1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 00:48:12.21 usz69GKq0 1/23

「男、俺…女に告白するわ」

「え!?」

「決めてたんだ…夏休みまでに告白しようってさ」

「あ、ああ!いいんじゃないか、うん!」

「もしOKもらったとしても恨まないでくれるか?」

「あ、あたりまえだろ!」

「女とラブラブしたプリクラ送ってもいいか?」

「い、いいぜ!」

「女とセックスしてる動画とかも送ったりしてもいいか?」

「も、もちろん!頑張れよ友!」

「ありがとう男…お前、最高にいい友達だよ」

元スレ
女「男くんのことが好き」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342280892/

6 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 00:52:12.78 usz69GKq0 2/23

「じゃあ、さっそく告白するわ」ピッ

「おい!携帯で告白する気かよ!」

「ああ」

「いや…そういうのは面と向かっていった方がいいんじゃないかな」

「何時代生まれだよお前…今は携帯かメールで告る時代だぜ?」

「いや…でもやめといた方が」

「なんだよお前…やっぱ俺と女がくっつくの嫌なんだろ、おい」

「いや、そういうわけじゃ…」

「俺のやり方にいちいちケチつけんなよ」

「あ、ああ…すまん」

8 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:02:33.34 usz69GKq0 3/23

「んじゃかけるぜー」

prrrrr

「あ、ちょっとごめん電話」ピッ

『もしもし?男くん?…あの、今大丈夫かな?』

「え!?」

「あー?つながんねーぞ 話し中かあいつ」

『今男くんの家の前にいるんだけど…』

「あ、そ、そうなんだ!わかった!」

「だめだやっぱつながんねー
   まーいいや、夜にまたかけよ」

11 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:07:44.61 usz69GKq0 4/23

男宅

「おまたせー」スタタッ

「男くんっ!」

ぎゅぅ!!

「ちゅっ!」

「んむっ ぷはっおい女まずいって
   友が近くにいるかもしれないだろ?」

「大丈夫!ねえ、そんなことより早くエッチしようよう男くん…」

「まいったなー 実はさ…かくがくしかじか」

「え?友くんが? うっそやだ…気持ち悪いよう男くーん…」ぎゅぅ

「うーん…」

13 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:14:20.04 usz69GKq0 5/23

「とりあえず断るだけ断ったら?」

「むぅ~ めんどくさいよう男くーん」ぎゅぅ

「夜にかけるっていってたからさ」

「んー わかった!どんな風に断ればいいのかなー?」

「そうだなー…うーん」

「男くんと付き合ってるから無理っていおうかな?」

「だ、だめだよそれじゃ!
   それじゃ俺と友の仲が崩壊するだろう?」

「うーん…じゃあ他に好きな人がいるは?」

「んー 普通に断ったら何で無理なのか聞きそうだしな友の奴…」

「じゃあそれで決まり!はい、もうこの話おしまーい!早くエッチしよ!」

「はいはい」

15 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:18:21.94 usz69GKq0 6/23

翌日

「友ー うぃーす」

「よっ!」

「友、どうだった?女に告白した?」

「ああ……」

「で、どうだったの?」

「あのよー…」

「うんうん」

「OKもらっちまったよ」

「そうかー」

「おう」

「……は?」

「ん?」

18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:22:53.90 usz69GKq0 7/23

「え?OKもらったの?」

「おう」

「え?ん?」

「なんだよどしたよ?」

「いや、だって俺女と…」

「ん?」

「い、いや…よ、よかったなー友!」

「ああ、またプリクラ撮ったら送るわ!
  あー あとアヘ顔になった女の写メもついでに!」

「オッケー!」

「(なんだ?…あれ?どうしてこうなった?)」

21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:29:04.27 usz69GKq0 8/23



「男くーん!」スタタッ ぎゅぅぅ!

「お、おう…女」

「どうしたの?こんな所に呼び出して?
   まさかこんな所でエッチしたくなったんじゃあ…うふふ、男くんのえっち~」

「い、いや…あ、あのさー女」

「なーに男くん?」

「き、昨日さー…友から告白された?」

「うん!あれだねー友くんって告白してくるまで話が長いねー」

「そ、それで…その…ど、どうした?」

「? どうしたって?」

「な、なんて答えた?」

「好きな人がいるからってちゃんと伝えたよ?
   そしたら納得して渋々電話きったんだけど」

「は?…あれ?…なにこれ」

「? どうかしたのー?」

28 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:45:15.20 usz69GKq0 9/23

「いや…あのさー」

「うんうん」

「………いや、やっぱいい」

「えー!気になるよう!」

「本当になんでもないから…ごめんな急に呼び出して」

「ううん!男くんからの呼び出しだったらどこへだっていくよー!」ぎゅぅ

「ははは」

30 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:53:42.95 usz69GKq0 10/23

「なあ、友」

「んー?」

「お、女のことなんだけどさー」

「なんだよ、やっぱお前俺が女とくっついたのが悔しいんだろ?」

「いや…そんな」

「でもわかるぜその気持ち…俺達、ずっと一緒だったもんな」

「…」

「で、なに?」

「あ、あの…告白する前に何の話したの?」

「は?なんだそりゃ?」

「何の話したっていうか…何分くらい話した?」

36 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 01:59:44.34 usz69GKq0 11/23

「なんだそりゃ?そn」

「そんなこと一々覚えてないっていうなら思い出して」

「なんだお前?w 何でそんなこと気にしてんだ?」

「い、いや…告白に成功するくらいの前フリだったんだから
   一体どんな会話だったんだろうと…気になって…うん…」

「どんな会話って言われてもただ世間話しただけだが」

「その世間話は何分くらい話したの?」

「しらねーよ!時間なんて気にしてなかったよ!!」

45 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:09:49.41 usz69GKq0 12/23

「(なんだ?…どうなってんだ?)」

「お、女ー!」

「あ、男くーん!」

「い、一緒に帰ろう」

「え?友くんと帰るんじゃないの?」

「いや、たまには女と一緒にって思って…」

「うーん…男くん、いっつも友くんと帰るから友達と帰る約束しちゃった」

「そ、そっか! ならいいんだよ、うん」

「ごめんね?」

49 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:16:46.71 usz69GKq0 13/23

「友ー 帰ろう」

「はー? お前…ったく」

「え?」

「せっかく女と帰ろうと思ってたのによー…いいよ、一緒に帰ろう」

「え?…え?」

「(やっぱり女が言ってた友達っていうのは…友のことだったのか!?)」

「(いや…でもこいつ一緒に帰ってくれるって言ってくれた)」

「帰るぞ男」

「れ、連絡とかしたほうが…」

「いいよ別にそんなのしなくても
   あいつのことだから一緒に帰るの忘れてたんだ、って思うから」

「(友… 嘘なら嘘っていってくれ…
   お前の性格からして本当にそう思われてそうなんだよ……)」

50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:21:14.21 usz69GKq0 14/23

男宅

「…はあ……」

「………はああー…」

「…」ピッピッ

「女、今なにしてる?」送信

「…」ごろん

2時間後

「…んー うたたねしちゃった…」ピッ

「…え? …なんでメールの返事きてないの?…」

53 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:26:51.65 usz69GKq0 15/23

「いつも送ったら1分以内に返ってくるのに…」

「まさか…」

妄想中

「…おいおい…えー… ………ええーー…」

「いかん …電話するのすら怖くなってきた…」

「電話して出たとしても…
   バックからガンガン友に突かれてる女と喋るなんて…できない」

「そんで友のことだから
   もう暴露しちゃっていいよーとか女の耳元で囁いて…そんで…」

「はああー…気分悪くなってきた…」

54 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:34:22.46 usz69GKq0 16/23

「…! そうだ…友に電話してみよう」ピッ

prrrrrrr

『うぃー』

「よ、よう 友」

『なんだー?』

「今なにしてる?」

『今女んち』

「へ、へえ…あ、あのさあ…ちょ、ちょっとかわってよ」

『無理、今フロ入ってる 何か用か?』

「い、いや…特には」

『じゃあ切るぞ?俺も今から一緒にフロに入るから じゃ』

プープー

「…友と一緒にいたからメールの返事がなかったんだ…
   フロに入る間に携帯とか見た筈なのに…返さなかったんだ…う、うう」

56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:43:08.44 usz69GKq0 17/23

10分後

「はあ…… はあ…」

prrrrr

「!?…女!?」ピッ

『もしもし!?男くん!?ごめんね!!メールの返事かえせなくて!!』

「い、いや…」

『バイト先に携帯置きっ放しだったの!ごめんねごめんね!!』

「う、うん…」

『ぐすっ…ごめんなさい男くーん…ぐすっごめんねぇ…ひっく』

「な、泣くことないだろ…気にしてないから」

『だってだって…男くんに嫌われたら私…うう~…ひっく』

「…大丈夫 嫌いになんてなってないよ」

『ほんと?ほんとにほんと? じゃあ愛してるっていって』

「愛してるよ女」

57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 02:51:11.25 usz69GKq0 18/23

「女、ひとつ聞きたいんだけど…いい?」

「うん!なんでも聞いて!」

「友から告白される前にさー…話が長いって言ってただろ?
   何の話したのかなーとか思っちゃってさ…」

「話? うーん…適当に聞き流してたから覚えてないよう」

「…」

「だって友くんの話なんかまったく興味ないもん
   やっぱりあれだねー DQNの会話ってほんとつまんないよね!」

「(なんでこいつ…友と浮気してるくせに
   こんなボロクソに言えるんだ? 俺が友に話さないと思ってるのか?)」

60 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 03:02:01.50 usz69GKq0 19/23

「あとさーもう一個聞きたいことがあるんだけど…」

「うん!」

「誰と帰る約束してたの?」

「え?私といつも一緒にいる女の子たちだよ?」

「…ほんとか?」

「ほんとだよ!え?どうしたの男くん…?」

「いや…その…友が、さ…」

「友くん?」

「い、い…いっしょに…い… い… ……いや、なんでもない」

61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 03:17:40.05 usz69GKq0 20/23

打ち切り

「お前…友と付き合ってるんじゃないのか?」

「え!?なに言ってるの男くん!?」

「友がさ…お前と付き合ってるっていってたから」

「信じられない…友くん許せない!!!」

「え?」

「明日一緒に友くんと話そう!? ね!?」

「あ、ああ…」

ピッ

「(…あんな怒った女の声、初めて聞いた…
   やっぱり友のデマだったんだ…これで安心して眠れるぞーい ほほーい!)」



「…付き合ってるっていっちゃだめって、いったのに///」

「わりっ」

おしまい

62 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 03:21:00.61 fxr9nJ3f0 21/23

打ち切りは残念だが途中はNTRの心理をよく分かっているじゃないか

63 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 03:25:58.26 usz69GKq0 22/23

打ち切り=眠気の限界でございます
>>62
ありがとうです
でもNTRにする気はこれっぽちもありやせんでした
おつです

65 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/07/15 03:36:35.70 fxr9nJ3f0 23/23

>>63
いや、NTRを想像してる男の心理のことだ

記事をツイートする 記事をはてブする