるじゃん」
律「初めの頃は凄かったんだぜ?田舎っ娘丸出しの澪」
田舎澪『都会おっかねえ・・・』ガクガクガクガク
紬「そのことでからかわれたり?」
律「いや、そんなことはなかったよ」
律「澪は中学のときから美人だったから寧ろそのルックスと
訛り口調のギャップがウケてたな」
りっちゃんの話だと男子からはもちろん、
女子からも結構な人気があったそうです
律「思春期によくある憧れとか尊敬的感情を好きと勘違いしちゃう感じ?」
田舎澪『何だこれ!?階段が動いてるぞ!?』
女子's『可愛い!』
田舎澪『お、横断歩道がバッテンになってる!』
女子's『可愛いいい!!』
田舎澪『漬け物うんめえ』バリバリ
女子's『可愛いいいいいいい!!!』
律「今はこっちの生活にも慣れてきて言葉遣いも変わってきてるけどな」
唯「それで、どうしてりっちゃんなんかと仲良くなったの?」
律「ひどいなおい」
紬「学校の案内してあげたとか?」
律「ズバリ、澪の引っ越してきた家が偶然私の家の隣だったからだ!」
唯「それだけ?」
律「それだけ」
律「一緒に下校してるうちに仲良くなった」
唯「もっと壮大な出来事があると思ったのに」
律「きっかけなんて小さいものだよ」
律「拾うか捨てるかは自己判断、
ただの小石かと思ってたものでも磨けばダイヤモンドになることだってあるんだぜ」
紬「りっちゃん良いこと言った」
律「いひwwww」
~
=飛んで朝=
唯「憂ー先に学校行ってるねー」
トットットッ
唯「うぅー寒い、マフラーしてくればよかったかな」
トットットッ
澪「唯ー」
タッタッタッタ
唯「!」
唯「澪ちゃん」
澪「おはよう唯」
唯「おはよー澪ちゃん」
澪「こんな早くからの登校なんて珍しいな」
唯「私だってたまにはね」
唯「りっちゃんは?」
澪「あいつ今日は休みだって」
唯「風邪?」
澪「うん、昨日遅くにお風呂に入ってそのまま朝まで浴槽で寝てたんだと」
唯「りっちゃん・・・」
澪「だから今日の部活は中止して律のお見舞いに行こうか考えてるんだけど」
唯「そうしようよ、ムギちゃんもきっと賛成するよ」
トットットッ
唯「へっぷし」
澪「おいおい唯まで風邪か」
唯「ううん、ただちょっと寒いかな」
唯「暗くなるのも早くなってきたし、冬も近づいてるんだねー」ズズッ
澪「ほらっ」
唯「んぇ?」
澪「マフラー貸してやる」くるくる
唯「えっいいよいいよ!澪ちゃんが寒くなっちゃうじゃん」
澪「田舎っ子をなめるな、極寒の地東北はこんなもんじゃないぞ」
唯「でも」
澪「いいからいいから」
唯「・・・うん」
澪「まだ時間はあるし話しながらゆっくり行こうか」
トットットッ
トットットッ
唯「澪ちゃんは」
澪「うん」
唯「こっちに引っ越してきてよかった?」
澪「うーん」
澪「ご飯は山形の方がおいしいかな、牛さんとも遊べるし」
唯「・・・」
澪「本当は私、農業高校に入ろうと思ってたんだよね」
唯「そ、そうなんだ」
澪「土いじりとか嫌いじゃなかったしな」
唯「へえ(澪ちゃんが農業高校…)」
澪「でもおっかあとおとうに折角都会に来たんだから
もっと女子高ライフを満喫しなさいって言われてさ」
澪「家から近いし律もいるからこの女子高でいいかなって」
唯「今でも未練残ってる?」
澪「ちょっとやってみたかったなとは思うよ」
澪「でも律とまた一緒にいられるし唯やムギとも出会えたんだ」
澪「後悔はしてないよ」ニコッ
唯「あっ…」
ヒュー
澪「へくしっ」
唯「み、澪ちゃんやっぱり寒いんじゃん」
澪「ごめん半分だけ返してくれ」
唯「ぅえ?」
澪「ん…しょ」もぞもぞ
唯「わっわっ///」
澪「ふう」
澪「こうすれば二人ともあったかいな」
唯「・・・//」
澪「さっ行こう」
トットットッ
唯「澪ちゃん」
澪「なんだ」
唯「て、手もつなげばもっとあったかいよ」
澪「えっ」
唯「あっ嘘だよ!冗談冗談あはは…」
ぎゅ
唯「!」
澪「・・・本当だな」ニコッ
▽平沢 唯 は 心の髄 まで ポカポカ に なった!
---朗らか澪ちゃん
-ウブりっちゃん-
澪「・・・」
澪「うーん」
タッタッタッ
律「澪ー」
澪「ん?」
律「クラブ見学行こうよ!」
澪「クラブ見学?」
律「そう!まだ入りたい部活決まってないだろ」
澪「いや・・・私文芸部に入る予定なんだけど」
律「えっ」
澪「入部希望の紙も書いたし」
澪「ほら」
ピラッ
律「あ・・・そうなんだ」
律「じゃあ仕方ないな…はは」
澪「どこか行きたいところがあったのか?」
律「い、いや別にそんなことはないよ」
澪「?その手に持ってるのは」
律「あっ」サッ
澪「見せなさい」バッ
澪「・・・軽音部?」
律「返せよっ」バッ
澪「そういや律、ドラム好きだったもんな」
澪「私も影響されてベース始めようとしたけど
結局かじる程度で終わっちゃったんだよなあ」
律「もういいって」
澪「というか別に私まで行かなくてもよくないか?」
律「だって軽音部っていったらヤンチャそうな人が集まるイメージが
あるし、一人で行くなんて・・・」
律「がくがくブルブル」
澪「・・・見学だけなら付き合ってやるよ」
律「いいの!?」
澪「ああ、今月はまだ仮入部期間だしな」
律「澪しゃん」ジーン
トットットッ
律「み、澪」
澪「なんだ」
律「もし体験してみて楽しいって思ったら澪も入ってくれる?」
澪「うーん思うかなあ、私楽器なんて全然できないし」
律「大丈夫だよ!私も分かるところは教えるし、きっと先輩たちも優しくコーチしてくれるよ」
澪「お前その先輩たちのこと怖がってたじゃん」
律「・・・・」
澪「まあ・・・」
澪「考えてみるよ」
律「!」パァー
澪(一年が律だけだったらかわいそうだしな)
澪「ここか」
律「澪先に入って」
澪「お前が来たいって言ったんだろ」
律「だって・・・」
澪「まったく」
ガチャ
澪「あのー!見学させてもらいたいんですけどー!」
しーん
澪「あれ?」
~
澪「廃部!?」
さわ子「ええ、正式には廃部寸前ね」
さわ子「去年までいた部員はみんな卒業しちゃってね」
さわ子「今月中に4人以上集まらないと廃部になっちゃうの」
澪「はあ」
唯「せんせー」
さわ子「ごめんね、呼んでるから」
澪「いえ、ありがとうございました」
さわ子「頑張ってね、軽音部」
澪「・・・行こっか」
律「うん・・・」
さわ子「じゃ、お願いね」
唯「はーい」
~
律「・・・」
澪「あー・・・律?」
澪「残念だったな」
律「うん」
澪「・・・」
律「ま、まあ部員がいないんじゃしょうがないよ」
律「あははごめんな澪、付き合わせちゃって」
澪「・・・」
律「今日はもう帰るだろ?帰りにアイス買っていこうぜ!
お礼としておごってやるよ!」
澪(思えば律が自発的にやりたいって言ったのは初めてだったかな)
澪(いつもは私の後ろしか付いてまわらなかったけど・・・
余程やりたかったんだろうな)
律「澪ー早くっ」
澪「待て」
律「?」
澪「今月中に4人集まればいいんだろ」
澪「あと2人くらい声がけすればなんとかなる」
律「じゃ、じゃあ」
澪「うん・・・まあ」
律「澪しゃん」ジーン
澪「私は"仮"部員だ、四人以上になるなら文芸部に行くからな」
律「えっやだやだ!澪がいなきゃ
澪「お前はしたいのかしたくないのかどっちなんだ」
ガチャ
紬「あのー」
澪律「!」
紬「!(まあっ二人きりでイチャってるわ!)」
澪「軽音部の見学ですか」
紬「はふうはふう」ホワンホワン
澪「あの」
紬「ハッいいいいいいいえ合唱部の」
澪「あ…合唱部ですか」
紬「もしかして教室間違えちゃってますか?」
澪「ここは軽音部ですよ」
紬「そうでしたか、ごめんなさい失礼しました」
バタンッ
澪「ちぇ」
律「もう行った?」
澪「ああ」
律「ふう」
澪「お前初対面の人に会うごとにそんなビビッてたら、
折角入部してくれる人が来ても仲良くなれないぞ?」
律「いいいいいもん!私は澪さえいてくれれば」
澪「やめろ離れろ」
律「離れない!」
ハフウ・・・ハフウ
澪「ん?」
紬「す、凄い!女の子同士で抱き合ってる」
紬「はふうはふう」
ガラッ
澪「あの」
紬「はうあっ!」
澪「まだ何か?」
紬「ああああれーおかしいわね、また間違えちゃったかしら」
紬「失礼しましたー」ヒューン
バタン
律「さっきの人?」
澪「うん、何で二回も同じとこに着くんだろう」
律「も、もしかしてホントは入部したいとか!」
澪「どうだろう」
律「何かお嬢様って感じだったね」
澪「軽音楽ってタチではなかったけどな」
律「でも私あの人となら仲良くなれそう」
澪「隠れてたじゃん」
律「あ、あれは・・・」
律「とにかく!あの人はいい人っぽい!」
澪「なんだそれ」
律「あっ一番は澪だよー」
澪「くっつくなって、お前二人だけになると
ベタベタしてくるタイプだったんだな」
律「えへへ」
ハフウ・・・ハフウ
澪「・・・・」
澪「ちょっとどいてて」
律「あーん」
タッタッタ
ガラッ
紬「はうあっ!」
~
紬「・・・そうでしたか」
澪「ああ、今月中に4人集まらないと廃部なんだ」
紬「本当にごめんなさいね、期待外すような真似して」
澪「いいんだ」
紬「私、一年○組の琴吹紬といいます」
澪「私は秋山澪」
紬「澪ちゃんね、よろしく」
澪「で、こいつが幼馴染の田井中律」
澪「ほら、偶然でも部室に来てくれたんだ
挨拶くらい言え」
律「あ・・ぅ」
紬「こんにちわ」ニコッ
律「こ、こんにちは・・・」コソッ
紬「」キュン
澪「こらこらまたそうやって」
紬「入部します」
澪「えっ」
紬「入部します」
澪「でも合唱部に
紬「入部します」
澪「・・・・・」
こうして早速三人目の部員確保に成功した軽音部は
日々、ラストピースを埋める活動に専念する
=5日後=
和「軽音部?」
唯「うん」
和「へえ、どんなことやるの」
唯「さあ」
和「は?」
唯「軽い音楽って書くし簡単なことしかやらないよ」
和(なに言ってんだコイツ)
チラシ「ギター募集中初心者大歓迎」
和「ほら、ギターとかやるみたいよ」
唯「私ギターなんて出来ないよ」
和「何なら出来るの?」
唯「・・・ジ、ジターリング」
唯『シャララララララララ』ジャラジャラ
和「あんた最高」
唯「えへへ」
和(軽音部大丈夫かしら)
ジターリング・・・伝説のホビー
ハイパーヨーヨーに惨敗した
楽器じゃないよ
~
唯「ふんふーん♪」
=部室=
唯「ここだね」
トントン
ガチャ
唯「失礼します・・・」
しーん
唯「あれ」
しーん
唯「誰もいない・・・?」
ガチャ
律「♪」
唯「あっ」
律「!」
唯「ここ軽音部ですよね」
律「ひゃ、ひゃい!(誰!?誰!?)
唯「えーと見学していいですか」
律「」コクコク
-----
唯「・・・・」
律「・・・・」ビクビク
唯「・・・あのー」
律「!」ビクン
唯「一人ってわけじゃないですよね」
律「はははははい」
唯「他の人たちは」
律「た、多分日直か掃除だと・・・」
唯「そ、そうなんだ」
しーん
唯律(気まずい)
律(とにかく折角来てくれたんだ、お茶でも出さないと…)
律「お、おおおおお茶入れますね!すいませんボーっとしてて」
唯「いえいえ!お構いなく!」
タッタッタ
律「確かムギが持ってきたのがここに」ガサガサ
カチャカチャ
律(紅茶なんて入れたことないよ、見よう見まねで出来るかな)
カチャカチャ
律「確かムギはこのとき・・・」
カチャカチャ
律「熱っ!」
唯「大丈夫ですか!」
律「大丈夫ですすいませんすいません」
コトッ
律「どうぞ」
唯「いただきます」
ズズッ
唯「あっおいしー」
律「ほ、本当ですか」
唯「はい!」
律(よかった…)ホッ
唯(この子可愛いなあ同学年かな)
ガチャ
紬「りっちゃん遅れてごめんなさーい」
澪「今日も部員募集するか」
律「澪っ!」ガタン
澪「おお?どうした」
律「見学者!見学者!」フンフン!
紬「あら」
唯「ど、どうもお茶いただいてます」ペコッ
~
紬「お茶入れてあげたのね、えらいえらい」ナデナデ
律「へへ」
澪「それじゃあ入部してくれるのかな」
唯「うーんと」
唯「まだ活動内容を覗いてない分には
澪「・・・言われてみればそうだな」
澪「律」
律「なに?」
澪「お前のドラムやってるところ、平沢さんに見せてやれよ」
律「ええ!?」
澪「私は何も出来ないし」
律「ムギだってキーボード出来るじゃん」
紬「今日は持ってきてませーん」
律「ひ、卑怯者!」
澪「まあまあ」
澪「けいおんしたいんだろ?」ボソッ
律「!」
律「・・・よ、よおし」
SET完了
律「ふん」
唯「おお~」パチパチ
澪(頑張れ律)
紬(頑張ってりっちゃん)
唯「わくわく」
律(私のために澪もムギも助けてくれたんだ)
律(やってやる!)
サッ
律「いきます」
ドンドコドンドコ
ドンドコドンドコ
ドンドコドンドコ
ドンドコドンドコ
~♪
律「はあはあ」
澪(よくやった律)
紬(息切れするりっちゃんかわいい)
唯「す・・・」ブルブル
唯「凄い!」
ガシッ
唯「可愛いのにかっこいい!」
律「へっ?」
唯「カッコカワイイよ!」
紬「いい言葉ね」
澪「ムギなんで顔のパーツが中心に寄ってるんだ?」
紬「案ずるな」
唯「決めた!」
唯「私この部に入部します」
律「いいいいいいいの!?」
唯「うん!」
律「み、澪ぉ・・・」ブルブル
澪「うん」ニコッ
紬「案ずるな」
律「やったああああああああああ」
~
澪「というわけで四人揃ったわけだけど」
紬「やっと始まるのね」
律「私たちの軽音部」
唯「あの、タイミング悪いんだけど私楽器何もできないの…」
澪「心配するな、私も初心者だからさ」
澪「分からないところがあったら律に聞けばいいよ」
唯「そうかー、りっちゃん隊長遠慮なくビシビシしごいてください!」
律「り、りっちゃん隊長・・・」
澪「しっかりな、部長」
律「あはは・・・」
律「部長!?」
澪「ああ、だってお前が復興者だし」
紬「りっちゃんしかいないわ」
律「無理だよ!私なんて」
澪「そんなおデコ出して自己主張してるくせに」
律「こ、こんなのいらない!」バッ
ふぁさ
唯紬「わあーーーー」
唯「りっちゃんさらに可愛くなったー」
紬「可愛さマシマシね!」
澪「りっちゃんかわいいー」
律「や、やっぱり付ける・・・」
~
澪「みんなちゃんと陣形組んだな」
律「うん」
唯「はーい」
紬「OKです」
澪「それでは軽音部成就を願って」
律「け、けいおーん!」
澪紬唯「ふぁい!!!」
律「おー!」
澪唯「おおー!!」
紬「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
---ウブりっちゃん
唯「出番だよ」憂「はい!!」
-トロっ子憂ちゃん-
チュンチュン
チュンチュン
時計「ppppppppppp」
憂「・・・ん」
ごそごそ
憂「・・・7時」
憂「あと5分だけ」
憂「すやー」
バタンッ
唯「憂ーそろそろ起きないと遅刻しちゃうよ」
憂「すやー」
唯「憂っ」布団バサッ
憂「あーん寒いよお姉ちゃん」
唯「ご飯できてる、着替えて早く降りといで」
バタンッ
憂「・・・」
憂「Stand up」ピッ
キガエキガエ
憂「ふあ」
憂「気持ちのいい朝」ウイウイ
唯「ふんふーん♪」
唯「免許を取るのも大事~だけどぉ~♪」
唯「本当は本当は取ってからが大切~だから~♪」
憂「ぎゃああああああああ!!」ドタンドタン
ドスン
唯「!?」
パタパタパタ
唯「憂!どうしたの」
憂「いたたた…」
唯「大丈夫?」
憂「一段目から踏み外してカマ爺のとこに行くときの千尋ちゃんみたいになった」
唯「怪我はない?どこか痛いところは?」ハラハラ
憂「平気平気、どこも痛くないよ」
唯「よかった…もう気をつけてよね」
憂「えへへお騒がせしました」
=ご飯=
憂「わあ今日のもおいしそう!」
唯「たんと召し上がれ・・・って言いたいんだけど」
唯「ちょっと時間が迫ってるから少し急いでね」
憂「はーい」
憂「いただき
憂「さまでしたー」
唯「憂、髪整えてあげるから洗面所おいで」
憂「はい」
ブオーー
唯「免許を取るのも大事~だけどぉ~♪」
憂「お姉ちゃんその歌好きだね」
唯「頭から離れなくてね」
唯「本当は本当は取ってからが大切~だから~♪」
憂「心を伝える教習~♪」
憂「運転免許は~♪」
唯憂「マ○キグループ♪」」
憂「お姉ちゃんもいつの間にか車の免許取れる歳になったんだね」
唯「ホント月日が流れるのは速いよ」
唯「憂はどんな車が欲しい?」
憂「私はパジェロかなあ」
唯「へえ、はいおわったよ」
憂「ありがとうお姉ちゃん!」
唯「どういたしまして、そろそろ出るから準備してね」
~
唯「はやくはやく」
憂「ま、待ってお姉ちゃん…」
唯「あったかあったk
唯「着きましたー」
憂「あっあそこに居るの梓ちゃんじゃない?」
唯「本当だね」
憂「梓ちゃーん」
梓「!」
梓「おはよう憂、唯先輩もおはようございます」
憂「おはよう梓ちゃん」
唯「おはよう、じゃあ私はあっちだから」
唯「あずにゃん憂のことよろしくね」
梓「任せてください」
憂「お姉ちゃんじゃあねー」ブンブン
唯「ひらひら」
梓「行くよ」
憂「うん」
梓「今日は授業中寝たりしないでよ?」
憂「今日の私はいつもの私じゃないのです」ウイウイ!
梓「何か対策でもあるの?」
憂「ウコン飲んできたの」
先生「~で~あるからして~」
憂「すやー」
梓「」
梓(さっそく寝てるじゃん!)
憂「すやー」
梓(純も席近いんだから起こしてあげればいいのに)
純「・・・(ドリランド面白すぎwwwふひwwwww)」チキチキ
梓「・・・」
先生「~の~~が~」
梓(しょうがない消しゴムを千切って…)
まとまるくん「ひぎぃ!」
梓(えいっ)
ヒューン
コツン
憂「すやー」
コツン
憂「すやー」
コツン
憂「すやー」
梓(なんで起きないの!?)
梓(私の消しゴムがどんどん小さくなっちゃうよ)
まとまるくん「びくんびくん」
梓(早く起きてよ)ヒューン
先生「中野」
梓(もおー!)ヒューン
先生「中野っ」
梓「えっ」
先生「そんなに平沢が気になるのか?」
梓「あ・・・」
>>126別々
クラス一同「あはははははははは」
純「SYAhahahahahahahahahahahahahahaha!!!!!」
梓「すいませんそういうわけじゃ」
純「イッヒヒヒヒヒヒヒヒwwwwwww」
梓「純が携帯いじってました」
憂「・・・んぅ?」
~
憂「あははは梓ちゃん怒られた~」
純「おい」
梓「憂のせいだよ!」
憂「ええ!?」
梓「あれほど寝るなっていったのに」
純「おい」
憂「も、もう絶対しないよ」
梓「まったく・・・」
憂「でも梓ちゃん授業中でも私のこと気にしてくれてたんだね」
憂「なんか嬉しいな~」ウイウイ!
梓「はあ!?べ、別に唯先輩に頼まれただけだし!そんなんじゃないし!」
純「無視すんな」
~
机「バンッ」
梓「無くした!?」
憂「う、うん…」
梓「プリント管理は憂が係でしょ!」
憂「昨日の放課後純ちゃんに相談してたときまではあったんだけど・・・」
梓「何やってんのよ!また最初から書き直さなきゃならないじゃん!」
憂「ごめんなさい・・・」
梓「謝ってすむなら~」ガミガミ
純「そうカリカリするなって、憂だってわざとしたんじゃないんだし」
梓「あーもう」
梓「憂になんて任せなきゃよかったよ!」
憂「本当にごめん・・・私ドジだからどこかに落としたのかも…」
憂「うぅ・・・」しゅん
梓「あっ…」
梓「えっと」
梓「ま、まあまだそんなに進んでなかったし、
急げばすぐに他の班に追いつくと思うけどね」
憂「!」
梓「急いでよ」
憂「あっ梓ちゃーん!」ウイウイ!
梓「ちょっと//」
憂「私頑張るから!いっぱい頑張るから!」ウイウイ!
梓「あ、当たり前でしょ!憂がなくしたんだから!」
憂「梓ちゃん優しすぎるよお」ウイウイ!
梓「バカ///」
純「つまんね」ホジホジ
純机「がさがさ」
純「?」
スッ
プリント「やあ」
純「・・・・」
プリント「y
スッ
純「・・・・」
純「私も混ぜろぉ!」
=次の授業=
憂「すやー」
梓(おい)
憂「すやー」
先生「~と~が~」
梓(かわいい寝顔しちゃって…じゃなくて)
先生「じゃあここを・・平沢解いてみろ」
憂「ん・・・うぇ!?は、はい!」ガタン
先生「問5だ」
憂「えーとえーと…」ワタワタ
梓(x=√3だよ憂)
憂「う~(全然分からないよお)」
女子A「憂ちゃん」ヒソッ
女子A「x=√2だよ」ヒソヒソ
憂「えっ…x=√2です!」
先生「はい正解」
憂「ほっ」スッ
梓(ほっよかった…てか間違ってた)
憂「ありがとーAちゃん助かったよお」ヒソヒソ
女子A「ううん、でもお昼寝は程々にしなきゃだめだよ?」ヒソヒソ
憂「えへへ」
女子A「ふふ」
梓(・・・・)
純「終わったおわった」セノビー
憂「純ちゃん一緒にお弁当食べよー」
純「机くっつけんべ」ガタンガタン
憂「あれ梓ちゃんは?」
純「知らね」
女子A「ふう」
梓「Aさん」
女子A「あ、何か用かな?梓ちゃん」
梓「さっきの・・・」
女子A「もしかして憂ちゃん?」
女子A「あはは見られちゃってたかー、
いやあ困ってる人を助けたいという私の正義の血が騒ぎ出して
梓「ああいうのは良くないよ」
女子A「えっ」
梓「憂のためにならないし見つかったらAさんまで怒られるよ?」
女子A「あ・・・そ、そうだよね!ごめんね私余計なことしちゃったかな」
梓「いいよ、今度から気をつけてくれれば」
女子A「うん・・・ありがとね梓ちゃん」
梓「ばいばい」
憂「梓ちゃーん早く食べようよ」
純「うんめうんめ」もぐもぐ
梓「ごめん」
憂「何話してたの?」
梓「なんでもないよ、ていうかこいつもう食べてるじゃん」
憂「まあまあ」
憂「私たちも食べよ」
梓憂「いただきまーす」
パカッ
純「憂のはいつもおいしそうだよね」
憂「いいでしょ!お姉ちゃんが作ってくれるんだよ」
梓「栄養バランス良さそうだし彩りもきれいだよね」
純「私の弁当見てよ、良くてイカリングだよ?」
梓(やった冷凍グラタン入ってる)
純「ごちそーさん」
梓「早」
憂「純ちゃん早ーい」
純「少なすぎるよこんなんじゃ私の飢えは満たされない」
純「イライラが治まらねえ」
憂「王をも殴れる男になったのだ」
純憂「「ギ ガ ノ ・ ゾ ニ ス!」」バッ
純「やっぱバリー最高だわ」
憂「かっこいいよね~」
梓「やめてよ恥ずかしいな」←自分もやりたかった
憂「純ちゃんよかったら少し食べる?」
純「いいの?」
憂「うん」
純「へへっそれじゃあ遠慮なくいただきましょうか」
憂「梓ちゃんもどうぞ」
梓「私もいいの?」
憂「いいよー」
梓「じゃあ・・・」スッ
憂「あっその卵焼きだけは私が作ったんだあ!」
梓「そうなんだ」
憂「ちょっと焦げちゃったけどね」
純「梓は食べ物でさえ大好きな憂の作ったものが見分けられるんだねー」
憂「えっ?」
梓「ち、違うよ!メインのおかず取っちゃ悪いし一番歪な形してたから選んだだけだし!」
憂「あうう」
梓「ぱくっ」もぐもぐ
憂「どうかな」
梓「・・・まあまあかな、食べられないことはないよ」
憂「よかった」
純「素直じゃないなあ」
梓「うるさい!」サッ
梓「ずぞぞーーー」
純「私のマンゴージュース…」
=午後の授業=
さわ子「~で~となります」
憂(お昼休みたくさん寝たし午後は頑張るぞー)
さわ子「うんぬんかんぬん」
さわ子「ほんにゃらほんにゃら」
さわ子「ぺらぺらぺーら」
憂(暇だなあ)
憂(そうだ手紙でも書こうっと)
憂(梓ちゃんは怒りそうだから純ちゃんにしよう)
カキカキ
カキカキ
憂(出来た)ウイ!
憂「純ちゃん純ちゃん」ヒソヒソ
純「ん?」
憂(つ手紙)
純(うぇーいwwwwww)
憂(いくよー)
憂(それっ)ポーイ
純(あー)
ヒューン
教卓「ニアピン」
憂(あっ!)
さわ子「あら?」
純(知ーらねっと)
さわ子「?」がさがさ
さわ子「・・・平沢さん」
憂「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい許してください」
クラス「あはははははは」
梓(・・・)
憂(失敗失敗)
憂(今度はちゃんと届くように紙飛行機にしよう)←バカちゃん
憂(純ちゃん)ヒソヒソ
純(フヒヒwwwwww)チキチキ
憂(ドリランドやってる・・・梓ちゃんでいいや)
梓「・・・・」カリカリ
梓「ふう」
憂「」ブンブン
梓(なんでそんなに手振ってるの・・・可愛いけど、いやそうじゃなくて)
憂(飛ばすよー)
梓(ダメだってまた怒られるよ)
憂(てりゃ)
梓(ty)
ヒューー
憂梓(あっ!)
さわ子「痛っ」
梓(ああ)
さわ子「ひ ら さ わ さん?」ごごごごごごごご
憂(ひー)
憂「ごめんなさい廊下に立ってます…」
さわ子「えっ別にそこまでしなくてもいいんだけど・・・」
憂「いえやらせていただきます」
バタン
梓「・・・」
梓「あ、あの私も立ってます」
さわ子「えっえっ」
純(ドッドッドリランド)
梓「あと純かまたドリランドやってます」
=廊下=
憂「・・・」
梓「・・・」
純「・・・ッチ・・・ッチ」
憂「梓ちゃん」
梓「いいの、今日は立ちたい気分なの」
純「死ねよ・・・糞が」ボソッ
憂「・・・・」
梓「・・・・ふふ」
憂「梓ちゃん?」
梓「ぷっくくく・・・」
憂「あ、梓ちゃん」ウイウイ
梓「なんか分かんないけどおかしすぎるよ…」
憂「えー?」
梓「あははは」
憂「・・えへへ」
梓「あははははは」
憂「あははははは」
純「SYAhahahahahahahahahahahahahahahahaha!!!」
ガラッ
さわ子「梓ちゃん憂ちゃんそろそろ戻っていいわよ」
梓憂「はーい」
さわ子「純ちゃんはうるさいからもうちょっと立っててね」
純「でしょうね」
---トロっ子憂ちゃん
唯「出番だよ」和「はい!!」
-63点和ちゃん-
キーンコーンカーンコーン
さわ子「日直の人は黒板お願いね」
ワイワイガヤガヤ
ワイワイガヤガヤ
二限目の授業が終わりました
いつもの私なら授業後半になるとウトウトし始め
終了のチャイムの音に叩き起こされます
ですが今日の私はちゃんと起きてました
唯「はあ」
テストが返ってきたのです
律「唯ー」
唯「りっちゃん」
律「テストどうだった」
唯「やばいよ…憂に八つ裂きにされる・・・」
澪「そんなに悪かったのか?」
紬「レッドゾーン突入?」
唯「赤ペン先生はギリ大丈夫だったんだけど」
ピラッ
律「32点!だっせえええええええええええええええええ」
唯「やあん!大きい声で言わないで」
律「悪い悪い、私のも見せてやるから」
ピラッ
唯「54点・・・りっちゃんだってそんなに良くないじゃん!」
律「半分取れれば上等ですー」
澪「いや上等じゃないだろ」
唯「澪ちゃんとムギちゃんはどうだったの?」
澪「私か?ほら」ピラッ
紬「はい」ピラッ
唯「うわ…」
律「私と唯の点数合わせても勝てない・・・」
唯「なんでそんなに頭いいの!」
澪「頭いいっていうか、授業聞いてノートとって予習復習してれば
大体このくらいとれるだろ」
律「聞きました?余裕かましちゃって…」
唯「やーねぇ」
紬「ねー」
澪「ムギはこっちだろ」
紬「あうう」
和「軽音部みんなで集まって、テストの話?」
唯「和ちゃん」
幼稚園に通う時期から今のいままでずっと親友を続ける
真鍋和ちゃんです
なんと生徒会長を務めているのだから驚きです
律「和はテスト何点だった?」
和「んー?はい」
ピラッ
唯「63点」
律「あはは私とそんな変わんないな」
和「いいのよ、こんなの半分も取れれば十分じゃない」
紬「和ちゃんりっちゃんと同じこと言ったー」
澪「生徒会長・・・」
こんなこと言うのは良くありませんが
和ちゃんは確かに生徒会長です
しかしそんなに頭がいいと言う訳ではありません
いえ、生徒会長だから頭もいいというのは私の勝手な独断なのですが
一般的にはそうなんじゃないでしょうか
和「澪、この公式の解き方教えて欲しいのだけれど」
澪「ああそれは」
和ちゃんは分からなかったところや間違った問題は
必ず自分が納得いくまで挑戦します
澪「ってなるんだ」
和「なるほど…ありがとう澪、助かったわ」
澪「いやいや」ニコッ
和ちゃんはお礼を言って微笑みます
澪ちゃんも嬉しそうに笑顔になります
先生「真鍋、解いてみろ」
和「y=152です」
先生「残念、y=3だ」
和「おしい」
和「"ブレークファースト"ってスペルどう書くんだっけ?」
唯「こうだよ」
澪「違うこうだ」
私も人のことはいえません
瀧エリ「和っ」トス
和「ファイア!」レシーブ
ダァン
わーわー
和ちゃんはどちらかというと運動の方が得意です
昔から憂も入れた三人で缶蹴りや鬼ごっこをしていたものでした
小学生低学年のときの縄跳び運動で一番初めに二重跳びができるように
なったのも和ちゃんだった気がします
そのうち妹の憂でさえ出来る歳になったのに私は結局小学校を卒業するまでに
会得することはできませんでした
今なら出来ますよ?そりゃあ高校生ですもん出来ますって・・・・多分
律「唯来るぞ!」
唯「えっ」
ダァン
唯「へぶっ」ドタッ
律「唯!大丈夫か」
唯「いたた・・・」
信代「ごめん!当てるつもりはなかったんだけど」タッタッタ
和「起きられる?」
唯「平気だよ、どこも痛くない
タラー
唯「あ」
瀧エリ「鼻血」
澪「貧血」スー
紬「キャッチ、澪ちゃんはこっち来てようね」ズルズル
和「だれかティッシュ持ってないかしら」
信代「ええと・・・」
瀧エリ「誰かティッシュ持ってないかってー」
スッ
いちご「・・・ティッシュ」
和「使っていいの?」
いちご「うん」
和「ありがとういちご」
唯「いちごちゃんありがとー」ふがふが
和「動かないで唯」
唯「うあい」
瀧エリ「苺がプリントされた香りつきティッシュ・・・」
律「ぶふっwwwww」
いちご「・・・・」ギリギリギリギリ
律「いいいいいちごしゃんやだなあ冗談ですって」ガクガク
信代「ホントごめんな唯」
唯「いいっていいってー」
信代「・・・」
ドサッ
律「こひゅーこひゅー」
いちご「・・・食べてもおいしいのよ」
和「そうなの?私いっちゃおうかしら」
唯「え、和ちゃん」
パクッ
もぐもぐモグモグ
いちご「・・・・冗談だったんだけど」
和「オエーのAA」
クラス「あはははははは」
唯「和ちゃんってば、普通やらないよー」あははは
いちご「クスッ」
和「よし、じゃあチーム替えしてもう1ゲームしましょ」
クラス「おー」
和「エリ、いちご、一緒に暴れましょ」
瀧エリ「がってん!」
いちご「御意」
唯「信代ちゃーん」タッタッタ
信代「?」
>>186この間書いたのなんか7レスしか付かなかった
唯「チーム組もうよ!」
信代「えっ・・・でも」
唯「あんなレシーブ打てるなんて凄いね!
信代ちゃんがいてくれれば百人力だよ!」
唯「ねっ?」
信代「・・・・うん!」
律「こひゅーこひゅー」
紬「よいしょよいしょ」ズルズル
和ちゃん、クラスのみんなありがとう
~
和「というわけで三年二組はロミオとジュリエットのお芝居を
することに決まりました」
クラス「わいわいわいわい」
澪「私がロミオ・・・私が」ブツブツ
和ちゃんはクラス委員長でもあります
こういった議論を行うときは進んで司会を務め、
話を進行させてくれます
和「セットを作る係になってる人は放課後残って期間内に完成させるように」
和「30分くらいでいいわ、部活に支障は出ないようにするから」
=放課後=
わいわい
わいわい
唯「がんばってるね和ちゃん」
和「唯」
唯「台本だってまだ出来てないのに、今日からじゃなくても」
和「こういう裏方の作業はゆっくりでも早めに始めないとね」
唯「しっかりしてるね、さすがは生徒会長だよ」
和「もう」
和「唯は演出する側なんだから残らなくていいのよ?」
唯「木Gだよ!」
和「はいはい」
唯「じゃあね和ちゃん部室行ってくるよ」
和「うんまたね」
和ちゃんは今回の出し物でも幹事を務めてくれました
それはみんなが和ちゃんを信頼しているからです
和ちゃんにはリーダーシップというか
そういったカリスマ性があるのでしょう
なぜだか私まで嬉しくなってしまいます
唯「~♪」
女子1「早く帰りたいなあ」
女子2「なんでこんな面倒くさいことやらせるのかしら」
だからといってみんながみんな和ちゃんを
好いてくれているわけではありません
ホワイトベリーが夏祭りを我が物みたいに歌うのは許せない
決して嫌いという訳じゃないと思いますが良く思っていない
人は必ずやいるでしょう
女子1「大体なんで真鍋さんって生徒会長なの?」
女子2「頭だってそんなに良くないよね」
唯「むっ」
支持率100%なんて数値この世には存在しないのです
唯「ねえ--
和「あなたたち」
女子1.2「!」
和「どう?捗ってる?」
和「分からないところがあったら遠慮なく聞いてね」
女子1「あ…これ終わったから」
女子2「こっちも」
和「嘘!?もう完成したの?早いわね」
和「助かるわ女子1、2」
女子2「う、うん」
女子1「別に・・・」
和「今日はもう大丈夫よ、お疲れ様」
女子1.2「・・・・・」
和「ばいばい、また明日」
ですが、和ちゃんの場合
和「あともう少しでいいから頑張って」
クラス「「「ブヒぃ!!!」」」
女子1「ねえ」
和「あら?」
女子1「その・・・なにか手伝うよ」
女子2「どうせ帰宅部だし暇だから」
限りなく100%に近いんだと思います
~
=部室=
ピーヒャラピーヒャラ
ジャカジャン
律「今のはきれいに決まったんじゃないか?」
澪「ああ、ほぼ完璧だ」
梓「ステージでもこの調子で頑張りましょう!」
唯「ふひい疲れた」
紬「唯ちゃん頑張ったもんね、そろそろお茶にしましょう」
唯「うわーい!!!」
梓「うるさっ!」キーン
律「はあ~」
唯「私たちはこのひと時にために生きてたんだね~」
紬「紅茶のおかわりいかが?」
梓「あ、お願いします」
ガチャ
和「失礼するわね」
律「おーう和どうした」
和「講堂の使用許可書」
律「!」
澪「おい!また出し忘れてるんじゃないだろうな」
律「え、ええ?ちょっとまって」ガサガサ
和「期限今日までなんだけど」
律「うわわわわわ」ガサガサ
澪「探せ探せ」あたふた
梓「机の中とか」あたふた
紬「あたふたあたふた!」
澪「ムギ!」
紬「あうぅ」
和「私か渡し忘れてたんだけどね」
律「おい」
~
律「えーと曲順が
澪「最初にごはんはおかずで
和「あんまり急がなくていいわよ、今日までっていっても
私が直接持って言ってあげるから」
律「サンキュ」
紬「和ちゃん、紅茶飲まない?」
和「いただくわ」
紬「はーい」
唯「今日はもう作業終わったの?」
和「うん、みんな頑張ってくれるから予定より早く終わりそうよ」
紬「和ちゃんどーぞ」カチャ
和「ありがとうムギ」ニコッ
唯「砂糖いるよね」
和「うん」
ボチャン
ボチャン
ボチャン
紬(三つ)
梓「和先輩って無糖のイメージがありました」
和「脳が糖分を欲してるのよ」
唯「こうみえて和ちゃんは甘党なのです」
和「てかあんた達お茶飲んでていいの?練習は」
梓「さ、さっきまではしてたんですよ、丁度和先輩が来たとき
休憩してただけで」
和「ふうん」
ズズッ
和「あー」
紬「お口にあうかしら」
和「とってもおいしいわ」
和「確かにこれなら毎日でもいいわね」
唯「でしょ」
律「和、書けたぞ」
和「ん」
澪「間に合ってよかった」
和「ふう」
和「もう少しゆっくりしてていいかしら」
紬「ええ」
唯「和ちゃん疲れてる?」
和「疲れてるわけじゃないけど、気分転換っていうか
リフレッシュしたいかな」
和「温泉に浸かってカニ食べまくれるツアーにでも行きたいわ」
律「あはは何だそれ」
唯「じゃあさ」
唯「今度の休みの日一緒に遊ぼうよ」
唯「服見に行ったりお昼にご飯食べたり」
律「いいなー私も遊びたい」
唯「ダメっこれはデートなんだから」
唯「ね?和ちゃんいいでしょ」
和「うーん・・・」
私はそんな和ちゃんが大好きです
---63点和ちゃん
唯「おしまいだよ」梓「はい!!」
梓「あ、あれ?」
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